パクパク日記4月2週

          隠居しての海外旅行第一弾はチューリップ花咲くベネルクス

         

4月 11日(月) 雨 朝方強い地震

朝 家食 「ハイチ」のドライカレーをのせた胡桃パントースト、「浅野屋」の軽井沢レザン、魚河岸揚げ

と白滝・玉ねぎの炊き合わせ、「丸美屋」の四川坦々春雨スープ

  

2時近くに寝たのに朝6時半に目覚めてしまって、これでは寝不足になっちゃうぞ、と二度寝した。暫くし

たらグラグラっと来た。7時22分。何せ23階だからゆらーゆらーといつまでも揺れている。茨城と千葉

で5強の地震だったそうな。関東直下型の大地震って来るのでしょうかねぇ。地震は怖いであります。

昼 家食 あっさりきしめん、メキシコマンゴー

  

日に2度のパートをやっていると思われないよう行動パターンを変えてみっか。パートが無くても(?)あ

ちらこちらに電話したり予約したりで結構忙しいね。昼はカンタンきしめん。でも、これが好きですねん。

午後のおやつ 世田谷松原・おとぼけMM氏邸にて 下北沢のサバラン、緑茶

  

雨の中を地下鉄、京王線を乗り継いでおとぼけMM氏邸を訪れる。昨年秋に竣工したピッカピカの新

居である。以前同じマンションに住んでいたこともあり夫人の美津子さんとも旧知の仲。白を基調とした

すっきりしたインテリアだった。彼女が描いた絵が新居を飾っており、才能のある人はいいな、と羨む。

夜―1 銀座 「おさき」 お任せコース(ノレソレのポン酢、揚げ空豆、湯葉豆腐の湯葉餡かけ、カツオ

の刺し身、竹の子の土佐煮、鰆の塩焼き、稚鮎とタラの芽の天麩羅、ウルイとサザエの酢の物、

東丼(マグロの漬け丼)、味噌汁、漬物、苺) 8000円、ビール、冷酒 「白鶴」生酒 @1万1千円

  

  

  

夜になって益々雨足は強くなる。歌舞伎座裏の粋な小料理屋の「おさき」へ。この店の2階の座敷は、

窓を開けると歌舞伎座の音が聞こえて来る。今日は雨の音で残念ながら聞こえなかった。誠士郎先輩

Sイチローで乾杯。歌舞伎の話、大リーグの話、将棋の話、マスターズゴルフの話、天才の話といつ

までも話題はつきないのだが、現在の企業乗っ取り話になると急に話題が萎む。金より才能が眩しい。

夜―2 銀座 「Endo ジントニック @1600

話尽きずに近所の店へ。どーも、この3人には照明が明る過ぎて居住まいを正すような気分であるぞ。

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4月 12日(火) 一日中冷たい雨

朝 家食 「浅野屋」のオニオンブレッド、ミニきしめん、葡萄のゼリー

  

雨は降ってはいないものの「すぐ降ってやるかんな」と空が言っているような天気だ。完全に花散らしの

雨になった。香港在住のK岩チカちゃんからカードが届く。さすがイギリス統治が長かったせいか、ハッ

ピーリタイアメント用の笑ってしまうカードがあるのね。カードに書かれていたスケジュールがいたく気に

入った。「浅野屋」のオニオンブレッド。この店に限らず他のパン屋さんでもオニオンブレッドは作られて

いる。中身はハム、チーズと玉ねぎを織り込んだパン。主役はどー考えても玉ねぎではなくチーズかハ

ムだと思うのだが、なぜオニオンブレッドなのかしらね。玉ねぎ好きとしては嬉しいがハテ?と考える。

昼 銀座INz 「大勝軒」 味噌ラーメン 680円+もやし120円+わかめ120円=920

  

Y村君が今銀座で写真展をやっているというので、雨の中銀座に行った。テーマは「プジョーへの偏愛」。

挨拶文にあったが、オーナーでしかわからない愛情なのだそうで、美しい写真の前で「ふーん」と言うし

かない。イマドキ珍しい免許無し人間だし。西銀座で遅い昼食。昼ドキ行列の「大勝軒」でラーメンを食

べた。あの有名な「大勝軒」とは全く違う店らしい。食べてみてあの長い行列を不思議に思う味だった。

夜 早稲田・リーガロイヤルホテル東京「セラーバー」 トマトとモッツァレラチーズのサラダ 1200円、

牛肉の網焼きサラダ仕立て バルサミコソース 1800円、枝つき干し葡萄と干し無花果、ギネスビ

ール、デュベル、ジントニック 3杯、パッションフルーツカクテル、マルガリータ @9900

  

雨の中、銀座をあちこちして、半年ぶりにヘルスクラブへ。「今年初めてでしたっけ?あけましておめで

とうございます」なんて挨拶をしてね。イヤー久々の運動は疲れるわ。お風呂に入ってから思わず浪越

式指圧をして貰っちゃったくらい。ヒヨワだね。3時間の禁煙の後、走るように「セラーバー」へ。スパーッ、

スパーッ。あぁ、ハイライトは旨いなぁ。最近は時々しか訪れないが、このバーは一番心が落ち着くな。

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4月 13日(水) 雨のち曇り

昼 四谷 「よつや 亀福」 1日20食限定ランチ 1500

朝代々木で整体治療。治療中聞いたことのある賑やかな母子の声。RM香とカズマ君だ。1ヶ月前

に比べて背中の緊張感が随分取れて来たとお褒めに預かる。よしよし、この調子だ。四谷に取って返

して皮膚科の治療院を探してマゴマゴ。電話すると「皮膚科は木曜日午後のみの診療です」と言われ

てガッカリした。読者のオコさんが以前推薦してくれた「亀福」を探す。おお、あったぞ。1日20食限定の

ランチが絶品と聞いた。何と美しいお弁当であることよ。撮影許可を取ってカメラを向けたら・・・あら、メ

モリーが入っていない・・・。こんなに美しくて、美味しいランチを撮りそこねるのかぁ。ぐ、ぐ、ぐやじー!

近々また来てリベンジ(何のリベンジよ)果たすぞー。料理ひとつ一つが芸コマで本当に美味しかった。

夜−1 四谷「よつや 亀福」 8千円の懐石お任せコース さよりのこのわた焼き、桜鯛の潮汁、平目

の造り紅芯大根添え、のれそれ、マナ鰹の木の芽焼き、甘鯛の蓮蒸し、竹の子と近江牛のステー

キ、紅ズワイ蟹の雑炊、香の物、西瓜)、生ビール、冷酒 「土佐鶴」辛口 4合瓶 @1万1千円

  

  

  

  

近々来るぞ、と誓ったのでその夜来ましたよん。実はメモリーが無いということに気がついてすぐ夜の

予約をしたのだった。何て執念深い女なんだべか。6時から婚約ウキウキKさんと打ち合わせの後、

「亀福」を訪ねる。同じカウンターだが、昼とはまた違った雰囲気だ。ランチでもタダモノではない手の混

みようだったので夜は更に期待が膨らむ。結論。ぜーーんぶ美味しかった。寡黙のご主人ではあるな。

夜−2 四谷三丁目 「カラオケ アゼリア」 ジントニック

食事中、婚約ウキウキKさんの得意ナンバーを聞いたら「ガッチャマン」だと言う。そんな歌だけじゃあ

得意先のジーさんバーさんを唸らせられないぜ、とカラオケに行く。美空ひばりがいいよ、と「川の流れ

のように」を注文。Kさん、まだまだ修行が必要だね。私は3曲歌ってオシマイ。え?結婚式でこれを?

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4月 14日(木) 晴れ

朝 家食 チキンラーメン卵入り、「メリッサ」のセサミブレッドととろけるチーズ

  

4日ぶりの晴天。花散らしの雨だったなぁ。おっと、明日から旅行だ。旅支度も急ピッチで済ませねば。

そうそう、大きな荷物は今日の午後取りに来るのだった。朝ご飯はちゃちゃっと済ませて、よしやるぞ。

昼 四谷4丁目 「あらい」 海老ヒレ定食(海老フライ1、ヒレカツ2、小鉢、ご飯、豚汁、漬物) 950

    豪華絢爛揚げ物の数々

予定では2時から東京プリンスホテルで行われる某新聞社デザイン部門の受賞式に行くつもりであっ

た。昔馴染みの仲間であるO氏がデザイン賞を受賞したのは実に嬉しいことではあった。ところが海外

旅の前日とはいろいろあるもので、出席が叶わない。ごめんね。出来る秘書のようなつもりで素早く用

事を済ませる。腹へったー。「あらい」の揚げ物はサクサクで旨い。土日の昼やっていないのがつらい。

午後のお茶 四谷三丁目「サモワール」 コーヒー 450

突然引き摺り込まれた連句の番が来たと宗匠から連絡。だからイヤだと言ったでしょ。でも指名された

ら断るわけにもいかず出発前に投句しようか。コーヒー飲みながらウンウン唸って。5、7、5指折数え。

夜 荒木町 「おく谷」 空豆、さんまの肝焼き、新玉ねぎのつくね焼き、カレー大根、揚げ砂肝、日

      向鶏 焼き、焼そば、生ビール、「〆張鶴」 O橋さんにご馳走になった

こんなことは初めてだが、出発前日に大きな荷物を送りだした。やれば出来るじゃん。あとは小物の荷

物、ゴミ出し、郵送物の整理・・・・シコシコやっているところに電話。あー!O橋さーん。やっとお話でき

ますねー。何?飲もうかぁ?じゃ、早めにお開きにしてね、というワケで「おく谷」へ。話し尽きないのだ。

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4月 15日(金) 晴れ アムステルダムは曇り

朝のような昼のような 成田 何とか屋台風 坦々麺 1029

    なんでこれが1029円?!

成田にはKMの乗合タクシーを利用して行くことが多い。居住区で料金が違うが数千円で迎えに来て

貰えるって便利。今回も予約すると午前9時に迎えに来てくれると言う。乗り込んで「私が一番ですか?

他も回るの?」と聞くと、「乗合タクシーではありませんし、このまま成田に直行すますが・・・」。ゲゲゲ、

私間違えてタクシーを予約しちまったらしい。今さら降りるのもメンドーだしイイヤ。でも、2万円もかける

なら、タバコの吸えるタクシーにしたかったよー。成田で軽く食事。バイトっぽい女性が、チャチャチャっ

と作った坦々麺が1029円もする。味は推してシルベスタローン。通過客だからと見くびっているよな。

昼 JAL・ビジネスクラスの機内食 洋食コース:アミューズ、川スズキのグリルなど、デザート:グ

      レープフルーツムース、フルーツ、コーヒー、ワイン「ラブレ・ロワ・シャブリ 2003」、「シャトー・シ

      ポー・シャトサンテステーフ」など

  

  

ゲートの上でこれからの長い禁煙時間に備えてタバコ吸い溜め。あぁ、きもぢわりー、っていう位吸うと

大丈夫なのだ。機内食に旨いものなし、といつも言っているが、最近はちょっとだけカイゼンされていた

かな。高いお金を払っているのだからということもないが、ガブガブとワインを飲んでしまいましたです。

おやつ JAL・ビジネスクラスの機内食 サンドイッチ、うどんですかい、コーヒー

    これ好き

約12時間かけてアムステルダムに着くと未だ夕方。すぐ寝なくちゃならん。だから機内では寝ないのだ

よ。ひたすら本を読む。そうすると腹が空く。周囲は寝ているが、私は「うどんですかい」を啜っている。

夜 JAL・ビジネスクラスの機内食 和食コース:牛カツ煮豆ご飯添え、小松菜とえびのお浸しなど、

      ワイン たくさん

  

今日4回目の食事になるなぁ。昼は洋食だったから今度は和食ね。やがて、オランダの空の窓口、スキ

ポール空港に到着。薄ら寒い空だ。ホテルでチェックイン。風呂に入って8時にベッドに入ったがなかな

か寝むれない。8時といえば、日本時間では午前3時なんだけどね。本の続きを読んで10時就寝す。

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4月 16日(土) アムステルダムは雨

朝 アムステルダム・ビクトリアホテル 朝食ヴュッフェ:オレンジジュース、焼きたてパン、チーズ2種、

茹で卵、クロケット、ソーセージ、野菜、フルーツ、2種のヨーグルト、コーヒー

  

よく寝たなぁ、と目を覚ますと午前1時だった。こんな時間に起きてもねぇ。ウトウトして4時起床。これか

ら3泊するので荷物の整理など。レストランは7時オープンだが、6時45分には前で座って待つ。もうお

腹ペコペコよ。焼きたての大きなパンがドーンと何種類か置いてあって、自分で好みの厚さに切るんだ

よ。オランダはエダムやゴーダなどの産地もあるからチーズも種類が多い。ヨーグルトがトロリとしてと

ても旨いぞ。パンとチーズとヨーグルトが旨ければ、明日、明後日の朝食も楽しみだ。あぁ、おいちー。

昼 アムステルダム 「De N@ssen」 エルテンスープ(豆のスープ)、チキンソテー ポテト・イン

      ゲン豆・コルスロー添え、パン、フルーツカクテル

  

  

アムステルダム実質1日目は朝から雨だ。オランダはいつもこんな天気なのだと言う。天気マークは雨、

曇り、晴れが全部出ているので土地の人は予報を見ないらしいよ。降っても傘を持たない人が多いし。

国立博物館でレンブラントの「夜警」やフェルメールの「牛乳を注ぐ女」などを観る。フェルメール好きは

多いがレンブラントも好き。その後アンネ・フランク・ハウスに回ったのだが長蛇の列。40分も寒い雨の

中を待ったのだ。少女時代5、6回は繰り返し読んだ「アンネの日記」だったものな。昼メシにありついた

のは2時近くになっていた。エルデンスープはオランダの名物料理の1つだが、グリーンピースや野菜、

ソーセージなどが入ったこってりしたスープ。これ好き。レストランの前に立っているシェフの姿が「私の

ようになりたかったらいらっしゃい」と言っているような気がした。旅の終わりにはなっているかも・・・・。

夜 アムステルダム・ビクトリアホテル「ガーデンレストラン シーズンズ」 シモークサーモンとア

     ボガドの前菜、仔牛のステーキ 野菜添え、パン、クリームブリュレ、バニラアイス、ビール(ハイネ

     ケン)、白ワイン

  

昼食後ベヘインホフ、シンゲルの花市をぶらぶらしてヴァン・ゴッホ美術館へ。いつも美術館などめった

に行かないのに、海外に出ると「ニワカ美術ファン」になるから不思議だ。それにしても眠い。ホテルで

カンタンな夕食を摂ってから、9時からナイトクルーズに出かけたのだが、運河上からライトアップされ

た街にカメラを向けても、そのままウトウトしちゃう。10人で行ったのだが、ほとんどの人が寝ていた。

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4月 17日(日) アムステルダム周辺は全部晴れ!!!

朝 アムステルダム・ビクトリアホテル 朝食ヴュッフェ:オレンジジュース、焼きたてパン、チーズ3種、

茹で卵、クロケット、ソーセージ、野菜、フルーツ、ヨーグルト、コーヒー

  

今日だけは晴れてくれー!!と強く願っていた。デジタル一眼レフのペンタ君を買った理由もキューケ

ンホフ公園で花々を激写しようと思ったから。そんな時背景は真っ青な空でなくてはならないのだ。4時

に起きておそるおそるカーテンを開けると真っ暗だが、雨は落ちていない。ほっ。温かくて美味しいパン

やチーズをワシワシと食べ終わる頃には朝陽が射して来て「バンザーイ!」。さぁさぁ、出かけましょう。

昼 デン・ハーグ 「Floow」 チーズのクロケット、白身魚(ガンバ)のムニエル、チェリーパイ

  

  

キューケンホフ公園は、世界一の球根草花公園なのだよ。で、3月中旬から2ヶ月間しか公開されてい

ない。見せるためというより、チューリップや水仙の栽培を目的としているから、咲いて暫くすると球根を

取るために花を切ってしまうのだね。だから、盛りの花を見られるのも短い期間らしい。しかも抜けるよ

うな青空なんで、今シーズンベストの日に私は公園を訪れたということなのだ。超ラッキーである。公園

が近くなるにつれ、景色は花花花。真黄色、真赤、真ピンク色の畑だ。公園の中でも汗びっしょりで花を

激写した。あぁ、楽しい!!!花の次は、女王様が住まわれるデン・ハーグへ。昼食を摂ったレストラン

「Floow」は、内装が真っ赤で料理の写真も真っ赤になってしまってトホホである。次はフェルメールだ。

夜 アムステルダム 「五匹の蝿」 アミューズ、テリーヌ、鱈のソティ、パン、アイスクリーム、ビール

     (アムステル)、白ワイン、ジュネバ 53ユーロ

  

  

食後「マウリッツハイス美術館」で、フェルメールの「真珠の少女(あるいは青いターバンの少女)」や「デ

ルフトの眺望」、レンブラントの「ニコラース・テュルプ博士の解剖学講義」などを観る。世界で人気を集

める名作が、こじんまりしたマウリッツハイス(王立絵画陳列室)にポコッと飾ってあるがの意外である。

さて、今晩の夕飯はどうするか。Kさん夫妻がガイドブックで見つけた「五匹の蝿」という、名前は不味

そうだが面白そうな店に行こうということでトラムに乗って出かける。17世紀の5軒の建物をひとつにし

た古い古いレストランで、座ると建物が傾いているのがわかる。店名は、最初の住人がヤン・ヤンスゾ

ーン・ファイフ・フリーフェン【五匹の蝿家のヤンの息子のヤン】に由来しているんだってさ。ルーズヴェ

ルト、ウォルト・デズニー、ジョン・ウェイン、ゲーリー・クーパー、エルビス・プレスリーなど各界著名人が

続々と訪れていて、それぞれの椅子には誰が座ったと書いてある。私の席は2人の名前が書いてあっ

たが、どんな人かわからなかった。料理はオランダのヌーベルキュイジーヌをテーマにしているだけあ

って、素朴なオランダ料理の中ではお洒落な盛り付けだ。ジンの元祖のようなジュネバも飲んでみた。

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【今週の振り返り】

金曜日から旅に出かけた。遊ぶ目的の海外旅行は、実に1年半ぶりである。11日間とあって、必要そ

うなものをチョコチョコと買って来た。長時間禁煙に耐えるためのパイポ、ティッシュ、目薬、鎮痛剤、バ

ンドエイド、小分けされた粉石鹸、洗濯挟み・・・・・。大きなトランクを引っ張り出して開けてみたら、そん

なものは全部入っていたのだ。ムムム。同じ人間だから、前回も同じことを考えて持って行ったのだね。

問題はトランクに入っていることを忘れちまう程、海外旅行の間隔をあけてはアカンと言うことだわね。

なんて、問題をすり替えちゃって。えへへ。

今回の目的地はオランダとベルギー。前回ヨーロッパに行ったのはいつだっただろうか。ここ数年行っ

た先はハワイ、モロッコ、バリ、香港、ベトナム、中国・・・・・おお!6年前のイタリアだ。シチリアのパレ

ルモに8泊、ミラノ1泊して以来だ。貨幣がユーロになって初めてになる。ユーロになるということは、両

替が成田でできるということだ。しかもオランダもベルギーも同じユーロだから便利である。しかし、ユー

ロはドルより高い。1ユーロ=141円?初めて海外に行ったウン十年前は、1ドル=360円だったことを

考えればマシではあるが、1ドル=79円なんて時代だってあったもんね。クラッシュアイスがたくさん入

ったコカ・コーラを1ドル=360円で買うのに5分迷ったことを思い出す。当時は100円でお昼を食べら

れる時代だったから。

それにしても、欧州連合には25カ国も加盟しているから、貨幣価値もテンデンバラバラだっただろう。

それを単一通貨ユーロという単位に切り替えるのはタイヘンな作業だったに違いない。今回訪れた2

国でも、ユーロ切り替えでインフレが起こり人々の生活は苦しくなっているという。例えばエアメールは

0.81ユーロだが、小銭のやり取りが面倒だと、物価は往々にして切り上げられることになる。しかし給

与はセーブされ、物価だけはどんどん高くなる。トイレは有料のところが多いのだが、20セントから50

セントを入り口で支払う。50セントって70円だぜ?おしっこするのに70円も払うなんて暴利じゃん。ま、

私らは旅行者で通り過ぎてしまうだけだが、住んでいる人はタマラナイね。国立公園にある高級住宅地

でも「売り家」の看板が目立っていた。

ベルギーは美食の国として有名だが、はて、オランダ料理って何だっけ?エダムとゴーダチーズは知っ

ているけどさ。3日間食べた感想は、素朴で美味しい素材を健康的に食べる国、という感じかな。朝ご

飯に出るパンの種類の多さ。どれも焼きたてでとても旨い。茹でた卵も美味しいし、チーズもいっぱい。

それにヨーグルトがクリーミーで丼いっぱい食べたい程だ。オランダの名物料理といえば、煮込み、ニ

シンの塩漬けハーリング、薄いパンケーキのようなパネクック、自動販売機でも売っているクロケット(コ

ロッケ)、豆のエルテンスープ。どれも、美食の雰囲気は無いわな。でも、家庭的でカラダに良い料理の

ようだ。その証拠にオランダ人の大きいことと言ったら無い。男性の平均身長が180センチらしいよ。さ

て、旅は始まったばかり。これから1週間、食べるぞー!飲むぞー!撮るぞー!

      43週分もなるべく早く作成する予定ですので、もう少しお待ちくだされ。

             もっと太ったって知らないからニャア

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