パクパク日記4年10月2週

       八甲田の山っごさ黄ろぐ赤ぐ、山の湯っこさあづくぬるぐ  秋だっぺ

       

10月 11日(月・体育の日で祝日)  小雨 のち曇り

朝 家食 中華丼、鯖の生姜煮、もずく酢、キャベツと豆腐の味噌汁

  

台風22号が残した爪痕は修善寺や伊東など伊豆半島がヒドカッタらしい。ニュースで見た映像には、

壁も屋根も吹き飛んでしまった旅館や一軒家があり、びっくりした。気候が温暖な地域だけに被害にあ

った方々のショックはさぞやと察する。3日前の天気予報では、台風が大きかった代わりに連休の2、3

日目は晴れると言ったじゃないか!昨日も寒い曇り空だったが、今朝は雨が降っている!ケシカラン。

朝ご飯食べていても鼻をかんだり、クシャミを連発。何かここのところ、ずーっと風邪っぽくて困るなぁ。

昼 家食 サッポロ味噌ラーメン(キャベツ、ピーマン、エリンギ、卵入り)、「浅野屋」のパンに「ハイチ」

のドライカレーのせ

  

今日の午後2時から川崎球場でアメフットの試合がある。いつもなら、当然勝つモノを食べて応援に駆

けつけるところだ。ところが、鼻かみ&クシャミは収まらない。寒い中、無理して試合に行くか、それとも

温かくして家にいるか・・・・・。後者を取ることにした。彼らはきっと勝つ!寒いから味噌ラーメンにする。

野菜をたくさん入れて。食いしん坊Tは私が朝食に時々インスタントラーメンを食べると言って責める。

理由を聞いても「朝からインスタントラーメンはイカン!」の一点張り。高校の時は毎朝だったもんねー。

夜 家食 「天一」の精進揚げの天丼、「アールエフ1」の海老と春雨サラダ、メカブのスープ

  

夕方からお通夜に行く。京王線の柴崎駅まで。ここの祭儀場に来るのは、この1年で2度目だ。連句仲

間の森林ちゃんの父君が昨年クリスマスに、そして母君が8日に亡くなった。1年の間に両親を亡くさ

れるのもタイヘンだ。そういえば、父方の祖父母は1ヶ月のうちに相次いで亡くなった。もっとも私は生

まれていなかったが。何人かの友人、知人と会ったが、今日は早めに帰宅。試合結果をチェックすると

38:7で勝っていた。これで3連勝。夕食は天丼。丼を使うのは今日3度目だ。丼デーか?  無酒日

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10月 12日(火) 小雨 時々曇り やっぱり小雨

朝 家食 「浅野屋」の胡桃パン、チーズ、「アールエフ1」の田舎サラダ「もずくセンター」のもずくスープ、

      コーヒー

  

昼 九段南 「大川や」 週替り定食(季節のご飯:きのこご飯。小皿、かけ蕎麦  1000

  

虎スミと「何となく中華緬の気分」ということで「東風汁緬」に向かったのだが、店の前には女性従業員

2人立っている。「台風で空調機械が壊れてしまったので店を開けられません。せっかくお越し頂い

たのにすんません」と言いながら100円値引きチケットをくれた。良い心掛けである。中華緬イメージを

日本麺に変えて「大川や」。最近出来たらしい週替り定食。きのこご飯にかけ。やっぱ量が少ないなぁ。

夜―1  四ッ谷3丁目 「無門」 付き出し:鴨のキャベツ添え、鯖の薄造り 1000円、鱈の白子ポ

     ン 酢和え 980円、イカゴロ味噌漬け、豆腐の味噌漬け、舞茸天麩羅とと海老かき揚げ 1800円、

     あがり蕎麦 500円、生ビール×1、冷酒 「開運」(静岡) 750円×3杯

  

  

オーディオ系全般及びクラッシック音楽&バレエの師匠ケンイチさんのお出まし。いろいろやって頂い

た後、「さぁさぁ先生、何でも食べておくんなまし」と「無門」へ。白子ポン酢和えやイカゴロ味噌漬けが

ニューにあって秋やねぇ。鯖の薄造りは、生の鯖。鯖大好きにんげんには嬉しいが、ちょっと薄く切り

ぎとちゃうやろか。しかし、何よりも豆腐の味噌漬けがあるのがよろしい!1片で1合酒が飲めるぞ!

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10月 13日(水) 雨のち曇り

昼 四ッ谷・しんみち通り 「洋食エリーゼ」 メンコロ定食(メンチカツと蟹クリームコロッケ)味噌汁

     付き  830

    メンコロだよん

何でも美味しい、しんみち通りの「洋食エリーゼ」。今日はメンチカツと蟹クリームコロッケのメンコロ定

食を注文した。コロッケを一口食べると濃厚なバター味。材料にお金掛け過ぎじゃないか?ちとクドイ。

夕方の軽食 渋谷 「モスバーガー」 オニオンリング、アイスコーヒー

    久しぶりね、オニオンリング

NHKホールへと焦って向かっている。今晩の公演は6時半開演なのだ。公園通りを大急ぎで歩き、汗

びっしょり。でもちょっと腹ごしらえしなくっちゃ。5分待って1分で食べ、さぁ、オペラの始まり、始まりー。

夜 四ッ谷舟町・杉大門通り 「仙水」 お通し 白身魚と水菜のお浸し、もみイカ、秋鮭のバター焼き、

手作り豆腐、塩入銀杏、比内鶏鍋、生ビール、冷酒 たくさん

  

  

  

ウィーン国立歌劇場の引越し公演。演目は『フィガロの結婚』、指揮は小澤征爾氏。つまり小澤氏が音

楽監督に就任後、ウィーン国立歌劇場を引き連れての初お目見えする、いわば「故郷に錦を飾る」っぽ

い公演ということである。1,2幕、3,4幕は続けての演奏であったが、それでもオペラがはねたのは10

15分。もう1つの演目『ドン・ジョバンニ』はグルベローヴァの大物ぶりが圧倒的に目立ったらしいが

フィガロの方は全体にバランスが取れたキャスティングであった。好きな曲になると、つい一緒に歌いた

くなるのをぐっと堪えた。そんなことしたら、高い高いチケットを買った周囲のお客に殴られるよね。今回

お世話になったヨットマンクボクボ、カオルちゃんと食事を始めたのは、午後11時!!食べ終わったの

は午前1時!!比内鶏鍋は、3日かけて作ったという出汁。鍋を食べ終わったら、ここにラーメンを入

れると絶品とのことだが、何せ午前1時過ぎちゃあね。最初に入れたキャベツが出汁を吸って旨いよ。

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10月 14日(木) 曇りのち晴れ

昼 赤坂見附 「ヴェトナム・アリス」 アリス風ヴェトナムサラダ 1050円、豚肉とニンジンの揚げ

      春巻  945円、フォーガー(鶏肉のフォー) 840円、ヴェトナムコーヒー 300円(ランチタイム価格)  

大○君を迎えてのランチ。彼の仕事は広範囲で、いつも北京、上海、大連、香港、そして東京をグルグ

ル回わっている。北京の家には月のうち1週間いられれば良い方だとか。彼もアメフットの選手だった

が、現役時代より引退してからの活躍が目覚しい。チーム関係者としては、そうゆうのも嬉しいことだ。

夜−1 四ッ谷舟町・杉大門通り 「割烹 おちあい」 お任せコース(田舎煮、卵豆腐の山芋おろし、

     刺 し身盛り合わせ、揚げ銀杏、シシャモと目刺し・畳イワシ盛り合わせ、鯛のアラ煮、白菜漬け、芋鍋、

  雑炊、ビール、冷酒

  

  

  

H社の現役&OBの方々と「おちあい」で宴会。一番付き合いの長いOさんとは、もう23年も遊んで貰っ

ている。逆にIAさんとは20年ぶりか?OBになったIBさんの、その後の生活をみんな興味津々

伺った。広島お好み焼をあそこで?ゲゲゲ。いろんな人生あって愉しいね。鯛のアラ煮が豪華で旨い。

夜―2 焼酎バー・夢子 お客さんは焼酎、夢子は黒酢

二次会は我が家でというのは決まっていた。ここで贈呈式があったから。Kさんご手配の、夢子宅の新

居祝いの贈呈式である。数ヶ月前から、Kさんに「ただいま製作中ですから」と聞かされて、何だろうと

ずっと考えていた。当たったような当たらなかったような。でも、スンバラシイ贈りモノで嬉しかったです。

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10月 15日(金) アッパレな晴れ

朝 家食 KK作ビーフシチュー、「浅野屋」のパン、沖縄のシークアーサー

  

KKにビーフシチューを貰った。自然何ちゃらが異常に好きな彼女は、バターも小麦粉も生クリー

ムも何にも使わないでこれを作った由。一口食べる。甘い。北海道の南瓜や玉葱なんかの野菜の甘さ

なんですってさ。牛肉はトロトロで歯要らず。朝から素晴らしい晴天で、富士山も丹沢もクッキリ見えた。

昼 九段南 「味香村」金曜日カレー定食(3品セット、味噌汁付き) 900円、プッチンプリン(サービス)

  

「味香村」の良いところは、すぐ座れて、量が多いこと。ところが、今日は普段の2倍の客が押し寄せた

のだそうで、店中がてんてこ舞い。随分待たされたが、おばちゃんは私に味噌汁2杯くれた。幸運か?

夜のおやつ 日比谷・日生劇場 ドーナッツ 150

今週は6時半開演づいている。日生劇場の『髑髏城の7人』もそうだった。春、同じ演目を劇団新感線

中心メンバーでやったのが、通称「赤ドクロ」。主演は古田新太。今日はその役は市川染五郎でこちら

えは「青ドクロ」と呼ばれている。同じ演目を、数ヶ月間のうちに、全く違うキャストでやるって面白い企

画だよね。春の「赤ドクロ」は、スピーディでエネルギッシュで大笑いだった。休憩中空腹でドーナッツ。

夜 銀座コリドー街 「源氏」 おつまみ3点セット、山芋の胡麻だれ、イワシのつみれの薬膳揚げ、

  鯨の尾の身、厚焼き卵など、生ビール 2杯、冷酒「立山」 3杯   @3300

  

  

今晩も舞台が終わったのは、10時20分。観る方も疲れるんだから、数時間走り回って、殺陣やってい

る役者の皆さんの疲れはいかばかりだろう。「青ドクロ」は、スピードは赤ほどは無いが、何ってたって

市川染ちゃんだから芝居として魅せるわなぁ。もう遅いのでどこでもいいや、と居酒屋へ。4人で乾杯。

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10月 16日(土) 晴れ

朝 羽田空港・カレーショップ チキンスパイシーカレー 740

    早いのがとりえ

3時就寝、6時起床は眠い。朝食は羽田でしよか。やっぱカレーだな。一番速く出来るのにしただけ。

昼 青森・蔦温泉の休憩所 「万世」のカツサンドとコーヒー 400

  

飛行機、タクシー、バスを乗り継いで蔦温泉に着いた。入湯料400円。ここまで来るの大金かけたのに

ね。大町桂月が愛した蔦温泉の泉質が良いことは有名だが、意外にも単純泉で透き通るようなお湯で

あった。バスの中で半分食べて残しておいた「万世」のカツサンドとコーヒーのランチ。紅葉が美しい。

夜 青森 「酸ヶ湯温泉」 部屋食セット(甘海老の刺し身、鴨肉、ローストビーフ、蟹グラタン、酸ヶ湯

   蕎 麦などいろいろ)

  

  

2年前にも、ここ「酸ヶ湯温泉」に来た。本当は蔦温泉に泊まりたかったのだが、満室で取れなかった。

その替わり「酸ヶ湯温泉」では豪華な部類に入る部屋を取る。すると夕食も部屋食になるのだと。山の

幸、里の幸、山の幸がフンダンに並べられた。有名な混浴「千人風呂ひばの湯」は、夜9時から1時間

女性専用になる。温泉入るるためには酒なぞ飲まんのだよ。だからってご飯3杯食べるかぁ?無酒日

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10月 17日(日) 見事な秋晴れ

朝 青森 「酸ヶ湯温泉」 朝食ブッフェ(いろいろ)

    オカズ取り過ぎ ご飯1

6時半に起きて、温泉ひとっ風呂。蔦温泉とは対照的に、酸ヶ湯は、強烈な硫黄の匂いがする。朝は

800人の宿泊客が一堂に食堂に集まるのだから、大混雑。観察すると95%以上が40歳以上かなぁ。

昼 青森・青森グランドホテル 「日本料理 あみもと」 紅葉コース(ベッタラハリハリ、秋刀魚の

   鞍馬 煮、鮭のイクラ山かけ、金目鯛の幽庵焼き、穴子真丈碗、ご飯、金目鯛とウニの吸い物、香

   の物、 デザート、コーヒー)  1800

  

8時過ぎのバスに乗って奥入瀬へ。雲井の滝あたりをウロチョロしてまたバスに乗る。八甲田の紅葉を

楽しみながら、2時間半かかって青森駅へ。朝食が早かったから腹ペコである。鱈のじゃっぱ汁もいい

なぁ、ウニ丼も魅力的だし・・・・・。店を探すうちに、ふと思い出した。1718年前に、仕事で駅の近くの

ホテルに泊まったことを。このホテルで、伝説的な超有名なある方のご高説を伺いながらの昼食は3

間半もかかったっけ。でもあの時はタイヘンだったのだ。懐かしくなって、ホテル2階の「あみもと」へ行

った。漁師料理じゃっぱ汁とはかけ離れたお上品な和食であった。吸い物の具は金目鯛とウニだった。

午後のお茶 青森空港 「ひば」 コーヒー 400

空港の食堂でコーヒーというと、これみよがしにイヤな顔をされてこっちの方ががっかり。青森の人はみ

んな親切だったのに。待ち合い室の隣の男性の顔を見ると、チャーハンで有名なS富○さんだった。3

日前の夜、S富○さんの話をしたばかりだったので偶然に驚く。機内に入ると、隣の席がS富○さんで

またもやビックリ。もちろん、なーんにもお話しませんでしたけどね。空から見える山々が紅葉で赤い。

夜 家食 黒石市の「豆のや」の大豆カツサンド、りんごパイ、「丸美屋」の坦々ビーフンスープ、茹でピ

ーナッツ

  

またカツサンドっこさ喰ってる?んでネー。カツでネー。大豆っこさどうちゃらすてカツっこに似せでこさえ

た大豆カツサンドを喰っておるんさ。豚っこの肉でネーがら、固くさねーべが、味わさオンナず。無酒日

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【今週の振り返り

羽田発青森行きの飛行機さに乗ったど。前の晩さぁ、えらく寝不足だったで、席っこさに着くなり、じきさ

寝でしまってさね。よっぱらねむっで目っこさばっぢりあげると、ワイハー、もう飛行場っこに着いてたど。

着陸すっときの衝撃さも気ぃーづかない程、ベゴっこみでーに寝たんだべか。それともパイロットさんが

名人だったりしてな。ハハハ。あんれ?ここ青森空港でねえわ。まんだ羽田べし。おぐれているのけ?

飛行機着いでから、空港っこから十和田湖行きのバスっこの発車時間まで20分すかネーのに、こまっ

たべさ。

20分遅れで着いた空港の建物を走った。バスよ、待ってぐれーってさ。ところが。バスは無情にも定刻

で出てしまったらしい。2秒間対策を考え、タクシーに乗ってこう告げた。「運転手さん、十和田湖行きの

JRバスを追いかけて。6分前に出たバス」。人の良さそうな運転手さんは、「OK!任せてよ」と言って

車を急発進するかと思いきや、代わりに「はぁ・・・・バスねぇ・・・6分前ねぇ・・」とゆっくり動き出したのだ

った。空港からの十和田湖行き直通バスは1日1便しか無い。目的地までバスで2時間以上かかる。

なのに、私を残して行ってしまった。私以外の取り残された人々もいたが、その人達だって困っている

に違いない。「運転手さん急いで!どこらへんで追いつくかしらね?」とハッパを掛ける私。「ま、車道っ

こさ1本しかネーで、キモチは焦れどってワケだわ」と、その時はアクセルを踏む。暫くすると、「日本み

んなが暑ぐでさ、今年は青森もさ、いづまでも暑ぐでさ・・・・」なんてお天気の話になって、いつの間にや

らのんびり走っている。「運転手さん、バスは?」と言うと、背筋が伸びてスピードを上げる。前の車がの

んびり走っているし、追い越そうともしないから、バスとの距離は縮まっているとは思えない。

こんな調子で40分も走っただろうか。しかし焦りはさほど無い。私には秘策があった。2年前に来た時

も、私を置いて行ったJRバスの「みずうみ号」に乗った。青森駅から十和田湖までの長距離だから、途

中何ヶ所かの休憩がある。その時の経験と同じなら、最初の休憩地点は、萱野茶屋である。果たして

萱野茶屋で休憩中のJRバスを見つけた。私より、運転手さんがホッとしている。「みちのくノンビリカー

チェイス」の値段は5700円だった。

JRバスの「みずうみ号」は、素晴らしいバスだ。青森駅と十和田湖を3時間で結んで14便。青森市

内を抜けるとどんどん高度を上げて山を登る。岩木山の展望台を過ぎると、萱野高原。高度のある場

所なのに、広々とした公園があり、ピクニックやボールゲームをして市民が愉しそうに遊ぶ。公園の中

には、2箇所茶屋があり、お茶で有名だ。無料の茶飲み場には、「1杯飲めば3年長生きし、2杯飲め

6年長生きし、3杯飲めば死ぬまで長生きする・・・」なんて楽しい看板がある。冬は八甲田スキーの

中心地ロープウェイ駅を過ぎると、温泉が続く。城ヶ倉温泉、酸ヶ湯温泉、猿倉温泉、谷地温泉、蔦温

泉、奥入瀬渓流温泉、十和田湖温泉郷。私は酸ヶ湯温泉と蔦温泉の2つしか入っていないが、いずれ

も名湯だ。酸ヶ湯温泉と猿倉温泉の間には、このヘンで一番高地の傘松峠がある。城ヶ倉温泉、酸ヶ

湯温泉周辺は紅葉真っ盛りだったが、傘松峠は既に紅葉は終わっていた。真冬には雪が10メートルも

降るほどの厳しい気候で、高山植物の青森トド松の枝は長期間雪に埋もれるため下を向き、激しい風

のためか枝は片側しか生えていない。峠を越えると、十和田樹林という美しい林が続き、木々の紅葉と

秋の日差しがそれはそれは美しかった。十和田湖温泉郷を過ぎると、奥入瀬渓流に入る。焼山、紫明

渓、石ヶ戸、馬門岩、雲井の滝、雲井林業、銚子大滝。奥入瀬の紅葉季節は、八甲田に比べるとちょっ

と遅く、未だ木々は青々としていた。乗客は、この間のどこかで降りて渓流沿いの遊歩道を散策し、疲

れたらまたバスに乗って来る。そして十和田湖の子ノ口に到着。ここから船に乗り換えて、湖を渡るもよ

し、そのままバスで終点の十和田湖まで行くもよし。2年前の私は船に乗った。「みずうみ号」は、青森、

秋田、岩手3県に跨る十和田湖八幡平国立公園を突っ切って走るバスなんである。

今回の旅で、土曜日は萱野茶屋=蔦温泉、蔦温泉=酸ヶ湯温泉、日曜日は酸ヶ湯温泉=雲井の滝、

雲井の滝=青森駅と4回も「みずうみ号」に乗った。バス代だけで約7000円も払わされたが、車内には

観光案内のテープも流れるし、誠に便利で楽しいバスだ。しかし、傘松峠を筆頭に、自然気象の厳しい

場所。11月後半には雪が降り始める。全線運行は運休となり、来年4月以降の再開まで青森駅=酸ヶ

湯温泉の運行になるそうだ。北東北に本格的な冬が来るの、もうじきだ。「みずうみ号」にお乗りになり

たい方は、急いでね。ケッパレー。

                 「みずうみ号って猫も乗れるニャ?」 「うんニャ」

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