11月2週パクパク日記

            こんな季節にはやっぱり鍋、という1週間でした

   

11月12日(月)雨のち曇り

昼 銀座「関西割烹 堂島」天麩羅定食 2100

    

夜―1 四ツ谷・杉大門通り「おちあい」芋鍋のコース さんざん飲んでさんざん食べて6千

           円! 連句シニアの会

          胡麻和え、数の子醤油豆、刺し身盛合わせ、銀杏、畳鰯・シシャモ・ウルメ鰯の盛り合

         わせ、蒟蒻でんがく、芋鍋、雑炊、漬物、ビール、冷酒

         

         

         

またもや「おちあい」の芋鍋を楽しむ季節が到来。山形の芋は、秋からほっこりとうまくなる。

半年ぶりの芋鍋に、連句の宗匠も連衆も、温まって豊かな気持ちになり、ハシャギ過ぎでもあ

ったが。芋鍋のコースと書いたが、夏以外コースはこれだけ。安くてうまい。

夜−2 四ツ谷・杉大門通り「よつやこくている」 小麦ビール、ジントニック

はしゃいだ連衆は、そのまま二次会へ。店のテレビはNYで旅客機が墜落したこと報道した。

夜―3 四ツ谷・某所 凍結酒

      

月曜日から、こんな深夜まで飲んでいて、どーするんだ! 怒る人と怒られる人は同一人物。

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11月13日(火)曇り

昼 銀座「味の一」 たんめん 680

      

大昔の話。その頃ある巨匠漫画家の弟さんと何度もおしゃべりする時期があった。食べ物の話

に及ぶと、彼はよくこう言った。「銀座のほら、古〜いしもた屋風の中華屋の「味の一」のたん

めんの大盛りうまいんだよね〜」。必ず「たんめんの大盛り」と彼は言うのだった。たんめんで

はなく、たんめんの大盛り。「今度銀座に行く機会があったら、あそこのたんめんの大盛り食べ

に行こうよ。会社に電話するから」。こんな誘いを何度か受けたが、実現しなかった。店はだい

ぶ前ビルに建て直し1階に入っている。普通のたんめんは、量は少なめ。大盛りを食べたい誘

惑はあるのだが、クダンの弟さんとの約束を果たすためにも、一度も食べていない。

夜−1 本郷6丁目「萬盛庵」 秋新の会 蕎麦味噌、銀杏、蕎麦鮨、鴨うどんすき鍋、せい

            ろ、キウイの漉し餡かけ、ビール、冷や酒 酒もさんざん飲んで1万円弱

            

      

      

      

                              せいろ900円                     Iさんが食べた白ゆき900円 

秋新の会が出来たお陰で、そば好き会員の推薦でうまいそば屋に行くことが出来るので嬉しい。

蕎麦味噌は、食むと蕎麦の実がコリッと歯に当り、蕎麦の味と刻み葱がふんわりと口腔に広が

り、こんがり炙った味噌の香ばしい匂いが追いかけてくる。一口食べるごとに「うまい!」を

繰り返して呆れられた。隣のKさんに「あとで食べる鍋の牡蠣と交換して」と残りの味噌まで

食べてしまってごめん。私の分の牡蠣は、結局Iさんが食べてしまったんだけど。うどんすき

鍋は、予約制だが、丁寧な仕事が施されていた。そばツユが甘くも辛くもなく良いアンバイ。

2日続きの鍋、2食続きの麺。               「昼も夜も長き物喰い秋深む」

夜―2 リーガロイヤルホテル早稲田「セラーバー」 デュベル、ジントニック、オレンジピ

            ールチョコレート、枝つき干し葡萄

翌日ゴルフと旅行以外の会員で、食べ物談義を深夜まで。先輩の話を伺っていると、私なんて

食いしん坊の中では、まだまだレベルが低いなぁと思う。修行が足りない。

今日ある方から「夢子倶楽部の購読料です」とお菓子を頂いた。初めてのギャラ? 子役がお

客からオヒネリを頂いたようでうれぴ〜!これを書いたのはネダッテイルのではありません。

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1114日(水)曇り

昼 銀座「泰明案」 平打ち野菜天麩羅大盛り 1050

        野菜の天麩羅がいっぱい

3食続きの麺。2日続けて天麩羅。それも大盛り! これが私の「ハレメニュー」。

夜 リーガロイヤルホテル早稲田「セラーバー」 ねぎトロ巻、シェフサラダ(ハーフ)、ギネ

           ス、デュベル、ジントニック

       ボンベイサファイア

夜プールに行く。今晩は飲むまい!と心に誓っていたのに、プールに辿り着く前にセラーバー

のスタッフに会ってしまった。「運動後にお待ちしております」なんて言われたんじゃあ、行か

ない訳には行かないなぁ、とやっぱり行ったのだ。誓うなんて言葉は滅多に使うものではない。

帰宅して、私の生まれ故郷に2年間住んでいたという方からメールが届いていて驚く。「鹿瀬」

を検索したら、このHPが出て来たのだと。知らない方だが、そこに育った人達にしかわから

ない共通の思い出がメールに並んでいて、ついホロリとしてしまう。インターネットって、こ

んな偶然の出会いがあって不思議だなぁ。出会い系サイトのことじゃありませんよ。

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1115日(木)曇り

昼 銀座「寿司仙」 ばら寿司 2100

     

いつ食べてもうまいねぇ、このばら寿司は。酢飯に細かく切ったコハダ、穴子、干瓢、酢蓮な

どを混ぜ込んでお重に詰め、ほのかに甘いしっとりとした卵焼きとおぼろを敷き詰める。

夜−1 南長崎「菜る瀬」 佐渡鮪の甘辛煮、ふろふき大根柚味噌、土佐清水の刺し身盛合わ

           せ(首折鯖・もんた・梅色・アオリイカ)、一代交配放し飼い秋田比内鶏の生つくね大

           盛り、砂肝・レバー・ささみの生姜醤油、自家製生湯葉、豆乳、一代交配放し飼い秋田

          比内鶏の鶏鍋 自家製きりたんぽ入り、雑炊、漬物、柿、ビール、独楽蔵(福岡)、吟醸

         「菜る瀬」オリジナルブレンド、冬樹 無調整(秋田)

         

                  今日のビールは茶器で                  左からもんた、首折れ鯖、梅色、アオリイカ

         

                    大盛りの生つくね 左から砂肝、レバー、ささみ    絶品!自家製生湯葉   豆乳は甘い

         

                     濃厚なダシの鶏鍋     自家製きりたんぽも入って       あぁ雑炊

今日も珍しいもの、美味しいものをたくさん頂いた。土佐清水で上がった魚のもんたと梅色は

初めて食べた。梅色は、背中が緑色で、腹にかけて黄色の1本線が入り腹は白いのだとか。こ

の日頂いたのは40センチ位の梅里だったようだが、身がしまって味わい深い味。自家製の湯

葉は絶品で、今まで食べた湯葉の中で一番うまかった。北海道の鶴の子大豆を使用しているそ

うで、豆の持つ旨みと甘味がストレートに伝わってくる。比内鶏は前回も頂いたが、初めての

Oさんは「うまい、うまい」と箸が止まらない。雑炊のためにスープを残しなさいと何度も言

うのに、その度に飲み干してしまってイケナイ人だ。きりたんぽも食べてお腹いっぱいでも必

須の雑炊は頂く。半分はあの「ちり酢」をかけて。満腹じゃぁ。

夜―2 リーガロイヤルホテル早稲田「セラーバー」 マルガリータ、ジントニック、ワイル

           ドターキーの12年ロック

    

満腹のお腹をこなさねばならない。話も残っているし。さすがにビールの入る余地はなく、シ

ョートカクテルから始めた。

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1116日(金)晴れ

朝 家食 名古屋よしだのきしめん(長葱、舞茸、卵、柚入り)、ラ・フランス2

         

冬の柑橘類はえらい! 柚をほんの1カケきしめんに入れただけで、気品のある香りが立ちの

ぼって一段上等の料理に変わる。スダチも鍋に焼き魚に活躍中だ。橙も、ゆうべの菜る瀬のよ

うに、ちり酢で無くてはならない存在。決して主役になることはないけれど、冬の名脇役であ

る。季節が終わる頃、個人的に表彰してあげよっかなぁ。どうやって? う〜む。気持ちだけ

でもね。ラ・フランス食べ頃。美味しいので、もう1つ剥いて食べた。Gさん、ご馳走さま。

昼 小石川「一幸庵」のあざぶ最中、村上開新堂のクッキー、千草28

    

「一幸庵」のあざぶ最中は、皮と餡が別々になっている。その訳は「・・「あざぶ」の皮は餡を

合わせると直ちに水分を吸収し始め、そのパリッとした歯触りと焦がしの香ばしさの崩壊がは

じまります。皮と餡を合わせたら、決して数秒たりとも放置をしないで欲しいのです。「あざぶ」

が至高の味を発揮するのは、皮と餡を合わせたその一瞬なのです。この一瞬をお届けしたいの

です」と栞にご亭主のお言葉がありましたぞ。わかり申した。そうゆうことならば、と用意万

端整えて、エイヤッ!ぱくっ。そんなことで撮影は致しませんでした。ほ〜んとうまい。これ

が当倶楽部が稼いだ?初のギャラでありまする。ありがたや〜。一幸庵のわらび餅も好き。

夕方 「モスバーガー」ホットココア 200

       2日続きのホットココアです

夜 家食 じゃがいもゴロゴロ切干大根、鯖の竜田揚げ、ほうれん草の胡麻和え、大豆入りヒ

           ジキ煮、黒胡麻の炊き込みご飯、鱈と豆腐3分の1丁潮仕立て(若布、春菊入り)

         

               喰い過ぎだ!        じゃがいもゴロゴロ切干大根   黒胡麻の炊き込みご飯

          

             じゃがいもゴロゴロ切干大根の作り方:普通に切干大根を作る途中でじゃがいもを入れるだけ。 潮仕立て

う〜ん、作り過ぎたなぁ。夕食作りに1時間40分もかかってしまった。黒胡麻の炊き込みご

飯は、昨日の朝NHKで「胡麻のパワー」のような企画で胡麻料理の例として映像がちょっと

出て来た。作り方など知らなくても、ま、どうにか出来るので早速やってみた。炊飯器がニギ

ヤカに振動する頃、ぷーんと胡麻の香りがキッチンにたちこめた。一口食べて、少し甘くすれ

ば良かったかとは思ったが、炊き込みご飯の場合は、単独で食べた時少し物足りない位で丁度

良いことを思い出した。オカズと食べるにはこれ位がいい。切干大根もじゃがいもを入れると

ボリュームを増してメインディッシュにだってなる。               無酒日

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11月17日(土)晴れ

朝 家食 味噌煮こみきしめん(長葱、舞茸、卵、芹、サヤエンドウ、柚入り)、切干、黒胡麻

      炊き込みご飯のおにぎり、ラ・フランス

  

昨日の朝のきしめんは白いダシの関西風に作ったので、今朝は味噌煮こみで。ラ・フランスも

これでおしまい。美味しかったなぁ。

昼 小石川「一幸庵」のあざぶ最中、村上開新堂のクッキー、千草28

昨日撮影出来なかったので、餡と皮を一緒にする前を撮った。撮って、重ねて、パクッ。

   

夜 家食 カジキマグロのソティ トマトソース煮(トマト、にんにく、玉葱、しめじ、赤ピー

      マン、青ピーマン)、じゃがいもゴロゴロ切干大根、黒胡麻の炊き込みご飯、鱈と豆腐3分

      の1丁潮仕立て、りんご

    

ホテル日記の「湯どの庵」をアップしてからプールに行く。歩いて泳いで1.2キロ。プール

は今週2回目。なのに、なのに、運動後計量したら1キロ増えちまったぞ。う〜む。夜は魚と

野菜にした。他も食べたから効果ないか。明日は試合だ。            無酒日

11月18日(日)晴れ

朝 カジキマグロのソティ 葱納豆、トマトソース煮、じゃがいもゴロゴロ切干大根、黒胡麻

      の炊き込みご飯、鱈と豆腐3分の1丁潮仕立て

      週末料理のクリアランスセールのようで食べ過ぎ

昼 関内「モスバーガー」 ロースカツバーガー、クラムチャウンダー

     

関内でうまいトンカツ屋がないかと探した。見つからなかった。「ジョナサン」で何とかしよう

と入ると「カツ定食」があった。注文した。暫くして「お客さま、申し訳ありませんが、カツ

は売り切れです」。な、なぬ? 「勝つ」が売り切れ? 準々決勝に当たるファイナル6を前に

「勝つが売り切れ」とは聞き捨てならん。次の店も無い。次も無い。え〜い!時間がないのだ。

ということで、ローツカツバーガーがあることを知っている「モスバーガー」で勝つものにあ

りついた。こんなに苦労してんだからさ、勝ってよね〜。

夜―1 浅草「神谷バー」デンキブラン、ビール

     デンキブランとビール

横浜スタジアムから浅草まで走って行った訳ではないが、気持ちはそんな感じ。デンキブラン

260円、オールドスタイルの電気ブランは360円。

夜―2 浅草「田佐久」あんこうの肝鍋コース(煮凝り、馬刺し(夢子は信条的理由に寄り食

      べず)、カワハギの肝醤油刺し身、あんこうの肝鍋、雑炊、漬物)、ビール、あご酒

        

        

        

横浜スタジアムでしんどい試合をやった後、浅草に弐の酉の市に行く。まずは神谷バーでデン

キブランを1杯やって、お酉様に出掛ける。道々の両脇には、夥しい屋台の列、列。誘惑に負

けそうになるが、何ごとも「アンコウ鍋が待っている」と我慢した。長年東京に住んでいるの

に、浅草の酉の市は初めて。なかなか興奮する仕掛けだ。「田佐久」に辿り付いたのは午後9時

半だった。それからは気の遠くなるような記憶。あんこうの肝を多量に溶かしたダシで鍋を食

べて、雑炊にするんだもん。普通なら「べらべら(お喋り)、ごくごく、ぱくぱく」の按配が、

「ぱくぱくぱくぱく・・・・・」となったのだから、どの位美味しかったかわかるでしょ? 雑

炊は3杯食べた。ダイエットなど、もうどうでも良いとさえ思った。鼻血が出そうな夜だった。

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【今週のちょっと長い振り返り】

たんめんが好きだ。昔から好き。高校生時代、やはりたんめん好きのひふみさんと親友だった。

彼女のニックネームはずはり「たんめんちゃん」。それ程のたんめん好き。因みに夢子のあだ名

はポンポコ。普通の女子高校生は学校帰りは、甘味処でアンミツを食べるとかフルーツパーラ

ーでチョコレートパフェなどを食べる。然るに、ひふみさんと私はたんめん。たまに代えても

たぬきうどん。八王子、彼女の自宅近くの立川などで下校後たんめんを食べた。立川の「来々

軒」は未だあるのだろうか。午後3時半か4時頃たんめんを食べて、帰宅すれば普通に夕食を

食べていたのだから、あの頃の食欲はスゴイ。でも太らなかった。信じられないかもしれない

が、当時夢子のウエストは49センチ(!!!)だった。彼女は卒業後、某自動車メーカーに

就職し、5年程働いて退職、結婚した。結婚式は小田急線の遠い場所だった。やがて玉のよう

な男の子を産み、出産祝いにも行った。何年か経ってひふみさんから年賀状も届かないことに

気がついた。しかし、私は多忙だった。超多忙だった。その上母が亡くなり、父が亡くなって

彼女のことをちゃんと考える余裕がなかった。高校の同級会の幹事から連絡があった。「ひふみ

さんの消息を知っているか?」と。1ヶ月程聞きまわって、ひふみさんが、もう10年も前に

亡くなっていたことを知り呆然とした。自らその道を選んだらしいとも。とにかく陽気な人だ

った。歌がうまい。字が上手。算盤も2級だった。手芸も得意だった。話術が巧みだった。そ

んな彼女がお子さんもいながら・・・・。亡くなった日もわからず、お墓もわからない。それ

から3ヶ月後に東北・中尊寺近くの毛越寺(もうつうじ)に行く機会があった。この毛越寺庭

園にある大泉ヶ池の前で彼女と並んだ写真がある。高校の修学旅行の時撮影した写真。池の前

にある鐘を思い切り1つ撞いてひふみさんの冥福を祈った。さよなら、たんめんちゃん。

日曜日の試合は見事に勝った。みんな、良くやった!!! さぁ、次は大阪で準決勝だ。

              西日が眩しいぞ!

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