パクパク日記6年3月3週

      桜の開花予報が活気づく中、フォーシーズンホテルで一足お先にお花見です

        

3月 13日(月) 曇り また冬に戻ってしまった

朝 家食 味噌雑炊、屋久島のたんかん

  

昨日の日曜日は4時間しか寝ていなかったから、夕食後パクパク日記を作りながらウトウトしていた。

叱咤してようやくアップし、読んでみたら間違いだらけ。市川猿之助は亀治郎の伯父なのに叔父って書

いているし、片岡仁左衛門を何と羽左衛門なんて書いておるじゃないか!バカモノ!慌てて修正しよう

としたが、デカイファイルなので呼び出せない。エーン、こんな間違いだらけで読まれるのイヤじゃ。そ

のことを気に病んでいたからということでも無いだろうが、5時50分に起きてしまった。最近どうかして

いる。いよいよ「年寄り性早起き症」になってしまったのだろうか。味噌雑炊の朝食は6時半に食べた。

昼 四谷三丁目 「メーヤウ村」 ランチセット(ココナツミルク抜きのポークカレー(ご飯少な目)、ミニ

     ス ープビーフン) 1000

    竹の子がドッサリのカレー

野球は日本代表がアメリカにサヨナラ負けしてしまった。郵便局と銀行に寄ってからN原先生のところ

で治療。郵便局では、週末準備した南米の写真をツァーでご一緒した方々に郵送したが、切手代だけ

で3千円近かった。銀行では健康保険料1年分だから数十万円も支払う。今日は寒いが、懐も寒くなっ

た。そんな時は辛いタイ料理。タイカレーはココナツミルクが入るものが多いが、これは入らないやつ。

家に帰ると、昨夜宗匠に投句した連句が「治定した」という嬉しい知らせが待っていた。Aという歌仙は

一番名誉な花の定句(5+7+5)、Bの歌仙は春の短句(7+7)の再投句の2つを抱え、週末ウンウン

唸っていたのだが、それが両句とも治定したというではあーりませんか!ヤッホー!ワーイ!嬉しい!

夜−1 荒木町 「ます味」 穴子のお任せコース:季節の品をあしらった前菜盛り合わせ、穴子の

       薄造 りと刺身盛り合わせ、穴子の柚子釜、のれそれ(穴子の稚魚)の酢の物、穴子の白焼き、

       塩漬け 桜葉で包んだ穴子の天麩羅、穴子照り焼きとおろし蕪の雑炊、デザート、生ビール、冷

       酒 「立山」

  

  

  

今晩の会は本来新年会として企画された。しかし、私がこんなだから日程が合わず、雛祭りさえとっく

に過ぎた今晩となった。3人の会だが、Kさん:日程調整役、夢子:店選定予約役、Tさん:支払い役と

いう不公平な役割分担。この中では私が一番得だよね、食べたい店決めてご馳走になればいいんだ

からさ。夢子が食べたい店は穴子コース料理の「ます味」であった。Kさん、Tさんは初めてとあって、

穴子の薄造りの繊細さや白焼きの香ばしさにびっくりされていた。Kさん、準備期間がたっぷりあった

せいか、小型の地球儀と老眼の人のために天眼鏡をやにわにカバンから取り出された。私が最近行っ

ている国は、地球儀で「ここ」と指してくれないとわからん、ということらしかった。ご謙遜でしょ?穴子を

ほうばりながら、地球儀をぐるぐる回して、「ほらここよ、マルタは」なんて説明する。面白い宴会だった。

夜―2 夢子写真倶楽部

Tさんご馳走さま。Tさんは昔カメラマンをなさっていたっけ。ということで、わが家で写真を見てもらうこ

とに。ついでに、今までの旅行の写真を全公開。Kさん「リオのカーニバルって、胸をポロっと出した女

性がうじゃうじゃ出て来るわけではないのですか?誤解していた・・」と心底がっかりした模様。アハハ。

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3月 14日(火) 晴れ 夕刻より激しい風が吹く

朝 家食 「メゾンカイザー」のパン、ソーセージとオムレツ、サラダ、「リケン」のヒジキスープ、「谷井農

園」のみかんジュース、屋久島のたんかん

  

昨夜Kさんから「メゾンカイザー」のパンとジャムが入ったとてもお洒落なバスケットを頂いた。こういう

の楽しいよね。オムレツやソーセージを焼いて、早速頂く。うんうん、歯応えのあるパンではあるなぁ。

昼 飯田橋 「餃子の店 おけい」 たんめん 609円、焼き餃子 525

  

午前中、大曲の整形外科に行く。コルセットちゃんと巻いていないとダメですよ!ナニ?咳するとマジッ

クテープが外れて落ちて来る?今度持っていらっしゃいと叱られた。来週の旅行前に、もう一度レントゲ

ンを撮ることに。タクシーで神楽坂下まで行き餃子の店「おけい」へ。今日は奇跡的に餃子が早く来た

が、注文があったら包み始めるため他のお客は別の料理を食べ終わる頃ようやく餃子が運ばれて来る。

炒飯を半分食べて、あとは瞑想して10分待っている人もいれば、デザートのように単独で食べる人も。

午後のおやつ 「カフェ・ドール」のアップルパイ、「フォション」のアップルティ

    皮はパリパリジャムはしっとり

昨日の夜KさんとTさんのお土産は「カフェ・ドール」のアップルパイにした。もちろん自家用も買って来

た。このパイのアップルジャム紅玉りんごをじっくり煮込んだらしく甘く酸っぱい昔のリンゴの味がする。

夜 新板橋 「栄児家庭料理」 四川風冷奴、ピータン、豚肉各部の前菜、鶏の唐揚げ、蒸し茄子の

      四 川味噌、棒棒鶏、鶏とじゃが芋の花椒煮、根菜の炒め煮、四川水餃子、激辛麻婆豆腐、ご飯、

      人 参サラダ、汁無し坦々麺、杏仁豆腐、ビール、紹興酒 4本  @7千円

  

  

  

  

 

四谷3丁目から四谷へ、そこから水道橋に出て都営地下鉄三田線に乗る。6つ目の新板橋駅下車。初

めて下りる駅だが、交通量の多い中山道に出たら急速に冷え込み始めた。サブイぞ!地図を頼りに暗

い道をトボトボと歩いていると猛烈な咳の発作。7時集合だが未だ620分だから通りかかった小さ

なレストランでコーヒーを飲み温まる。何でこんなとこにいる?今日は「麻の会」なんよ。グルマンTさん

が交通不便な場所だし四川省の家庭料理だからどうかなぁ、と首をひねるのを会員全員「行こう、行こ

う」とこの店が今回の会場になった。店名は「栄児家庭料理」。結論から言うと、素晴らしい麻辣料理を

堪能した。四川風の味噌をかけた蒸し茄子が旨い!棒棒鶏も麻辣ソースで混ぜてあってとても美味し

い。鶏とじゃが芋の花椒煮は名物だそうだが、料理人の腕を感じる。白飯の上にかけた激辛麻婆豆腐

がビリビリと痺れて何とも言えん。最後の汁無し坦々麺は絶品で満腹なのに唸ってしまった。大満足。

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3月 15日(水) 晴れ

朝 家食 たっぷり野菜炒め、「メゾンカイザー」のアップルパイと「カフェ・ドール」のアップルパイ、絹さ

やとワカメのスープ、屋久島のたんかん

  

昨夜の四川料理「栄児家庭料理」はホントに美味しかったなぁ。「栄児」とはどういう意味かと尋ねたら、

女主人の名前が「栄」で「児」は○○ちゃん。つまり「栄ちゃんちの料理」って感じらしいんだ。あれほど

辛いものを食べても、トイレで困ることもなく、今朝もワシワシと2種類のアップルパイを平らげました。

昼 四谷三丁目 「東風汁緬屋本店」 芝海老ごろごろわんたん麺(塩味・細緬) 800円、白飯 

     50円、杏仁豆腐 50円、コーヒー(サービス)

    午後1時からコーヒーサービス

午前中代々木の整体で、R祖美香と息子カズマに会う。「あれー、大丈夫ですかぁ?パクパク日記読ん

で肋骨折ったって知って心配したのですよー」。最近会う友人達とは、この会話で始まる。代々木ランチ

を検討したが、四谷ランチにしようと考え直し、四谷の「エリーゼ」・・行列長い、次は「こもり」、あらここも

行列だ、「こうや」は?まぁ未だ工事全然進んでいないじゃないのぉ、じゃ最後に「亀福」は?20個限定

のお弁当売り切れました・・・・ということで、空腹抱えて四谷3丁目まで歩いてしまった。ワンタン麺だ。

午後のおやつ フォーシーズンズホテル東京椿山荘 客室にて 「一幸庵」の和菓子と日本茶

    左が上、右が下

午後のお茶 フォーシーズンズホテル・「ル・ジャルダン」 フレッシュ・ハーブティ

今日からフォーシーズンズホテルで2泊する。1泊目の今日は、大学時代の友人F子さんと一緒。彼

女とも19ヶ月ぶり?昨日ホワイトデーですからと頂いた「一幸庵」の和菓子を自宅から持参したので

部屋でお茶を飲みながら頂き、「ル・ジャルダン」では例によってフレッシュ・ハーブティを飲む。バー以

外、喫煙席があるのはこの店だけだが、とても少ないので満席。じゃ外の席でとストーブを背に膝掛け

を借りてお茶した。久しぶりに会うので、聞きたいこと喋りたいことがどっさり。彼女は現在特別休職中。

夜―1 フォーシーズンズホテル 日本料理「みゆき」 しゃぶしゃぶ山水コース(前菜盛り合わせ、

      野菜 と肉、稲庭うどん、デザート)、肉お替り、スパークリンクワイン、冷酒 「天山 超辛口」佐賀

  

  

やはり大学時代の友人である総支配人と3人で夕食を摂ろうと思っていたのだが、生憎彼は外部の団

体で講演があると不在であった。「みゆき」では1人で夕食を摂ることが多いので、2人前からというしゃ

ぶしゃぶは1度きりしか食べたことがない。今日は2人だから頼もう。霜降りの肉と胡麻だれがとても美

味しく、肉はお替り!この店ももちろん禁煙で吸う時は店を出て廊下で吸わねばならない。それでも面

倒だと思っていたら、廊下の喫煙場も無くなり、メインバーの前まで行かねばならないのだ。ぷんぷん。

夜―2 フォーシーズンズホテル メインバー 「ル・マーキー」 ジントニック 2杯

なので、夕食はさっさと済ませてバーに移動。酒を飲みながら家族の話、友人の話、会社の話、健康の

話、日常生活の話、趣味の話、これからの人生の話・・・・F子さんとは18歳からのつきあいだからドエ

リャー長いのだ。部屋に帰ってパジャマに着替えたら睡魔が襲って来て、2人ともコロッと寝てしまった。

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3月 16日(木) 曇り 夜半激しい風雨

朝 フォーシーズンズホテル 「みゆき」 潮騒和朝食

  

1時半、4時半と3時間おきに目が覚める。550分にはそーッと起きてシャワーを浴びる。F子さん

もすぐ起きて来て、6時半テレビを見ながら体操を始めた。朝食はもちろん「みゆき」の潮騒和朝食。今

日のフレッシュジュースは、F子さんはグレープフルーツ、私はメロンジュースを選んだ。一気に飲むと

お替りは如何ですかと言われたので、お互い引っくり返しての注文。いつもと同じように美味しい朝食

だが、途中で何か足りないことに気が付く。あらら?常備菜が無いじゃない。私達のテーブルだけ忘れ

たのかと周囲を見渡せば、どのテーブルにも無い。漆塗りの常備菜の箱には、小梅、塩昆布、それに

大好きな山葵海苔があったのに・・・。聞いてみると「1月2日から無くなりました」。ガッツーン!!!!

昼 フォーシーズンズホテル 「みゆき」 桜風懐石(竹の子の木の芽和えなど先付け、大山地鶏つ

    くね 丸・花びら餅の吸い物、桜花盛り造り:鮪・甘海老・白身魚、鰆のけんちん焼き、桜鱒の石狩仕立

    て紙鍋、桜おこわ、味噌椀、香の物、デザート:桜アイス)、 6千円 ブーブクリコロゼ 

  

  

8年間このホテルの総支配人を務めたS島君が、3月末をもって異動することとなった。今回の宿泊は

同級生のF子さんと共に、彼を慰労しようという目的もあった。昨日の夕食がダメだったので、それは

今日のランチに。昨夜喫煙所が遠くなったとブツブツ言っていたことが早速耳に届いたらしく、昼は個室

が用意されていた。個室は吸ってもいいんだよん。真昼間だけど、お疲れ様会だからとブーブクリコの

ロゼで乾杯。私のオテントウが照っている間は飲まんという掟も破った。桜風懐石料理は、どの料理も

桜を感じさせる工夫がなされている。特に桜鱒の紙鍋が美味しかった。新しい職場は、千葉のゴルフ

場と聞いたが、オープン前から携わったこのホテルを去るのは寂しそうだ。長い間お疲れさまでした!

夜 フォーシーズンズホテル イタリア料理 「イル・テアトロ」 アミューズ:ザンポーネ(スネ肉

     のソーセ ージ)、各種イタリアパン、フォアグラのソティ 柔かいポレンタ「カステルマーニョ」風味 

     3000円、 イタリアンチーズを詰めたカペレッティパスタを入れたビーフコンソメスープ 2000円、ポ

     ルチーニ 茸とジロール茸を練り込んだフィットチーネパスタ グレイビーソースドライベルモット風味 

     2500 円、肉厚な仔牛のカツレツ フレッシュトマトとポテトのロースト 5500円、白ワインVEZZOLI

     ×2

  

  

       

ゆっくりした昼食会の後、F子さんは帰った。さて午後は何しようか。一応水着は持って来たが、肋骨骨

折&咳風邪&左膝不調では、プールで運動は無理だなぁ。うつ伏せも出来ないからエステも厳しい。

同じ理由でマッサージもアカン。うーむ。そうだ、持参したDVDCDを鑑賞しよう。部屋を真っ暗にし

て「黒いオルフェ」を観る。1959年ブラジル=フランス合作で数々の映画賞を受賞した名作である。ギ

リシャ神話に出て来るオルフェを題材に、リオのカーニバルを舞台にした。ボサノバが大流行するキッ

カケとなった映画でもあり、音楽はボサノバの父アントニオ・カルロス・ジョビンだ。47年前の映画でもち

っとも古くない。泣ける映画だ。映画の後は、2006年リオのカナラバルのCDをかける。今年観て来た

14チームのサンバ音楽が次々と流れ、18日前のあのお祭をマザマザと思い出させてくれる。夜はイタ

リアンの「イル・テアトロ」。総支配人がお昼ご馳走になったということで、お好きなお飲み物をお出しす

るようにと申し付かっております、って。ラッキー!VEZZOLIの白ワインね。コースも考えたが、アルカ

ルトを注文。「ちょっと量的に多いようですので、パスタの量を少なめにしましょうか」と言って貰うが、

「いや普通の量で」と言い張る。でもそのパスタを食べ終わった頃、もうほぼ満腹になっちまった。メイン

は肉厚のカツレツだぞぉ!どーするんだ!半分食べて残しました。肉と一緒に飲もうと思っていた赤ワ

インもチーズもデザートもお茶も要りません・・・・と途中退場のような形に。無念である。苦しいお腹をさ

すりながら何となく予感がしてロビーに座る。するとほら超大物スターが入って来た。予感は当るなぁ。

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3月 17日(金) 晴れ 風強し

朝 フォーシーズンズホテル 「みゆき」 潮騒和朝食

  

昨夜は遅くまで風と雨が強かった。ホテルの全面ガラスに風雨が打ち付ける音がずっとしていた。5

50分起床。シャワーを浴びて、「みゆき」に行くと今日も一番乗りだった。今日のフレッシュジュースはオ

レンジとグレープフルーツに加え、キャロットアップル?じゃそれ。リンゴが入っているから人参でも美味

しく飲める。焼き魚はホッケだったが、これは脂っこくて美味しくない。椿山荘の庭園の木々が、今も激

しく吹く風で揺れている。神田川の辺りには、私の別邸である早稲田のマンションが。こんなに近くても

自宅に行かないって変ではあるなぁ。昨日に続いて、ジュースもご飯も味噌汁もお替りをいたしました。

昼 新橋 「末げん」 かま定食(かま丼、小鉢、漬け物、吸い物) 1050

    卵もトロリと半生でおいちい

チェックアウト時間は正午だが、9時半チェックアウト。今日は忙しいのだ。自宅に帰るタクシーの運転

手さんにお願いして、早稲田の亀吉寿司に寄って貰う。先日の宴会の支払いを済ませてタクシーに戻

る。メールチェックして荷物を片付けたら、新橋へ。美容院に行く前「末げん」でかま丼のランチを摂る。

午後のお茶 東銀座 「暫」 アイスグリーンティ 200

美容院でカット&カラーを済ませて東銀座へ。今日は大歌舞伎の夜の部を観る。先週、ウトウトしなが

らパクパク日記を作って、歌舞伎関係での誤字の数々失礼しやした。今月は、第十三世仁左衛門の十

三回忌にあたり、彼の当り役だった狂言2作品を追善として上演する。第十三世仁左衛門丈は子宝に

恵まれ、長男:我當、次男:秀太郎、三男:当世仁左衛門が役者で活躍しており、孫達も成長している。

夜 東銀座 「おさき」 付き出し:カツオのづけ、関鯖のたたき、きんきの一夜干し、天麩羅盛り合わ

      せ:稚鮎・海老真丈・蓮根の挟み揚げ・蕗のとう・たらの芽)、ビール、冷酒   @1万1千円

  

  

夜の部最初は「近頃河原の達引」。関西歌舞伎の重鎮として12月襲名した藤十郎が井筒屋伝兵衛、

遊女お俊に次男の秀太郎、第十三世仁左衛門の当り役だった猿曳与次郎に長男の我當、操り人形の

猿も可愛いかったが、野澤松也、豊澤長一郎の太棹三味線が実に良かった。2つ目は舞踊劇の「二人

椀久」で、椀屋久兵衛に冨十郎、松山太夫に菊之助。名手と花形の組合せで、菊之助の美しさに場内

は溜め息が流れる。最後に幸四郎の「水天宮宮利深川」が控えていたが、疲れたので歌舞伎はここま

で。今週は贅沢し過ぎだから粗食にしようと思っていたのに、気がついたら「おさき」に座っていた。カツ

オ、関鯖、きんき、稚鮎と旨い魚を堪能する。天麩羅はどれも食べたかったのでちょっとづつ全部ね。

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3月 18日(土) 晴れ

朝 家食 フォーシーズンズホテル「イル・テアトロ」のクロワッサンとブルーベリーヨーグルト&チーズ

      のマフィン、「日清」の鶏と香草のフォー、屋久島のたんかん

昼 四谷三丁目 「東風汁緬屋本店」 青菜湯麺 800円+大盛り 100円、杏仁豆腐 50

    野菜たっぷりね

最近野菜不足ではないか、と急に不安になった。魚と肉はたっぷり食べているけど。外食で野菜をたく

さん食べるとなると・・・中華で野菜炒めかたんめんだな。たんめんって単純な料理にみえて、その実

「ここ!」という店が少ない。たっぷりの野菜がちょうど良いシャキシャキ加減で、塩味のスープと麺が

美味しいという店が少ない。今週火曜日の昼に食べた「おけい」は変わったたんめんだが、十分合格点

であるが。その観点でこの辺には合格点をあげられる店が少ないのだね。そうだ、「東風汁緬屋本店」

で野菜系の青菜湯麺を食べるといい。細緬の大盛りにしちゃう。うん、これならまずまずではないかな。

夜 家食 中華風肉だんご、「兵庫屋」の四谷名物コロッケとメンチカツ キャベツ、長浜「一湖房」のし

    じ み豆、大根と小松菜と豆腐の味噌汁、ご飯

  

予定によれば、今日は来週の旅の準備をすることになっていた。であるのに、夜になってもなーーにも

していない。どうもその気にならず、6月、7月、8月、9月どこに行くかをたくさんの資料を比べて検討し

1日が過ぎた。白いご飯と味噌を食べたく作った。やっぱり家の夕食は美味しいなぁってね。無酒日

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3月 19日(日) 雨のち晴れ 風強し  WBC準決勝日韓戦は日本が大勝

朝  家食 「兵庫屋」のメンチカツとコロッケのトーストサンド、味噌汁、屋久島のたんかん

    食べたのは半分ですってば

雨だ。出かける予定がなければ、日曜日の雨も良いが、今日は昼前から渋谷で歌舞伎を観るからユー

ウツ。風呂に入ってから朝食の準備。フォションのパンをトーストしてメンチカツとコロッケを2つ乗せよう

と思ったら、大き過ぎる。仕方なく1枚に1つづつ乗せた。食べるには大きな口を開けて、ガブリと噛み

付かねばならない。うんまぁ!半分程食べたところで、ギクッ!とする。上の連結している歯がぐらぐら

している。去年の暮27日にポロリと落ちてしまって往生した4本の連結歯だ。あの時は、E藤先生に

往診に来て貰って治して頂いたが、今日は日曜日だし。ごこで朝ご飯終了。水曜から旅なのに困った。

午後のおやつ 渋谷コクーン客席にて フォーシーズンズホテルの桜マフィン 1つ

雨は止んだようだが、歯が落ちそうなのでタクシーで渋谷に向かう。裏通りを走ったら、13分で文化村

に着いてしまった。コクーン歌舞伎は12年を迎えるが今回「東海道四谷怪談」で1回目と同じ演目だ。

今年の話題は、同じ演目は南番、北番と違う演出・配役でやること。チケット買うのに苦労した。今日は

南番。1994年第1回コクーン歌舞伎で上演されたものに串田和美氏が新たに演出したもので、佐藤与

茂七・お岩・小仏小平を勘三郎、民谷伊右衛門:橋之助、お岩妹お袖に中村扇雀、薬売直助に坂東弥

十郎、伊藤喜平は笹野高史、その孫お梅に七之助。勘三郎は昨年のコクーン歌舞伎を襲名披露に忙

しくて欠席したが、今回は初回と同じく水を使っての大立ち回りで大受け。この「東海道四谷怪談」は、

私の住む四谷に因んだ芝居で、自宅の近くにはお岩さんを奉る田宮神社と陽運寺があり、お岩さんの

父左門の名を取った左門町もあるぞ。舞台番で笹野高史、中村扇雀、坂東弥十郎のお喋りの中に「え

ー、今アメリカでやっている韓国との試合でありますが、7回で3−0、え?4−0になった?」と途中経

過を報告して場内は大喜び。うーん、北番も楽しみ。歯の事があるのでマフィンを持参してそっと噛む。

夜 家食 味噌雑炊、もずく酢、ぶどうのゼリー

芝居は、やんやの喝采の中午後240分に終わった。50歳を越えて毎回水の芸、お疲れさま。風の

強い中急いで帰宅し、日韓戦の最後を見る。6-0の完勝だ。雨で45分も中断したらしい。6勝1敗の韓

国ではなく、4勝3敗の日本が決勝進出して明後日キューバと戦う。昨日何もしなかった旅の支度。1

だとサボりそうになるので、ゴン太にも掃除をさせて一緒に働く。夕食は、前歯を使う食べ物は歯が落

ちてしまう恐れがあるので雑炊にした。大好きな味噌雑炊だが、こうやって食べるのは悲しい。無酒日

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【今週の振り返り】

2月18日に出かけた南米旅行は15日間で帰国したのが3月4日だった。3月22日からまた海外に出

かけるので日本にいる日数は少ない。にも関わらず、フォーシーズンズホテル東京椿山荘に2泊もして

しまった。このホテルは、15年前この地に移転してくるまで住んでいた早稲田のマンションのすぐ裏に

ある。だから、カタカナ会社時代大宴会をやった椿山荘の野外宴会場や庭園に潰して建設始めた頃か

ら知っている。あと数ヶ月で完成するな、と思った頃大学時代同じクラブで苦楽を共にしたS島君から

連絡があった。新しく出来るホテルに会員制のスパを作るので入会しろ、という誘いだった。金額は覚

えていないが、びっくりする程高く即座に断ったのを覚えている。それでも、オープン前のお披露目パー

ティには招かれたから、ちゃっかり行った。当時のホテル業界では、一番狭くても45平方メートルの客

室は画期的で、パーティの前に客室を内覧した招待客からは賞賛の声があがっていた。落ち着いたバ

スルームには小型のテレビが供えられていて、今では珍しくもないが女性客からは大いに受けていた。

その日貰った豪華な冊子を会社に持って行ったところ、当時秘書だったSブーがこのホテルのボウル

ルームで披露宴をやりたい!と言い出した。2度目なのにゼータクじゃ!と毒づきながらもS島君に電

話したのだった。「私の秘書だから、安くしてやってくれませんか?」

彼女は、3ヶ月間運動三昧&絶食に近い食餌制限をして、念願だった7号サイズのカクテルドレスをお

色直しに着ることができた。そのドレスを脱いだ途端、「死ぬ程食べてやるー」と食べ出して14年以上

経つのに成長し続けている。彼女の披露宴が最初だったが、それ以降何度も結婚披露宴に出席した。

胡桃パンがとても美味しいと思った。

スパの会員にはならなかったが、黄金週間、夏休み、年末年始にはお泊まりが習慣になった。3泊予

約して帰りたくなくなり、フロントで酔っ払って交渉を続けて、4泊したこともある。滞在中に、友人や後輩

達を呼んで一緒に食事したことは数限りない。姪の薫と桐子を招待して一緒に泊まったこともある。あ

の頃は、メインレストランは「ビーチェ」だったが、2人が緊張した面持ちで椅子に座っていたのが可愛

かった。しかし、ほとんどは1人で泊まって、食べて、スパで居眠りをし、バーで酔っ払ってクダを巻いて

いた。そうこうするうちに、各レストランのスタッフとも顔見知りになって仲良しの人も数人出来た。ただ、

夜話したことが、翌日にはS島君に筒抜けで、慌てると同時に何てコミュニケーションの良いホテルな

のだろうと感心もした。

イタリアンのビーチェ(今ハイル・テアトロ)も良かったが、中国以外で初の出店となった釣魚台養源斎

が大好きだった。一人だと入りにくい中華料理だが、養源斎は小さなポーションでも料理を作ってくれ

た。釣魚台に所属する特級調理師が弟子を引き連れて来日し、1年半経つと次の調理師と交代するか

ら、それ毎に味が変わるという悩みもあったようだ。薬膳得意のシェフの時は薬膳料理が幅を利かせ、

四川出身のシェフの時は麻辣料理が多いという具合に。ここの釣魚台風イカの卵スープが一番のお気

に入りであった。昨年その釣魚台養源斎が店を閉じることになった時は、お別れに釣魚台風イカの卵

スープをわざわざ食べに来た程だ。今店の後には、大きなエステサロンの「悠」となった。日本食の「み

ゆき」は夕食でも重宝するが、何と言っても和朝食が素晴らしい。すべての料理が毎日替り、ジュース

もご飯も味噌汁も食べ放題(お下品だわねぇ、お替りどうぞ、って感じ)で私を喜ばせる。中でも常備菜

の山葵海苔が大好物だったのだが、今年の1月2日から無くなったと聞いて泣いた。

滞在中の昼間は、ジム、プール、ジャグジー、サウナ、温泉(それに今はエステも加わった)のあるスパ

でたいていは過す。お気に入りのベンチで本を読みながらウトウトして、プールで運動し、大きなジャグ

ジーで体をほぐして、最後は温泉で締めると半日は過ぎて行く。何日滞在しても昼間はここにいるから

ちっとも飽きない。ゆっくり背泳していると、開いた天井から蒼空を眺められ、とても気持ちが良いのだ。

客室係りの方々がみな良い人だ。毎日のお掃除に加えて、夕刻はターンダウンサービスに来られる。

減ったものを補い、アイスペールには氷を詰め、タオルを新しいものに替え・・・。そうそう、私のホテル

日記は随分前に書いたから、シャンプー&コンディショナーなども3代目になっている。2代目がブルガ

リで、今はわが家でも愛用しているロクシタンだ。

ホテルの15年が長いのか短いのか知らないが、その間ずっと利用している人間にとって嬉しい変化も

あれば、寂しいものもあった。数十回の滞在ごとに、客室にはいつもS島君の手書きのメッセージカー

ドがあったが、4月からそれは無くなる。一番寂しいことである。でも、私はこのホテルが好きだから、こ

れからも泊まりに行こうと思っている。S島君、長々お疲れさまでした。あなたがいたから、このホテル

は魅力的でした。これからは後輩・後任の方々に期待しましょう。

            どなたさんもアバヨー!ニャア

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      度々ではありますが、3月22日から海外に出かけます。今度の旅では、転ばぬよう、

       風邪を引かぬよう重々気をつけたいと思っとります。ということで、次回は4月2日(日)

       あたりになりますんで、よろしくお頼み申します。