パクパク日記6年10月3週
一年中で一番気持ちの良いお天気の今週は軽井沢でパクパクした
10月 16日(月) 気持ちの良い秋晴れ
朝 家食 味噌雑炊、丹波の黒さや、「グリコ」のりんごヨーグルト
今朝もモリモリ味噌雑炊
ハワイのオアフ島でマグニュチュード6,6の地震があったとニュースで伝えている。被害はそれ程大きく
はなかったようだが、長い間停電が続いたそう。天国でも、自然災害には勝てないということなのだな。
箱いっぱいの丹波の黒さやもこれでオシマイ。我ながらよく食べたよ。実が大きくて味が濃い豆だった。
昼 四谷三丁目 「尾張屋」 勝つ丼(味噌汁、漬物付き) 820円
ゼッタイ勝つんだよ!
土曜日の朝から襲われた背中の痛みは筋肉痛でしょう、とN原氏は言った。南アフリカ旅行中にアメフ
ットのリーグ戦第3節の試合があった。大勝とまでは行かなくても悠々と勝ったかと帰国後チェックして
みたら、1本差の辛勝。オイオイである。そんなチーム状態では、春優勝した今夜の相手に勝つことは
難しいのではないか・・・。ここで負けたらかなりヤバイぞ。勝率の良い尾張屋の勝つ丼で勝利を願う。
秋晴れの気持ちの良い日だ。一年で一番天候の良い日ではないかと鼻歌を口ずさんでスキップする。
夜 早稲田・リーガロイヤルホテル東京「セラーバー」 砂肝のサラダ、韓国風オムレツ、タンドリ
ーチキ
3杯、洋
試合1時間前に東京ドーム到着。関係者入り口に辿り着くまで、後楽園の場外馬券売り場を通る。「そ
れがイヤでね」と言う人もいるが、30年間競馬をやっていた私には懐かしい風景ではある。緊張の一
戦が始まった。リターナーのシミケンがいきなりキックオフリターンで93ヤードを走りきってタッチダウ
ン!波乱の幕開けである。1Qで両チーム計6タッチダウンという乱打戦。ただ観ている観客にはドハデ
なプレイの連続に大喜びしたに違いない。前半終って31:19。12点リードしているが、タッチダウンを2
本決められたら逆転される。鉄壁のディフェンスはどうしたんだ!後半、その怒りが通じたのかディフェ
ンスは完封で守り、オフェンスは23点加点した。終ってみれば54:22のダブルスコアを遥かに越える
結果。スコアより先ずは勝って良かった。これで最終試合を待たずしてプレイオフ進出決定!試合後は
大S子とSY子と待ち合わせ。久々に「セラーバー」に行った。勝利の後は酒も食事も何でも美味しい。
_______________________
10月 17日(火) 晴れ
朝 無し
健康とは「快食、快眠、快便」。他の2つはグッドなのだが、どうも快眠がいけない。ベッドに入っても眠
れない夜が続き、数時間ウダウダしている。それかどうかはわからんが、朝飯を食べる気がしなった。
昼 赤坂・スープカレーの店 「心」 期間限定メニュー・大麦豚ときのこのスープカレー (辛さ15
+50
午前10時半歯医者へ。本来ならペルーから帰国したタイミングで行くことになっていたのだが、南アフ
リカへの出発まで日にちが無く、ようやく今日予約を取った次第。2番目の歯、次子は優秀ではあるが
飽くまでも仮の歯。いよいよ私と長いパートナーとなるハズのミツ子を入れるタイミングが来ているのだ。
何度も型を取り、ついでに歯石のお掃除をして貰って赤坂の街へ。ここでは何軒もランチを摂りたい店
があって迷う。あそこもいいが量が・・ここは美味しいけど混雑が・・・なんて考えて歩いているうちに
「心」の看板。そうそうスープカレーの店が赤坂の手前にあったっけね。すーっと吸い込まれるように入
店。季節限定メニューを注文。辛さは100番まであるが、腸閉塞後だしということで15番。辛くないよ。
夜―1 荒木町 「ます味」 お任せコース(前菜盛り合わせ:新漬けプチプチいくら・さいまき海老・
穴子
て、岩
「立山」
帰宅してパクパク日記10月2週の仕上げ。写真の選択などは慎重に考えるが、文章はバチャバチャと
打ってオシマイ。アップしてから読むとマチガイだらけ。でも性格は変わらないからヤッパリ読み直しな
んかしない。待ち合わせに遅れない出発時間の1分前にアップ。アフリカの振り返りはこれで終了。午
後7時半から1ぶりにU村クンと飲む約束だ。彼は部署が変わったばかりとか。若い彼(といってもギ
リギリ30代)が右往左往した時代を懐かしく思い出す。そう、仕事に大事なことは理念があることよね。
「ます味」のご主人は今日も大張り切りでご馳走を作ってくれた。未だ生乾きでさっと炙ったカラスミは絶
品。それに岩手産の焼き松茸。シャキシャキだよん。「今晩のお連れ様はきっとお疲れでお越しになる
ような気がしますのでスッポンの雑炊にしましょうか」と言われた。ドンぴしゃり。明日はお肌ピカピカ?
夜―2 荒木町 「Deep」 ジントニック 2杯
2軒目の「Deep」はU村クンのご馳走で。明日広島出張?それなら、伝言頼まれてくれる?なんてね。
___________________________
10月 18日(水) 晴れ
朝 無し
やっぱり寝付きが悪いわ。それでも7時半起床。ニュースでトルコ旅行中の日本人ツァーがコンヤでバ
ス事故に巻き込まれ犠牲者が出たと伝えている。そういえば、去年の今頃私もトルコにいた。HISの忙
しいツァーだったらしいが、他人ごととは思えない。加えてロンドンの地下鉄で事故があったそうだよ。
朝のお茶 三栄町 「カフェ・ドール」 コーヒー(ご主人にご馳走して貰いましたぁ)
7月末わが家に宿泊された親子に朝ご飯として「カフェ・ドール」のアップルパイをお出ししたらエラク気
に入られた。今週末は母親の彼女の誕生日でもあるし、アップルパイを送ろうか。10時半の開店に合
わせてお願いに行ったら、ご主人が珈琲をご馳走してくれた。年中無休の働きものもお店であるのだ。
昼 代々木 「基」 風ランチセット(豚焼丼、たぬきうどん、サラダ、漬け物) 900円
隣にカタカナ会社の若者がいた
代々木で整体治療。背中のバリバリバリューを治してちょ。随分楽になったぞ。かなり前うどんが美味し
い店があったな、と久々に行ってみた。フツーのうどんだった。ただ、ランチメニューとしては合格かも。
アップルパイを送ったキョウコの誕生日プレゼントを買いに新宿の「紀ノ国屋」へ。自分が読みたい本を
4冊選んで送る。新潮社の「ペンギンシリーズ」はお気に入りなのだ。喜んでくれるといいのだけれど。
夜 銀座 「おさき」 湯葉の出汁煮、鯖のたたき、高知の四方竹の出汁煮、牛肉と舞茸煮 焼栗添
え、
一旦帰宅し、着替えて歌舞伎座へ。夜の部の演目は「仮名手本忠臣蔵」と「梅雨小袖昔八丈 髪結新
三」の2つ。「仮名手本忠臣蔵」は五段目と六段目の上演で、早野勘平に仁左衛門、斧定九郎に海老
蔵、勘平女房お軽に菊之助。海老蔵が演じた斧定九郎は、お軽の父親を殺して大金を奪った直後、イ
ノシシと間違って勘平が打った鉄砲で死んでしまう悪役で、出番時間の大半は死体として転がっている。
台詞は「五十両」というだけだし、稲架の陰からにゅっと出す手と死にっぷり良い海老蔵であった。目当
てはもちろん仁左衛門の早野勘平。ツイテいない悲しい男で、旧主のあだ討ちにも加われず切腹しち
ゃう。前から2番目の席で私は涙ぼろぼろ。2番目の髪結新三は2時間12分の芝居で、幸四郎が新三
に初役として挑むが、勘平が死んでしまったので観ないで帰っちゃお。「おさき」で珍しい鯖のたたきや
高知の四方竹、もってのほか菊酢の物を食べる。どれもこれも美味しいなぁ。飲み過ぎないよう自重。
____________________________
10月 19日(木) 東京も軽井沢も晴れ
朝 家食 穴子白焼と海苔・梅干のお茶漬け、柿、アロエヨーグルト
材料:梅干しおにぎり、白子白焼、
一昨日の夜、「ます味」で穴子の白焼を食べ切れずオミヤにして貰った。昨夜それをどうやって食べよう
かと考え、グッドアイデアを思いつく。コンビニで梅干しのおにぎりを買う。おにぎりを器に入れ、細かく
千切った海苔と穴子の白焼を乗せて熱いお茶を注いでお茶漬けの完成!これがむちゃんこ旨いのよ。
昼 軽井沢 「無彩庵」 じゃが芋の温かいポタージュ 700円、カツサンド 630円、アールグレイのプ
リン 840円、コーヒー
これは元Iトミが食べたカレー
10時Iトミ号が迎えに来てくれる。そうそう、Iトミではすぐ誰かわかるから名前を変えてくれと依頼され
た。しかし・・・代わりが思いつかん。元Iトミじゃダメ?今から2人で軽井沢に向かうのだ。平日だから、
ピューっと高速を走り、12時半には「無彩庵」でランチ。「無彩庵」は、70メートル離れた場所にある、あ
の「エルミタージュドタムラ」のカジュアル店だ。プリフィックススタイルのランチコース(前菜、スープ、メ
イン、デザート)がと3150円で食べられるのだが、その上1日10食限定630円のカツサンドと840円
のインディカ米と食べるスパイシーカレーが軽食としてあり、他にアラカルトもあり。頭の中はすっかりカ
ツサンドだったから、1つだけ残っていたカツサンドとスープ、デザートを注文。何とメインのカツサンド
が一番安いのだから笑う。元Iトミが注文したスパイシーカレーはでっかい皿にこれでもかとカレールー
が盛られて2人で目を丸くした。お互いの料理をちょっと交換して食べる。どっちも旨いじゃないか!!
午後のお茶 軽井沢 「珈琲歌劇」 スペシャリティブレンド @850円
この時期は毎年軽井沢に来ている。紅葉の撮影旅行だ。白糸の滝まで行ってみるがどうも今年もこの
辺りの紅葉はよくないねぇ。去年もダメだったしなぁ。旧軽銀座をぶらぶらした後は「珈琲歌劇」でお茶。
夜―1 軽井沢・軽井沢万平ホテル「檜館」 熊魚庵たん熊北店 鉄板焼高雄コース(秋の味覚
盛り合
にん
「熊
私の頭は柔軟の反対だから、万平ホテルの1泊目は「檜館」で食べるたん熊の鉄板焼と決まっている。
前日予約したら「夢子さん、いつもありがとうございます」と挨拶された。今日の牛肉は常陸牛。ヒレとサ
―ロインを半分づつ頂く。にんにくチップはいつものように山のように作って貰い、最後にガーリックライ
スののっけて食べると旨い。毎回ひどい二日酔になるので、酒を飲み過ぎないように今日も自重した。
夜―2 軽井沢・軽井沢万平ホテル「ザ・バー」 ジントニック 2杯
ホテルに着いた途端バーの小澤さんにバッタリ会った。「明日休みだからドライブ行こうよ。紅葉の写真
撮りにさ。詳細はバーでね」って。打ち合わせも兼ねてバーに行く。じゃあ、明日10時半出発ですね。
_____________________________
10月 20日(金) 北信は晴れたり曇ったり
朝 軽井沢・軽井沢万平ホテル 「メインダイニング」 ヘルシーブレックファースト(桃のジュース、
トー
朝はヘルシーになさい!
酒を抑えたお陰で、今朝二日酔はヒドクない。それでも、私が「二日酔コース」と名付けているヘルシー
ブレックファーストをメインダイニングで食べる。勧められたが、トーストは2枚でヤメテおいた。エライ!
昼 長野市・東急百貨店 「ラーメンファンタジスタ」 信州越後かさね味味噌ラーメン 850円
←昼のラーメン おやつ→
小澤さんは飛ばし屋だ。あっという間につま恋を通って万座そして志賀高原へ。山は茶色一色。色つか
ないうちに枯れてしまったようだ。去年より悪いじゃないか。もう紅葉撮影は諦めた。それでも、風もない
のにハラハラハラと枯葉が舞い続ける風景は都会に住む者には貴重なものだった。小澤さんは「去年
みたいに戸隠まで蕎麦食べに行く?それとも別所温泉で松茸?」なんて言っていたが、善光寺で蕎麦
を食べることに決定。そこでカーラジオが長野市の東急百貨店で「ラーメンファンタジスタ」をやっている
と伝えている。じゃ、蕎麦屋の前に覗いてみる?ってことでラーメン。有名店が出店しているのではなく
ラーメン職人が2人でコラボして新作メニューを作るという企画であった。小澤さんは博多ラーメン、元Iトミ
と私は信州越後かさね味味噌ラーメン。決して不味くは無いが、美味しいかと尋ねられたら答えに窮す。
量少なくまたたく間に食べて終えてしまった小澤さんはもっと食べたそう。隣の「まい泉」に行く。
昼直後のおやつ 長野市・東急百貨店 「まい泉」 クリームみつ豆、コーヒー
Iトミはところ天、私はみつ豆、小澤さんは何頼んだと思う?カツ丼だよ?カツ丼。ラーメン後にカツ丼。
夜―1 軽井沢 「手打ち蕎麦 東間」 6500円の蕎麦懐石コース(蕎麦味噌、先付け秋の味覚盛
り合
栗
麦団子、抹茶、ビール、冷酒 「寒竹」(佐久) 300ml×2本 @9150円
善光寺。大町市に住んでいた小学校5年の時、初めて来た。以来何度もお参りに来ているが、元Iトミ
は初めてでケッコー感動していた。内陣でお参りをしてから、お戒壇めぐり。内々陣にあるご本尊が安
置されている瑠璃壇下の真っ暗な回廊をソロソロと進み、中程の「極楽の錠前を探り当てて、秘仏のご
本尊と結縁するというものだ。それにしても真っ暗というのは怖いぞ。八幡屋で唐辛子を土産に買って
4時過ぎホテル到着。小澤さん、お世話になりましたー!ゆっくりお風呂に入って、夜に供える。今夜は
軽井沢蕎麦の最高峰と誉れ高き「東間」のコースを頂くのだ。夜は6500円、8千円、1万円の3コース
のみで、蕎麦中心のコースは6500円というからそれを予約している。椅子席もあるが、床暖房の入っ
た座敷の畳が気持ち良い。「無彩庵」もガラス張りの造りだったが、「東間」も窓が広く、ガラスはピッカ
ピカだ。蕎麦味噌いいねぇ。おこわのキノコ餡かけはお替りしたい!蕎麦がきいいねぇ。コールロビー
(蕪の一種)と鰻の炊き合わせはお替り2つください!鰻が香ばしいんだ。そしていよいよ蕎麦。上品な
蕎麦だねー、お替り貰えるの?じゃあと2枚。ホントに満足感の高い夕食でございました。また来るね。
夜―2 軽井沢・軽井沢万平ホテル「ザ・バー」 ジントニック、マルガリータ
今晩小澤さんはお休みだ。でも、バーにはちゃんと行く。満腹なので、2杯目はショートカクテルにする。
________________________
10月 21日(土) 軽井沢も小諸も東京も秋晴れ
朝 無し!
昨夜立てた計画は、早く起きて「熊魚庵」開店7時半と同時に店に入り、3003円の和朝食を8時まで
に食べ終えるというものであった。それもお昼に小諸の「草笛」でお蕎麦を美味しく食べるための計画
だ。然るに2人で寝坊して起きたら既に8時。計画中止。メッツとカージナルスはカージナルスが制す。
万平ホテルの庭の紅葉が色づきかけていた。山の上の方は全滅で、下の方が楽しめるということね。
昼 小諸 「草笛 本店」 天ざる蕎麦 1200円
蕎麦はブランチ代わり。私は2ヶ月前と同じ天ざる蕎麦で、元Iトミは大S子さんが食べた蕎麦定食。
「朝は何時から開店ですか?」と尋ねると、「午前9時でも、その前でもここにいればやりますよ」って。
午後のお茶−1 横川インター コーヒー
昨日は曇りがちの日で夕刻にはパラッと小雨も降った。しかし、今日は見事な位の秋晴れである。横川
インターでは、お約束の峠の釜飯をゲット。懐古園でキノコや野菜、ラ・フランスなどを仕入れたが、ドラ
イブインの前にも魅力的な農産物が並べられて誘惑する。堪らず、下仁田葱一束と山葵漬けを買う。
午後のお茶−2 四谷三丁目 「東京風月堂」 コーヒー
2泊3日で買出ししたものは自分だけでは持ち切れず、元Iトミにも手伝って貰ってようやく家に運ぶ。さ
て、次は携帯電話だ。来週24日から番号持ち運び解禁で、電話会社及び機種を変更しようと思ってい
た。然るに機能はサッパリわからんので元Iトミに同伴して貰いショップで予習した。でもわからんよー。
夜 家食 「おぎのや」の峠の釜飯、たっぷりきのこと下仁田葱汁
留守中に到着していた荷物を取り出すと、チカちゃん社長から素敵なプレゼントが届いていた。誕生日
のプレゼントらしい。アフリカで帽子を無くしてしまったのだが、大きな箱には、そのことをまるで見透か
していたような帽子が入っていた。ありがとねー!続いて、宗匠から連句を作るよう指令が来ていた。う
ーむ冬の短句かぁ。鍋に石焼芋に蟹に海鼠腸?きのこ汁にとりかかる。きのこも天然ものは実に美味
しいが、土や枯葉、虫などがびっしり付いていて、そのお掃除が大変。30分も格闘した。その甲斐あっ
て、ひと口飲むなり唸るような美味しいきのこ汁完成!下仁田葱と豆腐がよく合うねぇ。旨い!無酒日
________________________
10月 22日(日) 晴れのち曇り
朝 家食 きのこ汁の味噌雑炊、柿、アロエヨーグルト
ご飯を炊く。昨夜のきのこ汁に、下仁田葱をたっぷり加えて雑炊を作る。炊き立てのご飯で雑炊作る人
は余りいないと思うけどいいんだもん。しみじみ旨い。1週間続いた好天気もそろそろオシマイらしい。
昼 家食 軽井沢「浅野屋」のフランスパンと「東間」の蕎麦味噌・山葵漬けトースト、「クノール」のコー
ンポタージュスープ
このオリジナルな発想を見よ!
昨夜、苦吟して冬の短句(7+7)を投句(提出)した。と思ったら、別グループ連句の私の番なんですっ
て。ナヌ?またもや冬の短句・・・・。絶句ものである。冬の季語・・あんこう鍋、牡蠣フライ、ヒレ酒、鱈汁
に根深汁・・・。ダメだ、食べ物の季語しか出て来ない。こうゆう時頭を切り替えるにはクッキングがよろ
しい。元Iトミが散歩の途中で「浅野屋」の焼きたてフランスパンを買って来てくれた。それをトーストして
「東間」の蕎麦味噌と山葵漬けを塗る。素晴らしい独創性ではないか。頭を使い果たして、連句が・・・。
夜 家食 軽井沢 「無彩庵」のスパイシーカレー、紅生姜とピリ辛らっきょ、マカロニサラダ、たっぷりき
のこと下仁田葱汁
何とかまたもや冬の短句を作り、中からマシな句を5句選んで投句した。昨夜の分とどっちもダメ出しさ
れると、トーブン頭の中は冬でいなければならぬなぁ。これから冬になるから未だいいものの、これが
夏とか春宿題になると一層困るのよ。炬燵に入って「灼熱の・・・」とか「大汗や・・・」とか「春惜しむ・・・」
とか。さーてと、夕飯はカレーだ。それも「無彩庵」のスパイシーカレー。この店ではカレーのテイクアウ
トはやっていない。どーしてもお願いするだ!と懇願して「4人前なら仕方ないか」と折れて貰って、翌日
の朝取りに行った。3150円だった。量がたっぷりだから、3つに分けて、2つは冷凍。インディカ米と一
緒にお召し上がり下さいと言われたけど、炊いたご飯があるのにインディカ米を買いに行くのも面倒だし
「あきたこまち」でいい。チキンだけかと思ったらビーフも入っているのだ。食卓は未だ軽井沢。
無酒日
_________________________
【今週の振り返り】
軽井沢で過す魅力はたくさんある。夏には、木立に囲まれた別荘で静かな日々を過す。都会の喧騒と
日常の過密スケジュールから解き放たれ、ピリピリしていた神経がまったりと弛緩する。賑やかなこと
が好きな人は、旧軽銀座を「ミカド」のモカソフトを舐め舐めぶらぶらして、野沢菜やジャムなんか買うの
も楽しい。犬を連れながらね。南口のアウトレットで纏め買いをする人たちもいっぱいだ。カラダを動か
したい人向けにはウォーキングかサイクリングがお勧め。体力があるなら、見晴台まで上って、旧碓井
峠で群馬県と長野県の県境の絶景を楽しむことができる。カラマツ林の三笠通りを歩き、今は博物館
になっている三笠ホテルを見学し、万平ホテルまで歩く人はホテル前で記念撮影をし、ジョン・レノンが
愛したカフェでお茶を飲むのも良い。それとも足を伸ばして中軽井沢の星野リゾートでとんぼの湯にで
も入りますか?つま恋や鬼押し出しに行く手もある。ホントの温泉好きなら草津まで行ってしまいます
か?冬はスキーにスケートね。
探せば美味しいものにありつける軽井沢だが、ここの売りはやっぱり蕎麦だよね。私が美味しいと思う
のは今回行った「東間」と、そのカジュアル店の「ZEN」だが、小諸、佐久、上田、長野と周辺には蕎麦
の名店が揃った地域だ。去年の秋には戸隠まで行ってしまった。小諸の「草笛」は上田、長野にも支店
があって、懐古園が本店。気さくな蕎麦屋なのに、蕎麦も蕎麦汁もしっかりしている。「井泉庵」は家族
で経営する店でお宅にお邪魔しているような気分になる。コースでも良心的なお値段だ。佐久の「職人
館」は、探し当てるのにちょっと苦労する立地だが、取立ての野菜や十割蕎麦を楽しむことが出来る。
上田には、かの池波正太郎さんが足繁く通った「刀屋」がある。小、並、中、大と蕎麦の量があり、中を
頼んだ私は帰る時アゴが痛くなっていた。蕎麦の太さと腰の強さは特段で、咀嚼力が養われる。次の
信州の蕎麦はどこにしようかと嬉しい悩みがある。
しかし。私の楽しみは他にもある。「買出し」である。特に農産物の買出しが一番楽しい。秋ならば、各
種のきのこがある。しめじ、なめこ、平茸、舞茸など、人工栽培とは別モノの旨さがある。野菜も高原キ
ャベツ、トウモロコシ、きゅうりに加えて、秋茄子、白菜や下仁田葱、里芋も加わる。デッカイ白菜が200
円、3キロ程入った立派な里芋が500円!私は里芋の前で5分も悩んでしまった。来週家食の機会が
少ないから買っても使わないかもしれないし・・・・。次は果物だ。赤く色づいたりんご、柿、巨峰、それに
ラ・フランス。それがどれも安い!ラ・フランスは小さめであったが、1箱に16個入って千円ポッキリ。買
わない手はないでしょう。
土曜日、元Iトミ号から降ろしたモノは、「無彩庵」のスパイシーカレー4人分が入った発泡スチロール、
「浅野屋」のフランスパン、秋茄子ときゅうり各1袋、きのこ2種2パック、わさび漬け、下仁田葱、「八幡
屋」の胡麻唐辛子3袋、「雷鳥の里」(菓子)4箱、「東間」の蕎麦味噌、その他アジアン雑貨の袋もあっ
て、まるで戦後間もなく田舎に買出しに行ったような姿であったのだ。それでも尚、あの里芋と白菜は
買えば良かったか、と諦めていない夢子なのだった。軽井沢は買出しである。
たまにしか家でご飯食べニャイのにぃ? アホかいニャア