パクパク日記2年3月1週

     辛夷の花が去年より10日も早く満開に。暖冬なんですねぇ

    

3月4日(月)晴れ

昼 銀座「松玄凛」 せいろ700円、白子そば1900

    

無理な選択をしない、なんてへ理屈を昨日書いてしまった勢いで、又2つ頼んでしまった。白

子の会の会長としては、季節が終わりに近づいた白子を食べようと思ったのは当然としても、

白子天せいろ1品にすれば良かったかと後悔。ちょっと白子が生々しくてうまくはない。

夜 代々木上原「福」 天豆、ぶりのカマ焼き、焼いたカマンベールチーズサラダ、穴子とタ

     ラの芽・筍の天麩羅盛り合わせ、じゃこサラダ、ピリ辛水餃子、鰻と三つ葉のオムレツ、

     シンガポールビーフン、チャーハン、ビール、白ワイン、冷酒

   

   

   

夜、渋谷にオフィスのあるNPOで2つの委員会に出席。最初はベラベラと発言していたが、

残り3分の1はガス欠。空腹のためダンマリをきめた。午後9時、「さぁ、食べよう!」と4

でモリモリ。腹満タンになったので場外委員会が始まる。空腹の時には良い知恵が出ない。

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3月5日(火)曇り

昼 銀座「桃花源」 酸辣湯麺(特別に大辛を注文)1200円、中華サラダ250

     

夜 南長崎「菜る瀬」 蓮根のキンピラ、平目の刺身、極上ポークのトンカツ、生ビール、日

    本酒(渡舟・茨城、乾坤一・宮城、秋鹿・大阪、鷹勇)、京菓子・おひもこん

    

    

前回諦めた極上ポークのトンカツが気になっていた。それを食べるために、歌舞伎座で飲まず

喰わずの我慢。夜10時過ぎ念願のトンカツが目の前にあった。何と揚げるのに40分。低い

温度の油でじっくりと揚げるのだそうだ。その割に衣は白っぽく、長時間油で揚げたとは信じ

がたい。厚い肉だが、脂っこくなく豚肉のうまみを存分に味わえる。何もつけずに一切れ、塩

だけ振って一切れ、レモンを絞って一切れ、最後は試しにウスターソースをかけて。塩が一番

うまい。2月の「菅原伝授手習鏡」通し狂言がもの凄い迫力だったせいか、3月の歌舞伎座夜

の部はおとなしい。しかし、「十六夜清心」の玉三郎が、19歳の売れっ子女郎→妾→尼→あ

ばずれの悪女とガラガラと変遷していく様子は面白かった。剃り跡生々しい剃髪(カツラだけど

さ)の尼姿のドキリとする色気は予想していたが、板につかない悪女ぶりが場内の笑いを誘う。

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3月6日(水)晴れ  今日は啓蟄

昼 新橋「スマトラカレー」 カレー530円、らっきょ60円、キャベツサラダ50

     

今日は朝から忙しく、2時近く5分間でランチ。辛くないけど、ここのカレーは好きだなぁ。

夜 リーガロイヤルホテル早稲田「「セラーバー」 シェフサラダ、オイルサーディン、ネギト

    ロ巻、タンスモーク、ステーキサンド、干し無花果、ギネス、デュベル、ジントニック

   

私の後輩には大喰いが多くて金がかかる。でも、小食の人より、見ていて気持ちいいけどね。

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37日(木)晴れ

昼 新橋「趙楊」 酸辣麺 900円 杏仁豆腐 200

     

2日前も食べたが、酸辣麺が好きだ。だからよく食べる。その中で「趙楊」ほど「酸」

と「辣」がくっきりしているのも珍しいのではないか。一口食べて「酸っぱい!」そして「辛い!」

と続く。当然スープは飲み干したが、夜になってお腹がゴロゴロ言い出した。

夜 京橋「シェ・イノ」 フレンチのコース(ピュレ状のトリフを包みこんだラビオリ マロ

  ンソース)、手長海老のサラダ フレッシュトリフ、トリフ入りフォアグラのフラン、筍で

  サンドした手長海老と帆立のパテ トリフを入れたアメリケーヌソース、仔羊のペッパー

  ステーキ 温野菜添え、桜満開のマンゴ・木苺・柚子のアイスクリーム、チョコレートム

  ースとミントティ、シャンパン、MARGAUX BRANE-CANTENAC 85、82

  

     ラビオリ マロンソース           手長海老のサラダ            フォアグラのフラン

  

   

   マンゴ・木苺・柚子のアイスクリーム     チョコレートムース        Mさんが食べたチューリップのデザート

罰当たりの豪勢なご馳走を頂いてしまった。トリフ尽くしでもあったし。前菜のラビオリをナ

イフで切り分けると、中からトロリとトリフがこぼれる。口に含むとトリフの香りが一杯に広

がる。何度かトリフは食べてはいるが、トリフの本当の香り、味はわかっていなかった。それ

を存分に味わうには、この調理法が良いのだろう。ソースがマロンを裏漉しした甘いソースで、

それが又良い。最後のデザート。目の前に置かれた時は、思わず「わ〜い!凄い」と拍手。皿

全体が満開の桜なのだ。グレープフルーツのソースを敷いた上に生クリームとカシス、チョコ

レートで作った桜。食べてもちろん美味しいが目にも美味しいデザートだった。遅れて来たM

さんのデザートはチューリップ。こうゆうのに女は弱いのよね。ワインも素晴らしい。

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3月8日(金)晴れ

朝 家食 ワカメ讃岐うどん(ワカメ、山芋かまぼこ、絹さや)

   

先週広島で讃岐うどんを食べた(やっぱり1度に2杯は多いという噂)が、その広島在住のK

さんが讃岐うどんをたくさん送ってくれた。広島と讃岐の不思議な関係が依然続く。

おやつ 福山「大和屋」ブランデーケーキ、萩の夏蜜柑菓子(かおり、あおぎり)、ざら茶

先週のおやつを見てKK嬢「おやつにあんなにたくさん食べるの? 食事も何が粗食よ!」。こ

れって、多いだろうか・・・。お昼食べないから、その代わりのつもりなんだけど。ダメ?

     

夜 家食 色とりどりのサラサラシチュー(じゃがいも、人参、玉葱、セロリ、ソーセージ、

  トマト、舞茸、しめじ、パプリカ、ピーマン、ブロッコロー、生姜、にんにく)、ネギドレ

  ッシングをかけた栗原流カジキ鮪のムニエル 絹さやと生椎茸のソティ添え、熱奴、ご飯

  

  

    熱奴            栗原流ネギドレッシング     鍋いっぱいサラサラシチュウ

カジキ鮪のムニエルは、今や料理界のビッグネームにもなってしまった栗原はるみさんがNH

Kの「きょうの料理」で紹介したもの。ネギソースがポイント。熱奴(あつやっこ)は、冷奴

の冬版のつもり。昆布の出汁でことことと温めた。湯豆腐ではなく、飽くまでも熱奴です。週

末用に鍋いっぱいにサラサラシチュウも作る。赤や緑の野菜もたくさん入れて。食卓は、色が

キレイだと、より美味しく感じるものだ。                          無酒日

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3月9日(土)素晴らしい快晴

朝 家食 サラダ菜とトマトのサラダ ネギドレッシング、サラサラシチュウ、トースト ブ

  ルーベリーはちみつ

サラダにかけるので、ネギドレッシングにはおろし生姜を入れてみた。サッパリが強化された。

    

おやつ 萩の夏蜜柑菓子・丸漬け、徳山「原要」うい郎、山口「本多屋」豆外郎、千草28

    

萩の夏蜜柑菓子はあおぎりやかおりも美味しいが、丸漬けは迫力満点。夏蜜柑を丸々1個中身

をくり抜いて白餡を詰めて砂糖漬けにしたもの。夏蜜柑半分では荷が重く、2切れ分の餡は残

した。残すなんて珍しい。

夜 家食 ネバネバ丼、改良ネギドレッシング栗原流カジキ鮪のムニエル、長芋蒲鉾、味噌汁

   

ネバネバ丼は、おろした長芋と納豆、おくらを出汁醤油で和えたものを、ドロドロとご飯にか

けた。これに生卵やなめこなどネバネバするものをもっと混ぜた料理は色々あるよね。ゆうべ

に続く鮪のムニエルにかけるネギソースには、ネギを足して更ににんにくをおろして混ぜてみ

た。栗原はるみさんのネギソース・レシピが毎食どんどん進化している。       無酒日

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3月10日(日) 晴れ 日中は20度Cだった

朝 家食 時鮭、絹さやとニラ玉、甘海老の塩辛、味噌汁、ご飯

    

午後のお茶 池袋「カフェ・リベロ」 洋ナシのタルトとコーヒー 650

      

昼過ぎにプールで泳ぎ、ブイッとタクシーで池袋。靴を何足か買ってお茶する優雅 な奥

様のような日曜日の午後。優雅な奥様になったことあるんだっけ? ううん、無いよ。

夜 家食 山芋の梅と胡麻たたき、ブロッコリーとトマトのネギソースサラダ、ジャコ納豆、サラ

  サラシチュウ、ご飯

   

今晩の料理は赤と緑と白。その配色の国旗はイタリアだ。亀吉寿司に「イタリア巻」という巻

物があるが、タラコの赤、大葉の緑、イカの白を巻いたものでアイデアも命名者も夢子。とな

ると、今日の料理は「イタリア定食」ね。3日酒を飲まず、2回プールに行き、2時間の散歩を

したからか、3日で2キロ痩せた。ダイエットなんてカンタンじゃん!?    無酒日

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【今週の振り返り】

「僕は男だから、花の名前なんて全然わからんですよ。夢子さん、この花の名前は何というの

  ですか?」 「え? この花? し、し、知りません・・・・」。

男は花の名を知らない。女は花の名を知っている。そんな先入観のため、何度か恥をかいた。

バラ、菊、チューリップ、百合、蒲公英、向日葵、ダリア、グラジオラス、菫、菜の花、桜、

梅、桃・・・・。子供の頃から知っていた花の名はこれくらいかしら。大人になるに従って、

多少は花の名前は覚えたが、それほど多くはない。季節ごとに咲く花に気がつかぬまま忙しく

生きて来たしなぁ。それが、デジカメを買って毎日持ち歩くようになると、路地にひっそり咲

いている小さな花や、通りがかったお宅の庭に咲く花にまで目がゆくようになった。そこでパ

チリ、ここでカシャッ。撮影しても名前のわからないままの花も多いが、それでも移ろいゆく

季節と咲く花に敏感になって来た。周囲への観察力がついて来たのか。観察力も老人力? そ

うだとすると、歳を取るのも悪くはないね。

  

           猫の観察力だけは昔からあったニャン

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