ドーン・プリンセス号で ローカーボパクパク日記１０年９月５週
〇３歳誕生日当日シドニーから南太平洋のクルーズに出発したのだ
クルーズは
ドーン・プリンセス号で
９月 ２７日（月） 冷たい雨
朝 （人間ドッグ受診のため）無し！！
６時起床。そうだ、今日は人間ドッグの受診日だから、水一杯も飲んではイケナイのだった。そう思うと
やたらとお腹が空く。シャワーを浴びて髪を洗い、着替えを済ませるとやることが無い。それじゃあもう
行きましょうかね。7時半に家を出ると、病院到着7時45分。一番だぁ！嬉しいな。8時から検査開始。
昼 春日 「ジョナサン」 ハンバーグと海老フライランチ（ランチスープ、ライス無し） 882円、ドリン
クバー 180円
以前ドッグ後はうな重だったが・・・
すらすらと検査が進む。血圧は上が１１０だった、よしよし。体重は？うん、まそんなとこね。げっ！体脂
肪が・・・・あまり減っていない・・・・ショック・・・・。減ったのは全部皮下脂肪だと思っていたのに、そうで
もないんだ・・・。運動は目を閉じての片足立ち、全然ダメだった。中学生の頃はクラスで一番だった握
力も標準になっちまったし・・・やっぱり年と共に体力落ちますなぁ。落ちるのは脂肪だけにしておくんな
ましな。11時半にオプションも含めてすべての検査終了。結果は3週間後郵送で知らせてくれるのね。
割引きが3150円あったのに、これで8万５千円かぁ。高いなぁ。しかも人間ドッグは医療控除が出来な
い。国民が病気の予防に努めることは、国家の医療費を増やさないことに繋がるのに、これってヘンで
すよね。毎年そう思っている。食事補助券千円分貰った。「ジョナサン」に行く。ハンバーグと海老フライ
ランチは987円もする。ちっとも安くないな。美味しくも無いが、ライス無しというと105円引いてくれた。
夜 荒木町 「鈴なり」 6500円のお任せコース（蒸しいちじくの味噌餡かけ、焼き毛蟹、前菜盛り合わ
せ：白海老・白ばい貝・きびなご・白子・子持ち昆布・新銀杏・平貝など、生雲丹の玉地蒸し、皮ハ
ギ刺し身肝添え、造り盛り合わせ：甘鯛・ぶり・マグロ・白イカ、カマスの焼き物、鱧と松茸と舞茸、
（きのこの炊き込みご飯をほんの一口）、赤出汁、漬け物、杏仁豆腐）、生ビール、麦焼酎「一粒の麦」
＠9500円
５時半からK村税理士先生と打ち合わせ。今日は先月終った個人事務所の決算と7周年のお祝いを
打ち合わせ後やることにしている。「鈴なり」に行くと、ここも一番客だった。どうしてアナタ、そう1番に
拘るのよ！拘るなら学生時代にして欲しかったわね。あの頃順番はどうでもよかったのに。事務所を作
ってから７年も過ぎると、税理士先生から「ナゼ仕事しないんじゃ！稼ぎなさいよ！」なんて叱咤も激励
も不満も何も無し。ただ二人で美味しくご馳走を食べるだけ。そうなのだ、仕事しないのなら、どうして個
人事務所を続けているのだろう・・・・。そのうち働く気になると期待しているから？イヤ、違うなぁ。閉じ
るのも面倒だから・・・だと思う。炊き込みご飯、ほんのちょっぴり食べてみた。やっぱり米は旨いです！
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９月 ２８日（火） 朝から午後まで雨 時折り雷鳴 米・ロスでは４５度の記録！
朝 ローカーボ家食 鶏の唐揚げ、ミニトマト、ふすまパン、味噌汁（白菜、もやし、油揚げ、豆腐）、カス
ピ海ヨーグルト、ヘルシア茶
つくづく味噌汁好きだと思う
朝食をささっと済ませた後は、荷作りに精を出す。今回はクルーズで、フォーマルも２度あるから頭が痛
い。それ以外の日も毎晩ダイニングでのディナーだしなぁ、それなりのもの持って行くか。一方デッキで
運動もしなくちゃならないだろうし、あっ、水着も必要ってことで・・・・・。かなりの荷物になっちゃったぞ。
昼 四谷三丁目 「ぐーばーぐ」 デリ旨ハンバーグ（200g） 680円＋100円、グリーンサラダ サ
ービス、味噌汁 ＋30円、持参のふすまパン
今日は２００ｇね
昼食は、香港のＫ岩のことを意識しながら、２００ｇのハンバーグを注文した。彼女は「１５０ｇで十分なの
に！」と怒る。しかし、彼女の本心は「シメシメ」と思っているハズだ。ナゼなら（オジョー＋Ｋ岩）２人分減
量分と私１人減量分でどっちが多いかの賭けをやらされているのだから。しかも、減量に取り組んだ開
始時期は２人組みは半年も早いというのに・・・・。封建時代にだって、こんな不平等な競争はあっただ
ろうか。悪代官と越後屋が二人揃って、か弱い百姓を苛めるって感じだしょ？それなのに、それを受け
入れた私の健気なことよ！こうなったら肉食って太ってやる！ウソだよ。肉は太らんです。ホントはね。
午後のお茶 新宿・小田急百貨店 「フィリップス・ガーデンカフェ」 紅茶 7００円
日曜日に買い、裾上げを頼んでおいたパンツ（昔はズボンと言ったよね）を受け取りに小田急デパート
に行く。折角来たのだから都、靴売り場も覗いて５足買う。小田急カードで支払ったら、今月の限度額を
超えたので支払いは出来ないとか何とか・・・・じゃあ限度額を増やして！と手続きが終るまで売り場の
片隅にあるカフェでお茶を飲む。紅茶が７００円。ランチと余り値段が変わらないね。待ったら増えた。
夜 荒木町 「四谷うえ村」 ７５００円のお任せコース（カラスミ餅と銀杏、梅茶碗蒸し、蛸のやわらか
煮、本マグロの刺身、鱧と松茸の吸い物、（酢飯小量の）鯖鮨、加茂茄子と生雲丹、甘鯛のパリパリ焼
き、佐賀のハシリと生雲丹、穴子の湯葉蒸し、和牛のネギ巻き、食事セット（白飯ごく小量）、クリューム
ブリュレ（半分）、ビール、麦焼酎 ＠１万3000円
今晩はM井ちゃんの再就職祝い。「うえ村」を予約した。午後７時、「良かったねぇ。人生もうひと頑張り
ですなぁ、あなたは。私は働かないけど」と乾杯。「うえ村」は若いご主人の植村さんが、すべてを一人
で切り回すカウンター６席のみのお店だが、今日は女性のお手伝いの方がいらした。「助かっていま
す」なんてニッコリご主人は笑っている。確かに、ご主人が鱧の骨切りしている時に、「あのさぁ、濃い目
の麦焼酎の水割りね」と注文するのは気が引ける（けど、注文しているのだ。アハハ）。今日は禁断中
の禁断、ご飯を、しかも２度もチョイト食べてしまった。京料理の定番、鯖鮨はご飯をうんと少なくして貰
い最後の炊き立てご飯も２口程度。図に乗ってデザートも半分食べる悪い子なのだった。M井ちゃん、
１０月から新しい舞台でご活躍下さいな。帰宅して録画してあった「げげげの女房」遅くまで観ていた。
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９月 ２９日（水） 気持ちの良い秋晴れ
朝 ローカーボ家食 アミノライスの味噌雑炊、カスピ海ヨーグルト
今週は月曜日からずっと天気が悪かった。昨日なんか雷の音もしたしね。今日はすっきりとした秋晴れ。
人間、お天気でこんなに気分が高揚するかと思うほど気持ちがいい。味噌雑炊をモリモリと食べたぞ！
昼 四ツ谷 「洋食エリーゼ」 ビーフトマト 670円、ミニメンチカツ 320円、味噌汁 ７０円、持参のふ
すまパン
サイドオーダーは余計でしょ！
１１時から骨盤矯正エステ。一般にエステというと「極楽、極楽」とヨダレ垂らしモノと思われるかもしれ
ないが、骨盤矯正はそうゆう極楽型のエステとは大違い。ほぼ全時間が「イテテテ」の世界なのである。
ランチは四ツ谷駅に近い人気店、「エリーゼ」で。何だか今日は行列がエラク短かったなぁ。一番人気
のビーフトマトだけにすればいいものを、サイドオーダーでミニメンチカツまで注文。それが余計なんだ
よ、キミ！帰宅してから恒例のふすまパン焼き＆真空パック作業に没頭する。スーツケースに詰める。
夜 舟町 「おちあい」 お任せ（油揚げ詰め物煮、新銀杏、刺し身盛り合わせ、焼き鳥塩、牛蒡天とイ
カ天、和風しゅうまい、ビール小、麦焼酎 ＠４千円
代引きの宅配便、スーツケース預りが来たので、近所の内科医院に行ったのは６時半になっていた。
「秋の釣瓶落とし」とはよく言ったもので、昨今あっという間に暗くなる。アルメニアから始まり２週間以
上続いているお腹は腸炎ではないかとの診立てであった。ゲーリー・クーパー氏にこう長く逗留される
といくら何でも帰って欲しいと思うもの。しかも明日から１６日間の旅行も始まってしまうし。それなら今
日位飲まなくてもいいじゃない？いえいえ、やっぱり飲みますよ。「おちあい」でお父さんとほっこりね。
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９月 ３０日（木） 雨 祝！禁煙２周年
朝 ローカーボ家食 チキンの唐揚げ、プチトマト、ふすまドッグパン、トムヤムクンスープ、カスピ海ヨ
ーグルト、ヘルシア茶
２年前の私はエラかった！
朝起きて、今日が出発日であることはもちろんだが、禁煙２周年だということをすぐ思い出した。あの日
明日は誕生日だ、今日止めれば「〇〇歳で止めた」と言えるじゃないか思い至って、禁煙記念日とした
のだったな。メデタシ、メデタシなのだった。朝食作る前に手持ち分のふすまパンを焼いて真空パック。
昼 舟町 「みつ竹」 鯖塩焼き定食 850円、持参のふすまパン、アイスコーヒー ＋150円
私しゃあ、パクパク日記作成マシーンじゃないぞ！
コーカサスのパクパク日記、９月２週、９月３週をやっと作ってアップしたが、よく考えたら出発前に９月
４週分まで作って行かなければならないのだった。日記に書いてはいないが、毎日相当な時間パソコン
の前に座って、シコシコと内職をするがごとく日記作成に励んでいた感心な夢子なのであった。ゴミ捨
てのついでに、チャチャッとランチを隣で摂った後、４週分を完成させてアップ。ふぅ、間に合ったぞぉ！
遅い夜 カンタス航空 成田＝シドニー ビジネスクラス機内食
午後４時出発。雨が降っていたのでタクシーに乗って新宿西口に向かう。交通安全旬間の最終日に雨
が降ったから、都内はどこも凄い渋滞らしい。事故を未然に防ぐのが目的だろうに、警察は違反の検挙
数字目標を達成するのに目の色変えているとしか思えんぞ！新宿から乗った成田行きのリムジンも、
そんなことで１００分もかかってしまった。午後８時半発のカンタス航空。シドニー直行便だ。スリッパも
貰えないし、機内食もまぁフツーって感じなのに、ビジネスは＋５０万円もする！あのバージンアトラン
ティックやエミレーツだって、そんなにボラナイぞ。でもパジャマが配られたから、ちょっとは許したるか。
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１０月 １日（金） シドニーは曇り 今日は０３回目の私の誕生日だす！
早朝の軽食 カンタス航空 成田＝シドニー ビジネスクラス機内食
朝食はこれだけ・・・・（希望制です）
シドニーまで９時間５０分。３,４時間ウトウトしたところで午前７時半シドニーに到着。時差は冬時間で＋
１時間、日本からほぼ真下に飛んで来る感じだ。イミグレを通過し、バゲージクレームで全員分のスー
ツケースが出て来たところで、事件発生。東京組１６名のうち１名が行方不明に・・・・。手分けして探し
回り、日本語の呼び出しを数回するも依然クダンの女性現われず・・・・。小１時間待ったが、きっとその
まま税関通過しちゃったんじゃないの、信じられないけど・・・・ということで我々も税関に向かう。これが
一大事なんだ。外国人もオーストラリア人も、どっちも厳しいチェックを受けるから、長い行列に並ぶこと
１時間！もうヘトヘトなのだ。これじゃあ、オーストラリア人も気軽に海外に行けないね、面倒臭くてさ。
２０００年に行われたシドニーオリンピックでビーチバレーが行われたボンダイビーチなど、カンタンな観光をした
南半球だから、シドニーは今春。オペラハウスは完成後３８年経ってから世界遺産になった
バスに乗り込んだのは、空港に到着してから２時間後だった。結局、行方不明になった女性は、自分の
スーツケースも受け取らずに入国していた。これからが思いやられる・・・・。南半球は北とは季節が逆
だから、冬を終えて今は春。今日の気温は２１度で風が強いから肌寒い。昼過ぎ船に乗り込むまでの
時間つぶしではあるが、カンタンなシドニー観光に出かけた。この町に来たのは、いつだっただろうか。
３０年前？うーむ、思い出せない。世界三大美港のひとつ、シドニー湾に佇むオペラハウスまで行って
ジロジロと見てみた。真っ白に見えるが、実はクリーム色なんだね。デンマーク人の設計で、工期５年
建設費１億㌦の予定だったのに、結果は１４年の工期で費用も１００億円かかっちゃったのだとか。でも
今や世界遺産に登録もされ、シドニーの立派な顔だものね、費用の１００倍（！）はさ許してあげようよ。
遅い昼 ドーン・プリンセス号 「ホライゾンコート」 ランチヴュッフェ（スープ、ローストビーフ、サラダ、
（禁断の）フルーツ、持参のふすまパン、アイスコーヒー
船で食べた最初の食事
午後４時半、予定より３０分遅れて出航。いよいよ１４日間のクルーズに出発。オペラハウスさん、行って来ます！
１２時半、乗船すべく港へ。私達が乗るドーン・プリンセス号が、ドーンと停泊している。１５階建てだ。そ
の船の前にはまたも長い長い行列。空港でも行列に並んだが、港でも・・・・。今日は「行列の日」である
な。１時間並んで、セキュリティチェック、出国手続きに続いて、ようやく乗船手続き。使用するクレジット
カードの登録もここでするのだ。船の5階に乗り込んだ時は既に２時近い。そのまま１４階のヴュッフェ
レストラン、「ホライゾンコート」に向かう。早朝の飛行機でほんのちょっとフルーツを食べただけだから、
目が回る程の空腹。でも遅い昼だから軽目にしておこうね。１０階の船室に行って、荷物の整理開始。
夜 ドーン・プリンセス号 「フロレンタイン・ダイニング」 ロブスターと魚介のテリーヌ、野性マッシュル
ームのクリームスープ、牛フィレのグリル、持参のふすまパン、（禁断の）フルーツ盛り合わせ、（バ
ースディケーキ）、ギネスドラフト ７,５㌦、白ワイン ８㌦、赤ワイン ９㌦
２時半から避難訓練があった。船はこれ必須なのよね。ドーン・プリンセス号は予定より３０分遅れて４
時半出航した。昔、船の出航といえば、７色の紙テープと「蛍の光り」の音楽だったが、そんなものは何
も無い。ホワーッと出航した。６時から５階の「フロレンタイン・ダイニング」でディナー。これから毎晩東
京組１６名、大阪組１３名の２９名は、指定された５つのテーブルで夕食を摂ることになる。メニューは定
番料理と今日のスペシャル前菜、スープ、サラダ、メイン各数点から好きなものを選ぶ。グラスワインも
赤白数点、ビールも１０点位から選ぶ恰好。いいねぇ。デザートになったところで、♪ ハッピーバース
ディツーユー の歌声が聞こえて、クルー達がロウソクの付いた可愛いケーキを運んでくれた。旅行会
社からもプレゼントを頂いた。旅先で誕生日を迎えるのは数度目だがこそばゆい。客室にもカードが。
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１０月 ２日（土） 曇り 風強し 終日航海
朝 ドーン・プリンセス号 「ベネチアン・ダイニング」 無糖ヨーグルト、チーズオムレツ、ベーコン、持
参のふすまパン、紅茶
客室には「HAPPY BIRTHDAY」の風船がつけてあった。恥かしいけど、ちょっと嬉しい？
昨夜、ニューカレドニアタイムに合わせて時計を１時間進めた。６時起床。昨夜は一度も目が覚めずに
熟睡した。船に乗っても、就寝前と起床時の血糖値計測は欠かさない。エライ！しかも低かったしね。
朝食は１４階「ホライゾンコート」のヴュフェか6階「ベネチアン・ダイニング」でセットメニューにするかを
選ぶことが出来る。S井さんと7時6階で待ち合わせたが、会えずに一人で食べることに。船揺れる。
昼 ドーン・プリンセス号 「ホライゾンコート」 ランチヴュッフェ
え？フルーツ違反しているのバレバレ？
10時から、東西参加者の自己紹介タイムが設けられた。東京はご夫婦6組、一人参加女性4名、大
阪はご夫婦2組、一人参加男性1名、女性8名。断然、大阪組が賑やか。というかカシマシイ。続いて
希望者は船内見学。約1時間あっちゃらこっちゃらを見て回った。広いもんですなぁ。何でもあるんです
なぁ。船内の施設が頭に何となく入った。S井さんと昼ランチをご一緒してそのまま私の部屋でお喋り。
えぇ？今年の2月―3月、ショパン生誕200周年コンサートに行った？私もよ。え？A組？私はB組！
夜 ドーン・プリンセス号 「フロレンタイン・ダイニング」 （フォーマルディナー） 海老のカクテル、海老
色ロブスターのビスクスープ、魚介類のサフラントマトソース、持参のふすまパン、（私にはイケナ
イ）シャーベット、紅茶、ベックスビール ５㌦、白ワイン 7.5㌦、赤ワイン ９㌦
吹き抜けラウンジに設けられたシャンパングラスタワー。船長が並々とシャンパンを注ぐシャンパンウォーターフォール
船にはドレスコードがある。13泊のうちフォーマルが2回、他はスマートカジュアルだ。今日は最初のフ
ォーマル。船内の美容室で入念にセットしてお洒落を思いっきり愉しむ人もいれば、私のように「これだ
からクルーズはメンドクサイんだよね！」ってタイプもいましてね。でも、ちゃんと着ましたよ、ロングドレ
ス、黒の。ウェイター達も黒のタキシードを着て、雰囲気を盛り上げている。食事が終わって吹き抜けラ
ウンジに行くと積み上げられたシャンパングラスタワーに船長がシャンパンを注いでいるとことだった。
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１０月 ３日（日） 曇り 風強く、波高し！
朝 船酔いのため無し！！！
現在位置はテレビで確認
昨夜から船は大きく揺れている。かつて、南極に行った時は船が揺れて揺れてタイヘンだったが、こん
なに大きな船でも結構揺れるのだなぁ。6時過ぎ起きてはみたが、気持ちが悪い。二日酔いか？いや
いや、夕食時の３点セットと、寝る前の濃いウィスキー2杯位では二日酔いにはならない。やっぱりこれ
は船酔いであるな。酔い止めクスリを飲む。こんなことだから、今朝は朝食は抜くことにしよう。揺れる。
昼 ドーン・プリンセス号 「ホライゾンコート」 朝食ヴュッフェ
１０階ミニスィートの私の船室。ダブルベッドの寝室にリビング、ジャグジー付き浴槽もある
７階のインターネットカフェと図書室。１２階には美容院やエステもある
運動するならジムがあるし、プールもある。賭け事したいなら８階のカジノへ
朝食を抜いたので、早めの昼のつもりで11時半に14階のレストランに行くと、未だ朝食料理が並んで
いた。チェッ。部屋に帰っても、こう揺れては本も読めないので、テレビでアメリカのカレッジフットボール
の試合を観る。日本でも秋のリーグ戦真っ最中で、航海中にうちのチームも2試合が予定されている。
夜 ドーン・プリンセス号 「フロレンタイン・ダイニング」 蟹肉のケーキ、細切り野菜のシーフードスー
プ、ピリ辛タイ風味でマリネしたポークリブ、持参のふすまパン、（禁断の）フルーツ盛り合わせとシ
ャーベット、 ＤＯＳＥＱＩＳビール ５㌦、白ワイン ７,５㌦、赤ワイン ７㌦
今日は昨日に引き続き、終日航海の日だった。シドニーからほぼ45度北東に進んでいるが、明日寄
港するニューカレドニア本島のグランドテール島に近づいて来たら、少し揺れは収まって来た。やれや
れ。5時45分の夕食の前に、シャワーを浴びて髪を洗う。今晩はアジアンテイストディナーであった。
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【今週の振り返り】
国内で船の中で1泊したのは、川崎から鹿児島にフェリーで向かった時だけだ。乗り物に弱い家系で、
子供の頃から船酔いしていたから、この時も一晩中ウィスキーを飲んで過した。酒に酔えば、船酔いに
は気が付かないだろうと。人さまには勧められない方法ではあるが・・・。海外では・・・数えてみたら、1
泊から15泊までの5回を船上で過していた。デンマーク・コペンハーゲンからノルウェイのオスロまで
（1泊）、エジプトのナイル川下り（３泊）、UAE・オマーン・バーレーンのアラビア半島クルーズ（6泊）、
ガラパゴス諸島クルーズ（3泊）、アルゼンチン・ウシュアイアから南極半島巡り（15泊）。こうして並べる
とお分かりのように、何度か船には乗っているが、それはあくまで移動の手段であって、目的では無か
った。そこに行くには、船で行くのがマコトに都合が良い、というケースだったのだ。
その点、今回乗ったドーン・プリンセス号は少し趣きが違う。手段で無いとは言わないが、多分に船の
生活自体を愉しむ、つまりクルーズを目的とした乗客が多いのだ。そんなことで、私はクルーズについ
てはメッポウ暗い人間であるが、今回仕入れたことをちょいと書こうと思う。
世界の航行する客船には３つのカテゴリーがあるのだそうだ。豪華順に、ラグジュアリー船、プレミアム
船、カジュアル船。ラグジュアリー船は、クィーン・エリザベスⅡ、クィーン・メリーⅡ、クリスタルに代表さ
れる最も豪華な船だ。日本の飛鳥Ⅱもここに入る。だから、ラグジュアリー船のフォーマルは男性ならタ
キシード、ディナージャケット、女性ならイブニングドレス、パーティドレスとされている（らしい。私は乗っ
たことが無い）。それだけで私は気が重くなる・・・。今回乗っているプリンセスシリーズは真ん中のプレ
ミアム船。アラビア半島を回ったコスタ・ヨーロッパは一番気楽なカジュアル船であった。ま、こういうカテ
ゴリーの中から、自分に合った船を選べばいいのだ。
１８隻を擁すプリンセス・クルーズはアラスカクルーズを原点にしている。ドーン・プリンセスは１８隻の
中では中型船で７万７千トン。全長は２６１メートル、全幅は３３メートル。客室数９９９室で通常の乗客
定員は２０５０名、乗組員は８７０名である。１５階建ての船内には様々なレストランがある。５階と６階
に「フロレンタイン・ダイニング」と「ベネチアン・ダイニング」。１４階に24時間オープンのヴュッフェレスト
ラン「ホライゾンコート」、8階にはパスタとイタリアンの「ラ スカラ」、予約制のステーキハウス「スターリ
ング」、その他バルコニーグリルやアイスクリームバー、そしてルームサービスもある。24時間営業の
「ホライゾンコート」はもちろんだが、6階の「ベネチアン・ダイニング」も、朝食、昼食、夕食の他に午後3
時半からはアフタヌーンティもこなす働きものレストランだ。これ以外にもパティスリー、ラウンジ、バー、
ナイトクラブもある。アルコールと一部飲み物（ステーキハウスは席料）を除けば、全部無料だというと
ころがいい。実にいい。
２つの劇場がある。昼には映画上映やコンサート、夜は毎晩華やかなショーをやっている。インターネッ
トカフェがある。図書室もある。カジノもある。６階にはショップも数軒ある。美容室がある。スパとサウ
ナがある。ミニゴルフ場（シュミレーションスタイル）もある。12階にもあるし、15階の屋上には小さいな
がらプールが２つ、ジャグジーもある。フィットネス・ジムもある。有料ラウンドリーが各階にある。もちろ
ん、医務室もある。公共の場所では、朝から夜まで、様々な教室が開かれている。ストレッチ教室、太
極拳教室、健康セミナー、ブリッジ講習、手工芸教室、卓球大会、ダンス教室、カラオケ大会、ゴルフ指
導、シェフによる料理のデモンストレーション、バーテン教室・・・・・。やる気があれば、朝から晩まで退
屈なんか全くしないのである。船内新聞を片手に、船を走り回って愉しんでいる人達も多い。かと思え
ば、私のように何にも参加せず、自分の部屋に引き篭ってひたすら本を読んでいる変わり者もいる。あ
～、また船が揺れている。あ～、ぎもぢわり～～。クルーズはこれからです・・・・。
それなら家で本読んでればいいニャン？ 黙れ！