パクパク日記3年５月2週
蒸し暑い日が続いた。今年の夏は白の上下なんて服装はキケンだなぁ
5月 ５日（月・子供の日の祝日） 晴れ
朝 家食 トマトとエノキ茸の生タリアテッレ、ピリ辛ネギスープ
パスタって便利。だって具は何だって良いのだから。冷蔵庫を開ける。そこにあるものを適当に入れれ
ば良い。良質のオリーブオイル、みじん切りにしたニンニク、輪切りにした鷹の爪さえあれば、具は何で
も、ある程度の旨さは保証される。さて。今日で連休も終わりだね。あら？夢子さんどこに行くのよぉ？
昼 恵比寿・ヌーベル・タイ・キュイジーヌ「エラワン」 春雨と挽肉の団子スープ 1000円、タイ風焼き
ソバ“パッタイ”エラワンスタイル 950円、マンゴプリンとレモングラスのジュレミント風味 500円
どこがヌーベル・キュイジーヌなのかわからなかったが、タイ料理のそれを目指しているらしい。タイ風
焼きソバの“パッタイ”はかなり甘い。タイ料理は甘さ、辛さ、酸っぱさが要素かと思うのだが、甘過ぎ。
午後のお茶 恵比寿ガーデンプレス「カフェ コナ・ファーム」 パールロイヤルミルクティ 630円
連休最後の休日とあって、恵比寿ガーデンプレスは賑わっている。ビールがたんとある場所だから、真
昼間から赤い顔したお父さんがアチコチにいた。パールロイヤルミルクティには、底にタピオカが沈ん
でいて、太いストローで吸うとミルクティに混じってタピオカも口に入る。これは台湾デザートだったか。
夜―１ 恵比寿・ウェスティンホテル東京「鉄板焼 恵比寿」 恵比寿コース（付き出し、サラダ和風ドレ
ッシング、浅利汁、鯛の胡麻ダレ等前菜、焼き帆立貝のサラダ仕立て、蓮根、モロッコインゲン、カ
リカリニンニク、もやし、仙台牛ヒレステーキ100グラム、ガーリックチャーハン、赤だし、漬け物、
デザート：柚子シャーベット・西瓜・巨峰）＋フレッシュフォアグラステーキ、ヱビス生ビール、浦霞
ウェスティンホテル東京に泊まる。連休中3軒目のホテル。1人でホテルに泊まる夕食はヤッパリ鉄板
焼だと午後2時半「鉄板焼 恵比寿」に予約を入れると「一番早いお時間は8時半になります」と言われ
てしまった。狂牛病騒ぎで、牛肉を扱う店がガラガラだったのは未だそんなに前ではないのに、人気復
活ということか。コースは1万円、1万６千円、2万2千円。高い！ そこで1万円の恵比寿コースにフ
ォアグラを追加することにした。なかなか賢い選択だ。隣の席にはアメリカ人ビジネスマンが2人。外国
人が器用にお箸を使うのは見慣れて来たが、飲む酒が冷酒なのにはビックリ。お替りもして飲む2人。
夜―２ 恵比寿・ウェスティンホテル東京「ザ・バー」 ジントニック
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5月 ６日（火） 晴れ 蒸し暑いー
朝 恵比寿・ウェスティンホテル東京「レストラン テラス」 朝食ヴュッフェ(ジュース、フルーツと生野
菜、野菜カレー、ハッシュドポテト、パンケーキ、温野菜、ポテトのクリームスープ、トースト、ポット
コーヒー) 2800円
朝食は食べたくなかったのに、朝食付きプランだったので、つい食べてしまった。良い年して相変わら
ず食い意地張っている自分を悲しく思う。「オハヨウ」と声を掛けながら颯爽とレストランに入って来た女
性が私の隣の席に座った。ウェイターに飲み物を聞かれて「シャンパン！ いつもの通りにね」と言っ
た。私より年上らしいが、カッコいいと言えばよいのか、朝からシャンパンなんてヤメテよ、というか。そ
ういえば、父方の大伯母さんが、朝から日本酒をお燗して飲む人だった。その大伯母が泊まりに来る
と、母は溜め息をついていたっけ。そのまま、チビチビと昼過ぎまで飲んでいた。もちろん夜も飲んだ。
このホテルの近くのビルに今日からIMが出社している筈だ。十分休養したんだからバリバリ働けよ！
昼 銀座「味彩」 タンメン 650円
お腹が空かない。どうも朝食を8時台に食べた、しかも洋食だとその日の昼は食欲が無い。7時台なら
良いんだけどね。食の細い人間は結構苦労するのだ。ワッハッハハ。ということでタンメンを食べ出した
もののスープどころか麺まで半分残す。「味彩」のオジサンが心配そうな顔をしたので弁解しておいた。
夜―１ 築地「某」 付き出し：イサキの頭、トリ貝の刺身、アオリイカの刺身、野フキ、煮穴子炙り焼、青
柳炙り焼、空豆、厚焼卵、〆アジ、谷中生姜、ポテトサラダ、肝入りスルメ焼、生海苔の味噌汁、ビ
ール、冷酒：立山
付き出しに出た小ぶりのイサキの頭 シャキシャキ旨いトリ貝の刺身 アオリイカの刺身
濃厚な味の煮穴子炙り焼
バカ貝のオツなアジ 青柳炙り焼 やっぱ旬だから空豆
厚焼卵はボリュームたっぷり 〆鯖ではなく〆アジは珍しい 多分佐渡から来た肝入りスルメ焼は最高！
午後遅くに財団の研究所の監査に赴く。無事に終了してから築地へ。森林ちゃんの初著書が見事に売
れ早々に重版が決まったというので、お祝いをする。森林ちゃんの第２作目の内容を、Ｉ親ビンと私で勝
手に議論しどんどん決めて行く。森林ちゃんは反対も出来ず困っちゃうよねぇ。今日も「某」のツマミは
どれも旨かったが青柳の炙り焼と肝入りスルメ焼は秀逸。前週の注文ベスト５が黒板に書かれている。
夜―２ 築地「某２」 ジントニック２杯
1軒目はヒミツだから「某」なのだが、ここは何度も行っているのに店の名前が覚えられずに「某２」。
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５月 ７日（水） 曇り 今日も蒸しますなぁ
昼 新橋「丸屋」 カレー蕎麦 750円
「あれぇ？ 夢子さん、カレー蕎麦ってことは二日酔いですかい？」「図星でござりまする」 二日酔いの
昼は、辛いカレーか汁あり麺にする。今日はかなりの二日酔いなのでダブルとした。ウー気持ち悪ぃ。
夜―１ 銀座「五穀屋 銀座店」 カクテキ、ガーリックトースト、明石産のタコぶつの唐揚げ、生ほうれ
ん草とフルーツトマトとろとろチーズソースで、グリルした魚介のマリネとさっぱり海草サラダ、黒胡
麻いっぱい地鶏のNANBU焼、ハーフ＆ハーフ、生ビール、冷酒：磯自慢、王禄
二日酔いは、フツー午後5時には治る。気持ちが悪い間は「当分酒はヤメヨウ」と心に小さく誓うのだ
が、5時にすっきりすると誓いの言葉はすぐに忘れる。今晩はフラメンコＭとご飯会。彼女が予定してい
た店が代替わりしてしまったとかで急遽店を変更。ちょっと洒落た居酒屋、という感じの店だったが、料
理の量が多過ぎる。あと倍位の品を頼むつもりだったのに、こんなに一皿の量が多くては食べられん
ぞ。客の立場で何ではあるが、料理の量をセーブすれば、売上げは3割は上がると思うんだけどなぁ。
夜―２ 銀座「D―HEARTMAN」 沖縄のロイヤルポークを使ったカツサンド、ジンフィズ、モヒート、
ジントニック
食いしん坊Ｔに「今度行くように」とススメられたバーの名前を思い出せない。場所は何となくわかる。
銀座6丁目当りを何度も何度も歩くが、どうしても店の名前を思い出せない。食いしん坊Ｔに電話する。
何と１０時過ぎなのに会社にいた！奇跡的だ！「そこに立っていて下さい。今からタクシーでそこに向か
います」。っていうワケで、3人で飲むことになった。そうだそうだ、ハートマンだ、Ｄ―ハートマンだった。
小腹が空いたというＴが頼んだカツサンドを１つ貰う。旨いねぇ！ 気持ちの良いバーで、ふっと気がつ
くと午前3時を回っていた。フラメンコＭは眠いと言ってとっくに帰ったんだ。寝たのは4時半だった。
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５月 ８日（木） 久々の雨でも、暑い
昼 江戸川橋「らくらく」 テグタンラーメン韓国風味 700円
「あれぇ？夢子さん、辛いテグランラーメンってことは二日酔いですかい？」「ず、ず、図星でござります
るぅ」。やっとのことで朝起きて、やらねばならない用事を済ませて江戸川橋で昼食。スープ全部残す。
夜―１ 大手町「経団連会館」 「新生・女将塾の会」 ウーロン茶3杯
今晩の放送が最終回のＮＨＫ夜の連続ドラマ「女将になります！」。午後11時からとあっては毎晩は見
ることが出来ないが、金曜日の深夜マトメ放送があるので時々見た。高橋恵子が扮した女将、酒井法
子の塾生、小林捻侍の相談役のような存在。そのモデルになった方々を応援する会が開かれた。大勢
の発起人の中には私の名前もあった。6年前には舞台になった城崎温泉「銀花」に招待され、ホンモノ
の塾生の方々にサービスを受けた。6時過ぎだから二日酔いは治ったが、ウーロン茶。1杯3300円！
夜−２ 早稲田・リーガロイヤルホテル東京「セラーバー」 グリーンアスパラと卵のパルメジャン風味、
鴨のステーキ サラダ仕立て、ギネス、デュベル、ジントニック
まっすぐ帰るつもりでパーティを抜け出し、タクシーに乗る。「早稲田のリーガロイヤルホテル東京まで」
とつい言ってしまった。ま、「セラーバー」にもご無沙汰しているし、食事もしないとならないからいいか、
とそのままホテルへ。今月の料理、グリーンアスパラと卵のパルメジャン風味は朝ご飯のような料理だ
った。目玉焼が２つも乗っかっているんだよ。ビールでなくて、ジュースかミルクでも頼んじゃおうか。
5月 ９日（金） ３日ぶりに爽やかな晴天
朝 家食 マルちゃんのかれーうどん（モヤシ、万能ネギ入り）
昨夜飲んだとはいえ軽く終えたので、今朝の目覚めはすこぶる良い。二日酔い、寝不足で無い朝はい
いねぇ。6時半にパッチリ起きてしまった。そんな朝は・・・・カレーうどん？ 二日酔いの時と同じじゃん。
午後のおやつ 早稲田\リーガロイヤルホテル東京「カフェバー コルベイユ」 豆腐のブラマンジェ
800円、コーヒー ＋300円
昼過ぎにヘルスクラブに行くと、プールは貸切りだった。大きなプールを1人で独占するなんざぁ、贅沢
だよねぇ。豆腐のブラマンジェは初めて食べるが甘くないしサッパリしていて旨い。ベリーソースも良し。
夜 家食 「十五夜」のタケノコご飯、「好餃子」（ハオチャオズ）のニラ餃子 石垣島ラー油、「アールエ
フワン」の夏野菜の冷やしあんサラダ、モヤシのラー油スープ
夕方新宿からの帰りは寒かった。昨日より東京は7度下がったと。クッキングメニューは既に作ってあ
ったが何となく料理する気が失せた。小田急の地下で惣菜を買って済ませる。スープだけ作る。無酒日
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５月１０日（土） 晴れ 震度２の地震があった
朝 家食 好餃子 石垣島ラー油、「アールエフワン」のオクラと生ゆばの名コンビサラダ、「十五夜」の
稲荷寿し、ネギのピリ辛スープ
午後のおやつ 根岸「Y・K・POO」 メイクイ茶 400円、抹茶のシフォンケーキ 350円
メイクイ茶はバラのお茶 飛不動の入り口 樋口一葉のたけくらべ記念碑
都電荒川線の終点早稲田駅の近くに住んでいる。今日はその早稲田から逆の終点三ノ輪橋まで乗っ
た。都電を降りてから、あちこちぶらぶら。このヘンの物価の安さに目を剥く。トマト1箱が580円？うー
ん、夏になったら電車賃使っても来る価値あるかも。根岸の小さな喫茶店に入る。雑貨も置いているセ
ンスの良い店だ。どこに行こうか相談する。飛不動、樋口一葉記念館に行く。記念館は４時半で閉館。
夜―１ 台東区竜泉「幸寿司」 第３回幸寿司落語会枝豆、寿司二段弁当（野菜と高野豆腐の炊き合
わせ、ホタルイカの酢味噌和え、鶏の唐揚、フルーツ、握り寿司）、ビール、冷酒（醸し人九平次）
午後５時竜泉３丁目の「幸寿司」に行く。今日はここの２階で落語の会があるのだ。三遊亭円楽師匠門
下の三遊亭神楽氏、同 上楽氏、同 王楽氏の落語、伊藤夢葉氏の手品、前座には山野ビッグバンド
ジャズコンテスト最優秀ソリスト賞を受賞した島田桂輔氏のテナーサックスの演奏まであった。何故寿
司屋で落語会か？実は、私の古い友人であるM大学のK先生がゼミの教え子である三遊亭上楽氏
を応援しようと３年前から始められた由。ついでにいえば、幸寿司の息子さんも、司会をした高橋ちえさ
ん、サックスの島田氏も全部K先生のゼミ出身。出演者は若いが、座敷にズラリと並んだ観客は錚々
たる顔ぶれであった。お名前は伏せますがね。ここの鮨は、赤酢を使っている。旨いお弁当であった。
夜―２ 早稲田「モスバーガー」 コーンスープ、オニオンリング、アイスティー 計556円
帰りは都バスと都電を乗り継いで帰る。昨日も寒かったが、今日も結構冷えるね。小腹が空いた。
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５月１１日（日） 曇り
昼 八王子「トラットリア カンパーニャ」 おまかせ大皿コース（イタリア南部のガーリックトースト、4種
のチーズオムレツ、ローマ風仔牛と生ハムの重ね焼、ペンネ、仔牛とパプリカのミートソース手打
ちスパゲティ、グリーンアスパラのスパゲティ、若鶏とじゃが芋のロースト ローズマリー風味、サラ
ダ、デザート盛り合わせ、コーヒー
高校の同級会。卒業してから眩暈がする程の年月が過ぎているのに、2年、3年と一緒に過したこのク
ラスは、キッチリと同級会を開催している。幹事を務めてくれている方々のお陰である。私は忙しさにカ
マケて欠席続きだったから１０年ぶりであろうか。担任の土屋先生も含めて１８人が集まった。一人ひと
りがこれまでと現在の自己紹介。確かにみな年は取ったが、年齢ならではの話が多くて味わい深い。
夕方のおやつ 八王子・そごう「三日月庵」 二色アイスクリーム 380円
2次会もあったのだろうが、失礼して上川霊園に向かう。来週母の命日が来るのでお墓参りだ。奇しくも
今日は母の日。母も喜んでくれるだろう。八王子市というのは東西に長く、タクシーで走りぬけると8千
円を超えてしまう程の広さ。雑草を抜き、ゴミを掃き、タワシで墓石を磨く。水をかけ、花を活けて、線香
を上げる。そんな作業をしながら、お墓にいる両親に色々と話かける。昨日孫の奈津ちゃんが結婚した
よ、とかダイエットはうまく行っていたのにＶ字傾向でねぇとか。疲れて帰路、アイスクリームを食べる。
夜 家食 「留祥」のお弁当(お赤飯、鶏ご飯、焼鰆、厚焼卵、肉団子、きんぴらゴボウ、野菜の煮しめ)、
マルちゃんのワンタン
今週はとことん料理をしない週だった。それなら最後もお弁当にしてしまおう。堕落しているぞ！無酒日
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【今週の振り返り】
恵比寿、銀座、新橋、箱崎、築地、江戸川橋、大手町、代々木、新宿、三ノ輪、根岸、竜泉、王子、八王
子、
そして早稲田。今週私が行った街だ。営業マンでも無いのに、よくアチコチ行くよなぁ、と自分でも
思う。数年前までの生活は、常に疲れ果てていて、移動はもっぱら車だった。移動が貴重な休憩でもあ
ったし、次の仕事に気持ちを集中させる準備の時間でもあった。だから、車の外なんぞは殆ど見てもい
なかったし、そんな余裕もなかった。サビシー生活だったよなぁ。でも。今は余裕アリアリ、全然疲れて
いないから、窓からの景色を眺めて思いっきり街を楽しむ。インターネットで一番効率的な行き方を選
ぶようなことはせずに、面白そうな行き方を考える。急ぐ必要が無い時、移動に良い乗り物はバスだ。
座席の高さが車ほど低くは無いし、適当に速くてノロイ。電車は線路が決まっているから景色は見飽き
る。バスは、路線を変えることで、いろんな街をジロジロと見ることが出来る。都電も、軌道の上を走る
とはいえ、家並ギリギリの所を走ったりして面白い。そういえば、島根県の松江に一の畑電鉄というの
があった。これに乗って出雲大社に行ったのだが、両脇の家の中まで見えてしまうような線路で楽しか
ったなぁ。
見知らぬ街に行く時は更に楽しみだ。歩くのが良い。約束の時間より、たっぷり余裕を持って出かけ、
あちこちをうろうろする。地図とカメラを持ってうろうろすると発見＆記録が出来て実に楽しい。土曜日、
三ノ輪橋からグルッと回ってたっぷり２時間過した後、竜泉を歩いた。ある通りに差し掛かった時、突如
目の前に現れた異様な街の風景に飛び上がりそうになった。チョーケバケバ。そうか！ここは昔の吉
原だった。少し行くと吉原大門があった。東京に住んで何十年にもなるのに、行ったことが無い街、歩
いたことが無い街が未だたくさんある。身近な旅はいつでも出来る。歩いて痩せろ！
街歩きも疲れるんよ。ぢがれだびーにゃー