平成中村座 パクパク日記１２年３月２週
京都と浅草で歌舞伎を４回観た今週末は「あの日」の１周年だった
京都・南座
平成中村座
３月 ５日（月） 京都は降ったり止んだり
朝 京都のホテル客室にて ゼリー
昼 京都高島屋 「糖朝」 海老ワンタン入り香港麺セット（春雨和えもの、油淋鶏、豆腐花） 1785円
京都に来て３日目。京都の空は朝からどんよりと暗く、雨もポチポチ降っている。こちらの気分も何とな
くすっきりせず、朝ドラの「カーネーション」を見てからはグズグズしてホテルの部屋で過している。家に
いれば、こんなことも余り無いからいいか。昼前それでも四条河原町まで行って、高島屋の食堂街を１
軒１軒ジロジロと見て過す。あまり食欲が無いからどこに入るか悩みに悩む。そして入ったのが「糖朝」。
え？何で「糖朝」なんよ。香港に行ったって長い間入ったことも無いのに。何となく入ってしまったんさ。
しかも1785円もする海老ワンタン入り香港麺セットなんぞ頼んで。ワンタンはまぁまぁだが、細い麺は
ほとんど残した。デザートの豆腐花は食べたが、油淋鶏は少しつついただけ。どうも本調子ではない。
午後のお茶 京都・四条河原町 「Ｈｏｌｌｙ‘ｓ Ｃａｆｅ」 コーヒー
長兄が１週間後の誕生日に古希になることを思い出した。次兄に連絡して連名でお祝いを贈ることに
する。野山を歩き回るような旅好きだから、防水加工したジャンパーがいいな。無事送ったところで、急
に差し込むような腹痛を覚え、トイレに駆け込む。トイレから戻り店内を歩いていたらまた腹痛が。どう
にも具合が悪過ぎるので歌舞伎夜の部が始まるまで「Ｈｏｌｌｙ‘ｓ Ｃａｆｅ」で本を読みながら休むことに。
夜 京都・木屋町三条 「京都ネーゼ」 カプレーゼ（高知産山崎さんのトマトとモッツァレラ 1000円）、
山田農園卵のオムレツ（ハーフポーション）、鱈の白子ソティ（ハーフポーション）、生ビール ２杯
＠2800円
夕食を早退・・・
４時南座に行く。南座で初めての秀山祭公演が中村叉五郎と歌昇の襲名披露を兼ねて行なわれてい
るのだ。襲名披露は昨年９月新橋演舞場で観てはいるけどね。最初は吉右衛門の「俊寛」。あまり好き
じゃない芝居だが、やっぱり吉右衛門の俊寛は巧いなぁ。役者が大きいよなぁ。う〜、でもお腹痛い。次
は襲名披露公演の楽しみ、口上だ。楽しいけど、脂汗がたらり・・・。最後は「舟弁慶」。静御膳と平知盛
に叉五郎、義経に愛之助、舟長三保太夫に吉右衛門。う〜お腹痛い・・・。こんなでも、予約してあるか
ら「京都ネーゼ」に行った。ビールとトマトとオムレツを食べはしたものの、脂汗が止まらなくなる。白子
ソティを半分食べたところで、降参。「あのぉ、早引けしていいでしょうか・・・」。早退してタクシーで帰る。
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３月 ６日（火） 京都は曇り 夕刻より晴れ
朝 無し
昨夜帰ってからすぐベッドに入った。いったいこの具合の悪さは何だろう。激しい腹痛と下痢、時折りの
嘔吐、脱力感・・・・・。腹痛はちょっと似てはいるが、長らく持病だった腸閉塞的腸炎でも無いし・・・・・。
昼 京都・祇園新橋 「常盤」 常盤きしめん ９５０円
具合は悪いが、南座昼の部も観に来た。暮れの顔見せでも無いのに、桟敷席には祇園の舞妓さん、
芸妓さん達が詰め掛けていた。昼の部、まずは「元禄忠臣蔵 御浜御殿綱豊卿」。好きな芝居だが、綱
豊の愛之助はまずまずとしても富森助右衛門の錦之助はちょっとツライ。「猩々」の舞踊だったが、ちょ
っと失礼して祇園の「常盤」へ。ここのうどんは平べったい。スパゲティでもうどんでも平べったいものが
好きな私向きだ。しかし、量が少ないのが寂しい。入口近くに坐ってうどんを食べていた女性は、食べ
終わると、もう１杯別のうどんを注文した。隣の女性は大盛りだ。私だって具合悪くなければ・・・くそっ！
午後のおやつ 京都・高倉六角 「栖園」 わらび餅 630円
南座に戻って歌舞伎の続き。昼の部最後は「熊谷陣屋」。熊谷次郎直実：吉右衛門、義経：叉五郎、熊
谷妻相模：芝雀、藤の方：壱太郎、弥陀六：歌六。「寺子屋」と同じで、忠義のために我が子の命を差し
出す芝居は何度も観ても哀し過ぎる。敦盛を救うため我が子の身替りにした直実は出家して花道を去
る。「十六年は一昔、夢だ夢だ」と涙ながらに・・・。杵屋栄津三郎の三味線が直実を送る。棒涙、棒涙。
お腹は未だ痛いが、小腹が空いた。「栖園」で琥珀流しを食べようと行ってみると「３月１５日かです」。
夜 ホテル客室にて ポテトサラダ、お茶
今晩は「どうしても行きたい！」と思っていた割烹を予約していた。予約を取れたことを喜んでいたのに
こんな具合ではダメだな。泣く泣くキャンセルした。「どうも申し訳ありません」と平謝りで。そんなことで、
今夜はデパ地下で買って来たポテトサラダなんてつついて夕食はおしまい。情けない。寂しい。無酒日
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３月 ７日（水） 京都も東京も曇り
遅い朝 京都・富小路錦 「本家尾張屋」 けいらんうどん 840円
朝ご飯はうどんどす
せっかくの京都なのに一昨日からのゼッ不調でさんざんな目にあった。こんな時はさっさと東京に帰ろ
う。未だ半分位しか開店していない錦市場でちょいと買い物をし、富小路錦「本家尾張屋」に行く。ここ
は朝9時半から開店しているから朝食も摂れてチョー便利。炊き込みご飯と蕎麦のセットが500円で食
べられるとあって好評らしいが、私はそんな炭水化物同士セットは食べんよ。いつもけいらんうどんだ。
昼 無し
夜 家食 京都「井上」のお惣菜、京都漬け物、具たっぷりの豚汁、ふすまパン
早い時間の新幹線に変更したため、午後2時半には帰宅した。腹痛と下痢はほぼ収まったが、何とな
なく力が出ない。食べ物が少ないからねぇ、きっと。帰宅途中で買い物をして来たから、具だくさんの豚
汁を鍋いっぱいに作る。具沢山汁ならけんちん汁だって三平汁だって鯨汁だってシチュウだって得意な
のに、どうして豚汁ばかり作るのだろう。錦市場の「井上」で買って来たお惣菜で豪華な夕食だ。無酒日
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３月 ８日（木） 曇り
朝 家食 京都「井上」のお惣菜、京都漬け物、具たっぷりの豚汁、ふすまパン、みかん
「井上」のポテサラは旨い
今週に入って、震災後1年の特別番組がテレビ各局で目白押しだ。11日の1周年当日には皆東北か
ら放送するらしい。放送する側の気持ちもわからないでは無いが現地の迷惑にならないといいけどね。
遅い昼 四谷 「何とかいうコーヒーチェーン」 サラダ 150円、バナナ ７０円、コーヒー
こんなランチも安くていいなぁ
イテテ系エステが終了したのは午後２時だった。四谷アトレのリニューアル工事は未だ続いていてグラ
ンドオープンは３月１４日だそうだ。四谷駅から四谷三丁目まで歩く途中の何とかいうコーヒーチェーン
でサラダやバナナ、サンドイッチ、コーヒーなどでカンタンランチ。そこに「京都ネーゼ」の森さんから電
話が入る。「先日具合悪かったから心配していたけど、どうですか？」って。早退したのに親切やねぇ。
夜―１ 舟町 「おちあい」 お任せコース（醤油豆、玉こんにゃく、揚げ銀杏、刺し身盛り合わせ、タタミ
イワシと小鯵の開き、烏賊フライ、芋鍋、よもぎ蕎麦大盛り）、ビール、焼酎 ＠5500円
ようやくカラダも本調子を取り戻したので、3日ぶりに飲もうと思う。こんな時は「おちあい」だ。店で待ち
合わせたオジョーは数年ぶりだそうだ。「誰かの送別会以来でーす」とおちあいのお父さんに挨拶して
いた。今晩はお店も満席。昔から贔屓にしている好きな店が流行っているのをみると嬉しいよね。芋鍋
を食べたら、普通の客はうどんか雑炊にして食べるのだが、私は予め電話でよもぎ蕎麦を頼んでおい
た。オジョーが食べてみたいと言っていたし、何より私が食べたいから（笑）。大盛りにして貰ったよん！
夜―２ 舟町 「TWENTY GROUND」 シングルモルツ ３杯
3日ぶり飲んだら調子が出て来た。「TWENTY GROUND」で荒木町の大人の夜を過したのだった。
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３月 ９日（金） 一日冷たい雨 山口美江さん7日に死去（享年５１歳）
朝 家食 ツナとポテトのトーストサンド、具たっぷりの豚汁、みかん
豚汁をバージョンアップした。自分で言うのも何だが、更に美味しくなった。昨日昼に何とかというコーヒ
ーチェーンで買ったサンドイッチは実は食べ切れずに自宅に持ち帰った。それをトーストして食べた。
昼 新宿 「洋食 麦星」 ロールキャベツグラタン（付け合わせC） 1470円、持参のふすまパン
午前中行った代々木の整体で、京都での異変はもしかしたらマイコプラズマだったかもねと言われた。
肺炎の症状が出るのが普通だが、最近は嘔吐×下痢×腹痛の症状だけというケースもあるらしい。よ
くは知らないが、ま、治ったからね、いいわな。普段なら新宿まで歩くのだが、今日は冷たい雨が降って
いるので山手線で新宿へ。小田急百貨店の食堂街にある「洋食 麦星」に行った。「グリル満天星」の
姉妹店らしい。料理には付け合せがA、B、Cと３種類あり、Cの酸っぱい野菜を頼んだ。満足感C。
夜 家食 RF!のお惣菜、具たっぷりの豚汁、ふすまパン
パクパク日記は2月3週のスーダンの1週間を作っているのだが、この作業がなかなか進まない。海
外の日記を作る時はいつも同じだが、地名だとか料理の名前、歴史や人の名前などをその都度調べ
なくっちゃイケナイし、たくさんの写真から採用写真を選んだりするからやたらと時間がかかる。その上
性格が飽きっぽいので、10行書いちゃ、メールチェックしたり、欠伸したり、休憩したり、テレビを見入っ
たりするからねぇ、進まないのよ。そんなことして時間をかけたわりに出来は今一だしね。あぁ。無酒日
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３月 １０日（土） 雨 夕刻から曇り
朝 家食 ＲＦ１のサラダ、具だくさんの豚汁、ふすまパン、低糖ヨーグルト、みかん
昼 浅草平成中村座にて 持参した弁当
早めに起きた。今日は平成中村座の公演を見に浅草に行くから。新橋演舞場なら極端に言えば、10
時半に家を出ても間に合うが、中村座の場合は9時半に行かねばならない。しかもお弁当も作らなくっ
ちゃいけないしね。しかもしかも、今日は朝から雨・・・。歌舞伎見学もタイヘンなのだ。3月の平成中村
座は、先月演舞場で行なわれた中村勘九郎襲名披露の２ヶ月目だ。ゲストには、先月に続いて仁左衛
門、そして海老蔵、笹野高史が出演している。最初は海老蔵の「暫」。歌舞伎十八番の内のチョー有名
な芝居だが、鎌倉権五郎（海老蔵）が「しーばーらーく」と３回叫んで花道から出て来る場面では、中村
座の小さな花道から鎌倉権五郎の衣装がハミだして花道際に坐っているお客の頭上を撫でて行った。
海老蔵はやっぱりあれ以来、出来悪いよね。2番目は「一條大蔵譚」。大蔵卿は勘九郎、吉岡鬼次郎
に仁左衛門、その女房お京七之助。大蔵卿は祖父の父も得意にして来た役だが、「勘九郎のこれか
ら」に期待したいってとこかな。92歳の小山三勘解由女房鳴瀬役で出演し、カラダも芸も達者なところ
を見せて大きな拍手を浴びていた。昼最後は舞踊：舞鶴雪月花。桜の精を七之助、松虫を仁左衛門と
孫の千之助、雪達磨を勘三郎を舞った。「舞鶴」とは先代勘三郎の俳号。豪華で楽しい舞踊であった。
午後のお茶 台東リバーサイドスポーツセンター コーヒー 200円
夜 浅草 「神谷バー」 大根と蟹マリネ 610円、牡蠣フライ 870円、チーズ盛り合わせ 630円、生
ビール中ジョッキ 630円、麦焼酎「吟麗玄海」ボトル 3800円 ＠6810円
夜の部まで隣の台東リバーサイドスポーツセンターでコーヒー飲みながら時間をつぶし、午後4時から
夜の部に戻る。演目は、「傾城反魂香」。叉平に仁左衛門、叉平女房に勘三郎。吃音の叉平夫婦の苦
労を描いているが、通称「吃叉」（どもまた）と呼ばれる芝居だ。あまり好きな芝居ではないのだが、仁
左衛門と勘三郎がやると、こんなに面白いかね、と改めて感心した。次は口上。笹野高史の挨拶が普
段見られないから面白かった。「よ！淡路屋！」。3番目の「御所五郎蔵」は勘九郎と海老蔵、七之助で
楽しみにしていたのだが、何だがいまひとつ楽しめなかった。最後「元禄花見踊」は失礼して、浅草駅
までぶらぶら歩いて行く。いつものように「神谷バー」の2階で遅い夕食。この店は１階も２階もいっつも
大混雑である。入れてあった焼酎のボトルが空になったので、ニューボトルを入れた。飲み過ぎだよ！
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３月 １１日（日） 晴れ 東日本大震災一周年
朝 家食 「アスザックフーズ」オニオンスープ、低糖ヨーグルト、みかん
昼 六本木・ガレリア「京はやしや」 京おばんざいプレート 1050円、持参のふすまパン、ミニほうじ茶
パフェ 460円
乃木坂の治療院の帰りは、ガレリアの「京はやしや」でランチを摂る。京都の甘味の店だから京都スィ
ーツメニューが豊富。ついミニほうじ茶パフェなんか食べてしまう。ドクター、ごめんなさい！帰宅して
一周年追悼式の中継を見る。術後間もない天皇陛下も皇后陛下とご出席だ。あの大震災が発生した
午後2時46分。黙祷した。本当にあれから1年が経ったんだなぁ。復興はいっこうに進んでいないけど。
夕方のお茶 蕨 「ミスタードーナッツ」 コーヒー 261円
今週火曜日6日に、カタカナ会社創業者お二人のうちのお一人T岡さんが亡くなった。今日はT岡さ
んのお通夜である。JRの蕨駅には予定より30分以上早く着いてしまい、近くの店でお茶を飲んで時間
を潰した。そこから通夜会場に向かったハズなのだが、50分迷って蕨の町を彷徨い1万歩。「もう帰ろ
う」と思った途端、正しい道が見つかった。汗びっしょりで通夜会場に到着。ほとんどの客が帰るところ
で、ほぼ最後にお焼香をした。現社長、次期社長などに挨拶して帰路に着く。そこでR子が追いかけて
来てケンイチさんが送ってくれると言う。それではお言葉に甘えまして。久し振りにたくさんお喋りした。
夜 四谷三丁目 「炉端焼き 喜怒哀楽」 付きだし、焼き牡蠣 600円、イワシのたたき 680円、キャ
ベツと牛モモ肉甘辛味噌鉄板焼き 900円、蓮根焼き 430円、生ビール２杯、麦焼酎ボトル
7450円（500円サービス）
結局四谷3丁目まで送って貰った。車を降りてから気がついた。ケンイチさんの自宅って浦和じゃん。っ
てことは蕨からすぐ近くだったのだ。申し訳ないことしてしまった。彼はかなりの年齢になってから運転
免許を取った。55歳位だっただろうか。昔から運動神経抜群で、カタカナ会社の運動会でも１００ｍ走
優勝していたっけね。そんな彼だから、55歳（だったと思う）で通った自動車免許教習所でも、最短教習
とテストは１発合格だったそうだよ。教習所に通ったことも免許取得のための努力もしていないからわ
からないけど彼のような人は結構凄いことらしい。ケンチャンとは四三で別れて「喜怒哀楽」に行った。
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【今週の振り返り】
1年前の3月11日は由布院の亀の井別荘にいた。遠く離れた九州の地で僅かに揺れた地震が、あの
ような甚大な大被害を受ける巨大な地震になるとは、露とも思っていなかった。それからの目を覆いた
くなるような地震と津波の被害の映像は、生涯忘れられない。これほどの惨事が、自分が生きている間
に起きるとは信じられなかった。新聞を読めば涙が止まらない。雑誌を読めば慟哭する。テレビを見れ
ば、嗚咽する・・・。日本が、私の大好きな東北が、これほどに傷めつけられる意味を考えていた。しか
し、たぶん意味など無いのだ。ただただ自然現象であって、日本のような地形の国には避けられない
現象なのだ。そう考えると、これからもいつ起こっても不思議はない。一層怖くなる。次の備えをしなくて
はならない。しかし、私のような性格は、そういったことは最も不得手で、たぶん次に何かが起こった時
には1番アタフタするに違いない。首都圏直下型地震や南海トラフ巨大地震の発生可能性などの報道
が相次いで、全く気が抜ける日が無いのである。
今週は京都で体調を崩してアタフタした。しかし、旅先で具合が悪くなることなんざぁ、以前はしょっちゅ
うあって、特に珍しいことでもないのだ。中でも1番往生したのは6年前、アルゼンチン・イグアスの滝
で転倒して肋骨を骨折し、あろうことかその３日後に気管支炎を発症して地獄のような苦しみを味わっ
た。肋骨が折れていて、ちょっとした動きでも「ひぃっ！」と痛みで飛び上がるのに、気管支炎で四六時
中咳が止まらないなんて、漫画のような苦しみだった。そんな痛みと苦しみを引き摺りながら、その後ブ
ラジルのマウウスやブラジリア、リオデジャネイロなどをフツーに旅していたのだから、自分でもビックリ
する。
腸閉塞のような症状が出る持病では何度も何度も苦しんだ。あそこでも、ここでも・・・・と痛かった記憶
は山のように思い出すが、3年半前の中央アジアで起こったこともかなり厳しい経験だった。中央アジ
ア４ヶ国周遊旅行に出かけたのはいいのだが、ウズベキスタンの次に行くトルクメニスタンの国境手前
でそれは起こった。ウズベキスタンのヒワから国境に向かい、トルクメニスタンが目前のところで持病の
痛みがピークに達して、悩みに悩んだ末、国境越えを断念した。当たり前だが、私以外全員行ってしま
った。2度と泊まりたくないと思った宿に1人帰って唸って寝ていた。翌日何とか治して、ドライバーと車
を確保してブハラに移動した、なんてこともあったのだ。他にもいろいろあったなぁ・・・・。しかし、いずれ
も命に別条無かったし、今こうして元気にいられるのだから、感謝しなくちゃならない。そして必ず保険
はかけることね。アハハ。皆さまもくれぐれもお気をつけくださいまし。
あん時はつらかったニャア
【今週のおまけ・スーダンの人々】
スーダンの人ってみんな美男・美女揃いでしょ？
スーダンのパクパク日記は ２月２週、 2月３週 をご覧ください。