パクパク日記4年7月5週
台風10号迷走。週末酷暑の東京を脱出して信州へ
7月 26日(月) 朝方雨 のち晴れ 当たり前に暑い
朝 家食 3種のハムサラダとトースト、和風パスタスープ、北海道のレッドメロン
目覚まし時計を2つ止めてウトウトしていたら、窓ガラスに懐かしい音。おっ、これは雨音ではないか。
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昼 赤坂 「イタリア料理 マルーモ」 ランチ(ガスパチョスープ、ベーコンとフレッシュハーブのフェ
デリ
一昨日から左上奥歯が集団で痛い。痛みはどんどん増して放っておけなくなった。で、慌てて予約を取
って歯医者に行く。特効薬を貰う。今日の昼はベトナム料理の「アオザイ」に行くか。しかし辿りつかな
いうちに暑くてイタリア料理の「マルーモ」に飛び込む。スープもパスタも冷たいものを頼んでしまった。
夜 麹町 「ダイヤモンドホテル」 食べ放題・飲み放題ヴュッフェ 2980円
会社の所属本部で暑気払いをしよう、ということになった。デパート屋上のビアホール?暑くてツライじ
ゃん。じゃ、冷房が効いて、かつ安いところということで「ダイヤモンドホテル」。2時間で生ビール、赤白
ワイン、焼酎、ウーロン茶が飲み放題、ビュッフェの食べ放題、それに加え1人一皿温かい料理を頼む
ことが出来る。これで税・タックス込みでニッキュッパ。2980円である。元を取ったような気がするなぁ。
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7月 27日(火) 晴れ 暑いに決まっているだろ!
朝のお茶 代々木 「ドトール」 アイスコーヒー
昼 四谷・しんみち通り 「エリーゼ」 トマトビーフ定食 880円
「エリーゼ」は洋食店として人気が高い。昼ドキなど長い行列に並ぶのが必須となっている。何度か諦
めたが、今は11時過ぎ。開店してすぐだ。行ってみると、まさに行列なしで入店できる。嬉しいなぁ。メ
ニューは気を引くものばかりで大いに悩む。悩んだ結果「エリーゼ名物!」と書かれたトマトビーフ定食
にする。暫く待たされたが、一口食べただけで、この店の経営方針を理解できる。丁寧な料理で客に大
満足を与えたい。ほーーんと旨いのよ。トマトの酸味、玉葱の甘味、牛肉の旨味のミックス。大満足だ。
夕方のお茶 江古田 「店の名前は忘れました」 アイスコーヒー
夜―1 早稲田 「松下」 前菜:パパイアの白和え・銀杏・蟹シュウマイ・シメジの出汁炊き・穴子鮨・
椎
茸・茗荷、お造り盛り合わせ、焼き魚:鰆・眞子鰈のネギソース 揚げ味噌茄子添え、鯖の藁燻製、
ほとんど蟹のコロッケ、夏の穴子けんちん、ピーナッツ豆腐 生ウニのせ、ハモ天茶づけ、梅チャ
ハン、漬物、白桃の紅茶ゼリー添え、ビール、冷酒 「蒼空」×5
今夜はお通夜に行く。パソコンの家庭教師A先生夫人であるY本M子ちゃんのご尊父さまが土曜日急
逝された。結婚式でもお会いしていたし、4人姉妹の父は度々話題に上り、突然の訃報に暫し絶句した。
そのお通夜が今夜練馬の江古田である。出かける1時間前に相ついでメールが2通来た。「早稲田の
「松下」に行きます。心細いので可能なら来てください!」。2通とも言葉は違え同じ内容だった。江古田
から早稲田はかなり近い。電話して行くことにした。父の命日には酒は飲まないことにしているのだが、
父も許してくれそうな気がした。旨かった。全部旨かった。金目のしゃぶしゃぶも、ぎんぽうも、鰆も真子
鰈も、蟹のコロッケも、ぜーーーんぶ旨かった。お通夜がなければ全く違う予定だったのに、堪能した。
夜―2 早稲田・リーガロイヤルホテル東京「セラーバー」 ジントニック 2杯
バーマンのKさんが明日で最後になると言う。予想していなかったのでかびっくりした。酒屋に行くって。
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7月 28日(水) 暑いのが当たり前になりました
昼 九段南 「味香村」 ぶり大根定食(小皿3品、味噌汁付き) 900円 ヤクルト サービス
ブリがたっぷり
朝窓を開けるとヒンヤリした空気だった。新鮮だ。しかし、時間の経過と共にグングン気温は上がり、い
つものような暑さになる。今日はガツンという昼メシが食べたい。盛りの良い「味香村」だな。ブリ大根注
文。ブリがデカクて食べ応えあり。虎スミはアゴが痛いとご飯を半分も残した。そんなことではイカンな。
昼のお茶 九段南 「詩」 アイスコーヒー 450円
夜 舟町 「おちあい」 お任せコース(数の子醤油豆、冷やし茄子、玉子豆腐入り冷たいとろろ汁、お
造り盛
り
手羽
引っ越し4ヶ月が過ぎて、ようやく長兄が来る。昨日が父の命日だったからその前に来ればいいのに。
「おちあい」で2人宴会をした後、我が家へ。仏壇も私が預かっているからお参りをして貰った。最近彼
はクラッシック音楽に興味を持ち出したというので、マーラーのCDをあれこれかけて簡単講義をする。
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7月 29日(木) 台風10号迷走 曇ったり降ったり 湿気高い
朝 家食 「日清食品」のチキン・チキンラーメン
これぞチキン・チキンラーメン
昔から袋物インスタントラーメン大好き人間だが、元祖とも言える「日清食品」チキンラーメンをむしょう
に食べたくなる時がある。今朝がそうだった。昨夜「おちあい」で手羽先を残してオミヤにして貰ったの
でラーメンにのっける。チキンラーメンにチキンがのっかったよ。チキン・チキンラーメンの完成である。
昼 九段南 「田毎」 親子丼( 味噌汁付き、ご飯少なめ) 850円、もり蕎麦 550円
後悔の多い昼食だった
朝はチキンラーメンだったが、昼はカツ丼が食べたくなった。「田毎」に行くと、ナンとカツ丼が無いので
ある。カツ丼に似ているのは親子丼だが、それだけでは心もとない。丼のご飯を少なめと盛り蕎麦も注
文。蕎麦もいまいち、蕎麦つゆもいまいち、サービスもいまいちの店。蕎麦20本虎スミへ。満腹過ぎ。
昼のお茶 九段南 「詩」 コーヒー 450円
夜 渋谷センター街 「九州」 付きだし:イカの塩辛、枝豆 500円、きびなご刺し身 900円、九州
盛り、(芥子レンコン、辛しめんたい、飛び魚の子、筑前煮、天麩羅など)、鉄鍋餃子 1000円、
刺し、生ビール×2杯、冷酒 「窓の梅」 500円、「西の関」 500円×3 7人で@7千円
今晩を楽しみにしていた。昨年の公演で大ブレークした「BLAST ブラスト!」のチケットを持っている
のだよ。「ブラスト!」とは、ジャズとドラム・コーというアメリカの2つの芸術的伝統を一つにしたステー
ジアクトなのだそうだ。マーチングあり、ドラム・コーあり、バトントワラーあり、ダンスあり、歌ありで全く
退屈させない舞台が次から次へと展開する。ドラムスタッフの中に、唯一の日本人石川直クンがいて、
大活躍。20分の休憩時間には観客が我さきにとロビーに走る。メンバーが休憩を返上して即席の演奏
をするのだね。客を「これでもか!」と楽しませるサービス精神が素晴らしい。日本のプロ野球も見習う
ようにね。最後は全員スタンディング・オベーションとなって大興奮の2時間が終わる。あぁ、楽しかっ
た!面白いメンバー7人で郷土料理屋の「九州」に行く。初めて入った店だったが、なかなかに「九州ら
しく」て良い。九州盛りが秀逸メニュー。いつものことだが、楽しい舞台の後は楽しい宴会となるものだ。
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7月 30日(金) 晴れ 暑いです
朝 家食 チーズトースト、「MAGGY」の野菜ミネストローネスープ
昼 九段南 「さくらさくら」 一の膳ランチ(桜海老と有機野菜のサラダ、肉じゃが、汲み上げ豆腐、蛸と
生湯葉の刺し身、かき揚げ、漬物、味噌汁、ご飯、わらび餅) 1470円
ランチメイトの虎スミと私の「三番町キンペン昼メシベスト3」では「さくらさくら」が1、2位を争っている。
料理の一つひとつが丁寧に作られていることに加え、何も言わなくてご飯を丼に山盛りにしてくれるし。
夜―1 軽井沢・軽井沢万平ホテル 「たん熊北店 熊魚庵」 鉄板焼高尾コース(前菜5種、すっ
ぽん
国海
ーヒ
汗だらだらの東京駅から新幹線に乗って僅か1時間ちょっとで天国のように涼しい軽井沢に到着する。
冬場閉じてしまう期間は別として、軽井沢万平ホテルの1晩目は離れにある鉄板焼 「たん熊北店 熊
魚庵」で夕食を摂る。あぁ、軽井沢だなぁ、また万平ホテルに来たなぁ、とシミジミ喜びながらパクツクん
である。ただ、4月から禁煙になっていてガックリ。唯一煙草を吸える夕食処だったのにさ。旨かった。
夜―2 軽井沢・軽井沢万平ホテル「バー」 ジントニック 2杯
月末の仕事を済ませてマイカーで来た大S子さんが11時到着。早速バーで乾杯。今日は酒が回る。
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7月 31日(土) 曇ったり降ったり晴れたりの軽井沢
朝 軽井沢・軽井沢万平ホテル 「メインダイニング」 ヘルシーブレックファースト(桃ジュース、ヨ
ーグ
ーズ
起きたら頭ガンガン、二日酔。午前8時だった。涼しさに全員熟睡したらしい。しかし、朝食はしっかり食
べる。未だ酔っていたのか、途中から撮影を忘れちゃった。トーストを3枚も食べて、気持ちわりーー。
昼 旧軽井沢 「蜜蜂カフェ メイ」 カレーセット(サラダ、生ローヤルゼリー入りカレー、アイスコーヒ
ー) 1050円
腹ごなしに星野リゾートの温泉に行くことにした。昨今やり手経営者として注目を集める星野氏だが、ト
ンボの湯は入湯料が1200円もするのだよ。温泉に浸かったら二日酔は抜けて来たが、朝ご飯食べ過
ぎの気持ち悪さは治らない。白糸の滝の後は旧軽に戻ってカレーを食べる。ご飯を3口残す!オホホ。
午後の軽食 軽井沢・オーナーヒルズ 「U氏別荘」にて 桃とメロン、シャンパン
オシャレな別荘です
朝から曇っていたが、時折雨も降る。かと思うと日が射したり、ヘンテコな天気である。午後3時にU氏
の別荘を訪問する約束だ。追分方面目指すが、クルマ大渋滞のところにバケツを引っくり返したような
大雨。20分位の予定が1時間もかかってしまった。急な斜面に巧みに作られた別荘は、風が通り抜け
て実に気持ち良い。既にゴルフを終えた皆さんはアルコールタイム。シャンパンが出て来ちゃったよ。
別荘に犬を連れて来る人たちは多いがU家は猫3匹を連れて。母猫のノアちゃんが一人でサービス。
夜 北軽井沢 「食彩亭 つかだ」 お任せコース(海老のずんだ和え、軽井沢隠元のピーナッツ和え、
鯵の生姜漬け・きゃら蕗・魚の摺り身チーズ巻、本シメジと蛸の酢の物、マグロのアボガド和え、鶏
山葵、鯛と帆立貝の蕗ソース、蟹入り茶碗蒸し、季節野菜の天麩羅:しし唐・ズッキーニ・茗荷・椎
茸。冷し茄子、和牛ステーキ つけ合せ、茹で立てトウモロコシ、グリーンピース炊き込みご飯、蟹
摺り身とシメジの吸い物、自家製福神漬け、デザート:巨峰、スイカ、コーヒー) 5千円 ビール、
冷酒
昼、夜1組しか予約を取らない「食彩亭 つかだ」。かつて軽井沢万平ホテルなどで調理人をされてい
たご主人が、退職後自宅の隣に家庭的な店を作って4年目とか。北軽井沢の駅からほど近いお宅に
伺って先ずびっくりするのは、広い庭に溢れるような花々と木々。一体どの位の種類があるのだろうか。
お庭に見惚れていると、ご主人と奥様が出ていらして庭を案内してくれる。奥様は押し花の先生もされ
ている由。ご主人は絵を巧みに描かれる。自宅で毎日草花の手入れをし、アートを楽しみ、特技の調
理もして・・・・。何という豊かな人生だろう。お料理はお任せで5千円と伺っていたが、その品数の多さ
にもびっくり。季節野菜の天麩羅、トウモロコシ、グリーンピース炊き込みご飯、自家製福神漬けがとて
も旨い。取立ての新鮮な野菜はホントに甘いですなぁ。料理の多さに負けて、酒もちょびっとだけしか飲
まず、ホテルに帰ってもバーに行かないでゴロゴロ。朝も夕もこんなにハチキレル程食べて良いのか!
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8月 1日(日) 快晴ピーカン
朝 軽井沢・軽井沢万平ホテル 「割烹 熊魚庵」 和朝食(リンゴジュース、野菜と赤こんにゃくの
炊い
モヤ
寝る機会を逸して、ほぼ寝なかった。松尾芭蕉の『名句即訳』の本を読んで過ごした。だから、あれほ
ど昨夜食べたのに朝から腹ペコなのである。今朝は「割烹 熊魚庵」で和朝食。オカズが多過ぎて、大
S子さんと私は3杯もご飯を食べる。SR子は2杯。和朝食を作るのは手間ヒマかかって大変だ。感謝。
朝のお茶 軽井沢駅 「ビストロケイ」 コーヒー 370円
SR子を軽井沢駅に送る。この店は、信越本線のホームを利用して作られている。面白いつくりである。
昼 小諸・懐古園 「手打ち蕎麦 水車」 野菜天十割蕎麦 1250円+200円
大S子さんと小諸に行く。早めに出発したので空いていて30分で到着した。信州で育ちながら、一度も
「懐古園」に行っていないことを恥じて、今回是非来たいと思った。その割にショートカット的周り方だっ
たが、島崎藤村の直筆には興味をそそられた。端正な筆跡である。A型か?「懐古園」の周囲は蕎麦
屋だらけで、どこに入るか迷う。水車が回っている店にした。20名限定の十割蕎麦が未だあった。並盛
りで蕎麦200グラム、大盛りは350グラムである。隣の客が大盛りを頼んだが、アルプスのように蕎麦
が聳えていた。並でも量は十二分だが蕎麦は少々ぼそぼそ。上田の「刀屋」まで行かずとも良かった。
夜 家食 「荻野屋」の峠の釜飯 900円、蕎麦おやき(野沢菜) 150円、ワカメと茗荷の吸い物
今年38度目の真夏日だった東京に戻る。12時過ぎには小諸を出たから、2時40分には到着。大S子
さんが遠回りして家まで送ってくれることを良いことに、買出しおばさんのような大きな荷物になった。2
日半ぶりに帰った我が家はサウナ状態。夕食は峠の釜飯とおやきでサクッと。楽しい週末終え無酒日
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【今週の振り返り】
お中元にメロンをたくさん頂き、10日間メロンを食べ続けた。こんな時一人暮らしを嬉しいとも思い、し
かし食べきれずに残念にも思う。年齢が知れてしまうが、昔はマスクメロンなど、チョー高嶺の花。生涯
で一度食べられるかどうか程の貴重なものだった。その代わり、庶民が食べていたのはマクワ瓜。夏
になると、緑や黄色、カタチも長細いのや丸いマクワ瓜を冷たい水で冷して食べた。今冷静に考えてみ
ると、甘味も足りなかったし、熟し方がメロンのようには進まず、マクワ瓜は決して旨くはなかったと思う。
でも、あの頃は他に旨いものを知らなかったから、トウモロコシと共に夏の楽しみであった。軽井沢の個
人宅で開いている店で、取立てのトウモロコシを食べさせて貰った。取立ての野菜は純粋に甘くて旨い。
「甘い=旨い」の意味を体験的に理解する。
あれは何時頃だっただろうか。プリンスメロンというものが登場したのは。多分、マクワ瓜とマスクメロン
を掛け合わせて作ったのだと思う。マスクメロンよりは小ぶりだが、カタチ良く丸い。皮の網目は無いが、
スイカ状の筋がついていた。果肉はマクワ瓜よりマスクメロンにちょっとだけ近かった。たちまち、プリン
スメロンは庶民の大人気商品となった。母など、夕食が終わると「今晩はプリンスメロンを冷してあるの
よ」と誇らしげに言い、子供達は「わぁーい!プリンスメロンだぁ!!」と浮かれた。プリンスメロンは、日
本の家庭に幸せな夜をたくさん作ったのである。エラカッタねぇ。
その後のメロン業界がどんな風に発展して来たのか忘れてしまったが、夕張メロンなど国産のマスクメ
ロンが次々に開発されて品質も良くなって来たのだと思う。美味しいメロンが、比較的買い易いお値段
になって来た。千疋屋の店頭で、桐箱入りの○万円のマスクメロンを見つめるだけの生活から解放さ
れたのだった。
今や頭の良いことでも知られる山瀬まみちゃんが、大昔明石やさんまの番組で言っていたことを覚えて
いる。一番の贅沢は、マスクメロンを半分にカットし、種を取り去った穴に冷たい牛乳を入れて食べる、
というものだった。妙にそれを覚えていて、十年程前に一度私もやってみた。期待したほどのカンドー
は無かったが、「うん、確かに贅沢な食べ方だよね」と思った。
どうしてメロン話を書いたのか自分でもよくわからないが、軽井沢から暑い東京に帰って来てヤケッパ
チぽい気分であることは確か。あそこはあんなに涼しいんだ、と思い出すたびグヤジーじゃありません
か。因みに私の好きなフルーツベスト3は、桃、無花果、メロンの順ですだ。
ノアはね、メロンは好きじゃニャイのね