パクパク日記3年10月1週

        ベトナムは細長い! ベトナムは暑い!! ベトナムは美味い!!!

   フエ  ハノイの水上人形激

9月 29日(月) 晴れ

昼 早稲田「とうがらし」 カルビクッパ 780

  

荷作りも済んだことだし、さってと、何を食べよっかなぁ。辛いものがいいねぇ。じゃ、カルビクッパだね。

午後のおやつ 成田空港「旬」 和風コーヒーゼリー 600円、コーヒー +200

お気に入りのMK乗合い空港タクシー。昨日まで12時40分迎えという連絡を貰っていたが、キャンセ

ルが出たそうで2時に変更になった。つまり、乗合いと言いながら私1人が客というワケ。家まで荷物を

取りに来てくれて、成田まで4500円だからお得だよね。禁煙だけが難だ。空港でちょっと腹ごしらえ。

 JALビジネスクラス夕食(アミューズブーシュ:ロックフォールチーズとドライフルーツカナッペ・オニ

      オンとトマトのパイ・根セロリと栗のムース・若鶏のタイ風・フォアグラ 無花果のポートワイン煮添

      え・小海老のムース・舌平目と白身魚のムース・サラダ・パン・デザート)、ジントニック2杯、白ワイ

      ン、赤ワイン3杯、コントロー

飛行機はちょい遅れでハノイに向かって飛び立った。ビジネスクラスは高いけど、座席がゆったりだし、

食事がゴーカだからいい。タダだからと言う訳ではないが、酒をガブガブ飲んでしまいましたー。ベトナ

ムというと遠いイメージがあるが、地図を見れば中国の隣。5時間半程でハノイに到着。酔っている。

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9月 30日(火)  晴れ(ハノイとハロン湾は)

朝 ハノイ・日航ホテルハノイ 「ブラッセリー」 朝食ビュッフェ:オレンジジュース、フォーガー(鶏のフォ

      ー)、フォーボー(牛のフォー)、チリビーンズ、ハッシュドポテト、空心菜炒め、焼鮭、出汁巻卵、味

      噌汁、コーヒー

  

昨夜11時頃チェックイン。朝ご飯が楽しみで早く目が覚めた。ガーは鶏、ボーは牛。フォーに載せるも

のを変えて2杯食べる。旨いなぁ。隣の席に往年の大女優がいらした。ほら、加山雄三のお父さんの上

原謙さんとフルムーンのCMで豊満な胸だと話題になった○峰三○子さん。お年の筈なのに若い!

昼 ハノイ 「インドシン」 コースメニュー:蟹のスープ、ゴイクン(生春巻)、揚げ鶏の手羽先、チャオト

      ム(海老摺り身のサトウキビ茎巻)、ベトナム風麻婆豆腐、牛肉のひき肉焼、ココナッツ入りご飯、

      鍋(牛、野菜、ミーという麺)、バインフラン(プリン)、パイナップルジュース1.2ドル、水0.7ドル

  

    

フランスに統治されていた時代、別荘として使用されていた屋敷がレストランになっている。シラク大統

領も何度も訪れたそうよ。殆どの料理は旨かったのだが、生春巻は時間が経ってしまったらしくライス

ペーパーが硬くなっていた。ベトナム風麻婆豆腐とは私が命名。ボーイさんに聞いても「ドーフ」とばか

り。フルーツの甘味と辛味のある味付け。鍋の名前の答えも「ナーベー」だった。ミーという黄色の卵麺

をハサミで切って器に入れ、鍋で熱を通した牛肉と野菜をスープごとかけて食べる。スープが良い味。

夜 ハロン湾・ハロンプラザホテル コースメニュー:シーフードスープ、春雨のサラダ、揚げ海老、蒸し

      魚、牛肉炒め、イカのフライ マヨネーズソース、野菜炒め、ピラフ、フレッシュフルーツ(ドラゴンフ

      ルーツ、スイカ、サポディラ)、ハノイビール 1.9ドル、赤ワイン 3.6ドル

今回の旅はベトナムの世界遺産の4ヵ所を訪ねる。その第1弾は、ハロン湾である。海の正面の5ツ星

ホテルには暗くなってから到着したので全貌はわからないが、明日が楽しみだ。海鮮を中心としたコー

スだったが、春雨のサラダが、辛くて酸っぱくて甘く美味しい。ハノイビールは、薄くてパンチに欠ける。

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10月 1日(水) 快晴(ハロン湾とハノイは) ○6歳のマイバースディ  夢子倶楽部2周年!

朝 ハロン湾・ハロンプラザホテル 朝食ビュッフェ:フォーガー(鶏のフォー)×2、フライドヌードル、ピ

     ラフ、野菜炒め、焼きトマト、ヨーグルト、コーヒー

  

5時に起きて日の出の撮影を企んだが、風呂に入っている間に太陽は昇ってしまった。良い天気だ。絶

好のクルーズ日和。昨日からクセになりつつある朝食での汁緬。フォーガーが美味しくてお替り!!

昼 ハロン湾クルーズ コースメニュー:茹で大シャコ、クアハップ(茹で花蟹)、トムハップ(茹で海老)、

     トロミのスープ、チャーゾー(揚げ春巻)、魚の唐揚 野菜餡かけ、ご飯、バカ貝と野菜の炒め物、

     青菜のお浸し、ドラゴンフルーツ

  

  

  

8時半乗船。グループで貸し切る位の船だ。ハロンとは、ベトナムで「龍が舞い降りる」という意味だそう

だが、1500キロの湾に約2000の島がある。中国の桂林に行ったことがあるが、さしずめ「海の桂林」

のようである。船が進みにつれ、刻々と風景が変わる。写真は何枚撮ってもキリがない。海上生活者

の小舟が果物や魚介類を売りに来る。さて、食事だ。船の小さなキッチンでゴソゴソ作っているのは見

えたが、テーブルセッティングをして出された料理はどれも素晴らしいものばかり。大シャコ、蟹、海老

は生姜や香草を入れて茹でているらしく、そのままでも良い味だ。海風に吹かれながらのご馳走は感

動的である。揚げ春巻が旨い!!5本も食べてしまったぞ。一流レストランにも負けない味であった。

夜 ハノイ 「プレス・クラブ」 ロブスタービスク スカラップ入り、ハーブ入りパン、鴨の胸肉 ポテトプ

     ディング添え、アップルタルト シナモンソース、バースデーケーキ、ミントティ、カールスバーグビ

     ール、白ワイン、赤ワイン2

  

  

ハノイに戻って、夜水上人形劇を観る。1000年以上続く伝統芸能だそうで、民族楽器の演奏と歌に合

わせて、次々と水の上に人形が繰り出し、踊ったり、泳いだりいろいろするんである。面白かった。今日

は私の誕生日でどんな食事になるのか密かに期待していた。ジャジャーン!今晩のディナーはベトナ

ム風フレンチ「プレス・クラブ」であった。西洋とオリエンタルが融合した洒落た雰囲気の超高級な店で、

ロブスターのビスクなんぞを頂いた。メイン料理が終わったところで、私のバースデーケーキが運ばれ

て来てカンドー!皆さんにハッピーバースディを歌って貰い、プレゼントまで頂いてしまったよ。嬉しいな

ぁ。ありがとうございます。この生チョコのケーキが実に美味しく、デザートと一緒に全部食べてしまう。

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10月 2日(木)  晴れ(ハノイは) スコール(フエは)

第1食 ハノイ・日航ホテルハノイ 「ブラッセリー」 お粥、ブリ照、出汁巻卵、青菜のお浸し、梅干、シ

        バ漬け、フォーガー、フライドヌードル、ポテト、ヨーグルト、スイカ、ゾーイ(マンゴー)、コーヒー

  

今日は何度も食事をする予感がしたので、フォーガーは1杯だけに留める。朝のスープ麺は嬉しいね。

第2食 ハノイ空港にて 日航ホテルハノイの弁当(梅干、鮭、おかかのおにぎり、漬物)

ハノイ空港からフエに向かう。飛行機は1時間遅れた。空港でホテルが作ってくれたお弁当。久々のお

にぎりだが、大きなのが3個もあって、ちょっと残す。空港内にタクアンの臭いが広がって肩身が狭い。

第3食 ベトナム空港機内食スナック チキンサンドイッチ

硬い丸いパンにチキンを挟んだサンドイッチ。味見のため2口だけ食べる。

第4食 フエ 「ブンボー・フエ」 ブンボー・フエ 6000ドン

  

ブンボー・フエはフエが本場。ブンは麺の種類、ボーは牛肉、フエはフエの街という意味だ。ホテルの朝

食に出ないらしいので添乗員のKさんと一緒に一番人気の店に食べに行く。ベトナムに長年来たいと

思いながら、タメライがあったのはお腹をこわす恐怖だった。胃はガンジョーだが腸は弱いのだ。ここま

では清潔な店ばかりだったので大丈夫だったが、ここはどうかなぁ。ブンボー・フエの上にはモヤシや香

草などの生野菜がたっぷり載る。水がね、キケンなのよね。ブンとスープだけを食べる。ピリ辛である。

第5食 フエ・ホテルサイゴン・モリン 宮廷料理コース:米と薬草の食前酒、鳳凰のオードブル、鶏と蓮

         の実のスープ、ローンモックダン(パイナップルのランタンにかざられた魚の揚げ春巻)、海老のて

        んぷら、海老の摺り身、バインフエ(バナナの皮で包まれたフエ風海老の餅)、グリルチキン、ふく

        ろ茸とアヒルのクリーム煮、皇后のご飯、蓮の実のコンポート、フダビール、赤ワイン

  

  

ベトナムの最後の王朝であるグエン朝の王宮はフエにあった。だからフエには宮廷料理を出すレストラ

ンが多い。レストランの個室に入る前に、全員衣装を着る。中から皇帝と皇后を選ばねばならぬ。陽気

Yご夫妻になって頂こう。その他は善男善女ということで。赤い傘の下の皇帝、皇后を先頭に音楽に

合わせて行進する。ホテルの外から街の人が笑って見ている。皇帝、皇后は玉座に就かれ、召使が大

きな扇で風を送る。徹底していて可笑しい。民族楽器の演奏団も現われた。音楽を聴きながら、細工も

のが素晴らしいお料理を頂く。料理は美しいが、味はびっくりする程美味しくも無い。楽しい経験だ。

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10月 3日(金) ドシャ降り(フエとホイアンは)

朝 フエ・ホテルサイゴン・モリン 朝食ビュッフェ:ブンリオクア(蟹味噌と蟹肉のブン)×2、お粥(アヒ

     ルの塩卵、揚げピーナッツ)、焼トマト、クレープ、フレッシュフルーツ:ゾーイ(マンゴー)、パイナッ

     プル、ニャーン(リュウガン)、コーヒー

  

朝から大雨が降っている。世界遺産もあり、しっとりした古都を早朝散歩しようと思ったがあきらめた。

ブンボー・フエは無かったが、ブンリオクアがあった。蟹味噌と蟹肉を入れたブンで旨い!2杯食べた。

昼 ホイアン 「Brother’s  afe」 コースメニュー:チャー・ゾー(揚げ春巻)、ゴイガーセン(海老や蓮

      の茎のサラダ) バン・フォン・トム(えびせん)と共に、牛肉、ミー・クワン(クワン・ナム地方の具たく

      さん麺)、ティットコー(豚の角煮)、魚のスープ、ご飯、フレッシュフルーツ(パイナップル、スイカ、

      青いバナナ)、ウォーターメロンジュース

  

  

  

フエから雨の中、ホイアンを目指す。3時間半の道程で途中3つの峠を越える。一番高いハイヴァン峠

の頂上からは、天気が良ければ素晴らしい景色が見られる筈だったが残念。ベトナムで「カイシルク」と

いう人気店を作り財を成したカイ氏が経営するレストラン。商品も一味違うセンスで人気をかち取ったそ

うだが、レストランも雰囲気が良い。ミー・クワンはクワン・ナム地方の料理で、太い温かい麺に海老、

豚肉,揚げ玉葱やピーナッツ、そしてエビセンが載っている。汁無し麺だからかき回して食べましょう。こ

の地方はエビセンを沢山食べるらしい。パイナップルは小さく芯も食べる。バナナは青くても甘い。

夜−1 ダナン・フラマリゾート・ダナン 「カフェ・インドシン」 コースメニュー:鶏と白キャベツのサラダ、

ニガウリとポークミンチのスープ、カーコー・トー(川魚の煮物)、ミックス野菜炒め、ご飯、フルーツ

(ドラゴンフルーツ、サポディラ、ブドウ、スイカ、パイナップル)、サンミゲルの生ビール

  

  

雨の中をFIFAのカッパを着て、第3の世界遺産「ミーソン遺跡」に行った。600年程チャンパ王国とし

て君臨していたチャム族の聖地である。古い上に、ベトナム戦争で破壊が大きかった遺跡に雨が降っ

て、余計寂しくなった。濡れ鼠のまま、ダナンのフラマリゾートのホテルへ。客は欧米系が多く、皆リゾー

ト気分。当たり前だよね、5ツ星のリゾートホテルなんだもん。料金は大したものなのに、料理は今一で

あった。ビールはこれまで缶ビールばかりだったが、ここには生ビールがある。大ジョッキでグビグビ。

夜―2 ダナン・フラマリゾート・ダナン 「HAIVAN LOUNGE」 ジントニック 2杯

中庭を挟んだレストランの真ん前は、ラウンジ。グランドピアノがムーディな曲を演奏してりる。生野菜、

カットフルーツ、生水、氷厳禁と言われて来たが、一流店ばかりのせいかお腹は大丈夫。しかし、氷は

敬遠していた。「当ホテルはシャワーの水さえ安全です」と日本人スタッフが胸を張るのでジントニック。

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10月 4日(土) 1日何度もスコール(ダナンとホイアンは)

朝 ダナン・フラマリゾート・ダナン 「カフェ・インドシン」 朝食ビュッフェ:キャロットジュース、フォーガ

      ー、フォーボー、焼売、ベイクドポテト、トマト、ミーゴレン、野菜、チーズ、フォーボー、中華粥(腐

      乳・ピータン)、ヨーグルト、コーヒー

  

早朝、雨の音で目が覚める。今日は11時と出発が遅いので、海やプールで泳ごうと思っていた人が多

い。がっかり。しかし、朝食を食べているうちに晴れた。海の撮影を終えたら叉雨が。スコール的か?

昼 ホイアン 「家酒安会 フォホイ」 揚げワンタン、ホワイトローズ、フライドライス、クア・ラン・ムーイ

     (揚げた蟹)、ヘオ・ワイ(豚肉の串焼)、海苔のスープ、蒸し鮪 野菜餡かけ、ザウムォンサオトイ

     (炒め空心菜)、カオラウ、デザート:蓮の実入りの餅

  

  

ホイアンは街並が世界遺産に指定された。ホイアンは漢字で書くと「安会」。ホワイトローズは、ベトナ

ム風点心でちょっとピリ辛い。カオラウはホイアン名物の麺で、温かい平麺に揚げワンタン、貝割れ、毒

だみなどの香草、チャーシューが載っている。これも汁無し麺だからかき回してね。レストランの一角に

たくさんの鳥籠が吊るされ中の鳥が賑やかに囀っている。繁栄していた頃のホイアンを思わせる店だ。

夕方の軽食 ベトナム航空の機内食 ハム・チーズ・キューリのサンドイッチ

昼食後、ベトナム独得の乗り物「シクロ」に乗って、ホイアンの街を見物した。ちょっと変わった自転車の

前方部に1人用の客車がつけられている。私の運転手は「ヘビー!ヘビー!」と嘆く。私は「ソーりー!

ソーりー!」と謝る。ベトナムが美味しいからイケナイんだよ!機内食は、味見のため一口だけね。

夜 ホーチミン・ファングーラオ通リ 「ソングー」 コースメニュー:小魚のフライ、スップマンタイクア(蟹

     とホワイトアスパラのスープ)、蒸し蛤、酔っ払い海老、ソフトシェルのフライ、ライハイサン(海鮮

     鍋)日本風、雑炊、フルーツ(スイカ、ニャーン(リュウガン)、333ビール、白ワイン

  

  

夜ホーチミン市に着いた。昔の名前はサイゴン。人口750万人のベトナム最大の都市だ。日本資本が

入っている店だそうで、随所に日本らしい工夫も見えた。大きなアサリは優しい味。ヨッパライ海老のフ

ァイアーデモンストレーションはテーブルの側で。大きな海老で旨い。ソフトシェルは、脱皮した後の蟹

だが、柔らかくてこれも旨い。海鮮鍋の後、ベトナムでは麺を入れるのが普通だが、この店はご飯を入

れて卵雑炊にする。うーん、イイ味だ。ここでも演奏があり、私達のグループのサービスが日本の曲。

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10月 5日 (日) 快晴 (ホーチミンは)

朝 ホーチミン・レジェンドホテルサイゴン 「アトリウム・カフェ」 朝食ビュッフェ:パパイアジュース、ス

      ープ麺2種、中華粥、ヨーグルト、コーヒー

  

5時20分に起きて、カーテンを開けると息をのむ光景だった。サイゴン川に面した部屋なのだが、川の

向こうは朝焼け。もうすぐ日が昇るのだ。20分間、シャッターを切り続けて日の出の撮影。良い写真が

撮れた。ベトナム最後の日。名残り惜しいなぁ。ホントに旨い国なんだもの。レストランが開いて2人目

の客になった私は、今日もたっぷりと朝食を食べる。今や毎朝の習慣になった汁緬は2種類食べたよ。

昼 ホーチミン・ホテルエクアトリアル 「ゴールデン・フェニックス」 飲茶コース:バーベキューポ

      ーク入 りパイ、海老焼売、帆立焼売、ピーナッツ入り焼売、大根もち、海老フライ マヨネーズソース、

      フォ ーテェーユー、揚げ餃子、揚げワンタン入りスープ、海老入り中華粥、チャーハン、餡かけ焼きし

     め ん、蒸した米餅海老包、豆腐のデザート、プリン

  

  

午前中、統一会堂、サイゴン大教会、中央郵便局、戦争証跡博物館に行く。最後の展示を見て食欲は

無くなったが、気を取り直して飲茶に挑もう。出て来る、出て来る、点心の数々。途中から箸の動きが遅

くなったが、最後にドカンとチャーハンの山。その上焼そばも。満腹なのに別腹でデザートもいっちゃう。

午後のお茶 ホーチミン・ドンコイ通り 「BRODARD」 ベトナムコーヒー 18千ドン

  

午後はフリータイム。ホーチミンの銀座に当るドンコイ通りでショッピング。ベトナムコーヒーを飲んでい

ないことに気付き注文。但し、ミルクも砂糖も無しでね。両方入れると相当甘いらしい。コーヒーが小さ

なサーバーからカップにポトポト滴り落ちる。酸味が効いた濃厚な味でオツである。コーヒーの生産国。

夜 ホーチミン・レタイントン通り 「ホイアン」 ホイアンコース:ベトナム風キムチ、ホイアン風生春巻、

     胡麻入りライスペーパーで巻いたグリルポーク、バナナの葉の上の海老のグリル、ココナッツに入

     ったビーフ、カオラウ、2段のアイスクリーム 18.5ドル タイガー生ビール、333ビール 

  

  

  

最後の食事は各自で勝手にどうぞ、ということで「ホイアン」を予約。喰いしんぼ仲間のOさんの推奨店

だが、最高峰の「マンダリン」の姉妹店である。殆どの人が暑くて面倒だ、とホテルの和食に流れた中

で女性3人は歩いて出かけた。店までの路地が高級店に向かう道とは思えず不安になる。でも、ま無

事着いてホイアンコースを食べましたよ。中国料理にもあるが、ベトナム料理で感心するのは料理に合

わせたソースやタレが全部違うこと。繊細な味覚の持ち主なんだな、この国の人は。ココナッツに入った

ビーフは、泡立てたマイルドな醤油につけて食べる。タレには花椒が効いていて旨いぞ。最後のアイス

クリームには鶏やノンラーと呼ばれるスゲ笠などが差してあって楽しい。高級店でも20ドル位なのね。

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【今週の振り返り】

長い1週間だった。国土が日本から九州を除いた面積というのに、南北1650メートルもある。首都で

ある北のハノイから、ハロン湾、中部のフエ、ダナン、ホイアン、そして経済の中心、南のホーチミンと移

動した。北海道、東京、沖縄に行ったと思えばわかり易いだろうか。その昔は中国の一部に組み込ま

れ、19世紀からはフランスの統治下、日本の統制下に入って、あのベトナム戦争に突入していった。

バスに乗って田園風景を、海を、川を、人々を、「あの戦争から30年経っていないのだ」という思いを常

に意識しながら眺めていた。こんな長閑な風景に、爆弾が投下され、多くの人々が戦い、そして死んで

行ったの?この青い空と海が戦場だったの?楽しげにホンダ(バイク)に乗っている人達同士が、北と

南に分かれて殺しあったの?あの子の笑顔は恐怖で引きつったの?・・・・・・・・・・・・・・。

出かける前に、TBSのドラマ「さとうきび畑を観て、涙を流した。どこまでも美しい沖縄が、悲惨な戦場

になった。美しい風景に、そんな悲惨なことは一番似合わないのに。ベトナムもそうだ。この美しい国で

数百万人の人が命を落とした。

しかし、ベトナムは逞しい。ドイ・モイ政策で成長のキッカケを掴んでから力強く歩いている。あっちもこ

っちも建設中。修復中。拡大中。新しいものを取得中。個人の生活レベルを向上中。大きな傷をアオザ

イに隠して、しっかり現実と向き合っている。このエネルギーの源泉は何だろう。きっと食べものに違い

ない。ベトナムの料理は実に美味しい。良い食材と、飽くなき創意工夫で、世界に比類ない美味しいも

のを作って食べている。ベトナム料理が旨いのでない。ベトナムで作る料理が旨いのだ。街のどこでも

何時でも、しゃがんで食事している人を見る。1人で、カップルで、家族で、仲間で、何かを食べている。

立派な家なんか無くても、毎日旨いものが食べられれば、エネルギーは涸れることなく湧いてくるのか

もしれない。彼らの食べ物をオスソ分けして貰って、身にたっぷりつけて帰国した。

10月1日、何とか「夢子倶楽部」2周年。継続にメゲソウになったら、ベトナムにエネルギーを貰いに行

こうかなぁ。

        平和は昼寝できて、マッコトいいニャー

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