パクパク日記12年12月4週
今年のクリスマスはカソリック総本山のお膝元ローマで迎えたのだった
25日はお誕生日
ミケランジェロのピエタ
12月 24日(月・振替休日) イタリアは曇り 1ユーロ=約110円
朝 イタリア・アルベロベッロ 「グランドホテル ラ キューザ デx キェートリ」 朝食ヴュッフェ、持参
のふすまパン
5時50分起床。先週金曜日から南イタリアを旅し、とんがり屋根のトルッリで有名なアルベロベッロの
ホテルに宿泊している。今日はカプリ島の青の洞窟に行く予定なので重ね着して寒さ対策をする。この
季節船の上で洞窟に入る順番待ちするというのだから相当寒いに違いない。朝食ヴュッフェは、中国
人の大きなグループと一緒になる。このホテル宿泊人数分の料理用意したのかなぁ。朝からバトルだ。
遅い昼 カプリ島「PIGNA」(ピーニャ) ミックスサラダ、3種パスタ盛り(ラビオリ、スパゲティボンゴレ
ビアンコ・ニョッキ)、持参のふすまパン、カプレーゼタルトケーキ、エスプレッソ 1,5ユーロ
青の洞窟行きの船着場だが・・・
ちょっと天気が悪いけどこれがカプリ島でーす!
チェックアウトして8時出発。昨日から滞在していたアルベロベッロは、長靴型をしたイタリアのカカト部
分にあたる。そのカカトから北西方向斜めにバスは上って行く。目指すナポリは長靴型の脛(スネ)の
下部分にある。フクラハギ部分が面している海はアドリア海、一方スネ部分が面しているのはティレニ
ア海である。景色がどんどん変わって行く。クリスマス商品がどっさり積まれたオートドラマで2回トイレ
休憩し、ナポリ港に着いたのは11時50分だった。酔い止め薬を飲んで12時40分発のカプリ島行き
高速船に乗る。カプリ島出身者だろう、故郷へのクリスマスプレゼントをどっさり持ち込む人達も大勢い
る。船に揺られて50分。いよいよ青の洞窟に行くのだな。船を下りて青の洞窟行きの船着場まで緊張
しながら歩く。あら。船着場カンサンといているじゃないの。え?波荒いから運航中止?参加者9名に
失望と安堵が混じった奇妙な空気が流れ・・・。「じゃ、ランチに行きましょう!」と添乗員H坂さん。みな
元気になった。アハハ。ランチ場所まではフニクラに乗り、そこから歩いて。島の上にあるヒマそうなレ
ストランでは、観光客ズレしたウェイター達がだらだらとしていた。努力しなくても観光客が送り込まれて
来る。こうゆう店は緊張感が無いのだろうなぁ。孟スピードで走り回る小型バスとリフトに乗ってカプリ島
の1番上まで行く。行き帰りは寒くて怖い思いもしたが眺めは素晴らしい。洞窟に行けばここは来ない。
夜 ソレント 「パルコ ディ ピリンチピ ソレント」 シーフードリゾット、メカジキのグリルポテト添え、ム
ースケーキのような@パルフェ、イタリアビール 6ユーロ、白ワイン 4ユーロ、赤ワイン 4ユーロ
山の上アナカプリからリフトと小さいバスで一気に下りて、何とか4時20分発のソレント行きフェリーに
間に合った。明日クリスマスはソレントやナポリとカプリ島を結ぶフェリーも欠航になるのだとか。それで
今日と日程を変更したわけ。ま、結果的には青の洞窟ダメだったけど。船の上から美しい日の入りを見
た。5時前ソレント港到着。そこから小さなバスでホテルへ移動。5ッ星ホテルであったが、夏中心のリ
ゾートホテルのせいか病院のように妙にサッパリした内装であった。夕飯までの間に往復1時間近く歩
いてソレントの街まで行かれた方もいらしたようだ。先ほど車の中から見たソレントの街はクリスマスイ
ルミネーションで美しかったね。この夜ホテルで食事をしたのは私達10人だけ。ちょっと寂しいね。ホテ
ルの方からワイン2本をクリスマスプレゼントとして頂いた。ご馳走さまです!聖夜に酔ってうたた寝。
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12月 25日(火) 晴れ
朝 ソレント 「パルコ ディ ピリンチピ ソレント」 朝食ヴュッフェ、持参のふすまパン
6時起床。シャワーを浴びて7時レストランに下りて行くと・・・昨夜真っ暗で何も見えなかったレストラン
の向こう側に海が一面に広がっていた。この海見ながら、「帰れソレントへ」なんか歌っちゃおうかな、な
んてね。昨夜ナポリの自宅に帰っていたバスドライバーフランコが迎えに来た。ローマに向けて出発。
昼 ローマ 「LA CAROVANA」 サラダ、4種のピッツァ(マルゲリータ・マリナーラ・ペパロニ・カプリ
チョーザ)、自家製ケーキ、コーヒー 2,5ユーロ
4種のピッツァをシェアして
ソレントの海、アマルフィ海岸、そしてポンペイを経由してローマに向かっている。今日も明日もローマ
の店はクリスマス休暇でほぼ全部クローズ。しかも地下鉄も午後1時で止まると聞いて、トイレ休憩し
たオートグリルに併設されたミニスーパーでお土産を買う人達が目立った。午後1時にローマ市内に入
る。ランチのレストランに行ってみると、クリスマス宴会が準備され、ボツボツと人が集まるところであっ
た。今日のメニューはサラダに続いて、選べるピッツァ。でも一人で同じピッツァ食べるより4種類取って
シェアしましょうよ、ということになって、マルゲリータ・マリナーラ・ペパロニ・カプリチョーザ全部注文。ピ
ッツァ生地はヒジョーに薄くてカリカリ。私が大好きなピッツァだ。ピッツァと言えば、ナポリのマルゲリー
タが有名だけど、ナポリのピッツァ生地は極めて厚ぼったい。あぁゆうの、私苦手。こうゆうのなら、炭
水化物禁止者でも(私は違うよね・笑)バリバリ食べられていいわ。デザートケーキ激甘でひと口だけ。
ミケランジェロがデザインしたサンタ・マリア・デッリ・アンジェリ教会とプレサピオ
広い教会で耳を澄ますと賛美歌が静かに聞こえて来た
3時前にはボスコロエクセドラ ローマに到着。「ホテルグレードアップコース」を選んだら、共和国広場
に面したこの超高級ホテルに宿泊することになった。グレードアップしたのは私1人だけだった。「みなさ
ん、それでは明日までサヨウナラ」とお別れしてバスを降りたのだった。チェックインはH坂さんが手伝
ってくれる。部屋を探すのに一苦労した。天井は高いが、窓からの眺めはイケナイ。明るいうちに共和
国広場に行ってみよう。広場の真ん中には「ナイアディの噴水」があり、今日はお休みの「三越」があり
そしてミケランジェロがデザインしたサンタ・マリア・デッリ・アンジェリ教会がある。外から見ると廃墟の
ようにも見える教会だが、ミケランジェロが古代ローマ遺跡を損なわないようにとの配慮なのだそうだ。
中に入ってみてこんなに大きな建物だったのかと驚く。賛美歌を聞きながら迎えたクリスマスだった。
夜 ローマ・ボスコロエクセドラ ローマ 「TAZIO」 クリスマスディナー(パルマ産プロシュートとモッ
ツァレラチーズ、ポークグリル フリッター添え、クリスマスケーキ、カモミールティ、プチクッキー)、
ビール 11ユーロ、白ワイン 14ユーロ、赤ワイン 14ユーロ
今日はクリスマス。しかし、そうゆう事情で一人豪華なクリスマスディナーを摂ることになってしまった。
もっとも「ひとりご飯」好きな私は全然それで構わないんだけどね。午後7時前、他のホテル(参加者の
皆さんと一緒のホテルです!)に宿泊している添乗員のH坂さんがロビーに来られた。今夜の私の食
事のお世話をしてくれるという女性との引き合わせのために来てくれたらしい。まぁ、ご丁寧にどーも、
どーも。本日のメニューを決め、食事中に飲むお酒も注文。あとは一人でもOKだ。お世話をしてくれる
方は今日地下鉄も止まってしまったのでご主人がマイカーで送ってくれて今も待っていてくれているの
だとか。「もう大丈夫ですからお帰り頂いてもいいんですけど・・・」。「いいえ!遠慮しないで下さい!仕
事ですから!」。そう言われてもただ見つめられても食べにくいし。お願いだから帰って下さいましよ。
どっさり盛られたパルマ産プロシュートとぷるんぷるんのモッツァレラチーズ美味しいなぁ。ケーキも美
味しくて「もう一口、もう一口」と半分以上食べてしまった。満席の店内殆んどが東洋系のお客だった。
部屋に帰るとホテル側から「お詫びワイン」と「お詫びオードブル」が届いていた。まぁ細かいことは言わ
ないけど高級ホテルのわりにサービスもいろいろ問題ありましてね。その「お詫び」に頂きましたです。
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12月 26日(水) 曇り (第2次安倍政権発足)
朝 ローマ・ボスコロエクセドラ ローマ 朝食ヴュッフェ
6時起床。天井の高さでローマのホテルに一人で泊まっているんだったと思いだす。シャワーを浴びて
昨夜とは別の2階のレストランへ。2番だった。高級ホテルだけあって、朝食ヴュッフェの品そろえはな
かなかであった。甘いデニッシュやチョコ入りのクロワッサンが籠に入れられて目の前に。誘惑するん
だよね、コイツらが。イカン、イカンと1個半食べてしもうた。今日はたくさん歩かないとね、夢子さん!
サン・ピエトロ大聖堂
右から2番目の窓が法王さまのお部屋 さすがここのプレサピオは立派!
先代法王ヨハネ・パウロ2世のお墓は人気がある サン・ピエトロ大聖堂の内部
古代ローマの政治の中心地フォロ・ロマーノ フォロ・ロマーノ隣にあるコンスタンティヌス帝凱旋門 その隣のコロッセオ
3回目となると感激も薄れる(笑)トレビの泉
スペイン広場もいいわ、って感じ
午前中はローマ市内見学だ。8時半ホテルの前で待っていると、折り良くグループの皆さんを乗せた大
型バスが迎えに来てくれた。早速バチカンに向かう。バチカンが年間で1番混むのは意外や意外、クリ
スマスが終わっての年末までとか。昨年は3時間待ちの日もあったとか。・・・それって今じゃん!でも早
い時間に行ったのでノープロブレムであった。サン・ピエトロ大聖堂には久々。ここには私が愛してやま
ないミケランジェロのピエタ(トップ写真)がある。生涯で4体製作したうち、23歳〜24歳と最も若い時代
の作品がこれ。奈良・興福寺の阿修羅像と共に何時間でも観ていたい彫刻である。ミケランジェロは89
歳になる寸前まで長生きした。その隣には7年前85歳で惜しまれて亡くなったヨハネ・パウロ2世のお
墓が設けられ、多くの人が祈っていた。愛された法王パパあった。残念ながら今日はバチカン博物館
は休館日なのでコロッセオに向かう。コロッセオの隣に飾られた大きなクリスマスツリーが人気を博して
いた。トレビの泉前のカフェでトイレを借りそこからスペイン広場まで歩く。今日の午前中はよく歩いた。
昼 ローマテルミニ駅近く 「MANGROVIA」 カルボナーラスパゲティ、サルティンボッカ ポテト添
え、マチュドニア ‘フルーツサラダ)
宿泊したボスコロエクセドラ ローマ。共和国広場に面し、立地は最高
ランチはテルミニ駅近くのレストランで。奥の部屋に入っていくとあらら〜〜若いカップルがたーくさん。
某超大手旅行会社主催のフツーのツァーに参加したのがハネムーン13組だったんですって。こんな偶
然ってあるのかぁ?しかもハネムーナー同士は仲が悪い(特に女性同士・笑)と聞くが、まるで卒業旅
行のように和気藹々なのである。ふーん。爺さん婆さんにはわかりませんなぁ。食事の後は明日の昼
の集合までフリータイムとなった。私はテルミネ駅中にあるスーパーに行って調味料などを買い込む。
それにしてもテルミネ駅って広いですなぁ。その後はあちこち散歩してホテルに帰る。あぁ、疲れた!
夜 ローマ・ナヴォーナ広場近く 「La Campana」(4人で) 前菜盛り合わせ、ポルチーニ茸のフレッ
シュフィットチーネ 12ユーロ、黒トリュフのフレッシュフィットチーネ 25ユーロ、牛フィレ肉のバル
サミコソース 20ユーロ、仔羊の胸腺肉のロースト 14ユーロ、アップルパイとジェラート、ビール
(大)、赤ワイン「ティニャネロ アンティノーリ 2009(トスカーナ) 100ユーロ @185ユーロ+
チップ10ユーロ(赤ワインは私が払います!)
今夜は自由食である。この夏お嬢さんとイタリアを中心に欧州旅行を楽しんだポンちゃんからオススメ
のレストランを紹介して貰った。予約して貰ったH坂さんと長野県からご参加のU山さん夫妻の4人で
タクシーに乗り込む。親切な運転手さんで、ナヴォーナ広場近くの 「La Campana」まで連れて行っ
てくれた。近所の人、ローマの住民が足シゲク通うような店の雰囲気。これもポンから紹介されたエマ
ニエールを探そう。え?あなたがエマニエール?あら、意外!ポンちゃんが3夜連続通ったというから、
陽気で調子の良い兄ちゃんだとばかり思ったら、痩せ型で背が高く厳しい顔をした中年男。まるでギリ
シャ悲劇でも演じる性格俳優のようで。へぇ。「ポンもちろん覚えているよ。ポンは毎晩このテーブルに
坐ったよ。ポンはよく食べたよ、アイツは良い奴だ・・・・いろいろ・・・」。前菜は店頭に並べてある野菜中
心のお惣菜を適当に盛り合わせでね。どれも旨いねぇ。パスタはフレッシュ(生)でね。生のポルチーニ
茸と黒トリュフでね、2人でシェアしまーす。あぁ、うんま!トリュフの香りの良いこと!そして味が良いこ
と!カンドー!H坂さんは泣きそうだ。ワインはこれもポンちゃんオススメの「ティニャネロ アンティノー
リ 2009(トスカーナ)。これも旨いね。次はメインだけど、かなりお腹一杯になって来た。じゃ、4人で2
皿取ってシェアしましょう。牛フィレ肉のバルサミコソースは濃厚で食べ応え十分。U山さんがチョイスし
た仔羊の胸腺肉のローストも柔らかくて味も良い。全員大満足で「明日も来たーーい!」。満腹だぁ!
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12月 27日(木) ローマは晴れ フランクフルトは雨
朝 ローマ・ボスコロエクセドラ ローマ 朝食ヴュッフェ
昨夜はホテルに帰る頃雨が降り出したが、夜中には雷が鳴って大雨になった。今日は出発までの午前
中フリータイム。昼食が機内食で遅くなるから朝食も遅くしよう。と言いながら8時には食べてしまう私
であった。ゆっくりパッキングして隣の三越に行ってみると、グループの皆さんがほぼ全員いらしたよ。
遅い昼 ルフトハンザ ローマ=フランクフルト ビジネスクラス機内食
昼前チェックアウトして大型バスにピックアップして貰う。ローマ空港まで30分ほど。日本語ペラペラの
ダビデさんがチェックインを手伝ってくれる。ローマ空港のスターアライアンスビジネスラウンジはかなり
プアであったが、カプチーノだけは旨かった。午後2時50分発のルフトハンザ航空フランクフルト行き。
夜の一杯 フランクフルト空港ビジネスラウンジ ビールとつまみ
遅い夜 ANA フランクフルト=成田 ビジネスクラス機内食
フランクフルト空港で3時間程の待ち時間。成田行きANA発着ゲートに行くと、そこでWヨシコさんにバ
ッタリ!カタカナ会社で一緒に働いた方だ。上のお嬢さんが結婚されてバルセロナに住んでおられるそ
うで、1週間ほど滞在されたそうだ。そう言えば、彼女と私は同じ誕生日だった。私が1コ下だけど。帰り
の便のビジネス席も快適なスタッカード式。映画は「天地明察」を観た。この映画の共演で、岡田准一
君と宮崎あおいちゃんは仲良くなったんだっけ。ま、どっちゃでも良いけど。歌舞伎俳優が3人出演。
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12月 28日(金) 成田・東京は小雨
朝 ANA フランクフルト=成田 ビジネスクラス機内食
夜便だったし、赤ワインをグビグビ飲んだので珍しく3,4時間も眠った。ただ、これ以上寝てしまうと今
夜眠れなくなるのでいい加減なところで起きて本を読む。2食目はコラボレーションメニューを頼もう。今
月は「マンダリンオリエンタル東京」の「シグネチャー」とのコラボ。う〜むまぁそれほどのものでないな。
昼 存在しない
夜 舟町 「おちあい」 玉こんにゃくと醤油豆、揚げ銀杏、和風しゅうまい、イカ揚げ、いも鍋、極太〆う
どん、ビール(小)、麦焼酎 @4千円
成田空港には予定より早く3時45分に到着した。ささっと荷物が出て来て、ささっとタクシーに乗る。順
調である。ところが。そのタクシーが新木場まで来たところで異様な音!な、な、なにが起こった!パン
クですって。後輪の。「降りますか?」と言われたけどここ高速の上ですよ。早く直してちょんまげ。10年
ぶりのパンクだそうだ。20分でタイヤ交換終了した。帰宅すると留守中に荷物が5件も届いていた。急
ぎのモノもあるらしい。再配達を頼んだら、午後8時ようやく荷物が届く。急ぎのものは山形から届いた
ラ・フランスとりんごだった。ラ・フランスは熟し過ぎて爆発寸前。ラ・フランスをそおっと持って、「おちあ
い」に半分オミヤに持って行った。ここのご主人も山形出身で大好き。今日寒いからいも鍋食べよっと。
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12月 29日(土) 晴れ
朝 家食 キャベツコンソメスープ、4種具のランチパックトースト、山形のラ・フランス
昨夜は2時過ぎに寝たがなかなか寝つかれなかった。朝方深い眠りに落ちたのだが、7時59分電話。
「寒中見舞いハガキお持ちしましたぁ!」。は〜い、今起きまーす。とっくに出来上がっていたと思うのだ
が、帰国に併せて今日納品して貰った。朝食に昨夜のラ・フランスを食べる。溶けるような甘さである。
昼 無し!
2月の京都のホテルを予約してから新宿駅に行く。銀行に寄ってからみどりの窓口へ。あらはらへろ〜
〜。とんでもない長蛇の列が出来ている。年末だもんなぁ。軽井沢に行くのは明後日だから、どうしても
今日切符を買わなければ。代々木の整体予約時間は午後4時。45分待つことを予測して家を出て来
たが、結局1時間待った。整体治療院は今日が最終日というのに大繁盛でスタッフは大忙しであった。
夜 荒木町 「和食 こんどう」 付き出し:揚げ茄子鴨そぼろがけ、アボガドと蟹サラだ 1000円、旬
の炊き合わせ:富田林の海老芋と聖護院大根の蟹餡かけ 1000円、大山地鶏の竜田揚げ
800円、香住のおこっぺ蟹(サービス)、飛騨牛の八丁煮込み 1200円、豆腐の味噌漬け、生ビ
ール 650円×2杯、麦焼酎「特蒸泰明」 600円×3杯 @8800円
帰宅したらもう6時半。パクパク日記を2時間集中して作成。8時半になったので「こんどう」に行く。冬
場近所に飲みに行く時、私はいつも大きな膝掛けを持参である。「こんどう」も今年の春過ぎ開店したが
徐々にお客も付いて来たね。富田林の海老芋と聖護院大根の蟹餡かけも美味しいし、大山地鶏の竜
田揚げは立派な1品である。香住のおこっぺ蟹サービス?太っ腹ですなぁ。もうお腹はかなりいっぱい
であったが、最近のお気に入りの飛騨牛八丁煮込みも注文。お腹はパンクし寸前である。食べ過ぎ!
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12月 30日(日) 一日中冷たい雨
朝 無し
目が覚めたら朝の9時でビックリした。昨夜は2時に寝たがトイレも行かずに眠り続けたことに驚く。確
かに帰国した夜はロクに眠らなかったしね。これで帰国後の睡眠不足解消。朝から冷たい雨が降る。
昼 家食 メンチ勝つふすまバーガー、RF1のイカのマリネ、キャベツコンソメスープポルチーニ味、り
んご、ヨーグルト
夜 四谷三丁目 「喜怒哀楽」 付き出し:鶏と根菜煮付け、エイヒレ炙り焼き 550円、エリンギ焼き
400円、海鮮アボガドサラダ 海苔添え 650円、特大縞ほっけ焼き 1300円、生ビール 2杯、
麦焼酎ボトル @4400円
昼食にイタリアから買って来たコンソメキューブを使ってキャベツスープを作った。チョーカンタンなのに
結構良いスープになった。今日アップすべく、パクパク日記の作成とアップ作業に集中。年末の12月
30日に大掃除も家の片付けも一切しないで、こんなことをしている。しかも一昨日海外旅行から戻って
来たばかりというのに。そうそうゆうのやらないんですわもう。大掃除もお節料理作りもやらない。一年
の締め括りも新年の準備も何もしないって決めたから。注連縄無し、鏡餅無し。12月2週アップしてか
ら夜8時半コンビニで支払い済ませ、郵便物4点の投函しがてら外に出る。本日初めての外出。雨は
小雨になって来たね。久し振りの「喜怒哀楽」。今日で今年の営業はオシマイとかで、店は大混雑。料
理も売り切れ続出だ。中年の新人が入ったと思ったらこの店のオーナーですって。そりゃ失礼しました。
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【今年の振り返り】
今回行ったイタリアの街。ポンペイ、ナポリ、カプリ島、ソレントにはいずれも有名な曲(歌)がある。
「フニクリ・フニクラ」。「♪ 赤い火をふくあの山へ 登ろう 登ろう そこは地獄の釜の中 のぞこう
のぞこう 登山電車が出来たので 誰でも登れる・・・行こう 行こう 火の山へ・・・フニクリ・フニクラ
フニクリ・フニクラ」。この歌実は1880年ヴェスビオ火山の山頂までケーブルカーが敷設されたが、当
時は乗る人が少なかったために作られたPR曲なのだ。つまり世界最古のコマーシャルソング。 因み
に、フニクリ・フニクラはケーブルカーであるフニコラーレの愛称である。
先週宿泊したナポリのホテルはナポリ湾に面したサンタ・ルチア地区に建っていた。サンタ・ルチア?何
か聞いたことある。そう、あの歌ですよ。♪ 月は高く 海に照り・・・来よや友よ 船は待てリ サンタル
チア サンタルチア」。美しい景色を歌ったものだと思ったら。殉教したシチリア・シラクサ生まれの実在
の人物ルーシー(聖ルーシー=サンタ・ルチア)はナポリの船乗りたちの守護聖人であり、彼女の名前
を冠したナポリ民謡が出来たというわけである。
カプリ島だってあるよ。アルゼンチンタンゴに「カプリ島」という結構な名曲があるのだ。
そして、「♪ うるわしの海は うつつにも夢む・・・帰れソレントへ 帰れよ〜」と朗々と歌う「帰れソレント
へ」。20世紀始めに時の首相がソレントを訪れた際、ソレント市長が歓迎のためにクルティス兄弟に作
詞・作曲を依頼したという説が有力のようだが、いやいや、あれはね、と別説も聞いた。「あれはソレント
に郵便局を設置するために作られてPR曲だったんですよ」ってね。どっちが本当かは知りませんが。
この4つの町は、車(カプリ島は船)に乗ったら1時間以内で移動出来るほどの近所同士。なのに、そ
れぞれが世界的に有名な曲をもっている。ズルイ!私が住む新宿区には?う〜ん、藤圭子の「新宿の
女」。チョー古いし、日本以外で知っている人ほとんどいないと思うし。負けだね。最後に行ったローマ
にだってもちろん有名な歌はある。「アルデベルチ ローマ」。さよならローマ。
未だ2012年が暮れない(笑)。あと一息なんだけどね。アハハ。前回は2012年の旅の総括をした。だ
から2012年の観劇&コンサート鑑賞とか読書とかをさらっと。
歌舞伎観劇は39回だった。新橋演舞場を中心に、浅草隅田川沿いに特設された平成中村座、浅草公
会堂、国立劇場、シアターコクーン、明治座など東京だけでもあちこちの劇場に出かけた。歌舞伎を観
るために地方にも何度も出かけた。博多の博多座には4回、京都南座には3回、大阪松竹座に1回。
一昨年の11月から始まった平成中村座のロングラン公演。今年度は新橋演舞場で中村勘九郎襲名
披露があった2月を除いて8回の公演があったが、うち7回行った。毎月浅草に通った。耳の病気だっ
た中村勘三郎丈も公演を重ねるごとに元気になり、4月の昼の部ではあの「法界坊」を見事に演じた。
これでほぼ全快かと安堵した。平成中村座の最終公演は5月。5月10日夜の部最後の演目で演じた
「髪結新三」が勘三郎丈が私にとっての最後の姿になるなどとは夢にだに思っていなかった。雀右衛門
丈に続いて物故されるのが中村勘三郎?未だに信じたくない。無念過ぎる。11月には片岡仁左衛門
が休演して肝を冷やしたが南座で元気な姿を見てホッとした。12月後半から休演している市川團十郎
の健康を心配している。勘三郎を失った者の救いは、長男の勘太郎が勘九郎を襲名し、時に父親そっ
くりの表情を見せること。勘三郎が戻って来たのか、と一瞬思うほどだ。父を超える程大きく育って欲し
いと願っている。襲名といえば、今年は大きな襲名があった。三代目市川猿之助が二代目猿翁に、二
代亀治郎が四代目猿之助に、俳優香川照之が九代目市川中車に、彼の息子が五代目市川團子初舞
台。2ヶ月続いた演舞場に昼夜とも通った。大ファンだった三代目市川猿之助の芸が引き継がれること
が何より嬉しい。その他、劇団☆新感線公演は2回、クラッシックコンサートは4回、バレエは1回、朗
読劇は1回と、いかに歌舞伎に偏っているか、一目瞭然だわね。
読書は年間60冊。旅行に出かけた時はせっせと読んでいるものの、普段の生活では忙しくて本を読
む間が無い。以前のように年間100冊ペースになることなどあるのだろうか。そうでなくても、目がショ
ボショボしてよく見えなくなっているのにね。因みに、私はメガネもコンタクトも何も利用せず、よく見えな
い裸眼で本も新聞も読んでいるのであります。たった60冊ではあるが、今年の読書成果は新しい作家
と出会ったことだ。あくまでも私が出会ったということであって、皆さん既にバリバリ活躍中の方々であり
ますが。しかも女性が4人も!恩田陸、有川浩、辻村深月、湊かなえの諸氏。いやいや、皆さんタイヘ
ンな実力の持ち主でその才能にただただ感心している。男性陣での新しい出会いは道尾秀介氏。昨年
出会ったジェフリー・ディヴァーの作品は相変らずズンズン読ませる。中国の旧満州に行ったことを機
会に、司馬遼太郎の「坂の上の雲」(文庫本で8巻)を数十年ぶりで読み直したことも、私にとっては画
期的な読書であった。本は楽しい!
2012年はあと1日。アハハハ。次回お目にかかるのは2013年ですね。ヌハハハ。
ニャハハハ 猫も笑う
*
旅の始まりは 12月 3週 をご覧ください。
*
えー、2012年も未だ暮れないうちに、ヘンテコではありますが、
2013年最初の海外に出かけて参ります。次回パクパク更新は
1月27日頃でしょうか。皆さんも風邪引かないようにねー!