パクパク日記8年11月3週

           この食欲なら、食い倒せるかもしれない!と出かけた香港だが・・・

ピークトラムからの眺め 大閘蟹(上海蟹)

11月 17日(月) 大阪も東京も秋晴れ!

朝 ザ・リッツ・カールトン大阪 「スプレンデード」 朝食ヴュッフェ @3616円

  

    お値段も立派な朝食です!

7時起床。ベッド横のボタンを押すと、ジジジと自動的にカーテンが開く。昨日から一転素晴らしい秋晴

れだね。昨夜は部屋に着いたのが遅かったから景色など見なかったが、28階からの眺めは素晴らし

い・・くもないか。アハハ。バスタブにお湯を張って朝風呂タイム。まぁ何だかんだと言ってもザ・リッツ・

カールトンの部屋は豪華だ。8時過ぎ、1階の「スプレンデード」で朝食。普段はイタリアンを中心とした

カジュアルな店だ。セットメニューもあると聞いたが、ヴュッフェにした。ヴュッフェ嫌いはランチとディナ

ーで、朝は待つ必要が無いからいいのだ。料理の数はそれほど多くは無いけど丁寧な料理が多いで。

昼 大阪伊丹空港 「グルメ」 卵とツナのトーストサンド ヨーグルト付き&コーンクリームスープ 

980

    昔愛したんよ、この味

浜松町で遅いランチ(もちろん、あの辛いカレーだよ)を摂るつもりだったのに、伊丹空港に着いた11

半には既に空腹を憶える。フンとに困った人だ。関西うどんにするか、昔愛した「グルメ」のサンドイッチ

にするか真剣に迷った末、「グルメ」にした。若い頃の私はここのサンドイッチが大好きだったのだ。ど

の組合せにするか、メニューを見ながら迷い始めると10分でも20分でも楽しく迷っていた。この味だ。

飛行機に乗り込む時、Tコーチに声を掛けられた。昨日は残念だったね。悔しいね。来年こそだよね。

夜 家食 「551蓬莱」の煮込み麺と豚まん、りんご、黒烏龍茶

    ←焼売入り煮込み麺でっせ

東京もからりと晴れていた。最近はしょっちゅうお腹が空いているのだから、浜松町で「昼2」としてあの

カレーを食べようか迷う。しかしだ、午前815分:朝食、午前1130分:昼食1、午後2時:昼食2

は無いだろう?夢子さん。うん、それはイケナイ。ガマンして帰宅した。大阪土産と言えば、「蓬莱」の豚

まん関連商品だ。関西在住の方々は常識なのだろうが、「蓬莱本店」と「551蓬莱」が全く別の会社だ

ということを今回初めて知ったよ。スーパーやインターネット販売で買うことが出来るのは「蓬莱本店」

の商品らしい・。今回私が買ったのは「551蓬莱」の方だ。こっちの商品に煮込み麺というものがある。

野菜や焼売などと太めの麺を煮込むのである。焼売入りラーメンなんて初めて食べましてん。無酒日

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11月 18日(火) 晴れ 夜から寒波が           厚生省事務次官OB連続テロ事件?

朝 家食 「551蓬莱」の焼売サンドトースト、中華風野菜スープ、りんご、アロエヨーグルト、黒烏龍茶

  

今朝の「551蓬莱」の調理法は、焼売を蒸し器で温めてつぶして挟んだトーストサンド。今週金曜日か

ら香港喰い倒し旅に出かけるので、野菜をどっさり入れた中華風スープも作る。中華料理の予習だす。

昼 白山 「レザン」 ナポリタンセット(サラダ、スープ、飲み物付き) 780

    今日は盛りがよくて食べ甲斐あり

午前中西洋医者に行く。「先生、これを飲むと食欲が無くなるという薬無いでしょうか?」「うーん、無い

ね」。「じゃあどうすればいいですか?」「そうさねぇ、食べたくてもガマンすることだね」。そんなこと聞い

てもしょーがない!!朝H社のK井さんから連絡があり、豪華なチケットを頂くことに。1時半にバイ

ク便で届くかもしれない。「レザン」で注文したナポリタン盛りが良かったが、急いで6分でかっ込んだ。

午後のお茶 銀座 「プロント」 アイスコーヒー 220

夜の歌舞伎座。マキちゃんも一緒である。昼の部は「盟三五大切」で源五兵衛を演じて大量殺人しちゃ

った仁左衛門だが、夜の部は一転「寺子屋」の松王丸。千代は藤十郎が務め、幕が開く前からハンカ

チ片手に泣く準備。何度観ても、誰が演じても涙は出るが、松王丸と千代を誰が演るかで涙の量が違

うように思う。先週土曜演舞場で若手が頑張っているのを観たが、仁左衛門には足元にも及ばんねぇ。

夜 銀座 「呑舌」 平目の棒鮨、旬野菜のナムル、おぼろ豆腐と黒大豆のサラダ、タイカレー揚げ春

      巻、鱈と北あかりのコロッケ、秋刀魚の塩焼き、空芯菜のサラダ、味噌串カツ、牛蒡と餅のピッツァトル 

      ティーア、生ビール、ドラフトギネスビール、冷酒 「浦霞」 3合 @6200

  

  

  

夜の部は、菊五郎の「船弁慶」と時蔵の「八重垣廓噺」と続いた。「船弁慶」では、芝翫。富十郎、菊五

郎と3人の人間国宝役者が並んだ。今年は三代目時蔵の五十回忌だそうで、「八重垣廓噺」は追善狂

言で孫の五代目時蔵が八重桐を演じた。今年の夏、行かれなくなった舞台をマキちゃんに代わりに観

て貰って以来、彼女はすっかり歌舞伎に嵌まってしまった。先週13日はやっぱり代わりに平成中村座

を観に行って貰ったしね。終演後、A先生も参加して飲み会。歌舞伎話と京都話で盛り上がったのだ。

さいたま市と中野在住の厚生省の事務次官OB夫妻と家族が相次いで襲われて大騒ぎ。連続テロ?

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11月 19日(水) 晴れ                             夜からめっこり寒く

朝 家食 「アリエッタ」のパン3種、中華風野菜スープ、りんご、アロエヨーグルト、黒烏龍茶

    アリエッタのパンだす

7時起床。昨夜A先生+マキ夫妻から、「アリエッタ」のパンをたくさん頂いた。2人は最近大のお気に

入りなのだとか。どれにしよう。ちょっと温めてカレーパンとチーズパンとレーズンパン食べる。旨いね。

昼 四谷しんみち通り 「バンビ」 牡蠣フライ定食 780

    安い意味がよくわかる味

整体治療後、四谷ランチ。「エリーゼ」でメンカキ定食でも食べよ、と行ってみると、何と18人も並んでい

た!18人は多過ぎ!近くの洋食店「バンビ」にすっか。美味しいかどうか知らんが、とにかく安い。ラン

チは680円、牡蠣フライ定食も780円。「エリーゼ」なら千円だ。味の感想は「安いだけのことはある」。

午後のお茶 三栄町 「ドトール」 アイスコーヒーM 250

夜 家食 「551蓬莱」の煮込み麺と豚まん、もずく酢、りんご、黒烏龍茶

    今夜は焼売3個入れた

税理士のK村氏来社。明日から吹雪の北海道に奥様と観光旅行だそうだ。気の毒に。打ち合わせが

終わった後、来月の国内旅行の計画作りと手配。これにエラク時間がかかりましてですね、完了したの

は午後8時過ぎだった。「551蓬莱」の煮込み麺があと1玉残っていた。焼売ラーメンなんて変。無酒日

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11月 20日(木) 晴れ 今年一番の冷え込み      岡田JAPANカタールに3−0の勝利!

朝 家食 「551蓬莱」の豚まん、中華風野菜スープ、りんご、黒烏龍茶

    これで「551蓬莱」おしまい!

昨夜から今朝にかけて気温がグンと下がった。朝西側のカーテンを開けると、真っ白な富士山が美しく

見えた。冬の好天にはこれが見えるから嬉しい。豚まん2個食べ、一連の「551蓬莱」商品食べ尽くす。

豚まん4個入り1箱、焼売1箱、煮麺1箱買って来ただけなのに、随分と食べでがあったと感心したよ。

昨夜というか今朝のサッカー日本代表のカタール戦。3−0で見事勝利。一度も勝ったことの相手に!

遅――い昼 新宿 「銀座アスター伊勢丹店」 伊勢丹特製アスター麺 1575円、フルーツいっぱい

       杏 仁豆腐 735

    合計2310円の価値は無い!

1年に一度だろうか、電気関連の点検とかでマンションが真昼間の1時間半停電になる。去年は具合

が悪くて家で寝ていてヒドイ目にあった。テレビもインターネットもトイレも水道もダメじゃあねぇ。今年は

停電になる5分前家を出て新宿3丁目に行った。伊勢丹レストラン街は午後2時過ぎていても未だ行

列がある。15分待って「銀座アスター」で食べたが、高いわりに旨くも無い。「ロクシタン」の売り場が地

下2階から2階に移動していた。先日我が家のバスルームで同社製品の容器がトツゼン割れたことを

報告してもスタッフの女性は「はぁ、そうですかぁ・・・」。破裂した状況を把握しようともしなければ、謝罪

も無し。コトの重大さを全く理解していない。どうしてこんな人を雇っているのだろうとむかっ腹が立つ!

遅――い夜 家食 RF1の30品目サラダ、「アリエッタ」のパン、スーズ春雨坦々風味、りんご、黒烏

       龍

    10時半鼻水垂らして夕食

帰宅して明日の準備をバタバタした後、5時渋谷のオーチャドホールに向かう。K井さんが届けて下さ

ったオペラに行くのだ。昔はよく行っていたオペラだが、ここ数年行っていない。チケットの売り出しが1

年前、半年前では旅と重なるのではとの思いがあって買えないのだ。1980年から行われている(初め

て知った)ロッシーニ・オペラ・フェステイバルの日本公演で、今夜の演目は「オテッロ」。ベルディにも同

じテーマの作品があり、こちらの方が知名度はぐんと高い。ロッシーニは生涯で39もオペラ作品を残し

たそうよ。一幕が始まる。ちょっと退屈&難解。1時間20分の一幕の間に何と私は風邪を引いた。隣に

座っていたケンイチさんがびっくり。「どうして今の幕の間に風邪なんか引くんですか?!」。知らんよ、

引いてしまったのだから。オペラの2、3幕はどんどん盛り上がって素晴らしかった。でもハ、ハ、ハーッ

クション!閉幕後急いで帰宅してカンタン夕食。オジョーが素泊まりに来たのは11時半だった。無酒日

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11月 21日(金) 東京も香港も晴れ!          香港ドル=約15円(両替手数料含)

朝 成田空港「ANAラウンジ」 きつねうどん、お粥、フルーツ、ヨーグルト

    ANAラウンジのうどん好き

5時半起床。目を瞑ったまま、風邪のチェック。あららー、喉も痛いし、鼻はツマッているわぁ。しかも熱

っぽい。昨夜引き始めた風邪は一晩経って本格的な風邪になってしまった。マジヤバである。風邪は香

港喰い倒しのどれほどの影響を及ぼすのだろうか。心配。オジョーを起こして彼女の車で645分出

発。平日であるが、順調に走って8時過ぎ成田着。いつものように「ANAラウンジ」でうどんつるつる。

昼 ANA成田=香港 ビジネスクラス機内食 和食

    むかごご飯がわりにいける

私はビジネス、オジョーはエコノミー席だったが、搭乗時ANAの配慮かオジョーはアップグレードされ

た。やったね。香港などの短距離国際線の場合ビジネス席でも食事は盛りっきり。むかごご飯だった。

午後のお茶 金鐘(アドミラリティ) アイランド・シャングリラホテル 中国茶

  

4時間半のフライトで午後1時半香港到着。時差は1時間だ。タクシーで香港島のホテルに向かう。空

港のあるランタオ島からは30分余のドライブになる。良い天気だなぁ。ホテルは昨年と同じアイランド・

シャングリラホテル、通称アイシャンである。客室は43階。以前は到着と共にスィーツを食べに行った

りしたものだが、オジョーはプール、私は中国茶を飲みながら部屋にいる。熱っぽくて何かだるいなぁ。

夜 香港・SOHO 「満漢居」 きゅうりサラダ、ピータン豆腐、にんにくと海老の水餃子、薄切り豚肉蜂

      蜜揚げ 甘酢和え、ほうれん草炒め、麻婆豆腐とご飯、アサヒビール 2杯 2人 @350ドル

      (約 5250円)

  

  

トラムでセントラルへ。「マークス&スペンサー」で買物をした後、SOHOへはタクシーで。かなり上の方

にある地域なのだ。現地駐在特派員K岩がTOKYO出張中で、今夜はオジョーと2人。よって、ポー

ションの小さなオーダーが可能な店をK岩が予約してくれていた。店内は骨董品や絵画などが飾られ

た小じゃれた雰囲気で照明はほの暗い。欧米系の客が多いそうだ。メニューはK岩が先週試食の結

果○△×をつけてくれたので頼み易い。水餃子の皮がもっちりして旨い。豚肉の味付けはなかなかに

複雑な甘さであえるな。対して麻婆豆腐はご飯が進む辛さである。しかし体調は今一つで、これ以上食

べられんぞ!飲めんぞ!ホテルにまっすぐ帰り、9時には寝てしまったのだ。こんなんで大丈夫かぁ?

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11月 22日(土) 香港は晴れ

朝 アイランド・シャングリラホテル 「CAFÉ TOO 朝食ヴュッフェ @223ドル(約3350円)

  

    大阪のリッツよりずっと魅力的

5時半起床。昨夜早く寝たが、何度も目が覚めた。具合?うーん、昨夜よりはほんのちょっといいかなぁ

くらいでやっぱり風邪引き婆さんである。しかし、食べることに支障はないようで。てへっ。「香港喰い倒

2008」の食スケジュール表によると、今朝はこのホテルの「CAFÉ TOO」で朝食ヴュッフェを摂るこ

とになっている。毎月海外に出かけ、旅行中は毎朝ヴュッフェスタイルの朝食を摂っているのにナゼ?

って思いませんか?答えは「美味しいから、高いけど・・・」。しかも「屋台があって麺もお粥も食べ放題

だから・・・」。今週月曜日大阪のリッツカールトンで食べた朝食料金とほぼ同じということは、香港では

チョー高い朝食であることは間違いない。でも旨いからいいのだ。オジョーと27時半にレストランに

行くと、間もなくK岩が次女のアミちゃんと登場。昨夜東京から帰り、帰宅時間は午前1時だったそうだ

が、相変わらず彼女はパワフルである。風邪引きのわりに食べたと自負していたが、K岩の食べっぷり

には完敗である。お粥+卵2個オムレツ+ソーセージ+ポテトをペロリと召し上がった後、「さて、次は

メインにするか」って。麺、点心、フルーツとK岩の朝食は続いたのでございます。おそれいりましてご

ざいます・・・。部屋でK岩宅へのお土産渡す。米10キロという大物もあり、彼女はスーツケース持参。

昼―1 中環(セントラル) 「忠記」 正斗雲呑麺(小) 22ドル

    雑誌で絶賛されるも、我々は厳しい評価

朝食後一旦解散。K岩はアミちゃんのヴァイオリン教室経由自宅へ、オジョーはショッピング、風邪引

き婆さん(つまり私じゃ!トホホ)は部屋で休養。昼再集合してセントラルに麺のハシゴランチへ。1

目は「日経OFF」で絶賛していた「忠記」の雲呑麺。ワンタンメンね。ハシゴするので小を注文。ワンタン

を先に入れて麺を載せるから、引っくり返さないと麺しか見えんぞ。ワンタンは海老をそのまま皮で包ん

であり、我々の評価は「芸が無い」。スープは悪くはないが。K岩曰く「このレベルなら他にもある」って。

昼―2 中環 「MAK’S NOODLES 世家雲呑麺 28ドル

    うん、こっちの方が美味しいわ

次はちょっと坂を上って歌賦街の「九記牛腩」のカレーコラーゲン麺を食べに行く。あらら?予想してい

た通り長い行列はあるのだが、行列は「九記牛腩」ではなく、その前の店のもの。どうしちゃったのか?

「九記牛腩」の店の壁に「10日間休みます」の張り紙があり、いつからいつまでかはわからない。行列

はトマト麺のような屋台店のものだった。じゃあ、K岩推薦の「MAK’S NOODLES」でワンタンメン食

べ比べにしましょう。あら、こっちのわんたんの方が美味しいわ。海老と挽肉が適度の割合で。スープ

もいいし。この店は150年前広州で創業した店で、60年前この地に開店したとか。もう1杯行きますか?

午後のおやつ 中環 「杏花樓」 マンゴプリン 18ドル

3杯わんたんめんハシゴは無かろうと、近所のスィーツ屋。「満記」や「許留山」など香港にはレベルの

高いスィーツ屋が多いが、こんな店もあるのね。午後はまた解散して、2人は90分のホットヨガに出か

け、私はホテルに帰って休んだ。よりによって香港に来る日に風邪引いちゃうとはなぁ。早く治そうっと。

夜 ハッピーバレー 「竹園」 蒸し海老、揚げ大蝦蛄ガーリック味、蒸し帆立貝ガーリックソース、蒸し

      上海蟹、チーズロブスターとパン、豆苗ニンニク炒め、揚州炒飯、フルーツ、マンゴプリン、ビール、

      紹興酒(ロック) 6人 @700ドル

  

  

  

午前も午後もホテルで寝ているのに、食事時間になるとむっくり起き上がって食べに行く自分の姿が可笑しい。そ

してちゃんと食べられてしまう自分を頼もしく思う。一人タクシーに乗りハッピーバレーへ。競馬場があるところだ。

今夜は「竹園」で、ニュージーランドに引っ越したSピー夫妻も加わって、豪華ディナーを摂る約束である。Sピー、

M子さん、お久しぶり!私達、どうして香港で会っているのかしらね、わははは。K崎クン(K岩の旦那)、またお

魔してまーす。マリちゃん(K岩長女)、大人になったねぇ。揚げ大蝦蛄ガーリック味、蒸し上海蟹、チーズロブ

スターと大物ご馳走が並ぶ。今年は、大閘蟹(上海蟹)は大豊作で、しかも不況なので安いのだそうだ。タラ

バやずわい蟹に比べて身は食べるところが余りに少ないが、その味噌の濃厚さは極めて魅力的で

ある。うーん、ネットリ!チーズロブスターはお初の味。大まかにカットされたロブスターがまるでカスタ

ードクリームのような色のチーズに紛れている。このチーズをパンに載せて食べると摩訶不思議な旨さ

なのだ。Nのオークランドに住むSピー夫妻は「香港は美味しくていい」と羨むことしきり。あぁ、満足。

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11月 23日(日) 晴れ

朝 中環 「羅富記」上の店 痩肉ピータン粥 22ドル、油條 7ドル

  

昨夜遅く、東京から大S子とR子が到着したハズだ。羽田空港発の夜便に乗ると、深夜香港に着く便で

ある。755分ホテルのロビーに行くと、既に2人は座っていた。ようよう、いらっしゃい!昨夜はお疲

れさまでした。大S子は昨年に続いて、R子は喰い倒し旅に初参加。4人タクシーで中環へ。香港島の

裏側にある赤柱(スタンレー)に済んでいるK岩はバスに乗っていて未だ来ない。バスはアマさんだらけ

だという報告があった。香港には、主にフィリピンから出稼ぎに来ているアマさんが大勢いる。住み込み

で働く家政婦である。アマさんの休みは日曜日。セントラルの某ビルあたりに集合して一日中お喋りを

楽しんで過すのだ。また電話がなる。K岩から「痩肉ピータン粥を注文しておくように」という指令である。

「羅富記」はお粥の美味しい店としてツトに知られているが、中環に2軒ある。今日は上の店。旨い!!

  

出かける前、K岩からランタオ島の大仏見学の話もあったが、誰も行きたくないことがハッキリしたので

代わりにヴィクトリア・ピークに行くことにした。全員何度も行ったことはあるが、トラム未体験者が2

いたし。私はこのトラムが大好き!ビルは倒れそうに見えるあり得ない程の角度で上っていく逞しい電

車である。トラムからも山頂展望台からも香港の摩天楼がバッチリ。乗車時間8分間の中身は濃いよ。

午前中のお茶 ヴィクトリア・ピーク 「パシフィックカフェ」 コーヒー

        「日本入口」は日本からの輸入品の意味        弁当食べながらタクシーを運転             香港では誰も並ばない「H&M」

山頂でお茶を飲んだ後はスーパーへ。山頂に大きなスーパーがあるのだよ。日本で中国製の食料を

敬遠しているのは香港でも同じ。日本からの輸入品という意味の「日本入口」など札が目立った。トラム

を降りたところで乗ったタクシーが凄かった。乗る前から運転手はお弁当を食べており、私らを乗せても

食べるのを止めない。つまり、弁当食べながら運転するのである。怖いし、臭いし!「HM」に行く。東

京では銀座も原宿も行列が長く、誰も入ったことないから。60分自由時間としたが、ここで買物をした

人はほとんど無し。なーんだ商品はただの安物じゃん。スェーデン人が日本の行列に驚くのもわかる。

昼 湾仔(ワンチャイ) グランドハイアットホテル 「ONE HARBOUR ROAD」 飲茶(腸粉:海老と

帆立2種、バーベキューポークとスタッキングポーク(乳呑豚)のコンビネーション、春巻、焼売、チ

ャーシュー包、海老餃子、菜心(チョイサム)炒め、野菜かた焼きそば、マンゴプリン、プーアール

茶 5人 @340ドル(約5100円)

  

  

  

昼は豪華版だよ。グランドハイアットホテルのレストラン、「ONE HARBOUR ROAD」の高級飲茶だ

から。写真には無いが、XO醤が素晴らしく美味しい!これは1階の売店でも売っていた。どれも美味し

かったが、チャーシュー包、春巻、マンゴプリンは特に旨かった。眺め良し、料理良し、童顔のボーイ良

し、友人の顔ぶれ良し、ってことで素晴らしいランチであった。じゃあ私がご馳走しましょうと太っ腹に。

夜 湾仔 「利苑」 クリスピーローストポーク、北京ダッグ、至尊千葉豆腐、ミル貝スープ、ダッグ炒めと

レタス、レタス炒め、揚枝甘露(ヤムチンガムロウ)、ビール、紹興酒(ロック) 5人 @400ドル

  

  

  

高級飲茶の後、5人で大桶屋に行った。大きな桶に好みの浴剤で足を温め、肩を揉んで貰い、あとは

足のマッサージ。これが気持ちよくてねぇ。大S子以外大爆睡であった。夜は4日間で全員が一番楽し

みしている「利苑」である。5回目となる「喰い倒し」であるが、この店は一度も外したことが無い。北京

ダッグとミル貝スープは既に予約してある。しかし予約していても待たせるとか、料理が出て来るまで時

間がかかるとか腹が立つことも多いのだが、「じゃ他の店に行く!」って言えないところがツライ。だって

この店が今のところ一番美味しいと思うから。北京ダッグのデカイこと!そして旨いこと!最高だわ。ミ

ル貝スープの奥深いこと!この味は説明できんよ。初体験のR子は大感激。そうそう、彼女と大S子は

この他に上海蟹を食べた。千葉豆腐は見る料理で食べてもどうということはなかった。北京ダッグの肉

の炒めもの「料理の品数が少ない」とご不満な大S子がご飯と共に完食された。参りました。私満腹。

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〔今週の振り返り〕

大阪、名古屋、福岡などは仕事で何度も行ったことがある。特に大阪は、東京と兼任した期間もあって

一年間で50回は行ったから、合計して何度行ったかなんて数えることは出来ない。えーっと200回位

かしらね。仙台や広島も加えて、仕事主体で訪れた大阪、名古屋、福岡は、それぞれに美味しいもの

があり、どこも好きな町ではある。しかし、何度行っても楽しいとか、行く前に胸がときめく、という種類

の町ではない。あくまでも私個人にとってという話だが。例えば金澤、例えば京都。そうゆう町とは存在

が違う。自分にとって「シャンとしなくちゃいけない町」と「でれっとしていてもいい町」に分かれているの

だ。「でれっと町」には他に札幌、軽井沢、奈良、神戸、湯布院、沖縄(町じゃないけど)などがあるな。こ

うした「でれっと町」には、ワクワクしながら何度も訪れ、そして楽しんで帰って来る。

それでは海外の都市はどうなのか。どの町が好きなのか。どの街がでれっとさせてくれるのか。日本以

外の都市で2度以上行ったことのある場所を数えてみたら28あった。ロンドン、パリ、ローマ、ウィーン、

ニューヨーク、ロスアンゼルスと言った世界のチョー有名都市もあれば、アルゼンチンのブエノスアイレ

ス、エジプトのカイロ(3回!)、ベトナムのホイアンなんて渋い町もあってね。数の多さでは、ハワイの

ホノルルと香港がグンを抜き、香港は13回で堂々の1位に輝いている。そして、同時に一番好きで、

でれっとさせてくれる町は香港であることに改めて気がついたのだ。

香港の魅力は、何と言っても美味しいことだ。中華料理っていうのは幅が広い。300円、400円のお粥

や麺もあれば、アワビやフカヒレなどとんでもない高価な料理もある。飲茶の点心も美味しいし、香港ス

ィーツも魅惑的だ。広東、北京、四川、上海、揚州、潮州、湖南、寧波など中国各地の料理が揃ってい

るのも香港だし、台湾、シンガポールからの進出店もある。食べる魅力の次は安全性。危ない地域に

近づかなければ、女性一人で夜移動するのも怖くはない。交通網が発達していることの利便性も大き

い。地下鉄、トラム、バス、タクシー、船・・・。バスを使いこなすのは難しいが、あとは旅行者でもカンタ

ンだ。特に、タクシーの安さはカンドーもの。金鐘(アドミラリティ)にあるホテルから、中環(セントラル)

や湾仔(ワンチャイ)までタクシーに乗っても300円、400円で済む。しかもチップは不要。4泊5日の滞

在中、何度タクシーに乗ったか覚えていない程お世話になった。そしてショッピング好きにはたまらない

町でもある。私はオヤジ的なので例外的に好きではないのだが、軍資金がたっぷりなら、女性の多くは

何時間でも目の色変えていられる町だ。最後に日本からの距離、近いことだ。行きは4時間半、帰りは

3時間半で往復できる。パスポートは確かに必要だが、国内感覚で行けてしまうのが香港である。

「そんなに香港好きなら、夢子さん、ヴィクトリア・ピークの上に大きな家を買って下さいよ。私が管理人

として住み込みますから。運転手もやりますよ」とK岩に突っこまれた。んんん、ヴィクトリア・ピークに

家買う?戸建ては好きじゃないから・・・。じゃ、高層高級アパートでどうか?うーん、来週あと香港滞在

半分あるから、その間に考えるからさ。ね?(続きは来週!)

 香港不動産、お待ち申しておりますぅニャ

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