パクパク日記11年12月1週
京都南座の顔見世歌舞伎が始まり、アメリカンフットボールはクライマックス!
京都の紅葉
香住のこっぺ蟹
11月 28日(月) 曇り
朝 家食 プロティン
昨夜は大騒ぎであった。1時半に寝たのだが、3時にトイレに起きたかと思ったら、その30分後には両
足が攣って漢方薬を飲む。朝方5時にはお腹がグルグル鳴り、しかも2年近くナリを潜めていた腸閉塞
の痛みもするではないか。またもやトイレに起きて腹部にプラズマパッドを当てて・・・。ロクに寝るヒマも
無いのであった。それでも7時過ぎには何とか起床。体重測定。香港帰国時より−2,4`!あと一息。
昼 家食 プロティン
あちこちに連絡やら、各種振込みやら、出かける前は何かと忙しい。昼も水に溶いたプロティンをゴクゴ
ク飲んで新宿駅へ。明日の京都行きの新幹線切符(往復)と年末の国内某所の往復切符を購入。「大
人の休日倶楽部」で約3割引きの切符をゲットするには、緑の窓口で購入する必要があるのだよ。よし
よし、それでは次は恵比寿だな。極楽系エステに行くのだ。このエステ店、ご発展で8階から3階に新規
移転。開店祝いの胡蝶蘭がズラリと並んでいた。エステティシャンのS戸さん、ありがとねー!おかげさ
まで浮腫んでいた足(カラダ全体という意見も・・・)がかなりスッキリしましたぜ。ではまた来月来ます。
夕方のお茶 築地 「ベローチェ」 クッキー3枚 110円、コーヒーL 260円
次は八丁堀だ。I親ビンの財団の監査を頼まれているのだった。昨今は財団法人やNPOなどの団体
も営利、非営利目的で何かと仕組み自体を変更しなくてはならず、チョー面倒である。八丁堀を失礼し
てから築地まで歩くとすぐだった。ちょっと時間があるので、「ベローチェ」で一休み。腹が減ったぞ〜。
夜―1 築地「うまいもん屋」 白子の会ふぐ特別コース(煮しめやお浸しなど5品、ふぐ刺身、ふぐ
の皮、ふぐちり鍋、ふぐの唐揚げ、白子焼き、雲子鍋、ふぐ雑炊、ラ・フランス)、ビール、(日本酒)、
麦焼酎 @収入傾斜配分会計で私は@2万円
今夜は自称・名門「白子の会」ハシリの部。 時間にルーズなカタカナ会社メンバーが多いのに、珍しく
この会は皆キチ〜ンと時間を守る。ゲストを呼ぶことが多かったが、最近は「ハシリの白子は未だ小さ
い。白子の分け前が減るから誰も呼ばない」とメンバーのみのことが多い。永久幹事として活躍してい
たK下君は1年前奥様を亡くし、3人のお子さんの食事の世話等で参加出来ないのが残念。K下君の
後はR子が幹事を務めてくれている。「うまいもんや」を会場にして既に10年以上も続いている会であ
る。ビールの次は、他メンバーは日本酒1升瓶へ、私だけ麦焼酎のボトルだ。ふぐ刺しもふぐちり鍋も
美味しいが、会員が盛り上がるのはふぐ唐揚げと白子登場時。わぁーい!と叫んで後は静寂が訪れ、
熱々の白子を口に食む。目を瞑ってトロリと溶ける白子を味わう恍惚の時。しかし、それは一瞬で過ぎ
てしまい・・・嬉しく、寂しい。その分鱈の白子の雲子を鍋に入れて補うわけさ。ふぐ雑炊で〆て終了だ。
夜―2 築地「何とか言うカラオケ」 ジントニック、(アイスクリーム、うこんの力など 1000円
明日から京都だから真っ直ぐ帰る、と言い張る私をポンちゃんは許してくれない。男性陣は皆歌う気
満々。「それじゃあちょっとだけよ」。いつものカラオケ店に4人は向かい、ポンちゃんとR子はアイスや
ら菓子やら飲み物を買いにどこかの店に行くのも例年通りだ。異様に盛り上がるカラオケ個室である。
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11月 29日(火) 東京は曇り 京都も曇り
朝 家食 プロティン
今日から京都。秋の京都、紅葉の京都・・・ルンルルンルルン!パン焼きに続いて、パクパク11月2週
をアップ。今日アップしないと帰って来るのは土曜日だかれら叱られちゃう。誰に?いろんな人にだよ!
昼 新幹線車内にて 金沢「大友楼」のお弁当 1800円、持参のふすまパン、お茶
1800円?
東京駅構内の有名料理屋のお弁当が売っている売店。前回は「分とく山」の弁当を買った。今日は・・・
金沢の「大友楼」の弁当を買う。1800円もするんだから美味しいんだろうな。新幹線が動き出すと同時
にお弁当広げて。あら?結構味が濃いじゃない?何だか味付けが皆同じじゃない?ちょっとがっかり?
午後のおやつ 京都・高倉六角 「栖園」 琥珀流し(柿) 600円
11月は柿の琥珀流し
京都駅からタクシーで高倉六角にある「栖園」に直行した。「栖園」の名物・琥珀流しは真冬を除いて毎
月の月替わり。そして水曜日は定休日である。ということは11月の柿琥珀流しを食べられるのは今日
だけなのだよ。平日なのに、2組が待っていた。とろりとした完熟の柿とツルリぷっくりの寒天が旨い!
夜―1 京都・祇園 「川上」 1万5750円の懐石コース(八寸:カラスミ・いくらおろし・きく菜胡麻辛し和
え・鯛鮨・長いも・ムカゴ・蕎麦松葉など、お造り:鯛・よこわ・イカ、鯛皮煎餅、白味噌椀(麩・堀川
牛蒡)、兵庫柴山の松葉カニとカニ味噌和え、鰆の柚庵焼き、海老芋と揚げ帆立の炊きあわせ、
車海老と明石の蛸柔らか煮、蕪蒸し、新潟十日町の新米、味噌汁、漬け物、水菓子:苺とラ・フラ
ンス)、エビス生ビール 2杯、麦焼酎「閻魔」 2杯 @1万8210円
京都第1夜は祇園の「川上」へ。直木賞作家・松井今朝子さんの元実家だが、父親の松井新七氏が引
退し、一番弟子の加藤氏が引き継いだのが一昨年の秋だったか。店名は、先代が巨人軍の川上哲治
さんの大ファンで「川上」にしたと他の店で聞いた。6時半に行ってみると、1階のL字型9人がけカウ
ンターでは既に8人の客が食事していて、1席だけ空いていた。私の席だ。お陰で、左右を見渡して今
日どんな料理が出るかわかって便利。カウンターで包丁を使っているお二人のうち、あの人が加藤さん
かな。最初に八寸が出て来た。「料理の説明をして下さいとお願いしないと、何も言わない。自家製の
カラスミがいい。鯛の皮の煎餅はパリパリしているが、どこか生臭いか。兵庫柴山の松葉カニとカニ味
噌和えは季節の贅沢だが、量が少なくてちょっとサビしい。鰆の柚庵焼きは味が濃い。堀川牛蒡と麩を
容れた白味噌椀や海老芋の炊いたものが京都の1品らしくていいと思った。しかし1人で来た私に誰も
話し掛けるでもなく、求められなければ料理の説明も無いので親しみを感じる機会が無い店であるな。
夜―2 祇園・花見小路「弥す田」 ウィスキー
「夢子はん、お帰りやす!」といつものように迎えて貰う。「川上」で2時間ダンマリ(笑)だったから、話し
相手が嬉しい。「川上」と「弥す田」はすぐ近くで、先代の頃「川上」のお弁当をよく注文したのだそうだ。
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11月 30日(水) 京都は晴れ 日中は20度でポッカポカ
朝 ホテル客室にて プロティン
妙心寺・退蔵院余香苑
春日局霊屋のある妙心寺・麟祥院 真如堂の三重の塔
紅葉の名所として有名な永観堂は通称で、浄土宗西山禅林寺派の総本山
天気予報によると、私が今回滞在している日程で天気が良いのは今日だけらしいよ。紅葉の写真を撮
るなら、今日しか無いじゃないか。朝はプロティンをゴクゴク飲んだだけで、早速タクシーで妙心寺に向
かう。妙心寺と言えば織田信長の墓所があるが、アメフットの試合によく一緒に行くM崎君のご実家が
近くにある。妙心寺は退蔵院だけのつもりだったが、特別拝観をやっている大法院と麟祥院の3つセッ
トがお得と説得されそのチケットを買う。退蔵院の枯山水庭園。この庭園の一番奥にある紅葉に2年前
カンドーしてから、私にとっての「とっておき」紅葉。しかし・・・全然ダメ・・・同じ紅葉の木とは思えない程
暗く枯れていて・・・ガッカリ。大法院で栗羊羹とお抹茶を頂き、次は麟祥院へ。春日局の霊屋がある塔
頭で、係員による丁寧な説明を受けた。大河ドラマ「江」で江とドンパチやっている春日局だけど、あん
まし興味無いんだよね。妙心寺の紅葉がダメならあそこはどうかと、タクシーで真如堂に向かった。結
論を先に書くと、境内に1本キレイな紅葉した木があったが(場所が悪く撮影出来ず)、全体的に朱がく
すんでしまっていてダメ・・・涙。う〜む、今年は全部ダメなのかぁ?諦め切れずに、またもやタクシーで
永観堂に行ったのだ。私もシツコイよね、午前中で3つですよ。去年、一昨年より良くは無かったが、さ
すが永観堂。3ヶ所の中では一番良かった。東福寺も今年はダメと聞いているし、皆なガッカリだわね。
遅い昼 京都・三条寺町 「リプトン三条本店」 ハンバーググラタン 980円、持参のふすまパン、焼き
りんご(飲み物付き) 600円
あらまぁ、紅葉を求めて京都をグルグルしているうちに、ランチタイムはとっくに過ぎていた。三条寺町
の「リプトン三条本店」に行く。ハンバーググラタンという珍しいメニューを発見して早速注文。アチアチ
ッ!火傷するぞ!ふーむ、ホワイトソースの中にハンバーグを入れてオーブンで焼くという発想は良か
ったけど、リピートして食べるかというとそうでも無いな。ナゼか皿底に敷かれたクスクスがイヤだ。じゃ
口直しに焼きりんごも食べてもいいことにしよっか?何で?う〜ん、食べたいから。味はフツーだった。
年末京都の風物詩。南座の顔見世興行は今日が初日である。ちゃーんと1列目ど真中の席を買って
ありますぜ。一旦ホテルに帰ったので、4時15分開演ギリギリに到着した。南座の顔見世興行は東西
合同大歌舞伎だから、演目が多く席料も2万5千円もする!「楼門五三桐」、「実盛物語」、「元禄忠臣
蔵 仙石屋敷」、「喜撰」、「らくだ」の5演目。菊五郎と時蔵の「実盛物語」も良かったが、夜の部はやっ
ぱり「元禄忠臣蔵 仙石屋敷」ですよ。討ち入りの翌日の夜の話で、大石蔵内蔵助に扮した仁左衛門
の抑えた演技が大石の人間としての大きさをヒシヒシ感じさせ、涙がボロボロ。こんな上司がいたら、
やっぱり着いていくわなぁ。いよっ!松嶋屋!最後の「らくだ」は上方落語の大ネタ。3年前歌舞伎座で
上演した時の勘三郎・三津五郎・亀蔵・市蔵・弥十郎の時の抱腹絶倒ぶりには到底敵わないが、それ
でも翫雀・愛之助・亀鶴・寿治郎・松之助が大いに笑わせてくれた。ことに松之助の可笑し味は抜群!
遅い夜 京都・三条木屋町 「京都ネーゼ」 ほうぼうと石かき鯛のカルパッチョ 1300円、生ポルチー
ニのソティ 1700円、鱈白子のソティ 1306円、丹波牛ヒレ肉(100g)ステーキ 2600円、持参
のふすまパン、生ビール 2杯、赤ワイン「ガーディアンピーク」(南アフリカ) @1万6900円
舞台がはねる時間は予定では9時45分だったが、実際には10時を回っていた。初日ってそんなもの
だ。「舞台がはね次第行きます」という曖昧な時間で予約した「京都ネーゼ」に急ぐ。お店の方は良いと
して、モーレツに空腹だから。正面カウンターのいつもの席に座る。約束していたハンガリーのパプリカ
粉のお土産を2袋お持ちした。「ネットでも見て本場のグヤーシュ作ってみてね」。生のポルティーニ茸
の最後が未だあった。う〜ん、前回に較べると風味がかなり落ちたけど、でも、旨いね。生ビールを2杯
飲んだ後の赤ワインはまたもや南アフリカの「ガーディアンピーク」。鱈白子のソティや丹波牛ヒレ肉ス
テーキをつまみながら、グビグビ飲むとすぐ無くなってしまうのだ。6時間も劇場に坐っていると疲れる。
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12月 1日(木) 京都は曇り
朝 ホテル客室にて プロティン
昼 京都南座にて 「551」の中華弁当、持参のふすまパン、水
昨夜の芝居が未だ頭に焼き付いているが、今日は南座の昼の部。歌舞伎の昼は11時からとほぼ決っ
ているが、顔見世で芝居が多いから10時半には始まる。高島屋の地下で豚まんで有名な「551の中
華弁当を仕入れて南座に行く。劇場の前には「先斗町御連中」の立て札。京都の五花街(上七軒・祇園
甲部・祇園東・先斗町・宮川町)の舞妓・芸妓(おかあさんもね)が順番に桟敷席にズラリと並んで観劇
する様子を楽しむのも南座顔見世でしか観られないゼータクな風物詩である。下手側桟敷には舞妓ち
ゃんが坐るが、先斗町は9人しかいないんだよね。昼の部は「寿曽我対面」、「お江戸みやげ」、「隅田
川」、「与話情浮名横櫛」の4本。「お江戸みやげ」は今年4月新橋演舞場で、今日と同じ三津五郎×翫
雀のお辻とおゆうで観たばかり。その前は芝翫×富十郎のお辻とおゆうでやっていたんだよね。その
お二人とも今年惜しまれて亡くなった。最後は仁左衛門と時蔵の「与話情浮名横櫛」。仁左衛門は与三
郎を10回も演じており、水も滴るいい男を地で行く与三郎ぶりを発揮していた。流石に松嶋屋さんも年
を取られたが、その粋な感じは益々磨きがかかったようで。あぁいい男だねぇ。菊五郎は蝙蝠安役だ。
夜―1 竹屋町寺町 「竹屋町三多」 1万6千円のお任せコース(雲子あんかけ、こっぺカニ、お造り:
淡路島のハリイカと鯛 塩・黄身醤油・醤油で、香住・松葉カニ(焼き)と(蒸し)、ぐじと舞茸の吸い
物、鮑と富田林の海老芋炊き合わせ、銀杏の春巻き、但馬牛出汁の蕪煮、自家製ちりめん山椒ご
飯(お替り!)、千枚漬け、水菓子:苺と林檎 林檎とリキュールのジュレ)、ビール(小) 2本、麦焼
酎「兼八」 3杯 @20100円(カード不可)
今夜夕食を摂る「竹屋町三多」には初めて行く。昨年9月開店した店で、3ヶ月前に予約した。6時に行
ってみると、1番客だった。1階のカウンターは6席。「他に4人のお客様がいらっしゃるので、どちらか
好きな端に坐って」と言われる。後日他の店で聞いたら、1日2組しか予約を受けないそうだ。つまり、
私の他に1人の人が予約したら、その日は2人でオシマイ。ヒィ〜ッ!そうだったのかぁ。未だ若いご主
人と感じの良い若い奥様のお二人で切り盛りされている由。1万6千円のコースのみ。さて、上品な雲
子あんかけからスタートしたコースは2品目でこっぺカニ登場。伺ってみると、ご主人は松葉カニで有名
な兵庫県香住のご出身なんですってさ。仕入れが有利ですねぇ。でも「魚は瀬戸内から」だそうだ。リッ
パな松葉カニを先ずは炭火で焼いて。ほぉ!甘いよん。ぐじと舞茸の吸い物も鮑と海老芋炊き合わせ
も、丁寧に作られた料理で安心感と共に満足感が広がる。初めて来た店で、しかも一人なのに、温か
みを感じる料理とご主人ご夫妻の人柄にほっこり浸ってしまっているな。居心地がいい。何げない銀杏
の春巻きが意外な旨さ。そして但馬牛の出汁でコトコト煮たという蕪の何とも言えない旨味に唸る。食
事は自家製ちりめん山椒ご飯。そのちりめん山椒の余りの美味しさに叫んだ。「美味しい〜!!!世
界一オイシイ〜!!お替り!!」。ご飯禁止なんてどうでもいいんだ。こんなに旨いちりめん山椒を食
べられるなら、血糖値なんて上ったっていいもんね。ワシワシと食べて大満足したのだった。ご馳走様。
夜―2 竹屋町寺町 「Tom‘s Bar」 京漬け物付きだし、ミックスナッツ、マルガリータ、ジントニ
ック @3400円
「竹屋町三多」のステキな奥さんに教えて貰い、すぐ近くの「Tom‘s Bar」に行った。彼女は「行きた
いけど未だ1度も行っていないの」ということだった。そっと覗いてみると、落ち着いたカウンターがある。
あっ、この店落ち着ける。しかし、お腹が一杯だなぁ。マルガリータとジントニックを飲む。また来たい。
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12月 2日(金) 京都は曇り
朝 ホテル客室にて プロティン
昼 岡崎 「おかきた」 海老天ぷらけいらんうどん 1100円
今日の昼は岡崎のうどん屋に行こう。そう、あの大行列の「山元麺蔵」でーす。行列はイヤだから、トー
ゼン開店前に行く。10時45分、いつものように岡崎通りを進み、店の前でタクシーを降りようとしたら
いつもと様子が違う。行列が無い!嫌な予感。店には小さな張り紙。「都合により12月1日2日は臨
時休業・・・」。ガツーン!ムムム、どうしてくれよう・・・そうだ!こんな時こそ、左隣にある「おかきた」に
行こうではないか。蕎麦&うどん屋である。1度食べてみたいと思っていたが、やっぱりここまで来ると
「山元麺蔵」に行ってしまいましてね。15分近所をグルッと歩いて11時入店。あら、広くてキレイな店だ
わ。私と同じような人がいるらしく、次から次へと客が入ってくる。海老天ぷらけいらんうどんを注文。天
ぷらは海老だけでなく、エリンギやしし唐まで入っている。麺は茹で立てで細くてちょっと柔らか過ぎる
か。出汁はとても上品で旨い。おろし生姜たっぷりなのもいいね。店を出ると30人以上の大行列。「山
元麺蔵」の臨時休業の2日間、隣の「おかきた」は臨時大商いになったのであった。でも良い店ですよ。
おやつー1 四条祇園 「鍵善良房」 葛きり(黒蜜) 900円
いつものように、岡崎から白川沿いに祇園まで歩く。腹ごなしにもってこいの散歩である。果たして祇園
に着いたら、もう小腹が空いた(笑)。「鍵善良房」で葛きりを食べる。ツルンと旨いけど900円は高い!
午後のお茶 四条木屋町 「喫茶フランソワ」 コーヒー 550円
↑フランソワ ↓Hollysカフェ
おやつー2 御池寺町 「Hollys カフェ」 コーヒーゼリー 350円、コーヒー 230円
初日、二日目と通った南座の前には「祇園甲部御連中」の看板。祇園のキレイドコロが桟敷に坐ってい
るのね。私にとって食事の必需品・黒七味の「原了郭」は祇園にある。昨日木曜日は定休日だったから
今日買いに来た。今では大手百貨店などでも同店の商品は買うことが出来るが、本店でなくては買え
ないものもあるんだよ。え〜っと次はどこに行くんだっけ・・・・次は本屋だな・・・・とあちこちに寄りながら
疲れては「喫茶フランソワ」でコーヒーを飲んで休憩、甘いものが欲しいとコーヒーゼリーをぺろぺろ・・。
夜 柳馬場通り夷川 「プチレストランないとう」 7800円のお任せコース(2種生ハムと干し柿のモッツァ
レラチーズと黒胡椒、車海老と牡蠣フライと下仁田葱 イクラ添え、ないとう風のこっぺ蟹、海老芋と
雲子のスープ、メイン1:黒毛和牛の照り焼きステーキ、メイン2:ゴルゴンゾーラチーズカツ、ちょこ
っとカレー、漬け物、デザート)、ハートランド生ビール 2杯、赤ワイン「ブルゴーニュ マウディエ
ール 2007」 7500円、麦焼酎 「兼八」 2杯 @2万5080円
京都の最後の夜。ホテルからテクテク歩いて10分。ランチで極旨のハンバーグを食べることが多いが
夜の「プチレストランないとう」も好きなんですわ。いつもカウンターの奥に通されるから、そこに座って
料理するオーナーシェフとペチャペチャお喋りするのも楽しみ。内藤さん、私の食事法を真似てご飯を
セーブして痩せたのに最近ガマン出来ずにワシワシご飯を食べ太ったらしい。「私もよ。違反ばっかりし
て」と2人で、「情けないねぇ」。この店はリッパな洋食店だが、前菜にはこっぺ蟹が登場!キレイに並べ
た脚の下に蟹身とルッコラを和えてあるところが洋食店風ね。海老芋と雲子のスープ5杯食べたい
ぞ!と叫んだら、お客の紳士に笑われた。でも「同感!」って。メインを何するか迷っていたら、「割高に
なってもいいんやったら2品食べたらよろし」。そうだわね、そうしよ。香港での「体重較べ」も次回まで約
1年あるしね。じゃ、黒毛和牛の照り焼きステーキとゴルゴンゾーラチーズカツ両方下さい!どちらもム
ッチャ旨かったが照り焼きステーキは特筆ものの旨さ。ついでに小さなカレーも下さい!ワインも1本。
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12月 3日(土) 朝方雨 曇り 東京は雨後晴れ 昇格1年目柏レイソル優勝
朝 無し!
昼 四条麩屋町上ル「権太呂」 けいらんうどん 1000円、わらび餅 400円
わらび餅はちょっと・・・
京都は昨夜遅くから雨となった。「栖園」に12月の琥珀流しを食べに行こうと思っていたが、雨じゃあな
ぁ。しかし、ホテルでゴロゴロしていているうちに雨が止んだ。チェックアウトしてうどん食べて帰ろう。タ
クシーで「権太呂」の近くまで行き、1番客を目指したが2番。チェッ!1番客の二人連れの女性客はひ
と言も喋らず気持ちが悪かった。いつものけいらんうどん。美味しいおすなぁ。ついでにわらび餅も貰い
まひょか。と食べたら・・・・失敗。予定より2時間早い新幹線の指定に変更して貰い、早めに帰宅した。
夜 家食 プロティン
来週火曜日から成田前泊で海外だ。荷作りもしなくちゃイケンし、溜まったパクパク日記も作らねば。香
港K岩からは「愚図!阿呆!間抜け!」と悪口雑言のプッシュが来ている(ウソ・笑)し、せめて香港前
週分だけでも出かける前にアップしないとね、叱られるよね。そんな訳で夕食はプロティンゴクゴクだけ
で抜くことに決意し、ひたすらパソコンの前で励んだのだ。昇格1年目の柏レイソルが優勝した。無酒日
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12月 4日(日) 快晴! 北日本で天気大荒れ!
朝 家食 プロティン
7時起床。なんという美しい青空!西の空にはくっきりと富士山のお姿!よし、今日の試合は絶対勝つ
ぞ!負ける気がせんぞ。朝風呂入ってから2人分のお弁当を作る。もちろん勝つバーガーである。芥子
をたっぷり塗った。予定より早く9時20分にはM崎君の黄色の車が迎えに来てくれる。いざ出発!!
昼 横浜スタジアムにて 持参した勝つバーガー、ブラックコーヒー
途中で富士山が正面に見えて感激!渋滞もなく、横浜スタジアム近くの駐車場には45分で到着した。
ワクワクするなぁ。ドキドキするなぁ。相手は長年の宿敵チーム。昨年の準決勝も同じカードで、延長戦
の末我がチームが勝って決勝戦に進んだのだ。1Q15分だから試合は長い。11時試合開始。あれれ
〜、我がチームスラスラと1stダウンを重ねて、何と最初の攻撃でタッチダウン。怖い位に順調。それは
前半ずっと続いて前半終わって24対13とリード。後半もそんな調子で何と何と45対20で大勝した!
夜 荒木町 「やくみや」 付き出し:ピータン卵、酒盗のクリームチーズがけ 500円、阿波尾鶏と下仁
田葱小鍋仕立て 1000円、牡蠣の柚子味噌焼き 800円、豆腐の明太子餡かけ 700円、自家
製カラスミ 600円、温麺 600円、生ビール2杯、麦焼酎「知心剣」 1合1000円×2杯
@7600円
第2試合も30分後始まるが、これ以上集中力は続かん。12月19日の対戦相手が決まる試合ではあ
るが、帰ろう。帰りの車の中は、もちろんM崎君と私は、楽し嬉しでルンルン気分。帰りもシューット走っ
て3時前には自宅のパソコン前に座っていた。シコシコシコ・・・・パクパクを作っているところ・・・・ニヤ
ニヤニヤ・・・つい勝ち試合を思い出して笑っているところ・・・・。よしッ!11月3週は何とか出来たぞ。
アップするのは明後日6日にしよう。腹が減った。今夜は「やくみや」に行こうか。一人きりだけど、一応
祝杯上げなくっちゃ。料理は温かいものにしよう。万全の準備はして行ったがスタンドでは冷えたから。
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【今週の振り返り】
今年の甲子園ボウルは久々に「赤と青の対決」となった。つまり、赤=日大フェニックスに対して、青=
関西学院大学ファイターズの伝統の顔ぶれとなったのだ。何しろ、日大は31度目の出場、関学は46
度目の出場で、この「赤と青の対決」は26度目なのである。日大なら21年ぶり21度目の優勝となり、
関学が勝てば、4年ぶり24度目の優勝となる。
甲子園ボウルは、3年前の2008年度までは「東西大学王座決定戦」であった。関東と関西の力が群を
抜いていたから事実上は全日本大学選手権っぽかったのだが、カタチの上では大学日本一を争うもの
ではなかったのだ。しかし、2009年から東日本代表と西日本代表が出場しての甲子園ボウルとなり、
北海道、東北、東海、北陸、中四国、九州の代表チームも戦いに加わることとなった。先日、東北代表
と関東代表、そして北陸代表と関西代表の試合をちょっと観たが、力の差は歴然であった。しかし、負
けた地方リーグの選手達が涙ながらに「強くなって帰って来る!」と誓った言葉に、素直に「頑張れよ!
強くなれよ!」と貰い泣きしながら声をかけた。ま、そんなことで結果は、甲子園ボウルは3年連続で関
東代表対関西代表にやっぱりなったんだけどね。アメフット観戦が長い人間は、日大=篠竹監督時代、
関学=武田監督時代をつい思い出してしまう対戦カードで楽しみだ。そうそう、甲子園ボウルは今年
66回を迎えたけれど、過去の出場校を見てみると、関西代表は現在と顔ぶれはほとんど変わらないも
のの、関東では慶応、立教、明治なども昔は何度も出場していて、現在しか知らない人には意外な過
去かもしれないね。
今期をもって、長年京大ギャングスターズの監督を務められた水野彌一氏が引退されるそうだ。水野
彌一氏は1974年から監督に就任され、難関国立大学の体育会チームを日本有数の強豪チームに作
り上げたことで知られている。幸いにも、何度も水野監督にはお会いしてお話を伺ったことがあるが、1
年生には自由にさせ、上級生4年生に掃除や雑務をさせるなど上下関係の無い民主的な組織こそ強
いチームになる、などユニークな理論を持っておられる。「1年生はねぇ、お客さんですよ。お客さんは
大事にせなアカンですよ。そないしてね、だんだんその気になって貰えばバンバンザイですわ」。これが
体育会の監督の言葉か!とね。学力優秀で運動能力のある高校生を入部させるためには、京都大学
に合格させねばならない。ということで、自宅で学習塾を開き、卒業生コーチが塾で教えて金を稼ぐとい
う仕組みも考えられた。大学から何の援助も得られない国立大学の監督ならではの知恵と工夫であっ
た。そう言えば、関学の145連勝を1976年にストップさせたのも、関学の連続甲子園ボウル出場記録
を33回で阻止したのも京大ギャングスターズである。ついでに言えば、1983年度日本選手権となった
ライスボウルで、社会人チーム・レナウンローバーズ(現在廃部)に29対28で勝利して「初の日本一」
に輝いたのは、水野監督率いる京大ギャングスターズであった。因みにこの時の京大ギャングスター
ズのQBは、時々パクパク日記にも登場する私の友人「子だくさんOさん」である。そしてついでのつい
でに我がチームが初の日本一になった時、ライスボウルで戦ったのも京大ギャングスターズであった。
水野さん、お疲れさまでした。そしてありがとうございました。
土曜日の夜、選手のW辺ユーイチ君から携帯にメールが来た。我がチームは試合の前に、選手の誰
かが「頑張るから、応援に来てね」的なメールをファンクラブと関係者に送って来る。ユーイチ君は今年
38歳のチーム最高齢選手だが、日本代表に選ばれるなど衰えを知らないアスリートである。ユーイチ
君のメールにはこんなことが書いてあった。「・・・・・日曜日対戦するチームとは9回対戦していて4勝5
敗・・・目の上のタンコブです、このチームは・・・・過去9回のどの試合も1TD以上の差はついていませ
ん。毎回僅差で勝ったり負けたり・・・・去年のような最後までどっちが勝つのか分らない、手に汗握る好
ゲームはしたくありません。しません。相手が試合中に戦意喪失する試合をします・・・・・」。メールを読
んで、私はアッハハハと大きな声で笑った。出来たらいいけどね。そして、結果は本当にそうなった!
相手は最後には戦意喪失していたのだ。ユーイチ君、キミは占い師か!
第2試合の結果、12月19日の決勝戦の相手はFと決まった。それに勝てば、学生日本一とのライス
ボウルが1月3日待っている。果たして甲子園ボウルの勝者は赤か青か・・・。(結果を知っていながら
日程上知らないふりして書くのはツライ・・・アハハ)。
赤か青か・・・オイラも知っているニャン