パクパク日記12年8月2週
インスブルッグの一時的住人になって時々あちこちでかける日々です
トップオブチロルの眺望
ガンバッテネ!
8月 6日(月) オーストリア・インスブルッグは晴れ午後から雨 1ユーロ=約100円
朝 客室にて プロティン
キミは「伝説」だよ!
インスブルッグ長期滞在(という程でもないが)4日目の朝である。特に予定も無いのに早起きすること
も無いかと目は覚めているが、ベッドでゴロゴロしていた。今日は何しよう・・・。♪るんるるんるるん!
ほぼ仕事を辞めて8年目になるのに、こんなゼータクなこと考えたことは殆んど無い。いつだって手帖
は予定で真っ黒、忙しくうろうろしていて。よーし、今朝は朝食抜こう。プロティンだけ飲もうか。テレビで
昨日のオリンピックをチェックしていたら、Y脇さんから電話があった。「具合悪いの?ご飯に来ないか
ら」って。体重600g減っていた。わぁ〜い。毎日1万歩以上歩いているからね。内村航平床で銀、室伏
ハンマー投げで銅、フェンシング男子団体フルーレで銀。注目の100m男子決勝はボルトの2連勝!
午前中のお茶 インスブルッグ イン川沿いのカフェ カプチーノ 2,9ユーロ
マリア・テレジアが造らせた凱旋門 イン川対岸にはパステルカラーの建物が
10時前散歩開始。インスブルッグでも晴天日光を浴びれば30度近くになるが、日陰なら5度は低く感
じる。日陰を探しながらの散歩である。ここインスブルッグは首都ウィーンから遠く離れた地方都市だが
ハプスブルグ家のマクシミリアン大帝やマリア・テレジアに愛された町だ。だから小さいながら王宮もあ
るし、宮廷教会や王宮庭園、大聖堂もある。マリア・テレジア通りには3番目の王子結婚を祝ってマリ
ア・テレジアが建てさせた凱旋門がある。ただ結婚式の数日後夫フランツ1世が亡くなったので、南側
には「生と幸福」が北側には「死と悲しみ」のモチーフが刻まれている。この凱旋門のすぐ近くに5年前
この町に来た時宿泊したヒルトンホテルがある。町をあちこち歩いてイン川ほとりにあるカフェで休憩。
昨日ノルトケッテにご一緒したN川さんがご夫妻がお茶を飲んでおられた。ご主人はスケッチ中だった。
昼 客室にて 桃2個
町を一周して中央駅地下にあるスーパーで買い物。この町にはたくさんスーパーがあってとても便利。
そして物価の安いこと!2g入りミネラルウォーターは60円位だ。500mlビール2本も一緒に買って、
払ったのは200円ちょっと。一昨日別のスーパーで買い冷やしてあった桃2個が今日のランチである。
夜 Leithen シェフ・マーティン氏宅 クヌーデルの杏茸グヤーシュがけ、持参のふすまパン、アプフェ
ルシュトゥールデル、ビール、赤ワイン 4杯 会費 15ユーロ
マーティンさんの大きな家 長身の奥さまがビールを注いでくれる スキージャンプの選手だった!
クヌーデルの作り方を教授 皆でクヌーデルを丸める 杏茸のソースをたっぷりかけて
午後4時50分中央駅にシェフ兼ハイキングガイドのマーティンさんの家に行く人が集まった。15人と添
乗員のY山さん。参加費15ユーロをY山さんに支払って22番線から電車に乗る。改札口というもの
は無い。電車がぐんぐん高度を上げていくうちに雨が降り出した。約30分でLeithen駅到着。小さな無
人駅である。マーティンさんと息子のイリヤス君3歳が迎えに来てくれた。雨の中を歩いて15分、マー
ティンさんのご自宅に着いた。86歳のお父さん、83歳のお母さん、すっきり美人の奥さん、イリヤス君
の下に1歳の次男の6人家族。夏はハイキングガイド、冬はホテルのシェフをやっているそうだ。オース
トリアの郷土料理クヌーデルの作り方を教わりながら手伝って夕食が完成。ビールも白、赤ワインも飲
み放題で、参加費15ユーロじゃ申し訳ないなあ。帰りは雨が止まないので、マーティンさんがピストン
輸送で駅まで送ってくれた。楽しい夜であった。帰りの電車でK岩からメールが来た。なでしこ勝った!
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8月 7日(火) 晴れ
朝 インスブルッグ・グランドホテルオイローパ「オイローパシュトゥーベール」 朝食ヴュッフェ、持参の
ふすまパン
6時起床。体重昨日より800g減!2食抜いたからね、ふふっ。朝食の席でY脇さんから姉妹をご紹介
頂いた。お姉さま83歳、妹さんは80歳。姉は優雅で妹さんはお茶目な方だ。思うにお姉さんはお医者
様だったのじゃないかしら。梅ちゃん先生ね。7時45分突然トップオブチロルツァーに行くこと決める。
1750mのノイシュティフト・ムッターベルク 2本のゴンドラを乗り継いで 頂上3210mの気温は6度!
トップオブチロル展望台からの素晴らしい眺め イタリアのドロミテまで見えるぞ!
トップオブチロルツァーに行こうと決めて30分後にはホテルを出て中央駅に向かっていた。「決心は突
然に」である。参加者21名で添乗員は大阪のM本さん。彼女とは6年前南極に一緒に行った。8時
30分発のポストバスに17,2ユーロ(往復)を支払って乗り込む。路線バスだから各停留所でどんどん
客が乗って来て満席となり立っている人もたくさんいた。チロル地方の典型的な美しい景色を眺めなが
ら1時間20分。シュトゥバイ谷の奥にあるノイシュティフト・ムッターベルクに到着。1750mの高さでも
気温はかなり低い。寒い・・・。シニア団体チケットを買ってゴンドラに乗り換える。眼下には夏でもスキ
ーが出来る氷河が見える。その氷河が溶けて一気に流れ落ちていく。ゴンドラ終点は気温も低ければ
酸素も薄い。展望台までのたった5分程の階段をゼーゼー言いながら登る。心臓はバクバクだ。展望
台到着。おぅ〜360度の大パノラマだ〜!イタリアの山々も見えるぞ!突然思いついてバスに飛び乗っ
たのに、こんなスンバラシイ景色に会えるとは!来て良かったなぁ。でも紫外線キツソウであるな(笑)。
昼 トップオブチロル「EISGRAT」 トマトスープ(大) 7,3、コーラゼロ 3,3、持参のふすまパン
ゴンドラで1つ下りて2900mの中間駅のカフェテリア。今朝紹介された素敵なご姉妹と一緒にランチを
摂る。体重減を目論む私はトマトスープと持参のふすまパンだけだが、お2人はスープやウィンアシュ
ニッツェルなどシェアしてしっかり召し上がっておられる。ドイツ語も達者なよう。憧れちゃうなこの姉妹。
夜 インスブルッグ「ピアノバー」 モッツァレラチーズとトマト 8,2ユーロ、レシュティとサラダ付きテンダ
ーロインステーキ(小) 24,8ユーロ、生ビール、赤ワインボトル (Y脇さんにご馳走になった)
2時のバスでインスブルッグに戻り、3時半にはホテルに帰った。3210mの山に行ったと言え、バスと
ゴンドラに乗っていただけだから歩数が足りない。すぐ散歩に行った。ところが、ある店に入った途端買
い物モードになってしまい、2店で7枚も買ってしまったのだった。午後6時から男子サッカーメキシコ戦
が始まり、先制したものの追いつかれて1−1でハーフタイムとなる。今夜はY脇さんと夕食の約束をし
ているので「勝ち越すように!」とテレビの日本男子選手に言って出かける。。私の希望で、旅行会社
お奨めレストランの中で一番オシャレな「ピアノバー」へ。Y脇さんはふだん野菜と果物と豆製品中心の
食生活なのに、ステーキが売りの店を希望しちゃったわけよ。「老人こそ肉を食べないとイケナイんで
すよ」なんて私はY脇さんにエラソーに言う。ビールと結構なオーストリア赤ワインボトルとステーキセッ
トという豪華コースだったが、ご馳走して頂いた。美味しかった!ご馳走さまでした!サッカー負けた。
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8月 8日(水) 晴れ
朝 客室にて プロティン
午前のお茶 インスブルッグ 「Segafredo」 カプチーノ 2.7ユーロ
今朝も朝食を抜くことにしてゆっくり起きた。昨夜ステーキを食べたせいか体重変化無し。散歩に出か
ける前に、1階ロビーに置いてある数日遅れの朝日新聞2日分を読む。私は2週間だが、30日間滞在
される人もいるから、日本の新聞を読むことが出来るのは有り難いサービスだ。今朝は先ず昨日衝動
買いした洋服の返品に行く。ホテルに帰って来てみたら気に入らないのだ。「他の商品と交換するか」と
聞かれたので「金返して」と言う。日本ではゼッタイこんな手間かかることしないんだけどね。暇だから。
昼 インスブルッグ 「SAPORI」 本日のスープ(豆と野菜) 4ユーロ、ポルチーニ茸のタリアッテテッ
レ 9ユーロ、持参ふすまパン、生ビール小 2,7ユーロ、エスプレッソ 1,9ユーロ @18ユーロ
洋服返品してお金が戻って来たので、昼はガッツリ食べよう。地元の人に愛されている「SAPORI」。夜
は予約を取るのがタイヘンという。それなら昼の早い時間に行こう。ということでお茶を飲んで時間を潰
し、11時半過ぎ「SAPORI」に行った。2番!悠々座われる。ビールとスープとタリアッテッレとエスプレ
ッソ。旅行会社が15軒の推薦レストランの日本語メニューを作ってくれているからとても便利なのだ。
市役所ビルのエレベーターに乗って展望台へ 2度の冬季オリンピックで使用したジャンプ台
私のお気に入りの宮廷庭園。黄色のベンチがたくさん置かれていて読書するのに最適。大きなチェス板もある
マリア・テレジア通りの真ん中にあるインスブルッグ市庁舎。何と1階はショッピングセンターで中には
大きなスーパーまである。考えがヒラケテおるなぁ。そして屋上まで行くエレベーターに乗ると市内を眺
望出来る展望台があるのだ。冬季オリンピックで利用したジャンプ台も見えるね。眺めも良いし気持ち
がいい。そこから歩いて5分もすれば、王宮横の宮廷庭園に行くことが出来る。私のお気に入りの場所
である。庭園の中を散歩した後は気に入った日陰のベンチで本を読む。市民も思い思いに憩っている。
夜 客室にて クッキー3枚、缶ビール 2本
ホテルに帰る前市内にあるスワロフスキーのショップに寄ってみると、数日前買おうかと思った商品が
見当たらない。ま、いいか。またスーパーで大きな水を買って帰る。男子陸上を見ていたら、今年3月行
ったアンティグア・バーブーダとバルバドスの選手が出場していた。お〜い、キミ達の国に今年お邪魔し
たよ〜!がんばってねー!とテレビに向かって手を振る。今夜夕食は抜こうと思う。でも何も食べない
のはサビシーから日本から持って来たクッキーとスーパーで買って来たビール。2本飲んでしまった。
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8月 9日(木) 晴れ
朝 インスブルッグ・グランドホテルオイローパ「オイローパシュトゥーベール」 朝食ヴュッフェ、持参の
ふすまパン
今朝4時頃マキコからのメールで起きる。お願いしていた歌舞伎のチケットが買えたという連絡だった。
こうして海外にしょっちゅう出かけているから、留守中チケットを買ってもらえるのは有り難い。体重は
600c減。通算2`減ったことになる。やったね!未だ6日なのに。食べ過ぎないことと、運動すること。
そうすれば痩せることはわかっているのだが、それが出来ニャイのよね。昨日女子レスリングで小原と
伊調が見事金メダルを獲得した。伊調馨日本女性初の五輪3連覇だ。偉業!これで金メダルは4つ。
朝食レストランに行くと、M本グループが今日帰国すると挨拶があった。昨日来たグループもいる。
昼 南ドイツ・ミッテンヴァルト「Osteria Vibere」 カルトッフェルズッペ(じゃが芋のスープ) 4,6ユー
ロ、トマトサラダ 6,5ユーロ、持参のふすまパン
南ドイツのミッテンヴァルトは家々の壁のフレスコ画とヴァイオリン生産で知られる。この日5年に一度の祭りであった
日本からは続いて大S子さんからもメール。彼女にも歌舞伎チケットをお願いしていたのだ。ありがとね。
10時中央駅へ。こうして近隣に出かける時、駅前のホテルに泊まっているってチョー便利。南ドイツの
ミッテンヴァルトに行く人は何と35人!添乗員は2人で昨日到着したY田さんもいた。彼女とは去年9
月セイシェルとモーリシャスの旅で一緒だった。電車で1時間、いつの間にか国境を越えてドイツに入り
ミッテンヴァルトに到着した。昔からアルプス越えのルートの1つだったが、いつもは静かな小さな村。と
ころが今日はエラク賑やかで聞いてみると5年に1度3日間行われるお祭りの初日なんですってさ。テ
ーマは「ボルツァーノ」と聞いたが、それぞれ皆さん中世風のイデタチでモノつくりの屋台を出している。
ランチは、ドイツに来たのにナゼかイタリアンレストラン。ここのじゃが芋のスープがバカ旨であった。
家々の壁のフレスコ画キレイだなぁ。昔ゲーテはこの町を「生きた絵本」と呼んだらしいよ。楽しい町だ。
夕方のお茶 中央駅 「マックカフェ」 アイスカプチーノ 2.4ユーロ
夜 インスブルッグ 「廣州楼」(2人でシェア) 海老風味チップス 3,4ユーロ、小籠包 4,9ユーロ、麻
婆豆腐とライス 12ユーロ、肉入り汁緬 12ユーロ、焼きそば、生ビール 2杯、イタリア赤ワイン
ボトル (今日もY脇さんにゴチソウになりました!)
インスブルッグ中央駅には午後3時半帰って来た。M沢さんを誘って駅地下にある「マックカフェ」へ。ヨ
ーロッパでは珍しい冷たいドリンクがあることを見つけておいたのだ。アイスカプチーノがとても美味し
かった。歩数が足りないので夕方散歩に出る。1時間歩いて、よし、これで1万歩超える。夕食はY脇さ
んと広州料理の「廣州楼」へ。Y脇さんも私も酒呑みだから、大きなビールをグビグビ。ワインもボトル
を取ってグビグビ。料理はまぁオーストリアの中国料理だからこんなもんでしょ。具だくさんの麻婆豆腐
と注文していないのに勝手に持って来た焼きそばが意外な旨さ。えぇ!今日もご馳走して下さるのぉ?
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8月 10日(金) 曇り一時雨
朝 客室にて プロティン
ジャマイカ3選手
昨夜ホテルに帰ってからなでしこの試合を途中から観た。0−1→0−2→1−2となり、何とか追いつ
けと願ったが、そのまま試合終了。アメリカが金、なでしこは銀だった。でもよくやったよ。吉田沙保里も
伊調に続いて五輪3連覇の偉業を達成した。200m男子hジャマイカがワンツースリーフィニッシュ。体
重が500g増えてしまったし天気もあまり良くないので朝食は食べないことにしよう。プロティンだけね、
白熊君はキミだったのね
昼 インスブルッグ 「STIFTSKELLER」 6本のソーセージとザワークラフト 7,1ユーロ、生ビ
ール(中) 2,99ユーロ
良い音楽にはチップを弾もう
市庁舎前広場に行ってみると、白熊がうろうろしていたのでビックリ!写真を撮りながら、本物のハズな
いよな、と訝っていたら中からハンサムな若者が出て来た。なーんだぁ。当り前だけどね(笑)。市庁舎
ビルの中にセンスの良いキッチン用品を売る店を見つけた。ここ良いねぇ。つい夢中で買物してしまう。
雨が降って来た。スワロフスキーの地下でいつものようにトイレを借りて雨宿り。ショップに行ったらM
沢さんに会った。彼女はほぼ毎日エスカーションに参加しているが、今日は珍しくお休みして買い物日
なのだそうだ。雨はなかなか止まない。晴れればイッチョマエに暑いインスブルッグ雨ではエラク寒い。
先週ノルトケッテの帰りに寄った「STIFTSKELLER」であの時と同じ6本のソーセージとザワークラフ
トと生ビール(中)を注文したが、雨のせいか盛り上がらないな。ソーセージをつまみながらビールを飲
んでいたら、何とも心地よい音が聞こえて来た。ランチを終えすぐ傍のトンネルに行ってみるとヴァイオ
リン2丁、オーボエ1丁の若者3人がクラッシック音楽を奏でていた。スンバラシイ!20ユーロチップ!
午後のお茶 中央駅「ネスカフェ」 カプチーノ 2,2ユーロ
夜−1 インスブルッグ・グランドホテルオイローパ宴会場 ディナーコース(人参と生姜のクリームス
ープ、サーモンステーキ ポテト添え、チョコレートパフェ)、持参のふすまパン、アルコール4点セ
ット(ビール大5ユーロ、白ワイン5ユーロ、赤ワイン5ユーロ×2杯)
ここは由緒あるホテルなのです
ホテルに帰る前に中央駅地下のカフェ「ネスカフェ」に寄った。ここのカプチーノが素晴らしく旨かった。
ホテルに帰って今回の旅2度目の洗濯。これだけ旅をしていても、旅の途中で洗濯なぞすることは殆ど
無い。手洗って手が荒れるし(ぷっ!ね)。今夜は金曜日なので、夕食はホテルで皆で摂る。2階の宴
会場だ。このホテルはインスブルッグでは最高級の5ッ星ホテルで、これまでエリザベス女王2世や各
国元首、著名人が宿泊したのだそうだ。そういえば、今年2月に2度泊まったスーダンの首都ハルツー
ムの「グランド・ホリディ・ヴィラ」はかつてヴィクトリア女王やチャーチルが泊まったホテルと聞いてビッ
クリした。「ここに?」。当地に住む日本人ピアノとフルートの演奏ライブを聴きながらの夕食であった。
夜―2 インスブルッグ・グランドホテルオイローパ「BAR」 ジントニック 2杯
今日は雨が降ったこともあってずっと続けていた「1日1万歩以上」の記録が8千歩で終って悔しいぞ。
金土の食事はグループごと。夕食を終えて1階ロビーでうろうろしてるとO谷グループのY脇さんが食
事を終えて見えた。「飲みましょうか、私の奢りで」ってことでホテルのバーで取り止め無い話で飲んだ。
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8月 11日(土) 晴れ
朝 客室にて プロティン
昼 インスブルッグ 「SAPORI」 4つのチーズのピッツァ 9,2ユーロ、生ビール 2,7ユーロ、カプチ
ーノ 2,6ユーロ @15ユーロ
今日も目覚まし止めゆっくり起きた。「今日何する?」っていうサイコーの悩みの贅沢も味わいながら。
これを何度か味わっただけでも、この旅に参加した甲斐あったね。朝食はまたもや抜いて10時半イン
スブルッグ市内散歩出発。ホント日陰は寒いくらい。ぶらぶら歩いて、唯一のデパートの1階で買い物。
私のユニフォームか、ってほど好きなストライプ模様のTシャツを3枚買った。1枚千円しないのよ。朝抜
いているから空腹である。今日も空いているうちに「SAPORI」に行こう。11時半にいくと1番!やった
ね、ってことも無いか。前回はスープとパスタを食べたが、本来この店はピッツァが売り。4つのチーズ
のピッツァを注文した。やがて運ばれ来た大きなピッツア。どこも切れていない。これを8等分するだけ
で汗ビッショリになった。それほど薄い生地ではない。チーズの量半端じゃないのよ。でも旨かったよ。
ヨーロッパで最も長い歴史と伝統を誇るヴィルテン少年合唱団はウィーン少年合唱団の基となった
午後はイン川の下流方面を散歩した。その後いつものように宮廷公園のベンチで読書。タマランなぁ。
夕方6時にホテルを出て宮廷教会に向かう。今夜インスブルッグ郊外に本拠を置くヴィルテン少年合唱
団のコンサートがあるのだ。日本では知名度低い合唱団だが、元はと言えば13世紀に設立された少
年合唱団でハプスブルグ家の保護を受けた。その後ウィーンに移ったハプスブルグ家はウィーンでの
新たな宮廷礼拝堂少年聖歌隊(現ウィーン少年合唱団)創設のためにヴィルテン少年合唱団のメンバ
ーを連れて来た。つまりヴィルテン少年合唱団はウィーン少年合唱団の兄貴分なのだ。1時間のコンサ
ートは全18曲。最初に歌ったソロの少年の歌声は声の美しさはもとよりあまりの上手さに舌を巻いた。
遅い夜 インスブルッグ・グランドホテルオイローパ「オイローパシュトゥーベール」 ディナーコース(ト
マトとモッツァレラチーズのサラダブーケ、ポークフィレのスライスきのこソース カリフラワーとポレ
ンタ添え、ライチシャーベットメロン添え)、持参のふすまパン、アルコール3点セット(生ビール大、
白ワイン、赤ワイン)15ユーロ
ヴィルテン少年合唱団コンサート組はホテルに帰り午後8時半からの夕食だ。ここはホテルだから、当
然宿泊者以外の客もレストランを利用する。そしてここは最高級のレストランという評価を得ているのだ。
まぁまぁの味だ、なんて失礼なんだよね。ポークフィレは柔らかく美味しかった。しかし、まぁまぁなのよ。
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8月 12日(日) 晴れ ロンドン五輪閉幕 日本メダル38!
朝 インスブルッグ・グランドホテルオイローパ「オイローパシュトゥーベール」 朝食ヴュッフェ
このトロフィーを求めて 飼い主も犬も必死で走る
いいこと?あなたはこの世で一番美しいの!
羊じゃなくて犬です・・・ 疲れた感じがするのよね 飼い主も犬もそろって疲れて眠る
昨日からインスブルッグ市内でドッグショーが開かれている。昨日行ったM沢さんはとても面白かったと
言う。本音を言えば「キャットショー」の方が良いが、そうゆうイベントはあまり聞かない。10時アンナ・
マリア像の前に集まったのは5人。添乗員はS濃さん。彼とは6年前南アフリカで一緒だった。1.9ユー
ロ払ってトラムで5つ目。メッセで下りてドッグショーへ。たくさんのサークルがあり、犬種ごとにコンテス
トが行われている。飼い主のキンチョーぶりと熱意が凄い。犬もそれに巻き込まれたように興奮したり、
疲れたり。それにしても世の中にはこんなにたくさんの犬種がいるのね。外野には楽しい空間である。
昼 インスブルッグ 「ヴィラ・マシアンコ」 トマトクリームスープ 4,5ユーロ、スパゲティアーリオオーリ
オ(ペペロンチーニ)小サイズ 6,4ユーロ、生ビール 2,8ユーロ @14ユーロ
ドッグショーから戻って宮廷庭園へ。1時間程読書をしてから日曜日も営業している店を探して「ヴィラ・
マシアンコ」に行く。店の奥にズンズン行くと中庭のテラス席があった。トマトクリームスープは洗面器大
の皿に盛られて来た。小さいポーションにすれば良かった。パスタは小にしたが、それでもたっぷりよ。
夜 インスブルッグ ネパール料理「ヒマル」 モモ(ネパール風蒸し餃子)ノンベジタリアン 10,3ユーロ
(2人で)、ククラタルカリ(チキンのマサラソースカレー)10,3、ライスとナン、持参のふすまパン、ア
ルコール4点セット(生ビール大 3,2×2杯、白ワイン3,5、赤ワイン3,8) @30ユーロ
午後2時前ホテルに戻る。カードキーで部屋に入ろうにもキーが作動しない。実は今朝からホテルの電
気系統がおかしくて私の部屋の電気が全くつかなかったので点けて貰うと今度は消えないという調子
で大混乱だったのだ。復旧までに1〜2時間と聞いていたが、午後2時でも全く直っていない。結論から
言えば、あっちこっち復旧させたが、私の部屋含めて3部屋は当分直すこと出来ませんってことらしい
のだ。明かりは配電盤剥き出しにして貰ったので何とか点滅出来るが、空調機器やヘアドライアー、ベ
ッド枕元の集中スィッチなどは機能を失ったままだ。ケシカラン。夕食はY脇さんと一緒に1週間前行っ
たネパール料理「ヒマル」に行く。N村さん、S田さん夫妻が既にいらした。前と同じメニューを注文した。
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【今週の振り返り】
チロル地方と言うと、一般的な日本人は何となく「アルプスの少女ハイジ」をイメージして、♪ るんるる
んるるほっほっほほほっほほ るっほほ・・・・・。とヨーデルまがいの裏声で歌おうとするかもしれない。
興に乗り過ぎて「お爺さーん、ハイジはね〜」なんて声優の杉山佳寿子さんの声を真似てアルムおんじ
に話し掛けているかもしれない。やっぱりチロルはスイスじゃろうて・・・。
ちゃいます!チロルはオーストリアとイタリアに跨るアルプス山脈の東部地域です!元はと言えば、神
聖ローマ帝国時代のチロル伯爵が支配していた地域を言い、1363年伯位をハプスブルグ家ルドルフ4
世が継承してからはずっとドイツ語圏のオーストリア領内にあった。しかしチロル地方の南部にある南
チロルはイタリア語圏との交錯地域でイタリア語を話す住民もいた。イタリア王国が成立してから、イタ
リアはオーストリア領内のイタリア語を母語とする人々が居住する地域の統合に力を入れ始める。
1866年にはヴェネツィアを中心とするヴェネト州をオーストリアから戦争勝利の代賞として奪った。そ
の後も「未回収のイタリア」と呼んで機会を窺い、ついに南チロル(現ボルツァーノ自治県)とトレンティ
ーノ(現トレント自治県)は1918年からイタリアに併合されてしまった。因みにトレンティーノとは、「外国
のチロル」っていう意味なのだそうよ。北イタリアの超人気観光地ドロミテは世界遺産のアルプスだが、
ここもチロル地方にあるのだよ。
オーストリアのチロル地方はオーストリア西部のチロル州とフォアアールベルク州の一部、そして東チ
ロルである。東チロルは飛び地のような場所にあるが、上述した南チロルがイタリアに併合されたため
に飛び地っぽくなってしまったのよね。私が滞在しているインスブルッグはチロル州の州都であり、人口
は13万人を数える。
じゃぁ、♪ チロリア〜ン あれは何?あぁ、博多にあるお菓子屋「千鳥屋」さんのお菓子ですね。チロ
ル渓谷に古くから伝わるロールクッキーに千鳥屋独自のアレンジを加えた菓子らしく、発売してから既
に40年以上経つらしい。チロリアンハットや手芸をする人にお馴染みのチロリアンテープはレッキとし
たチロル地方のものです。そしてチロル人のことは「チロラー」と呼ぶんですってさ。私もここ暫くは「チロ
ラー」です。
ツマラン振り返りだワン! 粗製ランゾーです
* 旅の始まりは 8月 1週 をご覧下さい。