パクパク日記9年1月5週
週初めは浅草で歌舞伎を観て、週末は鶴巻温泉で宴会をやった
浅草雷門
鶴巻温泉の白梅
1月 26日(月) 晴れ
朝 家食 味噌雑炊、アロエヨーグルト
7時に起きた。一旦は。目覚ましが鳴ったから。「あぁ朝かぁ」とちょっと目を瞑った。目を開けたら8時
50分だった・・。ギャアーッツ!!寝ボーだぁ!今日は浅草歌舞伎の昼の部に行くんだったぁ!飛び起
きた。時間無いのに、風呂にも入り、熱々の雑炊まで食べる自分にちょっと呆れる。遅刻するじょー!
昼 浅草公会堂にて 「登運勝・喜多八」のヒレカツサンド 1,000円、お茶 250円
四谷三丁目(丸の内線)→赤坂見附(銀座線)→浅草というコースを長い間使っていた。遅刻必至とな
った(風呂入ってメシなんか食うからだ!)今朝、四谷から総武線に乗ることを思いつく。浅草橋まで行
って都営地下鉄で2駅だ。しかし、浅草橋に到着したところで10時45分。浅草から歩く時間も考慮する
と都営地下鉄はまどろっこしいぞ。よしタクシーだ。これが大正解で、5分前に浅草公会堂に到着した
んですね。急ぐ時はこれからこのコースだ。私が降りたタクシーの後ろの車から波野久里子さんが降り
立った。勘三郎さんのお姉さんで、勘太郎&七之助の伯母さんだ。浅草公会堂は、若手歌舞伎役者の
発表の場となって来た。それも今年で9年目を迎えた。今年は昨年まで参加していた片岡愛之助と中
村獅童が他の劇場出演で抜けて亀治郎、勘太郎、七之助、男女蔵、亀鶴に松也が加わった。昼は「一
条大蔵譚」と「土蜘」の2演目。「一条大蔵譚」は、亀治郎がニセ阿呆の一条大蔵卿を達者に演じて爆
笑を買う。この人ホントに巧いよなぁ。常盤御前の七之助も美しい。「土蜘」は勘太郎。昼は、公会堂の
一角で営業しているトンカツ屋の「喜多八」のヒレカツサンド。揚げ立てというので買ったがぬるかった。
夕方のお茶 四谷 「JALCITY」 ラウンジ コーヒー 800円
京都のカレー屋さんの「プティ・ムッシュー」のS藤さんからメールを頂いた。先週土曜日は不在でスマ
ンと。ご丁寧なことで恐縮する。私がホテル好きの人間ということはとっくにバレていると思うが、近所の
「JALCITY」には入ったことが無い。5年近く住んでいるのに初めてここでお茶を飲んだ。打ち合わせ。
夜―1 曙橋 「天ぷら荘司」 7千円のおまかせコース:自家製オイルサーディン・天麩羅:鹿児島の海
老・秋田の大椎茸・里芋・下仁田葱・帆立貝・カボチャ・スミイカ・芝海老のかき揚げ、メジマグロの
藁蒸し、鴨肉100%ハンバーグ おろしポン酢、太刀魚の炊き込みご飯、漬け物、赤出汁、デザ
ート:りんごの赤ワインコンポート、浮島)、ビール、冷酒「飛良泉」 5合 @9000円
最近会っていない人と言えば・・・・オジョーだ!!何と香港以来会っていなかった。そのオジョーは、香
港在住のK岩から「パクパク日記に2ヶ月以上登場しないけど、あんた生きているの?」とメールを貰っ
たそうだ。そんなことで今夜は2人で天麩羅を食べることになった。彼女はロクなものを食べていなかっ
たそうで、旨い旨いとバクバク。秋田の野菜の天麩羅も甘くて旨い。この日絶品だったのは鴨肉100%
のハンバーグにおろしポン酢をかけたもの。牛100%ならあるけど、鴨肉100%は初めてだ。コクがあ
って美味しいなぁ。炊き込みご飯は太刀魚でこれも味がいい。そうそう、平日ランチ始めたそうですよ!
夜―2 愛住町 ライブハウス「メビウス」 つまみとジントニック 2杯(ミュージックチャージ2500円も
含めてご馳走になっちゃった)
ライブは楽しい!
もう一軒軽く行こうかと曙橋からの緩やかな坂道を上ったところに「メビウス」があった。数年前からここ
にライブハウスがあることはわかっていたのだが、いつ行こうかと思っているうちに今晩になってしまっ
た。これも縁だ、入ってみよう。今晩は山崎史子のビブラフォンを中心としたジャズのライブだった。ほろ
良い狭さの空間で、ほろ酔い気分で聴く生の音楽。いいなぁ、こういうの。オジョーにご馳走になった。
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1月 27日(火) 晴れ
朝 家食 「ヤマザキ」ランチパック(ツナマヨ)、アロエヨーグルト、黒烏龍茶
昼 白山 「レザン」 イングラセット(サラダ、ドリンクつき) 890円
イングラ好きです!
西洋医者に行った。医者はかなり早く終わったのに、薬局でえらく待たされた。パソコン得意薬剤師が
病欠ということで他のメンバーがオタオタして1時間も待たされた。じゃ、ボリュームのあるイングラね。
夕方N原先生の治療院に行くが、先生はシンガポールで代診のN島さんが。この人丁寧な治療をする
から評判がいい。しかし、デトックスの機械には弱いらしくて、今日も30分足湯に入っただけであった。
夜 家食 「天ぷら荘司」の太刀魚の炊き込みご飯、「冨美家」のうどん汁(しのだ揚げ)、湯豆腐、「三
木鶏卵」の厚焼き卵、「打田」のおんぶ漬け、りんご、黒烏龍茶
今日飲まないことにしないと今週は6日連続飲みになってしまう。家で地味にご飯にしませんか?いい
ですね、結構好きですよ。なら、しょっちゅう無酒日の家食にしろよ!頂きモノ、残りモノをテキトーに並
べただけだが、結構美味しい夕食となった。うどんではなく、うどん汁です!先週からだらだらと続けて
いる寒中見舞いのコメント書きと切手貼り。もう今夜で仕上げようね。12時半すべて終了!!無酒日
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1月 28日(水) 晴れ
朝 家食 「三木鶏卵」の厚焼き卵ときゅうりのトースト、うどん汁、アロエヨーグルト
京都モノはこれでオシマイどすえ
6時半起床。今日は1月度のパートの日だ。お風呂に入って、朝食食べてと。早起きすると余裕だね。
昼 新橋 「味里」 皿うどん(並) 900円
大好き!味里の皿うどん
11時半過ぎ会議は終わった。新橋ランチの候補は4店。「味里」の皿うどんか、「末げん」のかま定食
か、「スマトラ」のスマトラカレーか、「ととや」の銀だら定食か。今日は「味里」の皿うどんだな。この前、
大盛りを注文して深く深く後悔したから並盛り。550カロリーだってさ。酢をたっぷりかけて。旨いっす。
午後のお茶 新橋 「エクセルシオール」 アイスコーヒーS 290円
美容院でカット&ダイして貰い、花塚さんの肩揉みに泣く。彼は学生時代バスケ部だったが揉み巧い。
夜―1 荒木町 「柳庵」 8千円のお任せコース(湯葉と生ウニ、胡麻豆腐や鶏肉松風など前菜の盛り
合わせ、刺身盛り合わせ、牡蠣の朴葉味噌炊き、ブリの柚子香り炊き、海老芋とホタテ貝鍋、鯨の
竜田揚げとふきのとう、ご飯と漬け物、赤出汁、イチゴと煮りんご)、生ビール、冷酒 4合
@1万1,000円
7時半「柳庵」へ。SブーとS江ちゃんが「柳庵」で食事をするというので交ぜて貰うことになったのだ。数
ヶ月前から青山一丁目で働いているS江ちゃんとはチョー久しぶりだ。「あなた益々痩せたじゃない!ど
うやったらそんなに痩せるのよ」。「スカッシュやって下さい。痩せます!」って。そんなのやったら、私1
分で骨折しちまいます!この店毎月料理が変わる。最後の食事は、ある時卵かけご飯だった。握り鮨
の時もあった。で、今晩はただの白いご飯。何か月によって違い過ぎると思うけどなぁ。損した気分だ。
夜―2 荒木町 「よつやこくている」 ジントニック
話は尽きないので、「よつやこくている」で二次会。しかし、5時起きのS江ちゃんは途中でコックリね。
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1月 29日(木) 曇り
朝 家食 「カフェドール」のアップルパイ、ほうれん草のポタージュ、アロエヨーグルト、黒烏龍茶
植物を長く育てることが出来なかった私なのに、一昨年頂いたポインセチアを枯らすことなく過している
ことは奇跡に近い。しかも去年、夏だったか葉っぱが赤くなってびっくりした。その上、小さな鉢のシクラ
メンが今朝蕾をつけていることを発見!これも一昨年の暮、カラオケスナックのママから商店街の福引
商品の残りモノとして貰った小さな鉢だ。それが1年以上経って花を咲かせるなんて嬉しいじゃないか。
「カフェドール」のアップルパイをオーブントースターで温めて食べる。パイ生地はサクッとりんごジャム
は甘酸っぱく旨いんだ。テレビから流れて来たキューピーの「愛は食卓にある」のコピーにドッキリ!!
昼 四谷三丁目 「サイゼリア」 ミネストローネスープ 180円、ほうれん草のソティ 189円、マカロニ
海老グラタン 499円、ドリンクバー 180円 計1017円
ようやくタンザニア&ケニアのアルバムを6冊作った。それを2冊づつ3人の方にお送りした。切手代が
@390円もした。ポストの大型郵便入れにドカンドカンと入れて、昼飯にすっか。「ためしてガッテン」に
よると、朝昼晩3食とも蛋白質を摂らないとイカンらしい。カレーきしめんでは豚肉チョビッとしか入って
いないし、カツ丼じゃあ過多だし・・・。で、「サイゼリア」で5分も考えて決めたメニューがこれだ。ほうれ
ん草炒めのハム少々とグラタンの海老とホワイトソースの牛乳が蛋白質。熱量は617カロリーである。
午後のおやつ 「イデミスギノ」のケーキ、ルイボスティ
ケーキは旨いが困る
昨夜Sブーから貰ったオミヤの箱を開けたらケーキだった。この前も彼女はケーキくれたよなぁ。もしか
して私だけ痩せようなんて許さん!というメッセージなのだろうか。それとも意地悪?ただの偶然かぁ?
夜 銀座 四川料理「桃花源」 コース(前菜盛り合わせ、ヤリイカのミルク炒め、牡蠣の四川唐辛子炒
め、蟹味噌とフカヒレスープ、牛肉の甘味噌炒め、手長海老のチリソース、アワビのしょうゆ煮、激
辛陳麻婆豆腐と白飯、ザーサイ、フルーツ杏仁豆腐)、生ビール、甕出し紹興酒(ロック)
「紫禁城の会」の拡大新年会が銀座の四川料理屋であった。Fカイチョーが加わった6人だから拡大版。
幹事のH入クンから相談されて、この店を推薦したのは私ダス。カタカナ会社で働いていた頃、昼にガ
ツンと辛いものを食べたい時、私はここで大汗かいていたのだよ。数年前には「麻の会」の例会もここ
でやった。オーナー兼料理長の斎藤さんは、陳健一さんの父君陳健民氏の弟子だった方だ。どの料理
も美味しいが、「紫禁城の会」の会員が求める辛さではない。最後にガツンと食べましょう、ということで
食事に頼んだ激辛陳麻婆豆腐は凄まじい辛さだ。白いご飯にドッサリかけて2杯も食べたのは私だけ
だったけど。お陰で、お辞儀も出来ない程満腹になっちゃった。M井ちゃんと近所なので一緒に帰った。
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1月 30日(金) 一日冷たい雨 諏訪内夢子となって4ヶ月!!
朝 家食 「カフェドール」のアップルパイ、味噌汁、ヨーグルト、黒烏龍茶
煙草をヤメタのは去年の9月30日だから今日でちょうど4ヶ月になる。反動で6キロ太ってしまったこと
以外は、結構毛だらけである。Sブーは、少し前「カフェドール」までアップルパイを買いに来たそうだ。
昼 新宿西口 「旭川ラーメン 山頭火」 塩ちびラーメン 750円、茹で餃子 350円
韓国人4人がラーメン啜っていた
本来なら朝早く代々木の整体に行き昨12月亡くなった知人のご主人のお別れの会で赤坂のホテルに
行く予定であった。ところが所要が出来て予定を変更した。いろいろ終えて、遅いランチは新宿の駅ビ
ルで。そんなつもりはなかったのにエレベーターを下りた所に行列があったので並んだら旭川ラーメン
の「山頭火」だった。以前からこの店、器が小さいことが気に入らないんだよなぁ。旭川といえば今は動
物園だけど、この旭川ラーメンの店は全国に広がっているどころか海外にも8店!シカゴ店だってさ!
夜 築地「某」 お任せふぐコース(煮物:里芋と人参・蓮根とこんにゃく、水菜のお浸し、空豆、カボチ
ャ煮サワークリームがけ、ふぐの刺身、ふぐの皮、ふぐちり鍋、ふぐの唐揚げ、ふぐの焼白子、鱈の
白子雑炊、スィーティ、たくあん漬け)、ビール、日本酒 4升
(財力傾斜配分支払いルールにより2万円)
雨が小降りになった時を狙って築地へ。今晩は「白子の会」の旬の部だ。永久幹事のK下君からそうゆ
う連絡が無いから、白子は入荷したのだろう。去年は冷凍モノで泣いたんだった。築地「某」は今晩も満
席。この客数の料理をマスターはたった一人で作るのからすごいよね。ホールや洗い物も奥さん一人
でこなす。夫婦揃ってスゴイってことですな。写真は無いが、ふぐのコースの前に、煮物とか茹でたもの
とかおかず系がたくさん出て来るのもこの店の魅力だ。ほう!白子デカイぜ!白子食べ終わるまでの
暫くが静かなだけで、白子の会7人は今日も騒がしい。えぇ?やっぱり修学旅行決行するのぉ?じゃ、
今予約しちゃおうか、ってことで、湯布院に電話したのでした。4月の国内旅行2泊目は決まり!皆はカ
ラオケ二次会に出かけて行ったが、ポンちゃんと私は帰ることに。夜また雨が降り出した。よく降るね。
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1月 31日(土) 昨夜から昼まで大嵐 午後から曇り
朝 家食 味噌雑炊、アロエヨーグルト
私の寝室のベッドは大きな窓に面している。昨夜、そのガラス窓に激しく雨が叩きつけられる音を何度
も聞いた。まるで嵐やんか。朝起きても雨は降っている。何とか出かけるお昼過ぎには止んでおくれ!
昨夜トツゼン決まった「白子の会」修学旅行の1泊目のホテルを予約。来週の2泊も予約。予約だらけ。
昼 新宿西口・メトロ食堂街 「ケ・カリーノ」 アマトリチャーナ 980円、サラダとドリンクセット 480円
ベーコンと玉葱のトマト味
温泉に行く前に新宿でランチを摂ろう。長行列がいつもある「墨絵」という洋食の人気店の真ん前にあ
って、いつ行っても座われる店が「ケ・カリーノ」である。私は「墨絵」より、こっちの味の方が好きかな。
夜 綱島温泉 「元湯 陣屋」 「まんぼうの会」宴会コース(山菜の胡桃和え、刺身盛り合わせ、鰤の照
り焼き、凌ぎ蕎麦、里芋とあん肝の餡かけ、合鴨鍋、搗き立て餅、炊き込みご飯と漬け物と赤出汁、デ
ザート)、ビール、冷酒
連句の会で昨年宴会をやった時、雅房が二次会で「句作の無い、ただの温泉宴会やりたい!」と言い
出し、結局私が幹事となって宿の予約をした。都心から一番近い温泉宿、小田急線の通勤通学電車で
行ける温泉宿。鶴巻温泉の「元湯 陣屋」でーす。新宿から急行に乗ったら65分で着いた。鎌倉時代
の和田義盛の別邸跡1万坪の敷地に建つ老舗旅館だ。先代が将棋好きだったことから、数々の将棋
のタイトル戦(囲碁もね)の対局が行われることでも有名である。駅のホームでバッタリ会った小S子さ
んと部屋に通されると、廊下に面した庭に猫が4匹もいるではないか!一家だそうだ。4匹に名前をつ
けた。瞳が蒼いミドリ、ボーっとしているノビ太、個性の無い花子、そしてママ。翌日帰るまでこの猫一
家にそれは夢中さ。でも一応野良なので触らないけどね。カルシウム含有量が世界一という温泉に入
ってから、菊の間で夕食。今回は酔猿が欠席した代りに森林夫人のマリちゃんが参加した。次から次
へ面白い話題が出て笑い転げる。そこに宮崎駿監督の親族という女将が挨拶に見えた。宮崎監督は
子供の頃、よくこの宿の庭で遊んだそうだが、庭の楠の大木には「トトロの木」と名札が下がっていた。
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2月 1日(日) 晴れ 但し強風!
朝 綱島温泉 「元湯 陣屋」 朝食膳
数々の対局が行われた松風の間 正面には大山康晴の「静観」の色紙があった
陣屋事件のお詫び?升田八段の色紙 対局した棋士の色紙が
陣屋の広い庭園は木々に溢れて
7時前、のろのろ起き出す。昨夜飲み過ぎたなぁ。ポチャっと温泉浴びに行く。入浴時間2分!夕食は
部屋食だが、朝食は大浴場の隣にある大宴会場「竹河の間」で午前8時から一斉に食べる。だから、
お忍び系の人には無理だわ。おかずが多すぎて困るぞ。そうそう、この旅館は天皇陛下も皇太子殿下
のお泊りになったし、宝物がたくさんある。毛利元就から拝領した鎧兜や宮本武蔵の使用していた刀剣
なんてものがロビーに飾られている。将棋や囲碁の対局で滞在した棋士達の色紙や写真は溢れる程。
午前中のお茶 綱島温泉 「コロラド」 コーヒー 420円
陣太鼓に送られて10時チェックアウト。一昨日、昨日と雨がたくさん降ったが、今日はカラリと晴れた。
空は真っ青、白梅も咲き始めた。大山詣には絶好の天気なのに、小S子さん以外行こうという雰囲気
は無い。「コーヒー飲んで行きませんか?」と誘うと全員「賛成!」。雅房ちゃん、もう煙草止めなよ!!
昼 新宿 「麻布茶房」 塩野菜ラーメンとたどんおにぎりセット 1170円
相模大野で森林夫妻、代々木上原で宗匠と、新宿駅で雅房と別れて、小S子さんと新宿東口へ。風強
いなぁ、すごい風だぜ。タンメンみたいな汁モノの麺が食べたい!新宿でそんな店知らんぞ。「中村屋」
の2階い行ってみると、長蛇の行列。諦めてTSUTAYAビルの「麻生茶房」に行った。ガラガラだった。
でもこれが間違いだった。タンメンだろうと思って注文した塩野菜ラーメンはエラクまずく、たどんおにぎ
りはとんでも無いデカおにぎりだった。半分で降参して「残りを持って帰りたい」と申し出ると、「お断りし
ています」とツレナイ返事。こんな寒い季節に食中毒なんてありっこ無いのに、融通のキカナイ店だ!
夜 家食 「中村屋」のロールキャベツ、カレーコロッケ、人参サラダ、お赤飯、ワカメスープ、黒烏龍茶
準備時間6分の夕食
帰宅して洗濯した以外は、ずっとパクパクの作成をしていた。たった1泊だけどちょっと疲れたから昼寝
ね、なんてことは許されないんである。夕食は新宿「中村屋」で買って来たお惣菜中心だよん。去年1年
間「篤姫」を観ていのがクセになって「天地人」を観ている。信長に吉川晃司とか、秀吉に笹野高史なん
てキャストよく考えたねぇ。それにしても直江兼続の子供時代与六を演じた子役は可愛かった!無酒日
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【今週の振り返り】
ある時期、将棋に夢中になったことがある。それは、飽きっぽい私には珍しく10年以上も続いた。さぞ
強くなったのだろう、なんて思われると困る。将棋好きと言っても、将棋を指していたのではなく、棋士と
か将棋界が好きだったのだ。きっかけは谷川浩司九段が、21歳の史上最年少で名人位を獲得したこ
とだった。連句仲間の森林さんによると「夢子さんは、大の天才好き」ということだから、将棋界の天才・
谷川浩司に魅せられちゃったわけさ。以来、「将棋世界」、「近代将棋」、「将棋ジャーナル」など将棋雑
誌は全誌買い、「週刊将棋新聞」の購読者にもなった。そうそう、「週刊将棋新聞」を宅配して貰うには、
毎日新聞を購読することが「マスト」となっていて、毎日新聞も取ることになった。だから新聞は4紙も5
紙も配達され、古新聞の山はアッという間に出来てしまうのが悩みの種だった。日曜日にはNHK教育
テレビの将棋番組は欠かさずに観たし、将棋祭りにも出かけて行った。しかし、谷川九段が結婚したの
で、突然興味を失い、将棋は止めた。
将棋の大きなタイトルは7つある。最も権威のあるのは名人戦で、王将、王位、王座、棋王、竜王(昔十
段戦と言った)、棋聖戦。過去一番多くタイトルを獲得した棋士は、大山康晴で実に80回!昨年12月
現在でタイトル獲得71回の羽生善冶が激しく追い上げているから、亡くなった大山さんを抜いて彼がト
ップに踊り出るのは時間の問題だろう。因みに3位は中原誠、4位が昔の恋人(ぷふっ)・谷川浩司、5
位が米長邦雄(敬称略)。羽生先生は、いつだったか7タイトル全部持っていたことあったからなぁ。タイ
トル戦の中でもトップの名人戦。この名人を通算5期獲得すると永世名人となる。この永世名人になっ
た棋士は6人いるが、初めて永世名人になったのは木村義雄である。この木村名人(当時)と対局する
ことになっていた升田幸三が起こした「陣屋事件」の舞台になったのが、小田急沿線の鶴巻温泉にある
「元湯・陣屋」である。今週土曜日、連句の「まんぼうの会」で泊まったお宿だ。
升田幸三は大正7年広島県に生まれ、同門の後輩・大山康晴とは生涯のライバルであった。タイトル
戦が3つだった時、初の全冠制覇三冠王を獲得し、31期順位戦A級から落ちたことが無かった。この
升田さん、昭和27年2月18日、木村名人と王将戦6局を明日に控えていた。八段だった。対局場所は
陣屋。ここまでの成績は升田の4勝1敗。当時の王将戦規定は、星数がどうであろうと必ず7局まで対
局は実施し、3勝差がついた時点で半香落ちの手合割。つまり、3勝以上差をつけている棋士の方が
香車落ち(次の局は平手、その次は香車落ち)で指すことになっていた。だから、升田は翌日木村名人
に対し、香車落ちで指すことになる。対局場の陣屋の玄関で何度もベルを押したが、誰も出て来ないこ
とに腹を立てたと言う升田は、別の旅館に行ってしまう。関係者が呼びに行ったが、升田は「イヤだね」
と拒否し、6局目の対局は流れた。日本将棋連盟は、この事態を重く見て升田の除名を検討し、理事
会では1年間の対局禁止を決めた。この決定に対して関西の棋士が大反発して、あわや「将棋界東西
分裂か」という大騒ぎに発展。困り果てた連盟は木村名人に判断を委ねたところ、升田は即日復帰して
第6局は升田の不戦敗、第7局は平手で行われたというのが「陣屋事件」のあらましである。陣屋の女
将に土曜日の夜聞いたところ、「その当時、私どもの玄関にはベルはありませんでしたのよ」とのことだ
った。しかし、陣屋の主人はその時言い訳は一切言わず、玄関に陣太鼓を取り付けた。客が来た時は
「ドーンドーンドーン」と、帰る時は「ドン カラカッカ」と叩くようになったんだと。結局、陣屋事件は、木村
名人に香車を引くわけにはいかなかった升田の優しさだと見た人が多かったらしいよ。後日、升田は陣
屋に詫びに来て、メッタに書かない色紙に「強がりが雪に轉んで廻り見る」と書いた。その色紙が宿の
ロビーに飾ってある。
しかし、昭和31年、今度は後輩の大山名人との王将戦では、大山名人に香車落ちで対局して勝った
のである。面白い人だ。後にも先にも名人に香車を引いて勝った人は升田幸三以外いない。そうそう、
勝利を目前にした最終盤、ポカッと悪手を指しちゃって負けた升田は、こう言ったそうだ。「錯覚いけな
い、よく見るよろし」。
「よく見るよろし」。私ら陣屋の庭に住んでますんニャ