パクパク日記3年5月3週
沖縄地方ではもう梅雨とか。夢子のシンペンも何かと慌しい。
5月12日(月) 曇り 午前1時過ぎ震度4の地震
昼 銀座「小晴れ日より」 どっさりモヤシのせ坦々麺 ハイビスカスソースの杏仁豆腐付き 850円
アッチャー!料理が来て撮影しようとしたらカメラが無い! 会社に忘れて来てしまった。そうだ!カメラ
付き携帯があったなぁ。撮ったことないけど実験した。ウーム、CMで見る映像よりずっと汚いから掲載
はヤメだ。さて「小晴れ日より」には4種類の坦々麺がある。今日はメニューに載っていないどっさりモ
ヤシのせ坦々麺を激辛にして貰った。麺は極細。辛いのは良いが、焦げた唐辛子の苦味がツライ。そ
れにしても、この店が先日食べ放題の店ナンバー2に選ばれていた。なんで? 信じられない思いだ。
夜―1 飯倉「キャンティ 飯倉本店」 ガーリックトースト、前菜盛り合わせ:フレッシュな無花果と生ハ
ム・焼いたホワイトアスパラガス・マスカルポーネのフライ・色どり野菜の煮込み、パスタ3種:ウ
ニのクリームスパゲッティ・トマト味のペンネアラビアータ・アサリと蚕豆のスパゲッティ、メイン:
目鯛の香草焼、温野菜添え、デザート盛り合わせ:グレープフルーツのゼリー・チョコレートムー
ス・カーニバル(フルーツのショートケーキ)、ミントティ、ドライシェリー(ティオペペ)、白ワイン
長らく弊社のご担当を頂いたT社Iさんの感謝の会。先日はH社のOさんの送別会を同じキャンティの
西麻布店でやった。西麻布店より料理の品数は少ないが、選ぶのに困るには十分。まずは前菜。フレ
ッシュで食べられる時期は短いから、やっぱり無花果と生ハム食べよ。おっ!ホワイトアスパラガスも
珍しい、それにデカイや。これを焼いて食べよう。ま、そんな具合で昔話もしながらパクパクムシャムシ
ャ。食欲的には大正解でもダイエット的には大失敗だったのはデザート。3つも食べてしまいましたー。
夜―2 早稲田・リーガロイヤルホテル東京「セラーバー」 枝つき干し葡萄、オレンジピールチョコレー
ト、デュベル、ジントニック
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5月13日(火) 曇り
昼 銀座「ぽえむ」 チキンと野菜のスープカレー、サラダ、コーヒー付き 900円
小さな店だし、回転が悪くなるから食後のコーヒーはヤメたら?と客の立場で何ではあるが、提案した。
でも手間ヒマかかるこのカレーは昼でもせいぜい30食ちょっとしか作ることが出来ないし、と主人思案
顔。カレー好き夢子が銀座・新橋界隈で一番好きなカレーはこの「ぽえむ」だから頑張って欲しいのよ。
夜―1 新橋「新橋辻そば」 付き出し:揚げ蕎麦、イカの黒つくり、豆腐の味噌漬け、ピリ辛こんにゃく、
花山葵のからし漬け、生青さ海苔の酢の物、ワカサギの唐揚、蕎麦味噌、出汁巻卵、寒干しし
しゃも、せいろ、生ビール「富士山」、冷酒:男山
ズラリと並べた辻そばの肴 この豆腐の味噌漬けがオツ 蕎麦味噌も旨い
KMちゃんと「新橋辻そば」へ。久々である。この前は、彼の奥さんのSちゃんと3人で来たのだった
か。酒の肴では豆腐の味噌漬けが旨い。沖縄のトウフヨウを思い出させるオツな味である。かなり飲ん
だところにある紳士が店に入って来た。あらら、Kさんである。Kさんは会社の先輩だが、15年前退社
され今や社長さん。初対面のKMちゃんを紹介し、3人でおしゃべり。違う世界で活躍する人の話は刺
激があって面白い。仕上げに食べた蕎麦は、太い田舎と細いせいろがある。大盛りにしたかったなぁ。
夜―2 新橋「バーアナハイム」 ジントニック2杯
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5月14日(水) 曇り 夜半雨
昼 代々木「金魚CAFA」 タイ風カレーランチ:サラダ 胡麻クリームドレッシング、アイスコーヒー飲み
放題 980円
初めて入った店。飲み物はセルフサービスでアイスコーヒー飲み放題。代金は店に入る時に支払う。タ
イ風カレーはそれほど辛くはありません、という説明であったが、本当に辛くない。スープが別につくが
ワンプレートに盛られたランチはいかにも寂しげ。アッという間に食べてしまい、午後1時には空腹に。
山手線に乗ったら、若い女性2人がサンドイッチを食べていた。電車の中での化粧に呆れていたが、食
事までするの?音楽を聴きながらメールを送り、化粧もしてメシまでたべる。電車ってそうゆうとこか?
午後のおやつ W女史特製バナナケーキ、コーヒー
午後2時、お腹がグーグー言っている。あぁ腹減ったぞー。一昨日W女史にバナナケーキを貰って冷
蔵庫に入れてあったではないか。しっとりと冷えたバナナケーキはバカウマだった。もっとおくれーー!
夜 地下鉄早稲田「八幡そば 五郎八」 枝豆 300円、自家製さつま揚げ400円、ピリ辛コンニャク煮
350円、鴨つくね350円、天せいろ蕎麦1150円、生ビール、冷酒:菊水×3本
かつて地下鉄早稲田駅の近くに「田中精肉店」があった。繁昌しているお肉屋さんで、揚げものも評判
の店だった。私も田中屋の揚げ物には目がなく、中でもメンチカツは大好き。友人達がたくさん自宅に
集まる時など、どっさりとメンチカツを買って食卓に並べたものだ。ある時、その田中屋が壊されてビル
工事が始まった。ようやくビルが完成し、1階は田中精肉店になるのかと思いきや、蕎麦屋になってし
まったんである。田中屋さーん、どこに行ってしまったのぉー?そうなると、蕎麦好きでもその蕎麦屋に
は行かない。「田中屋を奪ったニックキ蕎麦屋」って感じになる。そして4年経った。地下鉄の駅を降り
て、余りの空腹に、ふらっとその蕎麦屋に入ってしまった。五郎八と書いて「いろは」と読ませる。注文を
聞きに来たのは田中屋の奥さんであった。肉屋の経営は重労働でご主人の健康を考えてヤメにし、代
わりに息子に日本蕎麦屋の修行をさせて家族で蕎麦屋になったのだと言う。早稲田の学生や近所の
人が気軽に来る街の蕎麦屋さんでもあるが、ツマミを取って酒を飲むにも良い。ツマミは手の込んだも
のではないが、全部煮立て、揚げ立て、茹で立てで好感が持てる。何と言っても安いし。蕎麦も2段あ
って量が多くうれしー。元肉屋らしく、勝おろし蕎麦なんてのもあるのだ。無視していた4年間ソンした。
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5月15日(木) 雨 ずっと雨
昼 銀座「いちこし」 ランチコース(冷奴とサラダ、野菜のクリームスープ、ベーコンとトマトのスパゲッ
ティ、プリンとチョコレートムース、アイスティ) 1050円
洋風のランチをするのに、コストパーフォーマンスの良いのは断然「いちこし」だ。サラダもスープ、デザ
ートも食べ放題だしさ。私はいつもパスタにするが、肉や魚料理でも同じ値段。かなりのオススメです。
夜 早稲田・リーガロイヤルホテル東京「セラーバー」 野菜スティック、ネギトロ巻、関西風ネギ焼、チ
ーズの盛り合わせと枝つき干しぶどう、パン、ギネスビール、デュベル、ジントニック
小S子さんと一緒に運動。黙々と水中歩行をする私に対し、ちょっと泳いではジャグジー、打たせ湯、
歩いてまたちょっと泳ぐという具合で、小S子さんは落ち着きがない。普段の2人の性格が逆に出てい
る。あっちこっちに関心が行って落ち着かないのが私、一つのことに集中し究めるのが彼女。今「セラ
ーバー」では、ギネスの瓶ビールを超音波で泡を細かくする特殊な作業をする機械が置いてあり、小S
子さんはそれを飲む。泡がホントにきめ細かく、味もマロヤカ。アルコール度数の強い刺激あるビー
ルが好きな私は、それがイヤなのよね。ハハハ。今日は木曜日だから、生演奏はピアノでなくギター。
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5月16日(金) 曇り 一時小雨
昼 早稲田「つけ麺大王」 りゅうすいタンメン 750円、焼餃子 450円
ゆうべ遅くまでメールを送っていたが、今朝は早くからその返事書きに忙しい。1通返事を書いているう
ちに、3通来てしまう。これじゃあ、いつまでも終わらないし、朝も昼も食事抜きかぁ?と不安になる。そ
のうち、パソコンを消してしまえばいいんだ、と思いつき、遅い昼食。「つけ麺大王」は量が多くて良い。
夜 銀座「MILE STONE」 ピーナッツ、シェフの気まぐれサラダ、モッツァレラチーズとフレッシュト
マトのバジル風味スパゲティ、ドライトマト、生ビール×2、ジンフィズ、マルガリータ
銀座で1つ用件を済ませてから歌舞伎座に急ぐ。5月は「團菊祭」だ。ご存知のように九代目市川團十
郎と五代目尾上菊五郎という稀代の名優を偲ぶ「團菊祭」だが、両優がともに亡くなった明治36年か
ら今年は100年ということになる。夜の部の出し物は「暫」、「梅雨小袖昔八丈 髪結新三」、「かっぽ
れ」の3本。「暫」は歌舞伎十八番の内の1つで團十郎家のお家芸である。揚幕から「暫く、暫く」と言い
ながら花道に主人公が登場するので「暫」。もちろん市川團十郎が演じた鎌倉権五郎景政の衣装は動
きにくそうだけどスゴイよね。團十郎さんは風邪を引いているのか、声がちょっとカスレていた。時代物
を得意とした九代目に対し、五代目は世話物を得とした。菊五郎家の家芸ともなった「髪結新三」はトー
ゼン尾上菊五郎。悪知恵が働く悪党の新三だが、イナセで可愛いところも見せる男を菊五郎が達者に
演じる。それにしても評判の美女お熊と恋仲の白子屋手代忠七を田之助が演じるのは何故かなぁ。お
熊は菊之助なんですよ?それなのに忠七は70代?平成12年の公演でも玉三郎のお熊、忠七は芝翫
だったからオジーさん役者がやるキマリなのだろうか。「かっぽれ」は歌舞伎界の芸能大会のノリです。
「MILE STONE」をようやく探し当てた。「D―HEARTMAN」の姉妹店。イタリアで4年弱修行をした岩
村シェフが本場仕込みのイタリアンを作ってくれる。お任せで作って貰ったモッツァレラチーズとフレッシ
ュトマトのバジル風味スパゲティはムッチャ旨い。さっと焼いたアンデルセンのバゲットもムシャムシャ
食べながら、暫しイタリアにいる気分。ヒミツのアジトのような入り口の仕掛けも面白い。良いバーだ。
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5月17日(土) 曇り 今日も梅雨空のよう
朝 家食 豆腐の中華風とろとろリゾット、筑前煮、朝食りんごヨーグルト
台所に立つ機会がめっきり減っている。週末出かけることが多いということもあるが、大きな理由はナ
マケ心。何となく「張り切ってクッキングをしよう!」という気にならんのだ。それでも作った久々のとろと
ろリゾットはバカウマであった。朝食りんごヨーグルトも食べたから今夜りんごが襲ってくるかもしれな
い。今日は母の23回目の命日である。先週お墓参りにも行ったし、自宅でおとなしくしていましょう。
午後のおやつ 「サティー」のサティームーショコラ「シャポーショコラ」、「正庵」の黒大豆つくね、茶工房
「ぼくのお茶」の深蒸煎茶「薫風」の新茶
狭山茶の茶工房に「ぼくのお茶」と名づけてこだわりのお茶を作っている野沢拓也さんという方がいる
らしい。大学の先輩Aさんがその新茶を送ってくれた。水はけをよくするためにパイプを張り巡らしたパ
イプ茶園、深蒸し、笑顔で仕事というこだわりを持っておられる由。確かに日本茶の渋み、甘味が十分
に感じられるお茶である。「サティー」のチョコレートも頂きもの。甘味が抑えてあるからいくらでも食べら
れる。カカオマス・ポルフェノールは美容と健康に良いのよね、とバクバク食べてしまいましたー。
夜 家食 「伊達の牛たん本舗」の牛たんカレー、海鮮サラダ バルサミコ酢、里芋の煮つけ、ネギのピ
リ辛スープ
R子から仙台土産に牛たんカレーを貰った。私の好きなジンもタンカレー。ハハハ。どうも2人前だった
らしいのだが、熱湯で袋ごと温めて一挙にお皿に開けるとこぼれそうになった。ちっとも辛くは無いが、
タンは柔らかく、じゃが芋も入っているから旨い。サラダには、やっぱりR子の貰った「谷井農園」が輸
入したバルサミコ酢をかける。バルサミコ酢は、ブドウジュースをじっくり煮詰めたモストコットを1年ごと
に材質の違う樽に移し替え、時間と手間をかけて作る。これは7年もので樫、栗、桑などの樽で熟成し
たものだ。複雑な旨さがありますなぁ。複雑と言えば、りそな銀行が公的資金を申請し本日注入が決ま
った。同銀行は私のメイン銀行なので、国有化されてしまうとはかなり複雑な気持ちであるぞ。無酒日
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5月18日(日) 薄矩織曇り 深夜千葉沖で起きた地震 震度2
朝 早稲田「モスバーガー」 ロースカツバーガー、サラダS、コーヒー 652円
昨夜早く寝たのに、午前4時半まで眠れなかった。お茶のせいだろうか。それでも早起きをする。今日
はアメフットのベスト8が出る準々決勝。いつもの「勝つモノ」をモスバーガーで食べて行くとするかぁ。
昼 両国駅「ステーション タベルナ」 コーヒーゼリー 250円、カトカールピーナッツ 180円、コー
ー 200円
横浜スタジアムから両国の国技館へハシゴである。アメフットも自チームの試合はスクリメージの横で
見ているから、ラインの仕事も熟知。アメフットから大相撲でも違和感は無いのよね。それにしてもだ、
試合はピリッとしない展開で、イライライライラ。結果は3点差でようやく勝ったが、ストレスの溜まる試
合だった。京浜東北線、総武線を乗り継いで両国。駅で相撲甚句の演奏もあり、情緒満点。良いねぇ。
夜 両国「照国」 付き出し:しらすおろし、さよりの一夜干し、べったら漬け×2、鯵の味噌たたき、ウナ
ギの白焼き、ホタルイカのたまり漬け、ちゃんこ鍋、仕舞いうどん、生ビール、冷酒:両関
国技館の溜まり席。飲み喰い吸いは無しだが、前から砂かぶりを含めて5列目でワクワクした。イヤー
楽しい!終わってからはいつものように「照国」に行く。酒の肴も多く、いずれも安価でとても良い店だ。
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【今週の振り返り】
土曜日の午後、テレビ朝日で「30人31脚」の2002年度全国大会の再放送があった。見たことの無い
人に説明すると、2人でやる2人3脚を、30人の小学生でやるのである。30人だから31脚。これがス
ゴイ。正確に何メートルを走るのかは知らないが、ズラリと並んだ小学生が一糸乱れずゴールに向かっ
て全力疾走するのだ。各地区の予選を勝ち上がって来た代表チームは、いずれもツワモノで、戦いは
熾烈だ。この大会で世界記録が2度も生まれた。そのタイムは8秒94だったか。小学生といえば、身長
が160センチの子供もいれば、同じクラスに138センチもいる。大きい子、小さい子、太った子、運動の
得意な子、苦手な子、男の子、女の子が長い横列を作って一斉に走る。チームには、決まって熱心な
先生と、チームを引っ張っていくリーダーの子供がいる。大会の中でタイムを伸ばして行くチームもあれ
ば、予選の時ほどの力を出せないチームもある。準々決勝、準決勝、決勝と進むには、100分の1秒
差で負けて涙を飲むチームがある。泣きじゃくる子供達に先生は励ます。「負けてはしまったけど、君達
はこの数年間ずっと努力をして来たじゃないか。みんなで力を合わせて来たじゃないか。君達は人生の
中でも貴重な体験をして来たんだ。この体験を人生の宝に自信に出来るじゃないか。君達は日本で一
番素晴らしいクラスだ。自分達に拍手をしよう!」。子供達の嗚咽は更に大きくなる。テレビを見ている
私もぽろぽろと流れる涙が止まらない。甲子園野球のように、才能のある選手だけが、名門チームに
入るために親がかりで努力し、活躍した選手にはプロ野球からのスカウト・・・・といった「スポーツとビジ
ネスの現実」が見え隠れしながら運営されるものもあるが、その点「30人31脚」は余りに純粋で、見て
いる方も素直に涙を流せる。有利な進路も将来の大金も無し、小学生がただ全員で力を合わせて自分
達の限界に挑戦していく。そんな彼等は、卒業する時寂しいだろうな。強力な指導者の先生、苦労も達
成感も共に味わって来た仲間との別れは悲しいだろうな。別の意味で、私もそろそろ卒業すっかな。
卒業?で、単位取れてんの?ニャ?