夢子のホテル大好きシリーズ
ザ・ペニンシュラ香港(半島酒店)
7度目の香港で憧れのホテルに
初めて香港を訪れたのは昭和51年だっただろうか。香港島のどこかのホテルに泊まったのだ
が、海外旅行も3度目で、初めてのアジア大陸に興奮していたせいか、ホテルの名前も場所も
全く覚えていない。あの頃の年齢や財政状態を考えればかなりお安いホテルだったのではない
か、と推測するばかりだ。しかし、2度目、3度目と回数を重ねる度にちょっとずつホテルが上等
になり、前回はアイランド・シャングリラ香港に滞在した。となれば、残るはあの「ザ・ペ
ラ」だ。上海蟹のメスを食べるために香港に行こう!と思った日に、ホテルもペニン
うと決めた。
98年7月にオープンした新香港国際空港(チェクラップコク空港)には初めて降り立った。
明るく広々とした空港だが、香港中心からはエラク遠い。以前の空港は街のど真ん中にあった
から遠く感じるのだろう。成田よりはずっと近いけど。ペニンシュラのカウンターもあって、
希望すれば、ヘリコプター(!)やロールスロイスでホテルに送って貰うことも出来る(もちろん
有料でしょう)が、迎えてくれた香港に住む友人の車でホテルに向かう。世界一だか東洋一だ
か長い吊り橋を渡り、30分走ると懐かしい香港の中心街が見えて来た。ペニンシュラは、香港
島を望む九龍半島の先端に立っている。地下鉄の尖沙咀・チムサーチョイ駅や香港島に渡るス
ターフェリー乗り場にも近く交通至便。ホテルは、外観もロビーも、すっかりクリスマスの飾
り付けが施されて華やかな雰囲気だ。ロビーに入ると両端のテーブルで、ホテルの名物になっ
ているアフタヌーンティーを大勢の客が楽しんでいた。チェックインの手続きをした女性が、
そのまま部屋に案内してくれる。28階建てのタワー棟18階。廊下に敷かれた絨毯がぶ厚く、
歩く度に沈む感じだ。うーん、豪華。1805号室。眺めより実を取ろうということで、オーシャ
ンビューはやめて、カオルーンビューの部屋にした。正価では3000香港ドルらしいが、香港に
住む友人に頼んでちょっと安い料金で4泊する予定である。
機能的にしてラグジュアリーな部屋
部屋は入り口から入って右側クローゼットと左側バスルーム部分、寝室部分が扉で仕切られ
ている。寝室は、全体が白のイメージ。壁もベッドカバー、ソファ、絨毯も白である。清潔感
溢れる白い世界に、スタンド、絵画、クッションなどにさり気無くオリエンタルを感じさせる
ものがアクセントとなっている。正面の窓からは、真裏に建つザ・カオルーンホテルの外壁の
ギザギザや尖沙咀・チムサーチョイの街が眺められる。窓の右側にはデスクがあり、毎日数紙
届けられる新聞が置かれ、左側にはファックス機、電話帳などが備えられて、ここだけはビジ
ネスするぞ!のコーナーだ。仕事なんかキライなのに、何故かここが気に入ってしまい、部屋
にいる時はたいがいこのデスクの前に座っていた。夜座っていると、ジジジという音と共に実
際ファックスが送られて来た。パリッと紙を切ってイカにも国際ビジネスウーマンのようにフ
ァックスを読む。実は明日の食事打ち合わせ内容なのだが、フムフムと難しそうな顔をしてメ
モなぞを書き込む。こういう機能を備えているということは、私のような食べるだけに来てい
る客もいるだろうが、ビジネスのために宿泊するエグゼクティブが多いのだろうなぁ。
デスクの前には大きな箱があり、その上には朱色も鮮やかな中国陶器の壷が2つライトア
ップされている。この箱には実はギッシリと嬉しいことが詰まっているのだ。一番上の扉を開く
とテレビがある。テレビの下にCDとDVD機。そしてCDが2枚ある。おっ!私も一時よく
聞いていたトレイシー・チャップマンのアルバムがあるではないか。最近高級ホテルにはCD
とDVD、あるいはMD機を備えている所が多いから、自分の好きなソフトを持って行くと更
に楽しめる。一番下段は冷蔵庫。シャンパンも含めて品揃えも多いが、エビアンでも50香港ド
ル(約800円 1香港ドル16円換算)もするので、気軽には飲まない。真ん中の扉の向こうに
は、マカダミアンナッツ等のおつまみや赤ワイン、スコッチウィスキー、そしてアイスペール
がある。アイスペールには、1日2回のサービスで常に氷が入っていて嬉しい。扉の裏側には、
形の違うグラスが3個づつ備えられているが、扉を開ける度にガチャガチャと揺れるのが危な
っかしい。冷たい飲み物は豊富だが、何故かお茶のセットが無い。数年前までイギリス統治だ
ったのだから紅茶のセットとポットがあっても良いと思うのだが。中国に返還されたのなら、
中国茶のセットがあっても良いのになぁ。温かい飲みものが恋しいこともある。帰国してから、
チェックイン後には、全室にポットサービスのウェルカムティーが配られるというパンフレッ
トを見た。どうして私達の部屋には無かったのだろう・・・。
このボックスの横、つまり部屋を入ってすぐ右側には、衣装ダンスと鏡。たっぷりとした3
段のタンスで滞在中、私が使用した。
入り口から入った右側は収納コーナー。手前の上段はスーツケース置き場で下段はたっぷり
入る引き出しが2段ある。今回の旅の相棒M嬢はこちらを使用した。上段のスーツケース置き
場には、花柄のプリント生地が張ってあるが、色合いといい、柄といい、このホテルのセンス
には合わない。この棚の奥がクローゼット。ハンガーが20個もあるから相当のドレスやコー
トを持って来てもOKだ。長い傘が2本用意されている。スリッパは、使い捨て用の白いパイル
地で特徴は無い。左側に、靴を何足も持参した客用に靴のケースがある。その奥はエルセーフ
(金庫)になっていて、6桁の数字を覚えさせる。M嬢と2人で使うので、絶対間違えない6
桁をと頭をひねった結果、会社の電話番号、上6桁にすることにした。靴ベらが、皮製で贅沢
という気もするが、滑りが悪くて使いづらい。このコーナーで一番ウケタのは、外側の廊下か
ら通じている箱。夜靴を入れて、床のボタンを押して閉めると、朝新聞と共に、ピッカピカに
磨かれた靴が鎮座ましますという魔法のような箱なのだ。しかも、靴磨き料は無料である。フ
ォーシーズンズホテルなど一流ホテルではこうした無料靴磨きサービスはあるのだが、部屋の
外に並べて置くとか、袋に入れてドアノブに下げるという方法が一般的。箱に入れてボタンを
押すというところに、魔法がかった遊び心があって面白い。無料とはいえ、深夜磨いて下さる
方に感謝して靴の中にはチップは入れた。ちゃんと受け取って貰ったようだ。
バスルームも素晴らしい。正面がバスタブ、右側手前にシャワーブース、左手前はトイレで
ある。シャワーブースは、固定シャワーだけだと、狭い密室で湯が適温になるまで逃げ場が無
くてキライなのだが、ここは固定にプラスしてハンドシャワーもあるのが良い。トイレはここ
もウォッシュトイレではない。バリ島のリッツカールトンホテルでもそうだったが、どうもウ
ォッシュトイレは、今のところ日本だけの普及のようだ。左右それぞれにシンクがあって、ツ
インの2人が同時に洗面をすることも出来る。宿泊客1人に1箱ティファニー特製の石鹸のプ
レゼントが置いてある。一方のシンクには固定のドライヤー。ハンドドライヤーも別に装備。
アメニティグッズは、全部の針に糸を通してあるソーイングセット、レザー、爪やすり、シャ
ワーキャップ、洗濯粉石鹸、ボディローション、シャンプー、コンディショナー、バスフォー
ム、固形石鹸。シャンプー類は、器も大きく、使ってとても良い品であることを実感する。バ
スタオルとバスローブは、いずれも大きくてぶ厚い生地で気持ちが良い。タオル生地で覆った
椅子と体重計もある。バスタブは大きく手足を伸び伸び出来るが、起き上がる時、サイドのバ
ーをつかみ損なうと一瞬顔が沈む。背の高い人には心配無用だが。正面には、ソニー製のテレ
ビモニターが付いていて、テレビもDVDも見ることが出来る。食べ疲れて夜部屋に帰ってくる
と、私はナイトキャップと称して酒を飲み続ける。一方M嬢は、酒を飲まない代わりに、お風
呂が大好き。NHKの衛星放送をスコッチをチビチビやりながら見ていると、関東地方では12月
に珍しく大雪が降ったというニュースが流れた。風呂から上って来たM嬢に雪のニュースを伝
えようと思ったら、彼女は全部知っている。そうか、バスタブに浸かりながら、同じ放送を見
ていたのだった。
ペニンシュラホテルの心ニクイサービス
ホテルに泊まる時、私が注目するのはハウスキーピング・サービスである。何となくホテル
の心に触れるような気がするから。ペニンシュラのハウスキーピングスタッフのサービスは、
素晴らしいものであった。ベッドメーキングに加え、夕方にはターンダウンサービスがある。
2つのベッドの間には、白い布が敷かれ、スリッパが揃えられる。ナイトライトを付けること
も忘れない。ベッド際のナイトテーブルには、ルームサービス朝食のオーダー表と共にミネラ
ルウォーターが1本づつ置かれる。こんなこともあった。寝る前に氷を入れたクエン酸を飲む
のだが、翌朝氷が溶けた黄色の液体が10CC位グラスの底に残っていた。当然ベッドメーキン
グサービス時に片付けられると思ったのだが、部屋に戻るとそのまま残してあるではないか。
フォーシーズンズホテル椿山荘でも同じ経験をしたことがあって、総支配人に伺ったところ、
「疑わしきは捨てない」のだそうだ。ミネラルウォーターの飲み残しがある場合も、お客が飲
むつもりなのか、捨てたのか判断に迷う時は捨てない。ハウスキーピングスタッフにとって、
それが正しい行動なのだそうだ。ふわふわ枕と羽毛蒲団が苦手な私は、2晩目から固い枕と毛布
2枚のベッドメーキングをお願いしたら、キチンとそうなっていた。
バスルームでは、シャワーブースからバスタブまでの床にバスマットが2、3枚敷かれる。シ
ャワーブースで髪を洗い、バスタブに移る時床が濡れない配慮である。ある日、プールから帰
って水着をタオルバーに結んで外出した。帰って来ると、アララ、水着はハンガーに掛けられ
て、キャップも洗濯バサミでキチンと留められているではないか。スタッフの見事な心配りを
感じると共に、ダラシナイとスタッフに見られて恥ずかしいなぁとも思うのであった。
このホテルならではの贅沢なサービスの1つに、毎日届けられるフルーツサービスがある。
ウェルカムフルーツサービスは、それほど変わってもいないが、チェックインした日のフルー
ツを食べずにそのままにしていたら、下げられてしまい、代わりに別のフルーツが届けられて
いた。食べても食べずとも、千疋屋で売られているような南国の高級なフルーツが毎日である。
それにフルーツの豆辞典のような栞も添えられている。フルーツギライではないが、皮を剥い
たりするのが面倒な2人は、バナナを1本づつ食べただけで、香港に移り住んだ友人宅の贅沢
なおやつになった。
ザ・ペニンシュラ・アカデミーと称して中国文化の体験学習プログラムもある。太極拳、書
道、中国茶、運命相談、風水、伝統的漢方薬などがあるんですってさ。受けたわけではないが、
料金が高いということを別にすれば、面白そうである。
素晴らしい眺めのスパ
オーシャンビューの部屋を取らなかった理由は、ペニンシュラ通の友人が「香港島の眺めは
スパで見れば良い。それで浮いたお金でもっと食べるべし」とのたもうたから。7階には、フェ
イシャル、ボディマッサージのクラランスビューティサロンと、ペニンシュラスパの受付があ
る。スポーツジムもここにあるようだ。部屋番号と名前を記入して、ロッカールームの鍵を貰
う。着替えた後は、螺旋階段を上って8階のプールへ。まぁ、素晴らしい景色だこと!広々と
したスィミングプールの右側は、大きく開け放たれて、香港島が一望できる。いつ出来たのか
手前に建物があるのが目障りではあるが、高層ビルを含む昼の香港島も夜景もそれは美しい。
プールの水は温水で温かい。長さはおよそ18メートルで、コースの仕切りは無い。水深150
センチもあって、とても泳ぎ易いのだが、水中ウォーキングするには深過ぎる。爪先立ちで、
思いっきり顔を上に向けても、下唇が水位とスレスレである。溺れそうだ。スペイン人らしき
カップルが、溺れそうで必死にモガク私の近くで、濃厚なラブシーンを延々と演じていて、M
嬢と共に思いっきり気分が悪くなった。そんなことするなら、部屋でヤレ!ってんだ。プール
の両端には、ジャグジーがあるが、穴が単純で水流が弱いので、快感はそれ程ない。大きく開
け放たれた窓近くには、幾つかのテーブルセットがあり、飲み物や朝食のサービスもやってい
る。入り口にリンゴが高く積まれていて、食べるのは自由のようだ。2日続けて会ったバイヤー
らしいおじさん2人は、毎日タダのリンゴをパクパクしていた。
泳ぎ疲れたら、螺旋階段を下りてサウナに行くも良し、ブルーのライトで照らされた風呂に
入るのも良い。サウナはウエットとドライの2室。シャワールームも3つあり、たっぷりと積
まれたバスローブに着替える。ドレッシングコーナー、リラクゼーションコーナーに加えて、
アロマの部屋もある。濡れた水着をどうしようかと思っているところに、スパのスタッフが。
指をグルグル回して「マシーンプリーズ」とお願いすると、しっかり水は絞られて、畳んだ水
着を返してくれた。こんなにステキなスパだが、何と無料なのである。太ッ腹だねぇ。
因みに隣のクラランスビューティサロンでは、エクストラモイスチャーフェイシャル(75分)、
ジェントルエクスフォリティングボディトリートメント(75分)は690香港ドル。纖體及排毒
身體護理・スリミング&デトクスィファイングボディトリートメントという魅力的なメニュー
もあるなぁ。今度来た時やって貰いたい。
未体験に終わった食の深さ
今回の滞在、というか旅の目的は「香港喰い倒し」である。たった4泊5日ではほんの一部
しか食べることが出来ないが、それでも出発1ヶ月前から香港食通数人とあそこが良いか、こ
こが良いかと議論を戦わせ、ほぼ全食の店を決め、予約も済ませて来た。その予定によれば、
ペニンシュラでの食事は、朝1回ないしは2回。このホテルのレストランはそもそも初めから
取り上げていなかったのだ。その理由は何故だったのか。私の友人の香港食通が、このホテル
で食事をしたことが無いのかもしれない。食べたことがあっても料金面で勧めなかったのかも
しれない。本当の理由は、今度食べてみるまではわからない。そんな訳で、アメリカンスタイ
ルの朝食を「ザ・ベランダ」で食べ、「ザ・バー」で酒を飲んだきりでホテルでの飲食は終わっ
た。美国式早餐というアメリカン・フレックファーストは、グレープフルーツジュース、オー
トミール、スクランブルエッグ、ソーセージ、全粒パントースト、チーズ各種、ジャム各種、
ポットコーヒーで218香港ドルだが、量が、特に炭水化物類の量が多すぎて、朝からお腹がい
っぱいになってしまう。M嬢が食べたエッグベネディクトもかなりの量で、彼女も私と同じく
らい太ったに違いない。街のお粥屋なら、この料金で5、6回は行けるし、太る心配もさほど無
いしな。「ザ・バー」は、メインバーのわりにこじんまりしている。スタッフが少ないせいか、
オーダーを取って貰うまで随分待たされた。M嬢の強い希望で、ロビーラウンジの「ザ・ロビ
ー」でアフタヌーンティーをしようと思っていたのだが、宿泊客でも予約は出来ない上、ギッ
シリ並べられたテーブルの横に毎日長蛇の列をなしている様子を見て諦めた。ペニンシュラの
アフタヌーンティーは、もっと優雅な雰囲気で楽しみたいと思っているから。午後2時から7
時まで、220香港ドルである。「ザ・ロビー」では午前7時から朝食のサービスもあるが、内容
は「ザ・ベランダ」と同じだ。
他のレストランは行かなかったから、名前だけ紹介しよう。伝統的スイス料理「Chesa」、パ
シフィック・リムの「Felix」、東洋一を誇るらしいフレンチレストラン「Gaddis」、日本料理「Imasa」、
広東料理の「SpringMoon」。「SpringMoon」では、中国式のアフタヌーンティーのサービスもある
ようなので、今度楽しんでみたい。
1928年生まれのペニンシュラ
ペニンシュラは、2003年創業75周年を迎える。イギリス統治時代の1928年に創業した。
以来、ずっと香港が世界に誇るラグジュアリーホテルであり続けている。客室数は300室、本
館とタワー館がある。超一流のホテルだから、ペニンシュラ・ブティックにはティファニー、
カルティエ、エトロ、ルイ。ヴィトン、ブルガリなどの名立たるブランド店が店舗を構える。
私なぞブランド品には全く興味が無いのだが、好きな人にはホテルの中にあることは嬉しいに
違いない。その代わり、館内が有効活用されすぎていて、ゆったり腰掛けて寛ぐようなスペー
スが無い。ぼんやりとロビーのソファにでも座っていたい時もあるが、朝7時から午前零時ま
で、ロビーは飲食のお客で溢れている。ま、泊まらないまでも、せめてランチかアフタヌーン
ティーをというお客が押し寄せるほど、人気があるという証左でもあるのだが。
毎日のように香港島に渡った。ホテルから香港島が見えるということは、島からもホテルが
見える。数日滞在しているだけなのに、いつもホテルの姿を探している自分に気がつく。シッ
クで豪華な束の間の我が家。我が家に泊まるには高い料金を払わねばならないが、それでも何
度も帰って来たいと思わせる、何とも安らぎに溢れたザ・ペニンシュラであった。再見!
おしまい
データ:THE PENINSULA HONG KONG【半島酒店】
住所:Sarisbury Road, Tsim Sha Tsui, Kowloon, Hong Kong
電話:2929-2888 ファックス:2722-4170
ウェッブサイト:www.peninsula.com
日本での問い合わせ・予約先:03-5473-7001
チェックイン:午後2時 チェッアウト:正午
料金:1泊3000香港ドル〜
これにサービスチャージ10%とルームタックス3%が追加される。
私達は、現地で予約して貰ったので
1泊2280香港ドル+サービスチャージ10%+タックス3%であった。
香港ドル=約16円
泊まった日:2002年12月
*
この旅の食事内容は、パクパク日記2年12月1週及び2週に収録しています。