パクパク日記4年4月2週

         3週間咲いた桜がハラハラと散っている。春らしい晴天続く。

明大入学式 台所から見た夕焼け        

4月 5日(月) 気持ちの良い晴れ

朝 家食 ブルーベリーヨーグルト

平日は1日昼夜の2食だ。25年間の習慣。旅やホテルに泊まる時以外、置きぬけに食べる気にならな

い。だが、10時半頃からモーレツに腹が空く。仕事中でも何も考えられない程の空腹だ。そこで、食べ

たくなくてもヨーグルト1個は食べることにした。これで「午前の空腹地獄」から抜け出せるのだろうか。

昼 九段南 「豊浜」 鯖味噌定食(小鉢、漬物、味噌汁付き) 800円、納豆 200

    鯖が小さい・・・

今日から始めたヨーグルト作戦は、初日効果はナーモ無かった。やはりヘロヘロにお腹が空いた。「み

さき」と「豊浜」は近く、魚定食メニューでおじさん方の人気店。両店とも魚中心だが、「豊浜」は揚げ物

が得意らしい。値段は「みさき」に軍配、魚の大きさも「みさき」が圧倒している。小鉢も100円安いし。

昼のお茶 九段南 店の名前が覚えられない ロングブラックコーヒー 

夜 舟町 「無門」 付き出し:胡麻豆腐、岩もずく酢 480円、きぬかつぎ 500円、万願寺唐辛子の

       黒 豚巻き 760円、釣り鯵の造り 920円、ジャコと水菜のシャキシャキサラダ 680円、あがり蕎

       麦  480円、生ビール 560円、一の蔵無鑑査超辛 560円×2口 ×2杯

  

  

  

私なら、この店にかかる「蕎麦酒房」という看板に惹かれないワケがない。だが、何年も惹かれていな

がら素痛りして来た。引越し記念に今日はイッチョ行ってみっか。魚は萩と書いてあるので、山口出身

のご主人なのかと聞いてみたら、何種類かの店名でたくさん店舗を持っているチェーン店であったよ。

チェーン店がイケナイとは言わないが、何だか魅力が半減することも確かだ。きぬかつぎとサラダはま

ぁ旨かった。蕎麦はこの安さなら良しとするか。「料理の写真アルバムに貼るんですか?」と聞かれた。

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4月 6日(火) 晴れ 暖かい

朝 家食 朝食リンゴヨーグルト

ヨーグルト1ヶでは「午前の空腹地獄」に役に立たないらしいが、ブルーベリーをリンゴに替えてみる。

昼 九段南 「手打ち蕎麦 大川や」 卵とじ蕎麦 800円、地鶏の小丼 400

  

ちょっと値段が高く、量の少ない蕎麦屋には、小金のありそうな紳士と、小食の奥様連が集まる。そん

な「大川や」で、小丼をつけて頼むのはチット恥ずかしい。ここの蕎麦は、薄緑がかった色をしている。

昼のお茶 九段南「詩 うた」 アイスコーヒー 450

よく休む店だなぁ、と思っていた。客の質問に答えているバーちゃんの話によると、病気がちらしいよ。

夜 西新橋 「藤吉楼」 お任せコース(空豆、菜の花とシメジのお浸し、フォアグラの茶わん蒸し、九

      条 ネギと青柳のヌタ、このわた、珍味盛り合わせ:カラスミ・フォアグラの味噌漬け・豆腐の味噌漬、

海鼠のピリ辛酢、里芋と椎茸海老真丈の炊き合わせ、銀杏のバターソティ、焼き鳥:ハツ・ぼんじ

       り・レバー・砂肝、生ウニの茶わん蒸し、鮨盛り合わせ:鮪・平目・カッパ巻、自家製水羊羹、生ビ

      ー ル、冷酒:一の蔵無鑑査辛口 @1万円(かなりサービスして貰った)

  

  

  

  

昼の「大川や」と対照的に、「藤吉楼」という店は何でも大盛りである。付き出しのお浸しなぞ小鉢から

はみでそうな程盛ってある。ヌタも大盛り。このヘンで早くもお腹にズシンと来る。海鼠もデカイんだ。里

芋と椎茸海老真丈の炊き合わせもデカイ。「もうお腹に来ていますから、軽めの物を1つ位でいいです

よ」と伝えてから、焼き鳥4種と生ウニの茶わん蒸し、それに鮨の盛り合わせが出て来た。私を太らせ

る気か!!アハハハ。フォアグラの茶わん蒸しに加えて、最近は生ウニの茶わん蒸しも開発。お鮨は

今日初対面のM氏のオミヤになった。もう何も食べらない、というのに最後に自家製の水羊羹が。デ

ザートは別腹かどうかわからんが、甘くない水羊羹でペロリと食べた。サービスし過ぎですぜ、ご主人。

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4月 7日(水) 晴れ 今日もあったか

朝のような昼 白山 「レザン」 カレースパゲティセット(サラダ、コーヒーつき) 780

  

忙しくなってから、月に1度の病院通いもままならない。会議が延期されたお陰で朝病院に直行する。

引っ越すと、定期的に行く場所のルートが変わってしまい戸惑う。「先週咳が眠れない程ヒドカッタのな

ら何故先週来ないのよぉ?」と先生に叱られた。忙しくて来られなかったんです!未だモーニングサー

ビスの時間であったが「お願い!作ってよ」と無理にランチを作って貰った。最近ホント腹が空くんだ。

夜 四谷3丁目 「妻家房」 キムチ盛り合わせ、豆腐のサラダ、サンチェサラダ、パチヂミ、キムチ

      チゲ、生ビール、清酒大関   2人で8千円位

  

    野菜と豆腐でお腹いっぱい

S子さんと久々に会った。「妻家房」でキムチ盛り合わせからパチヂミまでの第一弾を注文し、同じ位

の量を第二弾で頼むつもりだった。が、小S子さんは小食だから小さなキムチチゲだけになってしまっ

た。この店はとにかくチヂミが旨い。初めて食べた時の「サクリ、フワリ」のカンドーは忘れられない。で

も何度も食べたせいか、徐々に感動が薄くなってしまった。以前は大混雑だったのに最近空いている。

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4月 8日(木) 晴れ 今日もまた暖かい イラクで民間人3人が人質にされる事件勃発

昼 一番町 「手打ち 吉田」 せいろ蕎麦 600円、牛蒡天蕎麦 1000円+税

  

昨日の昼も蕎麦だったが、AYが「吉田」と言うので2日続きの蕎麦屋へ。AYと虎スミは鴨せいろ、しか

も虎スミは大盛りにしたので1800円+税を払っていた。私は2つ頼んでも1600円+税。お得である。

昼のお茶 一番町 「ヴェローチェ」 アイスコーヒーL 210

夜―1 舟町・杉大門通り 「おちあい」 お任せコース(竹の子煮、刺し身盛り合わせ、シシャモとタ

      タミ イワシ、厚焼き卵と揚げ物盛り合わせ(イカ、ヒレカツ、ホタテ貝)、芋鍋、雑炊、ビール、冷酒

  

  

会社の宴会が「おちあい」で開かれた。連句の会では6人で借りる座敷と小上がりに何と25人が座っ

た。ギューギュー詰めである。私らは小上がりの席で「アネックス席」と言うことにした。足を出せるから

楽チン。でもスピーチタイムは座敷に移動しなければならなかったが。宴会後雑炊をたっぷり食べた。

夜―2 荒木町 「ワインライト」 松の実バター炒め、ジントニック

二次会に「よつやこくている」に行くと電気が消えている。張り紙にマスターが病気なので1ヶ月程休み

ますと書かれていた。先週土曜日の昼に店の前で会ったばかりなのに。心配。酒は進み夜は更ける。

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4月 9日(金) 晴れ

朝 家食 朝食リンゴヨーグルト

昼 一番町 「プティフ・ア・ラ・カンパーニュ」 アサリカレー(辛口) じゃが芋2個付き 1250

  

会議が終わって1時過ぎにランチに出る。空腹で倒れそうだ。こんな時 「プティフ・ア・ラ・カンパーニ

ュ」はボリュームがあるからいいや。高い店だが、ラッキョを35個食べて元を取ったような気分になる。

夜 新宿南口・ルミネ1 「ベトナム・アリス」 メシマセルミネコース(春巻盛り合わせ、フォーガー:

      鶏の フォー、フルーツとベトナムコーヒー) 2100

  

  

予約を遅い時間に変更して貰い、代々木で整体を終えて晩メシにありついたのは午後9時だった。ど

の店も行列が出来ている。金曜日の新宿だもんね。コースの名前はセンスが無いが、このコースは気

に入っている。春巻の盛り合わせは生春巻、揚げ春巻、蒸し春巻、蟹爪のフライと野菜が乗る。最後に

ベトナムコーヒー。濃厚なコンデンスミルクが沈む器にポタポタコーヒーが落ちる。甘くしたくないので、

私は掻き混ぜないで飲むことにしている。コーヒーの量が少なくなるに連れ甘さが増して来る。無酒日

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4月 10日(土) 晴れ

朝 家食 チコリのミックスサラダ、ナタデココ入りグレープフルーツゼリー、「メリッサ」の山食パンのト

      ースト、アプリコットジャム、野菜ジュース、カテキン茶

  

今日も早起き。いろんな人々、いろんな荷物が来るのだ。迷うハズの無い新居なのに、四谷4丁目まで

行ってしまったチカ社長が10時半過ぎに宅配便屋さんと共に登場。チカ社長は休みも少なく猛烈忙し

い人なのに、神戸から引越しアフター手伝いに12日で来てくれたのだ。恭子といい、チカ社長とい

い、関西からわざわざ来て頂くなんて恐縮至極である。その時、マンション内に緊急放送。「25階で出

火。落ち着いて非難してください。25階で出火。落ち着いて非難してください。・・・・・。ナヌ?火事ぃ?

落ち着いてどこに非難するのよぉ。それは誤報だということが間もなくわかったが、水と1台のエレベー

ターが止まったしまった。そこへAY登場。彼女は食器類洗いに志願して来てくれたのだ。しかし、水が

出なくては皿もグラス洗えないじゃないか。トイレもね。復旧するまで昼飯をゆっくり食べに行こうかな。

昼 四谷3丁目 「メーヤウ村」 焼茄子のサラダ 630円、トムヤムクン 840円、ソムタムタイ(青

      パパ イアのサラダ 840円、アサリのカラシ味噌炒め 735円、パン・ウンセン(春雨炒め) 735

      円、パ ッシーユー(焼太緬) 700円、カオパット(タイ風チャーハン) 700

  

  

   焼太緬とタイ風チャーハン

平日は大混雑する「メーヤウ村」も土曜日は静かだ。この店ではランチセット以外食べたことが無い。水

も出ないんだし、盛大に頼んでいっぱい食べましょうよ。「おぉ、辛い」だの「旨い」だの「酸っぱ甘辛い」

だのと叫びながら皿を次々に平らげる。ランチでいつも食べるパッシーユーとカオパット以外ではトムヤ

ムクン、春雨炒めが旨い。それにしてもチカ社長とAYの食欲には畏れ入る。全員1キロは太ったか。

午後のお茶 四谷3丁目 店名は忘れた アイスコーヒー 180

お茶はAYに馳走になった。帰り道、荒木町界隈の入り組んだ小路を案内する。猫ちゃん達にも会う。

夕方のおやつ 「村上開新堂」のクッキー、「新潟味のれん」のおせべい、日本茶

  

夜 四谷 「金吹」 お任せコース(空豆、豆腐胡麻酢味噌だれ、岩海苔と卵のスープ、生ハムのサ

      ラダ 仕立て、ブリかま焼、梅干と漬物の盛り合わせ、出汁巻卵、キムチ炒飯(私は食べなかった)、

      ハ ートランドビール 2本、凍結酒、ウーロン茶

  

  

AYは今日旦那の誕生日と言うことで帰って行った。ありがとねー。チカ社長と片付けを終えて夕食に

出たのは夜の9時。一日立ちっぱなしだったせいか、左膝が痛くて歩くのも困難。あぁ、バーさんになっ

ちまったなぁ。チカ社長は早稲田の亀吉寿司と並んで金吹も大好き。凍結酒を飲みながら、人生のこと、

仕事のこと、昔の思い出いろいろ話した。チカ社長は最後にキムチ炒飯を1人で食べた。底無し胃か。

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4月 11日(日) 晴れ

第一食 AM1100 家食 茹で卵、茹でオクラとプチトマト、「メリッサ」の山食パントースト、野菜ジ

    ース、ヨーグルト、カットフルーツ(イチゴ、メロン、パイナップル)、「エディアール」のアプリコット

   ジャム、コーヒー

  

寝坊するつもりだったが、7時には目が覚めた。慢性寝不足のチカ社長をゆっくり寝かせてあげようと

思っていたのに、宅配便屋さんの鳴らすチャイムで起こしてしまった。昨日は6時過ぎには神戸の家を

出たらしいので疲れが溜まっているだろうに。オクラと卵を茹でただけだが、何とか朝食を作る。この後

洗面所で転ぶ。昨夜痛かった膝を思いっきり床にぶつけ、紫色に腫れ上がる。マジにドジな私である。

第二食 PM500 新宿2丁目 「熊本ラーメン 桂花」 阿蘇ラーメン 700

  

午後1時半自宅を出て出社。はい、日曜日なのに会議があるんですわ。ガックシ。ポカポカ陽気の日

曜日に会社に行くなんてねぇ。でも仕事だから仕方ないやね。会議が終わる頃には腹ペコ。用事のあ

る新宿でラーメンでも食べるか。「桂花ラーメン」に行くのは数十年ぶりである。数十年前、飲みに行く

前にここで腹ごしらえをし、飲み屋で吐いてしまった苦い経験がある。私の体調が悪かっただけで、店

に何のトガは無いのだが、足が向かなかった。当時、トンコツスープは東京では珍しく、強烈な印象の

スープだった。阿蘇高菜漬けが具でニンニクが入っていないアッサリしているとメニューに書かれた阿

蘇ラーメンを食べる。麺はカタ茹でで、中太のストレート緬。スープは良いが、この緬は好みではない。

第三食 PM8:30 家食 「アンデルセン」のミックスサンド、「村上開新堂」のクッキー、ヘルシア茶

  

夜の8時半になって明日の朝食用に買って来たサンドイッチをガマンできずに食べてしまった。無酒日

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【今週の振り返り】

早稲田の家で取っていた新聞2紙をストップしてから、2日前まで新居で新聞購読の申し込みをしてい

なかった。ようやく毎朝日経新聞が配達されるようになった。ということは、2週間新聞をロクに読まなか

ったことになる。海外に仕事や旅行で出かけている以外で、こんなに長く新聞を読まなかったのは初め

てのことだ。子供の頃から新聞が好きだった。小学生の頃から家族が読み終えた新聞を読んでいた。

真っ先に、そして一番丹念に読むのはラジオテレビ欄ではあったが。以来、長じてもラ・テ欄から読むク

セは続き、5年程前までそれは変わらなかった。

新聞が配達されない日々、「新聞を読む」という朝一番の日課が無くなって手持ち無沙汰だった。朝起

きたら、取りあえずは煙草を燻らしながら朝刊を読む、という数十年の習慣を取り上げられてしまった

のだから。テレビのニュースを見たり、風呂に入ったり、ヨーグルトを食べたりはするが、何となく落ち着

かない。そして不安になる。皆が読んで知っているニュースを自分だけが知らないのではないか、とい

う不安に襲われる。何せ2週間も読んでいなかったから。この間、イラクで日本人民間人3名が誘拐さ

れるという大きなニュースもあったが、テレビで見たニュースは断片的で表面ヅラしかわからない。テレ

ビ用原稿に書かれた事実しか知る術が無い。だから順序だてた情報が頭に入ってはいかないのだ。新

聞には、読む記事の選択、読んで吟味し、理解できなかったら何度も読むという自由がある。文字化さ

れた情報は、頭の中に整理して蓄積されやすい。雑誌を始めとして広告を読むのも楽しみであるしね。

そんなことで、私は新聞を欠かせない人間なのだ。

しかし、私のそんな感慨とは逆に、若い家族、若い人の新聞離れが起こっているのだそうだ。マンション

暮らしの人々が増えるなか、新聞の配達も1階の郵便受けにするマンションが増えたことが原因の1つ

と言う。朝刊を取りに行くために着替えをするのが面倒だという理由らしい。確かにパジャマ姿でエレベ

ータに乗るのはちょっとマズイもんね。幸い新居のマンションは玄関まで配ってくれるからいいが、1

に取りに行くのは実に面倒だよ。毎朝のことだし。インターネットや携帯電話の普及で、ニュースはそれ

で済ますという若い人も増えているらしい。携帯で表示される文字数なんて知れていると思うのだが、

「これで十分」と断言する若者が多いと言う。

ここでゴチャゴチャ言っても、流れには逆らえない。新聞が無くならないことを祈るのみだ。そして情報

源は違っても、共に過ごす時代の出来事をしっかり読みながら生きていかないとイケナイよね。新聞を

失った2週間で有り難さを再認識した夢子ダス。

            四谷の猫は新聞読まニャイけど、よろしくニャ

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