パクパク日記11年8月2週
世界同時株安が続く中、ブラジルの北パンタナールに行った
メガネカイマン
満開イッペーの花
8月 8日(月) 晴れ 立秋 今日も朝からあぢぢ
朝 家食 鯵フライ、牛蒡サラダ、トマト、新潟黒鳥の茶豆、味噌汁、ふすまパン、低糖ヨーグルト
昨夜2時過ぎに寝たが7時には起きる。昨日あたりから真夏の暑さが戻って来て、今日も朝から暑いな
ぁ。昨夜干した洗濯モノを片づけてシャワーを浴びる。天気予報で洗濯予報を流す番組もあるが、この
マンションの住人は誰も見ていないと思う。戸外への洗濯モノ干しは禁止だからだ。たっぷりの朝食!
アウトルックもインターネットエクスプローラーも朝から調子悪し。一瞬繫がったのでパクパク更新した。
昼 恵比寿 「マトリョーシカ」 お勧めランチ(ボルシチ、はと麦入りサラダ、豚ロース肉チーズ焼きピリ
辛ソース、アイスコーヒー) 1180円、持参のふすまパン
ロシアの料理は好き!
旅行用の洋服、下着などを準備する。大きな国だから寒い場所もあるが、訪れる場所は全般的には暑
いらしい。でも虫や日焼け対策もあるから、基本は薄手の長袖ね。あっ、水着とビーサンも忘れずに。
恵比寿ランチ。どこも並んでいたが、ナゼか「マトリョーシカ」はすぐ坐れる。ここにしよ。ロシア料理のこ
の店には女性が好みそうなランチセットがいろいろあるが、私はいつもお勧めランチ。本来はこのセット
にバターライスが付くがいつも私は「要らん」と断り、皿だけ貰ってふすまパンを乗せる。5階の書店で2
冊本を買ってから、極楽系エステに行く。S戸さんにも茶豆(私が固めに茹でたヤツ)を持って来たよ。
夕方のおやつ 四谷三丁目 「ベローチェ」 コーヒーゼリー 290円
夜 舟町 「無門」 付き出し:鮎の煮凝り、若鶏の唐揚げ 580円、天然スズキのかま焼 750円、とう
もろこし天、旨辛豚炎(ぶーひー)しゃぶしゃぶ(黒豚)コース 3800円、黒豚(1人前)お替り、生ビ
ール650円×2杯、麦焼酎「佐藤」 4800円 @8520円
恵比寿の帰りに四谷3丁目の整形外科に行く。1年半ぶりである。糖尿病治療で糖質オフして体重が
激減して自然に膝痛も消えた。それまでは毎月1度は通って膝に痛い注射をして貰っていたのだが。
先週札幌を歩いていて急に痛くなった膝を何とかせねば、明後日に迫ったブラジルに行かれない。受
付スタッフもドクターも「久し振り!元気だった?」念のためのサポーターや痛み止め、湿布薬など処方
して貰った。一旦帰宅して「無門」へ。今夜はオジョーと久々にブーヒーな夜を過ごすことにしている。こ
の店揚げモノがなかなか旨く牡蠣の季節は牡蠣フライを必ず注文していたが、鶏の唐揚げもグッドだ。
さぁ、黒豚のブーヒー食べよう。う〜むこの甘いような辛いようなスープの複雑な味わいがいいのよね。
しかし、今日は早くマンプクになった。食べ続けているのはオジョーだけだから黒豚のお替りは1人前。
_______________
8月 9日(火) 晴れ 長崎原爆投下から66年 世界株安止まらず! ロンドンの暴動続く
朝 家食 アミノライスの味噌雑炊、茶豆、ミディトマト、低糖ヨーグルト
今日は忙しいから早起きするハズが・・・起きたら8時半!慌てた。オジョーは今日も7時半出社という
のに悪かったなぁ・・・。34歳という若さで亡くなったサッカー元日本代表・松田直樹選手の告別式が群
馬の桐生市で行われた。中田英寿やトルシエ元監督が参列していた。さて、今日は海外旅行前の恒例
ふすまパン焼き&真空パック作業をせねばならん。朝焼いて冷ましておいた大量のパン1日分(6枚)
を1袋に詰め乾燥剤を入れて真空化。この作業も回数を重ねるにつれ、熟練化して来ましてねぇ。チャ
ッチャッチャと手早く済ませたのだ。予め作っておいたスーツケースにパンを入れて、荷作り完了!!
昼 無し!
8月6日男性が警察官に射殺されたことで始まった抗議デモは暴走化し、3日経ってロンドン郊外各地
に波及している。警察車両の破壊や襲撃、略奪行為などが起き、ロンドン北部にあるSONYの倉庫も
放火されたそうだ。ロンドンは今年5月中旬に行ったばかりだが、あの歴史ある大都会でそんなことが
行われているってショックだし悲しい。早く終息して欲しい。夕方福山通運がスーツケース取りに来た。
夜―1 荒木町 「おく谷」 お通し:さつま芋のレモン煮、茶豆 500円、ポテトサラダ 650円、軟骨香
味揚げ 800円、カレー大根 500円、マグロかま焼き 850円、茄子とくるみ味噌炒め 650円、
ししゃも焼き 750円、ピーマン肉詰め 650円、塩辛チャーハン 800円、生ビール2杯、麦焼酎
@5500円
いよいよ明日出発。膝の痛みが消えなくては海外旅行、特に今回の旅はツライ。プラズマと西洋医学
整形外科治療は受けた。念には念を入れて膝に良いとされるサプリメントを持って行きたいな。今から
取り寄せては間に合わないと思っているところに大S子さんが手持ちのグルコサミンを分けてくれるこ
とになった。「おく谷」で待ち合わせて一緒に飲む。大S子さんもテニスとスキーを主に運転も水泳も大
好きというスポーツウーマン。その彼女も膝の痛みには悩んでいるらしい。1袋(何と6ヶ月分!)頂き、
ありがとうね。少し前に気がついたのだが、S子さんとは好きな舞台や好きな作家、好むテレビ番組な
どがかなり重複していてそんな話を始めるとキリが無い。そして二人とも食べるのも飲むのも大好き!
夜―2 荒木町 「よつやこくている」 チーズ、鶏唐揚げ、生ビール、焼酎 (ご馳走になりました!)
1軒では足りないねということで、帰り道にある「よつやこくている」にハシゴしてご馳走になってしまう。
___________________
8月 10日(水) 晴れ 今日も朝から30度越え!
朝 家食 「よつやこくている」の鶏唐揚げ、トマト、ブルーベリー、ふすまパン、低糖ヨーグルト
昨日飲み過ぎたせいか7時過ぎ苦労して起きる。出発は夜とはいえ、今日は出発日だからいつまで
も寝てはいられない。昨日貰ったばかりのグルコサミンを旅行用のピルケースに入れようと思ったら、
あら?無いわ!リビング、寝室、書斎、トイレ、冷凍庫の中、洗濯機の中・・・・酔うとニンゲン何をする
かわからないからね。探索すること1時間。諦めて朝食を摂って薬を入れる引き出しを開けると・・あった。
昼 荒木町 「アンシャンテ」 ハンバーグランチ(サラダ、スープ、温野菜、ハンバーグ、デザート、コー
ヒー) 1000円、持参のふすまパン
美味しくお得なランチ!
手持ち6食分のパンを焼いて準備してから銀行、郵便局に用事があり、外に出る。あっちぃ〜!何て暑
さなんだ。海外にさて出かけようという日、どうゆうわけか「アンシャンテ」のランチを食べたくなる。「アン
シャンテ」のご夫婦は6月、7月とちょっとづつ休んだからと8月夏休みは取らないのだそうだ。いつ食
べてもこのランチは美味しくてお得だと思う。帰宅して掃除、ゴミ捨て、シャワーを浴び4時過ぎ、出発。
夕方の軽食 成田空港ANAラウンジ 稲荷寿司など、きつねうどん(小)、ビール
このラウンジのきつねうどんが好き!
大混雑するバーゲン中の京王デパートで涼みながら待って5時のリムジンで成田へ。今回のツァー
は大阪支社主催ということで添乗員は関空から。成田組6人は各自カタール航空で関空に向かう。
乗るカタール航空の便はANAとの共同だからANAラウンジを使える。ということはきつねうどんがある!
夜の軽食 カタール航空成田=関空 ビジネスクラス機内食、持参のふすまパン
急いで食べる!
ラウンジのテレビがサッカー日韓戦を放映していた。丁度ラウンジを出る時、香川がゴール!よしっ!
午後8時50分関空に向けて離陸。1時間そこそこのフライトなのに、カタール航空はその間に軽食も
飲み物も配って食べさせちゃおうとするのだ。彼らも忙しいだろうが、こっちも慌しい。ビーフとふすまパ
ンをいい加減に噛んでビールで飲みこんだ。関空に到着すると成田からの客はそのまま座席で待機。
ざっと清掃がなされ、クルーが交代し、約1時間後ドヤドヤと客が乗り込んで来てパラーっとしかいなか
ったビジネス席もほぼ満席となった。夜中12時ちょっと前ドーハに向けて離陸。さて、ゆっくり飲むか。
___________________
8月 11日(木) 24+12=36時間という長い一日 1レアル=1R$=約55円
第1食 カタール航空 関空=ドーハ ビジネスクラス機内食、持参のふすまパン
これが1回目の朝食
成田からドーハまでフライト時間は14時間強。時差6時間だ。この飛行機のビジネス席はほぼフラット
になるから眠りやすい。とは言っても、眠りの浅いニンゲンだから3,4時間ウトウトしただけだけどね。
第2食 カタール・ドーハ カタール航空ビジネスラウンジ 軽食
2回目の朝食・・・
予定では午前5時15分到着予定だったが、何と1時間45分も早く、午前3時半にドーハに到着した。
もちろん未だ真っ暗だ。しかし、そんな真夜中でも飛行機の外に出るとむ〜っと暑い!ドーハと言えば
私ら古い日本人にとってはあまりに有名な「ドーハの悲劇」だ。1993年10月末、初のW杯出場を賭け
て闘っていた日本代表。ロスタイムにイラクに同点に追いつかれ予選敗退が決まった・・・三浦知良、ラ
モス瑠偉、中山雅史、福田正博、武田修宏、柱谷哲二など選手達がボーゼン自失に陥ったあのドーハ
である。飛行機を降りると真夜中にも関わらず、暑さでムッとする。2014年のブラジル、2018年のロシ
アに続き、2022年のW杯はここカタールで行われる。こんなに暑いところじゃ、選手達タイヘンだなぁ。
ドーハ空港での乗り継ぎだがビジネス客は専用バスでビジネス客専用のラウンジに向かう。エコノミー
席に乗った人とは違う建物だから添乗員とさえ会えない。広々としたラウンジで2回目の朝食を摂った。
第3食 カタール航空 ドーハ=サンパウロ ビジネスクラス機内食、持参のふすまパン
早く到着したため4時間以上も待って、8時発のサンパウロ行きに乗る。最初に出て来た食事がまた朝
食メニューで笑ってしまった。3回も朝食たべると飽きます・・・私だって。カタール航空に乗って面白い
なぁと思ったこと。パジャマが支給される。長いフライト便だと敷き布団のようなマットが敷かれる。パジ
ャマ支給はヴァージンアトランティックもカンタス航空もやっているし、ヴァージンはベッドメーキングもや
ってくれるけどね。同じ中東系のエミレーツよりずっとサービスがいいのだ。エティハドは乗っていない。
第4食 カタール航空 ドーハ=サンパウロ ビジネスクラス機内食、持参のふすまパン
ワインをガブガブ飲んだ
サンパウロまで14時間半。寝心地の良いシートではあったが、サンパウロには夕方着くから寝るのは
たいがいにしておこう。映画は「それでいいのだ」と「毎日かあさん」を観た。「ヤッターマン」は途中で挫
折した。宮部みゆきの単行本も1冊読み終わった。それほど時間がある。時差6時間、午後4時前着。
第5食 ブラジル・サンパウロ ブルーツリータワーズ・パウリスタ 夕食ヴュッフェ、ビール 10
R$、白ワイン 20
R$、赤ワイン 20R$、持参のふすまパン
サンパウロは肌寒かった。20度?こっちは冬だものね。入国審査や両替に時間がかかった上、夕方
のラッシュアワーにぶつかって道路も大渋滞。ホテルの部屋に入るとNHK海外が放送されていて「お
ひさま」が始まるところだった。そうか、日本とは12時間半日違いだものね。夕食はヴュッフェだった。
チェッである。空港で50j両替して65R$(レアル)受け取ったが、ビール+白ワイン+赤ワインの3点
セットを注文したら50R$した。ブラジルってこんなに物価高かったっけ?36時間の長い一日だった。
_________________
8月 12日(金) ブラジル・北パンタナールは晴れ 日航機墜落事故から26年
朝 ブラジル・サンパウロ ブルーツリータワーズ・パウリスタ 朝食ヴュッフェ、持参のふすまパン
5時起床。あ〜ぁ眠い!あららぁ、クーラーから煤のようなものが大量に吹き出ていて絨毯や開けっ放
しにしたスーツケース半分が大被害。せっかく早起きしたのにこの掃除に30分もかかってしまったぞ!
プンプン。しかし、ナゼクーラーから煤?5ッ星ホテルで?シャワーを浴び、髪を洗って朝食へ。ヴュッフ
ェは味噌汁や焼き魚、出汁巻卵など日本食も充実していて旨い。味噌汁2杯飲んだ。7時45分出発。
昼 ブラジル・ポコネ 「CHURRASCARIA PANTANEIRA」 シェラスコ料理の嵐、サラダバー、持
参のふすまパン、ビール 3R$
空港でまたしても両替。今度は100j替えた。10時35分発のTAM航空でクィアバに飛ぶ。北パンタ
ナールの玄関口で2014年のW杯では試合会場にもなる。日系2世ガイドのアベさんが迎えてくれる。
小型バスという話だったが、参加者が17名になったことで大型バスに変更されていた。ラッキー!空
港から160`離れた北パンタナールに向かう途中で、遅いランチ。ブラジル名物のシェラスコ料理だ。
ここからパンタナール保全地域が始まるよ
パンタナールのシンボル・トゥユユ(ズグロハゲコウ)
パンタナールには650種の鳥類がいる
カピバラは絶滅危惧種 ササゴエの子供トラフグサギ
魚しか食べないメガネカイマンがずらりと並んで日向ぼっこをしていた 夕暮れのパンタナール
約100`の舗装道路が終わるとパンタナール縦断道路はガタガタ道になる。そして北パンタナール保
全地域が始まる。湿地帯の水辺でバスを停めて、パンタナールに生きる動物や鳥達を眺め、写真を撮
る。足が長く大きなカラダで首の部分が鮮やかな朱色の鳥は、パンタナールのシンボルと言われるトゥ
ユユ(ズグロハゲコウ)だ。体長が1,5メートルもある。白い翼を広げた時、先端部分が黒いのはアメリ
カトキね。足元にはメガネカイマンがずらーっと横たわってカラダを温めている。おぉカピバラもいるな。
夜 ブラジル・北パンタナール 「パンタナール・マット・グロッソ・ホテル」 夕食ヴュッフェ、持
参のふすまパン、ビール 4R$、ブラジル赤ワインボトル 30R$
「パンタナール・マット・グロッソ・ホテル」に到着した時は既に暗くなっていた。いきなり歓迎ピラニアス
ープでお出迎え。部屋割りはキーのクジ引きで決めた。410号室。一番遠いの部屋だったのは良い
として、簡素とは聞いていたが、行ってみるとチョー簡素!マジッスカと呟く程である。1人なのにシング
ルベッドが3つもあるところが笑う。そうは言ってもこんな場所でお湯が出て、水洗トイレが使えるだけで
も幸運と思おうか。シャワーを浴びたら、浴室壁にカエルちゃんがしっかり貼り付いておられた。食事は
ヴュッフェ。3食ともにそうらしい。料理数は結構多いが、3日連続これだと飽きるだろうなぁ。ワインは
グラス売りは無くボトルだけだと。でも30R$ならいいか。今回参加17名は男子9名、女子8名という
チョー珍しい男性多数。それも1人参加男子が6名もいる。この男性4人、時に5人で結成されたらしい
「ビールの会」は3回の食事はもちろん、朝でも昼でも機会があれば仲良く坐ってビールをグビグビ!
__________________
8月 13日(土) ブラジル・北パンタナールは晴れ
朝 北パンタナール 「パンタナール・マット・グロッソ・ホテル 朝食ヴュッフェ、持参のふすまパン
昨夜午前1時にトイレに行った。トイレの蓋を開けてみると・・・・ギャッ!!便器の中にカエルちゃんが
いるではないか!困ります、そんなところにおられると。どいて下さい、お願いします!こらっ、どけっ!
トイレットペーパーを細長く丸めてつっついてみるが、動かん。小ぶりな殿様カエル大、雨カエルの4〜
5倍大のカエルだから、結構存在感がある。尿意は募るし、カエルは動かんで夜中に困り果てた。トイ
レットペーパーを5枚位折り返して恐る恐るカエルを捕まえ、ドアの外に出してセーフ・・・。これですっか
り目が覚めてしまい、以後朝まで眠れなかった。5時半頃日の出見学隊が出かける音がする。こっちは
とっくに起きてはいるが、疲れ果てて出かける気になれん。でも、朝焼けとヤマウソの撮影はしたのだ。
ヌマジカの♀ トゥユユの巣には4羽の雛が
蟻が住むノーバッチーラの木
げっ歯類最大の珍獣カピバラ おとなしい馬が皆を乗せて散歩に行った
観光牧場のカンポラルゴ 入れ食い状態のピラニア 7匹釣ったぞ!
8時半バスで近くの牧場に出かける。宿泊しているロッジと同じ経営の観光牧場で、74ヘクタールの広
さがある。途中で吼え猿を探しに森に分け入ったが土曜日でお出掛けだったのか猿の姿は無かった。
猿去る・・・。牧場にはオトナシイ馬が数頭いて乗馬が楽しめる。ボートサファリも出来る。ピラニア釣り
も出来る。私はピラニア釣りをすることに。数年前、ブラジルのアマゾンでピラニア釣り大会をやったっ
け。あの時私のグループが圧倒的な釣果を上げて堂々優勝した。カンタンな竹竿の仕掛けであるが、
牛肉でバンバン釣れる。入れ食い状態である。カンタンに釣れるが、ピラニアの歯は鋭くて危ないから
牧場のお兄ちゃんに取って貰う。5分で7匹釣った。次はボート。川を遡ってたくさんの飛ぶ鳥を見た。
昼 北パンタナール・カンポラルゴファゼンダ ランチヴュッフェ、持参のふすまパン、ビール×2 8R$
午後はロッジの隣に流れる川をボートサファリ 大カワウソ君に会った!
それぞれの過し方を楽しんで、ランチは牧場の皆さんが用意してくれたヴュッフェ。大きな竈では数時
間かけて牛肉が焼かれていた。サラダおn種類も多い。しかし、スイカとビールが一番美味しいのだっ
た。大酒飲みだが、「昼間と自宅では飲まない」という長年のマイルールをブラジルに来てから破ってい
る。ブラジルのビールは薄くて水のようだし乾燥して暑いからやたら喉が渇くのだ。午後ロッジに帰って
夕方ボートサファリに出かけた。メガネカイマン、カピバラ、ヘビウ、カワセミ、ミナミカラカラなど川沿い
で生きる動物や鳥が見える。おっ!大カワウソがぐんぐん船に近づいて来た。可愛い目をしているね。
夜 ブラジル・北パンタナール 「パンタナール・マット・グロッソ・ホテル 夕食ヴュッフェ、持参
のふすまパン、ビール 4R$、ブラジル赤ワイン
ナイトサファリがあるからソソクサと夕食
夕方、別の日本人グループがロッジに到着した。S遊社のグループで、女性ガイドは私達のガイドアベ
さんのお姉さんなんですって。ご両親が日本から移民されたそうだが、2世世代姉弟が揃ってパンタナ
ールのガイドになっているって面白いと思った。今晩は8時からナイトサファリに出かけるという。よって
ビールとワインを1杯づつに抑えた。トラック荷台に据え付けられたベンチに座って出かける。ほこり対
策としてマスクと帽子は必需品。アベさんが大きなサーチライトで動物を探したが、成果は少なかった。
__________________
8月 14日(日) ブラジル・北パンタナールは晴れ
朝 北パンタナール 「パンタナール・マット・グロッソ・ホテル 朝食ヴュッフェ、持参のふすまパン
チャミミチュウハシが来たぞ! 色も鮮やかジョンピント
ウシタイランチョウだっけ?
5時起床。決まって5時になると大きな声で鳴く鳥がいる。ロッジの食堂前には、鳥達のための餌場が
あって、毎朝たくさんの鳥達が集まって来る。おぉ!今朝はクチバシの長いチュウハシが来たぞ!オオ
ハシよりずっと小ぶりだが、立派なクチバシだし、胸は偉くカラフル。次に鮮やかなオレンジ色の鳥が来
た。ジョンピントと名前もシャレている。そうそう、昨夜客室のカエル状況を報告しなければ。トイレ便器
には2度と入り込ませないため、便座は必ず蓋をしたからOK。その代わり、小さな洗面台に大きなカ
エル君が!しかも2匹!!バスルームのドアはいつも閉めていたからどこから侵入して来るのだろう。
水をジャージャーかけて「出て行って!」と怒鳴ると、2匹のカエルは消えた。何と洗面台手前の穴・オ
ーバーフロー穴から出入りしていたのだ!こんな細長い穴からよく出入り出来るなぁ。今夜はこの穴を
塞いじゃうからね。朝食は7時から。困ったことに(=嬉しいことに)フルーツがふんだんに並んでいる。
やっぱり食べちゃうのだ。チュウハシやジョンピントの鳥達もフルーツ食べているし、私もいいっしょ?
パラクルゾの花
キケンなアルマジロ蜂 青空に映えるイッペーの花
朝8時からウォーキングサファリ。今日もガイドアベさんの案内だが、ロッジオーナーのパウロさんも一
緒に行く。パンタナール特有の動植物を説明して貰いながら歩く。釘も打てない位硬い木クンバル、蔓
科で一番強いテレパデガリヤン、巣がアルマジロそっくりでキケンな蜂アルマジロ蜂、地面が真っ白に
なる綿の木・・・・。高い蟻塚には雨季水量が増してついた線がくっきりとついていた。青空に満開のイッ
ペーの花黄色が美しい。ピンクのイッペーの花はこれから咲くそうだ。ロッジ横に流れるピシャイン川沿
い往復4`のウォーキングサファリを終えても未だ午前10時。えぇ?ビールの会はもう乾杯ですか?
昼 北パンタナール 「パンタナール・マット・グロッソ・ホテル ランチヴュッフェ、持参のふすま
パン、ビール 4R$
美しい姿の大サギ
ジャガー親子の足跡を見つけた! パピルスが生い茂る草原
昼食を済ませてから、車でパンタナール縦断道路を南に向かう。大サギやアメリカトキコウ、シラサギな
ど白い鳥の姿が目立つ。アベさんが「パンタナールらしい景色でしょ」と車を停めた場所には一面にパ
ピルスが生い茂っていた。パピルスと言えば、エジプトの紙の原料となった植物だが、6月アフリカ・ボ
ツワナの大湿地帯オカバンゴでも毎日眺めていた。ここのパピルスはペルーから広がって来たものだ
そうだ。パンタナールは動物相が濃いとはいえ、地味系。とはいえ、運が(チョー)良ければ生息するジ
ャガー(豹)を見ることが出来る。そのジャガーの親子の足跡を見つけたが、姿は無かったのだ・・・・・。
夜 ブラジル・北パンタナール 「パンタナール・マット・グロッソ・ホテル 夕食ヴュッフェ、持参のふすま
パン、ビール 4R$、ブラジル赤ワイン、カイピリーニャ 9R$
夕食にはフリータイムにピラニア釣りをした釣果が唐揚げとして食卓を飾った。ピラニアは数年前アマ
ゾンで釣った時も食べたが、上品な白身で旨い。今日はブラジルでは「父の日」だそうで、父はプレゼン
トを貰った。いいなぁ。ビール、ワインにカサーシャとレモン汁のカクテルカイピリーニャを2杯飲んだ。
_________________
【今週の振り返り】
今年の1月は2度目の南極と南パタゴニアに行った。パタゴニアではチリとアルゼンチンを行ったり来た
りした。続いて2月は南米のボリビアに行った。ボリビアまで直行便が無いから往復ペルーのリマで1
泊しながらの旅だった。昔は遥か遠いと思っていた南米大陸に、未だ8月というのに今年3回も行こうと
は。遠いところ好きになったの、夢子さん?イヤ、別に・・・・。行きたいと思ったところが、たまたま南米
大陸にあったということで。それにしても遠かった。
ブラジルは2度目である。2006年の2月から3月にかけて、アルゼンチン、ブラジルを旅した。あの時
はイグアスの滝、アマゾン、サンパウロ、ブラジリア、リオのカーニバル本選見学といかにも南米初心者
っぽいコースを回った。しかも現地に着いて3日目のイグアスの滝(アルゼンチン側)で転倒し、肋骨骨
折!その上、その3日後サンパウロで15時間近く遅れた飛行機を待つうちに風邪を引き、気管支炎を
併発し・・・・大涙。骨折している上に咳が止まらないのだから、苦しいことこの上ない。ま、そんなことで
1回目のブラジル訪問は楽しくはあったが、体調的にはゼッ不調の旅だったのだ。そのブラジルの2回
目の旅。今回は2つの目的を持ったツァーに参加した。その1つは、パンタナールである。
パンタナールは、南アメリカ大陸の真ん中にある世界最大級の熱帯湿地帯である。総面積は23万平
方kmで、ブラジル南西部にあるマットグロッソ州とマットグロッソ・ド・スル州だけで14万平方km、そし
てパラグアイとボリビアの3国にまたがっている。「パンタナール」は、ポルトガル語で「沼地」を意味し、
パンタナール保全地域として2000年世界自然遺産に登録された。
1月から4月の雨季に降った雨はパンタナール地域の80%以上を水没させ、地球上でも最も水量の
多い平原と化す。年間の寒暖差が0度から40度までと非常に大きいため、パンタナールの植物相は
多様に渡り、パンタナール・コンプレックスと呼ばれる。動物相も然り。パンタナールのシンボル、トゥユ
ユ(ズグロハゲコウ)を始めとする650種の鳥類、ピラニアなど400種の魚類、カピバラ、ジャガーなど
80種の哺乳類、ワニなど50種の爬虫類が生息する生命の楽園なのである。
野鳥の会とか鳥好きの人にはパンタナールは素晴らしい土地に違いない。豊かな自然の中に、トゥユ
ユ(ズグロハゲコウ)が2mもの羽を広げて飛ぶ姿は雄大そのものだ。一度結ばれたら生涯相手を替え
ず、毎年4個の卵を生んでツガイで育てる様子がパンタナールのあちこちで目にすることが出来る。大
サギ、シロサギ、アオサギ、ササゴエ、アマリカトキコウ、レンカク、ノスリ、ヘビウ、カワウ、カワセミ、ヤ
マセミ、ナンバルクイナ、コウカンチョウ・・・・。こんな鳥がいたるところスイスイとあるいは悠然と飛び、
水辺を歩いている様子が見られる。しかし、なんだな、パンタナールは同じ湿地帯である6月に行った
アフリカ・ボツワナのオカバンゴにいる動物達に較べると、地味というかおとなしめというか、ハラハラド
キドキしないというか・・・。施設も天と地ほど違って、究極の簡素ぶりだし・・・。ま、どちらが好きかはひ
とそれぞれということかと思うが。さて、来週はブラジルのもう1つの目的地に行く。それはいったいどこ
でしょうねぇ。
ここにはジャガーだっているんだがニャア