パクパク日記2年11月2週

       木枯らしや一門引き連れ急ぎ来ぬ(字余り)

   

11月11日(月) 晴れ

朝 白山「ペガサス」 モーニングサービスセット(山高パンのトースト、ヨーグルト、サラ

     ダ、コーヒー)500

   

月に1回持病の薬を貰いに病院に行く。もう15年以上も通院。時々ムショウに喫茶店のモーニ

ングサービスを食べたくなる。いつもの「PLUS」ではなく駅近くのペガサスに行った。「パ

ンはよく焼いてね」と注文すると大きな山高パンのトーストが運ばれて来た。うまいなぁ。

昼 新橋「スマトラカレー」 ルーだけ大盛り 600円、キャベツ50円、らっきょ60

   

店に入ると昔一緒に働いたSYちゃんがカレーをかっこんでいた。会議があって5分で食べな

いとイケナイと焦っていた。ここのカレーは昔から食べていて大好きだが、薬味が気に入らん。

夜―1 四谷3丁目・杉大門通り「おちあい」 お任せコース(醤油豆、きんぴら牛蒡、刺身

   盛り合わせ、海鼠ポン酢、鯛のカブト塩焼き、揚げ銀杏、芋鍋、雑炊、柿)、ビール、冷酒

   

   

夜A先生が部屋に来てくれて、当HPのディスク容量増設の手続きをしてくれた。100メガ借

りたのに、1年余で残量僅か。個人でこんな大容量のHP作っている人少ないよね。200メガに。

さて今晩は何を食べようか。そば? 鮨? それとも芋鍋?A先生即芋鍋を選択。芋鍋に満悦。

夜―2 荒木町「ワインライト」 松の実バター炒り、ジントニック

「よつやこくている」も良いが、この店の方が静か。年中クリスマスチックな飾りつけだ。

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11月12日(火) 曇り 久々に暖かい

昼 銀座「ぽえむ」 チキンと野菜のカレーセット(ミニサラダ、コーヒー付き)900

   

「ぽえむ」の薬味は、ハラペーニョ、らっきょ、チーズだったが、最近、茹で卵が加わった。

夜 新宿百人町「タイ国料理レストラン・バーンリムパー」 海老味のせんべい、ワンチュー

      ナンプラー2(半生海老のタレつけ)、リムタム3(パパイアサラダ)、絶品のタレで食べ

      るタイ国の焼肉(牛、豚、豚のレバー、イカ、海老)と野菜鍋(キャベツ、椎茸、春雨な

     ど)、ホーモックプラー1(魚のカレー蒸し)、パッキーマホ3(激辛焼きそば)、カオパッ

     トリィピー3(目玉焼きのせチャーハン)、ゲンペット1(タイレッドカレー)、ココナッ

     ツアイスクリーム、シーハービール、ジントニック、赤ワイン

   

   ワンチューナンプラー(半生海老のタレつけ) リムタム(パパイアサラダ)  タイ国の焼肉

   

      野菜鍋               ホーモックプラー(魚のカレー蒸し)  パッキーマホ(激辛焼きそば) 

  

カオパットリィピー(目玉焼きのせチャーハン) ゲンペット(タイレッドカレー)      ココナッツアイスクリーム

「辛い会」の例会。店名の「BAAN RIM PA」は「森の辺りにある家」という意味だ

そうだ。膨大な料理名が並ぶメニューには辛さの程度を唐辛子の本数で示す。上記料理名の後

の数字は、その意味。初めて食べる料理が多かったが、どれもうまい。タイに焼肉があるとは

知らなかった。絶品のタレと書かれていて「ホントかなー?」と疑ったが、まさに絶品。持ち

帰りたかった。この例会は、参加者が少ない時に限ってバカウマの店にアタる。欠席者の方々、

残念なことでありましたぁ。JR大久保駅から徒歩1分。11時30分から24時まで営業。

こんな料理を食べながら、話題はもっぱら「医療機関の信頼性について」。会員のKちゃんが会

社を卒業した祝いにプレゼント授与。中身は辛い調味料、辛いレトルト、辛い納豆・・・・。

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11月13日(水) 晴れ

昼 代々木「カンボジア料理 アンコールワット」 Aランチ(鶏肉辛サラダ、五目クィティ

    ウ、鶏辛カレー、ライス、胡麻団子、かぼちゃケーキ) 1200

   

昨日の夜はタイ料理、今日の昼はカンボジア。すっかり気持ちはエイジアン。辛いか酸っぱい

料理が多い東南アジア料理だが、カンボジア料理というか、この店は甘辛味。当地には行った

ことが無いので、本当のことは知らない。卓上の辛い調味料をガンガンかけて辛く味付けする。

夜―1 サントリーホール前・カラヤン広場アンデルセンのサンドイッチとアセドラドリンク

初めて地下鉄でサントリーホールへ。溜池山王下から結構歩いた。コンサート前の腹ごしらえ

に適当な店が無く、いつも困るのだが、サントリーホールの場合、まん前にサブエィイとアン

デルセンがあって便利。しかしサンドイッチはうまくはなかった。コンサートが終わったら、

酒を飲まずにラーメンでも食べて早めに帰ろう。おっ、開場のファンファーレが鳴っている。

夜―2 早稲田・都バス車庫前「亀吉寿司」 すみいか、穴子、ハダガリ、帆立貝、たくあん、

 ビール、冷酒

   

10月から「ポリーニ・プロジェクト2002@n東京」が開かれている。1ヶ月間で9回のコンサ

ートと2回の講演会。マウリツィオ・ポリーニはミラノ生まれの高名なピアニスト。そのポリ

ーニが、ザルツブルグ、ニューヨークなどで意欲的な企画のコンサートを実行していて、今日

は日本版の7晩目である。この間1553年生まれのマレンツィオから1947年生まれのシャリー

ノまで400年間に生まれた24人の作曲家の作品を演奏する。ポリーニは、昔から好きなピアニ

ストの1人で、彼のヴェートーヴェンが特に好きだ。ブラームスの幻想曲集、ヴエーベルンの

ピアノのための変奏曲 作品27、シュトックハイゼンのピアノ曲X、Y、ヴェートーヴェンの

ピアノソナタ24番、23番〈熱情〉。ヴエーベルンとシュトックハイゼンは現代作曲家だが、現

代クラッシックといえば「不協和音」「破調」「難解」「頭痛くなる」と多くの人は言う。私もま

ぁその口だ。ヴエーベルンの曲は左右の腕をしょっちゅう交差して弾かねばならないし、シュ

トックハイゼンのピアノ曲Yは同じ和音を140回も叩きつけるなんて曲でね。しかし尊敬する

ポリーニが言うには「・・・心打つ、繊細な、触れたらこわれそうな、そんな風に空間に浮か

ぶ作品はそれが発する無限の詩的な波に「耳傾ける」ことができる者をとらえてしまう」のだ

そーだ。要勉強。「熱情」好きな私は、ポリーニの正確無比にして熱情がジンジンと伝わってく

る演奏にこみ上げるものあり、アンコールをねだる拍手をしながら涙を拭くのに忙しかった。

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11月14日(木) 東京は晴れ 盛岡は雪

昼 新橋「美華園」 四川麻婆麺 1050

   

この店のメニューも4品目だ。辣は不足だが、浜納豆と山椒の麻はまぁまぁ良い。上品な味。

午後のお茶 東北新幹線 バニラアイスクリームとコーヒー 250円+300

   

カチンコチンのアイスクリームにアッチッチのコーヒーを入れ暫らく置く。コーヒーを飲む。

解けたクリームはコーヒーの味がする。それを繰り返す。旨い。新幹線は盛岡に向かっている。

夜―1 盛岡「鬼の手」 鮭の白子味噌漬けあぶり焼、鱈菊親子焼き和風餡かけ、あんこうの

       ガーリック焼き、アワビのウニ和え、アスパラと男爵のめんたいソースサラダ、刺身(高

      知のシマアジ、釜石のアイナメ)、カスベの唐揚げ、白子豆腐の茶碗蒸し、鱈菊の和風グラ

      タン、そばかっけ、氷川はっと 胡麻だれ、生ビール、「あさ開」むろか酒、岩手地酒の利

      き酒セット(盛岡「菊の司」七福神、西根「鷲の尾」、紫波「堀の井」)、飛良泉

   

    鮭の白子味噌漬けあぶり焼  鱈菊親子焼き和風餡かけ      あんこうのガーリック焼き

   

     アワビのウニ和え    アスパラと男爵のめんたいソースサラダ      シマアジとアイナメの刺身

   

     カスベの唐揚げ            新聞紙に包まれたむろか酒        白子豆腐の茶碗蒸し

   

   鱈菊の和風グラタン     三角のそばかっけが沈んでいる 味噌で食べる   氷川はっと 胡麻だれ

東京では「鱈の白子」、北海道では「タチ」、栃木は「クモコ」、そして盛岡では「鱈菊」。雪景

色の盛岡でその鱈菊をたらふく食べた。トラふぐの白子には叶わないが、鱈菊も実に旨いであ

りまする。「そばかっけ」は蕎麦切りの時出るカケラ。氷川はっとはコシのあるきしめんのよう

なもの。胡麻だれで更に旨くなる。先週は九州、今週は東北。酒が進んで困るよねー。

夜―2 盛岡「アルセーヌ・ルパン」 メロンとチーズ、タンカレージントニック、ボンベイ

     サファイアジントニック

   

こんなに素敵なバーが盛岡にあったのだ。驚き。上品なマスターは言葉少ないが、ちょっと微

笑んでいるようで何とも優しい空気に包まれる。東京にあったら毎日来てしまうかもなぁ。

夜―3 バー(店名忘れちゃった)  ギネスビール

解散前に餃子を食べようと誘われたが「寝る前は食べない!」とキッパリ拒否して、バーへ。

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11月15日 盛岡は雪 福島は晴れ

朝 盛岡グランドホテルアネックス 朝食バイキング(湯豆腐、きんぴら、ほうれん草のお浸

    し、高野豆腐と大根煮、焼き魚、漬物、サラダ、ポテサラ、味噌汁、ご飯、トマトジュー

    ス、フルーツ、コーヒー)

   

夜中からまた雪が降り出したようで5センチほど積もっていた。さてさて仕事しなくっちゃ。

昼 新幹線で駅弁(宮古「魚元」いちご弁当)、お茶 1150円+150

   

盛岡の昼食なら、ジャージャー麺か冷麺だ。しかし時間が無いので駅弁に。「いちご」はウニと

アワビを入れたいちご煮のこと。生のウニを潮仕立てのツユに入れると野いちごに見えたとい

うことから「イチゴ」となった由。20年前盛岡の鮨屋で初めて食べて感激した。ウニにアワ

ビが入っているのだから贅沢この上ない。今では缶詰めもある。弁当はイメージ違って今いち。

夜 福島・小町温泉「磐山荘 O太屋」 夕食セット(赤身と鯛の刺身、茶碗蒸し、鍋(帆立鶏

    肉、魚、蟹爪、白菜、しめじ、えのき、春菊)、生ハムと貝割れのオニオンサラダ、揚げ茄

    子の挽肉あんかけ、天麩羅(海老、舞茸、茄子、椎茸、紫蘇、ピーマン)、漬物、かき玉汁、

    ご飯、柿、ビール、冷酒「清川」

   

   

郡山から磐越東線に乗り換えて「小野新町」。駅から徒歩5分で「小町温泉」に到着。有名な人

に縁のある地域だ。小野・・・小野伸ニ・・・オノヨーコ・・小野篁、小野小町。小野篁の娘

小野小町の生誕の地とされている。平安朝の歌人で佳人。温泉に浸かれば小野小町になれる訳

じゃあないけど、気のせいか玉の肌になったような。炬燵に入って、ゆっくり夕食を食べた。

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11月16日(土) 福島も東京も曇り

朝 福島・小町温泉「磐山荘 O太屋」 朝食セット(目玉焼き、野菜サラダ、板わさ、海苔、

     ほうれん草のお浸し、シラスおろし、漬物、味噌汁、ご飯)

朝5時50分に目が覚める。夜明け前。早速「こまちの湯」に入り、またもやお肌ピカピカ。

6時半に熱い湯の入ったポットが梅干と共に届いた。ご飯を2杯食べてしまう。小町は無理か。

昼 東京駅大丸レストラン街「ラ ピアッツァ」パスタランチ(カボチャのクリームスープ、

     ちんげん菜と茄子のカレー風味スパゲティ、コーヒー)1365

   

2階建てのMAXに乗って帰京。2階は眺め良いが1階の席だった。景色が何も見えず最悪。東

京駅大丸のレストラン街に以前はよく来た。11軒あるが8軒で食べたことがある。今日も「サ

バティーニ」の前には長い行列。2度入ったことがあるが、とにかく注文してから料理が出る

のがメッチャ遅い。その点「ラ ピアッツァ」は極めて早い。味よりそこが魅力。飲食店って

回転率が業績にも影響するんでしょ? 通算したら「サバティーニ」の儲け損ないは莫大だ。

午後のおやつ 郡山「柏屋」 薄皮饅頭(つぶ餡)、千草28

   

作り立ての薄皮饅頭はうまい。こし餡とつぶ餡がある。帰ってきたばかりだが、出掛けよう。

夕方のお茶 四谷3丁目「K&Y」 ホットココア 400

夜 家食 鶏肉団子と白菜の中華風スープ、ほうれん草とトマトのサラダ、銀鮭の味噌漬け焼、

ネギ納豆、ご飯

   

FYさんからF家に伝わる風邪撃退スープのレシピを教えて貰った。それをヒントに実だくさ

んの中華風スープを作る。肉団子は、ミジン切りの長ネギと生姜をたっぷり入れると堪えられ

ない旨さだ。先週は週末もずっと飲んでいたから、実に13日ぶりの無酒日になる。  無酒日

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11月17日(日)曇り

朝 家食 鶏肉団子と白菜の中華風スープ、豆腐のとろとろリゾット

   

どんよりと曇って寒い朝だ。我がチームはシードされたので2週間後まで試合は無いが、今日

横浜と大阪・長居で準々決勝戦がある。横浜スタジアムに行くつもりでチケットは買ったが、

風邪がぶり返しそうな予感がするのでヤメルことにする。たまには家にいるか。リゾット旨い。

おやつ 郡山「柏屋」檸檬、薄皮饅頭(つぶ餡)、由布院「亀の井別荘」寒餅あられ、千草28

とメグスリの木のミックス茶

   

試合に行かないのならプールに行くか。いや寒そうなのでヤメル。ホテル日記なぞ作ろうか。

夜 家食 紅葉の中の巣ごもり、金目鯛の味噌漬け焼、鶏肉団子と白菜の中華風スープ、ネギ

    納豆、ご飯

   

横浜では接戦の末富士通が、大阪長居ではアサヒ飲料が18点差で勝った。次の相手は飲料だ。

日米野球最終戦。米リードの中、9回表2アウトの場面で松井に5回目の打撃順が回って来た。

東京ドーム満員のファンは、誰しもが彼のホームランを願ったに違いない。しかし1塁ゴロで

ゲームは終わった。寒い日曜日1歩も外に出なかった。「軽井沢万平ホテル」を作成。ほうれん

草の巣ごもりの周りにトマトを置いたら紅葉のよう。秋に子育てするような鳥はいないよね。

鍋一杯作った風邪減退のスープを3回で食べ終わった。当分風邪を引かぬと良いが。 無酒日

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【今週の振り返り】

今、朝ご飯を食べるといえば、旅に出た時と休日くらいだが、過去のことをツラツラ考えてみ

ると色んな朝食があったことを思い出す。中学生位までは家族が一緒に朝食を摂っていた。和

食中心だった。高校生になる頃、5人の家族は食べるものも時間もバラバラになった。3番目

に食べる私の2年間の朝食は、決まってインスタントラーメン2個。1個70グラムの小ぶりな

ラーメンを2個一緒に茹でて作ってもらっていた。就職してからは果物のジュースだった。起

きてから7分で出掛ける私が、洗面所から自室に向かう時通る食堂のテーブルの先にジュース

が置いてある。走って来て、ジュースのコップを奪うとゴクゴクと飲み干し、パンと置いて着

替えに走る。マラソンの給水ポイントの情景である。朝食を作ってくれる人がいなくなってか

らは、もっぱら駅の立ち喰いそばになった。立ち喰いそばも大好きだ。口が匂うのでネギ無し。

中央線の武蔵小金井の駅から東京方面に向けて、1駅ごとに降りて食べ比べた時代もある。四ツ

谷駅の地下鉄乗り換え階段中2階のそば屋が一番だった。立ち食いなのに生そばで、茹で立て

を食べることが出来た。味はサイコーなのに、店のおばさんが恐ろしく意地悪だった。昨年久々

に行ってみたら、あの当時とは変わっていた。吉野家の牛丼時代もあった。ほんの一時期メガ

ネを掛けていて、掛けなれないからしょっちゅう外す。すると無くす。チェーンをつけてぶら

下げていた。ある朝、吉ギューをかっこんで、スマシテ出社すると「夢子さん、今朝も牛丼で

すか?」とSMに言われた。ぶら下げたメガネの上に、メシ粒と牛肉の破片、紅生姜のかけら

が、脂をまとって七色に光っていた。ナゼわかったのだ!SMの推理はスルドイ。

 たまニャ家にもいたら? 家もいいニャア

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