パクパク日記10年12月1週
京都・南座の顔見世と名残りの紅葉を愉しみましたえ
11月 29日(月) 晴れ
朝 家食 鶏唐揚げ、プチトマト、レタス、ふすまパン、茹で卵、味噌汁
夜中もカラダが痛くて何度も目が覚めた。起床後熱を計ると37.6度。下がらんなぁ。食欲あまり無い。
昼 無糖寒天ゼリー、プロティン
明日から京都に行く。4泊する。昨日の朝からのこのカラダの痛み、ダルさはインフルエンザではない
よね。京都に出かけてインフルエンザだったら、エラクまずい。私もマズイが周囲の人がね。ということ
で午前中近所の病院に行く。「うーむ、インフルエンザではありませんな」。ホッ・・・。薬を貰って帰宅。
加古川の糖尿病のAドクターに電話をする。「あなた、聞くところによると、アイスクリームなんか食べて
いるそうじゃないか。イカンよ!あなたのホームページを参考にしている人がいるんだから、もっと責任
感というものを持たなくっちゃあ!!」「あ、はい・・・・。そういう情報はどこから?」「いろんなとことから
だぁ!!」。先日の香港は特別としても、ご飯ふた口とか、味見とか、ちょっとフルーツとか、普段もちょ
いちょい悪さはしていますわな。ということで、自信の無い週は、表題パクパク日記の前につけていた
「ローカーボ」の言葉を外すことにする。もう悪さはしませんと反省しないで言葉を外す性格の悪さ!!
夜 築地 「うまいもんや」 白子の会特別コース(惣菜4種、ふぐ刺、ふぐ皮、ふぐちり鍋+鱈の白子、
ふぐの唐揚げ、ふぐの白子焼きポン酢、ふぐ雑炊、漬け物、洋梨)、ビール、(日本酒)、焼酎
@大人2万円、子供1万円
午前中病院で貰った薬を昼のおやつの後飲んだら、たちまちカラダ中の痛みが軽くなった。四谷駅まで
歩いて明日の新幹線の切符を買う。その後、新橋の美容院へ。カット&ダイをして貰って、感心なこと
に新橋から歩いて築地へ行く。今晩はもう十年以上続いている「白子の会」の旬の部。メンバーのポン
ちゃんとは香港帰りの飛行機で一緒だったし、大S子、R子とは香港+「鳥栄」でも一緒だった。ずっと
幹事を務めてくれているK下君は先日奥様を亡くされた。3人のお子様を残され42歳の若さで亡くなっ
たと聞き、余りの若さに心を痛めている。そんなこともあってK下君は欠席だが、ゲストとしてマキコが
参加して今回も賑やかな宴会となる。ふぐ刺、ふぐ皮、ふぐちり鍋と進み、待ってました!ふぐの唐揚げ。
ポンちゃんいうところの「ケンタッキーフライドふぐ」。そしてもっと待ってました!白子焼き。しかし一瞬
のうちに口の中で溶けてしまう。最後ふぐ雑炊は、上澄みだけちょっとね。風邪もあるし2次会はパス。
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11月 30日(火) 東京は晴れ 京都は午後から曇り
朝 ローカーボ家食 茹で卵、無糖ロースハム、ふすまパン、味噌汁
熱はかなり下がった。これで風邪は治ったということにして、元気で京都に行こう。さぁ、準備しよっと。
昼 新幹線車内にて 持参したサンドイッチ(ロースハム、茹で卵、ふすまロールパン)、お茶
新幹線には初冬の陽射しが燦燦とふりそそぎ、ガラガラのグリーン車でも暑い位だった。品川晴れ、横
浜晴れ、静岡晴れ、名古屋晴れ、米原あらら?曇り空の京都到着。ホテルチェックインしてまた出発。
夜のおやつ 京都・南座にて 持参した低糖ファリーヌ 2個
南座顔見世の初日
南座の正面には役者の名前の「まねき」が掲げられる 「櫓」があげられている
京都南座顔見世初日。夜の部を観に来た。東京の歌舞伎座が工事中の今は不規則開催だが、ここの
ところ京都での歌舞伎公演と言えば、年末の顔見世興行だけ。その代わり、東西の歌舞伎役者が揃っ
て、力の入った興行をやる。演目も出演者も多く従って公演時間も長丁場。従って観劇料も1等席で2
万5千円(普段は1万5千円)の高さだ。昼夜両方の舞台を観ると、それだけで5万円!!高おすなぁ。
夜の部は運良く最前列の度真ん中の席を買うことが出来た。今年の京都顔見世の話題は、何と言って
も海老関連。東京西麻布で殴ったとか殴られとか何だかわからんが顔面に怪我を負った海老蔵が休
演したこと。海老に代わって夜の部「外郎売」の曽我五郎は愛之助が務める。その愛之助が花道から
登場すると、ヤンヤの喝采。「身に余る大役ではございますが・・・・・」「そんなこたぁ無い!しっかりヤレ
やぁ!!」。外郎売に扮した曽我五郎は小田原名物の妙薬・外売(ういろう)の故事来歴、効能を語り、
早口の言い立てを言い澱むことなく披露するという役だから、この数日で全台詞を覚えた愛之助はエラ
イ!よくやった。これは成田屋(團十郎と海老蔵)の家の芸であるが、急遽代役を務めた愛之助は海老
よりずっといい。「仮名手本忠臣蔵 七段目 祇園一力茶屋の場」は、大星由良之助:吉右衛門、遊女
おかる:玉三郎、寺岡平右衛門:仁左衛門の豪華な顔ぶれ。やっぱりいいわぁ。文句無し!三番目は
「心中天網島 河庄」。紙屋治平衛に藤十郎、小春に扇雀、粉屋孫右衛門は段四郎。これは成駒屋(山
城屋)の芸だが、小春の扇雀は初役らしい。藤十郎にとって得意中の得意の芝居だからゆったり観よう
と思ったら、粉屋孫右衛門の段四郎がイケナイ。2度目なのに台詞が入っていない。最前列にいたから
プロンプターの声が丸聞こえで興醒め。「外郎売」は良かったのに。この後、「鳥辺山心中」、「越後獅
子」と続くのだが、もう疲れた。2つは観んと帰らせて貰いますわ。それでも9時過ぎ。テンコ盛り過ぎ。
遅い夜 京都・祇園 「竹きし」 お通しセット:蟹鮨・京芋味噌・鱈子、あん肝豆腐、刺し身盛り合わせ:
よこわ・平目・ヤリイカ、焼きくもこ、くえの小鍋、生ビール×2杯、麦焼酎「吉四六」 @9500円
遅い夕食どす
さて、どこに行こう。イタリアンの店に電話したが満員だと。10時までなんて待てないよ。じゃあ、ここか
ら近い「竹きし」に行こう。あそこならアラカルトもあるし。この店に来るのは3回目だ。昼も営業し、コー
スもあれば、アラカルトもあるという使い勝手の良い店。そして釜飯が名物である。でも、私は釜飯食べ
られん・・・。ここの刺し身が旨い。季節だから、焼きくもことくえの小鍋を注文。ようやくほっこりしたえ。
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12月 1日(水) 京都は晴れ
朝 ホテルにて プロティン
今回京都4泊する予定だが、朝食は全部プロティンにしよ思うてるねん。昼と夜目一杯食べれるやん。
真如堂の紅葉はそろそろ終わりね、三重の塔と紅葉
今年7月オープンした随縁の庭
洛東の真如堂に行く。天台宗の寺院で、正式名は真正極楽寺、984年開山した。場所は黒谷・金戒光
明寺奥の小山の上にあるのだよ。歩いて行くと、急な階段をガンガン上って行く必要があったからタク
シーで行って良かった。本堂・真如堂や三重の塔をバックに楓や紅葉、銀杏が赤に黄色に色づいて、
それはそれは美しい。ただ盛りは過ぎているから今週で見頃は過ぎる。有料の庭園を見に行く。曽根
三郎宇治作の涅槃の庭に続き、今年7月に出来た重森千青氏作の随縁の庭がいい。モダンな感じ。
昼 京都・岡崎 「グリル小宝」 ポタージュスープ 800円、ハンバーグステーキ 1700円、持参のふ
すまパン
高いし、味がちょっと・・・
真如堂から山を下り、テクテク歩いて岡崎の「グリル小宝」に行く。開店の11時半開店までにはあと15
分、1番に並んだ。ガラス戸から中を眺めると、どこかの雑誌誌社の取材らしく、料理の撮影が行われ
ていた。後ろを見ると、もう行列は20名以上になっていて開店と同時に満席になるね。この店には今年
の1月末Sブーと一緒に来て、2人で巨大なオムライスと大盛りのハイスライス(ハヤシ)、そして蟹クリ
ームコロッケを食べた。今日はポタージュスープとハンバーグを注文したのだが、どっちも不満が残る。
ポタージュは同店一番人気900円のオムライスより100円しか安くないという値段設定が納得行かな
いし、粉っぽくてスープとしてはレベルが低い。単品で1700円のハンバーグも味がイマイチで感心しな
かった。ハイシライスは美味しいと前回思ったが、オムライスは量が多過ぎて飽きた。もう来ないかも。
紅葉の名所と言えば、ここ永観堂。みかえり阿弥陀もチョー有名
京都に来たら、歩くことだ。平安神宮横の「グリル小宝」から、これも紅葉の名所・永観堂まで歩いて行
く。テクテクテク・・・途中、野村碧雲荘の横を通る。ここの庭園見たいなぁ。無量寿院禅林寺、通称永観
堂は数多い京都の紅葉名所の中でもつとに有名だ。人が溢れている。もう終わりって感じでもこれだけ
キレイだから。今日あたり、近くの「日の出うどん」は混んでいるだろうな。カレーうどん食べたかった!
午後のおやつ 大丸百貨店B1「IORI」 濃厚抹茶ゼリー(白玉抜き) 735円
白玉は抜いてね
タクシーで新京極の100円ショップに行く。京都に来たら必ず行く店だ。あぁ、目当ての商品が入荷して
いないやん。じゃあ大丸に行って買い物でもするか。考えずに2枚買った。地下の「IORI」で誘惑に負
けて濃厚抹茶ゼリーを注文。良心が咎めるので、白玉は抜いてね。あぁ、抹茶ゼリーの美味しいこと!
夜―1 祇園 「鼓」 お通し:海老芋と昆布巻、鴨ロース、おこっぺ蟹、琵琶湖のもろこ焼き、ぎんなん、
ビール、麦焼酎(ボトルキープしたもの) @7350円
焼いたもろこは最高!
ホテルに帰ってお風呂に入ってから、祇園に繰り出す。今年6月23日に初めて行ったのに、焼酎のボ
トルキープをした「鼓」。京都出身の元部下・N川クンが推薦してくれた店だ。今晩は花街のお姐さん連
れのお客さんが複数組いらした。鴨は食べでがある。冬の京都はやっぱりズワイ蟹の♀香箱蟹ですわ
な。京都ではこっぺとかおこっぺ蟹とか言うんやね。あとは何がいいかなぁ。若大将が琵琶湖のもろこ
を勧めてくれた。女将さんが、丁寧に炭火で焼いてくれる。上品で香ばしく、何とも言えぬ旨さがある。
夜―2 祇園・花見小路 「弥す田」 ウィスキー
昨日南座で観た「仮名手本忠臣蔵」の一力茶屋は、祇園の花見小路にある。そこを南にちょっと下って
いくと、京都に来た時ちょくちょくお邪魔する「弥す田」がある。水曜日だから姪御さんマリちゃん登場。
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12月 2日(木) 晴れ 夜間雨
朝 ホテルにて プロティン
午前中のお茶 京都・南座前 「菊水」 紅茶 450円
昼 京都・南座にて 持参したメンチカツサンド、鶏唐揚げ、茄子のマリネ、お茶
今日は南座の昼の部。フツー歌舞伎の昼の部は午前11時から始まるのだが、南座の顔見世は出し
物がテンコ盛りだから10時半開始。今日も花街総見で、両脇の桟敷席は芸舞妓がずらっと坐ってそれ
はそれは華やか。先斗町、祇園甲部、宮川町、祇園東、上七軒の京都五花街が順番に観劇するのよ
ね。昼の部は、考太郎と愛之助の舞踊「羽衣」で始まった。次は「菅原伝授手習鑑 寺子屋」。松王丸
に吉右衛門、女房千代に魁春、式部源蔵は梅玉、その女房戸波:芝雀。この芝居は、とにかく涙無くし
て観ることが出来ない。それが困る。一昨日台詞が入っていなくておろおろした段四郎は春藤玄蕃を無
難に演じた。ほっ。3つ目は「阿国歌舞伎夢華」。出雲の阿国に玉三郎、名古屋山三は海老蔵に代わっ
て仁左衛門、男伊達に翫雀と愛之助、女歌舞伎役者に笑也、笑三郎、春猿。とにかく玉三郎は美しい。
海老蔵の代役仁左衛門だが、愛之助と共に数年前も大阪松竹座で海老蔵の代役を務めたのだ。その
方が歌舞伎ファンはずっと喜んだのだのは当然である。最後はその松嶋屋三兄弟による「沼津」。この
芝居は、今年の9月23日に新橋演舞場、吉右衛門と歌六、孝太郎の出演で観たばかりだ。それを今
日は我當、秀太郎、仁左衛門の松嶋屋三兄弟が十七回忌の父十三代仁左衛門を偲んで演じるのだ。
秀太郎、仁左衛門は相変らずの芸達者だが、平作役の我當もなかなか良かった。あぁ、疲れたぞ!
夜−1 木屋町二条 「やました」 お通しセット:磯つぶ貝・じゃこ・ぎんなん・白和え・いくら、十文字菊
(秋田)の吸い物、おこぜのお造り 3675円、琵琶湖もろこ炭火焼き 2100円、牡蠣フライ 生野
菜添え 1890円、おこぜのアラ赤出汁、 生ビール 2杯、麦焼酎 3杯 @1万1770円
南座昼の部がはねて木屋町辺りをトボトボ歩いていたら、声をかけられた。「あれ、夢子さん、どこ行く
の?」。えぇ?誰?よくみると「くしかんざし久」の久さんだった。私服だし、久さんここのところすんごく痩
せたから一瞬誰かわからなかった。木屋町の土佐屋敷跡近くで、どっちがたくさん痩せたか自慢しあっ
た。アハハハ。ロフトでマニキュアとユニクロでヒートテックを山のように買った。東京自宅の近くにもユ
ニクロなんてたくさんあるのに、どうしてわざわざ京都で買う自分がわからない。夜はホテルオークラ近
くの「やました」。もちろん歩いて行った。魚介類で溢れた店で何を食べていいか、大いに迷う。大将に
お勧めを聞いても「全部お勧め」って。じゃあ、今日はおこぜを頂きます。たちまち水槽からおこぜ君が
連れて来られて・・・ゴメンね、美味しく頂くからね。大きなおこぜだから、薄造りと肝だけでもズシンと来
る。アラは後で赤出汁にしてくれるそうだ。昨日「鼓」で食べた琵琶湖のもろこがあんまり旨かったので、
今日もアンコール注文。もろこの数が多い!!炭火の七輪(関西では「かんてき」と言うそうよ)で、横に
したり縦(逆さま)にしたりして焼いてくれる。これを生姜酢醤油で頂く。うんま!いくら食べても飽きない。
次にお願いしたのが今年初めての牡蠣フライ。これが大きな牡蠣でかつ数が多い。味も素晴らしいが、
量たっぷりがいいね。大将は気さくで魅力的だし、板さん達もキビキビして気持ちがいい。また来るね。
夜―2 木屋町二条・ホテルフジタ京都 「石水」 ジェイムソン 2杯 2800円
「やました」が超満足だったので、このまま帰りたくない。そういえば、この近所のホテルフジタに大昔、
久さんに連れて行って貰ったバーがあったなぁ。行ってみよう。「石水」だ。2杯アイルランドモルトを飲
んだ。アイルランドと言えば、財政困難でタイヘンな状況らしい。あの国好きだから胸が痛むのだった。
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12月 3日(金) 晴れ 日中激しい雷雨 2022年W杯開催地カタール
朝 ホテルにて プロティン
北野天満宮は学問の神様 秀吉が作らせた御土居の紅葉もそろそろ終わり
昨日歌舞伎の「菅原伝授手習鑑」を観たからというわけではないが、今日は北野天満宮に行った。菅
原道真を祀っているから、修学旅行の中高生が団体で押し寄せ、天神様のお使い牛が境内のあちこ
ちにいた(像ですよ)。境内の西側には、豊臣秀吉が水防のため築いた土塁「御土居」の一部が残って
史跡に指定されている。そしてそこは紅葉の名所でもある。もう紅葉も終わりというのに600円入園料
を徴収するのだ。散歩するには気持ち良かったけど。私にとっては天神さまと言えば仁左衛門なのだ。
昼 岡崎 「山元麺蔵」 牛と土牛蒡天の温かいうどん(麺少な目) 945円、土牛蒡天 265円
麺少な目にして麺半分残す
北野天満宮に近い上七軒辺りを見物しようかと思っていたが、上七軒に行く道が工事中だったので取
り止めた。タクシーで岡崎へ。今日のランチはきっぱりローカーボの掟を破って、うどんを食べようと思
っているのだ。そのために毎朝朝食はプロティンでガマンしているわけだし。11時半だったが、相変ら
ずの行列で15人目だった。お気に入りの牛と土牛蒡天の温かいうどんをうどん少な目で注文。やがて
店に入ることが出来て、目の前にうどんが来た。嬉しくて涙うるうる(ウソ!)。出汁を飲む。うめ!すん
ごくうめ!これで麺少な目だものなぁやっぱり全部食べるのはヤバイ。三分の1は残した。満足である。
昼のお茶 祇園 「農園」 アールグレー 500円
「山元麺蔵」 を出ると、行列は更に長く20人以上並んでいた。ぶらぶら歩いているうちに、雲行きが怪
しくなった。みるみる間に黒い雲が出現して・・・。走って来たタクシーを停めて乗り込む。10秒後、ドシ
ャーっと大雨が落ちて来た。「山元麺蔵」前の大行列はどうなった!絶妙のタイミングだったなぁ。突然
乗ったので、行き先をどこに行くか決めねばならない。じゃ祇園ね。「農園」という喫茶店でお茶で休憩。
午後のおやつ 高倉六角 「大極殿 栖園」 琥珀流し 630円
40分位雨はバシャバシャ降り、ようやく止んだ。昨日は大丸に行ったから、今日は高島屋に行く。いろ
いろ買った。何が「断捨離」なんだよ!どうすんのよ!仕舞う所ないでしょ!買い物キライなのに、私ど
うしちゃったんだろ。そのヘンを考えるために、大極殿の栖園まで歩き、琥珀流しを食べた。大粒の黒
豆がゴロゴロ入って甘さ控え目でムッチャ美味しおすえ!!明治18年創業の和菓子屋大極殿の和風
喫茶店だが、毎月変わる琥珀流しは1月から3月中旬までお休み。ということは次回は無いのだなぁ。
夜 綾小路西洞院 「緒方」 お任せコース(間人(たいざ)蟹の香箱 酢ジュレがけ 外子と新潟のあら
め添え、蕪蒸し、明石の鯛と宮古平木貝、柚子餅と大根の吸い物、焼き間人蟹 蟹爪酒、西条柿
と豆腐、富田林の海老芋炊いたもの、鯖鮨と焼き海苔、蟹味噌ご飯と沢庵の古漬け、葛餅焼き)、
ビール、麦焼酎「桃助」(大分) 2杯 @2万8千円
4泊した今回の京都滞在もアッと言う間に過ぎて、今晩は最後の夕食だ。ゼータクに行きまひょか。「室
町和久傳」で総料理長を務めた緒方氏が2年前に開いた店だ。四条通りから入れば良かったものを、
住所の綾小路西洞院東入を鵜呑みにして探したので、迷ってうろたえた。それでも「1時間刻みでお願
いします」と言われて予約した午後6時には間に合った。8人座れる白木カウンターの一番右端席に案
内された。右はガラス張りで箱庭が見える。カウンターには主がいないから、シーン。気詰まりなのでお
隣のご夫婦に話し掛ける。神戸にお住まいで、関西は元より東京にも美味しいものを食べに来られて
いるそうな。「和久傳」の冬といえば、間人蟹(たいざ蟹)だ。間人を証明する緑のタグがついている。因
みに香住は青だって。ま、美味しいですわな。次に早くも蕪蒸しが登場。しかも器の底にはご飯がよそ
ってあってローカーボ夢子は困る。ご飯残す。柚子餅と大根の吸い物は見た目にも美しく、そうそう食
べられないお椀だ。海老芋は富田林が原産地なのだそうでこの炊いた海老芋の皮の剥き方が実に美
しい。お隣のご夫婦はこれが一番!と仰っておられたが、私には出汁が強過ぎるような。コースは終盤
で鯖鮨、蟹味噌ご飯とご飯モノが2つ続き、ローカーボ人間はおろおろしてしまうのだ。ご飯だからとい
うわけではないが、「ままよ!」と食べてしまう。蟹味噌ご飯はムッチャ旨い。帰る時、緒方さんは名刺を
出されて挨拶されたが、最初に「いらっしゃいませ」もなく、だから「苦手なものはありますか」とも聞かれ
ず、ご飯モノダメを告げる間もなく食事が始まってしまった。2万8千円払っても、何だか淋しおすなぁ。
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12月 4日(土) 京都も東京も晴れ 東北新幹線全線開通 初日から強風で不通も
朝 ホテルにて プロティン
1日目も昨夜も2軒目に寄らず帰ってエライ?あのですねぇ、ホテルの部屋でウィスキー飲んでますの
や。毎晩。ホテルの製氷室から氷いっぱい貰ってね、濃〜い水割り作って飲んでますの。なーんだぁ。
昼 柳馬場通り夷川上ル 「プチレストラン ないとう」 豚てきセット(蕪と生ハムの小皿、サラダ、養老
豚肩ロース(200g)のステーキ、漬け物、持参のふすまパン、豚汁) @2400円(のところご飯、お
茶無しなので2200円)
京都でどっさり買ったものは、昨日早くも宅配便で東京の自宅に送った。今日の夜着くハズだ。チェック
アウトしたら、いつものように京都御所キンペンを歩き回る。地味だけど、ここの紅葉もいいねぇ。今回
も京都でたくさん歩いた。開店時間に合わせて11時半「プチレストランないとう」に行く。いつもならお昼
は予約なんぞしなくてもいいのだが、やっぱり紅葉の季節は混むので電話しておいた。今日は豚テキ
セットにしよう。養老豚が200gドーンと焼かれてやって来る。肉ぅ〜!って感じがして食べ甲斐ある。
夜 家食 京都料理のお重、「近為」の漬け物、鶏の唐揚げ塩味、ふすまパン、味噌汁
美しい富士山を新幹線から撮影
京都伊勢丹地下1階で買い物して新幹線に乗る。「大人の休日倶楽部ジパング」なんてのに入会し、2
割3割運賃が安くなるのは良いがひかりかこだまじゃないとダメっていうのだ。ひかりなんて今1時間に
2本しか無いのだよ。安いって不便だね。夕食は買って来たものでサクサクっと。明日は決戦!無酒日
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12月 5日(日) 晴れ
朝 家食 アミノライスの味噌雑炊、鶏唐揚げ、京都「近為」の漬け物
昼 川崎球場駐車場順番待ちの車内にて 「モスバーガー」のロース勝つサンドの勝つのみ、オニオン
フライ、アイスコーヒー
リーグ戦最終戦と同じ勝つモノにする
準決勝だ!頑張れ!
残り1秒同点に追いつく!延長戦へ!
12時M崎君が車で迎えに来てくれる。リーグ戦最終戦の勝利と同じようにしようとゲンをかつぎ、近所
の「モス」でロース勝つバーガーなどを買い込む。今日は社会人アメフット第3ステージ、準決勝が行わ
れるのだ。試合開始1時間半前に川崎球場に到着したが、駐車場は順番待ち。前試合と同じように車
の中で勝つモノを平らげた。焼いておいたふすまパンを忘れたから、「勝つだけでいい」って勝つだけ食
べる。2時半試合開始。試合は終始相手にリードされ、一時は13点差!でも大丈夫、今日は勝つんだ
から。4Qも時間が経過し、残り時間1分50秒!7点差を詰めねばならん。パス成功、ランで進み、パ
ス成功・・・・・タッチダウン!トラポン成功!同点!!!残り1秒になっていた。そのまま同点で延長戦
へ。我がチーム先攻。タッチダウン+トラポン成功で28点目。次は相手の攻撃。3プレイ目のショート
パスをインターセプト!!試合終了。28対21で劇的な勝利だ。割れんばかりのドヨメキ。地鳴りのよう
な雄叫び。阿鼻叫喚じゃないけど、知らん人同士も抱きあって喜び、万歳の嵐。涙ボロボロ。最高!!
夜のお茶 早稲田 「何とかいう店」 紅茶 450円
M崎君は興奮して震えが止まらないと言いながら運転している。彼は2時間半の試合中ずっと大声で
野次を飛ばしていた。声も涸れている。歓喜に包まれるグランドで、チームオーナー会社の会長が「諦
めないでよく勝利をモノにした!カンドーした!」とマイクで選手達を讃えていた。車は早稲田に向かう。
夜 早稲田 「松下」 お任せコース(鯛の紅白〆スープと紫カリフラワーのポタージュスープ、秋の桜
海老の唐揚げ、平貝と焼きウニ 山葵菜とバカ貝添え、前菜:カジカ揚げ・からすみ・白バイ貝・蛸
の柔らか煮、四万十川のもくず蟹、穴子鮨 カボチャとポテサラ添え、ふぐ刺し、ふぐ唐揚げ 蕗添
え、ふぐの煮凝り、松前の本マグロ、堀川牛蒡上げと鶏肉、鴨の治部煮、(オム丼)、みかんとグレ
ープフルーツ、洋梨のゼリー)、ビール、麦焼酎(ボトル) @1万8500円
M崎君に「松下」まで送って貰う。香港からK岩が来ているのだ。店に行くと、K岩とオジョーがにまに
ま笑いながら待っていた。「劇的勝利、おめでとうございます!」。「ありがと、ありがと。次は20日の決
勝よ!」。お店には、高名な作家が来られていた。そういえば、あの作家とは銀座のおでん屋でも隣合
わせになったことがあったなぁ。京都でさんざん美味しいものを食べて来た今週だが、「松下」のお料理
はまた特別の美味しさだ。ハズレが無い。どれも旨い。その中に格別旨いがいくつもあるのだ。今晩の
格別は、秋の桜海老の唐揚げ穴子鮨、ふぐ唐揚げ、ふぐの煮凝り、松前の本マグロ、鴨の治部煮。そ
して、アシライのカボチャとポテサラが更に美味しく、3人ともお替りをしてしまった。これだけ食べても、
K岩とオジョーは食事にオム丼を食べたーい!と注文していた。底無し沼のような胃袋であることよ!
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【今週の振り返り】
だいたいにおいて、いつも楽しいと感じているし、いつも幸せだと思っているのだが、今週ほど心ウキウ
キときめいて、美味しくて、楽しかった1週間は無かったな。感謝感謝である。楽しかったと言えば、京
都南座の顔見世興行見物である。12月2日の昼の部では、花街の総見ともぶつかり、芸舞妓はんが
ずらーっと並んで一段と華やかな雰囲気を味わうことも出来た。ホンマ、有り難いことどすなぁ。
この顔見世であるが、江戸時代からの仕来たりはとっくに無くなって、現在は名前だけのものだ。江戸時代、
街中には芝居小屋があちこちに建っていた。そうゆうことでは、「風紀が乱れる!」ということで、
奉行所はビシビシ取り締まりに乗り出す。遊女歌舞伎?アカン!風紀乱れまくりになるじゃん!若衆歌
舞伎?ダメだよ!そうゆうの不健全になるからダメダメ。じゃあ歌舞伎はさぁ、野郎歌舞伎だけをいいこ
とにするからね。認可制ってこっちゃ。認可した芝居小屋の入り口には、「櫓」を上げていいよ・・・・とい
うことで江戸の町には中村座、市村座、森田座、山村座の4つの芝居小屋だけに「櫓」があげられた。
江戸四座である。その後、山村座は取り潰されて江戸三座となるが、芝居興行としての競争は熾烈だ
った。どこの小屋の芝居が大当たりを取るか、どの役者が人気となるか。
その頃、役者は劇場と雇用契約を結んだ。毎年11月から翌年10月までの1年の契約だ。だから、毎
年11月になると、各芝居小屋は新しく契約した役者のお披露目を行う興行をした。芝居小屋の正面に
は役者の名前が勘亭流で書かれた「まねき」の看板が掲げられる。「私ども〇〇座は、これからの1年
間こんな魅力的な役者達が狂言をお見せしますよー!」。つまり、これが顔見世興行である。顔見世興
行では新作の狂言が上演されたということだ。明治時代の最初の頃、新富座は、九代目團十郎、五代
目菊五郎、初代左團次の名優が専属役者だったから「團菊左時代」を、明治の終わり頃の市村座は六
代目菊五郎と初代吉右衛門を抱えて「菊吉時代」という黄金時代を迎えたこともあったそうだよ。しかし
今歌舞伎役者と言えば、一部を除けば松竹の所属である。新橋演舞場でも国立劇場でも大阪の松竹
座でも、演じている歌舞伎役者やお囃子連中はみな松竹の所属。だから東京、名古屋、京都、大阪の
劇場で11月、12月の興行を「顔見世」と言っているのはその名残りなのだ。
初日の南座に向かうタクシーに乗った時のことだ。「お客さん、南座に行かれるゆうのんは歌舞伎観はる
んですかぁ?ほな、海老蔵さん知ってはるやろ?この前なぁ、海老蔵さん乗せたんですわ、私の車に。ほ
れ、お客さん坐っている場所に海老蔵さん坐りはりましてなぁ。初めはエライ声がええお客さんやなぁ
と思ったんやけど、携帯話し出したら「海老蔵です」言うやないですかぁ。びっくりしましたわぁ。一人だっ
たか?いえ、女の人と一緒やった。でも若いのと違いますわ。後援会の人みたいな感じやったかなぁ。
これから祇園に繰り出して飲み直そうみたなこと言うとった。はぁ、もうかなり酔っているようでしたねぇ。
だけど、あんなことになってねぇ、何と言うたらええか・・・・・」。
海老蔵事件について言いたいことは一杯あるけど、ただ溜め息が出る。「あぁぁ〜・・・」。市川宗家(成
田屋)の後継者になる人なのに・・・・・ったく・・・・・・。初代市川團十郎は荒事の創始者であり、市川家
のお家芸から選定した18の演目は「歌舞伎十八番」と呼ばれる。「助六」「勧進帳」「暫」などがそれで、
南座顔見世夜の演目、「外郎売」もその1つである。昭和の初め頃まで、例えば前進座の公演で「勧進
帳」を上演する場合、市川宗家に了承を得なかったことが問題になるような世界なのだ。そんな成田屋
の御曹司の立場が重過ぎると感じることもあったのだろうが、歌舞伎の世界で生きて行こうと決意した
ら、市川宗家当主後継者以上の立場・環境は無い。どんなに才能があろうが芸達者であろうが、家柄
を超える役はなかなか演じることが出来ない世界である。そんな人達から見れば、海老蔵は生まれな
がらにしてすべてを持っている人なのだ。深い深い溜め息をつくしか無いではないか。アホなヤツ、馬
鹿なヤツ・・・・。反省したら、自分で何とかしろよ!!
ワシも酒くせ悪くてイカンにゃあ
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今年も押し迫っているのに、あと3週分どうすんの!と質問が来ています・・・
なる早で作る気持ちは無いワケではないのですが、酒も飲みたいし・・・・