パクパク日記3年2月1週
梅もほころび始める今日この頃。冴え返り、冴え返りもうすぐ春。
2月3日(月) 晴れ 節分
昼 新橋・ニュー新橋ビル「焼売 太楼」 鬼胡麻麺(太楼風坦々麺) 1350円
一見ネギそばのように見える「焼売太楼」の鬼胡麻麺。しかし、この大量のネギの下に坦々麺
の辛味やネリ胡麻が潜んでいる。だからよくかき回して食べる。ネギの刻み方が荒っぽくない?
夜 早稲田・リーガロイヤルホテル東京「セラーバー」 牛肉のタタキ風ピリ辛サラダ、じゃ
が芋のクリームグラタン、バゲット、生ビール、ギネスビール、ジントニック、ジントニ
ックベネディクティン、ドライマティーニ
昨日ヘルスクラブをサボった。今日こそ行かずばなるまいなぁ。サボりたい、飲みたい、食べ
たい・・・様々な欲望を断ち切ってヘルスクラブに行く。プールで1100メートルの運動。今日
の私はエラカッタ。バーに引っかからなければ、もっとエラカッタのにね。「セラーバー」の料
理は、レギュラーの品に加えて「今月の料理」数品がメニューに加わる。2月の料理ではじゃが
芋のクリームグラタンが秀逸。量もたっぷりで濃厚だ。薄く切ったバゲットでソースをぬぐう。
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2月4日(火) 曇り、午後から晴れ 今日は立春
昼 銀座・三井アーバンホテル2階「桃花源」 酸辣麺(大辛)1200円、中華サラダ 250円
以前は「酸辣麺を思いっきり辛くね」と頼めば良かった。「辛さのレベルですが、3倍にします
か?それとも5倍?」と聞かれた。なるほど、辛さサービスの標準化だわぁ。5倍の誘惑もあ
ったが、今日は午後重要なアポイントがある。3倍にした。これが、結構辛いのでありまするよ。
夜―1 根津「はん亭」 串揚げコース(キャベツなどの生野菜、小皿:サヨリの苺ソース・
帆立おこわ蒸し/おろし和え、串揚げ:谷中生姜・タラの芽・海老・イカ・わかさぎ・茄子・
キスの紫蘇巻・餅・牛肉とチーズ・蓮根・ブロッコリー・沢蟹・銀杏・合鴨・帆立・マッ
シュルームの生クリーム・伏見唐辛子・メゴチ・しめじと蟹ベーコン・牛タン)、生ビール、
冷酒(誠鏡の幻 吟醸酒)
大好きな街、根津。下町がそっくり残る根津の街に、明治後期の建物を改装して串揚げ屋を営
む「はん亭」がある。3階建ての木造の建物は下駄のツマカワという部品を扱っていた店の建
物と言う。ご一緒するMさんとは8年ぶりかしら。ポチ君とも久々。最初のセットは串6種と
小皿2種、キャベツで2700円。以後、6品ごとに追加していく。私は食が細いので、21品(牡
蠣はMさんに上げたから20品)、ポチは24品、Mさんが25品食べた。食事の入る余地なし。
夜―2 根津「CLAN PAPA」 ナッツやドライフルーツ、ジントニック
「はん亭」近くのバー。細身で寡黙なご主人が過不足ないサービスをしてくれる。ポチはこの
近所の大学(T大)に通っていた頃根津で遊んでいたとか。話は時代を遡り、また現実に戻る。
今日の夕刻、嬉しい嬉しいことがあって、つい顔がほころぶ。夜中に1人ニマニマしている私。
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2月5日(水) 晴れ
昼 新橋「げんこつ屋」 坦々麺 850円
海苔の下は茹で卵
新橋の街を歩く。もう何十年もいるから新橋のことは良く知っていると思っていたが、当ても
無く歩いてみると、知らない店が多いことに気がつく。何軒もいつの間にか別の店に変わって
いる。そうだ、昼メシだったとあちこち物色。メニューやサンプルをジロジロ見ること10軒。
ようやく「げんこつ屋」に決定。ここの坦々麺も変わっている。サッと茹でた生に近いキャベ
ツと厚切りの煮豚がカットされて乗っかっている。スープのバランスも良く、坦々麺として合格。
夜―1 荒木町「ます味」 穴子のコース(先付け:穴子の肝煮・サザエ・飯蛸、穴子の薄作
り、小鍋、揚げ物:穴子・茶蕎麦巻・つくね・銀杏、穴子の白焼、カブラ雑炊 穴子の醤
油煮の薬味、グレープフルーツゼリーと苺)、生ビール、真澄の樽酒、冷酒(立山)
また来てしまいましたー「ます味」。食いしん坊Tが「どうしても連れて行け!」とせがむので、
急遽「非麻の会」としてしまいましたー。今晩は他に2組のお客様がいらしたが、1口食べる
度に「うめぇー!」「マイウー!」と騒ぐので恥ずかしい。揚げ物の天ツユも、白焼に付ける醤
油も飲み干してしまうので、更に恥ずかしい。でも、それ程「ます味」の料理は美味しいのだ。
夜―2 荒木町「ワインライト」 松の実のバター炒め、ジントニック
荒木町界隈は、2軒目、3軒目に行きたい店も豊富。テンション高いままワインライトへ。
夜―3 四谷「某」 はんぺんのマヨネーズ和え、漬物盛り合わせ、凍結酒
珍しく2軒目の間中起きていたK介は地下鉄で帰り、3人で「某」に向かう。飲み過ぎだよね。
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2月6日(木) 晴れ
昼 銀座「はしご 銀座8丁目店」 だんだん麺(大辛)ご飯つき 850円、茹で卵 100円
考えてみたら、今週の昼メシは、またもや全部中華だと気がついた。しかも、坦々麺は3回目。
いつかも書いたが、「はしご」の大辛は、色が凄いだけでちーーーっとも辛くないんよ。ホント。
夜―1 早稲田・都バス車庫前「亀吉寿司」 スミイカ、ウニ、海老の踊り、とこぶし、ハダ
ガリ巻、穴子握り、ビール、冷酒
毎年恒例。招かれた人はラッキーな日。私は大金を失う日。揃ってみなさま、よく召し上がり
ますです。「ウニ」「大トロ」「ウニ」・・・・・。亀吉寿司名物アジの鮨大好評。これで半年分
のお小遣いが無くなってしまったけど、8人のみんなが喜んでくれれば、それでいいんだ。
夜―2 リーガロイヤルホテル東京「セラーバー」 ジントニック
楽しい夜は、「セラーバー」に場所を移して、更に続いたのでありましたー。
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2月7日(金) 晴れ 暖かい
朝 家食 札幌「山桜桃」の新札幌らーめん(味噌味)、「沈菜館」のポッサムキムチ、カクテ
「山桜桃」と書いて「ゆすら」と読む。北海道の旅情報誌と当地の生産者、料理人が組んだ「ご
当地グルメプロジェクト」の第一弾商品なんだってさ。うん、麺も、スープもなかなかイケル。
でも1箱500円もするのぉー?高いなぁ。今朝着いたばかりの「沈菜館」のキムチもいいねぇ。
午後のお茶 代々木「ドトール」アイスコーヒー(S)180円、(持ち込みの)カレーパン
夕方お腹が空いて、ドトールの2階でこっそり持っていたカレーパンを食べた。盗み喰いだ。
夜 家食 チゲ鍋風実だくさん激辛スープ、生のタラコの味噌漬け、ほうれん草のトマトのサ
ラダ、「沈菜館」のポッサムキムチ、カクテキ、オイキムチ、ご飯
「赤の食卓」。偶然だが、ご飯以外は真っ赤な料理が並んでしまった。先週買って来た「妻家房」
の白菜キムチが酸っぱくなりつつあるので、チゲ鍋風に。大量の白菜キムチ、ニンジン、エリ
ンギ、ブナしめじ、春雨、ソーセージ、鶏のツクネ牛蒡、木綿豆腐、モヤシ、ネギ、ニラと実
沢山である。今朝来たポッサムキムチは、宮廷キムチというだけあって、魚介類がたっぷり入
って贅沢だ。生のタラコの味噌漬けもうまいなぁ。ご飯がススンデ困ってしまうぞ。 無酒日
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2月8日(土) 曇り
朝 家食 「サイボクハム」の粗挽きソーセージのホットドッグ、チゲスープ、パイナップル
ホットドッグを食べるのは10年ぶりかなぁ? それを作るのは20年ぶりかもね。粗引きのソー
セージをコロコロと温めている同じフライパンでキャベツをたっぷり炒め「pelt@er」のパンに一
緒に挟む。それをオーブンで温めて、と。あらら、焼き過ぎてしまいましたぁ。
おやつ 「ジーゲスクランツ」のハーメルン 洋梨 1050円、千草28とメグスリの木茶
新宿の京王デパートにある時間に行くと、1階から地下にかけて階段に並ぶ行列を見たこと
ありませんか?客が1日2回出来上がりを待っているのはハーメルン。洋梨と栗があるが、圧
倒的に洋梨人気。カスタードクリームを挟んだパイですよ。パイがサクサク、クリームはねっとり。
夜 家食 里芋の出汁煮、きんぴら牛蒡、生のタラコと帆立貝の味噌漬け、「沈菜館」のポッサ
ムキムチ、カクテキ、オイキムチ、チゲスープ、ご飯
昨夜「danchyu」をパラパラと読んでいたら「タンメンの逆襲」という小さな特集があっ
た。「おいしくて、いいヤツなのに、なぜか最近忘れられがちなタンメン」と。タンメン好きと
しては、居ても立ってもいられず、今晩タンメンを食べに行こう!と思いつく。しかし、だ。
今晩食べるものは冷蔵庫や鍋に山ほどあるじゃないか。イイトシしてんだから冷静にお願いし
ますぜ、と天の声。食卓にズラリと並べて「何がタンメンだよ」と深く反省しました。無酒日
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2月9日(日) 晴れ 暖かかぁ
朝 家食 「サイボクハム」の粗挽きソーセージのホットドッグ、キャベツ炒め、トマト、チ
ゲスープ
ホットドッグは久々と言いながらまたですかい? はい、実はこの週末は「ソーセージ集中
消費キャンペーン」なのであります。たくさん頂いたお陰で、冷凍庫にはソーセージが山の
ように。チゲ鍋にも入れ、ホットドッグにしてせっせと食べている。よく噛むとジンワリと旨味が。
おやつ 「ジーゲスクランツ」のハーメルン 洋梨 1050円、千草28とメグスリの木茶
余りに良いお天気なので、散歩に行く。ポカポカ陽気だ。やや、神田川にかかる駒塚橋に人だが
り。テレビの撮影クルーもいるぞ。皆神田川を覗きこんでいる。タマちゃんかいな。「昨日までたく
さんのボラが・・・」なんて聞こえる。東京の何とかという川に夥しいボラの幼魚イナが遡っていると
いう映像を昨夜見たが、神田川にも来たらしい。しかし、じっと見てもイナの姿はない。新江戸川
公園の紅梅が見事に咲いている。白梅も蕾が膨らんでいてもう少しだね。
夜 家食 おでん(大根、こんにゃく、昆布、生椎茸、イワシのつみれ、スジ)、おでん豆腐、
銀ダラの味噌漬け焼、「沈菜館」のポッサムキムチ、カクテキ、オイキムチ、大根の葉のお
浸し、ご飯
散歩の後、プールで1150メートルの運動。風呂上りに体重を測って、驚愕!!! 6日で2キ
ロも増えたーーー!! これはあれだな。ソーセージとハーメルンのマトメ喰いが原因だ。き
っと。すっかりショボクレテ、夕飯の買い物。太らない材料を入れたおでんにする。日曜日の
夜だというのに、こんなに作ったのは、数日これで凌ぐつもりなのだ。頑張らねば! 無酒日
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【今週の振り返り】
年末に喪中葉書を頂いて、信州に住んでいた頃の隣家のおじちゃんが亡くなったことを知った。
町の中心に2軒だけあった社宅の隣同士だ。互いに違う工場、事業所で働いて来て、たまたま
大町工場の社宅で隣だった。葬儀はとっくに終わってしまっているし、先週になってようやく
未亡人になったおばちゃんにお悔やみの手紙を出した。長い手紙だ。おじちゃん、おばちゃん、
私の両親みんなが若かった頃、そして私ら子供達が小さかった頃の懐かしい思い出、小学生の
私から見た隣家の夫婦像、そして今の寂しさをお慰めする言葉・・。土曜日の夜電話があった。
おばちゃんからだった。おばちゃんの声が若くて、救われる。「夢子ちゃん? あなた夢子ちゃ
んなの? 子供の時の声と違うわよ?」そりゃそうですよ、あれから何十年経っているんです
か。おばちゃんには、今でも、私は小学生の私なのだ。亡くなったおじちゃんの話になると、
もう泣き声になってしまって聞き取れない。暫くおばちゃんの泣き声。仕方なく、20数年前に
私の母の葬儀におばちゃんが来てくれたお礼を言う。更におばちゃんの泣き声は高くなった。
ようやく「あなたからの手紙が嬉しくて、哀しくて、何度も何度も読んだのよ。おじちゃんの
仏壇の前でも、声を出して読んだのよ」と言ってくれた。長い間、忙しさをいい訳に古い知人、
友人のつきあいを疎かにして来た。あの手紙は、もちろんおじちゃんの死に哀悼の意を込めて
書いたが、横浜に住まわれているのに、亡くなるまで一度も訪ねもしなかった、これまでの無
沙汰を詫びる意味があった。そして、私の家族全員が元気に過していた、あの時代にいっとき
でも浸りたくて書いたようにも思える。おじちゃんは、許してくれただろうか。
ボクは父親の顔なんてしらないよ。カユイにやぁ