パクパク日記4年8月2週
甲子園高校野球・ホテル・真夏日記録更新・オリンピックー夏休み満載
8月 9日(月) 晴れ 今日で連続35日真夏日 あと2日でタイ記録だー
朝 家食 トマトとイワシのカレー(夢子カレー)、「妻家房」のキムチ、メカブのスープ
夢子カレーは翌日も旨い!
熟睡したらしい。起きたら9時近かった。夏休みだから目覚めし時計もかけなかったし、宴会が終った
安堵感でぐっすり寝たらしいよ。おぉ、今朝は昨夜の夢子カレーの残りがあるね。これが楽しみだった。
昨夜花火の終盤長いインターバルがあったが、松平健がサンバを踊っていたらしいとテレビで知った。
昼 家食 「おつな寿司」の稲荷寿司、新潟の小茄子の塩漬け、ワカメと麩の味噌汁、「両口屋是清」
の
キレイなお菓子でしょ?
昨日残った稲荷寿司は3個ずつ何軒かのお家に貰われて行った。我が家は5個。朝食後から宴会の
片付けを始め、午後までかかって何とか終了。ゴミも2回に分けて捨てに行った。清掃の方々が、私が
捨てるビールの空き缶やお酒のカラ瓶の数を見てびっくり。「家族がたくさんいると、こうゆうものも長い
間溜めると溜まるもんですよねー」、「いえ、昨夜1晩のです」。「はぁー、これが一晩の量ですか・・・・」
夜 家食 夢子カレースパゲティ、玉葱とプチトマトの卵スープ、新潟の小茄子の塩漬け
スパゲティにしても旨い!
夕方、川崎にお通夜に出掛ける。私の父も7月27日の暑い日に亡くなったが、真夏の葬儀は喪主側も
弔問側もタイヘンである。溝口からタクシーに乗ると、年賀状書きで見覚えのある地名が次々と出て来
て興味深い。ほぉ、久本はここか、とかね。どこにも寄らず真っ直ぐ帰宅して夕食。今日で真夏日は連
続35日というが、私の連続カレー日も4日となった。しかも、今日2度目のカレー。今朝テレビで小学生
の好きな食べ物は、1位:鮨、2位:ラーメン、3位:カレーと伝えていた。数年前はカレーがトップだった
らしいけど。カレーよ、ガンバレ!鮨やラーメンに抜かれちゃイカンぞ!夢子カレーの最後は、スパゲテ
ィを茹でてカレースパとした。やっぱり、このカレーは完熟トマトが手に入る今がベストの季節。無酒日
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8月 10日(火) 晴れ 午後激しい通り雨 真夏日連続36日 ガンバレ!あと1日でタイ記録じゃ
朝 家食 玉葱とプチトマトの卵スープ、茹で卵、「谷井農園」のみかんジュース、トースト、「軽井沢万
平」の白胡麻ペースト
一昨日から夏の甲子園大会が始まっている。今週金曜日13日からはアテネオリンピックが始まるし、
スポーツ好きの人にとってはテレビに釘付けの夏だね。大昔、隣の部の部長が夏の甲子園大会全試
合を現地で観戦していた。毎年。「そりゃ暑いけど、カチ氷が冷たくてうまいのよ」なんて言っていた。今
考えると、どうして2週間も夏休みを取れたのだろう。さてさて、私はこれからお出掛け。荷作りをする。
昼 三栄町 「たつごろう」 ビーフシチュウ定食 650円
なんと表現したらいいか・・・
支払いに行った三栄町の郵便局から出た時、ポツポツと雨が降って来た。傘は無い。昼メシをどこで食
べようか考えていたのだが、もうこうなったらどこでもイイヤと入ったのが、居酒屋 「たつごろう」。のっ
けから「今日はビーフシチュウ定食だけ。卵は生ですか茹でですか?」と宣告&質問されてオタオタ。
出て来た膳を見て仰天した。ビーフシチュウ定食なのに、トロミのついたヘンテコな汁が付いている上
に、おかずが納豆、味付け海苔、卵、大根とイカの煮物、漬物という朝ご飯そのものなのだ。まさかこ
のドロドロのトロミ汁がビーフシチュウという訳ではないだろうな、と疑った時、それは別の器で出て来
た。浮かべられたトマトとオクラは生だった。不味くても食べる主義だが残しました。でも650円なのだ。
午後のお茶 三栄町 「ドトール」 コーヒーMカップ 230円
ほうほうの体で「たつごろう」から出たが、外はザンザン降りである。親の仇を取るような勢いで雨が降
っている。今の店に引き返す訳にもいかず、走って「ドトール」に逃げ込む。ここで45分も雨宿りした。
夜−1 フォーシーズンズホテル 「釣魚台 養源斎」 棒棒鶏(蒸し鶏四川風胡麻ソース) 800円、
イ
炒め(2700円)、海老摺り身焼売 800円、春巻 900円、白飯、生ビール 1050円、花彫紹興酒
古越龍山3年 ボトル 3900円
昼は居酒屋で650円の不味い不味い定食を食べたが、夜はバリッと豪華である。「釣魚台」は、言わず
と知れた中国の迎賓館。その「釣魚台」が、12年前のフォーシーズンズホテル椿山荘東京のオープン
に合わせて世界で最初の支店を作ったのが「養源斎」である。普通1人だと中華料理店では不利なの
だが、この店は殆どの料理を1人用のポーションにしてくれる。実に便利である。イカの卵入り釣魚台
風スープが大のお気に入りで、飲み終わった後「もう2杯くらい飲みたい」と、つい本音を言う。「それで
したら、お昼のオーダー・ブッフェにお出でになって、何杯でも召し上がればよろしいのでは?」それって
よろしいですね、じゃ明後日のお昼予約。短絡的な人間である。紹興酒も年代物が豊富に揃っていが
高いから沢山は飲めない。それなら3年物にして1本飲んでしまいましょう。と、これまた短絡的です。
( )のついた料理の値段は、2,3人用の皿のものです。1人用にして貰ったのでこれよりは安いよ。
夜―2 フォーシーズンズホテル 「メインバー ル・マーキー」 ジントニック 2杯
カウンター席は4つだけ
ホテルのレストラン大好きなのに去年から「健康増進法」が施行されてから、殆ど禁煙になっちまった。
朝、昼飯はガマンできる。しかし、夜の食事は時間が長いし、酒を飲むんだからツライのですね。「休
憩」と称して、レストラン前の廊下に吸いに出るのだが、その度では疲れてしまう。で、喫煙可(どころか
シガーも良いのだよ)バーに急ぐことになる。え?10時からマッサージ取れた?急いで2杯飲み干す。
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8月 11日(水) 曇り 今日でタイ記録達成 37日
朝 フォーシーズンズホテル 「日本料理 みゆき」 和朝食 「汐騒」 (メロンジュース、ハマチの
塩焼
焼海苔
二日酔である。紹興酒のボトルを凄いスピードで飲んだからなぁ。そんな時、和朝食など食べたくないも
のだが、私は食べる。しっかり食べる。ご飯も味噌汁もお替りして・・・・。私がこのホテルを好きな理由
の1つは「みゆき」の和朝食を食べられること。常備菜「山葵海苔」が大好き。もっとたくさん出してね。
午前のお茶 フォーシーズンズホテル 「ロビーラウンジ ル・ジャルダン」 フレッシュ・ハーブテ
ィー
味も香りも良いのよ
このホテルが好きな理由その2。「ル・ジャルダン」のフレッシュ・ハーブティーが好き。フレッシュ・ハ
ーブ
ったが愛煙家の希望を聞いて、ほんの一部だけ喫煙席が出来た。嬉しい。ハチミツをちょっと入れて飲
むとフレッシュ・ハーブの清々しさに、仄かな甘味が加わって深い味になる。3杯は飲めるところも好き。
昼 抜き!!
午後1時からアロマティック・ストーン・テラピー(ホット&コールドストーン・フルボディ90分>を予約し
ている。12時には昼メシをと思ってはみるが、二日酔の大飯喰らいを朝したお陰でお腹が空かない。
そうこうするうちに1時になってしまった。熱い石、冷たい石を載せられ、いつの間にか熟睡してしまう。
リラックスが目的だから、これでも良いのかもしれないけど、眠っていちゃあ、もったいないやね。終って
色々やっているうちに、もう3時を過ぎた。昼メシは抜き。プールの外の庭園で、盛大な蝉時雨を浴びな
がら本を読んでいると、またもやウツラウツラ。これが夏休みの醍醐味でありまする。天然温泉で〆る。
夜 フォーシーズンズホテル 「日本料理 みゆき」 ほうれん草のお浸し 800円、もずく酢浜防風
と蟹
2700
(川之江)
朝食は「みゆき」と決めているが、夜も一度はここを予約。夏の繁忙期には、夕食の予約を早めにする
のがコツだす。昨夜紹興酒を急いで1本飲んで二日酔になったのに、またもや日本酒4合瓶を注文。
私は学習効果の無い人間だす。「みゆき」のスタッフである日本酒の達人女史、Sさんと久し振りに会う。
フォーシーズンズホテル宿泊も以前は5月の連休にも来ていたが、ここ数年は夏と年末の年2回。まる
で帰省するような感覚になってしまったよ。引っ越す前までは徒歩5分だったが今はタクシーで10分。
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8月 12日(木) 晴れ 遂に連続真夏日38日新記録達成!!! おめでとう・・・・・・ゲゲゲ
日航機事故から今日で19年経った
朝 フォーシーズンズホテル 「日本料理 みゆき」 和朝食 「汐騒」 (パイナップルジュース、えぼ
鯛、厚焼き卵、甘酢生姜、鶏ささみネギ醤油、南瓜と帆立貝の炊き合わせ、お浸し、佃煮、焼海苔、
漬
アテネオリンピック開会に先駆けて、女子サッカーの初戦。1−0で強豪スェーデンに勝利。パチパチパ
チ。男子もガンバレよ。ついでに連続真夏日も38日でこれまた最高新記録。平成7年の記録を抜いた
んだってさ。いい加減にせい!朝食の魚は大好きなえぼ鯛だった。味噌汁は珍しくお替りしなかった。
昼 フォーシーズンズホテル 「釣魚台 養源斎」 オーダーブッフェ(白菜の甘辛酢漬け、イカの卵
入り
(ハ
700円
今朝は6時に起きた。朝食は開店直後の7時過ぎに食べ始めた。それもこれも「釣魚台 養源斎」のオ
ーダー・ブッフェをチェックアウト後の12時に予約していたから。オーダーブッフェだから、予め料理が
並べられている訳ではなく、注文の度に作る。超高価な料理は入っていないが、オーダーブッフェ用の
メニューから、何杯でも何度でも何人前でも頼めるのだよ。それで5千円なのだよ。もちろん飲みものは
別だけどね。このブッフェの噂を耳ざとく聞いていたのか、昼ドキの店は家族連れ、カップルで満席だっ
た。オーダーブッフェに向かう基本方針は、イカの卵入り釣魚台風スープを思う存分飲む、一昨日満腹
で食べられなかった坦坦緬とデザートを食べる、以上。というツマシイものだ。が、オーダーの段になっ
たら、フカヒレと筍・椎茸の煮込み、アスパラガスの蟹肉餡かけなんて、高そうなものもちゃっかり注文。
ホールスタッフの女性達は「もっと召し上がったらいかがですか?」と励ましてくれる。良い心がけだ。当
初8月末までの予定だったが、好評につき9月からメニュー内容を変えて10月末まで続行するそうで
すよ。敷居の高そうな同店だが、5千円(+サ+税)と飲み物代さえあれば、腹いっぱい食べられるオ
ーダー・ビュッフェはオススメ。ご家族連れでどーぞ。って私はフォーシーズンズホテルの廻しものか?
夜 家食 フォーシーズンズホテルのウォールナッツ・ブレッド、カレーコロッケ、トマト、カニ缶ときゅうり
のマヨネーズサラダ、もずく酢、茹でトウモロコシ
2泊3日の夏の贅沢もオシマイ。帰宅するとボイラーの中のように暑かった。贅沢の後は、質素な暮ら
しが待っている。何のメニューも思いつかないまま、買い物に行き、それでも山のように食料品を買い
込んだ。これから数日自宅で篭城できそうだ。ホテルで予約して買って来たウォールナッツ・ブレッドを
中心にしたメニューにしようか。このパン、1200円もするがクルミがたっぷり入ってとても旨い。無酒日
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8月 13日(金) 晴れ 34度だよ!
朝 家食 「丸美屋」の激辛坦々スープ米緬、黄な粉と摺り胡麻かけヨーグルト、フォーシーズンズホテ
ルのウォールナッツ・ブレッドトースト、カニ缶ときゅうりのマヨネーズサラダ、プラム、トウモロコシ
昨夜山本ジャパンのサッカー初戦を観戦することにした。午前2時半試合開始。対戦相手はブラジル
を破って勝ち上がって来たパラグァイだ。アレレー、未だ前半なのにもう3点も取られちゃったよー。今
朝6時起きしたのだし、諦めて寝るか。ベッドに入っても「パスが全然続かないぞ。ディフェンスがチグ
ハグだなぁ」と、今まで観ていたサッカーのことで頭がカッカして4時過ぎまで眠れなかった。起きたら猛
烈な暑さ。それもそのハズ、10時過ぎだ。試合結果は3―4で初戦を落とす。こんな時は「丸美屋」の激
辛坦々スープ米緬でほとばしる衝撃の辛さで憂さを晴らすか。それにしてもこれ、ムッチャ辛いですだ。
昼 荒木町 「ドイツワインケラー ラインガウ」 和風ハンバーグランチ(サラダ、ライス、飲み物付き)
950円
ラインガウ式の和風ダス
今日も大型の郵便物があり、郵便局へ。よく郵便局に用があるよね。三栄町の郵便局には、荒木町名
物の迷子になりそうな裏路地を抜けて行くのだが、その途中にドイツワインケラーの「ラインガウ」があ
る。一度も入ったことが無いがランチはどうだろ。ドイツなのに和風ハンバーグ?じゃ、それ。和風ハン
バーグと言えばだいたいは大根おろしに醤油かポン酢をかけたものが多い。しかし、ここのは揚げた茄
子が載っているきり。んーそうだねぇー、不味くも無いがイケてもいない。付け合せの南瓜が妙に旨い。
午後のお茶 三栄町 「野の花」 ブレンドコーヒー 600円
清々しい店内
今都内で一番好きな喫茶店を上げよ、と言われたら真っ先に「野の花」と言う。カレー屋「ポテト」の2階。
ドアを開けるとチリリンと澄んだ鐘の音。縦長の店内には、4人掛けのテーブルと椅子が4つばかり。奥
の調理場壁面には1客1客好みの品を買い揃えたらしいカップ&ソーサーが並んでいる。反対の窓側
には、大きなカサブランカの花が飾られている。いつもカサブランカだ。店主は、口数の少ない上品な
女性。ブレンドコーヒーを運び、さり気無くキスチョコを1つ置いて奥に下がる。クラッシックの音楽はか
すかにしか聞こえず、2台の空気清浄機の音だけがする。空気が澄んでいる。ここでは旨いコーヒーを
啜っては沈思黙考するか、好きな作家の本を読むのが似合っている。友達と来て駄弁るとか商談をす
るにはもったいない。飲み物は1杯600円と決して安くは無いがこの空間にいられるなら惜しくはない。
夜−1 荒木町 「岩井食堂」 自家製ピクルス 400円、トマトと白いチーズのサラダ 900円、カリ
カリベーコンとじゃが芋ガルバンゾ豆 1100円、岩井食堂のナポリタン 1000円、ハイネケンの
生ビール 900円、デュベル 1050円、白ワイン(ウェスタン・セラーズ) 1050円
荒木町の人気イタリアンの店 「岩井食堂」に入るのはタイヘンだ。開店は夜8時だし、開店直後は予
約客で満席。朝4時頃までやっているらしいのだが、そんなに遅くイタリア料理を食べるのはツライしね。
お盆入りの13日なら多少空いているかと行ってみたら、間一髪で入れた。この店のポリシーを聞いた
ことはないが、きっと「美味しいものを安く楽しく」なのだろう。それに加えて「サプライズ」もあるのではな
いかな。カリカリベーコンとじゃが芋ガルバンゾ豆の皿を見てビックリ。ベーコンは厚くデカク、しかも3枚
もあるじゃないか。フツー、この皿だけでお腹がいっぱいになる。しかし私は岩井食堂のナポリタンも注
文しちゃったのよ。隣の客が頼んだ「毎日一生懸命働いている労働者のためのクリームスパッゲティ」
の量を見てノケゾッタ。最後に請求された金額は4300円。どう計算しても6400円だと思うけど。幸運。
幸運と言えばサマージャンボ宝くじの抽結果を調べた。3億、2億、1億×。1万6千円当たり。小幸運。
夜―2 荒木町 「よつやこくている」 ジントニック 2杯 全部で1100円
今日の夕食は家食の予定だった。材料も買ってある。しかし突然外食に切り換えたのは、2軒目の店と
して「よつやこくている」に来ようと思ったから。店のドアに突然休業の張り紙を出したのは4月初旬だっ
た。ご主人の矢壁さんが体調を崩して2ヶ月程休業する、とあった。以来、何度か店の前を通りかかっ
たが2ヶ月過ぎても3ヶ月過ぎても営業は再開されない。店まで来て事情を知った客達が、張り紙に「早
く元気になって」、「店が開くのを待っています」といった書き込みをしている。ある日「8月6日から店を
開けます」と張り紙があった。矢壁さんは、随分痩せてしまった。4ヶ月慶応病院に胃や肝臓を悪くして
入院され10キロ痩せられた由。たくさんのお客が店の再開を喜んでいた。良い店だものね。安堵した。
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8月 14日(土) 晴れ
朝 家食 ソーセージとオムレツ レタス、黄な粉と摺り胡麻かけヨーグルト、フォーシーズンズホテルの
ウォールナッツ・ブレッドトースト、もずく酢、新潟の従兄弟夫人手製の紫蘇ジュース、コーヒー
ソーセージを自分で買ったのは、20年ぶり位ではないか。送って頂いた時しか食べないし。こうして食
べてみると旨いものだな。新潟加茂市に住む従兄弟の奥さん、雪江さんの紫蘇ジュースがとても旨い。
昼 家食 「妻家房」の白菜キムチをたっぷり入れたチゲ雑炊、「妻家房」の白菜キムチ、もずく酢
アヂヂと大汗かいて・・
先行したサッカー予選を別として、昨夜遅くアテネオリンピックが始まった。録画放送で開会式の模様を
見る。4年後の北京より準備が遅いのではないかと、世界中から心配されたアテネだが、開会式はな
かなか凝った演出で「やれば出来るじゃないか、ギリシャ」と安堵と共に感心。大選手団を送り込んだア
メリカの行進が始まった途端、音楽がアルビノーニのアダージョに変わる。この曲好きだが、開会式の
選手入場の曲としてはどうなの?アルビノーニはギリシャ人?いえいえ、イタリア・ベネツィアの人です
よ。その直後には日本選手団が続き、やっぱり音楽はアダージョだった。一番場内の声援が大きかっ
たのはイラク。ま、そうだろう。選手はこれからガンバル。私もスタミナつけなくっちゃ、と精の付くものを
作る。昼なのにご飯を炊きチゲ鍋作ってチゲ雑炊だよ。私がスタミナつけてどーするんだ。おぉ辛い!
午後のおやつ 福山 「大和屋」のブランデーケーキ、チョコレートケーキ、紅茶
福山にある「大和屋」さんはSピーのご実家である。和菓子が中心だが、亡くなった父上が丹精込めて
作り上げたブランデーケーキは秀逸。今はSピーの弟さんが作っておられる。一度福山のお店をお訪
ねしたことがあるが、当時お元気だった父上が「菓子は作る立場から言えば、出来立てを食べて頂きた
い。出来上がったら、そこで、すぐ食べて頂きたい」とおっしゃっておられたことを思い出す。午後遅くに
なって雲に太陽が隠れた隙を狙って、ボコボコ泡の出る露天風呂のようなものに入る。引っ越して5ヶ
月近くなるのに入るのは初めて。自分の家なのに水着着てね。そーゆー規則があるのです。ボコボコ
されながら、『雪はことしも』別所真紀子著を読む。真夏のジャグジーで読むにはヘンかもしれないが。
夜 家食 鰻丼、レタスとトマトのサラダ、「妻家房」の白菜キムチをたっぷり入れたチゲスープ、もずく
酢、北海道のメロン
男子サッカーに続いて、女子ソフトボールまで初戦で負けた。女子のホッケーも。イカンなぁ。やっぱり
スタミナをもっとつけなくっちゃ。じゃ、今晩はウナギだ。私がスタミナつけてどーする?という問題は未
解決だが、その甲斐あって最軽量級の柔道は凄かった。谷亮子2連続金メダル、野村忠宏は3大会連
続金メダル。スゴイぞ!!この2人の決勝戦をアトランタオリンピックで実際に観戦した。日本応援団の
誰しもが、今度こそは金と信じた田村亮子が負けてボーゼンとした。しかし、その直後野村が勝って金
メダルが転がりこんだ。悔しさと嬉しさが綯い交ぜになった会場だった。あれから8年経ったね。無酒日
___________________
8月 15日(日) 雨のち曇り 連続真夏日記録も40日で途絶える ふぅ
朝 家食 「シャウエッセン」ソーセージとモヤシの炒め物、ネギ納豆、「妻家房」の白菜キムチをたっぷ
り入れたチゲ和風スープ、雪江さん手製の「蕗味噌」と「赤紫蘇味噌」、もずく酢、ご飯、北海道のメ
ロン
昨夜の天気予報を見て予想はしていたが、確かに起きてみると涼しい。雨だ。41日目にして真夏日記
録は途切れた。途中軽井沢で味わったが、東京の涼しさを忘れていたよ。加茂の雪江さんは蕗味噌と
赤紫蘇の佃煮も送ってくれた。蕗のとうの苦味が旨い。北海道のメロンは、熊本の志乃ちゃんが送って
くれた。ナゼに熊本なのに北海道か。彼女は仕事の関係で、福岡を経由して札幌にいるのだとか。相
変わらず凄いバイタリティだ。久々の納豆はネギと芥子入り。日経新聞の納豆のお供1、2位の具だ。
昼 家食 豆腐のとろとろリゾット、「妻家房」の白菜キムチをたっぷり入れたチゲ中華風スープ
昨日の昼大鍋一杯に作ったチゲも4食目でオシマイ。昨夜は長ネギを入れて和風チゲ汁として碗で頂
いた。最後は中華風。と言っても胡麻油垂らしただけ。雨が上がり家中の窓を開け放って風を入れる。
夜 家食 自家製坦々緬、白飯、黄桃
いよいよ夏休みも今日で終わり。正確に言えば週末は関係ないから一昨日で終ったんだけどね。前半
花火大会、お通夜、ホテルと忙しかったが、後半は家でのんびりした。しかし、3食作るって大変。作っ
て食べて片づけてヤレヤレと思うと、もう次の食事を考えねばならない。結構忙しいなぁ。人間何でこん
なに食べる?夏休み中途絶えていたホテル日記を2、3編書こうかと思っていたが1行も書けず。夏の
自炊生活の仕上げは何にしようか。あちこちで坦々緬は食べるが自分では作ったことがない。それに
挑戦しよう。食材がたくさん必要だが、あらかたのものは先日K岩さんが香港から持って来てくれた。
殆ど判読不能に近い材料表を見ながらテキトーに作ってみる。長ネギ、生姜、ニンニクをみじん切りに
し、豚の挽肉を炒め、干し海老、豆鼓などのたくさんの調味料と混ぜてタレを作る。ある読者の方に教
えて頂いた三明物産の香辣醤をたっぷり混ぜ込んだから辛くなるハズ。ヒヒヒヒ。細い緬を茹で、予め
用意しておいた鶏のスープをかけて・・・・。バカうま!さて。頭を切り換えて明日から仕事だね。無酒日
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【今週の振り返り】
夏休みの楽しみの一つは、普段は見ることが出来ない平日夜のテレビ番組を観ることが出来ること。テ
レビ東京の『TVチャンピオン』も昔から好きな番組だったが、木曜日の夜7時半からなんて凡そ観るこ
とが出来ない時間帯だ。じゃ、ビデオで録画?そんなこと出来るくらいならトックにやってますって。どん
な機能の優れた機械を持っていても、使えなくちゃ意味ないんだけどね。『TVチャンピオン』が終わった
ら、NHKの『NHKスペシャル』か日本テレビの『どっちの料理ショー』のどっちかを観る。NHKもピラミ
ッドがナゼ消えたか、とう興味あるテーマだったが、『どっちの料理ショー』の対決メニューを知って日テ
レを観ることにした。その日のテーマは、海鮮ビーフンとフォー・ボーの対決だった。
東京に引っ越して来た中学2年の1年間は、私の人生での最初のハイライトだった。ま、その一年間の
ことは後日語るとして、友人の一人にM美さんという女性がいた。眉の濃い、見るからに賢そうな女性
だった。父上は外科医で、成績はトップを争う優秀な人で、インテリで同級生より遥かに大人であった。
ナゼか地方からポッと出て来た私は彼女から気に入られ、わざわざ遠回りしてでも下校時私と帰りた
がった。いつもヒソミにシワを寄せるクセがあって、美しい顔がもったいないとは思っていたが、本人は
頓着しなかった。帰り道、彼女は私にたくさんのことを教えてくれた。世界平和とは、労働運動の歴史、
思想を科学すると・・・・難しい話だった。歌もたくさん教えてくれた。「世界を繋げ花の輪に」、「インター
ナショナル」・・・・。良い歌だ、と自宅で口ずさんでいると、長兄に「どこでそんな歌を覚えて来たんだ!」
と詰め寄られてびっくりした。新宿の歌声喫茶「ともしび」や「カチューシャ」に連れて行ってくれたのも彼
女だった。後で気がついたのだが、14歳にして彼女はイッパシの左翼だった。それはともかく、彼女の
家にたった1度だけ遊びに行ったことがある。午後3時頃、彼女のお母さんが「おやつ代わりにどうぞ」
と出してくれたのが、焼きビーフンだった。ビーフンなんて初めて知った私は、その美味しさに夢中にな
った。何でも、母上は満州にいらして、そこで中国人の方から作り方を教えて貰ったのそうだ。余りに早
くパクついたので、喉にツカエて水で流し込んだことを覚えている。以来、私の頭には「焼きビーフン」の
6文字がしっかり刻み込まれ、何度も同じように作ってみたがM美さんのお母さまのようには作れなか
った。1年後またもや私は転校してしまったから、以来彼女には一度も会っていない。後年になって医
者になったという話を聞いた。
一方フォーは昨年の秋ベトナムに行ってからヤミツキになった。鶏のフォー・ガー、牛肉のフォー・ボー
中部フエの辛い緬ブンボー・フエ、蟹ミソと蟹肉の入ったブン・リオクア、街並が世界遺産になったホイ
アンの汁無し緬のミー・クワンとカオラウ・・・・。太い、細い、丸い、平べったいと地方によって緬の形状
は違えど、米から作る緬であることは同じだ。現地の人が食べる食堂に行ったのはたった1回だったが、
高級ホテルの朝食ブッフェには必ず緬がある。それが嬉しくて、毎朝早起きをして、開店直後の6時2
分か3分にはレストランに行っていた。カップによそって貰ったら、モヤシやパクチー(香菜)、唐辛子、
ライム、ニョクマムなどは自分の好みで載せて食べる。2杯は必ず食べる。日本に帰ってからも、頭の
中にフォーがデンと構えていて「しょっちゅうフォー食べたい病」になってしまった。先日は、自分で作っ
てみたが、あのマカ不思議なスープの旨さは作れなかった。
私の人生に強烈な思いを残した「ビーフン」と「フォー」が対決すると言う。あぁ、それは酷と言うものだ。
テレビを観ているだけで、実際食べることが出来る訳でもないのに、兄弟対決のような姉妹対決のよう
な身が裂かれるような気持ちになった。結果は、具だくさんと手作り干し海老が決め手となってビーフン
が圧勝したが、1人フォー・ボーを食べる負けシェフがとても嬉しそうな表情だったのが印象的だった。
乾麺ではなく、フォー作り名人の生フォー緬だったからね。負けシェフのお相伴をしたいと心の底から思
ったのだった。あれだけ生のフォーがあれば、5人前は食べることができるし・・・・。
ビーフンかフォーか・・・・ワタクシも悩むニャア