パクパク日記10月5週
時間が2倍に思える1週間もある。パクパクもまた・・・
新潟の夕陽
酒田の山居倉庫
10月29日(月)晴れ
昼 新橋「竹泉」 三色そば 1260円
夜の食事に備えて、早め・あっさり・低カロリーランチ。よっていつも食べる温かいタネモノ
は頂きません。今日の変わりそばは、柚切り。口に食むとふっと柚の香が広がって。
夜−1 渋谷スペイン料理「ラ・プラーヤ」暴れ喰い・暴れ飲みの会のコース 妙齢女性5人。
スパニッシュオムレツ プロシュート
ニシンとオレンジのマリネ
牡蠣。私は食べなかったが
このトマトがうまい!
チリコンカン
烏賊の墨煮!
白いパエリヤ!
パエリヤに烏賊墨をかけて 赤ワイン飲み放題だった プロシュートがきれい
児玉オーナーシェフ
暴れ喰い・暴れ飲みの会と言っても、私が主催している訳ではない。いくら色んな会を作って
いるからって、そんな会は作りませんよ〜。「ラ・プラーヤ」がこの地に店を開いたのが、5年
前の10月。以来毎年10月の誕生月に1ヶ月間「1万円ぽっきり値段」で暴れ喰い・暴れ飲
みの会が開催される。開店間もなくの頃「日本で一番うまいスペイン料理屋を紹介する」と、
これまた食いしん坊に連れて行って貰って以来、何度も通っている。でもここ数年は行くのは
暴れ喰い・暴れ飲みの時だけ。児玉オーナーシェフごめんなさい。メニューとか注文するとい
う概念が無いこの店では、目の前に出された料理を次々と有難く頂くことになっているが、し
ばしば限界を超える量が出て来るので二次会は不要。水さえ飲めないほど満腹になる。今日は
珍しく「ちょうど良い量」だった。うまかったなぁ。児玉さんは、「チューボーですよ」のスパ
ニッシュオムレツにおける街のコーチ達の1人で登場した。「料理ばんさい」の「たまに行くな
らこんな店」にもね。俳優のS・Hさんが4日前に座ったという同じ椅子に偶然座った熱烈フ
ァンのKさん、椅子のアームをイトオシそうに撫でていたよ。
夜―2 リーガロイヤルホテル早稲田「セラーバー」
量がちょうど良かったので、東京西組集団下校組は、二次会をセラーバーにてニギニギシク。
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10月30日(火)晴れ
昼 有楽町「慶楽」 海老焼きそば 1000円
ご存知、故・池波正太郎さんが愛した店の1つ。夢子もずっとお気に入りで月に1回くらいの
ペースで行っていた。4年前まではね。今日は久々でした。この海老焼きそばも池波さんが愛し
た一品だが、私は他にスープ炒飯も好き。2つともランチメニューには入っていないが、普通
に頼めば普通に出てくる。ここのご主人もよくテレビに出ますよね。ぷりっぷりの海老が7つ。
夜−1 南長崎「菜る瀬」 鱧寿司、一代交配放し飼い比内鶏の砂肝・レバー・ハツ、同鶏の
生つくね、刺し身(鰆・あいなめ・かわはぎ肝巻)、青森のウニ焼、オコゼの唐揚げ、鱈の白子、
一代交配放し飼い比内鶏の鶏鍋、くえのしゃぶ鍋、両鍋の雑炊、トマト、漬物、柿、生ビール、
日本酒(無濾過「南」高知・「福の友」秋田・兵庫山田錦「南」高知・「富美川」栃木)
涙出るよ!
濃厚なダシの鶏鍋
これがくえ 絶品!!ちり酢
上品なくえしゃぶ雑炊
味が深〜い鶏鍋雑炊
へろへろへろ〜。うまかったぁ。しみじみうまかった。生つくねなんて初めて食べたよ。胡麻
油とうまい塩と葱とうまい鶏のミンチ。1つを半分ずつにしたが「あと5つくださ〜い」と言
う私に連れて行ってくれたTさんは「これからどんどん出て来ますから、がっつかないで!」。
鶏鍋の濃厚なうまみ。その鍋とくえのしゃぶ鍋は、絶品の「ちり酢」で。徳島の橙と高価な昆
布や鰹節で長い時間をかけて作られたちり酢。感動ものでした。2つの鍋の汁で両方雑炊を作
って貰う。鍋は濃厚な鶏、あっさりくえの順、雑炊は逆の順番。おいちかった、と幼児的感動。
夜―2 リーガロイヤルホテル早稲田「セラーバー」
この夜も大盛況のバーは、夜も更けると外国人ビジネスマン達でいっぱいになった。ジンフィ
ィズはカクテルの基本かぁ・・・。
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10月31日(水)晴れ
昼 代々木「銀座木挽町カレー」 赤黒ダブルカレー 750円
赤カレーは挽肉とトマトで酸っぱい辛口、黒は牛肉と玉葱をデミグラスソースで煮込んだ甘口。
ま、薄めのビーフストロガノフというところか。他に黄色の普通カレー(中辛)、白のホワイト
シチューがある。
夜−1 地下鉄早稲田駅「つけめん 高木屋」あわせ辛しみそつけめん600円、トッピング野
菜、メンマ各60円
辛い!!! ほんとに辛い。2年位前から目をつけていて行く時を狙っていたのだが、遅くまで
会社にいた今晩決行。辛しみそつけめんはメッチャ辛いのだと。かと言って勧められたマイル
ド辛しみそを食べたのでは「辛い会」顧問としては名折れじゃ。そんな客が他にもいるらしく
辛しみそとマイルド辛しみそをミックスした「あわせみそ」というのがあるのだそうだ。それ
にして、この辛さ。麺は太めの縮れ麺だが、細麺もある。熱盛も出来るんだって。細麺・熱盛・
辛しみそを食べたら、口から火を噴きそうだ。モンゴルたんめん辛しみそというメニューも魅
力的。1日30食限定。今度食べてみよう。
無酒日
夜―2 「モスバーガー」かぼちゃのババロア200円、山ぶどうスカッシュ120円
あんまり辛かったので、口直し。飲まない日って普段と違うことをする自分がいて面白い。
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11月1日(木) 曇り夜から雨 新潟は
朝 赤飯おにぎり 新幹線の中で
昼 新潟・長岡「田舎」 たっぷり野菜定食 750円 コーヒー付き
初めて降り立った長岡。一応新潟県生まれなので、何となく郷土料理風の店を探した。のっぺ
い汁があるといいいなぁと思って。のっぺいは無かったが、実だくさん汁はうまかった。昆布
と鰹節のダシに酒と塩だけで味付けたというのに、とても甘い。野菜やきのこから甘さが出て
いるらしい。いぶし大根の古漬けをきんぴらにした小皿。秋田ではいぶりがっこというが。
お茶 「コーヒーハウス ミチル」ダブルコーヒー 600円
通常コーヒーの2.5倍の量があるんですって。珍しいよね。長い打ち合わせにちょうど良い。
夜―1 新潟「花いち」 つまみと鮨お任せ 生ビール、八海山冷や
手のこんだ肴と鮨を頂きました。こうゆう風におまかせで1つずつたくさん出てくるっていい
ねぇ。穴子をさっと湯通しして梅肉で食べるとか煮鮎とか珍しいものもあった。いつも早稲田
の亀吉寿司で食べるハダガリも作って貰ったし。新潟の食通につれて来て貰ったが、これから
新潟市に来る時はここに来ようっと。是非来よう!
夜―2 古町の某所 ジントニック数杯 忘れちゃいました。
ホテルに帰ってさぁ寝ようと時計を見ると午前3時だった。7時に起きる予定なのにやばいぞ!
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11月2日(金) 晴れ 山形は小春日和
朝 ホテルディアモント新潟「レストランディアモント」朝食ヴュッフェ 1200円
予定では7時半から朝食を取っていなければならなかったのに、何故か今9時です。トホホ。
昼 山形・鶴岡「積善三昧庵」 そばと麦切りの合い盛り 700円
山形と言えばそば。でも麦切りという名物もあるのだ。細いうどんのようでもあるが、1晩寝
かす手間が大変なのだそうよ。タクシーに乗って住宅街にある三昧庵に行くと、午後1時を過
ぎているのに満員。ほとんどの人は麦切りとそばの合い盛りか麦切を食べている。私も両方食
したく合い盛りを注文。30分待ってようやくありつく。温かい肉麦切もうまそうだった〜!
夜 山形・湯田川温泉「湯どの庵」 夕食のコース 鯛・カンパチ・烏賊・帆立貝の千草盛り、
海老と鱈のしんじょと卵豆腐の吸い物、三元豚の角煮野菜添え、子持ちハタハタの湯上げ
風酒蒸し、イクラの醤油漬けとはえぬきの新米ご飯、もだし茸と三つ葉の味噌汁、漬物、
ラ・フランスのコンポートと自家製アイスクリーム、万年寿のお茶、生ビール、初孫の純
米本醸造、大山本米醸造
美味しいコースだった。これが鄙びた温泉にある旅館の夕食とは思えないでしょ? ダイニン
グルームの趣味の良いインテリア、凝った照明、センス良い器、心地良い音楽、酒揃えの良さ
の中での美味い料理。「ここまで来て良かった」と心から思う食事であった。この続きは、その
うち「ホテル日記」を書く予定なので、興味のある方は読んでねん。1泊2食のコースです。
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11月3日(土)曇り午後から雨
第1食 山形・湯田川温泉「湯どの庵」
5時半起床。朝7時半からのサービス開始なのに、7時46分には食べ終わっていた。朝食と書
かなかったのには訳がある。この書き方は故・池波正太郎さんの真似。夜中に執筆していた池波
先生は、時間が一般の人とはずれていたから、その日何番目の食事かという風に記した。はえ
ぬきの新米が美味しく、もちろんお替りして食べましたよ。
第2食 酒田「満月」わんたん麺 700円
午前11時15分。酒田がラーメンの美味しい街であることを他の地方の人は知らない。数ある
ラーメン店でもダントツ人気の店がここ「満月」。11時過ぎには、約50席あるのに半分は客で
埋まった。駐車場も3箇所ある。1キロの生地を650メートルの薄さにしてわんたんの皮を作
るんですって。店に入るなり、ちょっと魚のダシの匂いがする。とてもやさしい味だった。
第3食 酒田「砂潟」手打ちラーメン525円
午後3時半。今日は早め早めのペースなので、もう3回目の食事。わんたん麺を食べたのに、
やっぱり酒田にいるうちはラーメンを食べたい。偶然入った店だが店で麺を打っている。私の
好きな平打ち縮れ麺。実にうまい。酒田ラーメンは全般的に水準が高いのか。
第4食 家食 ラ・フランスと庄内柿 クエン酸ジュース
午後9時。もうお腹ぺこぺこなんだけど、今日許されたカロリーは既に取っちゃったしね。こ
れから週末まで反省モード食事に移ります。でも週末って明日だけじゃん。 無酒日
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11月4日(日) 快晴
朝 家食「山本屋の味噌煮こみうどん」、庄内小茄子漬け、がっくら漬け
反省食。でもミニ断食ほどの時間が空いているし、とてもうまい。
昼 ごまだれ餅、千草28(漢方茶)
盛岡のごまだれ餅の評判を聞いて、山形上山市の杵屋も作ることにしたのだろうか。冷凍で販
売し解凍後2日の賞味期間は同じ。ごまだれは盛岡の方が味わい深い感じだが、餅はこちらの
方が薄くて、たくさん食べてもお腹にもたれない。
夜 家食 牛たんペッパー薄切りトースト、ピーマン・えのき茸・しらす炒め行者にんにく醤
油味、トマトのピリ辛スープ、ラ・フランスと庄内柿
牛タンも山形土産
何だか疲れてしまって、買い物に行かないでこんな夕食。十分に反省食だよね。 無酒日
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【今週の振り返り】
神無月から霜月へ。異常に長い1週間だった。新潟への出張後、庄内地方へ足を伸ばしたこと
もその原因だろうが、毎日の夕食のバラエティさがそう思わせているからかもしれない。スペ
イン料理「ラ・プラーヤ」の暴れ喰い・暴れ飲みの会が今週の月曜日の出来事?「菜る瀬」が
その翌日? その夜その夜で「最後の晩餐」のような食事をしたから、長い長い日々に感じた
んだろう。10月が終わって、無酒日キャンペーンの結果は、目標にマイナス3日。8月の貯
金を喰い潰して尚マイナス2日かぁ。11月、12月をどう乗り越えればいいのだろう。昨年
に続いて、10月中に年賀状の原稿を入稿する所なんか自分でも「エライ!」と思うんだけど
ね。セルフコントロールを拡大・強化せよ。それにしても庄内はうまい地方でありました。
酒減らせよ〜、くっくっくぅ