パクパク日記6年1月1週

           あけまして 「ニッポンイチ」 いただきましたー!!!

  歌舞伎座   赤穂牡蠣

1月 2日(月) 軽井沢は雪が舞ったり晴れたり 東京は雨のち夕刻晴れ

朝 軽井沢・軽井沢万平ホテル 「割烹 熊魚庵」 和朝食(桃のジュース、ホッケの味噌漬け、

      酢蓮、 花豆、イカ刺身、 鮪のやまかけ、卵豆腐、もやしと人参の和えもの、蒲鉾、タラコ、蕗の

     梅和え、 焼き海苔、漬け物4種、ご飯、味噌汁 @3003

  

  

元日のお昼はフレンチ、夕食は中華だった。それなら今朝は和朝食だな。箱根駅伝のスタートを見てか

ら「割烹 熊魚庵」に行くと、エラク空いている。みんな朝寝坊しているのだろうか。食事のスタートは桃

ジュースから。魚の味噌漬がヤケに美味しい。何の魚か考えてもわからないので聞いてみた。「はい、

ホッケでございます」。ホッケは大きいばかりで大味の魚と馬鹿にしていたがこれはイケル見直したよ。

昼 軽井沢アウトレット味の街 「西洋亭市」 特製ひれソース勝つ丼(サラダ、豚汁、漬け物付き) 

1300

    明日の試合の勝つモノです

心つもりでは、チェックアウトしてから旧軽銀座をブラブラして、蕎麦でも手繰ってから新幹線に乗るつ

もりだった。ところが、お天気続きであたったのに、ホテルを出た途端に雪が降り出す。予定を替えて、

タクシーで南口のアウトレットへ。ファッション関係には目もくれず食料品の調達。味の街をぶらぶらして

いたらソースカツ丼の看板が目に入った。明日は今シーズン最後の大試合がある。今日から勝つモノ

としようぞ。入ってみたら3つの店の合同だった。隣の人は蛸焼き食べて前の人はほうとう食べている。

昼のおやつ 軽井沢アウトレット味の街 「ミカドコーヒー」 モカソフト 280

旧軽銀座名物店の一つ「ミカドコーヒー」の前は夏ともなると、モカソフトを買う人の長い行列ができる。

でも私は一度も食べたことがない。寒い冬ではあるが食べてみた。ふーむ、大騒ぎする程でもないか。

夜 家食 信州温蕎麦、伊勢のアワビの醤油煮、みかん

  

帰宅してから洗濯に続き、パクパク日記の作成に励む。その後は郵便受けにどーっさり入っていた年

賀状を読まねば。だから夕食はチョーカンタンに信州蕎麦とアワビを食べただけ。アワビは柔らかくて

美味しい。8時過ぎから年賀状を読む。読み終わったら、12時過ぎていた。出す賀状を今年から減らし

たが、出していない人からたくさん頂いて気になる。で、返事を書かねばと思ってしまうのだよ。無酒日

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1月 3日(火) 晴れ 今日は日本一を賭けた決戦だぁ!!!

朝 家食 信州蕎麦おやき(野沢菜)、みかん

目が覚めた途端、エネルギーが漲る。今日はライスボウルだ。自分が戦うわけではないが、よし、ガン

バロウ、日本一に絶対なるぞと張り切る。朝飯はおやき。敵にヤキをイレチャル。ファイトイッパーツ!

昼 四谷4丁目 「モスバーガー」 ロース勝つバーガー、オニオンリング、クラムチャウダー、アイス

コーヒー 960

  

荒木町飲み屋の一角にある金丸稲荷神社に初詣でに行く。小さな小さな神社だけど氏神さまだしね。

3日とあって「尾張屋」はお休みだった。尾張屋の勝つ丼を食べて負けたことがない。そういえば、今シ

ーズン我がチームは全勝記録を続けていて、無敗なのであった。むふふふ。じゃ「モスバーガー」へ。お

決まりのロース勝つバーガー、オニオンリング、クラムチャウダーセットにアイスコーヒー。これで勝つ!

夜 早稲田都電車庫前 「亀吉寿司」 つまみ:スミイカ、大トロ、ウニ、ハダガリ巻、穴子握り、シマア

       ジ のお吸い物、ビール、冷酒 5合

  

  

  

試合は東京ドームで午後2時から始まった。早めに着いたので2階のスタンドに行ってみると、チーム

OB達、カタカナ会社のメンバーに大勢会った。OB達はそれぞれ在籍した時代が違うが、「あの弱っ

ちいチームがよくもライスボウルに4回も出場できましたよねー」と懐かしみがりながらも、一様に後輩

達の活躍を賞賛した。三が日とあって、大勢の観客が集まった。さて、試合。前試合のジャパンXボウ

ルとは全く違って、前半だけで我がチームは28点もぎ取って28−10で折り返した。ここで油断しなけ

ればイケルと思ったが、後半最初のシリーズでタッチダウンを奪われて11点差に。流れが完全に学生

側に行っている。これではマズイと敵陣25ヤード定位置を替える。するとどうだ!中井君のインターセ

プトでモメンタムの流れがこっちに戻って来た。それからは怒涛の攻めで47:17で大勝した。あぁ、7

ぶりの日本一だぁ!選手やコーチの晴れがましい顔、顔。このチームと18年歩んで来て最高の瞬間で

ある。胴上げコールで名前を呼ばれたらしいが、私は皆が喜んでいる姿を遠くで見つめていた。頑張っ

たのはあなた達で、私などハラハラドキドキで応援していただけだから。ということで、祝勝会も行かず

イトミ、香ちゃんと亀吉寿司へ。亀吉寿司のオヤジさんも、長い昼休憩で店を閉じて応援に来てくれて

いた。長い間応援して下さっている長沢さんとも乾杯。NHKのニュースで試合模様が映されると、全員

で大声拍手して大騒ぎ。1人の見知らぬお客はポカンとしていた。帰宅して1人になると涙がこぼれた。

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1月 4日(水) 曇り

朝 無し!

昨夜勝利の喜びに包まれながら帰宅し、HDDに録画していた試合を最初から見た。しかし疲れと酒の

酔いでいつの間にかうたた寝してしまったらしく、気がついたら午前3時半だった。朝K藤ご夫妻から

日本一の祝いの電話を頂いた。メールを開けるとここにもおめでとうメールがたくさん来ていて嬉しい。

昼 家食 信州温蕎麦、卵サンドトースト、18品のサラダ、みかん

  

例によってパジャマの上に長いコートを着込み、コンビニで朝刊各紙をどっさり買う。私がパジャマ姿な

んて誰も気がつくまい。ふふふ。どの新聞も大きな扱いでよかった。熟読してから、スクラップを作った。

夜 家食 テキトー夕食(札幌 「多喜郎」のチキンスープカレー、ライス、信州おやき:切り干し大根、

子、 信州蕎麦粉おやき:野沢菜、「リケン」のひじきスープ、みかん

    具はチキンと人参だけ

今日一日は「喜ぶ日」として空けてあった。しかし、年賀状書きの返事を書き始めたら、喜んでいるよう

な状態ではなくなった。午後2時から始めて、脇目を振らず書き続ける。夕食も何でもいいや、とそのヘ

ンにあるものをチャッチャと食べて、終わったのは午前2時半だった。四谷にも野麦峠がある。無酒日

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1月 5日(木) 曇り後晴れ 今日は寒の入り

朝 家食 風邪予防サッポロ一番塩ラーメン、みかん

    風邪予防に生姜も入れた

午前2時半まで年賀状書きをして、3時過ぎに寝たから眠くて仕方がない。しかも、鼻水でるし、風邪引

きの予感も。今日は浅草まで若手の歌舞伎を観に行く予定だ。勘三郎の子息である勘太郎、七之助、

段四郎の子息の亀治郎、そして竹内結子さんと結婚した中村獅童などが、ここ数年浅草で意欲的な舞

台を演じている。しかしだ、今日は寒いから、無理して出掛ければ確実に風邪を引いてしまうぞ。どー

する、YUMEKO?ヤメタ。浅草歌舞伎は欠席することに。生姜入りラーメンを食べ賀状の続きを書く。

昼 四谷三丁目 「チェゴヤ」 ヤンプンイ・ビビンバ 800

  

午前中温かくしていたので、風邪は引かなかったようだ。たくさんの支払いがあって銀行と郵便局へ。

遅い昼は韓国家庭料理の「チェゴヤ」。他の店では絶対食べられない本場の味・ヤンプンイ・ビビンバと

メニューにあったので頼んだ。南の田舎の料理だと言う。洗面器状のボールに生野菜、ご飯、韓国味

噌汁が出て来た。食べ方を聞くとボールにご飯をパカッと入れ、コチジャンで辛さを調整し、味噌汁をテ

キトウに入れて後は掻き混ぜる。ビビンバって混ぜるという意味だったよな、などと思いながら掻き混ぜ

る。アッサリしていてまぁまぁ。韓国のスプーンは浅いから、これで味噌汁を飲むのはとても面倒だな。

夜 新宿伊勢丹・Eat Paradice「西櫻亭」 コーンクリームスープ、お楽しみコンビネーションセット

      :メ ンチカツと海老グラタン、サラダ、五穀米) @2992

  

  

風邪も大丈夫と確信したので夕方、紀ノ国屋で『タッチダウン』を買いに新宿に行く。近所の小さな本屋

では売っていないのだよ。せっかく新宿に来たのだから、伊勢丹のバーゲンでも覗いてみよう。気に入

ったものがあったら、セーター2枚程買おうかな。1時間後、20点買って持ち切れずに配送をお願いし

た。E藤先生へのお礼の真赤なマフラーも買う。食事を作るのも面倒なので、「西櫻亭」で夕食を摂る。

いつもと同じメニューにしない、と思ってはいるのだが、やっぱり頼んでしまうのよね。ダメな私。無酒日

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1月 6日(金) 曇り

朝 無し!

昼 新宿西口 「コロンバン」 茄子とパスタのグラタンランチセット(コーンクリームスープ、パン3種、

      サ ラダ、茄子とパスタのグラタン、コーヒー)

    昨夜と同じようなメニュー

代々木で今年初の整体治療を受けてから、新宿に急ぐ。どうゆうご用件かわからないが、N田さんと待

ち合わせをしている。やぁやぁ、3日はおめでとう!などとお祝いを言われてお喋りしながら、お昼をご

馳走になった。いつものお気に入りのセットを注文。コーンクリームスープを飲み始めて、はて?いつか

も飲んだよな、と考えてみたら、昨夜じゃないか!しかも、その後のグラタンも同じじゃ。新しいことに挑

戦なんて言ったって、ワタシャ、どうせこうなるのよね。はぁはぁと頷くことの多いお昼でした。ご馳走様。

夜―1 初台 「スミビノ」 お任せ前菜3品+3品、アボガド入りシーザーサラダ、キノコの温野菜入り

サラダ、ピッツァ・マルガリータ、タラバ蟹のトマトクリームリングイネ、ペンネアラビアータ、生ビー

ル×2杯、白ワイン 2種、赤ワイン @4500円 (写真の料理は6人分)

  

  

伊勢丹地下で買い物してから家に戻り、掃除をしてからオペラシティへ。曙橋から地下鉄コースだと家

から15分で着いてしまうのだ。今晩は楽しみなブダペストオペレッタのニューイヤーコンサート。今年は

ウィーンに本拠を置くフォルクス・オーパとの合同公演ということで、何となく雰囲気が違う。ブダペスト

の面々は、フォルクス・オーパを意識して丁寧に歌うし、歌姫であるジュジャさんはちょっと元気がない。

21世紀になっても、ハプスブルグ家へのコンプレックスは残るのだろうか。その代わり、久々に顔を見

せたマリカさんが、年を忘れた大奮闘でやんやの喝采。帰りはやっぱり皆ニコニコ顔だ。小S子さんは

体調が悪いと先に帰られたので、6人で「スミビノ」に行く。ちゃんと行く人数分テーブルが空いているの

がこの店のエライところ。Sイチロー氏はジュジャさんの元気の無さをしきりと気にし、他のメンバーはで

んぐり返しを何度もやるマリカさんはいったい何歳なのかと討議する。イタリアンもりもり食べて楽しい。

夜―2 初台 「何とかというショットバー」 ジントニック 2杯 2千円弱

ケンイチさんとチカちゃんは地下鉄で帰り、Sイチロー氏とA先生&マキコの4人でショットバーへ。最近

バーが出来たのか、とマスターに聞いてみたら「ずっと前から営業しています」って。失礼しやした。話

題は大相撲。モンゴル出身力士に詳しいSイチロー氏も持論を力説。え?3月場所は桟敷席を取って

観るのね?やがてお約束通りマキコが正体不明になりA先生に抱えられてタクシーに乗り込んで帰る。

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1月 7日(土) 晴れ

朝 家食 「エディアール」のグリーンカレーパン、バルケット・トマット、「日清」のフォー 鶏と香草

  

今日は歌舞伎座の昼の部。しかし、5演目と多いので2つはパスして3つ目から行こう。朝風呂にゆっく

り入って朝食。「エディアール」のバルケット・トマットはトマトでも入っているのかと思ったら、ソーセージ

が入っていた。グリーンカレーパンはムッチャ辛い。日清のフォーも別のものが出たので食べてみた。

昼 東銀座 「宮城野」 木挽とじ蕎麦 1150

  

歌舞伎座周辺は飲食店が多いが、意外と食べる機会がない。昼の部に行けば、11時かは始まるから

昼食は無理、終わるのは4時前だから夕食にも早過ぎる。夜の部は4時半から始まり、舞台が跳ねた

時間には各店ラストオーダー時間を過ぎており夕食も限られる。今日は堂々の遅刻だから、歌舞伎座

横にある蕎麦屋へ。歌舞伎座に因んでか、弁慶蕎麦とか義経うどんなんてメニューがある。木挽とじ蕎

麦は色とりどりで美しい蕎麦であるが、味はどうということはない。金目の食材が無い割に高いよねぇ。

午後のお茶 歌舞伎座 「檜」 コーヒー 500

1月の歌舞伎座は、中村鴈治郎の坂田藤十郎襲名披露公演。初代坂田藤十郎が京生まれだからか、

襲名披露は12月の京都南座から始まった。初代坂田藤十郎は江戸時代「和事」の大成者として尊敬

された不世出の名優らしいが、その偉大過ぎる名前を231年ぶりに三代目中村鴈治郎が襲名するっ

てことだ。昼の部の「鶴壽千歳」と「夕霧名残の正月」はパスしたので、「奥州安達原」、「万歳」、「曽根

崎心中」を観る。お家芸とあってやっぱり「曽根崎心中」のお初は新藤十郎さんでないとあかんわなぁ。

夜 YUMEKOサロン 赤穂牡蠣パーティ:赤穂牡蠣の生と炙り、いろいろカナッペ、信州大根漬け物、

      福島三春の三角揚げの生姜醤油、「口福コロッケ」とレタス、「大和屋」のブランデーケーキ、郡山

      「柏屋」の薄皮まんじゅう

  

  

  

お初はんと徳兵衛はんが心中するのになかなか決心がつかずに、ってこともないが、昼の部が終わっ

たのは午後4時21分だった。今晩6時からわが家でパーティをやるので気が気ではなかった。大急ぎ

で帰宅して準備。イトミが援軍で来てくれて助かる。今夜、東京ではメッタに手に入らない赤穂牡蠣がど

っさり来る。赤穂牡蠣とは何ぞや?広島牡蠣は有名だが、その広島牡蠣を出荷の1ヵ月前わざわざ筏

ごと赤穂の海に運び、塩分の濃い海水をたっぷり吸わせる。すると・・・・とても味わい深い牡蠣になるら

しいのだ。殻付きの大きな牡蠣50個と七輪、備長炭持参でN原先生登場。その前に、歯科医のE

生は早々と到着して、ワインをお飲みだ。間人蟹の捌きも名人のN原先生に頼ったが、牡蠣の殻剥き

は更に技術が要る。それもお願いね。先ずは生でひゅるる〜っと吸い込む。うんまぁー!!!確かに

塩分が濃い。しかし、美味しい塩分だ。これを2つずつ。次は備長炭で炙る焼き牡蠣だぁ。剥きはお任

せする代わりに、焼き手を引き受ける。牡蠣が大きいから時間がかかる。やがてシュワシュワっと貝の

中の水分が熱くなって湯気を上げる。良い香が立ちこめる。殻を開けると、ぷっくり膨れた白い身が。何

もつけずに食べても、何とも甘いのだよ。赤穂牡蠣ってスゴイ!焼いた牡蠣なんて初めて食べたぞ。1

人10個の牡蠣を食べたら結構満腹になった。しかし食材はまだまだある。E藤先生のお土産は、福島

三春の三角揚げ。これも備長炭で炙って、ネギとおろし生姜に醤油を垂らしてアツアツを食べる。次は

口福コロッケ。今晩の5人は男性2名医療関連、女性3名全員プー。アハハ。ご馳走さまー。無酒日

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1月 8日(日) 晴れ

朝 家食 福島三春の三角揚げと椎茸の煮物、「清風堂」のお赤飯、もずく酢、信州大根漬け物、白菜

と椎茸の味噌汁

  

昨夜のパーティにイトミが日本一のお祝いにお赤飯をたくさん持って来てくれた。熨斗には「祝完全優

勝」とあって嬉しい。パーティではお赤飯まで辿り付かなかったので、私が全部頂くことにする。お赤飯

好きだからね、いいね。福島三春の三角揚げも椎茸と煮付ける。久しぶりにゆったりとした朝食となる。

午後の軽食 家食 エディアールのパンの煎り卵トースト、コーヒー

  

先日エライ時間をかけて賀状の返事を書いて出したのに、その後来た賀状に返事を出さねばならなく

なった。あぁ・・・。最近作っていなかった煎り卵を作る。子供の時から大好きなのだ。ヤッパ旨いのう!

夜 家食 鹿児島黒豚の生姜焼き、レタス、トマト、福島三春の三角揚げ焼き、「清風堂」のお赤飯、白

菜と椎茸の味噌汁、ブドウのゼリー

  

家で作る食事に肉はめったに登場しない。肉じゃが、肉ダンゴ入りシチュウ、山形芋煮などを作る時くら

いしか使わないからね。追加の賀状を買いに行きがてら、スーパーで珍しく豚肉を買った。生姜焼きで

も作るか。昔は、生姜醤油に暫く漬けておいて焼いたが、昔料理番組で見たように、普通に焼いてから

最後に生姜醤油を回しかけてみた。塩辛くなり過ぎなくてこの方が良いかも。赤飯旨いなぁ。無酒日

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【今週の振り返り】

長い間働いて来た時代が終わった。今まで続けて来たことを見直そうと思った。その一つが年賀状。働

いている間の年賀状は、「仕事そのもの」でもあった。取引先への賀状はまさに仕事である。個人用の

年賀状も、自分の部下には全員に出していたから、相当な枚数になっていた。覚えている最高枚数は

3900枚!長い間秘書をしてくれたSブーは、リスト管理に追われ、11月中旬から年賀状に忙殺された。

その後秘書だった順子さん、虎スミにもお世話になった。あぁ、順子さんの前のきぬさは、どういうワケ

か、数百枚の賀状を紛失するというミステリアスな事件を起こしてくれたっけなぁ。アハハ。彼女も広島

で母となったらしいが、赤ちゃんをどこかに忘れて来ないよう心配している。そんな時代もあったが、今

は仕事をヤメタのだから、枚数を絞ろうと思った。

年賀状の文面は、毎年10月末に作る。かなり考えて作る。5、6分は集中して考える。今年も10月末

日に作ったが、なーーにも考えずに作った。ただ指が動くままに短い文章を3分で書き上げ終了。読み

直しもせずに入稿してしまい、エラクつまらない年賀状となった。デザインもヒドイ!誰にも出したくない

賀状でトホホと嘆く。その代わり、宛名は筆ペンで自分で書いてお詫びとしよう。でも、その宛名書きが

タイヘンだったのだよ。

1月2日軽井沢から帰って郵便受けを見ると、どっさり年賀状が届いていた。枚数を減らしたのだから、

出していない人からもトーゼン来る。読むと返事を出さねば申し訳ない気持ちになって、2日後には、12

時間もかけて返事を書いている自分がいた。バッカみたい。これじゃあ、減らした意味が全くないじゃな

いか。私の知り合いには、全く年賀状を出さない人もいる。あの人はそうゆう人だからと知られている人

もいれば、出会った時に「賀状は頂きましたが、私は出さない主義でして」なんて威張って言う人すらい

る。私は気が弱くて、そこまで開き直れない。頂いたのに出さねばマズイと思ってしまう性格だから。年

明けに会った人たちから「夢子さんから年賀状頂きませんでしたが、減員分になったのでしょうか」と質

問されて困った。きっと返事を書くだろうと自分の行動を推測して、予備をかなり取ってあったが、それ

もすべて使い終わった。近所の店数軒を回って、印刷してある年賀状を買ったが、赤面するようなデザ

インしか残っておらず、思わず手が引っ込んだ。最初に出す枚数をただ減らすという単純な行動は今

年で止めようと思う。

しかし、元には戻さぬぞ。うーん、良い方法はないか。あった!年賀状は一切出さない。その代わり寒

中見舞いを出そう。年賀状を頂いた人全員に正しい住所で出す。これがいい。そうすれば、年末年始

は天国じゃ。正月気分が飛んだ頃にシコシコ準備して、長年悩んで来た問題を解決しようぞ。ということ

で、私から年賀状が届くみなさま、来年の年賀状はありませんので悪しからず。しかし、まだらボケも始

まっているから、そんなことすっかり忘れて年賀状作っていたりしてね。おーこわっ。

            まだらボケって何だろワン!

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      新年早々ではありますが、112日から海外に出掛けます。ちょっと遠い国です。

次回のパクパク日記の更新は、1月25日(水)となりますので、よろぴくね。