パクパク日記251

          夢子の黄金週間はバリ島の休日でした

      

426日(金)曇り

朝 家食 納豆と青おさの味噌ラーメン

   

旅出発前の冷蔵庫整理で納豆を見つけた。帰国した頃には賞味期限が過ぎてしまうなぁ。よし、

味噌ラーメンに入れてしまおう。青おさも入れちゃお。ツルツルヌルヌル・・・・。う〜ん、

特別旨いということも無いが悪くもない。納豆うどんやそばもあるのだから、ラーメンだって。

遅い昼 成田空港「醤」 親子丼、イワシのつみれ汁

   

機内食のことも考慮して少なめのご飯にして貰ったが、それを半分残した感心な夢子であった。

つみれは徹底的に練らない方が美味しいと思うんだけど。汁は塩分濃い目。店員愛想なし。

夜―1 JALビジネスクラス機内食和食 オードブル、メイン料理、ご飯、味噌汁、デザート、

シェリー、白ワイン(シャブリ)、冷酒(玉の光)

  

離陸して1時間もすると食事タイム。さっき親子丼を食べたのに、和食のメイン料理は「カツ

玉」。ご飯を別にしたカツ丼ね。あ〜あ。仕方ないので、カツの衣を剥ぎ脂分を除いた豚肉だけ

半分食べる。他のお皿は食べました。トイレのまん前、キッチンの隣の席で落ち着かない。

夜―2 JALビジネスクラス機内食 アイスクリーム、コーヒー

今日4回目の食事。おにぎりやサンドイッチ、カップ麺などもあったが、手が伸びない。カチ

ンカチンのアイスクリームが溶けないので、熱いコーヒーを少しずつかけて食べる。ウマイ。

エスプレッソをアイスクリームにかけたデザートもあるものね。

夜の寝酒 バリ・ザリッツカールトンバリホテル&リゾート シャンパン(ブーブクリコ)

深夜ホテルに到着すると、そのままカートに乗り換えてヴィラへ。ウエルカムドリンクは、ブ

ーブクリコの大きなボトルだった。さすがリッツカールトン。ゴージャスだ。

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4月27日(土) ピーカン(バリ島は)

朝 バリ・ザリッツカールトンバリホテル&リゾート「パディ」 朝食ビュッフェ(半熟茹卵、

   ミーゴレン、蒸し餃子、味噌汁、パン、ヤクルト、ドリンクヨーグルト、プレーンヨーグ

   ルト、コーヒー

   

今朝4時半に寝たにも関わらず、7時過ぎには起床。のんびりするためにここに来たのに貧乏

症というか食いしん坊だから起きてしまう。「パディ」は朝6時半から夜まで営業。朝食ビュッ

フェは、インドネシア料理、和食、洋食と何でも揃っている。バリのベテランから「生水厳禁、

生ジュースもダメ、氷論外、生野菜ダメ、カットフルーツも食べないように!」とアドバイス

を受けてきた。私は腸が弱いので気をつけなければ。たくさん並んだお料理も食べられるもの

が限定されてつまらない。平麺のミーゴレンがうまい。それにしてもここで何故ヤクルト?

昼 バナナ、リンゴ、アールグレイティ

朝飯食べ過ぎたので、ヴィラに用意してあった果物で昼を済ませる。感心でしょ?

   

午後のお茶―1 ザリッツカールトンバリホテル&リゾート「スパ」ジンジャーティ、お菓子

スパでバリニーズマッサージ。終わるとクールダウンの目的かジャグジーの横で寝椅子で休み、

このおやつのようなものが供される。ジンジャーティは少し甘いが美味しい。

午後のお茶−2 ザリッツカールトンバリホテル&リゾート「ダマールテラス」 インドネシ

アス      アスタイルアイスティ(オリーブ、ポテトチップ、ナッツ)

      

夜 バリ・ザリッツカールトンバリホテル&リゾート「ランギットシアター」インドネシア料

  理ビュッフェ(北京ダッグ、ココナッツに入ったスープ、海老のグリル、サテ、ドガドガ

  など)、デザート(3種のアイスクリーム、ケーキ、フルーツ)、ビンタンビール

    

  

毎週土曜日の夜、ホテル内にある屋外の「ランギットシアター」でラーマヤナダンスの上演が

あるというので予約した。午後7時からインドネシア料理のヴュッフェを食べ、8時から9

過ぎまでダンスを鑑賞。インドネシアでは有名な話らしく、従業員が楽しそうに見ていた。午

後「ダマールテラス」でうっかり氷がたっぷり入ったアイスティを飲んでしまったが何とも無

いので、カットフルーツもアイスクリームも食べることにした。見事な満月の夜だった。

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4月28日(日)ピーカン(バリ島は)

朝 バリ・ザリッツカールトンバリホテル&リゾート 「パディ」朝食ビュッフェ(ナシゴレ

  ン、ミーゴレン、ビーフカレー、ポテト、ワカメと豆腐の味噌汁、にんにくのチーズ、フ

  ルーツのコンポート、フレッシュフルーツ、ヤクルト、ジャムかけヨーグルト、コーヒー)

  

長期滞在客のことを勘案して、料理が毎日替わっていることに気がつく。ミーゴレンの麺も平

たいもの、細いのと替わっている。ビーフカレーが家庭的なカレーのようでなかなかうまい。

昼 バリ・リッツカールトンバリホテル&リゾート 地中海料理「サミサミ」 パン、チルド

  ロブスタービスク、ベジタブルクラブハウスサンド、アクア

   

   ピッツァの具のようなものを包んだ温かい付け合せのパンが一番うまい! チルドロブスタービスク

    

    ベジタブルクラブハウスサンドイッチ  S子さんのシーフードエンジェルヘアも貰って食べる

午前中からホテル敷地の中央にあるプールに行く。昨日の昼飯は果物だけだったが、やっぱり

少な過ぎたので、しっかり食べることに。プールの右下にある「サミサミ」。地中海料理って何

なんだ、と思ったらイタリア料理中心のメニューだった。太陽は燦燦と風はそよそよと。

午後のお茶―1 ザリッツカールトンバリホテル&リゾート「スパ」ジンジャーティ、お菓子

夜 クタ・多国籍料理「ポピーズ」 ガスパチョスープ、チキンレバーペーストとトースト、

ミー   ミーゴレン、パン、ビンタンビール

ガスパチョスープ     チキンレバーペーストとトースト     ミーゴレン

夕方からバリ島最大の繁華街クタに行く。ジャラン・レギャン(レギャン通り)のつもりだっ

たが、とんでも無いところを歩いていたようだ。人気店の「ポピーズ」に辿りついた頃にはク

タクタ。屋外の真っ暗に近いレストランだった。チキンレバーペーストとトーストはうまい。        

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4月29日(月) 朝のうち雲多し 午前中にはピーカンになった

朝 バリ・ザリッツカールトンバリホテル&リゾート「パディ」 朝食ビュッフェ(苺とパイ

ナッ   ナップルのパンケーキ、イチゴとオレンジ、野菜オムレツ、フライドビーフン、コールス

ロー   ローサラダ、オレンジジュース、ヨーグルト、コーヒー)

   

「パディ」では、オムレツはもちろん、ワッフルやパンケーキも、その場で客の注文で焼いて

くれる。今朝は両方焼いて貰った。ゆうべのガスパチョを飲んでも大丈夫だったので、生ジ

ュースもサラダも解禁とする。少なくてもホテルの食事や飲み物なら何でもOKのようだ。

昼 バリ・ザリッツカールトンバリホテル&リゾート プールサイド アイスティ、ハンバー

ガー   ガー&ポテトフライ

    

今日の昼はレストランに行くのも面倒で出前を頼んでプールサイドで食べる。炎天下のプール

で50分も頑張ったので腹ぺこ。ぶ厚い牛肉のパテだった。ポテトフライの量はアメリカ並。

午後のお茶―1 ザリッツカールトンバリホテル&リゾート「スパ」ジンジャーティ、お菓子

夜 バリ・ザリッツカールトンバリホテル&リゾート シーフード「キシック」 サラダバー、

ソト   ソトアヤム、シーフードバーベキュー、サワラのグリル、海老のグリル、ドガドガ、スチ

ーム   −ムドライス、バナナダイキリ、ハイネケンビール、ジントニック

  

   バナナダイキリ           サラダバー          ソトアヤム

  

    シーフードバーベキュー     サワラのグリル        ジントニック

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4月30日(火) ピーカン(バリ島は)

朝 バリ・ザリッツカールトンバリホテル&リゾート「パディ」 朝食ビュッフェ(お粥、味

噌汁   噌汁、フルーツ、ドリンクヨーグルト、ヨーグルト、コーヒー

  

昨夜から腸がしくしく痛む。安心してナマモノを食べたからではない。持病だ。夏のイタリア

2年続けて発作が出たところを見ると暑さが原因のようだ。明け方には痛みは薄らいだので

ホッと安心。大事をとって朝食はお粥、味噌汁、ヨーグルトなど軽いものにする。

昼 ウブド「カフェ・ワヤン」 トマトソーススパゲティ、スペシャルピッツァ3分の1を貰

った   った、ダイエットコーク

正午にチェックアウトしてからホテルの車でウブドに向かう。1時間10分かけて到着。「カフ

ェラヤン」は9割が日本人観光客だった。料理が出てくるまで待たされたが、何ともうまい。

午後のお茶 ウブド「フォーシーズンズ・リゾート・バリ・アット・サヤン」ラウンジ トラ

ジャ   ジャアイスコーヒー、お菓子

  

ホテル選びで候補にしたホテル。後学のためお茶を飲みながら見学。渓谷にある不思議な作り。

夜 バリ・ザリッツカールトンバリホテル&リゾート 日本食「本膳」 ツナの和え物、枝豆、

冷   冷奴、刺身盛り合せ、天麩羅盛り合せ、(かけうどん)、エビスビール、冷酒(真澄)

  

  

ウブドから帰ってホテルのスパでシャワーを浴びる。さっぱりしたところで夕食だ。このホテ

ルの全レストランを制覇するにはもう1店残っている。日本料理の「本膳」。エビスビールや真

澄を飲んで枝豆食べていると、ここがバリだなんて忘れてしまう。酒をあまり飲まないS子さ

んは最後にかけうどんを食べた。1本だけうどんを貰って食べてみたが、手打ちのしこしこうど

んだった。深夜1150分のフライトに合わせてホテル車の出発は10時。それまで粘る。

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51日(水) 曇り時々雨

朝 JALビジネスクラス機内食(グレープフルーツジュース、お粥、煮物、焼き魚、漬物、味

噌汁   噌汁、フルーツ、コーヒー)

    

5時の食事である。お粥で良かった。帰りの食事はこれだけ。夜中だから食べたくは無いの

だが、誰も酒を飲まないし、航空会社は食事代が安く済むよね。その分値引きしてくれ〜。

昼 早稲田「巨摩」 カレーしゃんぽん 700円、焼き餃子 500

    

帰宅して早速洗濯大会。一旦座ってしまうと片付ける気が失せてしまうから。買い物にも行っ

て「巨摩」で昼食も食べた。汁麺は久々なのに、かそれほどうまくない。やっぱりジカレダ〜。

おやつ 葛桜、千草28

夜 抜き!!! な~んにも飲まず喰わず!

本格的病気の時以外で、私が夕食を抜いたことがあっただろうか。時間が無かったワケでも、

金が無かったワケでもなく、意志を持って夕食を食べなかったことなど果たしてあっただろう

か・・・・。う〜ん、思い出せない。ということは多分これまでの人生で初めてのことだ。帰

りの飛行機で薄着をしていたせいか、鼻水が止まらず、鼻をかんだりススッていると食欲わか

ず夜中になった。それも面白いと思い、そのまま寝てしまった。新しい自分を発見。 無酒日

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52日(木) 快晴 五月晴れ

朝 家食 中華とろとろリゾット、春野菜ときのこの卵とじ

   

すっきりと目が覚めた。鼻水も止まり寝不足も解消。昨夜夕食を抜いたので空腹。やっぱり食

欲はあった方が人生楽しいよね。久々の家食を「うまいねぇ」と何度も言いながら食べた。

午後のお茶 リーガロイヤルホテル東京「カフェ コルベイユ」 噂のプリンフルーツ添え

     900円、コーヒー 600

   

バリでの3日間プールで歩いたり、ちょっと泳いだりしたが、運動したという気がしなかった。

増してや炎天下の屋外プールで背泳するのは地獄のよう。日に焼けるのが大キライなのに、顔

をまともにギラギラした太陽にサラシテ泳ぐんだもん。ゴーグルを忘れてしまったから、目が

眩むほど眩しいし、顔はジリジリとイタイ。やっぱり背泳は屋内プールに限るね。この「噂の

プリン」はネーミングも面白いが、とにかくデカイ!カラメルソースは普通の5倍はあるかな。

夜のおやつ 新国立劇場 シャンパン、ブルスケッタ

F子さんと新国立劇場で「トスカ」を鑑賞。十数年オペラも熱心に観ていたが、ここのところ

オペレッタに魅せられていてオペラはご無沙汰していた。新国立劇場に来たのは初めてだが、

座席のピッチが広く、音響も良い。新しい劇場だけに舞台装置の仕掛けが多々あり、装置の展

開が劇的に行われて感心する。P社のYさんに頂いた席はとても良い席だった上、本日は初日

ということでシャンパンサービスまであった。ラッキーしちゃった。Yさん、ありがとう。

夜 初台「スミヴィノ」 プロッコリーのペペロンチーノマリネ、じゃが芋とレンズ豆のサラ

  ダ、茄子とモッツァレラのオーブン焼き、野菜の煮込みタイム風味、レタスとアンチョビ

  のスパゲッティーニ、カールスバーグビール、ジントニック

   

   

トスカを歌ったノルマ・ファンティーニのソプラノはボリュームたっぷりで他を圧倒。カルロ・

グエルフィのスカルピアは、堂々としたバリトンで非情な悪役が良く似合う。それにしても「ト

スカ」で一番有名なカヴァラドッシのアリア「星は光りぬ」は短か過ぎるよね。盛り上がった

ところで終わってしまうので物足りない。3回繰り返しても、プッチーニさんは怒らないと思う

のだけど、オペラ業界の皆様、いかがですか?ダメ?じゃ2回。幕が下りると「ブラボー!」

の大声があちこちから掛かって凄い熱気なのに、他方でカーテンコールの途中で半分位の人が

どんどん帰ってしまう不思議な空間だった。「スミヴィノ」は新国立劇場、東京オペラシティの

すぐ傍にあるのに、コンサートの客はほとんど知らないらしい。予約なんかしなくても確実に

座れる。そして旨い。その上安い! ビールも2本づつ飲んで2人で7300円だからね。

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53日(金) 快晴 今日も気持ちが良い晴天

朝 家食 きのことスナップエンドウのソティ、プチトマト、帝国ホテルのフレンチオニオン

  スープ、トースト、レモンジャム

  

一流ホテルや有名レストランのスープ缶が棚にいっぱいある。どれも同じようなサイズだが、1

本はとてもつもなく量が少ない。いつも2本を開けることになるが、1本で足りる人はいるの

だろうか。みんな少ないと思うなら、どうしてこの量がスタンダードになったのだろう。

おやつ 柏餅、茶吹雪、葛桜、千草28

    

午後のお茶 早稲田「モスバーガー」 カフェラテ 210

あまり良いお天気なので散歩に出かける。原色のバリの美しい風景が頭にくっきりと残ってい

るが、5月の日本も良いよね。風が気持ち良い。散歩に疲れてモスでお茶。

夜 家食 特製胡麻ダレ鮪丼、生昆布の煮付け、グリーンサラダ、大根と豆腐の味噌汁

  

ようやく普段のように料理をする気持ちになった。買い物に行くと、鮪のアラがある。よ~し、

特製胡麻ダレの丼にしよう。アラは処理するのが面倒だけど、安い上にたくさん身が取れてい

い。ここのところ味噌汁といえば「青おさ」ばかりだったが、大根と味噌汁もうまい。無酒日

        _________________________

54日(土)曇りのち晴れ

朝 家食 にんにくの芽と黄ピーマンのカレー炒め、ネギ納豆、生昆布の煮付け、ご飯、大根

  と豆腐の味噌汁  

   

昼もおやつも無し プールで1250メートルも運動したのに抜きだ。たまには自分にも厳しく。

夜 家食 カジキ鮪のトマトソース、高野山精進ごまどうふ、もずく酢、大根と胡瓜のバルサ

  ミコサラダ、青おさの味噌汁、ご飯

  

私の家食の品数が多すぎるとお叱りを受ける。その上1品の量も多過ぎるって。今日の料理を

並べながら「そうかもしれない」と思った。でも、献立は結構考えて作っている。肉や揚げ物

はほとんど作らない。豆類、魚、野菜、海草、きのこ類、根菜、それに生姜や胡麻を多用する。

この献立もカジキ鮪はちょっとカロリーが高いが、あとは海草と野菜。サラダにもオイルはほ

とんど掛けない。ご飯も発芽玄米入りで半膳にしたし、良い献立だと思うんだけどね。無酒日

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5月5日(日) 今日も五月晴れ 真夏のような日(バリ島に比べれば涼しいけど)

朝 家食 カジキ鮪のトマトソース、ネギ納豆、生野菜と焼きトマト、青おさと豆腐の味噌汁、

  ご飯

  

朝早くからタオルケットや厚手のバスローブなをベランダいっぱいに洗濯して干す。腹が減る。

昼もおやつも無し! 連日のプール。でも、私は自分にも厳しく当たることにしたのだ。ぷっ。

夜 家食 豚肉のニラしゃぶ、赤と黄色のピーマンサラダ、高野山精進ごまどうふ、もずく酢、

  青おさと豆腐の味噌汁、ご飯

   

豚のニラしゃぶは、平野レミさんが数日前に料理番組で紹介していた。大昔、午後のラジオで

「おっとこがいいかぁ! おんながいいかぁ!」と騒がしくガナリたてる女性がいたが、それ

が独身時代の彼女であった。その後、私の大好きな和田誠さんの奥さんになられた。天真爛漫

で底抜けに明るい彼女の性格と料理が好き。生のニラをヌルヌルになるほど細かく刻んで叩い

たものとポン酢を混ぜてタレにする。ニラのタレでニラを食べる。友酢みたいだね。美味しい。

高野山のごまどうふは吉野葛と胡麻だけで作ったのだとか。「ほんまもん」のあれだ。 無酒日

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【今週の振り返り】

インドネシアは不思議な国だった。インドネシアと言っても、その中のバリ島、正確に言えば

ザリッツカールトンバリのホテルの世界だけど。大昔行ったタイは「微笑みの国」と言われて

いるが、このホテルは「微笑みのホテル」。ハンバーガーチェーンの○○スマイルとは違う優し

い微笑みである。日本人観光客が多いから、たいがいのスタッフはカタコトの日本語は理解す

る。英語もかなり。海外のリゾートホテルで過す時、言葉がうまく通じないために十分にサー

ビスを受けられないことがあるが、ここはだいたい通じるから気が楽だ。礼儀正しいだけでな

く、フレンドリーでもある。そして「奉仕」の言葉がいつもつきまとう。乾季で湿気はそれ程

無いとはいえ、30度を越す暑さの中で四六時中じっとりと汗ばむ。そんな時、ふっと冷たいお

しぼりが差し出される。続いて水も。そんな国なのにチップの習慣が無い。昨年旅したモロッ

コは、市場で店の遠景写真を撮っても「金をくれ!」としつこく請求されたが、ここは精神誠

意サービスをしてにっこり笑って去って行く。インドネシアと言えば、東ティモール問題も根

本的には解決していないし、政権も不安な状態が続いている。しかし外貨獲得の大スター「バ

リ島」はそんな国の不安を感じさせない。バリ島だけに許された平和なのだろうか。バリに働

く、そしてこのホテルに職を得た人々は、そのガラス製の平和に感謝する気持ちがあの笑顔に

なっているようにも見える。南国の「花鳥風月」に憩いながら、そんなことを考えた滞在だっ

た。さて、黄金週間もあと1日。ボケた頭をすっきりさせて仕事モードにしなくっちゃ。

        さぁさぁ、仕事モードだニャン

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