パクパク日記3年1月5週
2003年も1ヶ月が過ぎた。春節で中国系は賑やか。
TVチャンピオン収録風景
1月27日(月) 冷たい雨がバシャバシャと終日降る
昼 新橋「ととや」 ブリ大根定食(茶碗蒸し、ポテトサラダ、自家製ふりかけ、モヤシの和
えものと漬物、ブリ大根、ご飯、味噌汁) 1050円
このオカズの多さで、ご飯1杯で抑えるのに一苦労。サンジェゴで行われたスーパーボウルは、
初出場のタンパベイ・パッカニアーズが勝利。守備陣が勝ったと云っても良いかもしれない。
夜−1 荒木町「ます味」 穴子コース(先付け:穴子の肝煮・ワカサギ南蛮漬け・椎茸の帆
立挟み・鶏のすり身松の実、穴子の薄作り、穴子の小鍋仕立て、穴子の白焼き、天麩羅、
カブラ雑炊 穴子の薬味、デザート:グレープフルーツゼリーととちおとめ)、生ビール、
真澄の樽酒ぬる潤、冷酒(立山)
先付け 肝煮がうまい! 穴子の薄作り フグや平目と違った歯ザワリ
七輪の上で小鍋がグツグツと 白焼きは塩、山葵、晒しネギ、醤油を好みで 揚げ物も凝っている
絶品のカブラ雑炊 穴子は薬味ですよ 贅沢!
シーズン中の試合ビデオをすべてダビングしてくれたM君へのお礼の会。当初9千円のコース
を頼むつもりであったが「9千円の穴子コースはかなり量が多いですよ」とご主人のアドバイ
スで7千円にする。肝煮から「あぁ、うまいなぁ」。薄作りは何とも云えない歯応え。小鍋仕立
ては、中骨を一昼夜コトコト煮たスープに山椒を振って食べた。暫しうっとりと目を閉じる。
白焼きは塩と山葵、小口切りのネギと一緒に食すと更に味が豊かになる。最後の穴子飯を、冬
場だけカブラ雑炊とチョイス出来るので雑炊を選ぶ。穴子は薬味にする贅沢さだ。一口食べる
度に、M君と溜め息つきながら「う、う、うまい・・・・」。昼夜共に予約が必要な店だが、心
から満足して過せる。M君の会社はここから2分。昼にも来るつもりのようだ。グヤジー!
夜―2 荒木町「ワインライト」松の実のバター炒め、ジントニック
M君は、お通しで出て来る松の実のバター炒めを3回もお替りした。M君、食べ過ぎだよ!
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1月28日(火) 暖かい晴天
昼 銀座「維新號」 青海苔海老やきめし(スープ付き) 1600円
青海苔は余り好きではないのに、このやきめしを頼むのは、たっぷりのスープがついてくるか
ら。一緒に行ったSブーは五目そばを食べたが、ずっと「それにすれば良かった」と繰り返す。
夜 早稲田・リーガロイヤルホテル東京「セラーバー」 皮つきポテトオリーブオイル ロー
ズマリー風味、パン、シェフサラダ(ハーフ)、ギネス、デュベル、ジントニック、ジント
ニックDOM,ジントニックチャイニーズ
肩の負傷もあり、16日ぶりのヘルスクラブ。1時間プールでミッチリ運動してバテた。体重
を計って、心もメゲた。あぁ、くらくらー。いつも同じものばかり飲むので、4杯目はジント
ニックにベネディクティンというリキュールを、5杯目は桂花陳酒を加えて貰った。ベネディ
クティンは、味が深くなって大人びた感じだが、桂花陳酒は軽薄なチンピラみたいでダメだな。
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1月29日(水) 晴れ時々曇り 寒い! 六十八代横綱:朝青龍誕生
昼 銀座「いちこし」 パスタランチ(サラダ、コーンクリームスープ、ボンゴレビアンコ、
ミルクティ、焼きバナナケーキ)1050円
午前中に、カウンターが2万を超えた。夢子倶楽部をコッソリヒッソリと始めて1年で1万に
なったが、4ヶ月強で2万になってしまった。私が見た時は「20001」で舌打ちしたら、A
先生から「20000をゲットしたのは僕です」とメールが来た。なーんだぁ。ハハハ。
夜 国際フォーラム「パパミラノ」 ミネストローネ・パパミラノ風、シーザーズサラダ、フ
レッシュトマトとアンチョビノマリナーラピッツァ、クワットロ・フォルマッジョピッツ
ァ、コーラ
気がついたら、昼も夜もイタ飯だ。せめてパスタはやめてピッツァにする。薄い薄い台だから
カリカリサクサクとうまい。クワットロ・フォルマッジョは4種類のチーズ。贅沢である。1
月の無酒日今日で15日!4割目標だから12日で良いのにね。1月から3日の貯金だ。無酒日
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1月30日(木) 晴れ ごっつぅ寒い
昼 銀座「レモングラス」 タイ風カレーそば(小ライス、デザート付き) 1050円
普通盛りです
大盛りにするか、普通盛りにするか・・・・。「レモングラス」に行く間ずっと悩む。ダイエッ
ト上は普通盛りにすべきだが、すぐ食べ終わってしまう。かと言って洗面器大の大盛りを食べ
ては罪悪感を感じる。小大盛りというのがあるといいのになぁ。久々のタイ風カレーそばの話。
夜−1 赤坂「某」 ハマグリのカブラ煮、八寸(鯖鮨・ミル貝と浜防風のぬた・アワビの酒
蒸し・丹波の黒豆・鰻・ウニと小茄子・白子の茶碗蒸し)、トラふぐ焼白子の白味噌仕立て、
鯛の刺身、オコゼの唐揚げ、焼きカラスミの飯蒸し、京芋の煮揚げ、半田ソーメン、卵と吉
野葛の焼き菓子、ビール、冷酒(〆張鶴)
カブラの餡の下には大ぶりのハマグリ どれも旨い八寸 死ぬ前にはこれを食べたい!
冬場に貴重な鯛は香り高い ぷりっぷりのオコゼ もち米の上にはさっと炙ったカラスミ
京芋は一旦煮たものを揚げる ジャコ飯か半田ソーメンかの選択 和風カスタードクリームのような焼菓子
お店の要望で店の名前は伏せます。ほんとに美味しい京料理を頂きましてございます。最初の
ハマグリのカブラ煮から、料理人の腕を感じる料理のオンパレード。しみじみ、つくづく「日
本料理は素晴らしい!日本人に生まれて良かった」と涙がちょちょびれるのでございました。
夜―2 赤坂「タートヴァン」 帆立貝のタルタルソース メルバトースト、ジントニック
連れは腰痛で苦しんでいる。立っているのが一番ラクとかで、彼は立っている。私はテーブル
に座っている。終始見上げているので、首が疲れるのであった。
夜―3 赤坂「楽屋」 乾きもの、水割り
「タートヴァン」を出て、帰るつもりだった。ふと「楽屋に何年も行っていなかった」と思い
出し、顔を出した。帰宅したのは、午前4時であった。久々に深酒しちゃったよ。あぁ眠い。
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1月31日(金) 晴れ
麻 家食 「ローソン」の餃子ラーメン、舞茸の味噌汁
深夜4時にコンビニで弁当を買うという「都市型おばさん」をやってしまった。うまくはない。
夜 雑司が谷「そば処 和邑」 揚げ蕎麦、鴨鍋、三色蕎麦(柚子切り・しらゆき・田舎)、ビ
ール、冷酒(越の寒梅、夢の段、かたふね、久保田)
雑司が谷の鬼子母神、大鳥神社の近くにある蕎麦屋「和邑」。大学の先輩にご招待頂いた。21
年間アパレルメーカーにいらした方が、脱サラをして開いた店で一茶庵系。ご主人も大学の後
輩に当たり、他のお客さんが帰られた後は、都内の蕎麦屋を巡って楽しくおしゃべり。鴨鍋は
丁寧に作られていて、最後に手打ちのうどんで締める。ご夫婦で切り盛りする気持ちの良い店。
夜―2 リーガロイヤルホテル東京「セラーバー」 ジントニック
先輩をご自宅に送ってから、1杯だけのつもりで「セラーバー」に行った。そこには、何とクサ
レ縁とも言える元部下、後輩達がワヤガヤと飲んでいるではないか!ナンデコウナルノ。とは
いえ、懐かしい顔が揃って楽しい日を締めくくった。ここは後輩にご馳走になった。へへへ。
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2月1日(土) 晴れ 旧暦の元旦 春節 テレビ放送50周年
昼 四谷3丁目「香港食堂」 ランチセット(四川胆々麺、炒飯、焼餃子、漬物、杏仁豆腐)
894円
四谷3丁目でランチ。欧風カレー、韓国家庭料理、トンカツ、タイ料理、洋食、惣菜屋・・・
何にするか散々迷った末「香港食堂」へ。ボリュームたっぷりだが、坦々麺の味がちょっとね。
午後のお茶 三栄町「ドトール」 ホットココアM 290円
夜 家食 けんちん汁、四谷「妻家房」の白菜キムチとオイキムチ、赤坂「某」のちりめん山
椒、金目鯛の粕漬け焼き、黒酢のもずく、ご飯
和風の実だくさん汁が美味しいのはやっぱり冬だ。今シーズン、未だけんちん汁を作っていな
かったので、鍋いっぱいに作る。昼出かけた折に「妻家房」でキムチをたくさん買って来た。
色は唐辛子で真っ赤だが、それ程辛くは無く甘味もある。一昨日赤坂の店で土産に貰ったちり
めん山椒は、柔らかく山椒の風味もよく実にうまい。ご飯にピッタリ。家食もいいね。無酒日
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2月2日(日) 曇り
朝 家食 ブロッコリーとトマトのサラダ、キムチ納豆、くろめ、けんちん汁、ご飯
昨夜、けんちん汁を食べて何か足りないと思った。ネギを入れるのを忘れていた。ネギは大事だ。
納豆もネギ納豆に限る、と思っていたが、たっぷりのキムチと混ぜたら、これも旨かった。
おやつ 虎屋「おもかげ」、おせんべい、千草28とメグスリの木のミックス茶
数年前まで、甘いものが大の苦手だったが、それでも年に1、2回上質な羊羹と美味しい日本茶
を飲みたいことがあった。何故かわからないが、そんな日が主に秋、冬にあった。そうした時
フンパツして「虎屋」の羊羹を買った。それも、黒砂糖羊羹の「おもかげ」。数年ぶりだが旨い。
夜 家食 人形町「浜乃院」金目鯛の味噌漬け焼き、庚申塚「ファイト餃子」ホワイト餃子の
水餃子 美香酢かけ、四谷「妻家房」白菜キムチとオイキムチ、ブロッコリーとトマトの
サラダ、けんちん汁、ちりめん山椒ご飯
陽が射さないと寒さを一層感じる。ヘルスクラブに行く気持ちも萎えた。なのに夕食にこんなに
食べてしまった。「浜乃院」金目鯛の味噌漬け焼きは素晴らしくうまい。贅沢な食事。無酒日
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【今週の振り返り】
2月1日、日本でテレビ放送が始まって50年経ったということで、NHKは50年間の長い長
居特別番組を組んでいた。半日外出していたので、ところどころを見ただけだが、私なりのテ
レビとの思い出に耽って面白かった。(もちろん50年前ではないけれど)当時信州の地方都市
に住んでいたが、我が家は近所で一番早くテレビを購入した。夕食ドキになると、近所の子供
達がテレビを見に来た。子供界では「月光仮面」が一番人気だった。イタリアオペラが来日し
た時は、東京からの転勤族の大人が、手料理持参で何人も我が家に集まった。「オテロ」「愛の
妙薬」が演目だったか。テレビを買った家は、屋根に高いアンテナを取り付ける。テレビがあ
るか否かはアンテナを見れば一目瞭然なのであった。自分の家のアンテナを自慢に思っていた
時代だ。
地方だから民放は1局、NHKとチャンネルは2つしか無かった。1日の放映時間も短く、それ
以外の時間にテレビを付けても、シャーっと白い画面が流れているだけ。テストパターンとい
う動かぬ表みたいのが出ている時間も長かった。放映時間の少ない貴重なテレビは、もちろん
家族全員で見る。ホンノリしたものであっても、ラブシーンになりそうになると、皆そわそわ
とトイレに立ったり、居眠りしているふりをした。家族全員が涙もろく、しかし涙を見られた
くない照れ屋だったから、悲しそうな場面を察知すると、やっぱりそわそわして猫を残してテ
レビから離れた。チャンネル争いは熾烈だった。「アンディ・ウィリアムジョー」を見たい私、
「囲碁の時間」を見たい父。それが同じ時間に放映されたので、父と娘は毎週大喧嘩をした。
「事件記者」、「夢で会いましょう」は、毎週首を長くして待ち、全員仲良く見た。テレビのソ
フトも今の方が遥かに発達しているのに、何故か、大昔に見た番組のことはしっかりと自分の
脳裏に焼きついている。
ウチは家訓でテレビは買いませんのニャン