パクパク日記11年4月3週

           ナミビア、サントメ・プリンシベ・・・船は西アフリカに沿って航行中

クリスタル・セレニティ号 サントメ・プリンシベの女性

4月 18日(月) 南アフリカ・ケープタウンは快晴!  ケープタウン停泊中 夕方出航

朝 クリスタル・セレニティ号 「リドカフェ」 朝食ヴュッフェ

    テーブルマウンティンが美しい

クリスタル・セレニティ号で迎えた初めての朝。いきなり目覚ましが聞こえないプチアクシデントがあった

けど6時過ぎには起きた。シャワーを浴びて髪も洗う。この船のシャンプーやコンディショナーはアメリカ

の「AVEDA」製でローズマリーミントの香りがとても気持ちがいい。朝食は12階「リドカフェ」で。11

私の部屋からエラク近くてチョー便利。ふーん、フルーツがふんだんにあるんだねぇ。味噌汁もある!

  

    パールにある19世紀ボーア人の家                       花の色もやさしい          フランスから移民したユグノー記念碑

9時半から観光に出かける。クリスタル・セレニティ号ワールドクルーズの第7区から昨日乗船したのは

私を含め4名と添乗員Y田さんの5人だが、スタートのロスアンゼルス、シンガポール、インドムンバイ

から既に6名の方が乗っておられる。中でもN村さんは1区ロスの前のマイアミから乗られて、乗船日

は何と去年の1220日というから驚くじゃないか。今日もガイドは現地に住むI川さん。バスはワイン・

ランドに向かった。南アフリカのワインもかなり有名で、ステレンボッシュ、パール、フランシュフックの3

ヶ所をワイン・ランドと呼ぶのだそうだ。6、70軒のワイナリーがあるステレンボッシュには5年前に行っ

た。今日はパールの後フランシュフックへ。フランスから逃れて来た新教徒ユグノー派に配分された地

域「フランス人地区」がそのままフランシュフックの地名となった。そしてワイン造りの中心地になった。

午前中の酒 フランシュフック郊外 ワイナリー「ボーシェンダル」 ワインティスティング

  

             フランシュフック郊外にある最も古いワイナリー「ボーシェンダル」でワインのテイスティング 

昼 ケープタウン・フランシュフック 「ワイン・ランド」 ヴュッフェ

  

この辺では一番歴史があるというワイナリー「ボーシェンダル」でワインのテイスティングをし、このワイ

ナリーの評判のレストランでランチを摂った。南アフリカは世界でワイン生産量7位〜8位であるが、

「ピノ・タージュ」は現在では南ア産しか無い。白3種、赤2種のテイスティングをしたが値段は40ランド

(約500円)〜68ランド(約1100円)と安い。白のカテゴリーにあるピンク色のワインが珍しい。ランチ

はヴュッフェでガッカリしたが、どうしてどうしてなかなか味は良い。特にローストビーフが美味しい!

夜 クリスタル・セレニティ号 「鮨BAR お通し:ひじき煮、つまみ:伊勢海老、生牡蠣、平目、

     枝豆、 マグロのたたき、帆立貝、たくあん、ウニ乗せ茶碗蒸し、穴子、卵焼き、茶椀蒸し,

     ウニ軍艦巻2貫、味噌汁、トロピカルフルーツ+ライチシャーベット、キリンビール(小)、赤ワイン

  

  

  

  

3時過ぎ帰船。昨日乗船した客は南アフリカの出国手続き、5時過ぎに避難訓練があった。急いでシャ

ワーを浴び着替えて、鮨BARの順番待ちをする。6時丁度に音楽と共に船は港を離れた。3度目の南

アフリカさようなら!と同時に創作和食の「シルクロード」と「鮨BAR」の開店だ。「シルクロード」と隣の

イタリアン「プレゴ」は要予約でテーブルチャージ7jが必要だが、鮨BARカウンター8名分は先着順。

よって開店6時の15分程前には店の前で待つことになる。カウンターに並ぶ職人は中国人、韓国人、

フィリピン人などの方々だが、統括する立場のナカさんが目を光らせているし、日本人客には「今日の

スペシャル」を作ってくれる。南アフリカ沖を航行しているのに、枝豆や生ウニが載った茶碗蒸しを食べ

ているのだから何ともゼータク。ここの握りシャリが小さいが私は軍艦巻2個だけね。船で鮨。嬉しい!

         ___________________

4月 19日(火) 曇り 終日航海 南アフリカ西海岸沖航行

朝 クリスタル・セレニティ号 「クリスタル・ダイニング」 トマトジュース、フルーツ、ヨーグルト、味

      噌汁、スパニッシュオムレツ、アールグレー

昨夜夜中12時に時差調整があり、1時間時計を遅らせた。この船で朝食を摂るには、12階の「リドカフ

ェ」のヴュッフェ、6階の「ビストロ」(9時からだけど)、ルームサービス(24時間!)、そして5階の「クリ

スタル・ダイニング」がある。ダイニングはセットメニューでS木さんと一緒に8時に行った。へぇー、鮭定

食なんてあるんだ。S木さんは注文したが塩鮭じゃなくがっかりしていた。オムレツもあまり旨くないな。

昼  「リドカフェ」 ランチヴュッフェ

    フルーツとデザートも食べました!

今日は終日航海。今回のクルーズ3週間のうち、終日航海は何日もあるから、この日をどう過すかが

大事だ。朝食後は運動することにした。7階に船を1周できるデッキがある。そこがジョギングやウォー

キングする恰好の場所になる。ゆっくり歩いて計ってみると17分弱、750歩だ。今日は8周したぞ。

ゆっくり歩いても4キロ弱歩けば汗は流れるし、足裏はポッポと熱くなる。よし!これを日課にしようぞ。

午後のお茶 クリスタル・セレニティ号 「ビストロ」 カプチーノ

夕方のアルコール 「パームコート」 船長主催パーティにて シャンパン 2杯

4時半から旅行会社の下船観光説明会があった。今日になって初めて参加した10名の顔合わせが実

現した。ご夫婦2組、女性一人参加6名、以上!これから寄港する何箇所かで下船観光することになる

が、船が用意したエスカーションプログラム(有料)の中から参加するコースを選んだ。今日は初めての

フォーマルナイト。フォーマルが4回、インフォーマルが4回もあるのだよ(涙)。515分から船長主

催パーティがあった。こうゆうものには参加したくない派なのだがS木さんに「出なくちゃ損よ!出よ、出

よ」と誘われて行ってみた。前から乗っている人達は船のダンス教室で練習した成果を披露していた。

夜  「クリスタル・ダイニング」 キャビア、生牡蠣、きのこのクリームスープ、シャトーブリアン、無糖カ

シスパンナコッタ、カプチーノ、アルコール3点セット 今日はフォーマルディナー

  

    今日のディナーはグッド!

6時からディナー。かと言って全員が揃うなんてことは無い。5階の「クリスタル・ダイニング」で食事する

場合テーブルは指定席で決まっているが、和食でもイタリアンでも12階の軽食でもルームサービスで

も好きなところで食べればいい。前から乗っているご夫婦は毎晩のように鮨BARに行かれているから、

「クリスタル・ダイニング」に集まったのは4名だけ。ウェイターの愛想の良い太ったオジちゃんも今晩は

タキシードでお洒落している。フォーマルナイトだけあって、今日はメニューにはご馳走が並ぶ。これか

ら毎日のように部屋に運ばれて来ることになるのだがそんなことは知らないから前菜にキャビアと生牡

蠣を注文してしまった。メインはシャトーブリアン。これが素晴らしく美味しく、S木さんとY田さんに少し

お裾分け。美味しいでしょ?ね?デザートの無糖カシスパンナコッタも旨い!この船は料理が旨いぞ!

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4月 20日(水) ナミビア・ウォルビスベイでは記録的な大雨

朝 クリスタル・セレニティ号 「リドカフェ」 朝食ヴュッフェ

    リドカフェは12階船尾にある

5時半起床。既にナミビア・ウォルビスベイに到着して船は錨を下ろしていた。携帯電話「メールが来た

よ!」と鳴っている。オジョーから「ハンカチ通信」として佑ちゃん1勝したと知らせて来た。知ってるよ。

午前中の軽食 ナミビア・ウォルビスベイ 観光船にて 各種カナッペなど

  

  

9時半船を下りてウォルビスベイの観光に出かける。今日は船のプログラムでなく旅行会社独自のツァ

ーだ。小さな観光船でラグーンのクルーズをする。船に乗る頃から昨夜降っていたらしい雨がまた降り

始めた。美男&美女夫婦が運行する観光船で、魚で呼び寄せたオットセイが船に乗り込んで来たから

皆大喜び。つぶらな瞳で何とも可愛らしい。船に呼びこむ込む時より海に帰す方がずっと難しいのね。

帰りたくないようだったし。アザラシが子育てをしている島の近くまで行き、イルカが顔を出す度に歓声

が上がる。この干潟では牡蠣の養殖をしていてシャンパンのつまみに出て来た。小ぶりだが美味しい。

 ナミビア・ウォルビスベイ「何とかというレストラン」 サラダ、ラムのソティ、アイスクリーム

  

当初は昼前に船を下りて何とかという町までドライブをしてホテルのレストランでランチを摂り、食後は

ナミブ砂漠を見て・・・・・といった予定だった。しかし、昨夜から降っている雨がいっこうに止まず、めった

に降らないこの地方では道路も橋も冠水して通行止めになってしまった。年間降雨量が19ミリというこ

の地に、この1日で既に40ミリの雨が降ったらしい。1日で2年分ですよ!2年分。車のドライバーもガ

イドも「こんなことはメッタに無い!」とコーフンしている。そんなことで予定していたレストランは諦めて、

港近くの簡易食堂でランチを摂ることになった。「タナボタ客」が続々と入って来るから、お店の主人は

ニッカニカ。しかし、トイレに行った3人がびしょ濡れで帰って来た。トイレの屋根が無いからずぶ濡れ。

夕方の軽食 船室にて キャビア、ビール

    記録的な雨の後の虹

船に帰ってから7階デッキを6周。ウッドデッキが濡れているから歩きにくい。運動が終わったらライブラ

リーへ。だいたいどの船に乗ってもライブラリーで過すことが多い。モーツアルトヴァイオリン協奏曲の

CDを聴きながら、毎日新聞のコピーを読む。船で日本の新聞が読めるって超便利だ。船室に帰るとテ

ーブルにはキャビアが!この船では4時頃イブニングカクテルをバトラーが配るらしい(ペントハウス以

上のサービス)。昨日はロブスターとフルーツが入っていたが手をつけなかった。トルコ人のバトラー・

ウラルが「夢子はロブスターとフルーツは気に入らないみたいだ。じゃあキャビアならどうだ!」と置いて

行ったらしい。では頂きますか。冷蔵庫からキリッと冷えたビールを飲みながらキャビア。太るぞぉ!!

夜 クリスタル・セレニティ号 「鮨BAR」 刺身盛り合わせ、マグロのたたき、卵焼き、牡蠣フライ、牛た

たき、中トロ、鰯の塩焼き、生ウニ軍艦巻2貫、漬け物、味噌汁、トロピカルフルーツとシャーベッ

ト)、キリンビール(小)、白ワイン(シャルドネ)2杯

  

  

  

午後も観光に出かけられた皆さんに伺うと、あっちもこっちも冠水でタイヘンだったらしい。雨が降らな

い地域に排水設備は必要ないし。結局ナミブ砂漠までは行けなかったとか。ナゼか毎日一緒にご飯を

食べることになったS木さんは人生ではかなり先輩だ。ご長男が私と同じ年だから。そのS木さんと「夕

食はダイニングと和食を1日おきに」と決めたから今晩は「鮨BAR」。カウンターでお隣に座られたM本

ご夫妻は京都の方。京都の美味しい店が今晩の話題だった。ユニークな牡蠣フライ、小ぶりながらイワ

シの塩焼きも旨い。これだけ食べても有料なのは席料の7jとアルコールだけだ。食べるが勝ちか?

                  ________________

4月 21日(木) 晴れ 終日航海(ナミビア北部、アンゴラ沖航行中) 元キャンディーズ田中好子さん死去

朝 クリスタル・セレニティ号 「リドカフェ」 朝食ヴュッフェ

昨日の夜中にもまた時差調整があり、更に1時間遅らせた。朝6時にS木さんから電話があり、昨夜鮨

を食べ過ぎたから朝食はパスするとのことだった。人の部屋に電話するのに6時って早過ぎないか?

なんて思ってテレビの現在時刻を確認すると、あら?7時だわ!え?時差調整するのは今夜ですか?

 クリスタル・セレニティ号 12階 アジアンカフェ

  

9時から7階でウォーキング。一昨日は1万歩超えたが、昨日は観光もあって8千歩だった。今日はナ

ミビア北部からアンゴラ沖を航行中であるが、船の右舷(東側)はギラギラと太陽が照りつけて暑いの

なんの!そこで2周目から右舷歩きは船の内部廊下を歩くことにした。どうだ、頭いいだろ!今日も1万

歩超えそうだ。ランチは12階でアジアンカフェ。鮨、刺し身も含め、タイ料理や中華料理や何だかわか

らない料理もズラリと並ぶ。餃子や春巻きはイマイチだったが、目先が変わっていいね。午後は初洗濯。

各フロアには「ゲストランドリー」があり、これまでも船に乗るとよく洗濯していた。プリンセスシリーズな

どでは洗濯機も乾燥機も洗剤も有料でかつ台数が少ないから乗客同士の熾烈な戦いを強いられるの

だが、ここは5台もあり24時間稼動しているから空いている。乾燥を待つ間読書が進むのもいいねぇ。

  

 ケープタウンから右折右折で西アフリカ沖を航行中      余裕のゲスト・ランドリー室

夕方の軽食 船室にて キャビア、ビール

洗濯終わってからコンピュータールームに行く。Y田さんに手伝って貰って2時間50jというコースを

選びIDとパスワードを貰う。自宅PCのメールを見るのは無理だけど、ウェッブはこれで覗ける。長いク

ルーズで、日本の新聞とインターネットがあれば「浦島花子」にならずに済むね。あら、またキャビア!

夜 「クリスタル・ダイニング」 大海老のカクテル、エンドウ豆のクリームスープ、黒毛アンガス牛フィレ

ステーキ、パイナップルシャーベット、カプチーノ、アルコール3点セット

  

    照明が当った夜の7階デッキ

今晩も5階ダイニングは4人。ここも3回目になると、ドリンク担当の金髪君が「キリンビア、シャルドネ、

カルミネソービニヨン」と私のアルコール3点セット注文を覚えてくれた。メインはいろいろあるが、私は

毎回ステーキでもいいんだ。デザートは違反食品(ローカーボ族にとってという意味で)だから、せめて

シャーベット位許してといつも注文。豪華船に乗ったら、晩餐後のショーやバーや音楽も愉しみというの

がフツーだろうが私はまっすぐ部屋に帰る。いつもね。着替えて濃いウィスキーを飲んで本読むのだ。

                  _______________

4月 22日(金) 晴れ 終日航海(アンゴラ、コンゴ沖航行中)  

朝 クリスタル・セレニティ号 「リドカフェ」 朝食ヴュッフェ

昨夜こそ、正しい時差調整日だった。目覚まし時計2個、腕時計と3つも変更するからメンドクサイ。朝

食ヴュッフェには美しくカットされたフルーツがズラッと並ぶ。スイカ(これが旨い!)、パパイア、メロン、

パイナップル、苺、カットフルーツ、グレープフルーツ・・・。ローカーボ族にとってフルーツは厳禁!と言

われているのだが、ここを素通りすることは出来ない。で、毎朝食べちゃう。昼も・・・。歩くから許して!

午前のお茶 クリスタル・セレニティ号 「ビストロ」 カプチーノ

  

       軽食とおやつとお茶を楽しめる「ビストロ」は9時から6時まで               日本の新聞、本もあるライブラリー

ライブラリーで毎日新聞を読み始めて、びっくり!元キャンディーズだった田中好子さんが昨日21日に

亡くなったと訃報が出ていた。55歳!「普通の女の子になります」と解散したキャンディーズだったが、

スーちゃんも蘭ちゃんも普通の女の子にはならなかったな。義理の妹が夏目雅子さんなんだよねぇ・・。

 クリスタル・セレニティ号 「ティスト」 トマトスープ、フライドヌードル、持参のふすまパン、アイステ

ィ、コーヒー

  

ランチは12階の「ティスト」で食べよう。ケープタウンから一緒に乗船したN山さんは、5年前のアフリカ

旅行でもご一緒した方だが、N山さんがここの焼きそばが好きと言っていたので来てみた。焼きそばも

食べてはイカン料理なんだけど・・・・ン?エラク味付けが甘くないか?S木さんにも甘過ぎということで

半分残された。私はもっと残しましたよん。それにしても今日の海もおだやかで波はほとんど無いねぇ。

夜 クリスタル・セレニティ号 「シルクロード」 付き出し3点、刺し身盛り合わせ、鯵フライ、魚の蒸しも

の、平貝のたたき、穴子、卵焼き、生ウニの軍艦巻2貫、漬け物、(鉄火巻)、フルーツとシャーベ

ット、キリンビール(小)、白ワイン(シャルドネ) 2杯

  

  

   シルクロード内に鮨BARがある

今日も午前中しっかりウォーキングをしたから1万歩は超えた。しかし、毎日夕食の前にキャビアを食

べるのは如何なものか!と反省し3時半になったらドアに「Do Not Disturb」の札を出すことにした。

こうすればバトラーのウラルは入って来ないよね。今晩はインフォーマル。ちょっとお洒落をして予約し

た「シルクロード」でS木さんと2人で食事。「シルクロード」は、ロバート・デ・ニーロやアルマーニと共同

経営でアメリカ、イタリアなど世界中にレストランを展開している「NOBU」ノブ・マツヒサ氏の店だ。その

ノブ氏の右腕と評される日本人エグゼグティブチーフのナカさんが「食べたいものがあったら何でも作るよ。

前日に言ってね」。嬉しいな。今日のスペシャルは鯵フライと魚の蒸しもの。フライがムッチャ旨!

                  __________________

4月 23日(土) 雨 終日航海(コンゴ、ガボン沖航行中)

朝 クリスタル・セレニティ号 「リドカフェ」 朝食ヴュッフェ

朝のヴュッフェでは、味噌汁、漬け物(たくあん、山牛蒡味噌漬け、しば漬け)の他に白いご飯も炊いて

ある。今回日本人客は55人だそうだ。これまでご飯のことは考えまいとしてきたが、今朝言ってしまっ

た。「MisoSoup&Very Small Rise Please!」。ご飯をちょっとだけ貰って味噌汁に投入。これで

夢子風猫まんまの完成。ご飯に味噌汁をかけると零れる。ご飯を味噌汁に入れればいいのだ。子供の

頃からやっていた。そしていつも母親から「行儀が悪い!」と叱られていた。ひひひ、久々の猫まんま。

昼 クリスタル・セレニティ号 「リドカフェ」 ランチヴュッフェ

    デザート違反切符溜まった!

雨が降る中を今日も7階でウォーキング。私って結構エライだろ?え?歩いた位で威張るな!その通り。

ドヴォルザークの交響曲9番を聴きながらライブラリーで新聞チェック。はぁ、「ぴあ」の首都圏版が7

下旬休刊になるそうだ。80年代は50万部を超えていたらしいけど、これも時代の流れですかね。ふぅ。

午後のお茶 クリスタル・セレニティ号 「ビストロ」 カプチーノ

夕方の軽食 船室にて キャビア、ビール

   また豚街道に向かって・・・・

今日もキャビアは止めようと思っていたのに、バトラーのウラルとバッタリ顔を合せてしまった。キャビア

でいい?お酒何か持ってこようか?いつもYUMEKOはいないんだもん?え?何がいい?と矢継ぎ早

に攻めたてられて、つい言ってしまった。「じゃあビールを何本かとアイリッシュ・ウィスキーのボトルを

持って来てよ!」。ということで、今日も夕食前にキャビアを食べ、ビールを飲んでしまった。豚街道だ!

夜 「クリスタル・ダイニング」 ロブスターと海老のサラダ、チキンブイヨンスープ、アンガス牛のTボー

ンステーキ、シャーベット、カプチーノ、アルコール3点セット

  

今晩は女性4名だけの夕食となった。大正生まれ(!)のF村さんが時間になっても現われないなぁと

心配していたら別のテーブルで食事をされていた椿事があって、添乗員のY田さんはそちらに行かれ

たのだ。白ワイン持参でいらしたN村さん、N山さん、そしていつものS木さんの4人だ。初めての顔合

わせとあって、なんだか皆さんギコチナイね。どんな話題になるのかと興味を持っていたら、「財産はい

かに管理すべきか」みたいな話になっていた。私ってそうゆうの関係ないしな。じゃあ聞き手で。無酒日

                    _______________

4月 24日(日) サントメ・プリンシベは晴れ 今日はイースター  昨夜赤道通過

朝 クリスタル・セレニティ号 「リドカフェ」 朝食ヴュッフェ+猫まんま(味噌汁がけご飯)

    今日はイースター

  

     船の下には魚や果物の売る船が!    ボンボン島まではテンダーボードで       現地の歓迎ソング

    ハンサムな島の青年        ボンボン島からプリンシベ島を結ぶ木製の橋  ウエルカムドリンクは船のスタッフ

      広場で憩っていたおばさん            美しい海岸だが、波が荒い

6時に起きると、船は既にサントメ・プリンシベの無人島ボンボン島沖に停泊していた。昨夜寝ている間

に赤道を通過したようだ。赤い線があるわけでも無いけど寝ている間ってのが悔しい。ボンボン島のむ

こうにあるプリンシベ島には面白い形の山があるのだな。今日はイースター(復活祭)とあって、朝食レ

ストランのテーブルには色も鮮やかな卵やチョコレートが飾られている。あらららー、ふすまパンにカビ

が・・・。乾燥剤を入れて真空パックして来たのだが、これでもダメかぁ。ガッカリだ。8時45分テンダー

ボートに乗り換えて島に向かう。本船の周りには小船に乗った島民達が魚や果物を売りに集まって来

ている。10分程で無人島のボンボン島に到着。若い男女が唄を歌い、踊りながら歓迎してくれる。ボン

ボン島とプリンシベ島はボードウォーク(桟橋)で繋がっている。波が荒いなぁ。橋を渡り切ると「ウェル

カム プリンシベアイランド!」とラムパンチのサービスを受ける。色白の美人だなぁ、と思ったら船のス

タッフだった。そこは外国人向けのリゾート施設でシャレたバンガローやプールがあるのだった。サント

メ・プリンシベは島国で、プリンシベ島には5千人が住む。芝生の緑が美しい広場では、白い衣装の女

性達が楽しそうに歌っている。船から下りた客達はプールやビーチで泳いでいる。私はというと・・・先ほ

ど渡されたラムパンチをごくごく飲んでしまったことも手伝って暑さで汗が噴出している。あぢあぢあぢ。

あちゃっ!お腹がゴロゴロ言い出した。ヤバ、帰ろう。また汗かきかき桟橋渡りテンダーボートで帰船。

昼 クリスタル・セレニティ号 「リドカフェ」 ランチヴュッフェ

船に帰ってトイレですっきりした後は、「どうせ大汗かいて洋服が濡れているならこのまま運動するか」

と7階デッキでウォーキングを始める。テクテクテク・・・ダラダラ(汗流れる)・・・・テクダラテクダラ・・・。

よし、9千歩以上歩いたぞ。部屋に帰り、すべて着替えてシャワーを浴びる。未だ昼前なのに今日2度

目のシャワーであるなぁ。濡れた洋服はランドリーで洗濯機に放り込み、「リドカフェ」でランチを摂った。

午後のおやつ アイスクリームバー ソフトクリーム、コーヒー

夕方の軽食 船室にて キャビア、ビール

夜 クリスタル・セレニティ号 「シルクロード」 付き出し3点、マグロたたき、鯵フライ、枝豆、刺し身盛

り合わせ、卵焼き、生ウニの軍艦巻1貫、たくあん、(鉄火巻)、クリームみつ豆、アルコール3点セ

ット

  

    ゼータクな和食です

今晩はシルクロードで女性4人和食を食べる。赤ワインはN村さんの奢りだ。一昨日鯵のフライが美味

しいと絶賛したら、今日もナカさんが作ってくれた。揚げたて熱々のフライにたっぷりソースをかけて食

べるとサクサクじゅわっと旨いですなぁ。N村さんの特別オーダーで、デザートはクリームみつ豆。S木

さんはちくわぶなどおでんネタを作る仕事を家業にされているそうだが、夏場はところてん。みつ豆の

寒天についても厳しい注文をされていた。プロだものねぇ。部屋に帰って濃いウィスキーを飲んで寝る。

                 _________________

【今週の振り返り】

先週の振り返りで、ケープタウンを出航したクリスタル・セレニティ号は喜望峰を左折してインド洋を進

むのか、それとも右折して大西洋を進むのか、なんてクイズを出してしまった。ゴメン。正解は右折。そ

して更に右折して、西アフリカ諸国沖を北上している。最初に寄港したのはナミビアのウォルビスベイ。

ナミビアを訪れるのはこれで3度目だが、過去2回は首都のウィントフックや赤い砂丘のナミブ砂漠に

行った。ゴミ1つ落ちていない町で、「アフリカらしくない!」と感心したことをよく憶えている。ナミビアは

20年間「南西アフリカ」としてドイツの保護領であったが、その後1990年に独立するまでは南アフリカ

の統治下にあった。しかし、今回寄港したウォルビスベイは、ナミビア大西洋岸で随一の良港であるこ

とから、1884年ドイツ領になる以前からイギリスのケープ植民地で飛び地として管理されていた。ずっ

と天候に恵まれたクルーズであったが、この日だけは雨が降り続いた。しかし、梅雨もある日本に住む

人間にとってはこの日の雨はごく普通の雨であったのだが、ナミビアの人達にとって2011年4月19日

夜から20日にかけて降った雨は、「人生で忘れられない記憶」になるらしい。年間平均降雨量が19ミリ

の土地にたった1日で40ミリの雨が降ったのだから、確かに記録的な大雨だ。1日で2年分を超えた

のだから。排水施設が無い道路はあちこち冠水してぬかるみが出来て車を汚す。ところが、ドライバー

とガイドのお兄さんは、その泥を被って汚れた車体をカメラに収めたりするのである。彼らにとってそれ

も「記録的」なことだから。そんな雨に立ち会えたのは幸運だったか。

世界で一番小さな国はご存知の通りバチカン。クイズ続きで恐縮だが、それではアフリカで一番小さな

国はどこだろう?わかる?答えはセーシェルだよん。452平方キロメートルの「インド洋の真珠」と呼ば

れる島国で、先ごろ結婚したばかりのウィリアム王子とキャサリヒン妃のハネムーン先となって話題に

なった国だ。じゃ、アフリカで2番目に小さい国は?それが24日に私が訪れたサントメ・プリンシベ民主

共和国である。1975年にポルトガルから独立した。サントメ島とプリンシベ島その周辺の島でなり、首

都サントメがあるサントメ島に人口の9割(と言っても15万人位だけど)が住んでいる。国土面積はセー

シェルの約2倍、東京都の半分位しか無いのだよ。

正直に言えば、今回このクルーズに参加を決めるまで、サントメ・プリンシベなんて国があることを私は

全く知らなかった。周囲の友人に聞いても、「それは早口言葉ですか?」という反応(トホホ)もあったほ

ど知名度は低い。しかし、たったお一人だけご存知の方がいらした。かつての上司で、今は連句の宗

匠I親ビンである。「サントメ・プリンシベ?うん、知っているよ。アフリカの国だよね?行ったことはもちろ

ん無いけど、切手集めているから知っているのよ。あそこは切手いろいろ出していたから」って。調べて

みると、確かに1970年代に外貨獲得の手段として記念切手を販売していたようだ。現在この国は諸外

国からの援助に依存しているが、近年は海底油田開発に着手し、何とか経済に明るさも見えるように

なって来た。ついでに言えば、援助国の中で日本はポルトガル、ドイツ、フランスに次いで第4位の援助

実績を持っているのだそうだ。

クルーズが始まって1週間経ったが、未だ三分の一消化したに過ぎない。毎日ご馳走続きで、お腹の

辺りの肉がたぷんたぷんして来た。かなりヤバイ。毎日歩いてはいても、追いつかない程食べちゃあね

ぇ・・・。これはイカンなぁ・・・・。どうなる、YUMEKOの体重。

               クウナ!クウナ!クウナ!  ウルサイ!

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えーっとあと何週分作るの?3週分?あぁ〜クラクラして来た・・