パクパク日記2年11月3週

        東京には紅葉とクリスマス風景が一緒に来る

   

11月18日(月) 晴れ

昼 第一ホテル東京「カフェバー トラックス」 サンドイッチバー 1890

   

ホテルの2階にある「楼外楼」でイシモチそばでも食べるかと店の前まで行った。「イカン!今

晩も中華だった」と思い出し、同じフロアにある「トラックス」に行く。席数はそれほど多く

は無いとはいえ、1時過ぎなのに満席。皆ヒマだねぇ。仕方なく高いカウンターに座って食事。

サンドイッチバーなのに、サンドイッチは1つも食べなかった。ヴュッフェというかバイキン

グって、料理がゴチャゴチャになるので、どうも苦手だ。隣の爺様スゴイ食欲!!叶わない。

夜−1 新橋「上海家庭料理 謝謝」 お任せコース(揚げ干し椎茸甘辛和え、干し豆腐と香

       草の辛和え、ザーサイ、蒸し鶏、香辣蝦仁、黒ムツの挽肉チリソースがけ、レタスの乳

       腐(ローフー)炒め、麻婆豆腐、銀絲巻、香辣蝦仁麺、杏仁豆腐、生ビール、紹興酒

   

   

   

14年前に退社した元部下のNI、その同期のKと3人で。同期会にお邪魔したような恰好だ。

NIもサスガにオジサンになったせいか「ねぇねぇ、ボクさぁ・・」ってな喋り方はしなくなっ

たが、相変わらずの奔放ぶりだ。他社に行ったのなら、もっと暴れてくれい。昔話をしている

ところに、彼らの同期のNBが店に入って来る。小さい店なのに、こんな偶然があって面白い。

夜―2 新橋「アナトリウム」 ジントニック

1ヶ月以上も洟かんでようやく97%抜けた今年の厄介な風邪は耳鼻咽喉型と名付けた。同じ

症状の風邪を引いたというKを「それ、カンタンには治らないんよ」と先輩面して脅した。

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11月19日(火) 曇り

朝 越後の笹団子 R子の新潟土産

昼 銀座 中国・台湾料理「麒麟」 ランチセットE(炒飯と坦々麺、杏仁豆腐) 950

   

寒いから「やす幸」のおでんでも食べようか。あら?今は昼の営業していないのね。じゃ、そ

の先の店に・・・ここも準備中だ。という具合に歩いていたら坦々麺の字が目に入る。店に入

る。Eセットは普通サイズの炒飯に小さい坦々麺。逆の方が良いのに。変わった坦々麺だった。

夜 早稲田・リーガロイヤルホテル東京「セラーバー」 ネギトロ巻、ステーキサンド、関西

       風ネギ焼き、シェフサラダ(ハーフ)、枝つき干し葡萄、ギネス、デュベル、ジントニック、

       マリガリータ

  

平日プールを挫折しないコツは、空腹にならないうちに運動を始めること。珍しく集中して仕

事を片付け、5時50分に会社を出る。地下鉄早稲田に無事到着。よしよし、今日はプールに

行って飲まずに帰れそうだ、とほくそえむ。ホームに見たことのある人がいる。別人とは思っ

たが、一応声を掛けてみる。「Nちゃん」。アレレー本人だった! 彼はビジネススクールで勉

強、私はプール。2時間後「セラーバー」で飲む約束をさせられた。どうしてこうなるのぉ?

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11月20日(水) 曇り

昼 銀座7丁目グリーンビル・イタリア料理「イルピノーロ」 パスタランチ(有機野菜とイ

       タリアソーセージのサラダ、パン4種とオリーブオイル、魚介類のスパゲテッイ、ケーキ、

       カプチーノ) 2100

   

   

今日の夜は粗食だろうから、昼はちょっと豪勢に行くか。パスタはロングとショートの2種類

の中から選ぶ。サラダが実にうまい。ケーキもカプチーノもうまい! 洒落た店だが、スタッ

フがえらくフレンドリーで「良かったら、一杯飲んで行きますか?」なんてね。昼なので辞退。

夜 家食(と言ってもテイクアウトだけど) 「モスバーガー」野菜つくねバーガー、きんぴ

       らライスバーガー、野菜サラダL、クラムチャウダー 1039

   

試合日程がわかった時から、今日の夜の予定「アルゼンチン戦」と手帳に記しておいた。モス

バーガーで食料を仕入れてそそくさと帰宅。前半は始まっていたが、日本は善戦している。よ

し!0−0で折り返したぞ。後半始まって1分で1点失い、続いて2点目。アララー。ちょっ

と気が抜けた時だったねぇ。高原、中山ゴンちゃん、決めてくれい! あっ、終わっちゃった。

どうやって食事したか憶えていないけど、野菜つくねバーガーはやけに甘かったなぁ。無酒日

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11月21日(木) 晴れ 少し暖かい日  高円宮殿下急逝 享年47

昼 銀座7丁目「味彩」 本日のランチ(ニラ炒め、麻婆豆腐、餃子、ワカメスープ、漬物、

       ご飯) 750

   

夜に備えて軽く麺でもと思い「味彩」に行くが、定食が魅力的だったので変更。銀座の並木通

りの7丁目にこんな中華屋があるのが嬉しい。お客はガテン系の方々、オヤジの方々が圧倒的。

客層に合わせてか、味付けが濃く量も多い。たいして旨くも無いが、この量と値段が良いよね。

午後のお茶 麹町「銹柚」 コーヒー

   

「さびゆう」という店。ここのコーヒーは旨い。お替りして2杯飲んだ。

夜―1 築地「某2」 お任せ料理(蓮根煮、里芋と人参炊き合わせ、ワカサギのフライ、寅

     ふぐの刺身、寅ふぐの唐揚げ、寅ふぐの焼白子ポン酢、皮しゃぶ、ふぐチリ鍋(鱈の白

     子入り)、雑炊、洋梨、ビール、日本酒

  

   

   

   

   

「白子の会・ハシリの部」。白子の分け前が減るので会員は増やさないよう運営して来たが、2

年前1人増えて会員数7名。今回ゲスト1名と押しかけ客1名の9名で入荷の少なかった白子

を分け合って食べる。一瞬の恍惚。アッという間に無くなった。日本酒は4升飲んだような気

がするが、永久幹事のKが途中で店から消え、築地を徘徊していたらしい。かまわずに飲む。

夜―2 築地「某カラオケ」 アイスクリーム、ジントニック

「白子の会」お約束の二次会はカラオケ。いつも同じ店に行く。歌って踊って飲んで、疲れた。

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11月22日(金) 曇り おぉ!寒い

昼 歌舞伎座 赤飯弁当 600円、お茶 250

   

朝刊で高円宮が急逝されたことを知る。スポーツがお好きで多大な貢献もされて来られたが、

音楽もお好きでいらして、カザルスホールのコンサートで何度もお見かけした。休憩時間のロ

ビーで、ふと隣を見ると殿下がワイン片手にどなたかとお話をされているような場面に何度も

遭遇した。気さくな方だという印象が強い。47歳では余りにも若過ぎる。ご冥福を祈る。

歌舞伎座に向かう。今月は顔見世で昼の部は「薄雪物語」の通し狂言。大詰「刀鍛冶正宗の場」

もやるのは、昭和34年以来なんですって。芝翫、菊五郎、團十郎、富十郎、田之助、仁左衛門、

三津五郎、勘太郎という豪華な布陣。半分切腹して応急措置で血止めしている幸崎伊賀守(團

十郎)と園部兵衛(菊五郎)、そしてその妻梅の方(芝翫)が苦痛と悲しみを堪えて笑い合う「三

人笑い」の場面は、役者としても難しいらしいが、見ている方もツライ。一番前の花道隣の席

に座ったが、隣のオジサンは、5時間18分のうち、起きていたのは5分位だった。昼寝に来

たのだろうか。高い昼寝だよなぁ。10個しかない赤飯弁当ゲットする。量は少ないが上品。

夜 新宿高島屋・レストランパーク「つばめグリル」 トマトのファルシーサラダ 700円、

       つばめ風ハンブルグステーキとバゲット 1200円、デザート(洋梨赤ワイン煮バニラアイ

       スクリーム添え、クレームブリュレ)580円、コーヒー 350

   

   

有楽町、秋葉原、代々木、新宿と舞台がはねてからも忙しい。「つばめグリル」のハンバーグを

食べてみたいと若い頃は思っていたが、年を取るにつれ食べ物の好みも変わってしまった。ハ

ンバーグではなく「ハンブルグステーキ」とメニューに記しているところにコダワリを感じる。

が、味はそれ程でも無かった。スタッフはテキパキ、料理も素早く出て来て良い店。 無酒日

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11月23日(土) 泣きたいような寒い曇り

朝 家食 鳥取「楽粋」極吟ろくろ豆腐の特製ネギソースかけ、手羽先と白菜のスープ、粉ふ

       き芋特製ネギソースかけ、ご飯

   

特製ネギソースの作り方

たっぷりの微塵きりしたネギ、生姜、すり胡麻、鷹の爪、塩の上にケムリが立つ位に熱したごま油をかけ混ぜる。完成。

午前中、4つも荷物が届く。佐川急便の人がいるうちにヤマト運輸が来てラクチン。いっぺん

に荷物を受け取ることが出来た。鳥取の豆腐がドッサリ。TBSの花まるマーケットで紹介し

ていたネギソースをアレンジして作り、温めた豆腐に載せて食べてみた。うまいねぇ。じゃ、

粉ふき芋にもかけてしまいましょう。なんだか今朝の食事は優しい味がふんだんであるよ。

おやつ 由布院「亀の井別荘」の巳次郎柿と寒餅あられ、長崎・納島の落花生、千草28とメ

      グスリの木のミックス茶

   

長崎・納島の落花生は1袋600円と高いが、皮つきのまま食べられる。今の時期しか無いが、

コクがあって旨い!平戸島まで電話してわざわざ取り寄せる価値あり。巳次郎柿も上品な甘さ。

夜 家食 鳥取「楽粋」極吟ろくろ豆腐の湯豆腐(水菜、椎茸)、極吟とろりの冷奴、ポテト(北

       あかり)と青森りんごのサラダ、赤魚の粕漬け焼、ネギ納豆、ご飯

   

   

「極吟とろり」は作り手・楽粋の言によれば「大豆の旨味を引き出した豆腐を超えたムースの

ようなまろやかな味わい。チーズに例えるとイタリアのマスカルポーネを感じさせる絶品」と

ある。今年の新製品のようだが、ホントにとろーりとして実に旨い。土佐醤油をかけたが、繊

細な味が消えてしまうようでもったい無い。塩の方が良いかも。明日やってみよっと。無酒日

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11月24日(日) 今日も寒い曇り

朝 家食 鳥取「楽粋」極吟ろくろ豆腐のとろとろリゾット、極吟とろり、ポテトと青森りんごのサラ

     ダ、手羽先と白菜のスープ

   

今日も寒い日のようだ。「極吟とろり」に塩をパラリとふって食べたら、デザートみたい。極吟

ろくろ豆腐で作ったとろとろリゾットは贅沢に旨い!寒い日は温かいもの食べてアッタマル。

おやつ 早稲田「モスバーガー」 玄米餅のお汁粉 240円、コーヒー 150

   

美容院に行く前お汁粉を食べた。北海道十勝の小豆のつぶ餡。入れ物はプラスチックだが旨い。

夜 家食 鳥取「楽粋」極吟ろくろ豆腐の特製ネギソース、長ネギのスープ煮、シメジとニラ

       のカレー炒め、赤魚の粕漬け焼、ネギ納豆、手羽先と白菜のスープ、ご飯

   

   

この週末は、ネギと豆腐をよく食べた。太い長ネギ3本と大きな豆腐を5丁。豆腐は8丁送ら

れて来たから、頑張って食べても未だ3丁ある。長ネギのスープ煮は時間と手間がかかったわ

りに期待したほどでは無かった。もう1品の材料が余る。1人暮らしはこれが不便。 無酒日

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【今週のふり返り】

全国から、時期に合わせて旨いものを取り寄せる。春は和歌山の柑橘類、6月釧路から時鮭、夏

は唐津のざる豆腐、岩手のカナダジャージー牛のヨーグルトとアイスクリーム、北海道のウニ、

11月に入ったら小豆島の生オリーブ漬け、長崎納島の落花生、冬は越後の餅とおかき、和歌山

の極熟みかん・・・・。季節に関係なく愛知県の調味料、鹿児島の青さなども取り寄せ品の常

連だ。中には高価なものもあるが、たいていは安いもの。高いものはデパートや専門店で売っ

ているが、旅で知った、その地でその時期でなければ食べられないものは取り寄せしかない。1

人暮しだからといって送って貰うのに、余りに少量では申し訳ない。ドンと買う。食べ切れな

いものは、親しい人に配る。私と親しい人は、労せずして全国の旨いものを食べられることに

なる。

取り寄せ生活の問題は2つ。ダンボール問題と受取人の不在。幸いマンションには住み込みの

管理人さんがいるので、普通の荷物は預かってくれる。有り難い。冷蔵、冷凍はそうはいかな

い。酔っ払って深夜帰宅すると「不在連絡表」という小さな紙切れが入っている。翌朝電話す

る。「不在表がありました」「住所、お名前をどうぞ」「○○区○○町○―」このヘンまで行くと、

ヤマト運輸なら気がつく。「あぁ夢子さんですねぇ?今日もこれからお出掛けですねぇ?」。住

所の途中で、私とわかられてしまう。恥ずかしくもあり、便利とも思う。全国の旨いものが私

の口に入るには、作る人はもちろん、発送する人、運ぶ人、預かってくれる人、何度も配達に

来てくれる人のお陰である。「ピンポーン」。あっ、また何か来たな、とダンボールジャングル

の廊下をぬって、玄関に走る夢子であった。

       ピンポーン・・・あニャ?お留守かしらん

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