パクパク日記3年9月4週

        秋は突然、来はりましたえ  ホンマにびっくりしましたんどすえ

     

9月 22日(月) 曇り おー寒い!

昼 四谷・三栄町「じゃがいも」 野菜カレー(サービスの茹で卵)、サラダ、スープ付き 800円+税

 

小平の家の売却契約を四谷の銀行で行った。たくさんの書類に、署名&捺印を繰り返す。気持ちの整

理も、家へのお別れも既に済ませたから、淡々と行う。買い手の方に「梅の木、大事にして」とお願いす

る。家を売った後のランチは・・・・・・カレーだな。「野の花」の隣に、カレー専門店「じゃがいも」があるこ

とは知っていた。看板を見ると旨そう。野菜カレーの辛口にしたが、全然辛くもなく、フツーの味だった。

午後のおやつ 四谷「フルーツパーラー フクナガ」 無花果のパフェ 800円、コーヒー 400

    いちじくが丸々1個

期待したカレーが今一だったので、M佐ちゃん推薦の「フクナガ」に行く。1階が果物屋、2階がフルー

ツパーラーになっている。『dancyu』の表紙にこの店のマンゴパフェの写真が載ったこともある。季節の

パフェは、無花果。無花果好きとしては嬉しい。アイスクリームと無花果のシャーベットがギッシリ入って

いて、トッピングは無花果が丸々1個。あぁ、美味しい。食事より、おやつの方が高くなってしまったぞ。

夜―1 西新橋 「藤吉楼」 お任せ(だだ茶豆、自然薯、焼き茄子の煮浸し、フォアグラの茶椀蒸し、刺

          身:大間の本マグロ中トロ・平まさ、鱧・松茸・蕪の炊き合わせ、鴨のフルーツ(洋梨)ソティ、自家

          製珍味:フォアグラの味噌漬け・豆腐の味噌漬け・からすみ、丸ごとスルメイカの特製山海だれ、

          毛蟹、ジャコたっぷりのおにぎり、漬物、特製ケーキ、生ビール、一ノ蔵(無鑑査・純米酒)

  

       自然薯の粘りが凄い!            名物フォアグラ入り茶わん蒸し         大間の本マグロは最高です!

  

    鱧・松茸・蕪の炊き合わせ自家       洋梨と鴨の相性って良いんだね    左)フォアグラの味噌漬け右)豆腐の味噌漬け

  

    分厚く切ったからすみ           毛蟹は切れ込みが適当で食べ易い     丸ごとスルメイカに特製山海だれを絡めて

  

                 じゃこを山のように入れたご飯で作ったおにぎり      今まで食べた中で一番美味しかったパウンドケーキ

一度行っただけで、すっかり気に入ってしまった「藤吉楼」に食いしん坊Tとトドを誘って早速行く。ここ

の料理は、どれを取っても「フツー」ってのは無く、それぞれが個性を主張して旨い。フォアグラの茶椀

蒸し初めての2人は、アハハハと笑いながら食べている。大間の本マグロ、旨いねぇ。鴨と洋梨も良い

組み合わせだ。今日の圧巻は、ご主人が丹精こめて作られた珍味、フォアグラの味噌漬けと豆腐の味

噌漬けそして分厚く切ったからすみである。フォアグラは、小さいのに口にふくむと香りが充満しトロケ

ル。豆腐の味噌漬けは、箸の先にチョイとつけて食べても、酒が一合飲めてしまう。これは最強の酒の

肴である。最後の特製ケーキにもびっくり。菓子屋さんだって、こんなに美味しいケーキは作れんぞ。そ

んなことで鯨飲馬食してしまったので、今日は@1万3千円。でも、それだけの価値がある内容だった。

夜―2 新橋「アトリウム」 ジントニック 

え?ここのご兄弟は、あの湯島「EST!」の息子さんなの?ふーん、そうか。そういえば、2階にあった

店を、数ヶ月前この3階に移して新しい「アトリウム」が出来た時、どこかで見たような作りだと思ったハ

ズだ。カウンターは、ちょっと長さが足りないが、「EST!」と同じように作られたのだとか。親子だねぇ。

            ___________________

9月 23日(火・秋分の日の祝日) 晴れ

昼 早稲田都電駅前 「蕎麦処 薮」 上勝つ丼 1250

  

寒さ暑さも彼岸まで、なんて言葉があるが、今日はお彼岸。お昼を食べ終わってから新江戸川公園に

散歩に行くと彼岸花が咲いていた。今日の夜、アメフットの試合がある。いつもの通り、勝つものを食べ

に行こう。カツ丼は並が800円で、上は1250円。必勝祈願なのだから450円をケチってはいかん。

夜 池袋 「パストラペ」 フレッシュハーブのグリーンサラダ 680円、ガーリックトースト 300円、完熟

     トマトのピリ辛カルボナーラ 1180円、ショコラ・カフェゼリー 500円+税

  

   生クリームは残す

西武ドームは遠い。早稲田からなら距離はさほどではないのだが、心情的距離がある。今シーズンオ

フェンスの仕上がりが遅れているので、楽には勝てないとは思っていた。1Qフィールドゴールで3点先

取。ところが、こちらのファールが続いて1本タッチダウンを奪われる。3−7で逆転された。そのまま一

進一退でついに4Qになってしまったぞ。ヤバイ!残り5分数十秒のところで、待望のタッチダウン。で

もトラポン失敗。9−7。その後、ジリジリ時間を使って逃げ切った。氷1センチ位の薄氷を踏む勝利。心

臓に悪い試合だった。気が抜けて美味しい店を探す元気も無い。夜9時過ぎ池袋で夕食。サラダとス

パゲティはまずまずだったが、ガーリックトーストは最悪。一口食べて残した。あーチカレター。 無酒日

                _________________________

9月 24日(水) 曇りのち雨

昼 一番町・ダイヤモンドホテル「金剛飯店」 ネギつゆそば(コーヒー付き) 1900円+サ+税

  

臨時の会議があり、朝9時半出社。昼の打ち合わせは食事をしながらしようね、ということで「金剛飯

店」へ。以前来た時、次は是非ネギつゆそばにしようと決めていた。透明な上品なスープの麺と、ネギ

とチャーシューをピリ辛に和えた皿が別に運ばれて来る。麺の量に対してネギが多すぎる。イヤ、ネギ

の量は良いが麺が少ないのか。結論。これに小ライスを頼めば良いのだ。高いけど次回はそうしよう。

夕方のおやつ 市ヶ谷「トウ・ザ・ハーブス」 デザート&ドリンクセット(プリンwithトライフル、クィーン

     ローズハーブティ) 700円+税

   生クリームは残す

昼のネギつゆそばのせいか、午後2時半には空腹。やっぱり小ライスは必須だ。珍しく6時間半も会社

にいた。長く会社にいるとカラダに悪いかもしれないので帰る。市ヶ谷の駅の上にある店。午後2時か

ら5時まで、好きなデザートと飲み物のセットで700円という結構なメニューがあった。単品で頼むと

1200円だから、かなりお得かも。しかし、デザートはお皿が大きいばかりで、量はたいしたことはない。

夜 代々木 「大戸屋」 焼き鯖定食 570円(ご飯少な目 −20円)、冷奴 100円、かぼちゃの煮物

 150円、水菜のお浸し 100

  

写真を見て、一瞬「夢子クッキング復活か」と思った?残念ながら違うのよね。大戸屋です。焼き魚が

無性に食べたく焼き鯖を頼んだ。大根おろしたっぷり。いつの間にか全店禁煙になっていた。 無酒日

                _____________________

9月 25日(木) 雨 (京都は)

昼 京都・寺町通り 「台湾家庭料理 青葉」 Aランチ(鰆と冬瓜の煮物、棒々鶏、冬瓜のスープ、ザー

     サイ、ご飯、デザート) 800

   これは鰆だ、鯖じゃない!

天気予報では、東海、関西地方は雨だと言っていた。名古屋を過ぎた頃から雨が激しくなり、窓の外は

全く見えなくなった。せっかく京都に行くのになぁ。これから暫く京料理が続くので、昼は台湾ランチだ。

白板には「鯖」と書いてあったが、料理が運ばれて来ると鰆だった。「鯖じゃないね」と言うと、ご主人は

「これは鯖だ」と言い張る。すると調理場から「今日の魚は鰆よー!」と女性の声。「今朝、鯖言うたやん

かぁ」と怒るご主人。見ればわかるじゃんねぇ。バカウマと聞いていたが、普通の味でちょっとがっかり。

午後のおやつ 京都・寺町通り カフェ&ショップ 「sinamo 丹波黒豆と胡麻のパウンドケーキ 500

       円、コーヒー 400円 セットで200円引き

  

雨の中を歩きながら、ある店の前で足が止まる。細長い店の奥まで数十のスタンドが並んでいるのだ。

圧巻である。ついふらふらと店に入る。食事もお茶もあるが、家庭製品を売っている。スタンドは82個。

夜 京都・麩屋町御池 「俵屋」の夕食コース 食前酒:俵屋の白ワイン、海老と蓮煎餅 翡翠銀杏、お

      ぼろ蒸し(白身魚、鰻、鶉の卵、しめじ、隠元豆)、平目へぎ造り、萩真蒸 松茸・芽葱・柚子、かま

      す柚庵焼き 栗茶巾、湯波鮨 茗荷鮨、はもとお芋さんを葛で炊いたん、粟麩と舞茸の白酢和え、

       赤だし、香の物、ご飯、無花果、ビール、冷酒:俵屋 4合

  

    海老と蓮煎餅 翡翠銀杏で始まる       ワインを飲んだ小皿の裏には秋があった     おぼろ蒸しは薄いーとろみ

  

    平目へぎ造りはプリプリ 縁側も旨いよ      松茸・芽葱・柚子を載せた萩真蒸       朱塗りのお椀の裏にも秋が

  

      絶品のかます柚庵焼き 栗茶巾もほくほく         冷酒は「俵屋」                凌ぎの湯波鮨 茗荷鮨、

  

     はもとお芋さんを葛で炊いたん             粟麩と舞茸の白酢和え                    デザートは無花果

京都の純和風旅館のご三家といえば、俵屋、炭屋、柊屋。今日はその俵屋にお泊り。雨なのに妙に蒸

し暑い日で、そのへんをウロウロしているうちに汗びっしょり。こうや薪の気持ちの良いお風呂に入ってか

らゆっくり夕食。部屋食で、もちろん1品づつお料理は運ばれて来る。料理も季節感があって美味しいが、

その器に感心する。ワインを頂いた小皿も、お椀の裏もススキ模様で秋を演出している。日本料理って、

ホントに贅沢だ。かますの柚庵焼きは絶品で、一口食べる度に「美味しいおすえー!」と唸りましてん。

               _______________________

9月 26日(金) 見事な秋晴れ

朝 京都・麩屋町御池 「俵屋」の朝ご飯 フレッシュオレンジジュース、梅干しと煎茶、湯豆腐 薬味:

    細葱・大根おろし・海苔・鰹節、ハタハタと真鯵のヒラキ、ぜんまいと油揚げの炊いたん、青菜の煮

    浸し、ちりめんじゃこ、昆布煮、漬物、アサリの味噌汁、ご飯

  

  

マッサージをして貰ったら酒の酔いが醒めて、目がパッチリ。眠れぬままテレビをつけるとNFLの試合

をやっていた。コルツとジャガーズ戦。あら?解説しているのは、友人の子沢山Oさんだわ。京都の俵

屋で、深夜Oさんの声を聞くとは思わなかった。そういえば、彼は京都大出身だった。朝ご飯は、フレッ

シュのオレンジジュースから。外人のお客が多い俵屋だから、洋食の朝食メニューもあるようだ。何と言

っても湯豆腐が旨い。「もう1丁」食べたいほどだった。ご飯3杯も食べてしまう。北海道で激震2回。

昼 仁和寺で食べた「俵屋」の湯波ご飯弁当(生湯波、銀杏、じゃこご飯、茄子の田楽、茗荷、半熟卵、

   白身魚の西京漬け、牛蒡と人参の味噌漬け) 3000

  

タクシーで一番奥の金閣寺に行き、龍安寺、仁和寺までは歩く。昨日の天気とはうって変わって青空が

美しい秋晴れだ。しかし、暑い。金閣寺から龍安寺に着く頃には汗びしょびしょ。俵屋の毎月替わるお

弁当を頼んで持って歩いているのだが、龍安寺は「境内では弁当禁止!」とあちこちに立て看板。仕方

なく仁和寺までガマン。ここは空いているし、拝観料売り場の真ん前でお弁当広げても大丈夫。鷹揚な

お寺さんだ。自家製のちりめんじゃこを混ぜたご飯の半分にはぎっしりと生湯波が敷き詰められ、残り

半分に気の利いた料理が入る。茄子の田楽と、牛蒡、人参の味噌漬けが旨い。仁和寺はいいなぁ。

午後のお茶 京都・祇園縄手通り 「コーヒーハウス 縄手通り」 アイスカフェラテ 580

愛用している黒七味は「原了郭」の商品だ。祇園にある本店でしか買えない木製の容器入りを求めて、

祇園までやって来た。汗をどっさり流したから、冷たいものが喉に嬉しい。甘いぞ。シュガー入りだった。

夜―1 京都・先斗町 「くしかんざし 久」 お任せコース:野菜の胡麻和え、子持ち鮎の甘煮、海老・

    ウニ・アワビ・パイナップルの酢味噌和え、カワハギと肝、関サバと関アジ、鱧の湯引き 中国岩塩

    水、松茸とハモの土瓶蒸し、焼き関さば、アワビと渡り蟹のもずくたれかけ、鴨ロースと焼き葱、オ

    ム丼とろみ餡かけ、漬物、無花果のゼリー、ビール、冷酒(天明 福島・会津)

  

  先斗町の中程に「久」はある       白きくらげ、白ずいき、エリンギ、菊の花の胡麻和え   思わず拍手してしまう鮎煮

  

  パイナップルが決め手の酢味噌和え      カワハギは厚めに切って肝と共に    上が関サバ、下が関アジ  別のたれで

  

  鱧の湯引きは中国岩塩を溶いた塩水をつけて     わがまま言って焼いて貰った関サバ     土瓶蒸しは秋の味どっせ

   

 蒸しアワビと渡り蟹に石川県のもずくをかけて    鴨の下には、焼いたネギがどっさり   久さんからのプレゼント「天明」

ウニ、フカヒレ、鴨ロースを入れたオムレツ丼  特製の餡とかきまぜて食べる  うまーーー!

ほぼ4ヶ月続いた「送別会のようなもの」の締め括りは、京都の「くしかんざし 久」であった。参加者5

人のうち、4人は東京から。なんでお店の名前がこうなりましたん? 20数年前に串揚げをやっていた

津田久之助さんは「くし 久」と店名を考えたが、座りが悪い。その時先斗町の店の前を舞妓さんがか

んざしつけて歩いてはるわ。ほんなら「くしかんざし 久」とさせて貰いまひょか。どの料理も久さんの創

意工夫に溢れて「美味しいおすえ」の連発。子持ち鮎は、頭も骨も柔らこうて絶品どすえ。酢味噌和え

にパイナップルなんか入れはってどんな味になりますんやろ。あら、美味しいおすえ。鱧の湯引きは皮

だけサッと炙って芸コマ。フツーの人ならアワビと渡り蟹にもずくなんか掛けること思いつきはりますや

ろか。最後のオム丼のオムレツには、ウニ、フカヒレ、鴨ロースを入れた豪華版どすえ。餡と混ぜて食

べるんですわ。皆はんにご馳走になって、こんなお料理を食べられる幸せをしみじみと感じましたえ。

夜―2 京都・先斗町 「上田梅」 おつまみ、ウィスキー水割り、ロック

昔の先斗町に比べると、敷居の低い店も増えて来たように思うが、ここは一見さんお断りのお茶屋さん

である。お茶屋さんでも、お座敷を改装した和風のバー。久さんも遅れてやって来て「2階を見せて貰い

なさい」と仰る。女将の上田華子さんについて2階に上がると、両隣の店は、鴨川に床をせり出す川床

を設え、若者達が楽しげに飲んでいた。鴨川では川床(かわどこ)、貴船は川床(ゆか)と読む。今日は

私の「卒業祝い」でもあるが、同級会のようなものでもある。会社は違っても一緒に仕事をした仲間だ。

夜―3 京都・木屋町二条 「バー K6 six」 ジントニック 3杯

関西に住むOさんを京阪電車乗り場まで送りに行く。万歳三唱。久さんに連れられて二条まで歩く。こ

の頃には、私はグデングデンに酔っ払っている。楽しくて、楽しくて、ガンガン飲んでしまったんどすえ。

                _______________________

9月 27日(土) 今日も秋晴れ

昼のお茶 京都ホテルオークラ 「レックコート」 コーヒー 700円+サービス料+税

8時に起きて「こころ」の最終回を観る。朝の連ドラだから、やっぱりハッピーエンドになるわけね。気が

つけば、ヒドイ二日酔いである。高台寺もヤメ、二条城も行かない。グダグダ、うとうとしていたらお昼に

なってしまった。京都ホテルオークラで何も食べないのも失礼かと思い市役所眺めてお茶だけ飲んだ。

巨人軍の原監督辞任。彼に特段関心は無いが、Wオーナーの言動は、常に腹立たしく思っているぞ。

昼 京都・竹屋町 「魚常」 御所弁当(胡麻豆腐、造り:ハモ・鯛・イカ、料理詰め合わせ、天麩羅、葛か

   け茶碗蒸、炊き込みご飯、赤だし、漬物) 4千円+サービス料+税

  

  

御所にほど近い竹屋町の「魚常」に行く。R子が京都の大学に通っていた頃、アルバイトをしたお店だ。

「御所弁当を午後1時に予約しておきました」と一昨日電話を貰った。仕出し屋さんから始まって、100

年以上の歴史を持つ老舗。中庭に面したお座敷で豪華なお弁当を頂く。杉の手堤げにギッシリお料理

が詰められている。食べるのが惜しい美しさだ。暫し女将さんとR子の話。優秀なバイトだったらしいよ。

午後のお茶 京都駅 「レディバード」 アイスコーヒー 230

京都は20回位来ているが、仕事や会議、結婚式などばかりで、純粋な観光の旅は初めてだった。とに

かく食べたなぁ。この23日で食べたものを思い出しながら、駅の喫茶店でアイスコーヒーをチュ−。

夜 家食 信州・鬼無里村「いろは堂」のおやき(ミックス野菜と本しめじ) @150円、日清カップヌード

   ルシオ 143円、小松菜としらすのお浸し 140円、ヘルシア茶

  

思いっきり粗食にしようと思う。京都伊勢丹のデパ地下で買って来たおやき2つ。鬼無里と書いて「きなさ」

と読むんだよ。NHKのプロジェクトXで涙の開発物語を見てから、久々に食べたいと思っていたカップヌー

ドル。塩味だ。じゃが芋、蟹の破片が入っている。今日の夕食代計、673円。粗食もまた良い。 無酒日

                 ______________________

9月 28日(日) 今日も気持ちの良い秋晴れ

朝 家食 信州・鬼無里村「いろは堂」のおやき(切り干し大根とネギ味噌)、エースコックの春雨ヌードル

    ピリ辛チゲ、大根サラダ、ヘルシア茶

  

良い天気だ。朝から盛大に洗濯し、ベランダで干していると、玄関でピンポーン。それが4回もだぜ。お

やきのネギ味噌がメッチャ旨い。春雨ヌードルは、熱量が150キロカロリーで良いよね。さて荷作りだ。

夜 馬場口「カレーライス専門店 エチオピア 高田馬場店」 野菜カレー(蒸しポテト付き 辛さ10倍) 

   930円 ルーのみ大盛+150円、グリーンサラダ 180円、ヨーグルトドリンク 270円、フランボアー

   ズゼリー 270

  

  

午後中かけてゆっくり荷作りをした。国内旅行なら5分なのに。明日から行く国は、それほど辛いものが

無いそうなので、カレーを食べよう。お茶ノ水の「エチオピア」の高田馬場店。本店は大混雑なのに、こ

こは結構空いている。明治には受けるが早稲田は未だってことだろうか。70倍まで辛さがあることは、

前回学んだが、旅行の前にお腹をこわすのもマズイので10倍に。グリーンサラダが妙に旨い。無酒日

                _______________________

【今週の振り返り】

10月1日は私の誕生日だ。都民の日、日本酒の日、更衣の日でもある。しかし、今年の誕生日は異国

で迎える予定だ。異国で迎える誕生日は2度目。32歳になった10月1日は、アメリカ・コロラド州のデ

ンバーにいた。海抜1600メートルであることから「マイルシティ」とも呼ばれる高原の街だ。遥か年上

のおじ様方に混じって、ガラにも無くトップセミナーに参加していた。30代は私1人、女性も私だけ、そ

の私の誕生日だったので、盛大にお祝いして頂いた。プレゼントもティファニーの銀のボールペンだっ

た。私が育った家庭は、誕生日にプレゼントなどくれなかった。誕生日だけでなく、クリスマスプレゼント

もナシ、正月のお年玉さえ両親から貰ったことは無い。それほどビンボーだった訳でもないし、親がドケ

チだった訳でもないのだが、そうゆう習慣が無かった、ということだ。しかし、誕生日には嬉しい特典が

あった。「夕食のメニューはお望み通り」という私が欣喜雀躍する特典だ。誕生日の3日前になると、母

から質問される。「今年の誕生日の夜は何にしようかね」。人生のことも深く考えない、落ち着きの無い

子供だったが、この時ばかりは真剣に考えた。学校でも授業など聞かない。琴のお稽古に行っても間

違ってばかり。10月1日の夜の献立は・・・・・集中して検討する。ある年の結論はこうだ。赤飯、一口ヒ

レカツ、ポテトサラダ、じゃが芋入りぜんまいの煮つけ、みぞれ汁。素晴らしい献立でしょ?ポテトサラ

ダとじゃが芋入りぜんまいではじゃが芋が重なるが、好きだからイーのである。みぞれ汁は、里芋と豆

腐の味噌汁に、鬼おろしで粗くおろした大根おろしをたっぷり入れたもの。赤飯は今でも大好きだが、

母が蒸篭で蒸して作る赤飯は格別美味しかった。毎年、この嬉しい悩みを抱えて出す結論は、それほ

どは変わらない。一口ヒレカツがハンバーグになるか、ぜんまいにじゃが芋を入れないで、カレーシチュ

ーにするくらいだ。長兄は何をオーダ−したか忘れたが、次兄は太巻きとお稲荷さんだったように思う。

かつて自分が誕生日に考えた「マイベストメニュー」は作ろうと思えば、もちろん出来る。私の作る料理

も味は良い。しかし。母が作ってくれた料理の数々は、愛情調味料がふんだんだったから、あれには及

ばないのである。○6歳になるその日の夕食は何かなぁ。

       という訳で海外取材のため、来週の更新日は火曜日になります。表紙に赤字で予告を書いたら、ちゃんと読んでねー!

 ニャーっとねぇ、小鯛の煮凝り、キャットフード、またたび・・・・あとは・・・

   バックナンバーのトップへ    夢子倶楽部のトップに戻る