パクパク日記2年11月1週
紅葉真っ盛りの九州に雪が降ったばい
11月4日(月・振替え休日)晴れ
朝 家食 キュウリとプチトマトのサラダ、「帝国ホテル」のカレー風味のスープ、「浅野屋」
の釜焼き全粒パンと無花果とプラム入りパンのトースト、「万平ホテル」の白胡麻ペースト、
杏ジャム、りんご(ゴールデンデリシャス)
おやつ 飛鳥の蘇、小布施堂の楽雁、千草28とメグスリの木ミックス茶
咳が出るのでプールには行かないことにした。運動不足解消のため散歩。結構寒いのに、ゆら
ゆらとした陽射しが眩しい。油断している猫の写真もたくさん撮った。飛鳥の蘇は美味いねぇ。
夜 家食 嬉野温泉の温泉湯豆腐 春菊、シメジ入り、おふくろ中華そば その3、キュウリ
と玉葱、プチトマトのサラダ、りんご(ゴールデンデリシャス)
おふくろ中華そばもこれでオシマイ。たっぷり入れた生姜の風味がミソの汁だが、ホント旨い。
亡き両親がいた頃一晩で3杯も食べていた。でも肥らなかった。不思議だ。3日連続の無酒日
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11月5日(火) 晴れ
昼 新橋「ととや」 鯛のカブト煮定食(小鉢2品、自家製ふりかけ、漬物) 1050円
一昨日の勝利の祝いのお頭付き膳は秋刀魚だったので、今日は鯛のお頭。立派なお頭であった。
夜 リーガロイヤルホテル東京「セラーバー」 トントロの網焼きレモン風味 1500円、ハム
とチーズのそば粉クレープ 1200円、ギネス、デュベル、ジントニック、マルガリータ
なんとなんと4週間ぶりにプールに行く。風邪を引いて約1ヶ月になるのに未だ完治していな
い。もしかしたら一生治らないかもね。1キロ歩いたり走ったりしたら、足の指がツッタ。40
日の間に多分3、4キロは太っただろうと観念して体重計に乗ったら・・・ハレレ! 増えてい
るどころか1キロ減っている。ナゼダ!! 仮説1:単に筋肉が落ちただけで痩せたのではな
い。仮説2:この間、運動はせずとも節食(?)に努めたので堂々たるダイエットである。仮説3:
風邪で鼻をかみ続けた分だけ痩せた。多分仮説1だろうねぇ。でも、何だか嬉しくなって、無
酒日の予定だったのに、「セラーバー」で飲むことにしてしまいましたー。ダメな私でーす。
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11月6日(水) 晴れ
朝のお茶 代々木「ドトール」 アイスココアS 240円
持ち帰りで無くてもプラスチックの器に変わった。グラスで無ければ洗う手間もいらないし、
水も洗剤も不要で水の汚染上は良い。しかし燃えないゴミが増える。地球にはどっちが良いの?
昼 代々木「NARU」 パスタランチ(ミニサラダ、鶏レバーのトマトソーススパゲティ、
コーヒー) 900円
何度かこの店でパスタランチを食べているが、今日の鶏レバーのトマトソースは良い出来。こ
う見えて臓物類は苦手なのだが、レバーも全く意に返すことなくムシャムシャと食べる。みじ
ん切りの人参、玉葱も入ったトマトソースも濃厚な味で良い。盛りが多いのも評価。40日無
運動で体重が減ったのは「風邪でそうゆう現象は良くあること」だソーです。整体の先生が。
夜 新橋「謝謝」 お任せコース(マーラントウの湯葉巻,干し豆腐の辛味和え、蒸し鶏の麻
辣味噌たれ、きゅうりのニンニクサラダ、香辣蝦仁、カリカリ豚肉のにんにくがけ、茄子
と油条炒め、セロリとユリ根の炒め物、麻婆豆腐、銀絲巻、香辣蝦仁麺、杏仁豆腐、生ビ
ール、紹興酒
5年半前、仕事で北京に行って様々な共通の思い出を持つ4人の会。辛いモノ大好き2人、苦
手2人が集まって「夢子レベル」辛い料理を食べる。好き派K社長と夢子、苦手派MさんとN。
同じ料理を食べながら「辛い!!!」「全然辛くない」の言葉の応酬。2ヶ月半ぶりに堪能。
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11月7日(木) 晴れ 本日立冬
昼 有楽町「慶楽」 スープ炒飯 1000円
ダム建設のために水没した美しき故郷・・・では無かった、スープの海に沈む炒飯だ。昨夜が
刺激の強い食卓だったので、スープ炒飯が胃腸に優しい。炒飯の山を崩さずにスープを飲む。
夜 三鷹「川義」 お任せコース(揚げそば、そばの和え物、そばがき唐揚げ、塩をあしらっ
た十割しのぎそば、山葵醤油とそばがき、茄子の塩漬け大根おろし、揚げそばがきの四川
風辛味炒め、そば蛸焼き、そばポタージュスープレモン風味、そば味噌、十割そば、ビー
ル、飛騨の地酒「やんちゃ酒」
揚げそば 和辛し味で食べるそばの和え物 そばがき唐揚げ
塩を振って20分置いた十割しのぎそば 山葵醤油とそばがき 茄子の塩漬けに大根おろしをのせて
揚げそばがきの四川風辛味炒め 発想が面白いそば蛸焼き そばポタージュスープレモン風味
蕎麦愛好会の「秋新の会」。先日還暦を迎えたSさん馴染みの中央線三鷹「川義」を会長が推薦。
店先に小さな水車がある民芸調インテリアの蕎麦屋である。もちろんSさんもゲストで合流。
チャキチャキの江戸っ子の藤川義春さんと奥様のお二人で切り盛りされている。蕎麦への愛情
たっぷりのご夫婦で、「蕎麦ちゃんの多彩な面を表現しようと思ってね」と四川風料理や蛸焼き、
ポタージュスープにまで姿を変えて登場。一同ぴっくり。珍しい料理も美味かったが、最後の十割
そばがしっかり締めたところはエライ。酒もガンガン飲んで6千円でまたびっくり。
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11月8日(金) 九州は薄曇り
朝 羽田空港「AVION」 ボリューム万世カツサンド 700円、コーヒー350円
カツサンド競争の中で「万世」のカツは「肉らしい」が、冷たくなると硬いのが難。
昼 大分・日田「大はら茶屋」 花ぼて弁当(つるむらさきのお浸し、天麩羅、牛のタタキ、
ぜんまい、卵、干し椎茸、青梅、山芋、こんにゃく、茶碗蒸し、味噌汁、ご飯) 2300円
福岡空港から高速で一路日田へ。大原神社近くの竹林の中に、しっとりとした料理屋が。「花ぼ
て」とは柄のついた丸形の竹かごのことを日田地方ではそう呼ぶのだとか。地元の素材を手間
ヒマかけて調理した美しいお弁当であった。要予約。竹林の中には放し飼いの鶏が遊んでいる。
夜−1 由布院・「亀の井別荘」 夕食の膳(笹茸、自然薯、酒肴盛り合わせ、お造り(平目、
エンガワ、地鶏の笹身、砂ずり)、ハモ土瓶蒸し、ハモの骨と自然薯の唐揚げ、合鴨薬研掘
焼き、蕪のクリーム煮、鯖の馴れ鮨、(持ち込みの小豆島の生オリーブ塩漬け)、山女魚昆
布押し、手打ち蕎麦、雑穀米、味噌汁、漬物、デザート、ビール、冷酒(宇吉郎)
湯布院3回目で念願の「亀の井別荘」に。宿の紅葉が最高に美しい時に来ることが出来て超幸
運。常連Iさんご夫妻のご好意で素晴らしい部屋を譲って頂いた。飲むほどに食べるほどにみ
んなの顔も高揚して紅葉顔。そこへご主人の中谷健太郎さんも合流されて、更に盛り上る。
夜―2 由布院・「亀の井別荘」 談話室 コーヒー
「亀の井別荘」には素晴らしい「談話室」がある。膨大なSPレコードを収蔵した落ち着いた
談話室では暖炉にパチパチ薪が燃えていた。枯れた洒脱な健太郎さんのお話が最高の肴だ。
夜―3 由布院・「亀の井別荘」 自室で冷酒、ビール
TちゃんとT君で部屋に寝転がって飲む。酒が無くなったので午前2時に寝ることにした。
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11月9日(土) 早朝湯布院では初雪 素晴らしい晴天
朝 由布院・「亀の井別荘」 和朝食(湯豆腐、ぐじの塩焼き、大根おろし、ほうれん草のお浸
し、厚焼き玉子、きゃら蕗、漬物、梅干し、海苔、味噌汁、五穀米、デザート)
3、4時間寝ただけだが、パッチリと目が覚めた。部屋についた露天風呂を浴びてから散歩に行
く。何と5時頃雪が降って、鮮やかな紅葉に薄っすらと雪が積もっていた。宿の裏の金鱗湖ま
での紅葉が素晴らしい。I夫人治子さんは洋朝食、他4人は和食。ダブルT2名は3膳食べた。
昼 阿蘇町「山ぼうし」 田楽料理コース 1800円+阿蘇高原炭火焼きコース 3500円÷2
やまなみハイウェイを抜けて霧氷で白くなった山々を見ながら阿蘇町に辿り着いたら2時半だ
った。遅い昼食は、田楽串6本の田楽料理と、地鶏、阿蘇牛、うずら、豚、砂ずり、野菜をセ
ットした阿蘇高原炭火焼きをTちゃんと2人でシェアした。ここは熊本県だが、だご汁も付く。
夜−1 久住高原「TAOの里 GRANDIOSO」 ディナーコース(帆立のマリネ・自家製ドレ
ッシング、ミネストローネスープ、豆腐とネギのサラダ、ビーフシチュー・ビーンズのミ
ルク煮添え、久住御膳(椎茸ご飯、揚げ出し豆腐)、胡麻豆腐の黄粉掛け、生ビール、赤ワ
イン、冷酒(千羽鶴)
「TAOの里 GRANDIOSO」は和太鼓集団TAOが運営している宿泊施設。昼食を食べ終わっ
たのが午後3時半だったのに夕食は6時!それも午後8時半からライブコンサートがあるので
仕方ない。団員の皆さんが調理もサービスもしてくれているのだから。フロントでチェックイ
ンの手続きをして部屋に案内してくれた青年が巨大な太鼓を叩いている。デザートを持ってき
た女性が笛を吹いている。骨の髄まで震えさせるような力強い素晴らしい演奏だった。寒い!
夜―2 久住高原「TAOの里 GRANDIOSO」バー ジントニック
先ほどまで汗まみれで演奏していた団員の皆さんはコンサートが終わるとすぐさまホテルのス
タッフに早変わり。演奏の興奮を引きずって飲み続ける客の間を団員が回ってお喋りする。そ
のうち、ギターに笛や鳴り物が入って、即席のライブがバーで始まった。外の寒さと中の熱気。
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11月10日(日) 快晴
朝 久住高原「TAOの里 GRANDIOSO」 朝食プレート+ヴュッフェ(オムレツ、野菜、ソー
セージ、マカロニサラダ、高原レタス、湯豆腐、ご飯、味噌汁、ヨーグルト、オレンジジュー
ス、コーヒー)
ここには「日の出ライブ」というものがあるのだ。つまり日の出と共に太鼓の演奏があり、客
も早起きして寒い外のステージで震えながら聞く。昨夜寝そびれて1時間半しか寝ていないが、
空が白む頃、起き出した。茜空が美しい。零下の野外舞台で上半身裸で演奏する彼らの背後か
ら朝日が昇る。感動的な朝だった。演奏旅行が多いので、ここの営業も年に50ー60日とか。
昼 大分・臼杵「光」 とらふぐコース(ふぐ刺し、ふぐの唐揚げ、白子の塩焼きと味噌焼き、
白子入りふぐちり鍋、皮、ふぐ鮨、ビール、ヒレ酒
何と贅沢なお昼だろう! 今シーズン初のふぐを本場の臼杵で食べてしまった。白子は時期的
に早いと思ったが、立派な大きさ。7年振りに再会したMちゃんが「白子は死ぬほど好きとい
う訳では無いので、私の分も上げます」と殊勝なことを言ってくれたお陰で2人前食べてしま
ったよ。豪傑SNちゃんも「うまい!という以外の言葉は無い」と唸る。ふぐ鮨もウマイ。私
の帰京時間が迫り、雑炊を食べることが出来なかったのが至極残念。おいしゅうございました。
夜 家食 まるちゃんのカレーうどん(卵、セリ、ネギ、万能ネギ)
この3日の贅沢な食事に感謝して、夕食は思い切り簡素に。でもこれもウマイのだ。ご馳走様。
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【今週の振り返り】
金曜日からの九州の帰りは、臼杵から大分市に行き、ホーヴァークラフト乗り場から大分空港
に向かい、飛行機に乗る予定だった。余裕のあるスケジュールのハズだったが、最後は押せ押
せになってしまう。「光」の頑固なご主人は「道に迷うとったら間に合わんだろうに。俺が車で
先導しちゃる」と仕入れに使う小さな車を出して来た。モーレツなスピードで走り出す。スピ
ード狂の豪傑SNちゃんがその車を追う。「光」に初めて来た4人の客。そのうちの1人が飛
行機に乗るのにギリギリだと聞いて、ご主人は店をほっぱらかして先導している。15分程走
ったところで停まると、窓から腕を思いっきり突き出して、前に進めと合図している。それが
ご主人との別れだった。「イヤイヤ,すごいご主人だったねぇ」と感謝しつつ驚きを隠せない。
ところが、有料道路を下りたところから工事が続いてのろのろ運転。これではホーヴァークラ
フトには間に合いそうも無い。どうしようかと思っていると、九州3人組はことも無げに「じ
ゃ、空港まで飛ばそう」。空港って、国東半島の一番遠いところにあるのに、この人達は平気な
顔をして言うのだ。恐縮しているところにTちゃんの携帯電話が鳴る。「はぁはぁ、先ほどはあ
りがとうございました。エー!!! そ、それはどうも・・・・。でも船は間に合わんとです
よ」。「光」のご主人は、私達を見送った後、ホーヴァークラフトがギリギリだと心配して電話
で頼んでくれたそうなのだ。「遅れそうな客が1人おるで、ちょっとばかり待っといてくれ」と
待たせているというのだ。結果的には間に合わず、空港まで車を飛ばしたのだが、楽しかった
九州の旅の仕上げに、人情の粋を見せつけられてうるうるしてしまった。初めて会った人と長
い付き合いの友人達のお陰で、無事羽田行きの飛行機に乗った。由布院・「亀の井別荘」の紅葉、
九重の霧氷、九酔渓の紅葉、初秋の陽を浴びた阿蘇の外輪山、360度パノラマの久住高原、
阿蘇連山に沈んだ夕日、TAOの演奏、冬の茜雲、日の出とライブ、長湯のラムネ温泉、竹田の
岡城址から見た景色・・・。何度も来ている九州の素晴らしさを凝縮したような最高の3日間
だった。自然と食べ物と酒と人情と。すべてに感謝。
で、九州で何キロ太って来たニャ?