パクパク日記6年9月4週
安倍内閣誕生。○9歳の誕生日は何とジンバブエで迎えたのだ
ビクトリア大瀑布
アフリカの夕陽
9月 25日(月) 晴れ
朝 家食 野菜と卵入り明星チャルメララーメン、ねばねばサラダ、パイナップルとアロエヨーグルト
7時半起床。あらぁ?目が覚めるのちょっと遅くなっちゃったわ。先週からバスタブにお湯を張っている。
今までは暑かったからシャワーだけだったが、そろそろ湯船にお湯を張った方はいいでしょ?並々の湯
船の身を沈める。あぁ〜気持ちよか〜〜。フー・・・ザァーッ!!(お湯を出る音)。子供の頃からカラス
の行水で湯の中に長くは居られない。7時間かけて辿り着いた秘湯でもそれは同じ。温泉好きの同行
者がいる場合、呆れられるより軽蔑の目に晒される。だってもうやることないじゃーん。ずっとサッポロ
一番塩ラーメンだけを食べて来たが、今朝は明星チャルメラ。まぁまぁ好きなラーメンだけど今一だね。
昼 新橋 「カフェラミル」 オムライスランチセット(サラダ、エッグタルト、アイスコーヒー付き) 1000円
午前中は電話をかけまくった。2月の旅行がすんなり行かず、旅行会社を変えて申し込みをし直す。旅
行会社はコーディネーターのような役割でもあるが、例えば航空会社への折衝力にも各社違いがあり
使い方も色々だ。特に毎月海外に行く私など、旅行中は連絡が取れないから不便この上ない。数日前
から両腕を中心にカユイカユイ病が出たので新橋の皮膚科に行く。その前の腹ごしらえは、とっくにラ
ンチタイムを過ぎているからコーヒーショップで。オムライスは量が少ない上にマズイ。でも女性客にだ
けだがエッグタルトが出て来たから許すか。銀座に出て三越で明日のお礼の品を買って歌舞伎座へ。
夜 銀座 「おさき」 先付け:鯨赤身の生姜醤油、枝豆、蓮根の挟み揚げ、秋刀魚の肝焼き、水とり
菜
@1万600円
午後4時半から歌舞伎座「秀山祭大歌舞伎」の夜の部。いつかも書いたけど、秀山は初代吉右衛門の
俳号で、お相撲さんの髪を結う床山とは何のカンケーも無い。初代吉右衛門が得意にしていた演目が
並ぶ。先ず「菊畑」鬼ノ法眼三略巻。奴智恵内に幸四郎、奴虎蔵に染五郎、鬼一息女・皆鶴姫に芝雀、
鬼一法眼に左團次。奴虎蔵は実は牛若丸が奴に身をやつしているのだが、虎蔵というのに女性のよう
なナヨッとした役で、染ちゃんが活きない。何だか今年の染ちゃんは元気がないような。逆に父親・雀右
衛門そっくりの芝雀は、この後の芝居の九重も含めて安定した女形になって来た。次はお待ちかねの
「籠釣瓶花街酔醒」(かごつるべさとのえいざめ)。佐野次郎左衛門に吉右衛門、兵庫屋八ツ橋に福助、
立花屋長兵衛・幸四郎、その女房おきつ・東蔵、栄之丞に梅玉。痘痕顔の田舎者の商人・次郎左衛門
が絶世の花魁八ツ橋に一目惚れしていれあげ、挙句の果てに名刀籠釣瓶で八ツ橋を一刀両断惨殺し
てしまう話。この7、8年は次郎左衛門を勘三郎と吉右衛門が交互に演じて来たが、今日の吉右衛門
の次郎左衛門はことの他いい。上手いなぁ。最後に染ちゃんの舞踊劇「鬼揃紅葉狩」があるけどこの感
動を薄れさせちゃアカンということで歌舞伎座を出る。8時だった。裏の「おさき」でご主人とお喋りしな
がら旨い物を頂く。秋刀魚の肝焼きが香ばしくてとても美味しい。鯖の味噌煮?ご飯と味噌汁おくれ。
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9月 26日(火) 曇りのち大雨
朝 家食 トーストサンドイッチ、「クノール」つぶつぶコーンスープ、アロエヨーグルト
腹8分目はツライ・・・
目が覚めると5時半、こんなに早く起きては寝不足になっちゃうなぁ、と考えごとをした。次に時計をみる
と何と7時半。2時間はどこに行っちゃったんだろう。軽い朝食を食べ、「朝ご飯というものは軽い方がい
いのかもしれない」とフト感じた。あぁ満腹、満腹と腹つづみ叩くほど朝ご飯を食べてはいけないのでは
と思ったのだ。でも物足りんなぁ。スーツケースを預けるのは木曜日だが、それまで日程が詰っている
ので午前中旅の準備をする。気温は6度から36度?半袖にウィンドブレーカー、水着と懐中電灯、蚊
取り線香、ビーサン、プレゼントに貰ったヘアドライアー、酔い止め、双眼鏡・・・・なんか色々あるよね。
昼 四谷三丁目 「尾張屋」 カツ丼(漬け物、味噌汁付き) 820円
このカツ丼が好き
昼前から雨が降って来た。横殴りのかなり強い雨。台風でもないのに何なんだ!それはともかくカツ丼
が食べたい。カツ丼は、アメフット試合前の「勝つ丼」、「勝つサンド」、「勝つ定食」の1つとして食してお
るが、スンゴク好きな料理である。最近では近所の「尾張屋」のカツ丼が好き。次子歯にしてから齧らね
ばならないものは敬遠して来たが、もう大丈夫だろう。スッと美味しく食べることが出来た。午後4時から
N原先生の治療。膵臓が疲れている?膵臓大事にするって、一体どーしたらいいのよ。雨益々強し。
夜−1 赤坂 「四川飯店」 麻の会特別メニュー(秋味五冷碟:太刀魚のカリカリ揚げ ピリ辛ソース・
センマイのにんにくソース・もんごう烏賊の豆板醤ソース・豆もやしの湯葉巻 麻辣ソース、豚耳の
激辛ソース、鰻の赤唐辛子ペースト炒め、海老と唐辛子の漬け物炒め 茶碗蒸しのせ、秋野菜と
鶏肉の香り炒め、豆腐と牛肉の辛子煮込み、鴨の蒸し物 青唐辛子ソース、ホイコウロウ炒飯、
四川漬け物、デザート2種)、生ビール、紹興酒8年もの 2本 @1万1千円
今晩は「麻の会」。毎回会場は変えているが、ここ2年位の最高の味は、ここ「四川飯店」であった。フツ
ーの四川飯店ではなく、「麻の会」特製のメニューのであるが。四川飯店では、本場成都から特級調理
師を師匠として招いている。この数年は劉特級調理師。普段は指導に当っている師が、麻の会のため
には自らメニューを考え、そして作って下さる。光栄であるぞ。最初の頃こそ、唐辛子の山のような料理
ばかりだったが、麻の会の実力(ふふふ)を理解頂いてからは真剣な料理の数々を楽しむことが出来
た。その劉氏がもうすぐ祖国に帰られてしまうと聞いて、前回に続き会場を「四川飯店」とした。K介は
遺憾なことに欠席、4人で卓を囲む。ほほう、今日の前菜5種はフレンチのような上品さですなぁ。紋甲
イカのこの柔かさは何だ!そして旨い。豚耳の激辛ソースのしっとりとした辛さ。うーん、今日はヌーベ
ル四川を作るつもりなのか?海老と唐辛子の漬け物炒め 茶碗蒸しのせが登場した時は、その色と形
状の美しさに全員溜め息。黄色の大きな茶碗蒸しの上に赤や緑の海老と野菜が載り、そこに真赤なソ
ースがかかって。崩すのがもったいない。豆腐と牛肉の辛子煮込みは四川料理でお馴染みの水煮牛
肉のようであるが、豆腐は揚げてあり牛肉はその豆腐より柔かい。私はこの一品が一番。料理の最後
は蒸した鴨に極微塵の青唐辛子がのってカンドー的。辛くて痺れる麻もたっぷりだが、それは別として
も劉さんの料理は先ず料理として一級品である。最後に劉さんが挨拶にみえたので麻の会で用意した
お礼の品々をプレゼント。四川省にいる9歳のお嬢さんにもね。美味しい料理をありがとうございます。
夜―2 荒木町 「よつやこくている」 ジントニック 2杯
夕刻になって激しさを増した雨は未だじゃんじゃん降っている。食いしん坊Tは酒すら受け付けない程
満腹というが、無理やり引っ張ってMMサッカー小僧と3人で二次会へ。それにしても病気快復された
グルマンTさんは誰よりもお酒をたくさん召し上がり、料理もモリモリ。スゴイお元気な姿に安堵。話題
はMMサッカー小僧こと猫井家のその後。ご長男は猫と遊びたいばっかりにサッカー部をサボり続け、
とうとう部活をヤメタそうだ。一番猫を愛しているのに強度の猫アレルギーであることが判明し、咽びな
がら猫可愛いがりしている由。先般お邪魔した猫のために借りた広いお宅は、イモリやナメクジも同居
していることがわかって元のマンションに戻ったそうな。猫井家の話はマンガのようである。雨止んだ。
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9月 27日(水) 大雨 午後やっと上がる
朝 家食 大塚 「なべ家」の穴子紫香楽焼丼 炊き牛蒡添え、エノキ茸と茗荷のお吸い物、アロエヨー
グルト
昨夜上がったかに思った雨が今朝も。それも大雨だ。大塚 「なべ家」の穴子紫香楽焼丼を頂いた。こ
こ2年ばかり「なべ家」さんもご無沙汰しているなぁ。味濃く色濃く味付けられた穴子には、牛蒡もたくさ
ん添えられている。半分は冷凍して、温めて丼にした。朝からゴーセーですなぁ。ご飯が進む穴子です。
昼 新橋 「末げん」 かま定食(末げん風親子丼)、吸い物、小鉢、漬け物付き 1050円
代々木の整体に行く日は雨が降ることが多い。行くのは水曜日か金曜日のどちらかだから、雨も水、
金曜日によく降るということでもあるな。代々木から新橋に出て「末げん」でランチ。ツユだくのかま丼は
相変わらず美味しい。それにも増して吸い物が好き。生姜の匂いがプンとして食欲を増す美味しさだ。
大盛りにすれば良かったな。かま丼を食べる時は、腕も上げてグワシグワシと食べるのが正しいのだ。
夜 四谷4丁目 「金吹」 お任せコース(青唐辛子の甘辛煮、とんぶり豆腐、実だくさん豚汁、魚のに
んにく醤油漬け、チキンソティときのこ)、ハートランドビール、ボンベイサファイア 3杯 @6500円
照明が暗くて写真がぼーっ
美容院で2時間過して急いで帰宅。8月分の領収書の整理をしてK税理士と打ち合わせ。夜は懐かし
い3人の会だ。歌王子テラちゃんは仕事で少し遅れて来た。懸案事項検討は3分で終って、あとは話あ
っちゃこっちゃの飲み会となる。同じ職場で働いていた頃から何年になるのだろう。あの夏休みは信州
で過したねぇ。新潟は信州に嫉妬しているって何故よ。50歳のモラール管理はどうするか?豆柴は可
愛い。それにしても歌上手が揃った職場だったね。何故秘境ばかり行くかって?あなた達は結構後輩
なのだから、あと十年は働きなさいね。趣味は大事・・・・・。トリトメのない話。彼らはカラオケに行った。
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9月 28日(金) 今日は良い天気だーー!で、暑いのよ〜
朝 家食 トーストと茹で卵、「クノール」のつぶつぶコーンスープ、藤稔ぶどう
これが噂の藤稔
6時起床。昨夜行きたいカラオケもガマンしたのは今朝早く起きるため。月に2時間のパートの日なの
だよ。わー!すごく良いお天気。それなら富士山は見えるかな?見えた。でも夏場の富士山は薄らぼ
けて美しくない。東京の空が汚いってことが主な理由だけど。N原先生が、日本一の葡萄と人気の藤
稔を届けてくださる。大粒で甘い!さて、お風呂にも入ったし、出かけましょうか。迎えの車は来ている。
昼 赤坂 「ヴェトナム・アリス」 名物春巻バスケットとフォーガーのセット ミニデザート付き 1500円
会議は1時間半余で終った。これで今月のお仕事終了。帰りに歯医者に行こうと電話すると、何と今日
は休診日であった。じゃ、赤坂でランチしよ。久しぶりに「ヴェトナム・アリス」に行くと、店内がちょっと変
わっていた。喫煙席は今までエンストランスロビーだった狭い場所に席を作った所だけ。ランチなら禁
煙席でもいいですよー。スゴク空腹だったので、春巻バスケットとフォーのセットを頼んでしまった。やっ
ぱり春巻は生より、揚げと蒸しだわ。入り口には飲み物バーが出来ていた。なかなか努力しておるな。
午後のお茶 赤坂 「peltier」 アイスコーヒー 630円
夜 家食 「peltier」のビーフサラダ、サーモンとベーコンパン、ジャーマンポテトパイ、五野菜スープ
帰宅してスーツケースを完成させる。よし、出来た!次は買い物、洗濯、片付けなど。夕食は赤坂で買
って来たものを並べ、スープを温めただけ。5分で食卓は出来た。明日の今ごろは飛行機だね。無酒日
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9月 29日(金) 晴れ
朝 家食 「peltier」のラタトイユとパン、茹で卵、五野菜スープ、アロエヨーグルト、藤稔ぶどう
冷蔵庫整理の朝食
6時半起床。今日は出発の日だが、ゆっくりだから朝食ものんびりと。午前中かけてカンタン掃除、冷蔵
庫整理、ゴミ捨てなどしてお風呂に入る。湯上りにバスローブを着たままメールチェックをしていたら、
誰かが入って来るような音がするではないか!ドキッ、ゴミ捨てから帰って、鍵掛けるの忘れちゃった。
姪のカオルだった。あーぁ、脅かすなよ。留守番に来てくれる彼女が早めに着いたのだそうで、ランチに
出かけて行った。着替えして、安倍新総裁の国会スピーチが始まったところで家を出て新宿に向かう。
昼 新宿・小田急ハルク地下 「メゾン・デュ・カレールー」 焼きカレー(辛口)セット(サラダ、コーヒ
ー付
カレー焼きたてでアヂヂ
先月に続いて、海外出発日のランチは「メゾン・デュ・カレールー」で。喫煙席があって、カレールーの味
がまぁまぁ良いから。今日は焼きカレーにしてみよう。よくランチする白山「レザン」のイングラと同じよう
な作りね。レザンの方がいいかな。隣席でシワガレ声のマダムが誰かの悪口と自慢話をして嬉しそう。
午後のお茶 成田空港 「キャセイパシフィック・ラウンジ」 アイスコーヒー
いつも乗る成田空港までのリムジンカーはエラク混んでいて、次のバスまで待たねばならない。こんな
時期のこんな時間どうして混むのだろう。95分かかり第一ターミナルへ。添乗員のS野氏と挨拶。キャ
セイパシフィック・ラウンジはこじんまりしてトイレが共同の上、喫煙席が無い。その代わりサンドイッチ、
稲荷寿司、カップラーメンなどスナックが充実している。でもお腹空いてないから食べなかったけどさ。
夜−1 キャセイパシフィック成田=香港 ビジネス機内食
午後5時20分発香港行き。2階席だった。2階は客席が少ないから好きだ。どこかの夫婦がバラバラ
席になったから代わってくれと言う。ヤーだよ、せっかく通路側を指定して座ったんだもーん。ホントは
窓側が良かったというM田さんが代わりに窓側に座られた。同じツァーグループの方だ。ほうほう、1月
から3ヶ月のクルーズにお出掛けですかぁ、なんてお話を伺いなら機内食。キャセイの機内食は旨くも
ないが不味くも無い。酒のツマミになるようなものだけ選んでグビグビとジントニック、ワインを飲んだ。
夜―2 キャセイパシフィック香港=ヨハナスブルグ ビジネス機内食 ジントニック 1杯だけ
深夜香港に到着。ここで添乗員は2名の方と香港に残り、ビジネス客12名だけで先発隊としてヨハネ
スブルグ行きの飛行機に乗る。もう真夜中。食事のサービスが始まりジントニック飲んだら寝てしまう。
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9月 30日(土) 南アフリカのヨハネスブルグとプレトリアは晴れ 1R(ランド)=約20円
朝 キャセイパシフィック香港=ヨハナスブルグ ビジネス機内食
よく寝たのでメシもすすむ
インド洋をビューンと横切り、13時間かけてヨハネスブルグの空港に着いたのは午前6時50分だった。
添乗員がいないから、E藤氏が急遽「臨時代理代行添乗員」となって、「みなさーん、ここに集合してくだ
さーい!12名いますかぁ?」。入国して税関を抜けたらガイドのカトーさんが待っていた。これで安心。
空港を出て、その爽やかな空気に驚いた。そよ風が吹きぬけ、湿度の低い実に気持ちの良い気候な
のである。ヨハネスブルグは標高1763メートルの高地だそうよ。バスでプレトリアに向かう。何故12人
の客だけ添乗員無しでここにいるかと言えば、当初明日出発する予定だったのにビジネス席が取れな
いので一日早くビジネスの方は行ってください、って言われてね。エコノミー席の人は明日添乗員と遅
れて(予定通り)来るというわけ。だから今日は見学のようでいて、ホントは時間潰しのようなもの。プレ
トリアは行政の中心地。眺めの良いユニオン・ビルに行くと、カトーガイドは「ここで1時間いましょう」。
そ、そんなに時間あっても見るものないよー。じゃ、ここに咲いている花全部撮影でもしますかぁ。土曜
日はどこでも結婚式をするらしく、花の美しいガーデンから新郎&新婦が現われた。良い天気だなぁ。
昼 プレトリア 「La Madeleine Guest House」 ガーデンサラダ、パン、シーフリン(鯛の一
種)の
15R
レストランは11時半オープンというのに、時間が余って11時には到着。準備ができるまで庭で待たせ
て貰う。別荘をレストランにしたような店で、パンがとても美味しい。皮がぱりっとして中がモチッと。サラ
ダもメインもなかなか美味しいじゃないか。今は日本でも売っているルイボスティーだが、コイ・サン族
が昔から薬として飲んでいたのだそうで、ノンカフェイン、ノンタンニン、活性炭素が含まれて乳ガン、胃
腸に効くのだとか。その上痩せるというカトーガイドの話を聞いてほぼ全員ルイボスティーを注文した。
夜 ヨハネスブルグ 「ヒルトン・サントン」 シーフードヴュッフェ 185R、生ビール 16R,白ワイン
18
早めにホテルにチェックイン。することないからね。世界一犯罪が多いというヨハネスブルグの中では
比較的治安が良いサントン地区のヒルトンホテルではあるが、ホテルの外には絶対行くな、と釘をささ
れる。しかも今晩の夕食は各自で摂る。1人参加の女性が4人もいるのに、旅行会社として配慮がない
よね。ぷんぷん。仕方ないのでホテルレストランでヴュッフェを食べることにした。ちっとも美味しくない。
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10月 1日(日) 晴れ ジンバブエで夕刻スコール 私の誕生日ざんす
朝 ヨハネスブルグ 「ヒルトン・サントン」 朝食ヴュッフェ
5時起床。ホテルに閉じ込められたような一晩が明けると東の空はスンバラシイ光景であった。こんな
空、日本にはないよなぁ。6時半から朝食を済ませてバタバタと7時半出発。昨日の朝着いたばかりの
ヨハナスブルグ空港で後発隊と合流してザンビアに行くのである。ガイドカトーさんは面白い人だった。
午前の軽食 ブリティッシュエアライン・ヨハネスブルグ=ザンビア・リビングストン間 機内食
飛行機の窓から下を見ると、高級住宅地にはプールのある家が多い。平均所得だけは聞かないでくれ
とカトーさんから言われたが、ほんの一部の白人大金持ちと1日5ランド(約100円)で暮らす貧しい黒
人が500万人もいる国なのだ。1時間40分でザンビアの首都リビングストーン着。ちっぽけな空港で、
タラップを降りるとムッと暑さを感じる。空港建物前に咲くジャガランダの花が満開で青い空に映えて美
しい。ここでビザ代40USドルも払う。目的地は隣国のジンバブエで、ちょっとだけ通らせて貰うだけな
のに40ドル・・・。マイクロバスに乗ると、何と20分足らずで国境を抜けジンバブエに入ってしまったよ。
昼 ジンバブエ 「キングダム ビクトリクァフォールズホテル&カジノ」 ベジタブルスープ、ビーフ
のス
ジンバブエの国境ではビザ代30USドル払う。合計70ドルもビザ代を払って何をしに来たかと言えば、
世界三大瀑布のビクトリアの滝を見に来たのだ。ビクトリアの滝はザンビアとジンバブエの国境にあり、
水の多い時期なら両方から見ることができるのだが今は渇水時期でザンビアからは見ない。国境にあ
る200メートルものビクトリア大橋の真ん中にはバンジージャンプの飛び込み台があった。滝公園すぐ
近くのホテルはカジノまで供えた大型のホテル。2時過ぎの遅いランチを摂る。肉は硬いが味はいい。
夕刻ようと思ったら雨。かなりの降りである。これからボートに乗ってザンベジ川のクルーズに出かける。
ザンベジ川はアフリカ4番目に長い川で、2700キロの旅の最後はインド洋に注ぐ。やがて雨は止み、
中洲の島に象を見かけ、川面に鰐やカバが顔を出す。広いザンベジ川が夕陽で真赤に染まっていく。
夜 ジンバブエ 「キングダム ビクトリクァフォールズホテル&カジノ」 夕食ヴュッフェ、ビール、
白ワイ
芋虫の料理だよ(撮影だけで食べんよ) 現地の方々のエネルギッシュな踊り あら?真ん中のお姫さまは?
夕食はヴュッフェ。ヨーロピアンスタイルの料理の中に、芋虫料理と鰐の肉料理もあった。私はそーゆ
ーものは食べんよ。食事の途中から、何族かは聞き逃したが、踊りと演奏が始まった。やたらと足を高
く激しく上げる踊りで、疲れるだろうなぁ。微妙なハーモニーのコーラスがついて聞きごごちが良い。そ
のうち曲目が変わって、コーラスの歌詞に「♪ハッピーバースディ、♪ハッピーバースディ・・・・」が何度
も出て来る。踊り手のリーダーが私の席に走って来て、嫌がる私を踊りの輪に引き摺って行くではない
か!ヤッダヨー!恥ずかしーヨー!ナニ?棒持て?こうやって一緒に足上げろ?ショーガナイー、足上
がんないよー。客席では笑い転げながら拍手している。何とか族の人は私を躍らせて笑っている。今回
の参加者には3人も誕生日を迎える人がいるので後日合同でパーティをやると聞いていたからまさに
ハプニング。5分も足上げて躍らされたらクタクタになる。こんな風に○9歳の誕生日は更けて行った。
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【今週の振り返り】
安倍内閣が誕生した。閣僚の顔ぶれを見ても「ふーん」という感じだ。小泉さんが早々に退任を明言し
たから、この数ヶ月はポスト小泉を巡っての話題でもちきりだった。でも、最初から圧倒的に安倍1番人
気で、結果もその通りとなった。何かつまんないなぁ。かと言って、他の2人じゃもっとイヤだったのだけ
どね。安倍政権については、国会での初っ端のスピーチを1分聞いただけでアフリカに出かけてしまっ
たので、また後日感想を書こうと思う。
幼い子供の頃、私はアフリカ大陸をどう思っていただろうか。大人達が「暗黒の大陸」なんて言い方をし
ていた。あんなに大きな大陸なのに、アフリカ=赤道というイメージがあり、灼熱の国々で視力5.0の
黒人の人たちがライオンや象と暮らしている・・・・・。ま、そんなカンジ。実に子供らしい単純なイメージ
しか持ち合わせていなかった。初めてアフリカ大陸に足を踏み入れたのは数年前のモロッコだった。最
初に着いたところはカサブランカで、アフリカ最大の都市。そこは子供の頃描いたアフリカでは全くない
し、イスラムアフリカでも無いヨーロッパのような町であった。ハリウッドのスタジオで撮影された映画な
のに、「カサブランカ」のハンフリー・ボガードやイングリット・バーグマンの姿を探したり、主題歌の「As
Time
Goes
By」を口ずさんだりして。アホだよねぇ。その後ぐるっと回ったモロッコは初めてのイスラ
ム圏であったから、モスクのミナレットをポカンと眺め、早朝のアザーンの声に飛び起き、迷路のメディ
ナで迷子にならないかと恐れおののき、甘過ぎるミント茶に顔をしかめ、サハラ砂漠では駱駝から落っ
こちそうになりで、刺激的で楽しい旅ではあったが、所謂アフリカは感じなかった。次が今年1月訪れた
チェニジア。古代ローマを大いに悩ませたハンニバル率いるカルタゴがかつてあった国であるが、ここ
もイスラム圏でモロッコをこじんまりさせた印象であった。そうか、モロッコもチェニジアも、アフリカ大陸
にあるとはいえ、北アフリカだからなぁ。地理的には地中海に面し、ベルベル人とアラブ人のイスラムの
世界なのだ。
「アフリカ」を感じたいならもっと遠い地域に行かねば。学校の社会科で、ヴァスコダ・ガマが喜望峰を発
見してインドに行ったことを教えて貰った。アフリカ大陸の先ッポではないか。そこまで行こう。どうせ行
くならサファリでたくさんの動物を見たいじゃないか。アフリカ象やキリン、バッファロー、ライオンや豹も
見ることが出来たら素晴らしいよね。あっ、カバやサイや鰐もね。砂漠も見たいなぁ。そうそう、アフリカ
の春には南米産のジャカランダの花が美しく咲くと聞いた。満開のジャガランダをカメラに収めたい。パ
シッとね。え?南アフリカには豪華列車が走っているの?じゃ、一番ゴーカなヤツに乗りたーーい!!
ロボスレイルのロイヤルスィートじゃあ!!ということで、これから約2週間、南部アフリカ5ヶ国の旅の
始まり、始まり。
私が誰だかわかるカバ?
* 10月1週、10月2週はなるべく早く作るから、ちょっと待っててカバ。