パクパク日記5年4月3週

         旅はオランダから、ビールの国ベルギーに進んで行くのだった

       

4月 18日(月) 曇り 午後から晴れ

朝 アムステルダム・ヴィクトリアホテル 朝食ヴュッフェ

5時起床。初日の早起きがクセになって一番鶏より早く起きる。3泊したアムステルダムを後にして今

日からオランダをグルリと回るのだ。平日レストランは6時半オープンのハズがなかなか開かない。6

時40分位になると客が暴動を起こしそうになったので(ウソです!)止む無く開けるもスタッフは「ソー

リー、ソーリー」と謝っているぞ。焼きたての大きなパン、ソーセージ、ベーコン、スクランブルエッグ、ゆ

で卵、クロケットなど、いわゆる料理らしいものがナーニモ無いのだ。ハム、チーズ、果物、ヨーグルトで

いいや。元々コンチネンタルブレックファーストって、固いパンとコーヒーだけ、なんて簡素なものだった。

初めて1人でヨーロッパをぐるぐる回った時、その簡素さに涙ぐんだものだ。アッハハ。昨日、あれだけ

お天気の良い日曜だったから料理人は遊び過ぎて寝坊しちゃったんでしょうね、なんて噂をし合った。

昼 フォーレンダム「SPAANDER」 小さなミートボール入りコンソメスープ、豚のグリル、アイスクリ

     

  

  

アムステルダムから北を目指す。雨こそ落ちて来てはいないが、どんよりした曇りだ。風車の町「ザーン

セ・スカンス」で風車の写真を撮るも曇り空で残念。続いてマルケンへ。島だったが、数年前に連絡道

路で繋がった漁村だ。緑色と白い窓枠の家が美しい。次の目的地フォーレンダムに到着する頃にはお

天気になった。爆発娘ヤスコさんの命令で、全員民族衣装に着替えて記念写真。それぞれ小道具を持

たされワハハハの写真が出来あがった。これでもか!と供された豚肉は半分残し、食後は散歩。4

の猫に会って撮らせて貰う。名物のニシンの塩漬けハーリングの屋台があったが、食べる気にならず。

午後のお茶 ベータースワーグ・LAUSWOLT(ホテルロウズボルト)ラウンジ ハチミツをかけた

      甘い パンとコーヒー

  

途中30キロに及ぶ大堤防を渡る。どこまで行っても真っ直ぐな堤防を走りながら、水と闘う国を実感。

旅行中一番のホテルというのに地名が地図に出ていない。行ってわかった。ホテルのあるベータース

ワーグは村だった。しかも商店が十数軒並んでいるだけの小さな村。村の外れにひっそりとあるホテル

ロウズボルトが素晴らしかった。元貴族の館をホテルに改造したと聞くが、1泊なんてモッタイナイぞ。

夜 ベータースワーグ・LAUSWOLT(ホテルロウズボルト)レストラン サンドイッチにされたサー

     モン のマリネ、マッシュポテトとチコリを添えた白身魚のソテー、ナッツ入りの温かいケーキとバニラ

     イスクリーム、ビール(Band)、白ワイン、赤ワイン

18ホールのゴルフ場も併設するホテルの敷地は広い。散歩したり、村に出かけたり皆好きに過ごす。

私はプールに行きましたですよ。これまでと、これからの食事に対しての心ばかりの罪滅ぼし。ディナー

は午後7時から。全員ちょっとだけ上品になって、ガハハハはオホホホとなる。美味しく楽しい晩餐。

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4月 19日(火) 曇り午後から雨  新ローマ法王が決まったとニュース流れる

朝 ベータースワーグ・LAUSWOLT(ホテルロウズボルト) 朝食ブッフェ

    優雅な朝食 ワッフルが旨い

優雅なホテルの朝食も優雅である。いつもならガッツクのに、今朝は上品に食べる。このホテルは世界

のスモール・ラグジュアリーホテルの1つと聞く。エステもあるし、ここに3泊くらいしたいなぁ、と皆思う。

昼 ヒートホ−ルン「ホーランドベネチア」 魚のスープ、ビーフシチュウ 副菜いろいろ、アップルパイ、

コーヒー

  

  

オランダのベニスと呼ばれるヒートホールンに行く。山羊の角という意味だ。屋根の無い美術館とかお

とぎの国なんて呼ばれる美しい運河の町である。ボロイ屋形船のような舟に乗って1時間運河を巡る。

天気が良かったら、もっと美しかっただろうに。今日のランチはビーフシシュー。ドカンと大鍋が置かれ

て好きなだけ食べて、というスタイル。副菜も6種類と豊富だ。チャツネのようなものも出たよ。旨いぞ。

夜−1 アペルドールン「カイザー・クローン」レストラン 魚を巻いたクリームソース、3ヶ月の子豚

      のロ ースト マスタードソース、温かいチェリーアーモンドケーキとシナモンアイスクリーム、ビール

      (Band)、白ワイン、赤ワイン

  

  

ドシャ降りの中、「ヘッド・ロー宮殿」に行く。前々女王が幼少時代まで過ごされた宮殿だ。サッパリした

外観に比して城内は豪華だが、どこのお城を見ても住みにくそうだなぁ、と思うのは私だけだろうか。宮

殿の隣にあるホテルで、準上品なディナーであったが、何せ前菜も主菜も塩辛くて食べられたものでは

ない。シェフの舌がどーか舌のかい?3ヶ月で命を断たれた子豚が気の毒。デザートとパンが好評だ。

夜―2 アペルドールン「カイザー・クローン」バー ジュネバ&ビール

  

旅行中親しくさせていただいているK藤ご夫妻が、何と本日結婚43周年を迎えられた由。それならば

と食後バーにお祝いに行く。オランダ歴30年の成澤さんにジュネバの飲み方を伺ったら、ストレートをグ

イっとやってビールを飲むのが正しいと。お祝いするつもりがK藤ご夫妻にご馳走になってしまう。ホテ

ル内に何体も置いてあるブロンズ像が気になる。テネカという85歳の女性作家で、ここアペルドールン

に住んでいると言う。子供をモデルにしたものが多い作品が1つ欲しい!翌朝、レプリカサイズを購入。

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4月 20日(水) 曇りのち晴れ

朝 アペルドールン「カイザー・クローン」レストラン 朝食ブッフェ

    朝食はマトモでした

どこのホテルも朝食のメニューは同じようなものだが、豆のトマト煮が珍しい。シャンパンまであったよ。

昼 オッテルロー「Rust fen We@ng トマトスープ、パネクック、フルーツカクテル

近くの「クレラーミューラー美術館」に行く。広大な国立公園の中にあり、ゴッホの「枯れたひまわり」や

「アルルの跳ね橋」などが展示されている。「星空のテラス」は日本に貸し出し中ということだった。美術

館を鑑賞した後は、私以外は無料の自転車に乗っていた。私はタバコを吸いながらお茶飲んでいた。

さて、今日のランチはオランダ名物のパネクック。うすーいパンケーキの種にベーコンとチーズをたっぷ

りのっけて焼いたもの。日本人は好きな人は少ないとは聞いていたが、あら、美味しいじゃないの。甘

いソースや砂糖をかけて味に変化をつけて食べるらしいよ。美味しいけど、大き過ぎて三分の1残す。 

夜 マーストリヒト郊外 「シャトーネアカン」 サラダと舌平目のムニエル、パン、ダッグのグリル、

      温か いチョコレートケーキとバニラアイスクリーム、コーヒー、ビール(Band)、白ワイン、赤ワイン

今晩は一番の楽しみ、ネアカン城での晩餐である。マーストリヒトはオランダ最南端の町だが、欧州連

合の条約締結が行われた場所として有名になった。マーストリヒト条約って聞いたことあるでしょ?その

会議の時、ディナーテーブルに選ばれたのは、このシャトー・ネアカンだとか。ミシュラン☆です。私以外

みなさんお洒落している。洞窟の中にあるカーブや美しい庭園を見せて貰った後、いよいよテーブルへ。

パンも旨い、ダッグも旨い、ソースも旨い、デザートの温かいチョコレートケーキはムッチャ旨い。満足。

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今日からベルギーへ

4月 21日(木) 晴れ

朝 マーストリヒト「ホテル エヌエイチマーストリヒト」 朝食ブッフェ

    オランダの朝ご飯よ、さようならー

今日でオランダ旅は終わり、ベルギーの部に移るのだよ。ぐるりと回って来たオランダも離れ難いが。

昼 アントワープ 「‘T STEEN シェルビルスープ、ビーフステーキ、ベリギーワッフル、ビール

Westmalle トラピスト)

  

  

欧州連合になったということは国境に入る手続きも不要。事実、高速道路を走っていて、いつベルギー

に入ったのか気がつかなかった。最初に訪れたのはアントワープ。どこかで聞いたことある?そうで

す!ネロとパトラッシュです。「フランダースの犬」で日本では有名になった聖母大聖堂がある町ですよ。

ただそう思うのは日本人だけで、普通の観光客はルーベンス目当てだと思うけどね。ベルギーに入っ

たからには、早速ベルギービールじゃ。トラピストビールのWestmalleゴクゴク。ワッフルむしゃむしゃ。

午後のお茶 マルクト広場のカフェ コーヒー

夕方のビール ブルージュ・ホテルの部屋で ビール(Jup@ler 5.2%)

夜 ブルージュ「‘T PUTJE モッツァレラチーズと生ハム、ムール貝、白身魚のグリル、フルーツカ

クテル、ビール(Brogse Tr@pel 8.2%×2、Duvel 8.5%)

  

  

ブルージュに着いた。この町に来るのも楽しみだった。ホテルで食事をするハズがアクシデントがあっ

て急遽レストラン変更。お詫びにとムール貝をテーブルごとに1鍋ずつ頂いた。ラッキー!他のテーブ

ルでは6人で1鍋というのに、私のテーブルは4人しかいないのだよ。超ラッキー!しかも、2人は貝が

苦手なんだってさ。ハイパーラッキー!!!生ハムや魚のソテーなんてどーでもよろしい。ムール貝に

集中だぁ。ブルージュに来たかった理由は、これを食べたかったのですよ。ムール貝も旨いが、最後に

鍋の底にたっぷり溜まったスープは絶品。ぜーんぶ1人で飲み尽くしてしまいましたー。あぁ、旨いよ。

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4月 22日(金) 晴れ

朝 ブルージュ「ホテル ポルティナリ」 朝食ブッフェ

    なんだかサビシー朝食

昨夜からいろいろあって、私達のグループはこのホテルにちょっとした反感を抱いている。だからと言う

訳でもないのだろうが、ベルギーに入った途端、パンが旨くない。オランダで毎日美味しいパンを食べ

て来たから寂しいな。ホテルの前には移動遊園地があって、昨夜は夜中まで大騒ぎだったと文句多し。

昼 ブルージュ・ブルグ広場 「Duc de Bourgogne」 海老のビスクスープ 18ユーロ、ホワイト

       アス パラ 24ユーロ、チョコレートケーキとバニラアイスクリーム 10ユーロ、ビール

       Strafe Hend@ r@k)、水 計65ユーロ

  

    目的のホワイトアスパラ食べた

朝から雲ひとつ無い晴天である。オランダと同じでベルギーでもこんな天気は滅多にないらしい。朝か

ら歩いてブルージュの街をあちこち。噂に違わず美しい街だ。運河めぐりもして、お腹が空いたところで

高級レストランの「Duc de Bourgogne」に行く。目当てはもちろん今が旬のホワイトアスパラガスで

がすよ。食べ方は色々だが茹でてバターソースで食べるのが一般的。この店はゆで卵を潰して香草と

和えたタルタルソース状のものと共に食べる。海老のビスクも美味しい。最後のデザートも旨かった。

午後のおやつ ブルージュ「Lauvent ワッフルシュガー、カプチーノ 6.5ユーロ

    これがブルージュで一番?

半日自由に過ごす。博物館に行ってから、午前中行った聖母教会で祈りを捧げる。というのはウソで疲

れたので素晴らしい教会音楽を聴きながら休憩していたのですよ。ガイドの方がこの店がブルージュで

一番美味しいワッフルと教えてくれたので食べてみると、ネチャッとしていて口に合わない。半分残す。

夜 ブルージュ・マルクト広場 「De Clerck」 パン、フリッツ、マッスル(ムール貝) 20ユーロ、

      ビー ル(Strafe Hend@r@kLeffブロンド) 計29ユーロ ホワイトアスパラを1本貰った

  

  

昨夜食べたムール貝をもう一度、ということで、マルクト広場近くのレストランへ。この数軒先のレストラ

ンにオードリー・ヘップバーンが映画「尼僧物語」のロケの時訪れたそうよ。今日は1人で1鍋食べるの

だ。土地ではムール貝のことを「マッスル」と言うらしい。食べては貝殻を器に投げてを繰り返す。あら、

随分あっさりした味で、昨日の店の味が濃厚の方が好きだったなぁ。スープはまるで潮汁を飲んでいる

ようで、ちょっと物足りない。オランダもベルギーもじゃが芋は食事に不可欠とばかりに必ず付いて来る。

フレンチフライはフランスが元祖だと思っていたら、ベルギー生まれとか。但し、ここではフリッツと言う。

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4月 23日(土) 晴れ 後曇り 後小雨

朝 ブルージュ「ホテル ポルティナリ」 朝食ブッフェ

    コッペンパンにチーズやハムを挟んで食べたらイケタ

昼 ブリュッセル 「ホテル レオポルト」 生ハム、ワーテルゾーイ(チキンのクリーム煮)、ババロア、

      コ ーヒー

  

ゲントの聖バーフ大聖堂で「神秘の小羊」を鑑賞した後、首都ブリュッセルへ。ベルギーの首都でもある

が欧州連合の中心でもある。町を歩いている人の半分は外国人という国際都市である。普通小1時間

かけるランチを25分で食べて「ラーケン王立温室庭園」に向う。突然全員が行きたいと思い出したのだ。

宮殿の庭園の一部を2週間だけ開放されるのだが、昨日から開園したのだよ。いやー、奇麗だった。

夜−1 ブリュッセル・食べ物通り 「AUX ARMES DE BRUXELLES」 魚とビスクのスー

        プ ク ルトン添え、小海老のクロケット、白身魚のソティ、温かいチョコレートムース、コーヒー、ビール

       ((Cr@stol 4.8%、PRIMUS×2)

  

  

  

いよいよ最後の晩餐となった。寂しいなぁ。みんな善い人ばかりだったし、名残り惜しいなぁ。最後だか

ら豪華にジャンとやりましょうってことで、レストランが小路にひしめく食べ物通りの老舗レストランでコ

ース料理を頂く。隣の部屋では、大男のスェーデン人の大グループが、時折「国境の南」の一部を合唱

している。食事の最中になんで何度も?スープ良し、クロケット良し、魚のソース良し、デザートも良し。

夜―2 ブリュッセル「ホテル ロイヤルウィンザー」バー マルガリータ

名残り惜しいので5人でホテルのバーへ。ベルギーに入ってからビール以外の酒を飲むのは初めてだ

80歳のお婆ちゃんの話をしてみんなで大笑い。11日間は長いと思っていたが、アッという間だった。

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4月 24日(日) 晴れ

朝 ブリュッセル「ホテル ロイヤルウィンザー」レストラン 朝食ブッフェ

    ベルギーでの朝食よ、さようならー

ホテルは6グループが泊まっていて朝食会場は大混雑。日本人の他のツァーの女性と相席にさせられ

た。高いことで有名なツァーで来ているというその女性は、失礼なことに「あなた方のツァー料金はいか

ほど?お安いんでしょ?」と聞きなさる。「ビジネスクラスで来たので○○万円です」と答えてやったよ。

午前中のお茶 ブリュッセル・グランプラス「La Chalov De Dor」 コーヒー ゴディバ付 3.2ユーロ

今日の出発は午後4時。それまでフリータイムなのだ。美しいグランプラスのカフェでコーヒーを飲みなが

ら、友人が著した『実践する!仏教』を読む。中世のギルドハウスを見ながら、永平寺では・・・・・。 

昼 ブリュッセル 「DANDOY」 ワッフルズウイズ アイスクリーム&フルーツ 4.85ユーロ、アイス

      テ ィー 2.1ユーロ

    ムッチャ旨いぜ!

ホテル近くの「DANDOY」のワッフルは旨いと評判だそうだ。ブリュージュの店がいまいちだったので疑

っていたのだが、ここはイケル。カリッとシナッとしてアイスクリームと実に合う。これでランチとする。午

後は「国立美術館」で大ブリューゲル等の作品などを観る。今日も良いお天気で良かったと感謝する。

夜−1 ルフトハンザ航空・ビジネスクラスの軽食

夜―2 JAL・ビジネスクラス和食コース ジントニック2杯、冷酒「「玉乃光」 4合

ルフトハンザでフランクフルトを経由してJALに乗り込む。夜9時過ぎの出発だ。一睡もしなかった行き

の飛行機だったが、帰りはぐっすり寝よう。30分でジントニック2杯、日本酒を4合飲んだら、アッと言う

間に酔っ払って、アッと言う間にグーグー寝てしまった。夜中に起きたら二日酔だった。アハハである。

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【今週の振り返り】

25歳の時初めてハワイに行ってから、海外に行ったのは何回位だろう。指折数えても思い出せないこ

ともあり正確ではないが、多分50回位だろうと思う。もうメンドーだから50回にしちゃう。そのうち、旅行

会社主催のツァーに参加したのは、今回で6回目だ。1度は小S子さんと中欧に行ったが、あとは全部

一人参加。若い人は「イマドキ、ツァーなんて」とバカにするヤツらがいるが、私はこのツァーが好き。し

かも一人で参加するのが大好きなんである。ツァーは自分の時間が無くてキュークツとか、決められた

レストランでお仕着せの食べ物はイヤ、なんてほざいている若者よ!そういう発言が許されるのは、よ

っぽど旅慣れて、語学が達者で、国際免許を持って車の運転も出来る数少ない人間に限られるのだよ。

もちろん、ハワイやバリなどのリゾートに滞在する場合や、香港、上海、ソウルで食べ歩くなんていうシ

ョートステイもツァーは要らない。しかし、英語圏以外の見知らぬ国を周遊するなら、ツァーに限ると私

は思っているわけさ。

初めてヨーロッパを旅したのは、25年も前のことだ。たった一人で3週間6カ国を回った。英語も拙く、

他の言語はサッパリなのにね。全部自分の時間、自由時間だ。しかし、どこに行って良いかわからん。

ガイドブックを舐めるように読んでは次の町に行くのだが、電車に乗るだけでも駅を探し、切符の買い

方を調べ、トイレに行く時は荷物の管理に困り、迷ってウロウロ、疲れてグッタリ。ツァーであれば、5ヶ

所回る時間で、1、2ヶ所行くことが出来れば良い方である。結果、「行かなくてもいいや、見なくてもい

いもん・・・・」と自分に言い訳してはカフェで休憩ばかりしていた。一人旅は大好きなので寂しいことは

無い。一人でバーで飲むこともレストランで食事するのも臆することはない。ただ、海外では一人ぼっち

は不便なのだ。ツァーで3週間回ったら、あの旅での3倍、4倍の訪問地が増えていただろう。とはいえ、

旅はたくさん回ることだけが目的ではないから、あの旅もとても思い出深いのだが。

飛行機もホテルも移動のバスもレストランも抑えてくれる。添乗員の方が何くれとなくお世話をしてくれ

る。見所はちゃんと抑えたコースを回る。ガイドブックでは絶対わからない穴場にも連れて行ってくれる。

土地に詳しいガイドをつけてくれる。ガイドに質問すれば知りたいことはだいたいわかる。ツァーで知り

合った方々と食事をするごとに親しくなって行く・・・・・・。今回ツァーに参加したのは15人だったが、トラ

ブルメーカーもワガママ人間もいず、穏やかな人ばかりのとても良いグループだった。初めて会ったの

に、旅の終わりには連帯感のようなものが生まれて来るから不思議だ。

これから何度も海外の旅をしようと思う。周遊はツァーに参加しようと決めている。世界の見知らぬ国々

が私を待っているんだもの。え?待ってないって?

            私は待っているからニャー 来てニャー

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