パクパク日記3年12月1週
老体にムチ打ち、6年半ぶりの現場復帰。ピシッ!バシッ! いてぇー!
12月 1日(月) 曇り
昼 会社にて 「光華亭」の塩ラーメン 500円 中華惣菜詰め合わせ 小 200円、バナナ
AYにモーニングコールを頼んではいたが、6時20分起床。7時55分には出社した。今日が「浦島夢
子」の復帰戦初日である。午前10時半までに、2度も挨拶スピーチなんかしておっぱずかしい。会社の
中に、近所の中華屋さんの出店がある。5ヶ月間1度も行ったことが無かったが、外に行く時間が無い
ので行ってみた。1時半を過ぎだったので中華バイキング形式の料理は殆ど無し。塩ラーメンにした。
夜 四谷・しんみち通り 「都」 八頭の煮物、五目豆、揚げ根慈姑、生湯葉豆腐、おでん(白滝、
豆腐、
芋の味
@9500円
嵐のような初日のスケジュールをこなしたら午後8時だった。あぁ、シンド。しんみち通りの「都」のこと
は昔から聞いていた。レベルの高い家庭料理で、嬉しい店だ。揚げ根慈姑、生湯葉豆腐、おでんが旨
い! 味噌汁の実は注文に応じて作ってくれる。じゃが芋の味噌汁、久々に食べた。ほっとする味だ。
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12月 2日(火) 晴れ
昼 麹町 「インド料理 ガンジス」 野菜カレー(辛口)セット(ナン、ラッシー) 920円
麹町駅キンペンで銀行を探したが、1軒も無かった。金融業界の再編成、支店の統廃合が進められて
数年になるが、こうゆうことなのね。銀行は見つけられなかったが、カレー屋は見つけた。辛さは7段階
あると言う。いいじゃん、と思ったが、カレーの上にチューブ状のもので辛味のソースをグルグルっと回
し掛けたものだった。確かに辛くはなるが、辛さがソースに馴染まない。この作り方なら100倍も可能。
夜 高円寺 「幸ふく」 お任せコース(越前クラゲの酢の物、甘鯛の長崎椀、金時鯛の煮付け、赤矢
柄
焼、たたき牛蒡、オクラのお浸し、松葉蟹の香箱、肝酢、うすばハギと本ハギの肝鍋5回戦、雑炊、
ビール、「京の春 大吟醸 7年もの」京都、「ええにょぼ」 @1万7千円
先週「麻の会」をやったばかりだが、今日は「非麻の会」である。麻の名店は少ないので、ナンでもイー
から旨いものを食べよう、というしっかりした目的を持った会である。発音は「ヒマ−」であるが、「ヒマ」と
解しても良い。私も先週までは会員資格は十分だったんだけどねぇ。ゲストに高円寺在住のT花君が
参加。「幸ふく」は、何度か紹介したことがあるが、京都の日本海側の新崎港(にいざき)で捕れた魚介
類を直送して供している。ご主人のあきちゃんは、夢子が行くというので、数日前から張り切って準備を
してくれていた。甘鯛の長崎椀は、カシラの唐揚げに、千切りした野菜と淡い餡をかけてある。旨いねぇ。
金時鯛の煮付けも良い味付けだ。ユコワとは、めじまぐろの若い魚。八町はハマチのことだ。あこう鯛
の西京姿は、丸々1匹ごと西京味噌に漬け込んだもので、どんなに火を弱くして焼いても真っ黒に焦げ
てしまうらしい。運ばれて来た姿焼を見てびっくりりして、後で大笑い。でも味は良いのです。「幸ふく」名
物の鍋は、全部で5回出て来る。1、魚と肝、2.野菜、3、魚と春菊、4、本ハギの魚と豆腐、野菜、5雑
炊。7時から会ははじまったが、あぁ、お腹いっぱいと時計を見たら、ナンと12時だった。食べに食べた
り、飲みに飲んだり。魚だけで凄いコースが出来るんだねぇ。大満足。今日のお勘定は@1万7千円。
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12月 3日(水) 晴れ
昼 高田馬場 「カフェPATIO」 インドカリー(ミートボール)ランチセット(サラダ、飲み物つき) 900円
11時の開店と共に店に入る。高田馬場駅近くの「PATIO」のメニューは多種あるが、私は迷うことなく
カレーだす。この前もランチはミートボールカレーだったな。前回は、炒めた大量の玉葱の甘さが各種
スパイスの辛さに勝っていたが、今日のカレーはバランスが取れて旨い。もっと辛いといいのにねぇ。
夜―1 築地 「うまいもんや」 虎ふぐ特別コース(蓮根とこんにゃくの煮物、ワカサギの唐揚げ、
筑前煮、虎ふぐの薄造り、皮、ふぐの唐揚げ、白子の網焼き、ふぐ鍋、雑炊、漬物、ラ・フランス、
ビール、日本酒:「北雪」佐渡 1升、「天狗舞 やわら」石川 1升、「越後鶴亀」新潟 @1万3千円
午後の5時間、会議室をハシゴする。オフィスは禁煙だから、会議室の方がいいんだけどね。さて、今
晩は名門「白子の会 ハシリの部」である。長年続いている「白子の会」だが、11月から12月にかけて
白子が出回り始める頃開催するハシリの部、そして翌1月末から2月にかけて白子が一番大きくなる
頃の旬(シュン)の部の2回しかやらない。「白子の分け前が減るから」という立派な理由で新規加入
員を拒絶して来たが、OK・聖だけは強引に居座った。会長(夢子)は毎回ゲストを呼ぶ権利を有する。
今夜のゲストは、某料理雑誌編集長経験者のY氏。さて、白子の会の始まり、始まり。やっぱりハシリ
の部だけあって、白子はちょっと小さめ。ご主人は、白子を確保するために、いつも苦労しているらし
い。賑やかな会だが、白子焼を食べる時だけは誰しも無言になる。熱々の白子がプチッと口の中でと
ろけて、白子独得の芳しさが広がる。とろけた白子は、そのまま喉を通過し、ほど良く食堂を焼く・・・・
瞬間の恍惚を3度味わったら、白子はオシマイ。でも、もっと食べたいからタラの白子を鍋に入れて食
べる。OK・聖家に先日女の子が誕生したが、未だ名前が決まってないという。2週間過ぎちゃったじゃ
ん!マズイソー、と言う訳で、会員はかなり真剣に考えた。子がつく名前がいいの?夢子、白子・・・・。
夜―2 築地「カラオケボックス ナンとか」 ジントニック3杯
仕事に戻るK、今夜中に名前を決めなきゃと帰宅したOK・聖以外は、いつものように近所のカラオ
ケ屋になだれ込む。何度も行っているのに、店の名前を覚えられない。楽しかった。1時半帰宅。
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12月 4日(木) 晴れ
昼 会社にて 旬菜楽市のお弁当 860円
11時:来客、11時半:打ち合わせ1、12時:打ち合わせ2、12時半から2時:打ち合わせ3、2時半か
ら5時:会議、5時から7時まで外出先で打ち合わせ。こんなスケジュールじゃ、どこで昼飯食べるんじ
ゃい!トイレはどこで行くんじゃい!という訳で、AYに買出しに行って貰い、11時半からの打ち合わせ
は食事をしながらということになった。あぁ、これからの昼飯が思いやられる。夢子ランチ、大ピンチ。
夜 荒木町・車力門通り 「さ行や 龍川」 付き出し:ポテサラ、ほうれん草の胡麻和え、新竹の子
の炙
「八
内藤町での打ち合わせが終わったのは7時半だった。「龍川」に行くのは10年前である。以前は鮨屋
を兼ねた小料理屋だったが、6年前から家庭料理に変わったことはご案内を頂いて知ってはいた。さ行
やの由来は、提供する酒、魚、菜、汁及び調味料塩、砂糖、酢、酒の頭文字がすべてさ行だからですっ
て。12月なのに、もう初物の筍が出ていてびっくり。未だ小さくちょっとカタメだったけど。雑炊も旨いよ。
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12月 5日(金) 時々雨が降る曇り
遅い朝 早稲田 「モスバーガー」 モスバーガー、サラダL、オニオンリング、クラムチャウダー
平日午前10時過ぎに食べる食事は遅い朝飯だろうか、超早い昼食だろうか。勝つモノのロースカツバ
ーガーは例外として、ハンバーガーのタグイはほとんど食べない。たまには食べてみようかな。私の洋
系スープ類の中で一番好きなのはクラムチャウダーである。意外とメニューに入れているところが少な
い。「モスバーガー」では冬季限定メニューにあって助かっている。ボウルサイズも作れば良いのに。
午後のおやつ 会社にて バナナ
「モスバーガー」飯が、遅い朝飯なら、昼は抜いたことになる。空腹で気持ちが悪い。AYにバナナ貰う。
夜のお茶 赤坂「サブウエイ」 コーヒー
夕方会社を飛び出して、タクシー&JRで代々木に行ったが、夜には赤坂に戻って来た。会食までにち
ょっと時間があるので、コーヒーを飲む。煙草を吸いながら、コーヒーを啜っていると、クリスマス音楽が
流れていることに気がついた。ほっこりしてフルタイム労働者に戻った月曜日からの1週間を振り返る。
夜―1 赤坂「某」 お任せコース(ハマグリの蕪のすり流し、海老芋の煮揚げ、前菜盛り合わせ:焼
鯖
ろ
の
赤坂「某」は数ヶ月ぶり。毎回、ご主人のしっかりした基本の技の上に、創意工夫がなされた京料理を
楽しめて、大好きな店の1つだ。今日は鮒っちゃんと、パワフルK子さんの3人。ハマグリの蕪のすり流
し汁は優しい味でカラダを温める。前菜の盛り合わせは、見た目も美しく、どの料理も実に丁寧。先日
羽田空港で旨い焼き鯖鮨を見つけたが、ここの鯖鮨も表面をさっと炙ってある。黒豆は甘すぎず、ぷっ
くりと炊けている。コツは黒豆に砂糖に使っていることを悟られないようにすることなんですってさ。カラ
スミも非常に上品。炙ったブリに、大根おろしたっぷり掛けた1品は、ボリューム満点だ。あぁ、今日もお
目にかかれた虎ふぐの白子!結晶の大きい塩を高いところから振って焼いたのだろう。大きな白子を
イッペンに口に入れた。美味しくて涙こぼれ。こんなご馳走だらけなのに今日の一番のオススメは大根
の粕汁だと言う。うーん確かにね。こんなでかいクチコ見たことあります?ちゃんと小さな七輪の炭火で
炙って食べるのです。最後の葛焼は、中身はカスタードクリームのよう。ゆっくり焼いた金唾状で食す。
夜―2 赤坂 「タートヴァン」 ジントニック、ジンフィズ、マルガリータ
半分寝ていて、しかも明日ゴルフで早起きするという鮒っちゃんを無理やり誘って「タートヴァン」へ。
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12月 6日(土) 曇ったり晴れたり
朝 家食 「タートヴァン」のシメジとベーコンのピッツァ、大根と京菜のサラダ、ヘルシア茶
夕方のおやつ 早稲田 「モスバーガー」 栗と玄米餅のお汁粉 280円、コーヒー 150円
小腹が空いたこともあったが、モスに行ったのは仕事をするため。3千人近いリストから、2種類の年賀
状を出す人を整理しなくてはならない。家でやると、テレビ見たり、新聞読んだりして集中できないから
モスにリストを持って行く。2時間集中してやったら随分はかどった。平日もここで仕事するってどう?
夜 家食 赤坂「某」の帆立貝と鰆の西京焼、大阪「岸澤屋」の黒豆甘煮、九州・小国町の天然自然薯、
海草サラダ、わかめスープ、赤坂「某」のちりめん山椒とご飯
あらら?夢子さん、長期間の調理拒否症なんじゃなかったっけ?そうなんよ。もう半年以上も続いてお
りますんや。お湯を沸かすのもイヤ、皿洗うのもイヤ、だいたい台所に行くのがイヤなんだから。趣味
の1つが料理だった私としては信じられない症状である。全く治る気配も無いのだが、昨夜赤坂「某」か
ら、それは美味しそうな西京漬けとちりめんジャコを頂いたことから「家で食べてみようか」と一瞬考え
た。しかし、きっぱり拒否。ところが今日になって、郵便屋さんが高さ1メートルの巨大な箱を配達しに来
た。熊本・小国町の天然自然薯だった。うううう、わかりましたよ、作ってみますよ!それなら、H社のO
さんから頂いていた「岸澤屋」の黒豆も一緒に食べよう。調理と言っても、焼いたり、おろしたりしただけ
だが、ナンと言っても半年ぶりだからねぇ、緊張しましたぜ。これでは自炊とはいえないが、旨かった。
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12月 7日(日) 快晴!
朝 家食 赤坂「某」の帆立貝と鰆の西京焼、大阪「岸澤屋」の黒豆甘煮、九州・小国町の天然自然薯、
チキンの唐揚げと野菜のサラダ、赤坂「某」のちりめん山椒とご飯
ほほう、夢子さん、今朝も自炊したんだぁ。魚焼いて、自然薯すりおろしただけみたいだけど。メニュー
も昨夜とほぼ同じじゃん。小国町の自然薯には強い粘りがあって、擂り鉢をさかさまにしても、すりおろ
した自然薯はしっかりへばり付いたまま。放っておけば5分はそのままかもしれない。黒豆美味しい。
午後のお茶 早稲田 「モスバーガー」 スペシャリティコーヒー 230円+税
今日はスンバラシイお天気である。スキー場では雪不足で困っているらしいが。洗濯、炊事に続いてリ
ストチェックや事務仕事をしていてはもったいない。遅い午後、近所の紅葉を撮影に出掛ける。東京の
紅葉は12月なんだよね。裏にある芭蕉庵の庭の紅葉は、落ち着いた色合いだ。侘び、寂びの世界。
モスが高級なコーヒーを売り出した。一つひとつ手摘みした豆だって。機械摘みの豆ってあるのか。
夜 早大正門通リ 「五十番」 麻婆ラーメン 600円、焼餃子 350円、野菜スープ 350円
1週間の終わりに、アジアンテーストを食べるべく「アジアン・カフェ」に向った。定休日は毎週月曜日だ
が、第1日曜日だけは休みなんだって。そうゆう日によく当るよなぁ。仕方なく、ぶらぶらと歩き、初めて
の中華屋に入る。期待せずに入ったらバカ旨く、なんて店もあるし。安い値段相応の味だった。無酒日
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【今週の振り返り】
「激動の1週間」について書き出した。身心ともに疲れたとか、「毎日会社に行く」という意識が薄くて困
るとか、ね。でも、ナンか女々しくて(どーして、そうゆう状態のことを「女々しい」というのでしょうか。現
実は「男々しい」と書いてもイイと思うのだけれど)カッコ悪いので中止。男は黙ってサッポロビール、と
いうコマーシャルが昔あったが、女は黙ってフルタイム就業である。
福岡国際マラソン大会で高岡が負けた。協会としては、女子は高橋Qちゃん、男子は高岡をアテネに
送ろうと思っていただろうから、今頃慌てているだろうね。それはそうとして、私は今まで何かとマラソン
と縁があった。ランナーとして?アハハハ、そんなことあるワケないでしょ。50メートル全力疾走しただ
けで倒れるような私ですよ。歩いても5キロはシンドイ。でもそんな私が各地のマラソンの現場にいた。
河口湖マラソンは、河口湖の周りを2周走り、距離合わせにプラスα走る。舟津口から一番遠い奥ま
った箇所が薄暗く、沿道に人がいないのでランナーは心細いという。それならと、その近くで船の上から
声を限りに応援した。2時間も叫んでいると声が嗄れる。「湖の真中で応援を叫ぶ」である。神奈川県・
三浦半島の三浦市民マラソンは、とにかく風が強かった。参加賞であったか、完走賞であったかは忘
れたが、賞品は三浦大根1本であった。大阪国際女子マラソン、世界陸上東京大会女子マラソンも応
援に行った。レースの前に、コースを見て、応援ポイントを決める。主に地下鉄で移動しながら応援をす
る。地下鉄の階段を息を切らして上り下りしていると、こちらもレースに参加しているような気分になっち
ゃうのである。しかし、この応援方法の場合、最終順位がわからないのが難である。フルマラソンどころ
か、青森=東京間を複数人で走り続ける青東マラソンのスタート点にいたこともある。JR東日本は、八
戸まで新幹線を走らせて1周年だとコーフンしていたが、こっちは人間が走るんだからスゴイよ。
海外マラソンも行った。ニュージーランドにロトルアという街がある。温泉でも有名で硫黄の臭いがプン
プンする所だが、ここに何と1周すると、ピッタリ42.195キロというロトルア湖がある。フルマラソン湖
と名前を変えても良いかもしれんなぁ。このレースでは、ゴールのテープを持つ人として参加した。テー
プを持っている立場と、1番にテープを切るのではエライ違いだが。カナダのバンクーバーマラソンも行
ったなぁ。毎日、朝・昼・晩とレセプションがあり、英語攻めにあって恥をかいたということしか憶えてい
ないが。やっぱり、一番の思い出はアトランタ・オリンピック。暑さ対策として早朝のレースだったために
暗い内から起き出し応援ポイントまで行った。沿道でも良い位置を確保するために2時間も待つ。退屈
だから、応援に行った仲間と応援の練習なんぞして楽しむ。おぉ彼女が来た!良い順位だ。興奮する。
しかし、一瞬のうちに遠ざかってしまった。電車を何度も乗り継いで、オリンピック会場に急ぐ。途中経
過は、日本に電話してテレビ中継状況を聞く。間に合わないか、と競技場の近くは全員走った。彼女は
3番目に競技場に入って来た。興奮はピークに達し、やがて涙を流した。
テレビで見るマラソンも良いが、現場で見るレースは、選手の息づかい、発汗ぐあい、互いの牽制する
目つき、疲労具合の表情などがよくわかる。一瞬であっても残像として残る。選手の「勝ちたい!」とい
う気持ちがジンジンと伝わって来る。格闘技のようにも感じる。ってことは、やっぱり仕事も高見の見物
でなくて、現場でヤレってことですかい? どうして、話がここに戻るんだろ・・・・。
ボクは短距離系なんよ。マラソンはどーもニャア