パクパク日記1112月5週

              謹賀新年!年末年始はちょっと暖かい台湾で過した 

 幻想的な日月潭   九份・阿妹茶酒館

12月 26日(月) 晴れ 寒し!

朝 家食 蟹のキッシュ、「アスザックフーズ」のあめ色玉ねぎスープ、低糖ヨーグルト

H室君とK原さんが入籍したというメールを昨夜貰った。げぇ〜っ!びっくり!私はどっちも知っている

けどどこで接点があったの?でもまぁ、いい年の二人ラブラブで幸せになったというのは嬉しいことだ。

昼 舟町 「二葉」 ハンバーグ定食 700円、持参のふすまパン

未だ風邪が治らない。3連休が終わったので近所の医者に行った。「風邪?あなた今月で2回目です

ね。この前も2日後に海外に行くと言っていましたよ!」「はぁ・・・すみません・・」。会計をしている時、

アメフットチームO橋ヘッドコーチから携帯に電話があった。13日は学生チームに油断しないでガ

ンバルと言っていた。「二葉」でランチ。初めての店だが、揚げモノ中心のオジサン向きの食堂だった。

夜−1 舟町 「おちあい」 お任せコース(玉こんにゃく、数の子醤油豆、揚げ銀杏、刺し身盛り合わ

     せ、ゲソ天・牛蒡天・ししゃも、和風しゅうまい、芋鍋、よもぎ蕎麦)、ビール、麦焼酎 @6500

  

  

先月ようやく巻き上った連句「たむしばの」巻の反省会。宗匠&連衆の日程が折り合わず、忘年会のよ

うな1226日本日の夜となってしまった。午後ずっと集中してパクパク日記12月2週を作成しアップ

してから「おちあい」に急ぐ。会場はいつもの「おちあい」の奥座敷なのだ。前作「うすらい」の巻の打ち

上げ&反省会時は酔猿がサーフィン中にギックリ腰になって欠席、その後の会津の旅行でも酔猿が仕

事で欠席、5月のただ飲み会では水干さんが欠席だったから、宗匠・連衆全員が揃うのは何年ぶりだ

ろうか。この間、森林は一旦あちらに行きそうになって途中で帰って来るような大病をした。今やすっか

り元気になってピンピンしていることが嬉しい。雅房は会津→成田→秩父と勤務地が変わった。酔猿は

長年住んだ三田から先日鎌倉に転居した。私は・・・かなり痩せて、かなり太った・・・。反省会が遅くな

ったお陰で、既に「たむしばの」巻の作品集は完成している。いつも森林が労を惜しまず作成&管理し

てくれるから有り難い。一通り近況報告が終わったら、作品集を見ながら1句1句感想を言いあう。「こ

こでこんな展開になるとは・・・」とか「この句いいですねぇ。好きですよ」とか「質問しますが、どうしてこ

んな発想になるんですかぁ?」とかね。そして反省会の最大のお楽しみは「裏歌仙」を巻くこと。作品集

には採用されなかったボツ句も収録しているからそのボツ句から一番ヒドイ(笑)句を選んで36句繋げ

ていくのである。繫がらないことがよろしい。これが面白い。涙を流す程面白い。連句の会は楽しい!

夜―2 舟町 「HARLEY」 麦焼酎 @3千円

楽しい反省会はお開きとなった。反省会と言いながら、いつも反省なんて全くしないんだけどね。最終

電車が早い巡に酔猿、水干と駅に走り、宗匠はタクシーで帰られた。いつも残るのは、森林と雅房と私

の3人だ。「HARLEY」に行った。アイドル犬コースケは老齢で最近休みがち。1曲ずつ歌って帰った。

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12月 27日(火) 晴れ

朝 家食 「アスザックフーズ」の卵の中華スープ、低糖ヨーグルト、ふすまパン

珍しく今日は午前中出かける予定は無い。こんな時こそ、ちょっと遅くまで寝ていて風邪を治したい。目

は覚めていたが、9時半までベッドにいた。これで治ったかな?そういえば、明日の朝出発だったなぁ。

昼 家食 スパイシービーフサンド、豚汁、低糖ヨーグルト

夜 荒木町 「羅無櫓」 付き出し3点セット(もやしナムル・ほうれん草お浸し・イカと昆布醤油漬け)、ポ

      テトサラダ、ぶりの塩焼き、卵焼き、五島うどん、生ビール2杯、芋焼酎お湯割り 3杯 @7000

  

    ライスボウル来てね〜!

荷作りをしなくっちゃいかんな。台湾は日本に較べてかなり暖かいのだが、台南と台北では気温が違う

らしい。20度前後ってどんな服装がいいんだっけなぁ・・・2日目から泊まるホテルは高級だからお洒落

着も必要と・・・グチャグチャグチャ(作業している音)・・・出来た!6日分のふすまパンを焼いて冷まし、

真空パックしてこれもスーツケースに詰める。夕方にはABCが集荷に来る。次はパクパク日記だな。

昨日122週をアップしたばかりだが、3週も何とか作ってしまいたいと髪振り乱して(いつもでしょ)

作成に励んだのだ。だって帰って来たら1月2日なのに、123週を作るのはごカンベンだから。7時

過ぎ何とか出来上がったのに、パソコン・ナナちゃんCドライブの容量がいっぱいでダウン。写真を何

度も消したりして、8時過ぎようやくアップ出来た。ヘナヘナになった。そうだ、ライスボウルのチケットを

届けないとイケナイんだった。「羅無櫓」のご主人がライスボウルは行きたいと言っていたし。8時半過

ぎ、「こんばんは〜」。チケット届けるだけじゃぁ何だから、夕食もして行こう。ぶりの塩焼きがあったよ。

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12月 28日(水) 東京は晴れ  台湾は曇り      1台湾ニュードル(TN=約3円

第1食 家食 スパイシービーフサンド、「アスザックフーズ」のほうれん草のカレースープ、「羅無櫓」の

    卵焼き、低糖ヨーグルト

5時に目覚めたが、6時までベッドにいた→寒いから。起きて血圧と血糖値を測ってから、朝風呂にドボ

ン。どんな名温泉に行っても「烏の行水」人間だが、よく温まろうね。3分位ね。3つ鉢のポインセチアに

もたっぷり水遣り。こうして今年も大掃除をやらなかったなぁ。この家に来てからやったことある?無い。

第2食 羽田空港ANAスィートラウンジ きつねうどん、稲荷すし

第3食 ANA羽田=台北松山 ビジネスクラス機内食、持参のふすまパン

    台湾高速鉄道(新幹線)は日本が輸出した

羽田空港に集合して、昼過ぎのANAで台湾へ。フライト時間は4時間である。最近、韓国とか香港と

か台湾とか近場の海外にも行っているが、近くて良い分、ゆっくり乗っていられなくてセワシナイ。時差

1時間。台湾・松山空港は台北市内にあって台北駅もすぐ近く。バスで移動した。これから台南に向か

う。それまで在来線特急最速で約4時間かかっていた台北=高雄間が、2007年1月開業した台湾高

速鉄道によってノンストップ便なら1時間半で結ぶことになった。日本として新幹線の車両技術を輸出

&現地導入した初めての事例になったのだよ。車両は700T型。日本のグリーン車に当る一等車に乗

った。台北の次の駅が「板橋」で笑ってしまう。次が「桃園」・・・・1時間45分後6ッ目の台南駅で下車。

この高鉄台南駅から台南市の中心街まで小1時間かかる。5年前開業した高鉄が工事のために土地

買収する頃には既に土地代が高騰していたので、こんな遠くに駅を作ったらしい。因みに料金は一等

車でも1690TN5000円弱)と安く未だに赤字。台南中心街からは無料シャトルバスがあると聞いた。

第4食 台湾台南「ターイー・ランディスホテル」 中国料理コース(前菜:カラスミ・子豚の丸焼き・

        海老、フカヒレスープ、芋と海老蒸し、魚のムニエル甘いソースがけとソーメン、野菜と蟹肉ソース、

        持参のふすまパン、フルーツ:棗・台南パイン、揚枝甘露、ゼリー)、台湾ビール 200TN、白ワイン 

       300 TN、赤ワイン300 TN

  

  

台南一番のデパート「三越」の隣にあるホテルに到着したのは午後7時半過ぎ。30分後にホテルの個

室で夕食となった。前菜には台湾名物のカラスミや子豚の丸焼き(のごく一部)が盛り付けられ、たいし

て美味しくは無かったがフカヒレスープも出て来た。つまりとてもご馳走と言うことだ。その後も贅沢な食

材を使った料理が次々と登場し・・お腹いっぱい。そこへデザート3種!揚枝甘露が出て来てびっくり。

希望者は台湾名物の夜市に出かけられたが、台湾3回目の私は遠慮して部屋でウィスキーをグビッ。

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12月 29日(木) 台南・日月潭は曇ったり晴れたり

 台南「ターイー・ランディスホテル」 朝食ヴュッフェ、持参のふすまパン

昨夜はタイヘンな目に遭った。寝ようとベッドに入ると、入り口辺りで赤ん坊が泣くような音が始まるの

だ。耳に不快に残る音でかなり大きい。ナニゴトか!と電気を点けて起きだし、入口のドアに近づくと音

は大きくなる。ドアの外に誰か、あるいは何かがいる?鍵を外してそーっとドアを開けてみると誰もいな

い。何も置いてない。ヘンだなぁ。鍵をかけてベッドに戻る。1分もしないうちに、また泣き声が・・・。あぁ

と諦めて起き出して入り口へ・・・・。何なんだ!ドアが泣いているの?これを5回もやって疲れてしまっ

た。ヘンな音は続いているが、布団を被って眠ることにしよう・・・・枕元で電話が鳴っている。よくはわか

らないが、ホテルのスタッフが「あんたの部屋からヘンな音が聞こえる」と言っているみたい。そのうちド

アを激しくノックする音も。開けてみると、ホテルスタッフが2人立っている。原因はわからないが、音源

はドアらしい。鍵をかけないで閉めてみてくれって。あら、鍵かけないと音が止まる。午前2時半の出来

事だった。朝になって朝食レストランで添乗員に伝えてホテル側に説明を求めた。答え→ドアに埋め込

んであるカード式鍵読み取り装置の電池切れの音だって。はぁ〜〜。お詫びにとヘンなモノをくれたよ。 

                

           1665年に建てられた台湾最古の孔子廟            国民的英雄・鄭成功像             オランダ人が建てた赤崁楼は最も歴史がある

台南の市内観光。北回帰線を越えて一年を通して気温の高い台南は、台湾の中でも最も歴史が古く、

価値のある史跡もたくさん残っている。台湾4番目の都市だ。日本の九州より小さな台湾だが、北と南

では性格・気質がかなり違うらしい。北は法律遵守で真面目なのに対し、南は情熱的で自由きまま。根

性があってしかし金にはうるさい。有名な経営者や芸術家、プロスポーツマンなど多数を輩出している

のだそうよ。台南は日本でいうと京都に、すぐ近くの高雄は大阪に例えられると聞いた。ほぼ北京語の

台北に較べて、ここ台南では福建語に近い台湾語を使う人が多い。文字は無く話し言葉だけだが、あ

りがとう謝謝は「ドシャドシャ」と言うのだそうだ。ここの名物は台仔麺、海老せん、かぼす。物価が安い

土地で、3LDKの家賃が8千TN(2万4千円)。お年寄りは日本語も話すから、ロングステイに便利と。

 台南「ターイー・ランディスホテル」 飲茶コース(前菜:カラスミ・焼きとんとろ・くらげ冷製、点心:餅

        米団子・焼売・蒸し餃子・チャーシューパイ・春巻き・揚げ餃子、フカヒレ餃子スープ、白身魚とキヌ

        ガサ茸、チャーハン、フルーツ:レンブ・台南パイナップル・メロン、胡麻団子、中国茶

  

  

昼食レストランに向かいますと聞いていたのに、到着したのは今朝チェックアウトしたばかりのホテルだ

った。今回参加者は15名だが、ツァー希望者が多かったとかで同じ日程(但しJAL利用)でもう1グル

ープとほぼ同じ行動をしている。30名の客を収容出来て大型バスを停められる高級レストランはホテ

ル以外に無いのだそうだ。ということで昨夜の夕食とあまり変わらない品数多いランチを摂ったのだ。

    八田與一氏の銅像はなかなかステキ

今夜から滞在する日月潭に行く途中、烏山頭ダムを見学する。 烏山頭ダムを建設したのは日本人水

利技術者・八田與一氏。日本では限られた人しか知らないが、台湾ではチョー有名人なのだ。長い歳

月と献身的尽力で完成した烏山頭ダムと水路のお陰で旱魃に苦しんでいた嘉南平野は豊かな穀倉地

帯となった。八田氏が亡くなって70年も経とうとしているが、烏山頭ダムでは毎年彼の命日に慰霊祭

が行われ、歴代台湾総統も参加するほど台湾では尊敬を集めている人物なのだ。八田與一記念館で

彼の功績を讃えるビデオを観て、遺品などの展示も見る。15歳年下の夫人は、8人の子供に恵まれた

が、八田氏が亡くなった3年後に烏山頭ダムの放水口に投身自殺したのだそうだよ。愛やねぇ・・・・。

  

      蒋介石の別荘跡に建てられた高級リゾートホテル「ザ・ラルー」の客室はすべて日月潭に面している

 日月潭 ザ・ラルー「オリエンタル・ブラッスリー」 ほたて貝とクランベリーソース、バーリースープ、

      グラニテ:レモンシャーベット、ラムチョップ、フルーツ甘煮とミルフィーユ、カモミール茶)、持参の

        ふすまパン)、キリンビール 310 TN、白ワイン310 TN、赤ワイン310 TN

  

  

烏山頭ダムから1時間50分かけて日月潭の「ザ・ラルー」に到着した。日月潭を見下ろす標高800m

の丘の上に建つリゾートホテルで、台湾初代大統領の蒋介石の別荘があった(最初の建物は日本人

が建てた)場所。入口・ロビーはホテル最上階の7階にあり、客室は下に降りていくことになる。高い階

ほど見晴らしは良いから公平を期すということで部屋はくじ引き。私は運悪く2階の一番端の部屋だっ

た。でも、十分に景色は良かったけどね。あのアマングループのセカンドブランド・GHMグループが運

営していた(現在は違う)とあって、客室はすべて広いバルコニー付きのスウィート。83uの室内には

暖炉もあって、ガスだけど本格的暖炉のように楽しめる。20uのベランダにはディベッドもあるのだよ。

夕食は別の棟にある「オリエンタル・ブラッスリー」で。飲み物サービスの余りの遅さにイライラ。料理も

たいして美味しくなかったが、話題がアメフト、南極、カメラなどに飛んですっかり機嫌は良くなったよ。

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12月 30日(金) 日月潭は曇りのち晴れ

朝 日月潭 ザ・ラルー「オリエンタル・ブラッスリー」 朝食ヴュッフェ、持参のふすまパン

    西洋・日式・台湾料理が揃った朝食ヴュッフェ

日月潭で見る日の出の美しさは格別と聞いていたので、ガンバッテ6時に起きた。外は真っ暗。そのう

ち薄暗くはなって来たが、空は厚い雲に日月潭は濃い霧に包まれている。これでは御来を見るのはム

リですな。じゃあシャワーを浴びて朝食に行くか。場所は昨夜と同じレストラン。料理がたくさんあって目

移りするぞ。台湾料理から点心取ったり、日式料理からは味噌汁や日本蕎麦食べたり、ゴッチャやね。

  

       三蔵法師の像                    三蔵法師の霊骨                      文武廟の赤い屋根と日月潭

雨が降り出しそうなお天気の中、日月潭近辺の観光に出かける。出発数日前になって観光予定だった

「玄奘寺」が観光不能になったと旅行会社から詫びの連絡があったのだが、昨日台南で「玄奘寺」観光

はOKになったと連絡があった。なんでそんなことになったの、と行って聞いてみると「どうも寺の首脳陣

人事の件で揉めていたらしく・・・」。アハハハ。先日、キリストが誕生したベツレヘムの生誕教会に属す

る3つの教会の聖職者達が掃除のモップを振り上げ、バケツを投げ合って大喧嘩している場面がテレ

ビのニュースに映って世界中の人々に呆れられた。あの教会にはロシア正教会、アルメニア正教会、

カトリック聖カテリーナ教会の3つの宗派が隣り合っているのだ。聖職者達だって諍いはあるのはわか

るけどねぇ、やっぱりねぇ。閑話休題。「玄奘寺」で三蔵法師の霊骨を拝見して文武廟へ。文の孔子と

武聖の関羽を祀っている。1999年の大地震で全壊したが日本を初めとする支援があって再建された。

 日月潭 ザ・ラルー「中国料理レストラン個室」 中国料理ランチコース(海老ボールの胡麻揚げ、

      フカヒレ煮込みスープ、酒漬けカラスミと帆立貝、シーフードとブラウンソース、鮑入りたんめん、い

       ろいろ野菜、フルーツ、点心

  

  

ホテルに帰って中国料理のランチ。写真は何点か割愛したが、とにかく量が多くて私でさえゲンナリす

るほどだ。延々と続いたコースがようやく終わって、フルーツが出てオシマイかと思うと、点心が出て来

る。お菓子っぽい点心?ちゃう!中には味付けた切り干し大根なんかが入っている。おかずっぽい・・。

台湾人は客人が「残すほど」の量を出さないと十分なサービスをしたと思わないらしい。だから全部食

べる必要は無いんだけど、ついね。ゲップ!午後は湖上クルーズのオプションがあったが、全員希望し

たので皆でフェリー乗り場に出かけた。ところが、濃霧でフェリーは出航禁止になっていた。45分待つと

霧も薄れて来て出航。湖上を走り、陸に上陸もする。ホテル名にもなったラルー島はとても小さいな!

 日月潭 ザ・ラルー「中国料理レストラン個室」 中国料理ディナーコース(前菜盛り合わせ、

       フカヒレスープ、貝柱と鮑炒め、豚肉リブの煮込み、車海老とチャーハン、鱸の蒸しモノ、貝柱と鶏のス

        ープ、鮑と野菜炒め、フルーツ、タピオカミルク、餃子、ぎゅうひ)、台湾ビール 320NT, 白ワイン

       310 TN、赤ワイン310 TN

  

     

クルーズから戻り、予約していたスパに行った。主に東南アジアを旅する時は機会があればスパを利

用することにしている。「各国スパ較べ」ね。これまでの経験で一番上手だったのは・・・・バリかなぁ。次

がスリランカ・・・。で、ここは?う〜ん、まぁ〜どう〜かなぁ。今晩の夕食は二胡と台湾琴のミニコンサー

トがあるから、ちょっとお洒落して来いと言われている。しかし、スパから部屋に帰ったら5、6分しか無

いぞ。慌てて着替えて転がりながら集合場所へ。今晩も中国料理のご馳走攻めだった。降参したぞ!

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12月 31日(土) 日月潭・台中・台北とも曇り

朝 日月潭 ザ・ラルー「オリエンタル・ブラッスリー」 朝食ヴュッフェ

今朝も日の出を見ようと6時に起きたのだが、何と何と今日も濃霧である。がっかりだなぁ。でも2泊し

てもこうなんだから仕方ないよね。昨日ミニ演奏会があった台湾琴は弦が21本もあった。私もそう言え

ば、子供の頃から琴を習っていた。日本の琴は13弦だ。低音が出る17弦琴もあるけど。今日も朝食

はたっぷり食べた。台湾に来て4日目だが既にかなり体重が増えているだろうな。かなりヤバイ状態。

昼 台中 客家料理「敦品桟」 前菜、豆腐醤油煮こみ、ネギと豚炒め、イノシシ料理、白身魚のもろみ

     炒め、鶏肉の甘酢あんかけ、青菜とニンニクのスープ、ご飯、台中バナナ、グワバジュース、持参

       のふすまパン

   

       

日月潭から1時間半程で台中市に到着。宝覚寺の大きな弥勒菩薩と孔子廟の見学をしてから客家(は

っか)料理のレストランに行く。客家は倹約家が多いのだそうだ。だから、客家料理は少ないおかずで

ご飯をたくさん食べられるように濃い味付けなんですってさ。台湾女性は、ケチな客家男性とは結婚し

たがらないって本当だろうか「敦品桟」は敦にサンズイがつく文字。台湾でホテル以外のレストランで

食べるのは初めてとあって皆さん嬉しそう。ホテルは贅沢食材だが、均一的味付けでちょいと飽きてい

たしね。名物のイノシシ料理も登場。豆腐醤油煮こみと青菜とニンニクのスープが特に美味しかった。

  

      中正紀念堂の正門              交代式に向かう衛兵            蒋介石一家の記念写真

  

    大晦日お参りの客で賑わう行天宮         行天宮の近くには占い横丁や産毛抜き屋があった

台中駅から台湾高速鉄道で台北へ。わずか53分で台北駅に到着。早速台北市内観光に出かける先

ずは台湾国民党政府・初代総統・蒋介石を祀っている中正紀念堂へ。2007年野党の民進党が政権を

握ると「台湾民主紀念館」に名称は変更されたが、再び国民党政権になって中正紀念堂に戻った。台

湾という難しい立場を象徴する話である。関帝廟である行天宮に行くと、大晦日の参拝する人々で大

賑わい。近くの地下にある占い横丁に行くと顔を真っ白に塗りたくって産毛を抜いて貰う女性がいた。

夜−1 台北 「中国菜荷風」 ヌーベルシノワコース(豆腐干し和え、ネギ泥白肉、豚肉冷しゃぶしゃぶ

          ニンニクソース、車海老とアスパラ、白菜のサラダ、牛ヒレ肉の炒めもの、名物麻婆豆腐、中国風

         揚げパン、茄子の煮込みオイスターソース、生姜漬け鶏唐揚げ甘辛ソース、鱸の甘酢餡かけ、チ

         ャーハン、インゲン豆の炒め物、豆みょう炒め物、海鮮スープ、フルーツ、中国茶)、台湾ビール、

         ワインボトル(ナパバレー) お酒は旅行会社のゴチ!

  

  

  

 「ザ・シャーウッドホテル」にチェックイン。客室のテレビはNHK海外が映る。時差が1時間あるから紅

白歌合戦が始まった。2年連続の嵐と井上真央ちゃんが司会だった。もっと観ていたいが、夕食の集合

時間になった。今夜はヌーベルシノワの「荷風中国菜」。予約が取りにくい人気店で、グループ客はお

断りしていたらしいよ。レストランはマンションの1階にあった。結論から言ってしまうと、この店は旨

い!今回の台湾旅行で一番旨かったのはここ!豚肉冷しゃぶしゃぶニンニクソースも白菜のサラダも

牛ヒレ肉の炒めものも名物麻婆豆腐も生姜漬け鶏唐揚げ甘辛ソースもインゲン豆の炒め物も豆みょう

の炒め物もみんな旨かった。今晩の飲み物はサービスと聞いて、ビールも赤ワインもグビグビ飲んだ。

夜―2 台北「ザ・シャーウッドホテル」 年越し蕎麦、赤ワイン

  

     ちょっとヘンな年越し蕎麦  パンフレット写真の101カウントダウン花火。私が撮影したものはお見せできません・・・・

ホテルでは9時過ぎからカウントダウンパーティが3階で始まっていたが、私は部屋でウィスキーを飲

みながら紅白歌合戦を観ていた。ほぉ!今回は珍しく紅組が勝ったのね。11時前にパーティ会場に行

くとジャズの生演奏があり、年越し蕎麦や飲み物のサービスがあった。日本時間の年越し午後11時に

は日本人客だけでカウントダウンも。この蕎麦、何だか不思議な味がするなぁ。11時半になると、屋上

のそろりそろりと移動。屋上から101ビルから打ち上げられる仕掛け花火を見るために良い場所を確

保するためである。温暖な台湾と言っても台北はかなり寒い。しか真夜中の屋上だからコートは必需品

だ。それにしても101ビルの遠さにかなりショックを受けている。旅行パンフレットに掲載されていた炸

裂する仕掛け花火写真のイメージが頭にしっかり入っているから、101ビルは至近距離だと思ってしま

っていた。実際はエラク遠い。一眼レフでもこの距離で花火が撮影出来るのか・・・出来なかった・・・・。

携帯も含め3台のカメラで撮影したものはじぇんじぇんダメさ。202秒花火ショーはアッという間に終了。

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今日より2012年

1月 1日(日) 台湾は曇りのち雨のち曇り

朝 台北「ザ・シャーウッドホテル」 朝食ヴュッフェ

「新年快楽!」。2012年が明けた。昨夜の年越しは花火が気になってカウントダウンは気もそぞろだっ

た。6時半に起きてシャワーを浴び、朝食会場へ。坦々麺と広東粥は・・・たいして美味しくはないなぁ。

その場で切って貰う厚切りのハムが旨い。同じ旅行社から4グループ泊まっているから日本人だらけ。

午前のお茶 台北近郊九份 「阿妹茶楼」 烏龍茶、茶受け菓子

  

    レトロ風情いっぱいの九份

今日午前中は台北から北東に数十`行った九份観光。昔金山だった町で、山の上にある。大型バスを

下りて途中から路線バスで山の上の九份へ。九份は昔金山で賑わったが、金を堀り尽くしてからはす

っかり寂れてしまった。1989年ヴェネチア国際映画祭で金獅子賞を受賞した映画「非情城市」のロケ

地となり、2001年に発表された宮崎駿監督の「千と千尋の神隠し」のモデル地となってからはレトロな

街として人気を集めているらしい。食べ物屋が並ぶ基山街をぶらぶら歩きながらツマミ喰いなどしてい

るうちに突然雨が・・・。急いで階段を数段下りて「阿妹茶楼」に行く。赤い提灯を提げた建物はどこかで

見たことがある・・・と思ったら、ここが「千と千尋の神隠し」に出て来る湯婆婆が経営する湯屋「油屋」の

建物じゃないか。これがモデルなのね。中でお茶とお菓子を頂くと「この席に宮崎駿監督とスタッフがロ

ケハンにこられた宮崎駿監督とスタッフが坐られたんです」と説明があった。私達のテーブルだった!

昼 台北 「鼎泰豊」 点心コース(キャベツ、昆布和え、ほうれん草炒め、小籠包(7個!)、海老焼売、

海老餃子、野菜餃子、蟹味噌餃子、酸辣湯、チャーハン、アンコ包、中国茶

お天気が良かったらあと2時間位はゆっくりしたかった九份であるが、午後の予定もあるので台北に戻

る。ランチは台北でもチョー人気店の「鼎泰豊」。店の前に行くと百人以上の行列が出来ていた。基本

的には予約不可だが団体に限って予約は可能と聞いていたが45分は待った。日本に「鼎泰豊」は何

軒もあるからそう珍しくは無いのだが、「本店の味は違う」らしい。楽しみ。でも、そう変わらないじゃん。

  

  歴代中国皇帝のコレクションを収納する国立故宮博物院は世界四大博物館の一つ

国立故宮博物院に来るのは4回目だが、前回来たのは20年前?その間に大きなリニューアルが行な

われたらしく、初心者のようにマゴマゴしてしまった。今日元旦は入場料無料とあってか、もの凄い数の

人々が押し寄せていた。押すな押すなの大盛況。ことに玉器彫刻の名品、「肉形石」(通称:豚の角煮)

と「碧玉白菜」(通称:白菜こおろぎ)の展示室前は長蛇の列であった。ホントに似ている!それにしても

家族三代で100年かかって犀の角とかオリーブの種とか小さな象牙の玉に気が遠くなる程の精密な彫

刻作品を残した中国人ってどういう国民性なんだろうか。だいたい、17層の玉細工を作ろうなんてこと

をよくも思いつくもんだよ、と感心するやら呆れるやら。1時間のフリータイムには、年代別の陶磁器を

一人でじっくり見学した。歩き過ぎで、膝がガクガク、ヘロヘロに疲れてしまったが。夕方ホテルに帰る。

夜 台北・敦化南路沿い 「吉品海鮮餐庁」 活海老酔ボイル、フカヒレの姿煮込みスープ、カラシ菜の

海老摺り身と帆立貝詰めのせ、コーン包み海老団子と鶏の照り焼き風揚げもの、キヌガサ茸入り

巻き野菜、鱈と豆腐の蒸しもの、福州風チャーハン、名物カスタードクリーム入りまんじゅう、フル

ーツ、中国汁粉)、台湾ビール 176TN,チリ赤ワインボトル 1180TN

 

  

台湾最後の晩餐は、広東料理の名店と評判が高い「吉品海鮮餐庁」。期待が高まる。先ずは活きた車

海老を老酒で酔っ払わせて茹でて食べちゃうという料理から始まった。この旅の食事ではいつもお隣で

お喋りしていたN内さんの奥さんと「昔、赤坂の海皇という店食べませんでした?車海老のおどりという

名前でしたよね。あそこは生きているうちに皮剥いて食べちゃうんだけど」「そうそう、懐かしい!今もあ

るかしら、あの店(帰国後調べました。ちゃんとあります!)なんて話をする。早くも2番目に本日のメイ

ン料理・フカヒレの姿煮込みスープが登場した。上品やねぇ。香港のペニンシュラホテルは本当にフカヒ

レ料理止めるのかなぁ。鱈と豆腐の蒸しものも品の良い美味しさである。福州風チャーハンは餡かけだ

った。カスタードクリーム入りまんじゅうは名物らしいよ。今夜は赤ワインのボトルを取って全部飲んだ。

台北の夜市に行く予定になっていたが、私はまたもや失礼してホテルで飲むコース(1人でね)にした。

                      _______________

【今週と2011年の振り返りT】

2004年から8年間、年末年始は軽井沢の万平ホテルで過して来た。私の中でもすっかりそれが習慣

化していたのだが、20112012年は変えてみようかと。どこで何する?そうだ!台湾に行こう。お礼に

行こう。

台湾は小国でありながら、3.11の東日本大震災では200億円もの義捐金を送ってくれた。その金額

は世界でトップ。しかも200億円の9割は民間の義捐金だった。つまり、台湾の人々が、お小遣いや家

計費やへそくりからヤリクリして寄付してくれたということね。震災が起きて2週間後に台湾で放送され

た大震災チャリティ番組だけで募金額は軽く40億円を超えた。人口2300万人ほどなのに、「加油日

本!」と4時間でそれだけの寄付金額が集まってしまう台湾って信じられないし、感謝にたえない。実

際に台湾に行って聞いたところ、東日本大震災のための募金は台北などの場合ほとんどの駅で行な

われていて、一人が何回も何回も募金したと言う。ありがとうごいます!

台湾はナゼそれほどの支援をしてくれるのか。「台湾の地震の時、日本が助けてくれたから」と。確か

に、「921大地震」と呼ばれる1999921日の大地震(マグニチュード7.6)で全壊したという日月

潭の「文武廟」を見学した時、再建された寺の柱や階段などには「東京都〇〇〇」、「山形県△△△」、

「立教大学校友会」・・・とたくさんの日本の個人や団体の寄進者の名前があった。私個人はしませんで

した・・・すみません・・・。そうでなくても、台湾人は日本に多大な好意を抱いてくれる。そのヘンのところ

はまた来週のこの項でね。

台湾の華視新聞とYAHOO奇摩の共同調査によると、2011年の最高に幸福な出来事の第1位は、東

日本大震災のための台湾の義捐金が世界で一番だったことなんですって。東日本大震災に対し、台湾

人の大きな愛を示すことが出来て嬉しいということらしい。たくさん頂いて申し訳ないと思っていたが、

そのことで台湾の方々も幸せに思ってくれているのなら、有り難く頂いておこう。

2011年の総括をちょっとだけ。残りは次週にします。

旅行回数は29回だった。海外は東日本大震災が起きて3月はキャンセルしたが、それでも13回行っ

た。南米に3回、アフリカ3回、ヨーロッパ3回、アジア4回で、国の数は26ヶ国となった。南米は、2

目の南極、パタゴニア、ウユニ塩湖、ブラジルの北パンタナール、レンソイスと秘境ばかりであった。今

年印象深かった旅は、天空の鏡を味わったウユニ塩湖とアフリカ・ボツワナのオカバンゴ。この世の楽

園のようなオカバンゴにはまた行きたいと思っている。楽しかった旅は7月のブルゴーニュとシャンパー

ニュ地方を回ったフランス。一生分のワインとシャンパンを飲んだ1週間だった。国内旅行は16回。京

都、軽井沢、札幌、大阪、由布院、新潟、広島・・・でも圧倒的に京都が多かったのは今年も同じだ。こう

して2011年も365日のうち202日旅をしていた夢子だった。

              猫カレンダーの中のベスト猫はこれだニャン

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      遅まきながら、あけおめ&ことよろ。

             東京は寒いので、明日からちょっと暑い国に行って来ます。

           パクパクこんなに溜めているのにいいのかよって?

                いいじゃないですか、日記上でも無事2012年になったし(笑)。

                ということで、次回は1月26日頃ね。風邪引かないようにね〜!