パクパク日記3年3月2週

       東京の開花予想は29日とか。カンヒザクラが咲いていた

     

3月10日(月) 晴れ 北風が冷たい

昼 新橋「とゝや」 ブリ大根定食(ブリ大根、茶碗蒸し、ぬた、自家製ふりかけ、漬物、ご

   飯、味噌汁) 1050

   

以前なら12時過ぎに行ってもすぐ座れた「とゝや」なのに、満席で並んでいる人もいる。どう

も、汐留の人口増に伴なって、魚が旨いこの店が混む構造らしい。1時からの会議に備えて25

分で済ませたいのになぁ。何? 1人ならカウンター席がある? 急ぐ時には煮魚を選ぶべし。

夜 早稲田「セラーバー」 野菜スティック、関西風ネギ焼、ギネス、デュベル、ジントニッ

   ク、マルガリータ(塩無し)

   

「週2回のヘルスクラブ通い、常にかくありたし」と先週書いたからには、今日もプールに行

こうっと。こうゆうの有言実行って言うのかなぁ。へへへ。連句の番が早くも回って来て、水

中歩行をしながら苦吟。「春の三日月ねぇ・・・・おっ! プール天井の窓から春の三日月が見

えるじゃん」。指折って句を作りながらプールで走っている人なんか私くらいかもね。「セラー

バー」では、生のピアノ演奏がある。プールで作った句をメモしていたら「マイファニーヴァ

レンタイン」の演奏が始まった。スタンダードナンバーって、ほんとに良いなぁ。好きだなぁ。

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3月11日(火) 晴れ 今日も風が強い

昼 赤坂・特許庁前「赤坂 秀月園」 カルビ温麺(辛口)1000円、韓国風水餃子 800

   

   

昨夜読者のエミリンさんからメールが来た。「秀月園の温麺食べるべし」。そのうち行って見る

と返事をした。しかし私は午前11時半タクシーに乗っていた。今日1番目の客になった。「辛

くしてね」と頼んだカルビ温麺、おぉ!血のような真っ赤なスープ。米で作った透明の太い麺、

柔らかく煮た大根や椎茸の入った辛めのスープ、やわやわの牛アバラ肉がドッサリ、その上に

スクランブルエッグとほうれん草、ネギ。スンバラシイ色彩感覚。太い麺は歯応えあって噛む

のに疲れる。温麺に比べると水餃子は特段の個性は無いが、これも旨い。エミリンさんに感謝。

夜―1 荒木町「桃太郎」 温泉卵、刺身4点盛り、地鶏の煮物、桃太郎鍋、雑炊、ビール、

    冷酒(麒麟山の吟辛、〆張鶴の純)

   

   

   

野菜しゃぶしゃぶの桃太郎鍋はとても有名。大昔から行ってみたいと思っていた。今晩の会食

会場が「桃太郎」になって嬉しかった。牛の頬肉や山伏茸、なめこなどが入ったスープに、ニ

ラ、ちんげん菜、黄ニラ、チシャ、セリ、サニーレタス、オオバ春菊、レタス、貝割れ大根な

ど青菜オールキャストをシャブシャブして食す。豆腐もあった。意外と濃厚なスープなのだが、

材料が菜っぱだからアッサリしている。鍋が終わると、うどんにするかご飯にするかと聞かれ

た。ご飯を選び、雑炊にしてくれるのかと思いきや、白いご飯に勝手にスープを掛けて食べよ、

と言われた。ここは恐ろしく愛想の無い店で、短気の人、気の弱い人は途中で帰っちゃうかも。

夜―2 荒木町「ワインライト」 松の実バター炒め、ジントニック

「鯨飲馬食」という言葉があるが、Hさんは鯨飲派。ウィスキーのダブルを水のように飲む。

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3月12日(水) 晴れ ちょっと暖かいかな

昼 代々木「VOO DOO」 Aランチ(レタスサラダ、白身魚のホイル焼、ヒジキ煮、マカロ

    ニサラダ、ご飯、豚汁) 950

   

タレントの誰だったか、アルミホイルが大の苦手で、ちょっとでもカシャカシャ音を聞くと背

中がゾクッとするとテレビで話していたっけな。そんな人は、今日のホイル焼は食べられない。

午後のお茶 水天宮「茶房 にほんばし」 コーヒー

財団法人の理事会出席。ウミヒドラ科ヒドロ虫類、ウミミズムシ、ハナズトガイ科、コシオリ

エビ科、両側回遊性アオマブネガイ類・・・。こんな名称が会議に出るのですよ。地球には、

いろんな動物がおるんですなぁ。そしてその研究者も。ゴカイは分かる。釣りの餌にしたから。

夜 早稲田「巨摩」 カレーしゃんぽん 700円、水餃子 500

   

今夜は祝宴のハズだった。しかし、祝えないことになり宴はポシャる。自棄酒を飲む気にもな

れず、自宅の近所で麺をすする。せめてカラダだけでも温まりたくてね。あーあ。  無酒日

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3月13日(木) 晴れ 穏やかな天気

昼 銀座・三井アーバンホテル「四川料理 桃花源」 中華サラダ 200円、酸辣湯麺(辛口3倍)

   1200

   

ふと隣の席を見ると憶えのあるデカイヘッドスキン。I君だった。彼とは去年の暮、南長崎の

菜る瀬でもバッタリ会ったが、6年前の偶然は、香港の「福臨門飯店」。会社では会わないのに。

夜―1 四谷3丁目「妻家房」 ナムル、キムチ盛り合わせ、サンチュムチム(サンチュのサ

   ラダ)、パチヂミ、ヤンニョンケジャン、プルコギ、コムタンスープ、ビール

   

   

   

「とにかく旨いものが食べたい!!」とSブーが言うので、久々に「妻家房」に行く。サンチ

ュムチム、ヤンニョンケジャンが旨い。牛一頭でも食べそうな勢いだったが、チヂミを食べた

ところでペースダウン。満腹になり、最後に頼む予定だった石焼ビビンバは泣く泣く諦める。

夜―2 荒木町「よつやこくている」 チーズクラッカー、ジントニック5

   

       Sブーが食べたワカメサラダと春巻       私はチーズクラッカーを3個だけ

酒を飲めないSブーだが、この後バーでウーロン茶を飲みながら、春巻、ワカメサラダ、チー

ズクラッカーも1つ食べた。満腹、満腹と言ってから5分しか経っていないのに「もうお腹の

中はこなれた」そうだ。バリバリ食べる彼女を見ながら、私はジントニックを5杯も飲んだ。

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3月14日(金) 晴れ

朝 家食 ブランジェ浅野屋のパン、ミートパイ、大根サラダ、チキンとキャベツサラダ、ワ

   カメスープ

    浅野屋のミートパイ

名前は忘れたがブランジェ浅野屋の「1グラム1円」のパンを買った。253円分食べたかな。

お茶 日比谷「帝国ホテル」 コーヒー 1000

おやつー1 新橋演舞場 小倉アイス 300

   

市川猿之助のスーパー歌舞伎は例年4、5月公演だったのに、今年は3、4月。「新・三国志 V 

完結編」である。T部で劉備、関羽、張飛は死にU部で諸葛孔明も生涯を終えた。じゃV部は?

おやつー2 新橋演舞場喫茶室 みつ豆 400円、コーヒー 400

   

演舞場地下の喫茶室。「ホテルオークラ」のサンドイッチやカレーもあるが、和風甘いもの系も

あって便利。このみつ豆は黒蜜で旨い!お店の人がクッキーを客に配っている。サービス良い。

夜―1 銀座「佐賀昇」 小結コース(付きだし、刺身盛り、鰈の唐揚、豆腐、ちゃんこ鍋、

   うどん)、ビール、日本酒「八海山」

   

   

いやー、面白かった。もうお約束となった「京劇のアクロバット、本水、火攻め、宙乗り」は

もちろんのこと、スピーディな展開でムッチャ楽しませて貰った。2列目だったので、2幕の

本水場面では、舞台の水を浴びた。「信ずれば、きっとその夢は叶う」「夢みる力」「夢

を継ぐもの」十分に堪能した。演舞場から徒歩1分で「佐賀昇」到着。人気店で、1ヶ月前か

ら予約した。ちゃんこ鍋と最後のうどんがモチモチっとしていてうまい! 酒も進んで困る。

夜―2 都内「某所」 豆腐、らっきょ、漬物盛り合わせ、凍結酒、ウーロン茶

11時半が次の待ち合わせ。「もう帰ろう」と15回言ったが、腰を上げない。店を出たのは5時!

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3月15日(土) 曇り

遅――い昼 家食 明星「チャルメラ」(ネギ、椎茸、絹さや、卵)、「浅野屋」のパン

   

家に辿り着いたら朝刊が来ていた。日経新聞に負けてしまう位の朝帰りだ。6時に寝て11時に

は起きたが、頭がボーっとしてツカイモノにならない。こんな日食べたいのはやっぱり麺だね。

夜 渋谷「温石料理 船山」 料理歳時記の3月のコース(前菜:ホタル烏賊沖漬け・花見団

   子・野蒜のもろ味噌、桜酒、地魚の盛り合わせ:金目鯛・鯵・ほうぼう・烏賊など、甘鯛

   の桜蒸し:新竹の子・ふき・こごみ・菜の花・はなビラ麩、鰆の木の芽焼 花山椒、稚鮎

   の天麩羅:たらの芽・山うど・こごみ、竹の子ご飯、香の物、甘味:わらび餅、葛切り黒

   蜜、生ビール、冷酒(吉乃川) 7000円のコース

   

   

   

   

混声合唱団の演奏会を聞きにこまばエミナースに行く。二日酔い、寝不足なので演奏中寝てし

まうのではないかと心配だったが、レベルの高い演奏に目はピッカリ。働きながらスポーツを

する人は身近にいるが、忙しい仕事を持っての合唱団も大変だ。アンコール曲も入れて25曲。

全曲暗譜しているのだから恐れ入る。大S子と2人で食事に行くつもりだったが、会場でA

生とM子にバッタリ。合流して渋谷神山町の「船山」に行くことになった。「温石料理」と書

いて「おんじゃくりょうり」と読むそうだが、意味は聞かなかった。料理歳時記と題したコー

スは毎月料理が替わり、大S子は毎月通っているのだとか。見て美しく食べて美味しい「料理

で四季を楽しむ」コースに全員大満足。大S子と私は竹の子ご飯を2杯。葛切りも旨いなぁ!

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4月16日(日) 晴れのち曇り

朝 家食 「ローソン」の焼タラコのグラタン、大根サラダとトマト、「浅野屋」のパン、プル

   ーン、ワカメスープ

   

昨今クッキングをする気が起きない。日曜日の2食だけのために献立を考えたり、買い物に行

ったりするのが面倒なのだ。イケナイなぁと思いながら、単身赴任のお父さんのような朝食。

おやつ 早稲田「モスバーガー」 オニオンリング 200円、玄米汁粉 240円、コーヒー

    150

 

新江戸川公園の辛夷が咲いたか毎週見に行っている。満開かも、と期待して行ったが三分咲。

この分では週末になるなぁ。オニオンリングが好きだ、といつだったか書いたら、私も、私も

と反応があった。「モスバーガー」の玄米汁粉もうまい。小豆の1粒が大きくて豆の味がする。

夜 家食 「中村屋」のスパイシー野菜カレー、レタスとトマトのサラダ、モヤシとしめじの

   香酢がけ、ヒジキの煮モノ、ネギワカメピリ辛スープ

   

ギリシャのクレタ島で作られたエキストラ・バージンオイルが届いた。醤油と香酢でドレッシ

ングを作ってサラダに掛けて食べたらバカウマだった。「中村屋」のカレーのレトルトはホンノ

コテ(屋久島方言)うまくないんだよね。なんでかな? 店の味と同じにして下さい。無酒日

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【今週の振り返り】

名前を声に出すと舌を噛みそうな水産無脊椎動物を研究している人達がいる。地味な研究であ

っても、その成果を積み重ねて行くことで、海洋生物の世界が明らかになっていく。全財産を

基金にして財団を作った人がいる。啓蒙活動をし、研究者を支えることに存在感を感じている。

活躍する舞台がそこにあるのなら、国の概念を持たずに地球のどこにでも行く人がいる。その

国の言葉や習慣も学び、スッとその国で活躍する。会社を辞めて、好きなスポーツのために賭

けようとする人がいる。苦労は10倍の人生になっても、そのことが社会に役に立つと信じて

いる。還暦を数年前に過ぎても尚、精力的にスーパー歌舞伎の世界を創り続ける人がいる。若

手の人材を育成し、歌舞伎は苦手という観客を劇場に通わせている。社会人になっても歌い続

けている人達がいる。仕事をしながら、家庭を持ちながら、発表した時の拍手の記憶を励みに、

同好の士と研鑚を積んでいる。たった1週間で、私が会った人、観た人、話した人、聞いた人

にこんな人達がいる。然るに、私は「飲んで、食べた」だけじゃないか・・・。こんなことで

私の人生は進んで行く。それでいいのかっ!? うーん、いいと思う。それしか無いもの。

            ま、そーゆーことニャラ、進歩はナイわな

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