パクパク日記12年9月3週 

       38年ぶりラスベガス・初めてのグランドキャニオン・久々サンフランシスコ

      グランドキャニオン   ラスベガス

9月 17日(月・敬老の日祝日) 晴れ 夜一時雨    台風16号四国・九州に被害

朝 家食 プロティン

ハッピーマンデー制度が導入されてから、休日が増えたことは良いとして、祝日が変動するから「その

意味」みたいなのがエラク薄れた気がする。本来、年寄りの日、じゃなかった敬老の日は9月15日だ

ろ?でもハッピーマンデー制度上は今日17日になってしまうのだよね。それにしても、お腹が空いた。

昼 四谷4丁目 「モスバーガー」 ロース勝つバーガーセット(サラダ、アイスコーヒー)、オニオンリン

グ 計920

  

本日午後1時からアメフットチームの試合がある。マリンスタジアムで。千葉のグランドで練習している

チームにとっては「ホームゲーム」ということだ。応援に行かれないなら、せめて勝つものを食べねば。

ふすまパンはミニ食パン、ロールパン、クロワッサンなど数種類あるが、バウンズパンを切ってオーブン

トースターで焼いたものを「モスバーガー」に持参。それにロース勝つを挟み直してガブリ。「勝てよ!」

遅い夜 舟町 「山灯」 ミニコース(前菜:菊の酢の物・無花果の白和え・山形の甘い茄子漬け・戻りカ

ツオ酒盗がけ・牡蠣の南蛮揚げ・山芋めんたいこ和え)、カマスの舞茸巻き、お造り盛り合わせ(ほ

うぼう・鬼かさご・金目鯛、山形牛のローストビーフ)、生ビール 2杯、麦焼酎ボトル @8040

  

  

アメフットチームは41対0で勝った。2試合連続の完封勝ちである。しかし、反則も多かったようで更に

精進が必要ですな。しこしことパクパク日記9月1週を作る。中国遼東半島に行った1週間分だ。しかし

中国各地のデモが激化してトヨタやジャスコが焼き打ちにあっている画面を見ながらだから、どうも気

分がよろしくない。溜息つきつき、ようやく完成。アップしたら、もう9時半だった。祝日の夜、これから食

事が出来る店は・・・「山灯」に行く。これまでも何度か電話したが、やっと来ることが出来た程最近は大

盛況なのである。「BRUTUS」にも紹介されたしね。いつもは午前3時までだが今夜は11時閉店とか。

店長が明日早い飛行機で広島に仕事で行かれるそうだ。もう遅いのでミニコースを注文。酒のツマミに

丁度良い。日本酒好きの客と店長の会話が弾んでいる。うわっ!この牡蠣南蛮揚げメッチャ旨!50個

食べたい!と言ってお替りゲット。山形牛ローストビーフもゼータクな旨さだ。スタッフ一新されていた。

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9月 18日(火) 晴れ 夜半より激しい雨

朝 家食 アーモンド、飲むヨーグルト

昼 恵比寿 「マトリョーシュカ」 マトリランチ(ボルシチ、ハーフキッシュとサラダ、細切りチキンときの

この壺焼き、ロイヤルミルクティ) @1080

月に一度の恵比寿ランチ。と言いながら、行くのは駅ビルである「アトレ恵比寿」の中の店ばかり。しか

も4,5軒の店で同じようなメニューを選んでいる。今日も常連店の1つ「マトリョーシュカ」に行ったが、

注文したのは初めてのマトリランチ。ボルシチは何度も食べているが、キッシュと壷焼きは初めて食べ

た。キッシュはなかなか旨い。壷焼きの蓋は毎月替わるらしく、今月はトマトを練り込んだものですって

さ。中身も数種類あってチョイスする。細切りチキンときのこを選んだが、ゴトゴトしたシチュウだった。

夜−1 荒木町 「四谷うえ村」 1万5千円コース(冷製梅茶碗蒸し、いくらと大根おろし、松輪の鯖鮨、

アワビの柔らか煮とミンク鯨ベーコン、お造り:カナダ産中トロ・韓国の鱧・北海道ぼたん海老、鱧

と松茸の吸い物、若狭グジのパリパリ焼き、青森無添加雲丹と海苔、黒毛和牛の松茸巻き、秋茄

子とニシンの冷やし鉢、土佐酢ゼリーかけ蟹と蟹味噌、鱧と松茸炊き込みご飯、味噌汁、京漬け

物、宮古島キーツマンゴーとアイスクリーム最中)、ビール、麦焼酎ダブル 4杯 @2万3500

  

  

  

  

 

午後エステに行く。以前は「極楽系」と形容していたが暫く前から「イテテ系」になった。膝から下の血流

もリンパ液も流れが悪いからよく浮腫む。その浮腫んだ足を長い時間かけて流れを良くするのだから担

当のS戸さんのご苦労はタイヘンなもの。ごめんね。私もイテテなのだよ。2時間後靴を履くとブカブカ

になる。夜はSイチローと久々飲み会。以前食べることに興味を示さなかった彼であるが、ここ数回「四

谷うえ村」がいい!と指定するようになった。人間変われば変わるものである。1万5千円のコースをお

願いしたら鱧と松茸、アワビ、蟹など贅沢な食材が次々と。松輪の鯖鮨がうんま!Sイチローはミンク

鯨のベーコンを絶賛。若狭ぐじの皮がパリパリと旨いねぇ。秋茄子と鰊の冷やし鉢が京料理っぽい。土

佐酢ぜりーがけの蟹と蟹味噌は豪華絢爛な料理だ。いつもの歌舞伎談義を終えた頃、7月お父さまを

亡くされたという話になった。家族葬にされた由。遺品整理された弟さんが古い手帳に書かれたSイチ

ロー小学生時代大晦日に書かれた父親の言葉を見つけた。「イチロー成績良し性格問題あり憂ふ」と。

夜―2 舟町 「TWENTY GRAND 「山崎」 ロック 3杯 @4500

  

最近Sイチローと2軒目に流れるのはここ。以前は彼が好きな犬のコースケ狙いで「HAREI」に何度か

行っていたが、コースケ休演するようになったし。と思ったら店の入口に「当面休みます」の張り紙が!

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9月 19日(水) 未明からゲリラ豪雨  のち晴れ 少しだけ涼しい

朝 家食 白桃、アーモンド

昼 新宿ルミネ 「つばめグリル」 サービスランチ(舞茸のフリットと豚肉の和風ハンブルグステーキ)、

トマトのファルシーサラダ @1080円、持参のふすまパン

染五郎は昨日退院したらしい。今後は通院しながらリハビリをするというが、役者として完全復帰できる

のかとても心配している。代々木の整体後は新宿西口まで歩いて(すぐです)、ルミネの「つばめグリ

ル」へ。私が入って行く時、携帯電話を掛けながら食事している女性がいた。食事中電話かかって来る

と焦るのよね、なんて同情したら、どうも様子が違う。掛かって来た電話じゃないな、あれは。その証拠

に私が席に座ってメニューを検討し、注文し、待ち、やって来た料理の写真を撮り、食べ、食後に薬を

飲んで帰ろうとしている今もずっと電話し続けているのだ。食べながら。ちょっとおかしくね?帰りに小

田急デパートのある店に寄ってみた。来い!と電話があったから。秋モノを何枚も買わされてしまった。

夜 四谷3丁目 「鮨処 のがみ」 付き出し:干しホタルイカ、戻りカツオ 1260円、しま海老 840円、

     なまり節ポン酢 840円、カンパチ 1260円、焼き立て卵焼き、握り:新イカ身とゲソ、穴きゅう巻、

     (オミヤの卵焼き)、生ビール 2杯、麦焼酎ボトル @1万1450

  

  

  

そうだ!明日夕方スーツケースを預けねばならないんだった。帰宅後、慌わてて明後日からのアメリカ

旅行準備。3都市回る予定だがその気温差が結構あるので、夏モノに秋モノも混ぜてと。国立公園に

は虫がいる可能性もあるから虫対策もと。そうそう長距離ドライブもあるのでクッションなども入れよう。

何とかカタチが出来たので、美味しいものを食べに行こう。「のがみ」のサイトで今日のお品書きをチェ

ックすると、おぉ!未だ新イカがあるじゃないか。ということで「こんばんは!」。今日の一番はカンパチ

だった。昨今カンパチをご馳走と思わなくなっていたが、旨いカンパチもあるのだね。新イカは湯がいた

ゲソと身。この店には月1ペースだから、今年は新イカこれで最後かもね。ゆったり楽しませて貰った。

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9月 20日(木) 晴れ

朝 家食 「鮨処 のがみ」の卵焼き、「セブンイレブン」のごろごろ野菜の豚汁

  

昨夜「のがみ」から卵焼きを貰って来た。焼き立てを「あつっあつっ!」と食べるのはもちろん美味しい

が、冷めても旨い。ガリと山葵をキレイに笹で包んである。丁寧な仕事をされるご主人の気配りである。

昼  四谷3丁目 「日高屋」 麺少な目野菜たっぷりタンメン 480円、おつまみ唐揚げ 260

  

洗濯しながらパンを焼く。旅行中食べるふすまパン。3回焼いてパンの水分飛ばし、冷まして1日3食分

づつ真空パックすればスーツケースに入れられる。これでスーツケース完成!手紙や書類を投函する

ついでに「日高屋」でランチ。この店の唐揚げは妙に旨い。隣の席では未だ2時なのに宴会が始まる。

夜 荒木町 「和食 こんどう」 付き出し:松茸ととんぶりのポン酢和え、皮はぎの刺身 肝添え、蟹と

アボガドのサラダ 1000円、イカの塩辛(サービス)、飛騨牛の八丁味噌煮込み 1200円、稲庭う

どん(温) 800円、生ビール 650円×2杯、麦焼酎ロック 5杯 @1万700

  

  

  

6時ギリギリにF山通運はスーツケースを取りに来た。さてと、あとはパクパク日記だな。9月2週を明

日朝アップ出来るところまで作る。シコシコシコ・・・ようやく週遅れが解消されたぞ!やったね。でも、明

日からまた旅行でしょ?あぁ、そうだったなぁ。1ヶ月前に初めて行った「和食こんどう」に行く。開店して

未だ間もない店だが、近くの先輩「四谷うえ村」の植村さんにいろいろ励まされているらしい。そう言え

ば一昨日「四谷うえ村」に行った時、「近藤君はバリバリに元気です」と言っていたっけ。今日のイチオ

シは飛騨牛の八丁味噌煮込み。トロトロに煮込まれた飛騨牛と濃厚な八丁味噌のえも言われぬ絶妙

なハーモニー。医者に叱られてもこの1品でご飯5杯食べられる!店は1ヶ月でしっかり進化していた。

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9月 21日(金) 東京は曇りのち雨  アメリカ・ラスベガスは晴れ  1ドル=約80

第1食 家食 白桃

今日からアメリカ旅行である。西海岸。昨日あたりNYからオジョーが帰って来たハズだが、シアトル・

マリナーズからニューヨーク・ヤンキースに移籍したイチローの応援に行ったのだ。8番ライトであまり

活躍しているとはいえないイチローであったが、流石オジョーが応援に行くと凄い!ダブルヘッターで7

安打、4盗塁!これまでも常負マリナーズは彼女が応援に行った時だけ不思議と勝っていたものね。

丸く掃いて、ゴミ捨てに行って、手荷物の準備して、そうそう9月2週のパクパクアップしてと。さぁ出発。

第2食 成田空港ANAスィートラウンジ きつねうどん、お稲荷さん、ソース焼きそば、烏龍茶 

今日はかなり涼しい。ようやく遅い秋が来たのか。リムジンに乗る前京王デパートでウロウロしていたら

声を掛けられた。昨年ハンガリーでご一緒した方。新宿西口から満員(!)のリムジンに乗り込んでしば

らく走ると大雨となった。トイレ横の最後尾席で雨に濡れた東京を後にして成田空港へ。チェックイン&

出国すると、急いでANAスィートラウンジへ。もう3時なのに朝からロクなものを食べていない。空腹で

目が回りそうだ。だからと言って、きつねうどんにお稲荷さんその上ソース焼きそばは食べ過ぎっしょ!

第3食 ANA 成田=サンフランシスコ ビジネスクラス機内食(洋食)、持参のふすまパン

     

午後5時35分発のANAサンフランスシスコ行きは離陸許可待ちで30分遅れて離陸。77Wのビジネ

ス席は私の好きなスタッカード式の座席で♪るんるん。映画「シービスケット」を観る。2003年公開の実

在した競走馬シービスケットを描いた物。忘れていたが、私は30年間競馬をやっていたのだった。10

年以上前足を洗ってからはテレビでさえレースを見なくなったが、やっぱり馬見るとね、燃えるね。小さ

な名馬を演じた馬が素晴らしい演技!あらら?この映画のDVD昔買ったよ。観ていなかったのだなぁ。

第4食 ANA 成田=サンフランシスコ ビジネスクラス機内食

    旅館「石葉」の石葉膳

サンフランシスコまでは約9時間のフライト。9時間で2度ご飯食べて映画観て寝なくちゃなんないから

とても忙しい。2時間ほどウトっとしたらトイレに行って、2度目の食事を注文しよう。日本発の2度目の

食事には湯河原にある旅館「石葉」の石葉膳も選べる。「石葉」はミシュランから星をもらったそうだが、

かつて私も宿泊したことがある。で、その「石葉」であるがたいして美味しくも無い。15分遅れで到着。

        ラスベガスには40の巨大ホテルがある                 4千室ある宿泊したホテルモンテカルロと併設カジノ

サンフランシスコとは時差16時間。28日の午後6時頃飛び立ち、11時間かけて飛んで来たのにサン

フランシスコは未だ28日の午前11時なのである。ラスベガスまでの乗り継ぎ時間があまり無い。機外

に出るとスタッフが「ラスベガス乗り継ぎの方お急ぎ下さい」と言っている。幸いイミグレが空いていて一

堂ホッ。その代わりセキリティチェックが混んでいた。アメリカのセキリティチェックは上着と靴を(ベルト

もね)脱いで、小屋状スペースで万歳姿勢を取るとカメラが周囲を回って360度撮影され、簡単なボデ

ィチェックまであって終了。はぁ・・・。いつも疲れる。間に合ったなぁ、とゲートに着くと、乗るべき飛行機

がいないではないか。1時間遅れのUAラスベガス行き。午後3時ラスベガス空港に到着。暑いぞ!!

第5食 アメリカ・ラスベガス・タウンスクェア「ブリオ」 ミネストローネスープ、サラダ、海老のエンゼル

ヘア、グリルサーモンとチキンロースト、マッシュポテト、持参のふすまパン、クリームブリュレ、カモ

ミールティ、ビール、赤ワイン 16j

   

9月も下旬というのにラスベガスは38度だった。この町に来るのは実に38年ぶり。目に入る光景はど

れも記憶とは大違い。砂漠のちっぽけな町だったハズなのに、7`の大通りに40軒もの大きなホテル

が建ち並ぶ大都市に変身していた。今夜から2泊するモンテカルロリゾートアンドカジノは客室数4000

室の巨大なホテルだが、この町にはここより大きなホテルはいくらもある。1階ロビーは他ホテルと同じ

ようにカジノが併設されていて24時間ブラックジャック台やルーレットやスロットマシンが客から集金活

動(笑)にいそしんでいる。巨大ホテルとはメンドウなもので、時間がかかるからと荷物は自分で運ぶ。

6時半バスでタウンスクェアに行き、人気のあるイタリアレストラン「ブリオ」で夕食。今回の参加者は6

名。宮崎県から参加されたH瀬兄妹3人組と4月結婚され新婚旅行というI村夫妻。料理数は多かった

が、それほど美味しいとは思えないがなぁ。でも店の中はほぼ満席。そうか、ここはアメリカだものね。

ストラスフィアタワーに上って                                ラスベガスの夜景と絶叫マシーン

                            ダウンタウンのフリーモントストリートは不夜城               日没後毎正時から始まるLEDスクリーンのショー

夕食後、ストラスフィアタワーにラスベガスの夜景を見に行く。エレベーターで108階に上がると、大き

な街になったラスベガスの美しい夜景が。しかし、いろんな人がいるもので、ここからバンジージャンプ

をやるような向こう見ずな人もいるんである。ビルから飛び降りるってことです。大枚払ってね。それ以

外にもビルの外に飛び出したり、ぐるぐる回ったりの絶叫マシーンが各種取り揃えてあって嬌声が絶え

ない。次にダウンタウンの フリーモントストリートエクスペリエンスに向かう。4ブロックのアーケードを

被せて造ったLEDスクリーンに様々な映像が映し出され大音響の音楽も。10時になると大迫力映像。                  

 _______________

9月 22日(土) ラスベガスは晴れて38度! グランドキャニオンは28度

朝 ホテル客室にて テキトーなもの

  

         セスナでグランドキャニオンに向かう        これがフーバーダムだよ!       コロラド川が長年浸食した大渓谷

  

                 ネバダ州とアリゾナ州にまたがる      ブライトエンジェルからの眺め      高級リゾートホテルのエルトバーホテル

昨日は24時間+16時間=40時間の長い長い1日だった。倒れこむようにして11時半にベッドに入っ

たのだが、僅か1時間半眠っただけで目が覚める。午前1時からウトウトしては30分おきに時計を見た

りして熟睡とは程遠い状況だ。その上隣の客が午前4時にドアを5分も叩き続けて寝ている気も失せる

ナゼかこの旅はラスベガスのホテルで朝食が付いていない。各自勝手に食べよと。サービス悪いぞ!

7時55分ピックアップの車に揺られること30分、ボルダーシティー空港に到着した。ここでチェックイン

するのだが、カウンター前の床に足跡が描かれているので何だろうと足跡にを踏んだら体重測定だっ

て!ヤバッ。20数人乗りセスナの2−Aを指定された。4ヶ国語の解説がヘッドホンを通じて聞ける。セ

スナが離陸して暫く飛ぶと砂漠地帯の先に巨大な湖が見えて来た。ミード湖というアメリカ最大の人工

ダム湖である。そして、その湖を堰き止めているのがフーバーダムだ。昔(大昔)学校でルーズベルト大

統領によるニィーディール政策の一環として建設されたと教わったような記憶があるのだが、実際の着

工はルーズベルト大統領就任前の1931年!5年かかった工事中暑さのため122人も亡くなったのだ

そうだ。やがて大地がコロラド川によって長い年月抉られた地形が出現。ほぉ、これがグランドキャニオ

ンかぁ。1時間強のフライトでグランドキャニオン国立公園空港着。混載の大型バスに乗り換える。説明

しながら運転するアメリカ人に加え、ちょっとヘンな日本語で説明するガイドもいる。ブライトエンジェル

で各自ランチボックスを貰って下車&フリータイム。数百万年かけてコロラド川が大地を侵食し削って

出来た大渓谷である。リムと言われる崖の淵に立って景色が眺めるわけだが、平均の深さが1200mと

いうクラクラするような高さだし、崖の向こうにまた崖、崖・・・とどこまで行ってもキリが無い状況に却っ

て現実味は薄い。年間400万人が訪れるという観光客だが、こんな場所にもエルトバーホテルという4

ッ星ホテルがあってかつてグランドキャニオンを訪れた著名人の多くはここに宿泊したそうよ。いいな。

昼 グランドキャニオンにて ランチボックス

  

   1979年世界遺産に登録された            一番人気のマザーポイントから眺める絶景

午後は一番人気というマザーポイントからの眺めを楽しんだ。午後1時20分時間厳守で集合のこと!

とシツコク言われた。1時間のフリータイム後、続々とバスに戻って来たのだが、アレレ、5,6人乗って

いた韓国人男性の1人が帰って来ない。「遅れた場合、5分待って来なかったら置き去りにする」と明言

した通り、1時25分空港に向かった。友人らしき韓国人一人が遅刻者を探すため残ったが。来た時と

同じセスナに乗り、ピックアップバスに乗り換え、午後4時過ぎホテルに帰った。帰路はほぼ寝ていた。  

夜―1 ホテル客室にて 「スタバ」の卵サンド+ふすまパン

  

   ベラッジオホテルの噴水ショー                    シルク・ドゥ・ソレイユのショー「O」オーは人気ナンバー1!

ホテルに帰って椅子に座った途端、即居眠りをしてしまった。よほど疲れていたのだと思う。30分ウト

ウトしたら元気を取り戻した。着替えてホテルの裏から出ているトラムに乗る。15分おきに出ていて無

料である。どこに行くかと言えば、駅は2つあって、1つ目が隣のホテルクリスタル(シティセンター)、終

点が隣の隣のホテル、ベラッジオ。ベラッジオは12年前出来た超高級ホテルで入口前の巨大な池で

は噴水が踊るバレエが名物である。トラム乗り場から入口に向かうとちょうどこの噴水ショーをやってい

た。面白いね、これ。ホテルの中に戻って、次はシルク・ドゥ・ソレイユのショー「O」オーを観る。ラスベ

ガスにはシルク・ドゥ・ソレイユのショーは7つ常設されているようだが、その中で一番人気はこれで水

がテーマ。因みに他ホテルで上演している「KA」は火がテーマだ。どうせ観るなら良い席でと180j払

ったので、ほぼ真ん中の4列目の席だった。7時半からのショーを観る。舞台の半分はプール。しかし、

そのプールの床が上下して水ごと消えてしまったりする。かと思うとまた深いプールとなって天井近くか

ら次々に飛び込んだりするんである。1時間飽きなかったし、楽しめて良かった。トラムに乗って帰る。

夜―2 ラスベガス・モンテカルロ 「Cafe」 パスタポマドーロ 13.99j、ドラフトビール 4j×2杯、

赤ワイン 7j 計36j(チップ込み)

  

ショーは10時半からもあるのだよ。ホテルに着いたのは9時50分。遅いけど「Cafe」でサクッと夕食を

食べよう。パスタポマドーロを注文したら、山のように盛り付けたショートパスタが!ビールが旨いなぁ。

                    ________________

9月 23日(日) ラスベガスは晴れ サンフランシスコ晴れ 時々濃霧

朝 マッカラン国際空港にて ホットドッグのソーセージ、水

かつてはあれほど好きだったブラックジャックだが、今回は全くやる気がおきなかった。バゲジダウンを

頼むと出発前1時間前に出さねばイカン!と言うので、またしてもスーツケースを自分で引っ張ってロビ

ーに行く。このホテル廊下が絨毯で引っ張りずらい。特に楽しいことも無かったホテルを8時半出発し、

マッカラン国際空港に向かう。ゲートに1時間前に到着した。今朝も朝食は付いていなかった。空腹だ

ったのでハーフホットドッグを買ってソーセージだけ食べる。UAのサンフランシスコ行きに搭乗する時、

呼び止められた。「ファーストクラスが1席空いているんだけど、アップグレードしましょうか?」って!

昼 サンフランスシスコ・チャイナタウン 「康年海鮮酒家」 春巻き、イカ揚げ、瓜と海老のスープ、麻

婆豆腐、焼きそば、牛肉と野菜炒め、チャーハン、酢豚、中国茶

  

  

1−Fの座席に突如アップグレードされてラッキーした。ダイヤモンド会員だと特することもあるのだな。

お陰でゲットしたバナナを齧りながら、空から景色をジロジロと眺めた。砂漠や高い山脈をいくつも越え

て行く。約2時間のフライト。午後1時に到着したサンフランシスコの気温は何と14度!ラスベガスとは

気温差20度である。千km以上距離があるとは言えあまりに極端。涼しい。新婚のI村夫は半袖短パ

ン草履姿だったが、ガイドのK藤さんに注意されて着替えていた。遅いランチはチャイナタウンの中華

料理。反日運動激しき昨今チャイナタウンで日本人はどう迎えられるのかというのは杞憂で、皆さんの

んびりと秋祭りをやっていた。チャーハンは良い味だった。ランチを終えるともう午後3時になっていた。

  

             チャイナタウンを通過するケーブルカー    霧に隠れるゴールデンゲートブリッジ        ツィンピークスからの眺め

サンフランシスコに来るのは3度目だが、前回は33年前ね。ゴールデンゲートブリッジは今年完成して

から75周年を迎えたそうだ。しかし行ってみれば濃霧で殆んど見えない。しかも強風で物凄い寒さだ。

ウィンドブレーカーを羽織り、手袋しても震えるほど。ならば、とツィンピークスの丘の上に上ってみた。

素晴らしい景色だ!と叫んだ途端左側からモーレツな勢いで霧が流れて来て景色を消して行くのだ。

夜 サンフランシスコ・フィッシャマンズワーフ「ネプチューン」 クラムチャウダー、グリーンサラダ、スチ

ームダンジョネスクラブ、ケーキ、カモミールティ、サンフランシスコビール 10j、白ワイン 9j、

赤ワイン 11j

  

  

午後5時過ぎヒルトン・サンフランシスコ・ユニオンスクェアにチェックイン。ラスベガスのホテルのテレビ

は映らなかったが、ここはNHK海外があっていいね。6時半集合してフィッシュマンズワーフに行く。今

夜夕食を摂る「ネプチューン」は大入り満員であった。あまり美味しいとは言えないクラムチャウダーと

グリーンサラダの後メインはチョイス。サーモンかビーフかダンジョネスクラブ。殆んどの人がダンジョネ

スクラブを選んだ。この蟹、昔シドニーのレストランで食べたことがある。蟹は好きだが、身をホジホジ

するような細かい作業は大の苦手。でもこの蟹は身離れが良いので食べやすい。夕食後トレイジャー

アイランドからベイブリッジとサンフランシスコの夜景を見に行く。バスを降りたら余りの寒さに震えた!

                        ________________

【今週の振り返り】

ラスベガスに行くのは、実に実に38年ぶりのことだ。あの時はロスアンゼルスから、10人乗りのセスナ

に乗ってベガスに行った。300`とはいえ、途中高い山を越えるのでかなり揺れて恐ろしいフライトで

あった。飛行場に着くと、熱風が吹いていた。確か気温は42度位で。多くのことに未経験で若かった私

は初めて味わうあまりの高気温に慄いた。しかしホテルに向かうバスに飛び込むと冷蔵庫のように寒

いのだった。砂漠の中に、突然ホテルが現われた。ホテルがあの頃何軒あったのかわからないが、そ

れ程多くは無かったような気がする。カジノではもっぱらブラックジャックの台に坐った。ディーラーが弱

いとかなり稼げる。しかし、どこからか監視しているらしく、へなちょこディーラーは下げられて強いディ

ーラーに取って変わっちゃう。そうなったら、こっちは台を変える。こんなことをしながら勝ったり負けたり

して、最終的には少し勝った。夜は歌だのダンスだののショーを観たような気がする。

ラスベガスがあるネバダ州は法人税も個人の所得税も無い。カジノからたっぷり徴集出来るから税金

は要らないらしいよ。それほどカジノは儲かるのだ。ということは、カジノで一攫千金を夢みても、殆どの

場合は巻き上げられるということだ。初めて行ってから38年間でラスベガスは目覚しい発展を遂げた。

メイン通りが7`も続く大きな町となり、人口も2百万人を超えた。しかし、昨今のラスベガスには少し翳

りも見えて、6年前カジノ売上世界一の座はマカオに奪われてしまった。それはともかく、私は以前ブラ

ックジャックに相当凝っていたから、アメリカでは東部のアトランティックシティでもやったし、ポルトガル

領時代のマカオでも2回賭けたことがある。いずれも「やや勝ち」だったが、その代わり30年やった競

馬では、思い出したくも無い程の大金を失った。

日曜日夜ホテルに帰ってテレビを付けると、九月場所で日馬富士が2場所連続で全勝優勝して横綱昇

格は確実となったと伝えていた。最大のライバル白鵬と死闘の末15勝目を上げて土俵から戻る時、同

部屋の先輩・安美錦と抱き合って喜び会う姿が印象的だった。力士もハグし合うんだぁ、と素直に驚い

た。日馬富士は白鵬と同じ28歳、安美錦34歳。大関になるまでは安馬と名乗っていて、その頃成田

空港で一度会ったことがある。喫煙ルームで・・・。私は4年前止めたが、彼はタバコ止めただろうか。ス

ポーツマンなら尚のこと止めた方がいいのになぁ。

2年前モンゴルを旅行した時、白鵬のお父さんが弟子達を指導する場所を訪ねたことがある。まぁ、白

鵬のお父さんは日本でも結構有名な人なのでご存知の方は多いと思うが、同じ旅行で日馬富士のお

兄さんと従兄弟2人にも会った。宿泊したホテルでモンゴル相撲の合宿中だったのだ。この時、日馬富

士のお兄さんの写真を撮らせて貰った。大きなカラダに丸顔を乗せたハンサムなお兄さんだった。6年

前、日馬富士がプレゼントした日本車に乗ったお父さんと親類の方が交通事故に遭って亡くなった。も

う一人のお兄さんもこの時重傷を負ったそうだ。モンゴル相撲で国家ザーン(大相撲の関脇クラス)でも

あった父親を亡くした失意は大きいものだったと思うが、自分が贈った車での事故だったこともショック

であったろうと推察出来る。この事故後の2007年3月場所から、取組前の場内アナウンスで読みあげ

られる出身地をウランバートルから父親の出身地ゴビアルタイと変更した。実際に生まれたのは首都

ウランバートルであるが。朝青龍が引退してから16場所ぶりに2横綱となる。昇進伝達式で答えた通り

横綱の自覚を持って、全身全霊で相撲道に精進して欲しいぞ!

あっ、相撲の長話してしまったが、私いまアメリカのサンフランシスコにいるんでした。アハハ。それでは

アメリカ旅行の続き、次週で楽しみにしてね。

                   父さん、僕がんばリスます!

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