パクパク日記3年3月4週

      週の後半は「めんそーれ沖縄」だったんサー

   

3月24日(月) 晴れ カラダから芽が出そうに暖かい

昼 新橋・ヤクルトビル地下「味里」 皿うどん(並) 900円

   

「味里」のランチは午後1時半までだが、1時を過ぎるとアッという間に空いてしまう。1時15

分に行ったが、客はほんの数人。しかし、殆どの人がチャーメンと言われる皿うどんを食べて

いる。チャンポンも人気。海老、イカげそ、帆立貝、サツマ揚げ、蒲鉾、豚肉などの蛋白質の

具と野菜がドッサリ入っている。東京で私の一番の皿うどんはココだ。小700円もある。

夜 早稲田・リーガロイヤルホテル東京「セラーバー」 野菜スティック、マルゲリータピッ

   ツァ、生ビール、デュベル、ジントニック、モスコミュール、いいちこの生山葵入り 海

   苔添え

   

プールに行くつもりだった。酒は飲まないつもりだった。しかし、いつものカウンターに座っ

て飲んじゃった。ガッカリで飲まずにいられない。せめて小食にしようと料理は2つ。薄いの

が好きではあるが、今日のマリゲリータは煎餅のように薄い。バーテンのIさんが焼酎のいい

ちこにおろした生の山葵を入れてサービスしてくれた。焼酎は苦手だが、海苔をバリっと食べ

てはちょっとずつ飲んでみると面白い味がした。でもお金を払ってまでは飲まないだろうなぁ。

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3月25日(火) 一日中雨

昼 銀座・三井アーバンホテル「桃花源」 酸辣湯麺 1200円、中華サラダ 200円、正宗杏

   仁 600円

  

酸辣湯麺はいつものように3倍の辛さ。なかなか辛くてよろしい。他の料理も食べようと思い

ながら、最近はこればかり。普通の杏仁豆腐は400円だが、柔らかい正宗杏仁は600円だった。

夜   ナシ!!!

具合が悪いワケでも無いのに、今日は晩メシ無しであります。なんで? うーん、食欲が無い

のよ、ホント。会社に午後9時までいたけど、空腹感が湧いて来ない。「何にも食べないなんて

カラダに毒よ」と自分に言ってみたが、なーに、いつもバクバク食べているのだから1食くら

い抜いたってどーってことないわな。食欲無しなんて数年に1度のことだと思うけど。無酒日

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3月26日(水) 晴れ 暖かいなぁ

昼 銀座「あうん」 ランチ(マグロハンバーグ、ガンモドキ煮、里芋の胡麻和え、鶏とニラ

   の和えもの、青森の飲むヨーグルト、ご飯、ウナギ入り白玉すまし汁) 900円

   

昨夜夕食抜きを決行したのは良いが、寝る頃には地獄の空腹に襲われるかと思いきや、就寝時

も夜中も朝起きても特に異常な空腹は感じない。そんなことってあるのか!これから1日1食?

30品目の昼食を売りにしている「あうん」のランチ。とはいえ「あうん」がやっているので

はない。「銀座でランチだけ出す店をやってみたい!」という女性陣に昼の店を開放したのだそ

うだ。メインは2品あり鶏料理との選択。私はマグロハンバーグを注文。刺身に出来るマグロ

と豚肉、玉葱で作ったハンバーグもどきに山葵の乗せた大根おろし。塩味が濃くて喉が渇く。

午後のおやつ 会議中に出された「中村屋」の桜まんじゅう、日本茶

夜 築地「天竹」 ふぐコース(付き出し、ふぐの酢の物、ふぐ刺し、ふぐ鮨、ふぐの唐揚、

   ふぐちり鍋、雑炊、香の物、デザート)、ビール、冷酒

   

   

   

勝どき橋のたもとにある「天竹」は昔から手頃な価格でふぐを食べることが出来ると大人気で

あった。車で前を通ると、午後4時頃からサラリーマンの行列があるのが当たり前の風景だっ

た。しかし、この数年はその行列も無い。1日1食は思っただけで、夜は歓送会だったのでキチ

ンと2食目。とらふぐのコースは美味しいのだが、今日のように「春」という陽気になると、

何となく気が抜けたようなふぐになってしまう。有り難味が減って、とらふぐ様に悪いような。

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3月27日(木) 晴れ 夕刻より那覇は雨

昼 銀座「かめや」 かき揚げ蕎麦 400円+ワカメ50円、稲荷寿司2ヶ 200円

   

2日続けて12時半から会議。今日は霞ヶ関だ。スタンドの椅子はあるけど立ち喰い風を5分で。

夜―1 那覇市安里「うりずん」 付き出し(夕顔のお浸し)、ジーマーミー豆腐、海ぶどう、

    豆腐よう、ドゥル天、ビール

   

   

「うりずん」は沖縄の貿易風。地元の人にも観光客にも大人気の店。ジーマーミーとは落花生。

ドゥル天は、田芋に豚、かまぼこ、椎茸を混ぜて揚げたもの。豆腐ようが泣く程美味いぞ!

夜―2 那覇市安里「東大」 おでん(大根、ふくろ、昆布)、タコとモンゴイカのゲソ刺身、

   ゴーヤージュース、ゴーヤー入りオムレツ、ミミとマメの刺身、半だまのお浸しとサラダ、

   ソーキ煮、豚の三枚肉ソティ、日本酒・剣菱

   

   

   

沖縄におでん屋があるとは思わなかった。「うりずん」で前菜をつまみ「東大」でじっくりと。

面白い店名だが、一代目のご主人が琉球大学の学生達と談論風発、夜な夜な議論をして「酒の

席が最高の教育の場」と東大と命名した由。おでんは内地と同じ味。そっくりの美人母娘が今

は経営している。常連各自の健康を考えてか、裏メニューが次々と出て来る。ゴーヤージュー

スは苦くてうまい。血液がサラサラになりそうだ。半だまは緑と紫のツートンカラーの植物。

ソーキ煮は思わず「マイウゥ!」と叫ぶほど。泡盛が苦手な私は剣菱を何杯も飲んで過す。

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3月28日(金) 午前中曇り 午後から雨(沖縄は)

朝 ホテル西武オリオン「かたばみ」 和朝食 1200円

   

サワラと思ったのは、青ヒラスという魚の西京漬けだった。道理でちょっと油っぽかった。

昼 那覇空港「琉風」 ソーキそば 650円+税

     

空港にはウマイモノ無しと思っていたが、これはなかなか。三越が経営している店と聞いた。

夜 カヌチャベイホテル&ヴィラズ「HOPE」 ゴーヤサラダ 700円、トコブシ 1800円、

  大きな胡麻パン(サービス)、椎茸のクリームスープ、サーロイン特選和牛霜降りステーキ

   6千円、ライス、マンゴシャーベット、オリオンドラフトビール、白ワイン、赤ワイン、ジン

      トニック

   

   

昼で前半の仕事を追え、カヌチャベイホテル&ヴィラズへ移動。あいにくの雨でガッカリ。80

万坪の敷地のこのホテルには、レストランもたくさんあって、選り取りみどり。ホテル内循環

シャトルバスに乗って本格炭火焼きステーキハウス「HOPE」へ。隣の敷地に前クリントン

大統領の生家があり、アーカンソー州スタイルと銘打っている。トコブシがバカうまかった。

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3月29日(土) 快晴

朝 カヌチャベイホテル&ヴィラズ「神着」 和朝食 2000円

   

昨夜午後10時に寝てしまったので6時には目が覚める。おおっ、今日は天気が良いぞ。「神着」

と書いてカヌチャ。アテ字だそうだ。開店の7時に店に行く。油味噌やアーサーの味噌汁など。

昼 ザ・ブセナテラス「カフェテラス La TiDA」 ボストンクラムチャウダー 900円、トマト

     とアスパラガスのサラダ 700円、ライ麦パンのベジタブルホットサンド 1200円、コーヒー

   

   

Kさんがカヌチャベイホテル&ヴィラズに迎えに来てくれ、2年前サミットの会場になった

ザ・ブセナテラスに連れて行ってくれた。沖縄最高級のホテルと言うだけあって、素晴らしい

ホテルだ。テラスにはみだしたカフェテラスで、微風を受け、海を見ながら食事していると、

ここはハワイか?と思ってしまう程のロケーションだ。今度はこのホテルに来てみたいなぁ。

夜 リザンシーパークホテル谷茶ベイ「日本料理 七福」ジーマーミー豆腐 300円、もずく酢

  500円、豆腐よう 500円、苦瓜チャンプル 700円、しゃぶしゃぶ 5千円、オリオンド

   ラフトビール、菊正宗吟醸酒300ミリリットル×2

   

   

次は谷茶(たんちゃ)ベイに移動。何だか一昨日からホテルを転々としている。午後3時から

式典があり、ついホロっとさせられる。海に沈む夕日を見ながら沖縄料理。豆腐ようは紅コウ

ジ菌入りのもので真っ赤。苦瓜チャンプルは美味しかったが、量が多くて半分残す。沖縄料理

の後でしゃぶしゃぶが食べたくなった。神戸牛だそうだ。締めはうどんではなくご飯だった。

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3月30日(日) 快晴 沖縄は

朝 リザンシーパークホテル谷茶ベイ「ヴッフェレストラン 谷茶ベイ」朝食ヴッフェ

   

5時半に起きてしまった。6時から大浴場に。沖縄で最大というこのホテルは、満室だったら

2600人泊まれる。朝食ヴッフェのメニュー数はそれほど多くは無い。朝も海を見ながら食事。

昼 那覇市公設市場「道頓堀」 タコライス 700円、ソーキそば(小)350円

   

国際通りから公設市場辺りをぶらぶら。市場の2階に有名な食堂街がある。新名物タコライス

とあるので、タコを炊き込んだご飯だろうと思ったら、似てもにつかぬ皿。ご飯の上に揚げた

挽肉、レタスに冷たいトマトソース。メキシコ料理の「タコス」のご飯という意味とか。紛ら

わしいぞ、この名前は!不味くも無いがうまくない。メニュー選びに失敗しちゃったさぁ。

午後のお茶 平和通り「中国茶屋」 コーヒー 200円、プーアール茶 500円

注文を受けてからコーヒー豆を挽き、ドリップで煎れる。それで200円。プーアール茶もキチ

ンと中国式に煎れてくれた。良い店だ。但し禁煙なので、その度に外に出て吸った。

夜 家食 「グルメ」のツナと卵サラダのサンドイッチ 730円、サーターアブダギー

   

午後8時帰宅。あぁ、疲れた。夕食は那覇空港で買って来たサンドイッチ。お土産に買ったサ

ーターアブダギーも1つ食べる。さぁさぁ、急いでパクパク日記を作らなくっちゃ。 無酒日

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【今週の振り返り】

沖縄は3度目だ。空港に着くとすっかり南国らしい雰囲気で、ここが日本であることに戸惑う。

当り前のことなのに、タクシーで日本語が通じるとホッとし、日本円を受け取って貰った時に

安堵感を憶えるのもいつもと同じだ。那覇市内、東海岸のカヌチャ、西海岸の谷茶と沖縄本島

を移動した。2日間はあいにくの雨だったが、週末は晴れた。眩しい日差し、サンゴ礁の美しい

海。まさに、美ら島(ちゅらじま)である。この島が57年前の戦場になったことに思いを馳せ

ると信じられない気持ちになり、余計その悲惨さが堪える。そして、その美しい島は、今若年

層の無業者の多さにも悩んでいる。高卒の就職率は5割前後という話だ。「結(ゆい)まーる」

という親族の結束の強さが、その厳しさを支えて来たという話も聞いた。一番の収入は、観光

である。そんな思いもあって、たくさんの土産ものを買い込み、持ちきれずに大半を送った。

たいした貢献にもなっていないだろうが。そんな折、修学旅行の大半がキャンセルになった。

学校の方針はどうあれ、上部役所の「自粛するように」というお達しがあったからだ。米基地

のある沖縄は、イラク戦争が長引きそうな日々の中で「事故があってからでは遅いから危険」

という役人らしい発想なのだろう。そんな心配は全く関係ない程、沖縄の海は静かに波打って

いたし、オバアの優しい笑顔が懐かしかった。もうすぐ「うりずん」という貿易風が吹くと、

沖縄は「夏」になる。

     沖縄のキレイな海を見に来てクックー

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