パクパク日記2年8月4週
越中八尾
庵谷峠
8月26日(月) 晴れたり曇ったり 久々にとんでもなく暑かぁ
昼 新橋「本陣房」 揚げ茄子ぶっかけそば 1100円 +大盛り300円
新橋駅前ビルの2階からお気に入りだった「シンガポール海鮮料理」の店が消えてしまった。
どなたか引越し先を知りませんかー? 1階の「玉の光」の店跡には、手打ちそばの「本陣房」
が入った。私が知っているだけで姉妹店も入れて新橋で5軒目だ。キムラヤと本陣房の戦い?
ちょっと違うか。「1日限定5食」の張り紙を見てつい揚げ茄子ぶっかけそばを頼む。人間「限
定」の文字に弱いということだわね。大盛りにして後悔した。普通盛りで十分であった。
午後のおやつ 銀座「空也」の最中、緑茶
Fさんが「おやつに如何ですかぁー?」っと。つい食べた。「空也」の最中は予約しないとダメ
な土産業界では有名な店だが、何故か美味しいと思ったことが無い。皮はシナーだし甘過ぎ。
夜−1 駒沢大学正門前「陸羽壷」 お任せ料理 冷菜(うずらのピータン・海月・金針菜と
チャーシュー炒め・ザーサイ)、茄子と干し海老の辛炒め、苦瓜の苦丁茶炒め、海鮮(牡
蠣、海老、烏賊、帆立貝)の黄辣醤煮、豚の脛肉蒸し煮、正宗陳麻婆豆腐、蒸しパン、
汁なし坦々麺、烏龍茶、苦丁茶、生ビール、紹興酒
冷菜4種
茄子と干し海老の辛炒め 苦瓜の苦丁茶炒め
海鮮の黄辣醤煮
豚の脛肉蒸し煮 正宗陳麻婆豆腐
蒸しパン
汁なし坦々麺 苦丁茶と烏龍茶
「麻の会」。今回のオススメ店紹介者は食いしん坊T。自宅の近所の店を指定して来た。「陸羽
壷」と書いて「りくうふ」と読む。店の雰囲気は、美味しい中華専門店という感じがちっとも
しないのに、冷菜からして「調理人はタダモノではないな」と感じさせる。期待が膨らむ。茄
子と干し海老の辛炒めを食べて「おお!うまい!」以後「うまいの嵐」であった。麻じゃない
けど、苦瓜の苦丁茶炒めと最後に頂いた苦丁茶がハンパな苦さじゃなくて新鮮だった。
夜―2 駒沢大学駅前「バーエンプティ」 ジンフィズ、ジントニック、マルガリータ、巨峰
食いしん坊Tが週に2、3回通うカレー屋「ピキヌー」のすぐ傍のバーです。良い店でした。
夜―3 原宿「バーBLOOMIN」 ジントニック、ロングアイランドアイスティ、梨
K介を渋谷で落として、グルマンTさんと。ちょっと事件があって大騒ぎ。月曜から深夜帰宅。
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8月27日(火) 雨という予想だったのに晴れで今日もジリジリ暑いのだ
昼 銀座「いちこし」 バスタコース(サラダバー、前菜のハムサラダ、パン、鮭とクリーム
ソ
ソースのスパゲティ、デザート、アイスティ)1260円
高知に一緒に行ったUちゃんと。パスタランチを注文した筈なのにコースが出て来ちゃった。
久々に来たら、寂しかったサラダバーにビシソワーズスープはあるわ、デザートも2種類ある
わで大充実。そこにコースが来たので、昼から腹一杯になってしまった。あぁグルジイ。
夜―1 新橋「上海家庭料理 謝謝」 お任せコース(モヤシとじゃが芋の青唐辛子和え、セ
ロリとシメジの和えもの、干し豆腐、蒸し鶏、チャーシュー、冬瓜のオレンジ煮、手
羽先の煮込み、ニンニクの茎と豚肉炒め、上海蟹玉、グリーンアスパラと豚肉炒め、
香辣蝦仁、麻婆豆腐、銀絲巻、香辣蝦仁麺、杏仁豆腐、生ビール、紹興酒
モヤシとじゃが芋の青唐辛子和え 冬瓜のオレンジ煮、 手羽先の煮込み
ニンニクの茎と豚肉炒め 上海蟹玉 グリーンアスパラと豚肉炒め
香辣蝦仁の食べ方:1海老だけ拾って食べる 2特製スープを注ぎ、麺を入れる 3辛旨香辣蝦仁麺の完成!
「謝謝」初めての5人を連れて6人の食事会。夢子が初めて食べたメニューでは、冬瓜のオレ
ンジ煮と上海蟹玉がうまい。冬瓜はオレンジの香りと甘さが十分に沁みていて冷たくてデザー
トのよう。上海蟹玉は、半分は蟹だね、と思わせる。すっかりお馴染みになった香辣蝦仁は、
予約時に「あれだけは入れて」と頼んだ。生姜、にんにく、ネギ、玉葱、唐辛子たっぷりの香
味野菜はぐっとガマンして海老だけ食べる。やがて特製のスープを注ぎ、麺を入れた鍋が運ば
れて来る。蓋を取る。わ〜っと湯気。辛旨い!辛旨い!と一同大汗&満足して「謝謝」した。
夜―2 新橋「アナトリウム」ジントニック、塩豆
何だか「謝謝」→「アナトリウム」も定番コースのようになってしまったなぁ。
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8月28日(水) 晴れ もうゲロゲロっと言いたくなる程暑いぞ!
昼 新橋「和かな」 穴子丼(茶碗蒸し、味噌汁、デザートつき)1000円
坦々麺を食べに行ったが、ふらふらと鮨屋に入った。穴子が好きだから。上品に切った穴子は
悪くはないけど「チマチマせんともっとドカンと穴子載せんかい!」と言いたい。メロン固い。
夜 早稲田「花月」 坦々麺 700円、焼餃子 450円
11日ぶりに平日夜プール決行。1100メートル。ヘルスクラブからエレベーターに乗ると、下
りたところはバーの入り口。常に「吸い込まれる」状態でバーカウンターに座ってしまうのだ
が、今日は決意を固めてホテルの外に出た。坦々麺と焼餃子で夕食終わり。エライ! 無酒日
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8月29日(水) 晴れ 33度 夏の悪あがきかい!
昼 銀座・コリドー街「新宿 ねぎし」 ねぎし定食(牛タン焼、麦飯、漬物、特製タンスー
プ)950円
隣には常に行列の出来る「美登利」鮨がある。牛タンは脂肪が少ないから食べるが旨くは無い。
昼のお茶 銀座コリドー街「HUG」アイスカフェラテ 200円
イギリスパブのような店。コーヒーは160円。スタバとドトールもウカウカしていられないね。
夜−1 本郷「中村屋」 お任せコース(前菜3点・揚げ茄子・小松菜煮浸しなど、刺身盛り
合わせ・大トロ・中トロ・とり貝・鯛・蟹・烏賊・ハマチ・ウニ、スモークサーモンのサ
ラダ、イカ焼き、おかべやの豆腐、ゴーヤーとあわび炒め、ステーキ、イタリアン・ザ・
ソバ、ビール、日本酒お任せコース(十四代吟撰、美輪桜(広島)、秋鹿(大阪)、月の輪(岩
手)、東洋美人大吟醸斗瓶(山口)、白岳仙・中取り(福井)、吾妻嶺(岩手)、飛露喜(福
島)、九平次佐藤彰洋、最上川(山形)、阿部勘(宮城)、黒龍 石田屋(福井)、米鶴 う
きたむ(山形)、獅子の里(石川)、磯自慢(静岡)、雑賀(和歌山)、天界(島根)
久しぶりの「中村屋」でございます。1回目は18杯、2回目は19杯、今日は17種20杯呑み
ましてございます。石田屋を2杯N子の調子が悪く彼女の分も頂きましてございます。どれも
個性あるお酒ばかりで日本酒に溺れましてございます。おかべやの豆腐は、そば汁で食べまし
てございます。こういう食べ方面白うございますね。アワビもステーキも柔らかく美味しゅう
ございました。洋風そばの名は私が勝手につけましてございます。ここは蕎麦屋でございます。
夜―2 リーガロイヤルホテル東京「セラーバー」 ギネス、ジントニック、フルーツのオリ
ジナルカクテル、マルガリータ、枝付き干し葡萄
Hさんが異動になってしまった。会社だから仕方ないけど、寂しいねぇ。カンバンまでいた。
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8月30日(金) 晴れ 33度 夏に向かって「バカヤロー!」と言いたい位暑い!
朝 家食 煮麺(干し海老、干し椎茸、卵、万能ネギ)、豊水梨
梨が送られて来た。木更津の豊水。幸水ではない。1つがとても大きくてサッパリ味だ。
夜 家食 口福コロッケ、生野菜、シラスおろし、若布とキュウリの酢の物、煮麺、トースト
揚げたてのコロッケは実にうまい。それが口福コロッケなら言うことなしだ。アツアツを一口
齧るとサクサクっと香ばしいパン粉が崩れ、しっとりとしたコロッケの種が口の中でとろけ。
まさに「口福」である。5個は食べたいが3個で我慢。明日から旅だ。早く寝よっと。無酒日
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8月31日(土) 晴れ 富山は37度!
朝 家食 湯島「タントマリー」カマンベールチーズケーキ、千草28
グルマンTさんから「タントマリー」カマンベールチーズケーキを頂いた。チーズケーキ大好
きという人が多い中で、実は今まで一度も美味しいと思ったこことが無かった、これを食べる
までは。これは美味しいねぇ。濃厚でチーズそのもの。ゆうべも1切れ食べてしまったけど。
昼 富山市「末弘亭」 手打ちもやしワンタンメン 860円、焼き餃子 450円
富山の昼食をどうするか。時間が無いので素早く食べられるもの、という条件で偶然見つけた
店。スープは昔ながらの味だが、麺は手打ちでなかなかうまい。メニューの多さにびっくり。
夜−1 春日温泉・リバーリトリート雅楽倶「西洋膳所おくむら」夕食コース(小皿:茄子と
胡麻・海老と白和え・ローストビーフ・鳥貝と巨峰・イカと辛子、平目の西瓜ドレッシ
ング、オマール海老のブランジェ、温かい胡桃とクミンパン、鯛のポワレ ラタトイユ
添え、海老真丈 コーンソース、フレッシュフォアグラのソティ、アワビとイカの石焼
柚子風味、桃の冷製スープ、和風ステーキ、いくらとジャコの飯蒸し、ブルーベリーケ
ーキと紅茶のゼリー、オレンジシャーベット、ドラフトビール、白ワイン、赤ワイン
神通峡の第3ダム湖のほとりにステキな宿がある。宿の名前の前には「リバーリトリート」と
ついている。女性4人でデラックスルームを借りた。食事は品数も多く、かなり上質な料理が
続く。フォアグラとステーキはやっぱりうまいよねぇ。8月中旬、高知のオーベルジュと名のつ
くホテルに泊まったが、このホテルなら「オーベルジュ」でも良いと思うよ。因みに今回の女
性4人の共通点は、名前に「子」がつく、「美」がつかない、化粧をしない、であった。
夜―2 同ホテル 「バーミレニアム」 オリジナルカクテル・リバーサイド、ジントニック
川に向かい合う雰囲気のあるバー。夜なので川は見えなかったが緑のカクテルに酔った。
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9月1日(日) 晴れ 富山は38.3度だったぁー
朝 春日温泉・リバーリトリート雅楽倶「西洋膳所おくむら」朝食コース(穴子の柳川風、鮭、
豆腐、サラダ、梅干、ご飯、味噌汁、ヨーグルトデザート)
夕食の充実ぶりに比べると、朝食は意外とあっさり。穴子の柳川に自分で生卵を流し入れるの
だが、火を通し過ぎてしまった。おひつが重箱のような入れ物に入っているのが面白い。
昼 越中八尾「諏訪楽」 そばめし 600円、みつ豆 500円
八尾の住民の十倍以上の観光客が押し寄せる9月1日から3日間。飲食店が多くないから、そ
んな客を賄えない。で、普通のお宅が自宅を開放して臨時の食堂に。お座敷で頂きました。
夜 氷見「温泉民宿叶」 夕食コース(蟹酢、きゅうりとクラゲの酢の物、舟盛り(平目、バ
イ貝、ウニ、甘海老、白海老、イカ、カジキマグロ、ハマチなど)、豚の角煮 緑の銀杏お
ろし掛け、黒鯛の塩焼き、天麩羅、うどん鍋、ビール、冷酒
風の盆に来るのをタメラワスものの1つは、宿が少ないことだ。その上常連は1年前、それ以
上前から予約しているらしい。そこで今年2月に泊まった氷見に泊まることにした。八尾から
は少々遠いが、1泊2食8千円で、こんなご馳走が出るんだから良いよね。舟盛りにはしこし
この平目とコキンコキンのバイ貝もあって大好評。酒も進む。黒鯛の「鯛の鯛」探しで大騒ぎ。
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【今週の振り返り】
坂の町越中八尾。その八尾の町に哀調を帯びた三味線と胡弓の音がゆったりと流れる。艶のあ
る高音のおわら節が聞こえて来る。9月1日から3日3晩、この町は「越中八尾おわら風の盆」
一色となる。11ある町ごとの集団が、歌い、踊り、爪弾いて町流し、輪踊りをしながらぼん
ぼりが飾られた坂を上り、下る。男踊りは粋で、女踊りは艶やかだ。西新町、東新町、諏訪町、
鏡町、西町、東町、今町・・・・・。町ごとに衣装も違えば、テンポさえも違う。それぞれに
趣向を凝らす。異郷にいる出身者は、盆正月に帰らずとも、5月の曳山と9月の風の盆に帰省
は欠かさないと聞いた。それだけ八尾の血が呼ぶのだろうか。郷土の誇りと風の盆にかける熱
が八尾に呼ぶのか。そんな故郷を持つ八尾の人をうらやましい。今年この日、八尾は暑かった。
見物人の私達も汗だくだが、衣装をつけて編み笠を深く被って踊る人達は滝のように汗が流れ
ていたに違いない。見物人は、目当ての町の踊りを求めて、狭い路地をあちこちに走り回る。
バッタリ会った時の喜びは一入だ。午後3時から踊り出て夜に突入。しかし、本当の風の盆は
観光客があらかた帰った深夜から明け方にかけてだとも言う。今年は初めてだったので、風情
を感じ、現地調査のような恰好になったが、来年は夜更けまでどっぷりと風の盆を堪能しよう
と決めた。
風の盆行ったの? ボクも行きたかったニャア