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ホテルオークラ福岡
立地)博多リバレインの1つの施設。地下鉄空港線「中洲川端」駅から直結している。
ビジネス街の天神にも、歓楽街中州にも中心までは徒歩10分圏内。
部屋) ダブルルームの場合
こじんまりしたダブルルームだが、機能的。予約時にお願いした蕎麦殻枕、毛布のベッドメー
キングは出来ていた。当初は毛布2枚とお願いしたのだが「当ホテルの毛布は厚手ですので、
1枚で十分かと思いますが」とご丁寧にメールを頂いた。結果的にはそれが正解であった。部
屋に入って一番目を引くのは、書き物デスクの上にドンと鎮座する電話&ファックス。しかも、
使い方を記した内容のファックスが来ていた。これなら誰でも気がつく。浴衣は平凡な柄。着
なかったので着心地はわからない。枕元の読書灯がスポットライトそのままで面白い。ここの
ホテルの部屋コンセプトは「シンプリシティとエレガンス」だそうだが、ダブルではシンプリ
シティだけということになろうか。
眺望)客室は6階から13階に当るペントハウスまでの8フロア。12階からの夕暮れ眺めは、
とても良かった。眼下に福岡川、夕陽の方向には、福岡ドームも小さく見える。天神、中洲の
ネオンが明るくなって来た。
この道を真っ直ぐ進むと天神 福岡川
浴室)タオル3種は2枚ずつ。タオルは厚手。バスタブは、くもりガラスの引き戸がシャワー
カーテンの役割をして仕切られている。洗濯ロープ有り。ウォッシュトイレ。アメニティ(固
形石鹸、シャンプー、リンス、歯ブラシ各1、シャワーキャップ、くし、レザー)。ビニール製
のポシェットの中にはベルガモの香りの入浴剤、髪留め輪ゴム、ブラシ、コットンセットが入
っていた。バスローブは無い。清潔、機能重視で可愛いとかお洒落というものは求めていない。
飲み物)冷蔵庫の飲み物は、必要そうと思われるものはあるとはいえ「わぁ〜たくさんあるぅ」
という感じはしない。ティーバックは緑茶とほうじ茶、紅茶が各2袋。ティー茶碗に蓋つき。
どこのホテルも、和ものと洋ものの飲み物の茶碗には頭を悩ませたようだ。棚にコーヒーが2
つ入っていた。ポットのお湯は沸いていなかった。アイスペールはあるが、氷はセルフサービ
ス。ウィスキーのミニチュアボトルが8本、常温である。
収納)クローゼットが極端に浅い。よくこんな奥行きの無いところに作ったね、と感心した。
1泊で2、3枚洋服を掛けるのには不自由はしないが。書き物デスクのテレビ下の引き出しが
収納スペース。ナイトテーブルの棚が金庫になっている。それに気がつく人は少ないと思うが。
こんなに奥行きの無いクローゼットも珍しい スリッパは立ててある ベッド脇の金庫
ルームサービス)24時間サービス
レストラン)
○「山里」の朝食の場合
2階にある「山里」の朝食サ―ビスは午前7時から。ご飯と玄米粥から選ぶ。紫蘇の香りのす
るお茶が運ばれて来て、二日酔いの胃や頭に心地よく沁みていく。味噌汁は、玄米を微粒子状
にしたものを混ぜ合わせているとかで、トロリとする。玄米粥にしても、この味噌汁にしても
健康に留意しているようだ。オカズは南瓜・里芋・湯葉・生麩の炊き合わせ、茶碗蒸し、鯵の
干物とオカメ豆、辛子明太おろし、くらげ酢、漬物。常備菜は、昆布の佃煮、梅干、ちりめん
山椒。フルーツのような味わいの梅干は何個も食べたいほどうまい。コーヒーも注文すれば出
して貰える。和朝食は2200円、コーヒー500円。仲居さんの親切さが、朝ご飯の世話をしてく
れる母のようで嬉しい。朝食は午前10時まで。昼と夜は、天麩羅、懐石などの和食となる。
茶室の瑞松庵もある。
○
「桃花林」の昼食の場合
広東料理で有名な中華レストラン「桃花林」は地下1階にある。個室3室もあって、122席の
大きな店だ。午前11時半から昼食サービスが始まり、午後1時から4時までは飲茶タイムで
もある。夜はお高い店だが、昼は、麺類、定食ともに1200円からと手軽だ。この日は、2人で
ゆっくり昼食ということで、アラカルトから何品か注文した。酸辣スープ、揚げワンタン、蟹
とレタスの炒飯、マンゴプリン、コーヒーである。揚げワンタンは、真っ赤な特製のソースに
つけて食べる。酸辣スープは辛くない。炒飯にもスープがついて来たから2種類のスープを飲
むことになった。特筆すべきは、マンゴプリンの美味しさ。これを食べるためにも、もう一度
行きたいと思ったほどだ。昨今の中華デザートの発展は目覚しい。
この他にもレストランは多彩。
1階:カフェテラス「カメリア」、コンチネンタルレストラン、コンチネンタルバー
2階:鉄板焼「さざんか」
地下1階:地ビールレストラン、寿司「葵」、カラオケレストラン「シルクロード」
今回、1階のコンチネンタルバーにも行った。数人いたのでソファ席に座ったが、1人でカウ
ンターに座って飲むのも良いかもしれない。カクテルは800円からと手頃。3年前オープンし
て間もない頃、地下のカラオケレストランに行ったこともある。広い部屋の感度の良いマイク
で気持ち良く歌った記憶がある。
ヘルスクラブ)
6階のヘルスクラブに行く。オープンは午前10時からと遅めだ。宿泊しているビジネスマン
にはもっと早い時間に開いていると良いのだけど。利用者は、会員と宿泊者に限られる。宿泊
者は、プール&サウナで3千円、これにジムを使うと5千円となる。お天気の良い日で、フロン
トでチェックインすると、ロッカールームに続く廊下に燦燦と日が当っていた。プールは、20
メートル×3コースの温水。水深は1.1メートルだから歩くには良い。常に監視員がいる。プー
ルの横には小さめのジャグジー。隣のジムとは透明ガラスで仕切られているだけだから、お互
いに運動している様子が見えることになる。入り口の反対側から広々としたサンデッキに出る
ことが出来る。板張りのデッキに寝椅子やテーブルが配置され、その前には8の字にデザイン
された100メートルのジョギングコース。左手には、チャペルがある。デッキの向こう側には、
アジア美術館の大きな建物が見える。
風呂、ドレッシングルーム、リラクゼーションルームは、いずれも小さめ。風呂場の奥にサウ
ナがある。脱衣場の籠に冷水が用意されていた。サウナと言えば裸で入るものと思っていたが
(実はサウナは入ったことがほとんど無いのだ)、サウナ用のガウンとサウナパンツが用意され
ていた。もちろんバスローブもある。
ロビー)
チェックイン&アウトタイム) 午後1時 午後12時
料金)
シングル:1万7千円から ツイン:2万6千円から
ホテルオークラ福岡のウエッブから予約すると安くなる。
http://www.fuk.hotelokura.co.jp
一休サイトからの申し込みも、シングルなら1万3千円になる。
所在地&連絡先)
ホテルオークラ福岡 〒812-0027 福岡市博多区下川端町3-2
客室予約:0120-096-290 電話:092-262-1111 ファックス:092-262-7701
夢子の一言)
何と言ってもホテルオークラ。派手さや目新しさは無いが、オークラならではの安心感やサービス
の安定感を味わえる。東京のオークラの敷居が高いとおっしゃる向きにはどうぞこちらへ。