パクパク日記3年9月2週
秋の日暮れは釣瓶落とし。夜の虫の音も大きくなって来たリーン
中秋の名月
9月 8日(月) ムッチャ蒸し暑いぞー
昼 銀座「アラジン」 冷し坦々麺と半チャーハンのセット 1050円
アッヂー。気温はそれほどではないが、湿気がスゴイ。こういう日の汗は、ポタポタ落ちるのではなく、
纏わりつくような汗で始末が悪い。銀座7丁目に職場があった頃、Sブーとよく通った「アラジン」。中華
屋である。カレーばかりでこのところ坦々麺を食べていない。しかし、この暑さでは・・・・。おっ?冷し
坦々麺があるではないか。冷しは初めて。うーん、悪くはないが、やっぱり坦々麺は温いのが良いね。
夕方のお茶 銀座「Le Cafe‘DOUTOR」 アイスコーヒーLサイズ 440円
次の用事まで時間があるので映画『フリーダ』を観た。メキシコの画家フリーダ・カーロの47年間の生
涯を描いた映画だが、舞台のメキシコ、カラフルな衣装、フリーダの作品と、画面は強烈な色に満ち溢
れている。映画の彼女の人生も波乱万丈だが、実際はもっと凄かった。メキシコ革命、小児麻痺、生
涯32回の手術を要したバス事故による重傷、共産党への入党と離党、画家ディエゴ・リベーラとの結
婚、夫の度重なる浮気(実妹も含めて)、中絶と流産が2回づつ、イサム・ノグチやトロッキーとの恋愛、
両性愛、壊疽による足指の切断、ディエゴとの再婚、共産党への再入党、膝下の切断、そしてどんな状
態でも作品を描き続けたフリーダ。彼女を演じたのはサルマ・ハエック。左右の眉が繋がっているところも
似せたのかなぁ。素晴らしい演技だった。こんな凄まじい生涯を終える時、「出口が喜びに満ちていると
いい。私はもう戻りたくない」と日記に書いたそうだ。頭の中は星だらけになったが、現実に戻らねば。
洒落た名前だが、ドトールである。銀座4丁目交差点の三愛の1、2階だから、フツーのドトールではなく、
値段も高くね、ということなのだろう。担当の税理士さんとの打ち合わせ。「えー?8月も収入ゼロなんで
すかぁ?・・・・・ま、設立間もないですからねぇ、そのうち大きな収入を期待するってことで良いですね?」
「・・・・・・・・いやー、そのー自信ないっつーかー、ヤル気が今ひとつ無いっつーかー・・・・・」。ゲロゲロ。
夜―1 神宮前「にいがたの味 静香庵」 ステーキ会席:秋刀魚の酢の物、小芋の甘辛煮、松茸とハ
モの吸い物、刺身盛り合わせ(鯛、メジマグロ、南蛮海老)、太刀魚の塩焼き、自家製飛竜頭のイ
クラかけ、越後牛のステーキ 長葱とピーマン添え、梅雑炊、漬物、黒砂糖のシャーベット、生ビー
ル、冷酒(雪中梅、〆張鶴、八海山)
神宮前の新潟館ネスパスの隣にあるのが「静香庵」。新潟グランドホテルの直営店である。新潟出身
なのに存在を知らなかった。8月で6年目を迎えた由。この店に招待して下さったのは、やはり新潟出
身のNさん。どれも美味しかったが、上品過ぎて越後料理の感じではないかなぁ。新潟では甘海老のこ
とを南蛮海老と言うのだ。ステーキはJ子さんに半分上げた。ご馳走になったが1万円のコースらしい。
夜―2 神宮前「バール・デ・じゃんがら」 ジントニック
じゃんがらラーメンはタスグループというところが経営しているらしい。このバーもグループですってよ。
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9月 9日(火) 秋の日差しがキビシー!32度
昼 四谷3丁目「タイ食堂 メーヤウ村」 ランチセット:パッシーユ(炒め太麺、ミニスープビーフン)
1000円
朝からちゃんと出社。机の上に蝉が死んでいた。こんな暑い日は・・・・・タイ料理だな。タクシーで「メー
ヤウ村」へ。ランチセットは7種類の料理とミニスープビーフンの組み合わせ。前回はタイカレーだった
が、今日は炒め太麺にする。こういう平べったい麺は大好き。ただ味つけが甘いのよね。ビーフンは、
ベトナムのフォーに似ていて旨い。太麺もビーフンだ。この店のスタッフは、元気が良くて感じが良い。
午後のお茶 四谷・左門町「COFFEE屋」 ブルーマウンテン 700円
「野の花」というステキな喫茶店を見つけたが、M佐ちゃんから「COFFEE屋も落ち着けるよ」と教えて
貰った。その店は、新宿通りからちょっと入ったアパルトマンの1階にあるのだが、確かにセンス溢れる
ステキな店だった。四谷という町は次から次に良い店が見付かって嬉しいなぁ。チョコ食べ放題である。
夜 早稲田 「みづ乃」 冷奴定食:冷奴1丁、野菜サラダ、切干し大根、漬物、卵入り味噌汁、ご飯
770円
こんな暑い日は・・・・プールだな、という訳でヘルスクラブで1050メートル運動。汗ボタボタ。私の原因
不明の「調理拒否症」も長引いていて、家庭料理を長く口にしていない。じゃ「みづ乃」だ。満腹。無酒日
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9月 10日(水) 晴れ 今日も32度 でも風がある
昼 飯田橋 「はし」 ワンタンメン 900円+ジャンタン(味付け卵)100円
今日の日差しはムッチャ強い。そんな暑い日の昼飯は・・・・ラーメンだ。飯田橋駅近くに、まるで忘れら
れたような一角がある。「千代田ビル飲食街」と名前は立派だが、総武線と外掘通りに挟まれた8軒の
長屋飲食店である。ラーメンの人気店「はし」はその一軒で行列覚悟の店だ。順番を待って座る頃に
はかなりの汗、麺を啜っては川のような汗、スープを飲み干しては滝のような汗。あっさりとこってりが
まぜこぜになったスープで麺は細い。5人前を一緒に茹でていたからちょい茹で過ぎ。カウンター9席。
お昼のお茶 飯田橋 「ドトール」 炭火アイスコーヒー(Lサイズ) 315円
汗拭く、食後の薬を飲む、一服するの目的で「ドトール」に入ったら、午後2時までは全席禁煙だった。
夜―1 湯島「こなから」 付き出し:さざえ・鰻の肝煮おろしがけ・茶わん蒸し、新潟産茶豆、白子ポン
酢、湯葉の刺身、関西出汁巻玉子、おでん(しこ鰯のつみれ、鶏スパイスつくね、丸ごと牛蒡天、
大根、帆立入り自家製さつま揚げ、京エビ芋、こんにゃく、京水菜、生昆布)、胡麻だれうどん、ビ
ール、冷酒(幻鷹)
今日も感心ながら出社し、夕方国立劇場に行く。報知新聞社主催の「舞踏華扇会」。AYの日本舞踊の
師匠である尾上菊早代さんの「八島」を観るのが目的だ。この会は以前も縁があって何度か観に来た
ことがある。亡くなってしまったが、某テレビ局プロデューサーの奥様の発表会でもあった。子供の頃か
ら琴を習い、長じてから三味線もちょっとだけカジッタ身としては、邦楽の雰囲気はとても落ち着く。M
夫妻と約束している「こなから」に行く。もう十数年前から通っている店だが、ここ数年は人気が出てしま
って暫く足が向かなかった。「こなから」とは二合半。大S子さんの調べによれば、「小半ら」と書き半分
の半分という意味。一升の半分の半分だからニ合半だ。某映画にチョイ役で出演したこともあるご主人
はいつものように奥に篭っているが、20人座れるカウンター席は居心地が良い。繁忙期(10月から)
は夜2回制。大きな瓢箪型の胴鍋におでんがいっぱい。食べる量、飲む量にもよるが、@8千円以内。
夜―2 湯島「御茶ノ水小川軒」 ジントニック 2杯
あの「小川軒」の支店であるが、閉店時間の決まりについて忠実し過ぎて疲れちゃう。もっと鷹揚にね。
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9月 11日(木) 晴れ 33度! 9.11同時多発テロから2年 そして中秋の名月
昼 日比谷「資生堂パーラー 東京宝塚店」 ランチセット(ビシソワーズ・スープ、野菜カレー、ライス、
デザート:抹茶のフォロマージュ、コーヒー) 2200円
昼ドキの「資生堂パーラー」は満席。お得なランチセットは、オムライス、野菜カレー、ビーフカレーから
1種類選び、それにオードブルかスープ、デザート、飲み物がつく。「野菜カレー辛く出来ますか?」とい
つものようにお願いすると「そういったご用意は出来かねます」と上品に断わられた。資生堂パーラー
伝統料理なんだからそんなチョコザイな注文は受けないと言うことですな。ご馳走さまでございました。
午後のお茶 新橋「北欧」 アイスココア 700円
150人のイラストレーターが、自分の好きな映画を描く「シネマ古今東西」を観に行く。希望者は1点3
万5千円で購入できるが、8月18日が初日だったから作品はアラカタ売れてしまっていた。しかし、ステ
キな作品が未だ何点もある。迷ったが五辻みつる氏の『小鹿物語』を購入した。先般亡くなったグレゴリ
ー・ペックに哀悼の意。打ち合わせを終えてから、映画『トーク・トゥ・ハー』を観る。舞台がどこの国であ
っても台詞は英語、というヘンチクリンな時代にウンザリしていたが、これはスペイン語のスペイン映
画。この2ヶ月で10本の映画を観たが、この作品がナンバー1だ。4年間昏睡し続けるバレリーナ、眠
る彼女の献身的看護士、競技中に牛に突かれる事故で昏睡状態になった女闘牛士、いつも泣くジャー
ナリスト。絶望的な孤独の登場人物に感じる妙な温かさ、涙が止まらないのに微笑んで見てる自分、悲
劇なのに見終わった時は希望めいたものを感じる・・・。ピナ・バウシュの「カフェ・ミューラー」、「炎のマ
ズルカ」の衝撃的な舞台、カエターノ・ヴェローゾの鳥肌が立つような「ククルクク・パロマ」の歌、サイレ
ント映画『縮みゆく恋人』の仰天する滑稽さ。監督・脚本を担当したペドロ・アルモドバルの才能に脱帽。
夜―1 門前仲町 「深川志づ香」 お任せコース(小松菜と茸・菊花の酢の物、刺身盛り合わせ:蛸・平
目・鯖、蓮根もちの蟹あんかけ、白子の塩焼きと鮭の親子焼き、鱸と茸の煮付け、あげ巻貝のウ
ニ焼き、稲庭うどんの胡麻だれ2杯) コース6千円、ビール、冷酒:磯自慢(静岡)660円×4合・
墨廼江(宮城)880円×2合・伯楽星(宮城)820円×2合
夏岐阜に旅した「不美子の会」の反省会。写真交換をし、郡上踊りのCDを購入した小S子さんから歌
詞を教えて貰う。郡上踊りの曲は5曲と思っていたら、10曲もあるんですねぇ。早くも来年の夏の旅行
についてディスカッション。探してみると、わが国には奇祭がいろいろあるのね。このメンツが都内で会
うのは初めてだが、今日法則を発見した。食べる量についてである。小S子0.7、大S子1.3、R子0.9、
夢子1.1=4.0という黄金バランス?で、4人でぴったり標準4人前になるという法則だ。その割合で、料
理のやり取りがなされる。どれも美味しいのだが、特に評価が高かったのは、蓮根もちの蟹あんかけと
あげ巻貝のウニ焼き。お替りしたい程であったが我慢し、最後の稲庭うどんの胡麻だれを「お替り!」。
夜―2 門前仲町 「MARY’S CLUB」 ジントニック×3杯
議題は、桐箪笥と着物の衰退、引越し業者の評価についてであった。不美子の会には色気は不要だ。
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9月 12日(金) 晴れ 34度 腹立たしい程暑いぞ!
昼 家食 コンビニのナポリタン 380円、海草サラダ、ヘルシア茶
朝から猛烈な暑さだ。8月と9月が完全に入れ替わったよう。ふと、じゃ10月はどうなるの?いきなり寒
い秋になるのか。昨夜遅くコンビニで弁当を買って良かった。食事に出るのもイヤ。夜に備えて粗食。
午後のお茶 代々木「ドトール」 マドレーヌ 130円、アイスコーヒー 230円
昨夜から、またもや左肩が腫れ出した。手もどんどん上がらなくなっている。先日「一掌堂」さんから貰
った三角巾で左手を吊る。片手が使えないと、シャワーを浴びるのも洗顔するのも着替えも困る。代々
木で治療を受ける。「肩が何度も痛くなる原因は、肩甲骨の抵抗?急激に体重が増減するとカラダは
維持するためにガンバッテ肩甲骨がズレル?ってことは私が最近太ったことで痛いってこと?」ガクッ。
夜―1 早稲田 「松下」 お任せコース:食べる食前酒・煮梅と梅ジュース、先付け:百合根・おたふく
豆・毛蟹菊花・紅芋と銀杏・栗の素揚げ、蒸し鮑と伝助大根 肝乗せ、背黒イワシの素揚げ(赤ワ
インと共に)、赤貝のぬた、ハモと松茸のお椀、ほしカレイの薄作り、煮茄子の鱸餡かけ、大トロの
炙り鮨、肉なし肉豆腐、ほしカレイの骨 蓼酢かけ 彩り野菜のトマトソース和え、酒の友(鮎の馴
れ鮨・このわた 熱燗と共に)、鹿島灘の蛤天麩羅、藁で燻したカツオのたたき、メバルの花山椒
の香り、梅チャーハンの細巻、香の物、アサリの味噌汁、水菓子(キューイ、グレープフルーツ、マ
ンゴとパパイアのシャーベット)、食後酒:スペインの幻のシェリー「DON PX」、ビール、冷酒(三
千盛 絞り立て 4合) 1万3千円のコース
程良い酸っぱさの煮梅と梅ジュースが食欲を呼びさます 美しい盛り付けの先付け 胆が際立つ蒸し鮑と伝助大根
さっぱり旨い背黒イワシの素揚げ あら不思議、クセの無い赤貝のぬた ホワホワのハモと松茸のお椀
ほしカレイの薄作り 縁側も旨いぞ 煮茄子にかけたスズキの餡が良い味 暫し無言になる大トロの炙り鮨
肉の旨味を吸った煮汁で煮た肉豆腐 あぁ、旨い・・・ほしカレイの骨 前回は葱油、今日は蓼酢かけ
鮎の馴れ鮨とこのわたには熱燗が添えられる 濃厚な味の蛤天麩羅 いつも絶品、藁で燻したカツオのたたき
メバルの花山椒の香り 驚きの梅チャーハンの細巻 水菓子もサッパリうまい
8月末に「松下」に行った時、次の予約もして来た。今晩だ。骨も出してと注文したほしカレイの骨と季
節の看板料理の藁で燻したカツオのたたきを除いた14品すべてが違う料理というのはスゴイね。しか
も骨は、前回葱ソースだったが、今日は蓼酢。これぞ料理人としてのプロだ。何でも食べそうな私だが、
赤貝とホヤは大の苦手。独得の磯臭さがイヤなのだ。だから赤貝も18年食べたことは無かったが、何
となく赤貝のぬたを食べてみようと思った。薄くぬた味噌で和えてあるきりなのだが、あの匂いが全くし
ない。あら?美味しいわ、と全部食べた。煮茄子にかけた鱸餡が実に旨い。大トロの炙り鮨は涙が出
そう。「こういうものを食べると、仕事の細々したことなんてどーでもイイヤって気になりますなぁ」。食事
はどうしよう。同行者は松茸ご飯にした。私は・・・え?梅チャーハン?じゃ、それ。目の前に出された皿
を見て仰天。梅干し、ジャコ、大葉、胡麻を入れた熱々のチャーハンが細巻になって登場したのだ。仕
上げはシェリーのPX。昇天しそう。「松下」はドラエモンのポケットのように次から次へと魔法の味が。
夜―2 早稲田・リーガロイヤルホテル東京「セラーバー」 ジントニック 3杯
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9月 13日(土) 晴れ この暑さ、たまりませんわ
昼 幡ヶ谷「カフェ エルリック」 チキン野菜カレー 1400円、Aセット(サラダ、飲み物) +450円
京王新線で幡ヶ谷駅北口から六号坂商店街を歩く。汗ポタポタ。水道道路を渡って、ちょっと行くと左側
に可愛らしいカフェがある。到着したら汗ダラダラ。こんなところまで何しに来たか。カレーを食べるため
に決まっているじゃん。店の中には、お婆ちゃん仲良し4人組が既にカレーを待っていた。目の前に現
われたチキン野菜カレーは、目にも鮮やかな芸術品のようでもある。トマト、人参、さや隠元、オクラ、蓮
根、茄子、赤パプリカ、黄パプリカ、さつま芋、かぼちゃ、椎茸そして野菜の下には大きなチキンがごろ
んと2つ。カレーソースはサラサラで余り辛くない。ご飯は新潟の低農薬有機栽培のこしひかりだよ。カ
レーの種類は十数種類ある。カフェだからケーキなどデザート類も美味しいらしいが、時間がなく残念。
午後のおやつ 新宿 「カフェ フィオーレ」 白桃のムース 500円、アイスコーヒー 500円 セット
だと
新国立劇場の中劇場で維新派の『nocturne月下の歩行者』を観る。松本雄吉氏が、33年前劇団「日
本維新派」を結成し(87年に維新派に改名)以来、公演の度に劇場を建ててヂャンヂャン☆オペラとい
う公演を続けているのだ。維新派が今まで作って来た劇場は、河川敷に川の水を引き入れた「円環劇
場」、地中に穴を掘り巡らせた「トンネル劇場」、特製の障子で四方を囲った「障子の劇場」、山の中腹
を一面の向日葵畑にした「さかしまの劇場」・・・と一度きりの公演期間のための劇場を劇団員とスタッフ
が作って来たんですってよ。場所も関西の廃校跡とか工場跡地などの屋外ばかり。そんな維新派が新
国立劇場に招聘されて公演を行うというのだ。スターが1人もいない若い俳優達が醸し出す、ケチャの
ような変拍子のリズム。物語は難解でよくわからなかったが、こんな摩訶不思議な世界もあるのだね。
夜 家食 「香港菜館」の豚の角煮そばと十宝菜、新潟のえだまめ、岡山のU十世紀梨、ヘルシア茶
岡山からはU十世紀梨、新潟からはえだまめが送られて来た。大きな鍋で盛大にえだまめを茹でる。
新鮮さが命だから、管理人さんにもお裾分け。こんなことなら、新宿で今晩のオカズを買って来なけれ
ば良かった。えだまめと梨を満腹になるまで食べるって、なかなか新鮮であった。ご馳走さま。無酒日
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9月 13日(日) 晴れ 今日も暑いが湿度は低い
朝 家食 「和幸」のヒレカツサンド、「香港菜館」の鍋張小篭包、新潟のえだまめ、ヘルシア茶
勝てよ、とカツを食べる
テレビでは、大沢親分と張本さんが「喝!」を入れている。私はカツを食べている。今日はアメフット秋
のリーグ戦の初戦だから、恒例の「勝つ」ものだ。えだまめは冷たくなっても旨い。さて、でかけようか。
午後のお茶 武蔵小杉「ベッカーズ」 アイスコーヒーM 220円
正午から始まった試合、我がチームはモタモタしたものの10点差で勝利。初戦には、毎年ヒヤヒヤさ
せられる。風があったので助かったが、炎天下の試合はツライ。等々力球場からバスで武蔵小杉へ。
夜 渋谷「カレー屋 パク森」渋谷店 パク森カレー 850円+倍辛50円+トッピング じゃがいも
100
ドライカレーにカレーソースが
渋谷センター街、スペイン坂などという凡そ似合わない街を抜けて、映画『ホテル・ハイビスカス』を観に
行く。3100人の応募者から選ばれた蔵下穂波ちゃんが演じる「仲宗根美恵子」が画面いっぱいに大暴
れしてオカシイ。天衣無縫の妖精のような美恵子ちゃんは、男の子の髪を引きずり回したり、気に入ら
ないと石をぶつけるような小学生で、寝ている時と喋っている時以外はヘンな替え歌を歌っている。大
昔はやったシリトリ替え歌。「ブルーシャトウ」の歌詞を「♪森トンカツ 泉ニンニク・・・」と歌ったでしょ?
あれです。「森の熊さん」は「♪あるーヒンケツ 森のなかンチョー くまさんニンニク 出会っタンコブ」と
なる。ショーもないよねー。でも、大した事件が起こるわけでもないのに、美恵子ちゃんを中心にしたこ
の映画は、何とも幸せで元気が出て来るのだ。金王神社のお祭をやっている道玄坂を上って「パク森」
でカレーを食べる。ドライカレーとカレーが同時に楽しめる「パク森カレー」にする。ここの普通は、世間
の辛口だそうだが、その上にも50円プラスでやや辛、辛口、倍辛、激辛とある。無酒ビーフカレー?
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【今週の振り返り】
商店街を歩いていて、新鮮な野菜や魚があれば、いつも「おっ、今晩の料理にどうだ」と思って来た。メ
ニューを考える、料理をする、いろんな調味料を揃える、良い食材を見つけるのは楽しみの一つでもあ
った。それが3ヶ月くらい程前から、全く料理をする気が無くなってしまって「料理を忘れた夢子」状態が
続いている。そうなると、食事の約束を原則しない週末も外食することになる。特に日曜日の夜も外食
する、ということに初め抵抗があったし、開いている店などあるか不安であった。しかしあるのですね、
繁華街でもないのに、日曜日の夜も営業している店が。ま、日曜日夜の外食は、私にとって最近始め
たことであっても、学生や一人暮しの人って都会にはたくさんいるものね。日曜日は営業するが、他の
曜日が定休日という店がある。中には「年中無休」という店も多いことを発見。そのほとんどがエスニッ
ク系の店だ。韓国、ネパール、インド、マレーシア、タイ、スリランカ、ベトナム料理。店は開いていても、
交替で休んだりはされているとは思うが、働きものだ!とつくづく感心する。その点、夏休みにパリに遊
びに行った人など、プリブリ怒って帰って来る。「ヨーロッパ人がバカンスを大事にするというのは聞い
ていたけど、あんなに一斉に休まなくてもいいじゃない!」。私も何度かパリに行ったことがある、初め
て行った時は2泊3日で、着いたのが土曜日、月曜日にはスイスに移動する日程だったのだが、商店
がお休みだらけで困った。友人にパリであれを買って来て、これもあったらお願いね、などとたくさん頼
まれていたから。イタリアではシェスタ(昼寝)休憩で予定が狂った。旅行者は忙しい。午後2時から5時
まで買い物、と考えて商店街に行っても閉まっているのだから、世話はない。年中無休のエスニックレ
ストランやその上に24時間営業のコンビニエンスストアと比べると、何という違いだろう。ゆったりした
人生を重視するなら、たっぷり休暇を取り、一日の労働時間も短い方が良い。しかも自分が怠け者だ
から、フランス人やイタリア人に「もっと働け!」とは言いずらい。でも、個人の生き方と、商売としての
サービスは分けて考えても良いと思うのだけれどネクタリン。ダメデスかりんとう? あラッキョ、「ホテ
ル・ハイビスカス」の美恵子のクセが移ってしまっタンドリーチキン。
ボクは「年中休み」ってのもイーと思うんだけどにゃアンパン