ムクです パクパク日記5年1月２週
お悔やみあり、結婚式もあり、風邪引きの1週間
次兄の家の
ムクです
1月 １０日（月 成人の日 祝日） 晴れ
朝 家食 チーズハムトースト、「丸美屋」のこく旨坦々ビーフン、コーヒー
カリカリに焼くのが好き
3連休は嬉しいけれど、ハテ？何の祝日だったか。そうか、成人の日は1月の第二月曜日ということに
なったのだな。該当以外の人にはハッピーマンデー。成人の日ということになれば、またぞろ成人式で
大騒ぎするバカ者どもが出るのだろう。そんなことして何が楽しいか、と大昔の成人通過者は思うぞ。
昼 四谷3丁目 「東京風月堂」 海老と帆立のドリア 819円、＋サラダ・コーヒー 315円
あぢぢぢと食べるドリア
お悔やみに持参する和菓子詰め合わせを「玉屋」に頼み、その間ちょっと昼飯。「風月堂」と言えばゴー
フル。昔は、洋風巨大薄型最中のようなゴーフルをこぞって食べていた。ここは「東京風月堂」だが、大
学時代の友人O住さんの家は「上野風月堂」の経営者だった。伊豆高原の別荘に何度もお邪魔した。
午後のおやつ 小金井市の次兄宅にて 生麩まんじゅう、みかん、お茶
「みかんちょーだい」ニケ
一昨年の秋、両親が建てた一戸建ての家を取り壊して売却した。その家のお隣がK野さんのお宅で、
40年以上隣り合った関係だった。そのK野さんのお兄さまが暮れの30日に急死され今日は次兄夫婦
とお悔やみに行く。自分の家を取り壊す様子も、更地になった後の姿も私は見ていない。悲しくて見る
勇気がなかった。1年数か月ぶりに行ってみると、跡地を買われた方の新しい家が建っていた。今風の
洒落た作りだ。「これだけは残して」とお願いした梅の古木が、白い家にコントラストとなって鮮やかだ。
次官まで務められたK野さんの奥さんに伺ったところ、高熱が出てヒドイ風邪かと思い医者に行き、そ
のまま大病院に入院して翌日には亡くなってしまった由。人間ってそんなにアッケなく死んでしまうのか
と呆然とする。「でも、主人はいい人生を送ったと思うので、元気に送りだしました」ときっぱり言う道子さ
ん、エライなぁ。次兄の家に寄ってお茶を頂く。犬のニケに加えて、去年から飼われることになったムク
と対面。野川公園で捨て犬になってしまい、ウロウロしている所を連れて来たという。性格もいい犬だ。
夜 家食 湘南名物 「鯵乃押し寿司」、アールエフワンのお惣菜、玉葱とワカメの味噌汁
小金井の帰り道、荻窪で夕食の買い物。 「鯵乃押し寿司」昔から食べてみたいと思っていた。鯵の酢
と酢飯の酢で酸っぱい！出かける前から咳が止まらず熱もある。夕食後はさっさと寝てしまう。無酒日
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1月 １１日（火） 晴れ
朝 家食 「浅野屋」のレーズンパン、「丸美屋」の坦々春雨スープ
食べていても咳が出る
昨夜は咳でロクに眠れなかったが、7時起床。無理して出社するか、それとも今日は寝ていようか。休
もう。幸い医者に貰った風邪薬はある。お腹は空かないが、薬を飲むためにちょっと食べる。ゴホン！
昼 家食 青さと玉子入りの病人うどん
病人は蕎麦よりうどんが似合う
1時半まで寝て、病人うどんを作る。病気⇒温かい消化の良いもの⇒うどん。蕎麦でも良さそうなもの
だが、風邪の時もお腹をこわした時も、たいていうどんになるのはナゼだろう。青さをたっぷり入れる。
夜 家食 若狭の浜焼き鯖寿司、味噌串カツ、もずく酢、味噌汁
昨日荻窪では 「鯵乃押し寿司」だけでなく、若狭の浜焼き鯖寿司も買って来たのだよ。昨年「空弁」の
先駆けとして大ブレークしたこの鯖鮨は今や販路を一挙に広げている。食べたらすぐ寝ちゃう。無酒日
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1月 １２日（水） 晴れ
昼 九段南 「ビストロMARUICHI」 サラダ、スープ、パン、豆腐のグラタン950円、コーヒー 300円
今日はデザートパスした
昨日は結局起きていたのは7時間余り。あとはゴボゴボ咳をしながらコンコンと寝ていた。いつもの起
きている時間と睡眠時間が逆になったカッコウだ。治ったワケでもないけど、昨日よりはダイブ気分が
良いので出社。「MARUICHI」でランチする時はたいがいデザートを食べるが今日はヤメておこうぞ。
夜 赤坂 「伊真沁」 お任せコース（自家製カラスミ・トコブシ・黒豆などの前菜、虎フグ白子入り白味
噌雑煮仕立て、お造り、甘鯛の焼物、グリーンピースと蕪の水晶煮、鯛飯、香の物、味噌汁、苺と
オレンジ 和三盆、ビール、冷酒
赤坂の裏通りにある「伊真沁」。「伊」はただひたすら、「真」はほんものの、「沁」は心にしみる、という意
味を込め脚本家の筒井ともみさんが、ビートルズの「イマジン」から命名したんですってね。この店には
随分前だが連れて来て頂いたことがあり、今日で3回目だ。畳敷のお座敷にテーブルと椅子が設えて
あり、楽チンだが何となく違和感もあり。もう30年以上もおつき合い頂いているT社の会長、社長をお
迎えしての宴席である。懐かしい話がポンポンと出て、こちらも気持ちだけは小娘の心境に戻ったよ。
え？それは設定に無理がある？まあね。虎フグの白子が入った白味噌の雑煮仕立てが旨い！これ大
好きだから、私にだけお替りくれないかなぁ。鯛飯も2杯食べてしまいましたー。食欲が戻ったのかな。
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1月 １３日（木） 晴れ
昼 赤坂 「ヴェトナムアリス」 フォーガー（鶏のフォー）と生春巻 1000円、マンゴプリン 500円
Y子は今2度目のヴェトナム旅行中だ。一昨年私が初めて行って「ヴェトナム最高！」と騒いだら、彼女
はその年の12月にひょいと行ってしまった。そして「毎年行きたい！」と言っていた私をさし置いて2度
目も行ってしまったのだよ。ヒドイじゃないか。仕方ないので、私は赤坂でフォーを啜っておるのだよね。
夜－１ 荒木町 「ます味」 お任せコース（前菜：自家製カラスミ・小鯛の笹漬け・牛肉の五三茸巻・
鮭・
巻き
ーと
今日は次兄のお祝いを「ます味」で行う。私が作った地図を送っても、長兄は「きっと迷うから四谷消防
署の前で待ち合わせしよう」と甘ったれたことを言う。確かに「ます味」はわかりずらい場所にあるが、も
ういい年しているんだから自分で探してよ。ここの前菜、何げなく食べてしまうが、たくさんの食材でいろ
んな味をひとつの器に盛り込んでいて素晴らしい。穴子の白焼きもふっくらして最高。○○尽くしは、た
いてい後半から飽きてしまうものだが、この店は穴子で勝負しながら飽きさせない。たいしたものだ。最
後は夢子用に特別な雑炊。蕪の雑炊で、そこに穴子の蒲焼をたっぷり載せて。うーん、旨いぞーー！
夜―２ 夢子ワイン談話室
我が家で二次会となり、兄2人は古い赤ワインを1本空けた。私は黒酢ね。ナヌ？これからカラオケ？
夜―３ 舟町「カラオケ アゼリア」 ジントニック
という訳で兄妹3人でカラオケ。私シャー風邪引いて声出ませんって。結局、長兄泊まっていくことに。
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1月 １４日（金） 晴れ
昼 一番町 「手打ち蕎麦 吉田」 野菜天蕎麦（温） 1470円 大盛り＋210円
3時に寝たのに、早く出社する長兄を起こすために6時に起きた。7時15分には会社に着きたい？こ
の人、証券関係に就職したから昔から早朝出社型。それなら自分で起きろって。仕事納めの昼、長蛇
の行列で入れなかった「吉田」で野菜天蕎麦。カレー塩につけて食べる揚げたての玉葱天は最高だ。
夜―１ 横浜・ホテルニューグランド「熊魚庵 たん熊北店」 すっぽんコース（食前酒：ラ・フランス
酒、
の丸
ポン
宿泊割引10％して＠1万6736円
退社後、横浜山下公園に向かう。渋谷から東急線・みなとみらい線に乗ればいい、ということはわかっ
ているが、東京駅から東海道線に乗り、横浜からタクシー。この怠け者ぉ！クラッシックホテルが好きで
横浜のホテルニューグランドには以前から泊まりたいと思っていた。だから１３年前出来たタワー棟で
なく本館客室を予約したのだが、部屋に入ってがっかり。昨年の夏大改装したということで、キレイにな
っちゃってたのよ。浴室のタイルと排水の悪さだけが、クラッシックならではのヨスガを留める。さて、今
晩は何を食べよう。フレンチ、イタリアン、和食の中から選ぶのね。和食にしようと思った途端、「熊魚庵
たん熊北店」であることに気付く。軽井沢万平ホテルも同店が入っており、今年の正月の朝ご飯も食べ
て来たばかりだ。縁があるのか。すっぽんがオススメというのでカウンターでそのコースを頂く。すっぽ
ん丸鍋、すっぽん雑炊がいい味を出している。ゼラチンたっぷりでまたキレイになっちゃうなぁ。けけっ。
夜－２ 横浜・ホテルニューグランド「メインバー シーガーディアン Ⅱ」 タンカレートニック
1144円
もうたっぷり飲んでいるのにバーに行ってしまうのは習慣でしょうか。でも1杯で止めたからいいよね？
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1月 １５日（土） 雪になりそこなった冷たい雨
朝 横浜・ホテルニューグランド 「ル・ノルマンディ」 ハッシュドポテト、グリーンサラダ、トースト
黒す
1泊するホテルで朝食に和食以外を食べるのは稀である。初めて泊まるホテルだから、いろんなレスト
ランをチェックしたくなったのだ。セットもの、ビュッフェものではなく、アラカルトで選ぼう。選択したもの
は良かったと思いつつ、食後一回りしてジロジロ見たビュッフェの料理が旨そうで、ちょっとだけ後悔。
昼 横浜・ホテルニューグランド 2階フェニックスルーム 結婚披露宴のコース（エスカルゴ・パセ
リバ
ル
風
お昼12時半から、このホテルの2階で結婚披露宴がある。朝食後は、目の前の氷川丸や海辺の散歩
することを楽しみにしていたのだが、朝から冷たい雨が降っていて諦める。雪になるかもと予報が出る
程の冷たい雨だ。こんな日の披露宴でスピーチする人は「雨降って地固まると古来申しまして・・・」な
ん
優雅なフロアーが保存されており、ホテルが出来た1927年（昭和2年）に戻ったようだ。今日ここで披
露宴を開くのは、カタカナ会社時代の部下だったM弓君と真理子さん。新郎は３８歳である。招かれた
人々とも久し振りだから昔話に花が咲く。宴のスタートに、ホテルのシェフから料理の説明があった。3
番目の料理シュリンプドリアは、初代料理長と全く同じ作り方で伝統を守っているのだそうよ。たっぷり
のバターが使われていた。今週ドリアは2回目。今日は無酒日と決めて、シャンパンには口をつけただ
けでビールもウィスキーも白ワインも赤ワインも断ってウーロン茶。牛フィレ肉のポワレも半分食べたと
ころで残す。ずっと前からこうしていれば、ダイエットなんて苦しみは無縁だったのになぁ。お幸せにね。
夜 家食 「崎陽軒」のシュウマイ弁当、もずく酢、玉葱と麩の味噌汁
帰りは湘南新宿ラインというのに乗って帰って来た。確かに早いが横浜から宇都宮行きという電車に乗
るんだね。横浜と言えば「崎陽軒」。それほど美味しいことも無いのだけれど、刷込みって言うのかつい
崎陽軒のシュウマイになってしまう。温かい味噌汁も作ってカンタンな夕食である。あぁ疲れた。無酒日
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1月 １６日（日） 風雨強し
朝 家食 「丸美屋」のこく旨坦々スープビーフン、「ユーハイム」のバームクーヘン、シークアーサー
木の年輪のケーキじゃ
昨日に続いて今日も冷たい雨。その上風も強い。飯田橋の靴屋と新宿に行く予定だったが、この天候
では止めた方が良さそうだ。結婚のお祝いのお菓子と言えばバームクーヘンだった。2人で年輪を重
ねて行きます、っていうお目出度いお菓子なのだろう。以前は一年で結婚披露宴に20回も３０回も行っ
ていたから、我が家にはいつものようにバームクーヘンがあった。飽き飽きしたものだが、久々に食べ
てみると、結構美味しい。週末天気が崩れるとガッカリだが、家でノンビリするのもたまにはいいかな。
昼 無し！！
おやつのような朝食だったのに、昼まで抜いた。どうしたことかお腹が空かないのだ。貴重なチャンス。
夜 四谷3丁目 「かつ新」 ヒレカツ定食（ヒレカツ、ご飯、豚汁、漬物） 1200円、野菜サラダ 450円
昨日の朝から降り続いていた雨も夜ようやく上がった。千葉の銚子では2日間で２００ミリの雨が降った
とか。夕食作りも面倒になって外に出てみると、強風で吹き飛ばされた街路樹の葉が地面に散らばり、
置き去りの自転車も倒れていた。近所には意外とトンカツ屋が多い。「あらい」には何度も行ったが今日
は休みだろう。新宿通りに面した「かつ新」に行く。ヒレカツはちょっと小さいかとは思ったが、食欲ない
ならこんなんでいいんだよね。自家製のトマトソースが濃くてなかなか。明日は晴れるらしいよ。無酒日
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【今週の振り返り】
土曜日の朝食に、ホテルニューグランドでハッシュドポテトを食べた。ちょっとイメージは違ったが、じゃ
が芋をたらくふ食べることが出来て嬉しかった。仕事関連でアメリカのフロリダ州に行ったことがある。
ホテルのレストランも軒並み不味ければ、街のレストランの味もひどかった。3泊もしたから、この不味
さには閉口したのだが、唯一ブレックファーストのヴュッフェに出るハッシュドポテトだけは美味しかった。
朝たっぷりとハッシュドポテトを食べ、昼、夜の不味さを補って過ごした。
たまにこの欄で野菜についてゴタクを並べることがあるが、野菜・根菜類で一番好きなのはじゃが芋な
のだ。好きを超えて「愛している」と言っていいほど。サビシーなぁ、愛するのはじゃが芋かって？そんな
じゃが芋偏愛主義者だから、カレーの判定も芋ありか無しかで大きく評価は左右される。カレーとして
の味は低くてもじゃが芋たっぷり入っていれば「中」評価となるし、旨いカレーでも芋無しだと評価を下
げる。店の言い分もあるだろうが、私シャー、じゃが芋偏愛者なんだから仕方あるまい？
じゃが芋が無かったら、困る業界関係者はいっぱいある。揚げ物屋や肉屋さんでポテトコロッケを作れ
なかったら、困るよね。クリームコロッケもあるけど、あれは女子供（どういうつもりでこう書くのか！）の
食べ物だろ？やっぱりコロッケはポテトに限るって人は大勢いる。ポテトサラダが無いとお惣菜屋さん
は困る。ポテサラは子供にもお年寄りにも愛され続けている。おふくろの味を看板にする小料理屋だっ
てお手上げだ。肉じゃがを出さなければ、暴動を起こすおじさん達が大勢いるから。スペイン料理も困
る。スパニッシュオムレツからじゃが芋を取ったら、普通のオムレツになっちゃうもんオレ！フレンチも困
る。夏のビシソワーズスープはどないなるねんケセラセラ。そうそう、ハンバーグ屋もお手上げだ。フレ
ンチポテトが無かったら、売上げは一気に落ちてしマック。ここで思い出した。菓子ギョーカイにも大きな
打撃になるわなぁ。ポテトチップはそれなりに大きな市場を持っているからさ。じゃが芋のお陰で食って
いる人がこんなにいることがわかってしまうのだ。偉大だ。
じゃが芋を偏愛している私だが、フレンチフライポテトとポテトチップはあまり好きではない。じゃが芋は
自分の主張を巧みに隠して誰にでもすっと合わせる特技で世間を渡って来たが、あの２つは、油業界
に歩調を合わせ過ぎて芋族としての矜持を忘れてしまった。油まみれになっているうちに油族と同化し
てしまった。このことについて、じゃが芋界の長老会議では「フレンチフライポテトとポテトチップの2名
は、稼ぎ頭になったことについては族として大いに認めるものの、我がじゃが芋族としての誇りを安易
に捨て去ったことは看過し難く、族同士の交流を今後禁ずる」と裁定されたと聞く。どこでよ？
味噌汁に入ったじゃが芋、ぜんまいや切干し大根の煮物に入れたほくほくのじゃが芋、喉につまりそう
なバターたっぷりのベークドポテト、カドが崩れかかったシチューの中のじゃが芋・・・・・。あぁ、愛するじ
ゃが芋がある限り、オトコは要らない。
ニャン？オトコより芋ぉ？？