動物園 パクパク日記１１年２月２週
２ヶ月連続で南アメリカ大陸へ。今度は内陸国のボリビアだよ
サンタクルスの
動物園
２月 ７日（月） 大阪も東京も晴れ
朝 大阪心斎橋・ホテル日航大阪 「セリーヌ」 朝食ヴュッフェ 2800円、持参のふすまパン
６時起床。朝方ツラツラ考えた。京都に４泊、ほぼ毎月の京都滞在である。その上最終日の日曜日は
大阪に移動しての「松竹座」公演の昼と夜の部まで観ちゃったりしてね。今朝の予定は１０時半のフライ
トだったが、そんなことを考えていたら一刻も早く東京に帰るべし！と思い到った。９時半伊丹発に変更
しましょう！朝食ヴュッフェではかつてイチローが食していたということでカレーが人気メニューなのだ。
昼 無し！
繭玉で歌舞伎らしさを演出
早い飛行機に変更したお陰で昼前には自宅で確定申告準備をしていた。サクサク終了！さぁ銀座へ。
テアトル銀座で初めて歌舞伎興行が行われたのは今年の１月のことだ。例の件で海老蔵公演が中止
となり、急遽組まれた玉三郎公演が売り出し後５分で売り切れたと話題になった。続いての２月は花形
歌舞伎。花形→若者歌舞伎役者の実験的な演技がリスクでもあり、魅力でもある。二部（夜の部）は、
近松門左衛門の「女殺油地獄」で市川染五郎の与兵衛、亀治郎のお吉、秀太郎の母おさわ。私にとっ
て「女殺油地獄」の与兵衛は仁左衛門しかいないと思っている。しかし、その仁左衛門さんは２年前の
６月、「仁左衛門一世一代」の与兵衛を演じてしまった。つまり、「もうやらない」ということである。その
名の通り、生涯忘れられない演技であった。染ちゃんも与兵衛を演じるのはこれで３度目。仁左衛門与
兵衛はワガママだけど気の弱いボンという感じだが、染ちゃんは手がつけられない不良少年のようだ。
夜 銀座 「小湘亭」 付き出し：小松菜のクスクス和え、いろいろ魚のなめろう 680円、シラスふわふ
わ卵焼き 980円、みやじ豚のモミモミ唐揚げ 880円、みやじ豚の蒸ししゃぶ 1580円、生ビー
ル ７００円、麦焼酎「中々」ボトル 4500円 ＠９５００円
芝居がはねたのは午後７時半だった。これ位で終わってくれると食事場所も考えやすいよね。W尚ちゃ
んのお店に電話したら一杯だったので「小湘亭」に行くことにする。「小湘亭」はカタカナ会社OGが経
営する店で、鎌倉野菜、藤沢のみやじ豚、湘南の魚介類が売り。店名は「銀座にある小さな湘南」とい
う意味なのだそうだ。いろいろ魚のなめろうが旨いなぁ。酒が進むので、焼酎のボトルを取った。私はい
ったい何軒に焼酎ボトルを置いているんだろう？本人もわからない位あちこちに違いない。飲み過ぎ。
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２月 ８日（火） 曇り 今日はちと寒い
朝 家食 具だくさん豚汁、鶏唐揚げ、ミニトマト、パイナップル、ふすまパン、低糖ヨーグルト
朝早く起きて、具がたっぷり入った豚汁を作る。何て旨いんだ！中村勘三郎丈休演の原因は難しい名
前の特発性難聴らしい。聞けば昨年１０月位から体調の異変を感じていたとかで、それなら１０月、１１
月大阪城公演で行われた平成中村座の時も具合悪かったということ。素晴らしい演技だったけどねぇ。
昼 無し！
午前中、「四谷警察です」という人が来た。新手の詐欺かもと疑って、マンションのコンシェルジェにこっ
そり確かめたら「ホンモノです」ということだった。用件は、振り込め詐欺に引っ掛からないように、という
注意であった。昨夜に続きテアトル銀座に行く。Ⅰ部は１２時半からで出し物は「於染久松色読販」。昨
夜は染五郎が主役で亀治郎は殺されるお吉だったが、今日は染ちゃんが脇に回り、亀ちゃんがお染他
７役を早替わりで演じる。早替わりと言えば、市川猿之助。その昔彼が演じる「伊達の十役」を観てタマ
ゲタ。この芝居も「猿之助四十八撰の内」に入っており、猿之助丈は甥の亀治郎のために演出に当って
いる。お染、丁稚・久松、奥女中・竹川、許婚・お光、後家・貞昌、芸者・小糸、土手のお六これを全部亀
治郎が演じるのですよ。早替わりモノをやると、替わることが主眼になって夫々の役柄はどうでもよくな
っちゃう人もいるが、亀ちゃんはやっぱり巧いね。特に土手のお六が良かった。さぁ急いで帰らねば！
夜 家食 きのこハンバーグ、じゃこと九条ネギのサラダ、具だくさん豚汁、パイナップル、ふすまパン
５時から税理士のK村氏来宅することになっている。買い物して大急ぎで帰宅し、12月、１月２ヶ月分
の伝票を揃えてギリギリセーフ。昨日揃えた個人の確定申告分の資料もお渡ししてほっとする。昔は確
定申告全部自分でやっていたが、お願いするとやっぱり楽チンである。さて、パクパクやるか。無酒日
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２月 ９日（水） 雨のち晴れ
朝 家食 鶏の唐揚げサンド、海草サラダ、具だくさん豚汁、パイナップル、低糖ヨーグルト
昼 無し！
午後のおやつ 新宿・高島屋 「何とかという店」 ショコラゼリー 450円
アンタ、ゼリー狂いとちゃう？
珍しく東京は雨だった。この寒さだと早朝は雪だったのかもしれない。１０時から歌舞伎のチケットを購
入し、代々木に向かう。整体治療にかかる時間は以前１時間強だったが、最近は２時間かかることもよ
くある。高島屋に着いたのは２時近く。ランチを摂るには遅過ぎるのでゼリーを食べて済ませることに。
夜 舟町 「無門」 付き出し：牡蠣の煮付け、豆腐の味噌漬け 500円、牡蠣フライ 780円、白子の天
ぷら 880円、旨辛黒豚豚炎（ぶーひー）鍋 3800円、黒豚お替り、生ビール、麦焼酎 ＠5600円
カプサイシンですな
帰宅してから、荷作りに精を出す。明日スーツケースを預けるというのに、準備はなーにもしていない
のだ。最高気温３０度超えるところでは虫除けが必要で、高地の朝晩はかなり冷えるってことね。ゴチャ
ゴチャゴチャ・・・・よし！ほぼ終了。今夜はオジョーと「無門」に行く。彼女は明日人間ドッグ受診という
ので何を食べるか選んで貰ったら「無門の牡蠣フライとブーヒー鍋だぁ！」ということだった。へい、お安
い御用で。１月３日の日本一祝勝会以来だ。女将さんも元気に復帰していた。トーゼン肉はお替り！！
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２月 １０日（木） 晴れ
朝 家食 具だくさん豚汁雑炊、パイナップル、低糖ヨーグルト
数日楽しんだ豚汁の残りにアミノライス（木綿豆腐）を入れて味噌雑炊。朝食が済んだら、早速旅行中
のふすまパンを焼き出す。今回は１２日間だから３６食分。焼いて、冷まして、真空パック。何度かカビ
させてしまったので、新兵器登場。昨日高島屋に入っている東急ハンズで乾燥剤を仕入れて来た。１日
の３食分に１つ乾燥剤を入れて真空パック。作業完了。これをスーツケースに積めれば旅支度も終了。
昼 四谷三丁目 「サイゼリア」 サイドサラダ＋コーンクリームスープ 280円、牛挽き肉のチーズカツ
レツ 499円、ドリンクバー 180円
昼は「サイゼリア」で牛挽き肉のチーズカツレツを食べた。前回これを食べてとても美味しいと思ったの
だ。夕方福山通運のいつものオジサンがスーツケースピックアップに来てくれた。あとは手荷物だな。
夜 荒木町 「おく谷」 付きだし、本まぐろ刺し身 カレー大根 500円、鶏軟骨香味揚げ 600円、ポテ
トサラダ 650円、上新香（サービス）、生ビール、麦焼酎 ＠4200円
パクパク日記の１月３週を仕上げないと明日から出かけられない。ほぼ１ヶ月前のことなので、思い出
すのに必死である（笑）。え～っとぉ、この日のメシは旨かったんだっけ？とかね。日記を溜めるとこの
苦しさが伴なうんだわさ。日記上では私は未だパタゴニアにいることになっているんだギャア。日本帰
国どころかスター・プリンセス号にさえ戻っていないんだギャア。でも仕方ない、明日出かけるんだから。
何とか作ったぞ！更新したぞ！ホッとしたら喉の渇きと空腹をおぼえる。飲みに行かなくちゃ。今日は
「おく谷」へ。隣の席に座られたご夫婦は、何と同じマンションにお住まいとか。ほうほう、鹿島アントラ
ーズの熱狂的なファン。そういえば、W杯南ア大会の時、応援帰りってお会いしましたっけね、ここで。
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２月 １１日（金） 東京は雪！ 今日は２４時間＋１４時間＝３８時間もあった！
第１食 家食 ランチパック（ツナマヨ）、味噌汁、低糖ヨーグルト
お久し振り！ランチパック
６時半に起きてテレビをつけると何と５時半！目覚まし時計を間違えて１時間早くセットしてしまったらし
い。今朝はボリビア出発日。雪で成田への足が心配だから早く起きたのは良かったのかもね。NHK朝
の連ドラ「てっぱん」で主人公あかりの実の父親が吹くトランペットにシビレた。今は亡きサッチモことル
イ・アームストロングの「Ｗｈａｔ
Ａ Ｗｏｎｄｅｒｆｕｌ Ｗｏｒｌｄ」が甘く切なく心をトロカすんよ。ＣＳ，ＢＳ，地上
波と３度も聞いてしまったんよ。約１年ぶりランチパック。比較的糖質が少ないから。ホントいいのか？
第２食 新宿 「シルエット」 コーヒーゼリー 600円
コーヒーゼリーのマイブーム続く
予定より１時間早く１０時過ぎに家を出る。地下鉄で新宿駅に到着するともうお腹がぐーっと鳴った。じ
ゃあれ食べる？と顔は自然とニマニマ。最近エラクお気に入りの「シルエット」のコーヒーゼリー食べよ。
第３食 成田・第一ターミナル 「ＡＶＩＯＮ」 ハンバーグと海老フライ 1100円、ドリンクバー 300円
集合時間は午後２時だが、１２時過ぎには第一ターミナル北ウィングに到着した。またしても空腹。「ＡＶ
ＩＯＮ」という店でハンバーグと海老フライを食べた。旨くも不味くも無い。１時に集合場所に行くと、既に
添乗員のO村さんが来ていた。彼女とは先月南極クルーズでも一緒だった。「ボリビアではフォーマル
は何回あったかしら？」なんて冗談を言い合う。フォーマルどころかお洒落着だって持って来ていない。
第４食 デルタ航空 成田＝ロスアンゼルス ビジネス席機内食
デルタ航空ロスアンゼルス行き。先月南極の帰り、ラン航空の大幅遅延でANAに乗り遅れ、代わりに
デルタに乗って帰って来たばかりだ。あれから未だ２週間しか経っていないなぁ。搭乗開始がエラク早
かったのに、機体の雪オロシをするとかで結局１時間遅れて午後５時離陸。ビールに次いで赤ワインを
ガブガブ飲んだので、すっかり良い気分になり、クラッシック音楽を聴きながら３時間ほどウトウトした。
第５食 デルタ航空 成田＝ロスアンゼルス ビジネス席機内食
ロスアンゼルスまで９時間２０分のフライト。時差１７時間。離陸が１時間遅れたので、ロスに到着した
のは現地時間朝の９時２０分だった。また２月１１日が始まるってわけ。アメリカって国は入国する以外、
トランジット客まですべてイミグレーションでチェックを受けねばならない。荷物も一旦出して、再度預け
なおすというチョー非効率な作業を強いられる。しかもイミグレでは毎度長蛇の列だ。毎月こんなことを
やらされると、心底腹が立つぞ。やっと手続きが終わったら、次は飛行場のウィングの移動だ。ヒェー！
第６食 ラン航空 ロスアンゼルス＝リマ ビジネス席機内食
乗換え時間たっぷりあるな、と思っていたのだが、日本発の遅延、イミグレでの長蛇、ウィング移動でほ
とんど時間は無くなった。トイレで日本から着てきた下着を脱ぐのが精一杯だった。リマ行きのラン航空
はほぼ定刻の１２時２５分離陸した。ここからまた８時間半乗るのだよ。救いはラン（ビジネス席）のシー
トがほぼフルフラット状態になること。３時間寝て、あとはジェフリー・ディーヴァーを読んでドキドキ！！
第７食 ラン航空 ロスアンゼルス＝リマ ビジネス席機内食
サンドイッチのパンをふすまパンに取り替える
ロスとリマの時差３時間。リマに到着したのは２３時５５分。つまり真夜中だ。イミグレは空いていたが、
スーツケースが出て来るのが遅く、空港目の前にあるホテルにチェックインしたのは午前１時。今日は
２４時間＋１４時間＝３８時間と長い長い一日だった。ウィスキーをグイっと飲んで寝たのは午前３時！
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２月 １２日（土） ペルー・リマ晴れ ボリビア・サンタクルス曇り ボリビアーノＢｓ＝約12円
朝 ペルー・リマ 「ラマダコスタデルソル リマ エアポート」 朝食ヴュッフェ、持参のふすまパン
Y脇さんと朝食を摂る
６時起床。昨夜３時に寝たから眠いの何の。それにしても、このホテルはリマの空港の真ん前だ。空港
出て徒歩３０秒位でロビーに入ることが出来る。ここには帰りにも１泊するのよ。朝食フルーツが旨い。
昼の軽食 ラン航空 リマ＝サンタクルス 機内食＋（おにぎり弁当）のおかず
機内に沢庵の匂いが・・・
昨日出迎えてくれ、今朝は見送りに来てくれたガイドは日系人のO石さんだ。南米の中でペルーは経
済が一番安定しているが、それもフジモリさんのお陰なのだと言っていた。そのO石さんが、ランチにど
うぞとおにぎり弁当を配ってくれた。ボリビア・サンタクルス行きの飛行機の中で蓋を開けたら、黄色い
沢庵の匂いがキョウレツに広がり、隣の女性に思いっきりイヤな顔をされた。鶏肉だけ食べて止めた。
夜 ボリビア・サンタクルス「ロス・タヒーボス」 焼き豆腐のサラダ、魚のグリル、持参のふすまパン、パ
ッションフルーツムース、ビール 4㌦、白ワイン５㌦、赤ワイン6㌦
２時間半のフライとでサンタクルス着。リマとの時差は＋１時間である。サンタクルスはボリビア第二の
都市で、４３７ｍと標高は低いが、気温は３０度を超えて暑い。スーツケース用と人用と小型バス２台に
分乗してホテルに向かう。１５分程走って到着したのは５ツ星ホテルの「ロス・タヒーボス」。タヒーボスと
は花の名前だとか。夕食までちょっと長い休憩があったが、睡魔との戦い。ツライ休憩だった。夕食前
に早くも自己紹介タイム。ご夫婦２組、女性友人１組、一人参加男性２名、女性６名合計１４名。皆さん
これから１２日間よろしくね。いつものアルコール３点セット。ビールグビグビがやっぱり旨いですなぁ。
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２月 １３日（日） ボリビア・サンタクルスは晴れたり降ったり
朝 ボリビア・サンタクルス「ロス・タヒーボス」 朝食ヴュッフェ、持参のふすまパン
高温多湿の土地柄のようだ
昨夜激しく雨が降っていた。今ボリビアは雨期なのだ。で、今朝６時に起きてみたらやっぱり雨。わかっ
てはいても雨はユーウツだ。NHK海外が映るのが有り難い。エジプト情勢は長らく政権を握っていた
ムバラク大統領の辞任でお祭り騒ぎを呈している。しかし考古学博物館が荒らされたと知ってガックリ。
新燃岳は相変らず噴火を続けているらしい。げっ！大河ドラマ「江」が始まった。ここでは日曜早朝放映
するんかい！今観るような気分ではないので慌てて朝食へ。オムレツを食べていたら蚊に刺されたよ。
「ようこそ！サンファン日本人の町へ」 移住55年の記念碑
文化交流会館 連合会会長の日比野氏は1957年移住 力を入れているマカダミアナッツ
移住資料館には55年間の苦労と努力の足跡が展示されている 病院も建設された
雨の中をボロボロのバスに乗ってサンファンに向かう。そのボロボロなバスだが、30分遅れて来た。ボ
リビアでは日常的なことらしい。遅れて来たバスに乗ろうとするが、何とステップが無い。思いっきり足を
上げてよじ登る。冷房は冷たい！切ると暑い！座席は暫らく座っていると皆猫背になってしまう。で、ど
こもここも汚い・・・・。そんなオンボロバスに乗って2時間半、ようやく到着したのは日本人移住地サン
ファンである。1955年（昭和30年）民間の最初の移住者17家族が移住したことを皮切りに政府によ
る計画移住が1957年から本格的に始まって、１８回300家族1800人がこの地に移って来た。以来タ
イヘンなご苦労をされてボリビアでも有数な農業地の拠点となったサンファン。昨年で移住５５周年を迎
えられた。1957年少年の頃移住して来られた連合会会長日比野氏のお話は実感がこもっているなぁ。
昼 ボリビア・サン・ファン 「イトウ食堂」 日本食ヴュッフェランチ、持参のふすまパン
店の前にはラーメン提灯が
サンファンにある「イトウ食堂」。地元の日本人家族のお客さんが既に食事をされていて、「こんにちは」
と挨拶を交わす。こういうお店があると助かるだろうね。貴重なお店である。奥の部屋には私達のため
に日本食ヴュッフェが用意されていた。おにぎり、卵焼き、きんぴら牛蒡、酢の物、焼き餃子、かき揚げ、
鶏唐揚げ、チャーハン、焼きそば、白菜の漬け物、そして味噌汁。おにぎり、チャーハン、焼きそばと言
った炭水化物系以外をモリモリと食べる。美味しいなぁ。お店の女性に聞くと、味噌汁の味噌はお爺ち
ゃんの手作りだそうだ。美味しいから買って行こうか。残りの料理をオミヤにして貰っている人もいる。
動物園に行く。ピューマ君
カピバラ君
象の仲間の何とか君
旧市街の9月24日広場を囲むようにカテドラルや市庁舎、銀行などが建っている
帰り道も、ボロボロバスで全員猫背になって2時間半。サンタクルス中心部は小型バス以下の車両で
無いと通行禁止ということで乗換えた時はホッとした。町のど真ん中にボリビア最大の動物園があり、
動物園好きの私は嬉しい。南アメリカ特有の動物、コンドル、ニュンドゥー、カピバラ、リャマ、アルパカ
などを眺めていたら、空が急に真っ暗に。「急げ！雨が降って来るぞ！」皆バスに向かって走り出す。
ギリギリセーフ！バケツをひっくり返したようなもの凄い雨足。向こうが激しい雨で見えない程だ。しかし
旧市街の中心地・9月24日広場に行ってみると、雨が降っていないどころか地面は濡れてもいない。
ふーん、ボリビアの雨期ってこうゆう雨が降るんだぁ。スペインが支配した町の広場はどこも似ている。
夜 ボリビア・サンタクルス「Ｃａｍｐｏｓ ｄｅ Ｓａｌａｎａ」 マンビョーカ）フライ、サラダ、ミックスグリル（ア
リゲータ（鰐）、魚、ビーフ、チキン、ソーセージなど）、サラダ、チョコアイス、エスプレッソ、持参の
ふすまパン、３点セット 計9㌦
今晩の夕食は市内のレストランで。人気店らしく、家族連れやグループ客などで賑わっている。長芋の
ようなマンビョーカの揚げ物に続いて登場したのはアリゲータ。つまり鰐です。さっき動物園にいた（笑）。
知らないで食べれば、ちょっと味の違うチキンのようでもある。明日から標高の高い土地に行くのだか
ら、気遣い無しで酒を飲めるのは今晩が最後というのに皆さん余り召し上がらない。キミは飲み過ぎ！
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【今週の振り返り】
ボリビアと聞いて、すぐ世界地図の中から正確な位置を示せる人がいったいどの位いるだろうか。私の
予想では、100人中３，４人だと思うよ。現に「次はボリビアに行く」と私が言うと、「えーっと、そこってア
フリカでしたっけ？」とか「アジアですよね！島で動物とかいる・・・」なんて人も。それはもしかして、オラ
ウータンが棲息しているボルネオ島のことじゃあーりませんか？ま、それはともかく、知名度は極めて
低い南米の国ボリビアである。
正確には「ボリビア多民族国」と言う。2009年3月18日、つまり2年前に「ボリビア共和国」から変更さ
れた。北と東はブラジル、南はアルゼンチン、南東パラグアイ、南西チリ、北西はペルーに囲まれてい
る。大昔はおよそ2倍の国土があり、その国土には太平洋に面した土地もあったのだが、近隣諸国と
の戦いで連戦連敗の結果、国土を大きく奪われ、ついに内陸国になってしまった。しかし、海を失った
内陸国でも海軍はある！じゃあ、海軍はどこで演習を行っているのか。ペルーが6割、ボリビアが4割
領土となっているチチカカ湖とか大西洋とか国境沿いの川とか・・・・でね。因みに同じように、内陸国で
海軍を擁している国にはオーストリアと燐国パラグアイがある。
その昔、この国は他の南米諸国と同じように16世紀半ばからスペインの植民地としての歴史を重ね、
アルト・ベルー（高地のペルー）と呼ばれていた。紆余曲折あったのだが、そのアタリは省略するとして
1826年独立する時、南米解放者の英雄シモン・ボリバルの名前に因んで、国の名前を「ボリビア」とし
同時に首都のチャルカスは、初代大統領ボリバルに次いで大統領になったアントニオ・ホセ・デ・スクレ
の名前に因み「スクレ」と名前を変えた。ついでに言うとスクレは終身大統領に就任したハズなのだが、
彼はベネズエラ人だったこともあり、3年で辞任。次の大統領がアンドレス・デ・サンタ・クルス。つまり
ボリビア第二の都市の名前サンタクルスになったのである。日本で言うなら、「高橋」なんてのが国の名
前で、東京の代わりが「加藤」で、大阪は「佐藤」なんて言う感じでしょうかね。数年前に行ったやっぱり
南米のエクアドルが独立する時、国の名前に「赤道・エクアドル」と名付けたことをふと思い出して笑っ
た。
ボリビアは、世界的なチョー有名人が命を落とした国でもある。チョー有名人って誰さ。カストロと共に
戦ったキューバ革命の指導者チェ・ゲバラが命を落とした国なのだ。ウルグアイのビジネス人に扮して
ボリビアに潜入し、ボリビア民族解放軍を設立してゲリラ戦を行ったものの、ボリビア農民の支持を得ら
れないまま、サンタクルス県のイゲラという小さな村で捕えられて、1967年10月9日処刑（銃殺刑）さ
れた。アメリカにも憎まれちゃったんだよね。チェ・ゲバラはボリビアのゲリラ基地に入る時、TOYOTA
の４駆に乗っていた。キューバ革命成功後の1959年アジア・アフリカ親善大使として日本に来たチェ・
ゲバラは12日間日本に滞在し、広島の原爆資料館も訪れている。本名はエルネスト・ラファエル・ゲバ
ラ・デ・ラ・セルナ。享年39歳。ボリビアでは現在でも「イゲラの聖エルネスト」と呼ばれて聖人同然の扱
いを受けているというのだから、皮肉であるなぁ。
南米大陸には１２の独立国と独立国以外の３つの地域がある。このうち、私は６つの独立国（アルゼン
チン、エクアドル、チリ、ブラジル、ペルー、ボリビア）と英領フォークランド諸島に行ったに過ぎない。あ
の、あの、南米には他にどんな国があるの？という問いに答えるとすると、独立国ではウルグアイ、ガ
イアナ、コロンビア、スリナム、パラグアイ、ベネゼエラ、それ以外では英領南ジョージア島・サンドイッチ
諸島、フランス領ギアナだよん。ボリビアは私にとって１１４ヶ国目の国となった。さて、来週は、ボリビア
観光の最大の目玉、ウユニ塩湖に行くのだよ。スンゴイ景色が楽しめるハズだ。標高3700m近い土地
が続くから、酒は飲まん方がいい？ヤダヤダ！ゼッタイ飲むもん、私！！！バーカ。
高山病ってどんな感じかニャア
＊
溜めると日記作るのタイヘンですわぁ。え？あと3週分さっさと作れ？
ふぅ、なかなか忙しいし、疲れましてね・・・・・言い訳・・・・