パクパク日記344

       春ってお天気が不安定なんだよねー。いやになっちゃうよー

     

421日(月) 小雨 昼間一時晴れ 寒くて暑いヘンな天気

昼 銀座「フォー麺」 フォーハイサン(魚のすり身団子入りフォー)700円、生春巻 250円、ヴェトナム

      風炊き込みご飯 150

米で作ったヴェトナムの麺、フォー。歯堪えもあって好きだ。そういえば、銀座にもフォーの店が出来た

なぁと食べに行く。10人も入れない程の小さい店。「フォーのスープは何で取るのですか?」「コンソメで

す」。えーー? 今日食べたものを合計すれば1100円だが、会計をすると1050円だった。ま、このヴェ

トナム風炊き込みご飯で150円は取り過ぎだから、ちょうど良いかもね。どうもチェーン店らしい。

夜―1 渋谷「ぷん楽」 お通し(冷しおでん)、ぷん楽サラダ、厚焼卵、豚チヂミ、牛蒡天、ゲソのさつま

       揚げ、肉じゃが、ブリ大根、生ビール、冷酒(黒龍)   @3千円だった

   

   

   

NPOの常任理事会。イラク戦争、SARS問題で厳しい環境だ。会議を終えてみんなで食事に行く。エ

レベータで一緒になった芸能リポーターのI氏は、隣の席に座るなり「ともさかりえ婚約したので遅れまし

たー」なんて挨拶をしている。こういう店の料理の味は似たりよったりだが、牛蒡天が一番うまかった。

夜―2 渋谷「バー 黒い月」 ジントニック 2杯、ドライマティーニ

   

「バー黒い月」には看板というものが無い。ビルの中にあるが、ドアにも店名は無い。Oさんと2人でジッ

クリ飲む。4日ぶりの酒で、かつ込み入った話をしたので、すっかり出来上がってしまった。ヒック!!

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4月22日(火) 表彰したいような見事な晴れ

昼 特許庁前「頤和園」  四川坦々麺 1000

   

「夢子さん、そんなに坦々麺が好きならどうして頤和園に行かないのですか?」と食いしん坊Tが言う。

じゃあ、行ってやろうじゃないか、と午後から霞ヶ関ビルで会議がある今日実行する。昼ドキはいつも長

い長い行列が出来る店だが、店の中は広いから意外と待つ時間は短い。四川坦々麺は同店の名物ら

しくメニューのトップに堂々と載っている。うん、まあまあ。かなりレベルは高いが絶賛ということもない。

夜―1 銀座「ヴァンピックル」 オリーブ、きゅうり、地鶏の白レバーのパテ ブルーベリージャム添え、

      フレンチバーベキュー(吉田豚のバラ肉、穴子白焼、筍、吉田豚のタン、タスマニア産の仔羊ニン

      ニク添えと骨付き肉)、有有機野菜と黒鯛とキノコのサラダ、高貴なプリン(ピックル版 ハーフサイ

      ズ)、ベルギービール(ヒューガルデンホワイト)、白ワイン、赤ワイン 2本、ヴァンドパイユ(サービ

      ス)  @9千円だった

   

   このオリーブから美味は始まる       白レバーとジャムは合うねぇ      涙無くしては食べられないバラ肉

   

    穴子が甘く感じるのは塩と燻製効果?          筍も旬だからね        言われなければタンとは思えない

   

        タスマニア産の仔羊 丸まんまニンニクと一緒に食べても良いよ         黒鯛もキノコも焼いてあるのだ

   

   高貴なプリンのハーフサイズ        この吉田豚君のお兄ちゃんを食べたらしい     これが剪定した葡萄枝

「非麻の会」。辛くて痺れるものでなくて良いという意味だが「ヒマの会」と聞こえる。今日の幹事はグル

マンTさんだから期待が持てる。「ヴァンピックル」は、何度か行ったことがある「オザミデヴァン」の姉妹

店。グルマンTさんは「オザミ」が本郷で「竹とんぼ」時代から通っている由。店の中に入るといきなり吉

田さんが育てた吉田豚が一頭丸ごとドーンと吊られていて度肝を抜かれる。その前には備長炭の焼き

場があり、勝沼・中央葡萄酒造の葡萄の木を剪定した枝を備長炭の上に乗せて食材を燻すようにして

焼く。それを葡萄枝焼・フレンチバーベキューと呼んでいるのだそうだ。で、それが実に旨いのだ。付き

出しのオリーブから旨い。オリーブ、オリーブオイル、ドライトマト、ベーコンなどを一緒に熱を通して作

るらしい。地鶏の白レバーもトロケル。ブルーベリージャムと一緒に食べるのもイケルね。下手なフォア

グラよりずっと上質。フレンチバーベキューの最初は吉田豚のバラ肉。これがタマリマセーン。「ダイエッ

トなんかどーでもいい!」と叫んだ程、豚の脂がウマイ!臭みなど全く無いタスマニア産の仔羊、手間

をかけた有有機野菜と黒鯛とキノコのサラダ、最後の高貴なプリンも涙もの。「フォアグラもポトフも召し

上がって頂きたかったのですが」と言われても、4人ともお腹パンパンなんだもん。至福の晩餐だった。

夜―2 銀座「バー オーディン」 中島さんが作ったトマトのブラッディマリー、旬の苺のスクリュードラ

  イバー

大満足の夜をもう少し味わいたくて、バーに行く。「バー オーディン」は鮨屋のようなバーで、客が「今

日のオススメは何?」と聞くと「本日ご用意しておりますのは、中島さんが作ったトマトがございますし、

苺、オレンジ・・・・・・」と果物の紹介がある。トマトはブラッディマリーに、苺はスクリュードライバーにし

て貰ったが、この苺がウマイの何のって。ちょっと高いが良い店だ。恵比寿にも店があると聞いた。

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4月23日(水) 一日降ったり曇ったり 風が強い

昼 新橋・ニュー新橋ビル「焼売太楼」 酸辣ワンタン麺 1450

   

今晩も中華料理だということを忘れてうっかり「焼売太楼」に行ってしまった。ま、いいか。好きだしね。

カウンターに座って、ふと見ると3つ離れた席から立ったのはクサレ縁のMちゃんだった。今回の人事異

動で東北から戻って来た。10年前彼をここに連れて来たんだったなと思い出す。「あなたパイコウ麺を食

べたでしょう?」と聞くと「何と!わかりますぅ?」。彼の思考回路はわかるのだ、内定者時代から。

夜―1 新橋「上海家庭料理 謝謝」 お任せコース(セロリとシメジの和えもの、干し豆腐の胡麻油和

      え、砂肝とキュウリの和え物、揚げた海老の塩山椒、ホンサン(魚ヘンに善でホン、筒がサン)とニ

      ンニクの煮物、ツンツ貝と高菜のうま煮、干し豆腐と塩豚の蒸し煮、空芯菜の乳腐炒め、麻婆豆腐

      と蒸しパン、杏仁豆腐、生ビール、紹興酒

   

   

   

秘書を務めてくれていたJ子さんが、今週いっぱいで退職してしまうことになった。サビシーよー。で、今

晩は女性4人の宴会。「秘夢子の会」という名前も決まったし、また遊ぼうね。今日はみんなに合わせて

辛く無いバージョン。辛さは物足りないが、珍しい料理。海老がうまい!最近の「謝謝」は混んでいる。

夜―2 新橋「バー アナハイム」 ジントニック

酒ダメSブーとSちゃんはジュース、J子さんと私はジントニック。J子さん、そろそろ門限時間ですよー。

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4月24日(木) 曇り

昼 銀座「寿司仙」  ばらちらし 2100

   

ありがとうJ子さん、よろしくねM子さん。というわけで女3人の寿司仙。あっ、イカン!今晩も鮨だった。

夜―1 下目黒「すし処 佐藤」 お任せつまみ(ホタルイカ、鯛、剥き立てのウニ、あん肝と煮大根、トコ

         ブシ、背黒イワシ焼)、玉子、ハダガリ巻、握り(穴子、赤身、平目)、沖漬けスルメ、煎り胡麻山牛

         蒡の味噌漬け、ビール、冷酒(何杯飲んだかわかりましぇーん)

   

   

   

   

夕方中目黒のビルで会議があったので、T井クンとIMと「佐藤」へ。実は、この店は夢子倶楽部にNさ

んという方から「オススメします」と教えて貰った。NさんはT井クンのカヌー仲間であることも後日知っ

た。気の利いたつまみが出て来て楽しい。調子こいてT井クンと私は冷酒をガブガブ。知らないよー。

夜―2 恵比寿「バー オーディン」 ジントニック

酔っ払っているからトーゼン「もう1軒行こう!」ということになる。タクシーに乗ってT井クンの好きな恵

比寿のバーへ。あら?「オーディン」って一昨日銀座で行ったじゃん。聞いてみたら、恵比寿のここが1

号店で、銀座は2号店。たった2店しかないのに、何で3日間に2つとも行ってしまうかなぁ。偶然かぁ。

それにしても、今週は4日連続のバー通いだ。飲み過ぎだって。でも、ショットバーって魅力あるし。

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4月25日(金) 一日中小雨が降ったりやんだり

昼 新橋「スマトラ」 スマトラカレー(ルーのみ大盛り) 600円、らっきょ 60円、キャベツ 50

   

「昼にカレーって二日酔い?」「もちろんですよ」。昨夜不覚にも居間でうたた寝してしまった。気がつい

たら朝6時でテレビはつけっ放し、電気は煌々と。明らかに飲み過ぎだ。イカン!今日は朝9時半から

内幸町で会議があるじゃないか。必死で行きましたよ。二日酔いで欠席するワケに行かないもんなぁ。

夜 新宿「つる田」 鰻巻と帆立貝、刺身盛り合わせ、鰻とシシ唐の天麩羅(ここで夢子無念の早退!)

   

午後2時頃から、腸に痛みを感じる。18年目になる持病の初期症状だ。今晩は新宿の鰻屋さんで楽し

みにしていた会があるのに、マズイぞ!悩みながらも欠席するのがイヤで行ってはみたが、痛みの間

隔がどんどん短くなって来たので泣く泣く帰ることにした。初期段階で無理しないようにすれば、持病も

大事に至らないという判断が食欲に勝った。英断である。でも、この後の鰻の白焼きも、鰻重も全部食

べたかったよん。小雨の新宿からタクシーに乗って帰宅。 ビールをちょっと飲んだだけの準無酒日

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4月26日(土) 曇りのような晴れ

昼 家食 キノコと春菊の雑炊(舞茸、エノキ茸、春菊、長ネギ、絹さや、卵)、イカナゴのクギ煮

   

恐る恐る起きてみると、腸の痛みはそれほど感じない。おぉ、良かった!悪くすると連休中はずっと痛

みと闘って寝てなければならないか、と心配したが、初期対応が良かったんだね。持病と長年つきあっ

ていると、だいたいどんな時に持病が出て来るかわかるようになった。

         1過労×2心労×3睡眠不足×4多飲過食×5暑さ=夢子の持病→腸の癒着→七転八倒の痛み

今回は2×3×4が続いていた。特に2と3ね。昨夜、少しだけ食べ早く帰って熟睡したので治りつつあ

る。普通食でも良いと思ったが、念のため雑炊にした。実はこれも大好物ですねん。まいうー。

夜 家食 具だくさんうどん、「丸久精肉店」の焼豚をサンドした野菜パントースト

   

薄らぼんやりした天気だ。ちゃんと治そうと、森林ちゃんの著書を読んで過す。あらら、私も登場してい

るよ。J子さんから愛知県にある「丸久精肉店」の焼豚を頂いた。当社の社員のご実家らしい。真空パ

ックされていて、添付の紙には「開封後5日―7日位が食べごろです」とあった。だが、息子は「すぐ食

べるとうまい」と言っているとか。大きな塊を薄く切り野菜をたくさん入れて焼いたパンに挟んで。無酒日

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4月27日(日) 午後からアッパレ晴天

朝 家食 具だくさんうどん、「丸久精肉店」の焼豚をサンドした野菜パントースト、黒酢もずく

   

起床後少し腸の痛みもあったが、大丈夫と判断して出かける。今日は春のトーナメント緒戦なのだ。

昼 大井町「西安餃子」 名物西安坦々麺 880円、ヘルシーセロリ餃子9個 420円、なめらか杏仁豆

      腐 400

   

   

「春は良いなぁ」と素直に思える晴天。大井埠頭臨海運動公園は、陸上、野球、アメフット、ピクニックに

来た人で賑わっていた。今年のGWは海外、国内旅行ともサッパリと言われているが、こんなところで

みな遊んでいたんだ。さて、試合。春の第一戦は毎年苦労している。特にオフェンスが不発でディフェン

スの活躍で格下のチームにかろうじて勝つという展開が続いていた。しかし今日は試合開始から攻撃

絶好調で得点を重ねる。相手にはファーストダウンも取らせない。終わってみれば、65−0の大勝であ

った。とはいえ、相手を考えたら勝って当り前でもあるし、カブトの緒を締めよ、ってとこだ。3時半に大

井町で遅いランチ。名物に弱いので、つい自分の腸の状態を忘れて西安坦々麺を頼んでしまった。器

が小さい分、量も少ない。味は悪くは無いがスープがぬるいのは減点。杏仁豆腐が一番うまかった。

夜 家食  スィートバジルと「丸久精肉店」の焼豚の生タリアテッレ、バジルとプチトマトのサラダ、辛ネ

      ギスープ、野菜パンとイチジクパンのトースト

   

スーパーの「成城石井」には生のパスタがある。私の好きなタリアテッレもリングイネも。塩湯で3分茹

でれば、打ち立て茹で立てのパスタ。便利である。丸久の焼豚は、開封後2日目も美味しい。バジルは

香りが良いよね。アッ!イカン!また選挙に行くの忘れてしまった。知事選も忘れたんだっけ。 無酒日

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【今週の振り返り】

箸の上げ下げまで、他人につべこべ言われたくない。言われたくないなら、人のことも言わないのがス

ジというものだろう。でも、今日は言ちゃう。ある日の昼、テーブルに通されて1人で座ると、隣の席に若

い女性が2人おしゃべりをしている。やがて、彼女達が注文した料理が届いた。1人は麻婆豆腐定食、

もう1人は五目焼そば。ミス麻婆豆腐嬢は、おしゃべりしながら、時折箸で麻婆豆腐を掬う。箸からポタ

ポタと麻婆豆腐が落ちるから、一度で食べられる量はわずかだ。ご飯が入った小さなお櫃を開けもせ

ず、スープも手をつけないで、箸で掬ってポタポタを繰り返す。そんなことよりおしゃべりに夢中。対面し

ている五目焼そば娘は、大きめに切られた五目焼そばの具を一つづつゆっくり食べる。白菜・・ぺちゃ

ぺちゃ・・・ニンジン・・ぺちゃくちゃ・・・キクラゲ・・ぺちゃくちゃ・・・そば1本・・べらべら・・豚肉・・・・。後か

ら来た私の料理が来て、バシバシ食べ、スープまで飲み干し、大量の常備薬を飲んでしまっても彼女

達の皿には半分以上の料理が残っている。完食するには3時間はかかるだろう。きっと時間が無くて

残すんだろうな。「食事は親しい人と会話を楽しみながらゆっくり取るのが望ましい」なんていう教科書

的考えもあるだろうが、一方で「素材を作った人、調理した人に感謝しながら、料理が一番美味しい状

態で頂くのが望ましい」という考えもあるぞ。私の考えだけど。学生街に住んでいるから、大学生と同じ

テーブルで食べることもある。店に入るなり、店の新聞・雑誌置き場に直行し、目当てのママンガ雑誌を

読み始めると、料理が来ても見向きもしないで読み耽っている。友人同士で来ていても互いに話もしな

い。ラーメンは食べられないまま、スープを吸ってどんどん伸びて太くなっていく。作った人も、もう慣れ

てしまったのか諦め顔。学生時代は、いつだってお腹を空かせていて、お金も無かったから食事はとて

も大事だった。食べることに集中した。今はそんな時代ではない、ということだけで彼等を容認するしか

無いのだろうか。「いただきます」「ごちそうさま」の言葉をもう一度じっくり考えて貰いたいジョー。さぁ、

今週は曜日の配列に関わらず、ゆっくり休ませて貰うかんねー。

      食べることは生きていくのに「基本」じゃニャイ?

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