パクパク日記4年5月3週
梅雨のようなグズグズの天気に台風まで来て・・・・ったく!
台風一過
5月 17日(月) 薄曇り ムッチャ蒸し暑い!
昼 三番町 「*BCアストリクス」 パスタランチ(サラダ、パン、野菜とトマトのパスタ) 1300円、
アイ
この店は比較的近いので時間の無い時便利。ただ煙草が吸えない、量が少ない、そして高い。でもパ
ンはとても旨い。とプラスとマイナス材料が裏腹の関係で、どうにも複雑な気持ちになる店である。前回
虎スミとスープランチを食べてすぐ腹を空かせた記憶も新たなので、パスタランチ。パンは食べ放題。
夜 家食 長ネギのかき揚げ、そーめん、薬味:きゅうり・大葉・茗荷・万能ネギ、京がんもとこんにゃく
の煮物
今日は母の祥月命日。24年間全部できたワケではないが、一応「酒は飲まない、殺生をしたものは食
べない」という位の誓いは実行している。昼も野菜と小麦粉、夜も野菜+粉+大豆製品。ということで誓
いは守った。それにしても、平日の夜、買い物をして調理して家でご飯を食べるっていいなぁ。無酒日
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5月 18日(火) 曇り
朝 家食 黄な粉と擂り胡麻のヨーグルト、コーヒー
以前、この食べ方が気に入って何ヶ月か食べていた。ヨーグルトに黄な粉と擂り胡麻をかけて食べる。
今日はアロエヨーグルトだったが、プレーンの場合ハチミツをかけると更に良し。友人にも勧めていた。
昼 人形町 「洋食 キラク」 ビーフカツランチ 1550円
人形町という街はステキだ。日本橋の三越前からわずか1駅なのに、そこには独得の下町が展開され
る。あの「玉ひで」もあれば、「魚久」、稲庭うどんの「古都里」もあるし、何と言っても洋食がいい。その
代表格の「キラク」に行く。昼メシどきだからトーゼン長蛇の行列。ただ、並んでいる客のオーダーを取
って、店に入るや否や料理が待っているので時間はかからない。カウンター11席しかない小さな店だ
が、押し寄せる客を効率的に捌くノウハウに満ちている。物価が安い人形町で、1550円のランチは安く
はないが、その旨さを知っている人なら惜しくはない。ホーントうまいのよ。柔らかくてジューシーでね。
夜 神楽坂 「フレンチ ラビアンス」 前菜の盛りあわせ、鶏のムースとピスタチオの詰めた冷製
鶉とフ
巻いた
パン、
その昔、神楽坂から若者世界に発信した一つのダンススタイルがあった。そう、「パラパラ」。ジーさん、
バーさんでも容易く踊れるよ、なんて映像をぼんやり見ていた。その発信地は「ツィスト」というディコで
あった。しかし、その店はもう無い。だって、昨秋、フレンチの「ラビアンス」に生まれ変わってしまったか
ら。ということで、お城のような作りの「ラビアンス」に今晩は来たのであります。老練弁護士T先生のお
誘いでね。まずはシャンパンで乾杯。開店に当り、ロスアンゼルスで活躍中のシェフをスカウトしたとい
うことで、お任せコースの内容は私流に言えばウェストコースト・ヌーベル・フレンチ(そんな言葉ある?)
と名付けたいような内容であった。前菜の出し方が印象的。ワゴンで運ばれたプチ前菜を客は好みで
選ぶ。M先輩は、いくつか頼む。私は2つ除いて全部と頼む。T先生は全部と頼む。その後は、ウズラ、
伊勢海老、ほろほろ鳥料理と続いた。今晩の主人役のT先生は赤ワインがお好きで、ボルドー、カル
フォルニア・ナパバレーと飲み干したところでヤメルのかと思いきや「もう1本!」。ということで夢子に
選択が任されてコートロティを注文した。それにしてもT先生、飲み過ぎですって。大丈夫ですかぁ?
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5月 19日(水) 雨
昼 九段南 「東風汁緬本店」 アサリと牛蒡のスパイシー緬(太麺) 800円、+白飯 50円、+杏
仁
今日は来客が多い。朝、フィンランドとスコットランドからのお客さま。スコットランドの地図を見ながら仕
事の話を伺っていたのに、「スコッチウィスキーの醸造所はどのヘンで?」なんて質問をしてしまって話
しは延びる。あぁ、そろそろ中国のお客さまが見えているのに。という国際的な午前中であった。辛いモ
ノ好きの中国人社長をランチにお誘いして「東風汁緬本店」へ。激辛を注文したら十分辛かったとか。
昼のお茶 九段南 「銀座喫茶」こと「三番館」 コーヒー
夜の軽食 新宿文化センターにて サンドイッチ3切れ 500円
激しい雨が降る中を新宿文化センターに急ぐ。「現在進行形の才能」とも呼ばれるらしいマリア・パヘス
舞踊団の公演がある。大学時代、スペインギタークラブでコントラバスを弾いていたこともあって、フラメ
ンコは何かと観たり、聞いたりする機会が多かった。小S子さんを通じて「マリア・パヘスは見逃せない」
と聞いていたから楽しみだった。しかし、世界初演となる1部の「ソング・ビフォア・ウォー」は、CDの音
の飛び方が激しく、メチャクチャな音楽に合わせて途中まで踊っていたマリアも諦めて止めてしまったり
で、ちっとも盛り上がらない。新宿文化センター、ダラシナイゾ!それが2部の「フラメンコ・リパブリック」
では見事に立ち直り、スンバラシイ踊りで観客を魅了した。決して若くないのに瑞々しくグラマラスな肢
体。「この人、骨ないかもしれない」と観る側が素直に思い込む程そのカラダは柔らかい。マリアが踊り
ながら叩くカスタネットは人間技とは思えない速さだ。最後は感動の渦となってマリア・パヘスを賞賛。
夜 四谷4丁目 「金吹」 お任せコース:豆腐、枝豆、アサリとこんにゃくのスープ、トロの湯引き、
豆腐
凍結酒
終演後、不美子の会が開かれることになっている「金吹」へ。雨がバチャバチャ降ってタイヘンだ。既に
2年続いた夏の日本奇祭巡りはどうするのか。いつも幹事役をする夢子が多忙で旅すら実現できるか
わからない。ま、そんなことで打ち合わせはその後場所を夢子の家に移して延々と続いたのであーる。
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5月 20日(木) 午後から雨 台風2号が近づいて来た
昼 九段南 「らいむらいと」 オールビーフハンバーグ(250グラム)、サラダ、ライス、コーヒー付
き
今日は早朝から会議があるので、6時40分に目覚ましを掛けていた。起きたら7時40分。ゲゲゲー遅
刻かぁ?ダイジョーV。8時10分には会社の席に座っていたとです。近いって、こんな時助かるとです。
ランチ仲間の虎スミは「ハンバーグが旨いという「らいむらいと」には夢子さん、いつも1人で行くのです
ね」とスネルので今日は2人で行くことにした。混むから早飯で。私はやっぱり250グラムにする。100
円プラスで50グラムアップはお得だから。うまかねぇ、ハンバーグもご飯も。塩がちょっと多いけどね。
夜―1 麹町 「登龍」 渡り蟹の老酒漬け・カラスミ・フォアグラ・鴨・プチトマト・マナガツオなど前菜
10
中国
麹町で高級中華料理店として有名な「登龍」で、店の最高級(タブン)のコースを頂いてしまいましたー。
乾杯はシャンパン、もちろんドンペリでーす。前菜なんか渡り蟹の老酒漬け・カラスミ・フォアグラを始め
として10皿もあるんでーす。メニューを書き留めるのはもう諦めました−。それにしても豪華でしたー。
夜―2 六本木「某」 グレンフィディック 2杯
昨日スコットランドの方とお会いしたからというわけでもないが、スコッチを飲みたくなった。随分昔はグ
レンフィディックばかり飲んでいた。緑の瓶が3角形で、空き瓶を青竹代わりに使っていたこともある。
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5月 21日(金) 朝方台風2号が海上を抜ける 午前9時から台風一過の良い天気
昼 九段南 「味香村」 厚揚げと野菜の煮定食(小鉢3種、味噌汁、ご飯)つき 900円
煮物も量が多い!
朝方まで激しい雨が降っていたが、午前9時頃、台風は去って行った。久し振りに気持ちの良い天気。
金曜日は、午後1時まで会議があるので、いつも腹ペコである。そんな時は量の多い「味香村」に行く
のが習慣になった。今日は厚揚げと野菜煮。充実の昼メシである。女性客にだけヤクルトが配られる。
夜 八重洲「唐人吉華」 グリーンザーサイ、モヤシの湯葉巻き、蒸し豚の辛味ソースがけ、鶏の
内
ープ、イシモチとセロリの辣麻ソース、鶏の辣麻炒め、イカの辣麻炒め激辛陳麻婆豆腐、汁無し
坦々緬、
久々の「麻の会」。1月の「四川飯店」以来だ。なのに、不動のメンバーのK介が研修で参加できないと
言う。今まで誰1人遅刻も欠席もしないで開催して来たのにケシカラン!カイチョーの私は考える。ここ
で不動のメンバールールは一旦崩し、要資格者のゲストを迎えよう。ということで、MMサッカー小僧が
参加することとなった。会場は「唐人吉華」。上野毛「吉華」の支店である。蕎麦の「ほそ川」が埼玉の
吉川から両国に移転して来たのも嬉しいし、遠い上野毛の「吉華」には行きずらかったので、八重洲に
支店を作ってくれたのは大歓迎。「もっと麻、もっと辣で」と言い続ける4人であった。「麻の会」が求める
ものは、舌を痺れさせる激しい麻辣(マーラー)と、美味さが必須条件。この店はその点合格である。タ
クシーの運転手さんに痺れた舌で「四谷3丁目」と言い「夢子倶楽部」に場所を移す。全員でメリビシュ
音楽祭のオペレッタ『チャールダーシュの女王』を全曲観てしまいました。痺れます。もう2時過ぎです。
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5月 22日(土) 小雨
昼 家食 「登龍」の海老シュウマイ、玉葱とニンジンのカレー炒め、ちりめん山椒、ワカメと茗荷の味
噌
午前中、施設の修繕する方々が大勢来ていたから、食事を作るのが遅れた。最近、朝食を自分で作る
んだ、と自然に考えられるようになって来て10ヶ月に渡る調理拒否症は癒えて来た感じ。良いことだ。
夜 四谷3丁目・杉大門通り 「仙水」 野芹のお浸し、ハモの小鍋仕立て、鰆の西京焼 蕪の葉の
佃
(半
オペラ『マクベス』は、シェークスピアの原作をヴェルディが作曲した作品。新国立劇場の今回の公演は
野田秀樹が初のオペラ演出を手がけるということで話題になっていた。衣装はアカデミー賞受賞者の
ワダエミさんで、大ホールは満員の盛況。『マクベス』と言えば、暗く陰惨な歴史を持つスコットランドが
舞台で、ダンカン王を殺害して自ら王位についた実在のマクベスが主人公。実際スコットランドは王位
を巡って血なまぐさい歴史を繰り返して来たが、解説によれば、839年王位についたケニス1世から16
世紀半ばのメアリー女王まで41人の国王のうち、在位半ばで暗殺・戦死者が18人、廃位されたもの5
人、事故死3人と半数以上が治世をまっとうしていない。野田演出はそんな暗い物語を、花一面の舞台
に頭の上に骸骨をつけ顔を黒いベールが隠した魔女を60名も登場させるところから開始した。ソリスト
の活躍もあったが、この60名の魔女が、バレエも踊れば、合唱もする、舞台装置の移動を手伝い、幕
間には狂言廻しまでする大活躍で、大喝采。ブラボー!それにしても今週はナゼかスコットランドづい
た1週間であった。舞台がはねてから、杉大門通りの「仙水」に行く。もうハモが出たんだね。この店は、
季節によって、珍しい野菜や山菜を地方から取り寄せている。赤水、ヤーコンなど新潟出身のS一郎も
私も知らない新潟の野菜だそうだ。「夢子ホール」で、昨夜も全編観たメリビシュ音楽祭のオペレッタ『チ
ャールダーシュの女王』、続いてブダペスト国立オペレッタ歌劇団の『チャールダーシュの女王』も観た。
一日3つもオペラとオペレッタを観るってどーゆーことだぁ?ソファでうたた寝し、起きたら4時半だった。
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5月 23日(日) 曇り 時々小雨
朝 家食 紅鮭の味噌漬け焼き、味噌卵雑炊、「登龍」の中華餡饅、桃のゼリー
今日も天気が悪い。チェッ!子供の頃からおじやが大好きだった。雑炊とも言うが、家庭では飽くまでも
おじやだ。関係ないが、S一郎氏は小千谷市出身。残った味噌汁にご飯を入れて煮込み、溶き卵を廻
しかければイッチョウ上がり。白いご飯と味噌汁、生卵別々で食べるのとは同じ材料でもエライ違いだ。
午後のおやつ 「GIOTTO」の焼き菓子、「玉屋」の最中、「登龍」の中華餡饅、緑茶
桃太郎が出て来たりして
どうして自動乾燥洗濯機は洗濯物が乾かないのか!和洋中のお菓子が揃った。お茶は・日本茶だな。
夜 家食 日本料理株式会社の長崎ちゃんぽん、ちりめん山椒ご飯、緑黄野菜のサラダ
これ、旨かバッテン
私の友人で一番年上なのは、Y敬子さんだろう。今年の4月に喜寿を迎えたのだからマチガイナイ。も
う何年間も敬子さんから「絶品の長崎ちゃんぽんがあるの。冷凍だから持つし、作るのラクチンだから
送ろうか?」と声をかけてもらっていた。その都度「要らない。だいたい冷凍庫がいっぱいで、ちゃんぽ
ん6個も送って貰っても入らない。だから要らない」と断わり続けて来た。しかし、引っ越して冷凍庫は今
のところ余裕がある。で、頂くことにした。「日本料理株式会社」というスンゴイ社名の会社が作っている
が、零下18度Cでカチンカチンに凍ったちゃんぽんが4個、そして皿うどんが2個。鍋に湯を沸かし、冷
凍のままのちゃんぽんを入れる、ちょっと煮る、箸でかきまぜる、出来上がり、という超手間いらずで出
来てしまうのである。しかも、豚肉、アサリ、イカ、さつま揚げ、ピンクのかまぼこ、キャベツ、絹さや、キ
クラゲと具材もたっぷり。味も店で食べるのと遜色ない。これは逸品であるぞよ。ご馳走さま。 無酒日
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【今週の振り返り】
最近、我が家にお客さまが大勢見えるようになったが、基本は一人暮らしであるから、私の他に誰もい
ない。時たま、「ご飯食べよっかなぁ」とか「なーんて美味しいんでしょう!」なんて独り言も言うようだが、
基本誰ともしゃべらない。もう数年前のことだが、3連休の間、どこにも出かけず、3日間一言もしゃべら
なかったことがある。4日目にタクシーを止め、「銀座」と言うべき時に「ニャンザ」なんて言ってしまって
赤面した。ずっと喋らなかったので、声がうまく出て来なかったらしい。
会話の無い家なんてゾッとする、という方々もいらっしゃるかと思う。実際、便利屋さんのメニューには、
「一人ご飯の夕食の相手」とか「日常会話の相手」なんてのもあるんである。私は会話の無い状態が全
く平気、というか好きである。人と話すのがキライなのではない。黙れ、と言われるまで喋り続けること
もままある。そして人キライでも全くない。しかし、一人で誰とも話す必要がない状態も好ましい。すべて
自分の好きなように過ごせることはステキである。
テレビやビデオ、DVDから発せられる人間の言葉以外、この家ではないハズなのだが、実際は違う。
風呂に入ろうとする。ボタンを押すと「お湯張りをします」と上品な女性の声が勝手に喋る。お湯が一杯
になると「お風呂が沸きました」と伝える。食器洗浄機のスイッチを入れると「電源が入りました。熱湯を
入れるボタンを押してください」と命令し、洗浄が終わると「洗浄が終わりました。ドライに入ります」、食
器を取り出すと「残サイフィルターを洗浄して下さい!」とまたもや命令。ウルセーんだよ!電気炊飯器
は喋りこそしないが、「あと何分でご飯が炊き上がる」という表示が出て、炊き上がると、勝ち誇ったよう
なメロディーを奏でる。冷蔵庫は、開けっ放しにしておくと、ビービ−とヒステリックに騒ぐ。ヤカンの口に
取り付けられた鳥は、お湯が沸くとピーピーとウルサク鳴くし、洗濯機も疲れたゾーって感じでプープー
言う。ことほど左様に、最近の電化製品、設備は、えらく饒舌である。
家の中で発せられる音は、他にもたくさんある。最近になって、ようやくインターホンの音、玄関のチャイ
ムの音、電話の音、侵入者の警戒音の区別がつくようになった。引越して1ヶ月位は、音が鳴る度、飛
び上がって家の中をあっちにこっちに走り回っていた。音に支配されるなんてバッカみたいと思うが、最
近の家ってこうなるらしい。そんなことで静かなハズの一人暮らしは、こんな風に賑やかなのであるが、
実は、もう1台電化製品が欲しい。その機械は朝、スイッチを入れるとこう喋るのだ。
「あなたの仕事は、もう済ませておきました。今日もゆっくり自由にお過ごしください、ピロローン」。誰か
こーゆー電化製品買ってよー!!
ニャーンと聞こえたら、私だからニェ