パクパク日記8年4月2週

          中米コスタリカの森の中でバードウォッチングして来ましたぁ!

フウキンチョウ ハチドリ

4月 7日(月) 曇ったり降ったり

朝 家食 中華丼、味噌汁、アロエヨーグルト、でこぽん

    月曜の朝は腹が空く!

昨夜寝たのは3時過ぎだった。12時半までパソコンの前でゴソゴソして、次は恒例のだめ鑑賞。パソ

ンナナちゃんに続いて、DVDHDDレコーダーまでチョー調子悪い。東芝を筆頭とするDVDHDD

陣営がブレーレイ陣営の前に敗れ去り、撤退を決めた。ウチのはその東芝製だ。ビデオの時もそうだっ

たけど、互換性の無い複数の機種戦争に消費者を巻き込むのはやめておくんなましよ!DVDを出し

入れしたり、スイッチを切ったりといった何の意味も無い動作を100回位やると、たまに映ることがある。

だからやたらと時間がかかるのですな。外はどんよりと暗い。雨が降ると言っていた。花疲れであるな。

昼 四谷三丁目 「尾張屋」 カツ丼(漬け物、味噌汁付き) 820

    カツ丼好きと呆れられる

ラオスの写真のプリントを依頼してから、中原先生の治療院へ。あちこち痛いが、脾臓も痛い!「血液

の循環が遅いと脾臓が悪くなることがある」って。血液の循環を早くするにはどうすんのよ。「水泳とか

運動・・・・あっ、水泳すると風邪引くんだっけ?ガハハハ」。人の不幸を笑うよくない性格である。旅行

先では絶対食べられない昼食にしよう。「尾張屋」のカツ丼。薄味が好きだが、丼は濃い味がいいな。

夕方のおやつ 「玉屋」の桜餅とわらび餅、黒豆茶

    洋菓子より和菓子が好き!

朝と昼の食事が軽かった(!)ので、おやつに和菓子を。桜餅旨いです。蕨餅は「一幸庵」に負ける。

夜 家食 八宝菜、「岸澤屋」のにしん煮、きゅうりのポン酢がけ、ネギ納豆、味噌汁、ご飯、でこぽん

  

いつもよりエラク遅くなってしまったが、ラオスにご一緒した方々に旅の写真のアルバムを作り、郵送作

業を終える。明日投函しよう。天気予報は、どの局も「明日の関東地方は大荒れです!風も雨も波も揃

った荒天になる模様」と有り難くない予報を伝えている。明日は出発なんだよぉ!成田が強風だと飛行

機は飛ばないんだよぉ!と心配になる。嵐はこちらに向けてぐんぐん進んでいるらしい。夕食は、冷蔵

庫、鍋に残っているもの総動員して並べた。あら?昨夜の献立とほとんど同じになっちゃった。無酒日

              ___________________

4月 8日(火) あいにくのどしゃぶり  今日は1日39時間だぁ!

第1食 家食 サンドイッチ、赤飯おにぎり、カップスープ、アロエヨーグルト

    外はどしゃぶり・・・・

6時半起床。心配していた通り、外はどしゃぶりだ。交通機関にも遅れが出ているらしい。さてと、どうや

って成田まで行くか。リムジン会社に電話で問い合わせると「現在のところは平常通りの運行です。今

後はわかりません。新宿からなら120分みて下さい」。じゃJRの成田エクスプレスにすっか?東京発。

第2食  成田空港・第一ターミナル 「翠鳳」 日替わり麺定食(坦々麺、ミニ五目丼、杏仁豆腐、

      漬け物) 1100円、ドリンクバー 300

    空港スタッフに人気の店だが、味はフツー

成田までの行き方をさんざん悩んだが、東京駅から11時3分発の成田エクスプレスに乗ると、12時前

無事到着。ほっ。集合時間まで未だ1時間半もある。旅行保険の窓口女性にお勧めの中華店を聞いた

ところ「翠鳳」を教えてくれた。なるほど空港スタッフの客が圧倒的に多い。但し味はフツーだし高いね。

第3食 デルタ航空 成田=アトランタ ビジネスクラス機内食(和食)

  

悪天候にも係わらずアトランタ行きのデルタ航空はそれほど遅れることなく離陸した。隣席は私の1、6

倍はあろうかと思われる大女だ。しかもペラペラの半袖薄着。皮下脂肪で寒くないの?ったくもう、だ。

第4食 デルタ航空 成田=アトランタ ビジネスクラス機内食

    デルタ航空の機内食は旨くないが不味くない

この便の2時間前離陸した某航空は乱気流に巻き込まれてケガ人も出たらしいですよ、と客室乗務員

が教えてくれた。こっちも揺れるけど、うとうと本を読んだり、酒グビグビ飲んだりして12時間を過した。

第5食 デルタ航空 アトランタ=サンホセ ビジネスクラス機内食

    5回目の食事は半分だけ

現地時間午後2時40分アトランタ着。未だ4月8日なんだよ。今日は長いねぇ。ここ数年私はアメリカ

を避けている。旅先には決して選ばないし、トランジットで通過するのもイヤ。乗り換えるだけなのに、ス

ーツケースには鍵をかけるなと言われるし、入国検査も受けねばならないし。入国検査には1時間以

上かかり、指2本だった指紋検査もついに10本になったぞ!しかし、アメリカの中でアトランタは未だま

しである。喫煙場が空港内にあるからさ。煙草を何本も吸って、19時発のサンホセ行きに乗り込む。コ

スタリカとは2時間の時差があるから、4時間のフライトで到着したのが午後8時40分。未だ8日だよ!

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4月 9日(水) コスタリカ・サンホセは晴れ

朝 コスタリカ・サンホセ 「デニーズ」 ティピカルブレックファースト(カージョ・ピント、スクランブルエッ

グ、トースト、コーヒー

    コスタリカの第一食は「デニーズ」!

昨夜長旅の末、ホテルの部屋に入ったのは10時過ぎ。標高1100メートルの首都サンホセは涼しい。

夏の軽井沢と思えば良いらしい。5時半起床。昨夜渡された食券を持ってホテルに併設されている「デ

ニーズ」に行く。5種類のメニューから選べと言われ、ティピカルブレックファーストを選んだらスクランブ

ルエッグにトースト、それにカージョ・ピントが運ばれて来た。カージョ・ピントはちょっと見、赤飯のよう。

  

          見渡す限りのコーヒー農園      こんな高山植物が咲き乱れる     2574mのポアス火山は活火山

着いたばかりの首都サンホセを早くも出発。これから専用バスでコスタリカを回るが、ドライバーは元横

綱・曙関似のパオロとスルーガイドはヒゲオジサンのS村さん。S村さんは、Sクラツーリストの社長でも

ある。初日から遅刻イケナイねぇ、社長さん! サンホセの市内を抜けてバスが高度を上げてゆくと、

景色が変わり緑一色となる。コーヒー畑が広がっている。標高が600mから1800mあり、火山による肥

沃な土地、そして雨季と乾季があって雨量も1800mlという条件を備えているコスタリカでは良質のコ

ーヒーが栽培されている。主にヨーロッパに輸出され日本には余り来ていないそうだ。バスは更に高度

を上げる。ここからは歩いてポアス火山の火口を見に行く。グンネラ・インシースという名前のとてつも

なく大きな蕗がある。「貧しい男の傘」という呼び名もあるそうだ。葉に傷つけると文字が書けるクルシア

なんて葉もあった。いつもなら、カリブ海から吹いて来る風で雲がかかりがちなポアス火山の火口がポ

ッカリと見えた。エメラルド色の入浴剤を入れたみたいだなぁ。コスタリカには火山がたくさんあるのだ。

昼 サルチー村 「ラス・カレータス」 ヴュッフェ

  

                               これがサルチー村のカレータ    庭園には南国植物がいっぱい

ポアス火山は猛烈に寒かったが、ランチを摂ったサルチー村は一転暑い!この村は牛2頭で引く荷車

カレータに1902年色をつけて装飾したところ大流行したことで有名。ヴュッフェの食事を摂った後、古

いカレータや彩色風景などを見学した。アーモンド、カシューナッツ、バナナがたわわに成り、南国だぁ。

夜 モンテベルデ 「トラモンティ」 名物料理・オジャ・デ・カルネ(コスタリカ風牛煮込み鍋)、ライス、ア

イスクリーム、カモミールティ

  

           コスタリカの牛は可愛い!      モンテベルデに夕陽が沈む          名物のオジャ・デ・カルネ

朝のサンホセは気持ちの良い涼しさだったが、ポアス火山は寒く、ランチと休憩した場所は猛烈に暑か

った。一日で四季を味わえる国なんだね。途中、ハチクイモドキ、カンムリサンジャク、カイラン鳥など発

見する度に車を停めたから、モンテベルデに着いたのは6時半になってしまった。早速夕食。今晩のメ

ニューはオジャ・デ・カルネというコスタリカ風牛煮込み鍋・骨付き牛肉に、じゃが芋、さつま芋、キャッサ

バ、人参などがゴロゴロ入ったサッパリ味。そこにご飯を入れて食べるとコスタリカ風雑炊になるのだ。

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4月 10日(木) 晴れ

 モンテベルデ 「トラモンティ」 朝食ヴュッフェ(カージョ・ピント、スクランブルエッグ、ハム、トー

      スト、各種フルーツ、コーヒー)

鳥の鳴き声で目が覚めた。445分起床。ロッジの外に出てみると、大半の人々が鳥の鳴き声に耳を

すませ、双眼鏡で鳥を探している。そこに猫が2匹!U田さんと鳥そっちのけで猫を追って笑われた。6

時朝食。ふんだんなフルーツとカージョ・ピント。当然だが「デニーズ」より断然旨い。今後が楽しみだ!  

  

            モンテベルデ自然保護区で早くもケツァールのメス発見!!  熱帯雲霧林の鬱蒼とした森林が広がる

  

    ヤスデは触ると丸くなる     カメムシは交尾中です       オレンジニータランチュラ         こんな感じで自然観察

645分モンテベルデ自然保護区に出かける。この国には60箇所以上の国立公園や自然保護区が

あるが、ここモンデベルデは民間研究所の施設。1950年代アメリカのウェーカー教徒が朝鮮戦争への

徴兵を逃れるために十数家族がここモンテベルデに広大な土地を購入して移り住み、三分の一の土地

を水確保のため手つかずのまま残した。それが今の保護区でエコツーリズムの発祥の地となった。今

回の旅では、誰しも「幻の鳥」ケツァールを観ることを主目的にしている。ケツァール、しかもオスだ。そ

のケツァールを見られるということでモンテベルデはバードウォッチャーの憧れらしいよ。15分後、早く

もそのケツァール発見!そんな幸運に恵まれていいのか!一堂緊張。いたいた!しかしメスだ。独得

の熱帯雲霧林は当然湿度が高い。太い樹木にはビッシリと苔が纏い付き、勝手に棲みつく各種着生植

物で重そうだ。中には200300種の着生植物に場所貸し(?)している木もあるらしい。それにしても

何て気持ちいいんだ。ヴァイオリンの調べのようなキバシヒトリツグミの鳴き声も美しいが、静寂の中に

も周囲の木々が台地の水分を吸い呼吸している音が聞こえるような気がする。フェトンチットだらけだ。

  

      砂糖水を飲むハチドリ 私ハチドリ好き!            巨大なゴキブリ                  ヘラクレスカブト虫 

  

 羽根が透明なパティラトンボマダラ         イオウ蝶    クリソヌムスドクチョウ 毒蝶です

2時間よく整備されたトレイルを歩いて散策終了。受付の隣にハチドリの餌台がある。ハチドリ好き

の私はコーフン!次から次へと色とりどりのハチドリが飛んで来て砂糖水を吸う。ハチドリの数は多く、

最小の鳥はたった5グラムしか無いと言う。羽ばたき撮るの難しいぞ。近くのバタフライガーデンに行く。

タランチュラ、巨大なゴキブリ、ヘラクレスカブト虫、蝶のサナギなど観た後は、低地、1000メートル、そ

そしてモンテベルデに分けられた蝶の部屋へ。羽が透明な蝶や毒蝶などがいた。私は蝶や昆虫にはと

んと興味が薄いのだが、「冬彦さん」や「友達の友達大臣」には堪えられないモンテベルデではあるね。

昼 モンテベルデ 「トラモンティ」 サラダ、パン、パスタ2種、ピッツァ2種、コーヒー

  

宿泊しているロッジ・エルボスケに併設されているレストラン「トラモンディ」はイタリアン。今日のお昼は

豪華版でパスタも2種、ピッツァも野菜とキノコ2種が出た。さかなクンに声がそっくりな添乗員Y田さん

は、こういう食事が大好きらしく、パスタ4皿、ピッツァも大量に平らげ、見ていて楽しい。食後の休憩時、

部屋の前で猫を撮影していると、何とハナグマがフツーに歩いて来るではないか!イヤービックリ!!

  

        スカイウォークには8つの吊橋がある      人気のキャノピーのポスター      3つの花をつけるルビセア

午後からスカイウォークへ。ここも民間の施設で、8つの吊橋がかかる。樹冠の高さから熱帯雲霧林を

見下ろすのは、何とも素晴らしい景色で、カメラをどこに向けて良いか戸惑っちゃうよ。一番長い200m

の橋から40mの下を見下ろすと、渓流が見える。吼え猿がどこかで吼え、周囲1キロ四方に届くヒゲ鳥

の声も。かと思えば、ロープで林の上を走るキャノピーの乗客の歓声も一段と高いぞ。午前中と違って

アップダウンのキツイ道だったから8つ橋を渡りきった時は心底ホッとした。帰路、地元のスーパーに寄

って、モンテベルデコーヒーをしこたま買い込む。ロッジでシャワーを浴びて、髪を乾かしサッパリする。

夜 モンテベルデ 「トラモンティ」 野菜スープ、鯛のソティ 野菜とライス添え、パン、ティラミス、カモ

   ミ ールティ、3点セット(ビール、白ワイン、赤ワイン) 計13ドル

  

レストランは大勢の中学生位の子供達も含め超満員。昨夜は余りの寒さでアルコール類は止めたが、

今日からいつもの3点セット(ビール、白ワイン、赤ワイン)だよん。メインはお頭付の鯛のソティだった。

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4月 11日(金) 晴れ

朝 モンテベルデ 「トラモンティ」 朝食ヴュッフェ(カージョ・ピント、スクランブルエッグ、パンケーキ、

   ト ースト、各種フルーツ、コーヒー)

    コスタリカの朝食は充実しています

4時半起床。着替えが終わるとロッジの前で鳥を眺め、鳴き声を聞くのは昨日と同じだ。昨日は部屋の

前をハナグマが通り過ぎて驚いたが、今日はアグッピーというネズミ科の動物が歩いていた。モンテベ

ルデに別れを告げ、8時半出発。一昨日はひたすら上って来たが、今日は下りだ。熱帯林を抜け、木々

も疎らになると乾燥したパンパとなる。パンパは国を縦断する山脈が低くなる地域で、東のカリブ海か

ら太平洋側に吹きぬける強風の本場。木がどれも左側に傾いでいる中牛がのんびり草を食んでいた。

昼 カニャス 「リオ トロピカル」 レモネード、サラダ、チキンソティ 野菜添え、アイスクリーム、コ

   ーヒ

  

熱帯乾燥地帯は暑い!渓流を望むレストランでランチ。この国の食事は、注文しなくても生ジュースが

ふんだんに出る。モンテベルデでもベリージュースをたっぷり飲んだが、今日はレモネード。メインは、

ビーフ、チキン、魚の中からチョイス。チキンにした。暑いせいか早速ふくら脛を蚊に刺された、痒い!

夜 リベリア郊外 「グマチュペリンロッジ」 夕食ヴュッフェ、3点セット 13ドル

    疲れていなくてもビールは旨い!

コスタリカ北部の大きな町リベリアを通過して、グマチュペリンロッジ着。チェックインしてからリンコン・

デ・ラ・ビエハ国立公園に行くことになったが、突然お腹が痛くなり観光はパスした。暑い!気温は35

度位か?生憎天井でファンが回っているだけでクーラーは無い。トイレに通い、シャワーを浴びた頃に

はお腹の調子もよくなった。暑い暑いと夕方皆さん帰って来られる。休憩していたのにビールが旨い!

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4月 12日(土)晴れ  一時雨

  「グマチュペリンロッジ」 朝食ヴュッフェ

  

4時半起床。大介君、有里ちゃん、R祖に絵葉書を書く。明るくなったら、中庭でバードウォッチング。腹

が黄色のフウキンチョウ(表紙左側写真)が近くの枝に止まるのを狙って1時間近くカメラを構える。ヨッ

シャー!羽ばたきする瞬間が撮れたぞ!朝ご飯は一番乗り。オオハシを観たという人がいて羨ましい。

         イエローコルテスの花               ホウオウジュの花           イエローシャワーの花

  

  ♪この木なんの木気になる木・・・・            最大の人造湖のアレナル湖           コスタリカの桜タベブイア

未舗装のガタガタ道を抜けるとアラスカからアルゼンチンの先まで続くパンアメリカンハイウェイに出る。

この時期、コスタリカは樹木に咲く花で美しい。タベブイアの黄色はイエローコルテスの異名を持ち、ピ

ンクは遠くから見ると日本の桜のようだ。水力発電のために日本企業の協力もあって作られた人造湖

アレナル湖を周遊する形でバスを進めると、火山が見えて来る。「あれなる山はアレナル火山」なんち

ゃって。このあたりは風が強いので、風力発電も行われているし、ウィンドサーフィンも盛んだと聞いた。

昼 アレナル・ボルケーノ・イン 「ケ・リコ」 タマリスクジュース、ランチヴュッフェ、ライスプディング、

   コ ーヒー

  

        盛んに噴煙をあげるアレナル火山       川で水浴び?いいえ、タバコン温泉で入浴中なんです!

  

             温泉で滝行する人々?         オジサン修行中です!!      もちろんプール形式の温泉も

4時前、アレナル火山を真正面に見るラバス・タコタルロッジ着。ほう、このロッジは、冷蔵庫、テレビ、ク

ーラー、そしてジャグジー付きのバスタブまであるぞ。ここまで清潔だが簡素なロッジだったから、これ

は嬉しいね。アレナル火山国立公園。この山は1968年大爆発した。それまでみっちりと木々が茂る姿

の良い山としか思っていなかったから、皆びっくり!およそ400年前に爆発した頃は人も住んでいなか

ったから記録も残っていなかった休火山が太平洋にまで噴煙が流れるほどに大爆発したのだから驚く

のも当然だ。今では常に噴煙を吐き出し、溶岩の流れる様子も見える。その大爆発のお陰で、近くを流

れるタバコン川は40度前後の温泉に変わり、今では温泉リゾートとして人気を集めている。渓流をそ

のまま使ったり、滝を作ったり、プールに引き込んだり、とにかく広い敷地にこれでもか!という位楽し

い露天風呂を作りあげている。日本の温泉好きの皆さん、ここお勧めですよ!一度お試し下さいな。

夜 タバコンリゾート 夕食ヴュッフェ ビール 6ドル アステカスープ

  

タバコンリゾートにはもちろんホテルも併設。金持ちそうな客が滞在している。レストランも高級。ビール

もワインも倍の値段だ。週替りというスープはメキシコのアステカスープ。これが辛くて美味しかった!

              _________________________

4月 13日(日) 晴れたり曇ったり降ったり

朝 フォルトゥーナ 「ラバス・タコタルロッジ」 朝食ヴュッフェ

  

      夜明け前のラバス・タコタルロッジ            アレナル火山が美しい           イグアナのなる木?

起床時間はどんどん早くなって3時50分起床。東京での生活では考えられない早寝早起き生活だ。4

時半過ぎカメラ下げて散歩。アレナル火山は未だ闇の中だが、東の空はうっすらとピンクに変わりつつ

ある。6時20分朝食を食べ、7時には出発。近くの町フォルトゥーナは幸運の意味だが、アレナル火山

の爆発のお陰で、肥沃になった土地でパイナップル、パパイア、キャッサバ、オレンジなどを育て、そし

て温泉の町としても潤っている。途中ガイドのS村さんが、イグアナのなる木を見せて驚かせてくれた。

ドライブインのご主人がイグアナに餌をやったところどんどん増えて今や300匹。そのイグアナが朝

の光を浴びて木の上で日向ぼっこしている姿は壮観である。今日はコスタリカの北部カーニョ・ネグロ

国立公園のボートクルーズ。船着場から10キロで隣国ニカラグアである。さてどんな動物いるかな? 

   ぼけていますがバシリスクです               カイマンワニ                 ぼけていますがノドジロオマキ猿です

リオ・クリオ川。冷たい川という意味だそうだ。乾季の今、幅のある川も雨季になれば一帯が湿地帯と

なって消えてしまうらしい。早速アメリカンへビウがお出迎え。鵜はあちこちにいるから珍しくない。岸辺

に緑のバシリスクがいる。このトカゲは危機が迫ると水の上を歩くことで有名だが、私らが見ていても知

らん顔だ。カイマンワニは小柄だから恐ろしくは無い。オォッ!見たかったノドジロオマキ猿が群れてい

る。しかし遠いので300ミリの望遠レンズも役立たず。がっくり。ロングノーズバットという蝙蝠はエラク

小さい。そんな中オオクビワヤマセミがかっこよく飛んで行く。こうゆう動物見ながらのクルーズ楽しい。  

昼 カーニョ・ネグロ国立公園内 ランチボックス+N川さんおにぎり

    お弁当は温かい!

今日は一日観光だから、お弁当。岸に下りる予定が、激しい雨が降って来たので船の中で。ボートで届

けてくれたチキンライスのお弁当は温かいよ。その上、参加者のN川さんが全員におにぎりを作って下

さった。ご馳走さまでした!雨が止んだので上陸するとヨタカが木の上で寝ていた。あぁ煙草が旨い!

夜 フォルトゥーナ 「ボルカーノロッジ」 セビーチェ、パン、ビーフステーキ、アイスクリームとフルーツ、

   カモミールティ、3点セット 3ドル

  

3時前ロッジに帰り、6時まで休憩。ジャグジーバスに入ってぶくぶくした後、ベランダで読書しながら髪

を乾かす。うーむ、気持ちいいなぁ。今何の本読んでいるか?はい、ギリシャ神話です。アハハ。夕食

は近くのボルカーノロッジ。前菜はセビーチェ。ペルーで食べた白身魚の酢漬けでビールにはピッタリ。

メインのお勧めはビーフステーキと言う。何しろコスタリカで一番美味しい牛を育てている土地だから。

じゃ、それにしようじゃないの。S村さんが言う「コスタリカの松坂牛」とまではいかないが、柔らかくジュ

ーシーな牛である。テレビでは、松井・ヤンキース対松坂・レッドソックスの中継。RSがリードしている。

            _________________________

【今週の振り返り】

初めから言います。コスタリカは中央アメリカの国の名前です。小選挙区比例代表並立制(コスタリカ

方式)のことではありません。ついでながら、コスタリカでは、議員と地元の癒着を避けるために連続立

候補を禁止しているのであって、同政党の複数の候補者を当選させるための方策を、ナゼ森元首相が

コスタリカ方式にしようじゃないか、と言ったかは知りません。

本論に戻って。北アメリカ大陸と南アメリカ大陸を繋ぐ長い鎖のような中米諸国。7ヶ国ある中、一番南

のパナマの上(北西)に位置するのがコスタリカである。四国と九州を合わせた日本の七分の一の国

土に430万人が住む小さな共和制の国だ。

中米と言うと、何となくメキシコの延長線上で古代マヤ文明の遺跡がある乾燥した暑い暑い国をイメー

ジしてしまうが、コスタリカだけは「全然ちゃう」ということだけは知っていた。60年も前に軍隊を禁止す

る憲法を世界で初めて制定した国、エコツーリズムの発祥の地、豊かな緑、動植物の宝庫・・・・およそ

中米国らしくない断片的なコスタリカの情報に接していたから。よーし、それでは行くか、その中米らしく

ないコスタリカに。

コスタリカは動植物の宝庫だ。国土は世界の0.03%にしか過ぎないのに、地球上すべての生物種の

5%が棲んでいる。鳥は10%が、蝶に至っては1万3千種を数えると言う。ナンデ?北米と南米の大陸

の間に火山が爆発隆起して出来た中米。北米と南米が繋がったわけだ。そこには北からも南からも動

物が移動して来る。中でもコスタリカにだけは、国の中央部分にグアナカステ山脈、ティララン山脈など

が背骨状に走り、最高峰のチリポ山は3901メートルの高さを誇る。東はカリブ海。そこから常に強い風

が陸に向かって吹きつけて高い山脈にぶつかり、水蒸気、雲を発生させる。水蒸気をたくさん含んだ高

地には、独得の動植物を育む熱帯雲霧林が出来上がるというわけだ。今は40%以下になったとはい

え、約150年前の独立時には国土の95%が密林だったと言う。そして東にカリブ海、西に太平洋。動

植物にとって棲むに困らない国なのだ。

水面を歩いて渡るバジリスクというトカゲがいるらしい、真赤な蛙がいるらしい、目の赤い蛙もいるらし

い、ナマケモノ、リス猿、吼え猿、ノドジロオマキ猿もいるらしい、そして幻の鳥・ケツァールがいるという

じゃないか!手塚治虫の「火の鳥」のモデルとなったケツァールは、キヌバネドリ目、キヌバネドリ科ケ

ツァール属。和名はカザリキヌバネドリって言うんだって。全長37センチ、オスは飾羽を含むと1メート

ルの長さになる。オスは緑、紫、赤などの鮮やかな色で「世界一美しい鳥」とも呼ばれる。グァテマラで

は国鳥に指定され、国旗も切手も貨幣の単位までケツァールである。しかしだ。ケツァールが棲むこと

が出来る森林が減少し、絶滅の危機に瀕している。かつてはメキシコ南部からパナマの山岳地帯に棲

息していたが、今ではコスタリカのごく一部にしかいない。40羽という説は少な過ぎるにしても、極少数

しかいないことは確かだ。幸い、モンテベルデで、メスは観た。しかし鬱蒼とした森の中だから、羽根の

色までは確認できなかった。明るい場所でケツァールのオスを観たい!世界一美しいオスを観たい

ぞ!!果たして来週の旅で観られるのでしょうか。乞うご期待!!

 ニャア、ケツァールってアタシより可愛いいの?

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      コスタリカ第一弾お届けします。はぁ疲れた。

第2弾もなる早で作りますんで、もう少しお待ち下され。