パクパク日記12月2週
師走って、どうしてこんなに忙しいのかしらね
12月10日(月)晴れ
昼 銀座「味の一」 白菜肉麺 730円
夜 向島「某所」 柚子酒、烏賊塩辛、馬肉のたたき、生湯葉・蟹・三つ葉の蟹味噌鼈甲餡、牡
蠣豆腐、平目薄作りとぼたん海老、茄子味噌、肉じゃが、真鱈の白子ポン酢、ぐじの塩焼、
新天豆、ふぐの唐揚げ、シラスおろし、稲庭うどん、水菓子、ビール、冷酒
大昔、中昔はよく行った向島。お招きを頂いて久々に行く。3歳頃から田舎の料亭に父のお伴
で行っていたし、地方都市にいる時は芸者さんが自宅に時々来ていたので、何となく花柳界の
お姉様方とは気が合う。競馬をヤメタので「信条」を変えた。従って馬肉を食べた。申し訳な
いけど、めちゃうまかった。
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12月11日(火)晴れ
昼 有楽町「慶楽」スープ炒飯1000円
「慶楽」のこのスープ炒飯も大好物。丸い炒飯ピラミッドが、住民の大反対にもかかわらずダ
ムの底に水没したような料理です。いつもなら、炒飯がこんもりとキレイに座っているのに、
今日は運ぶ途中で崩れてしまったようで残念。透明のスープが透明なうまさ。炒飯にはチャー
シューも海老もどっさり入っている。メニューには無いが頼めば普通に出て来る。
夜−1 四ツ谷3丁目・杉大門通り「おちあい」 芋鍋コース 連句ジュニアの会
連句ジュニアの会は、途中で連衆の1人が逃亡するなどのアクシデントがあって、もう何年も
かかっている。逃亡者を途中退学と決めるのに2年かかったが、水干さんという良き詠み手を
得て再開。あと5句になった祝いに望年会。そう、02年こそは巻き上げるぞ。
夜―2 リーガロイヤルホテル早稲田「セラーバー」 ジントニック
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12月12日(水)晴れ
昼 新橋「江楽」 たんめん750円
お茶 新橋「エクセルシオールカフェ」アイスココア300円
エクセルシオールって、ヨーロッパの超高級ホテルと同じ名前。一人で初めてヨーロッパに行
った時、ローマではエクセルシオールに泊った。毎晩夕食前にバーに行ってホール担当のお爺
さん達と仲良しになった。イルコント ペルファボーレ セニョール 勘定しておじさん!
夜 リーガロイヤルホテル早稲田「セラーバー」海の幸の網焼き、パン、ギネス、ヒューガル
デン・ホワイト、ジントニック
12月でも平日にプール日を入れる自分が誇らしい。ちゃんと運動する自分が清々しい。運
動後飲んでしまう自分が情けない。食事を1皿で済ませたところがいじらしい。
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12月13日(木)雨のち曇り
昼 新橋「焼売太楼」蒜苗麺(そうみょうめん)1050円
この蒜苗麺もうまいが、私の「焼売太楼」のベスト5は、1酸辣麺、2排骨麺、3玉子炒飯、
4焼売ライス、5特別炒飯。特別炒飯はもっと上なんだけど、何せ2450円だから。
お茶 新橋「ドトール」アイスココアS240円
夜−1 表参道・トルコ料理「トプカピ」2時間飲み放題で5500円 真面目な辛い会忘年会
前菜(チーズ、ヒヨコ豆のペースト、レンズ豆の煮込み、ほうれん草とヨーグルト、
茄子のペースト、野菜の辛いペースト)、エクメッキ(パン)、野菜サラダ、クイマル
メルジャッキ(レンズ豆と挽肉の煮込み&ライス)、シシカバブー(羊、若鶏、牛挽肉
の串焼)&ライス、トルコビール、ラク(干し葡萄と八角の45度の酒)、トルコ産赤
ワイン
前回のチェニジア料理に続いて、辛くない料理を食べる辛い会。会長の「辛いものが苦手なメ
ンバーのための配慮」ということだが、苦手な人は結局欠席で余り意味がなかった。でも、珍
しい料理を食べることが出来たし、いずれ行くだろうトルコ料理の予習にはなった。ラクは、
透明な酒が水を混ぜると白濁する不思議な酒。北欧のアクアビットに似ているような。
夜―2 リーガロイヤルホテル早稲田「セラーバー」 乾燥フルーツ(葡萄、無花果)、デュベ
ル、スーズトニック、ジントニック
スーズトニック
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12月14日(金)晴れ 北風寒し
朝 家食 黒豆入り極吟豆腐、あんぱん、ナッツパン&杏ジャム、リンゴのシロップ煮
夜―1 お茶の水「ミスタードーナッツ」 野菜麺とカレー饅のセット、ホットウーロン茶
550円
昼を抜いたので、コンサート前にお腹がすく。これで5日間連続中華系そばを食べたことにな
る。味? 全部で550円なので文句も言えない。カレー饅は残しました。
夜−2 早稲田・都バス車庫前「亀吉寿司」 墨イカ、こはだ、はだがり、青柳、大トロ、ビ-ル、冷酒
ール、冷酒
カザルスホールで室内楽の素晴らしいコンサート。9月に亡くなった萩元晴彦さんが毎年力を
入れて来たコンサートだから聞かない訳に行かない。いつも萩元さんが座っていらした席には
他の客が座っていたが、カザルスホールのどこかにいらっしゃるような気がしてならなかった。
シューベルトの五重奏曲「鱒」の最終章では、思わず涙がこぼれてしまった。
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12月15日(土)晴れ
朝 家食 枝豆・松の実入り自家製激辛トマトソースパスタ、カレーソーセージ、パン、ワカ
メスープ
おやつ 銀座「たちばな」のさえだ(かりんとう)、クッキー、千草28
このかりんとう、ほんとにうまい! 食べ出すとやめられない。「花月」というお店と同じ味の
かりんとうです。もっと短くて太い「ころ」というかりんとうも売っている。
夜―1 歌舞伎座「かぶきそば」とろろそば900円
「12月大歌舞伎」。猿之助と勘九郎の『傾城反魂香』の1幕が終わった後の30分の休憩に3
階のそばやへ。地下1階、2階、3階と歌舞伎座にはあの「吉兆」も含めてたくさんの食堂があ
る。カレーもあるしね。「かぶきそば」のそばは、新橋演舞場のそばよりうまいかなぁ。
夜―2 家食 甘鯛(ぐじ)の一夜干し、旨だし湯豆腐、筑前煮、ご飯、ワカメと椎茸味噌汁
大熱演の舞台が夜9時過ぎに終わったのに、飲みにも行かずまっすぐ帰宅した上、食事を作っ
て食べるなんてエライでしょ? 筑前煮は出かける前に作って行ったんですけどね。でも「い
ただきま〜す」と言った時は10時10分になっていた。寝る前3時間は食べないように、と
言いますね。ってことは午前2時まで寝てはいけないのだな? それにしても、玉三郎の美し
さはオソロシイ。怖い位だ。『妹背山婦女庭訓』の「道行恋苧環」(みちゆきこいのおだまき)
では、福助と勘九郎、玉三郎は人形振りで演じるのだが、1人の役者に2人の黒子(人形使い)
がついて文楽の人形よろしく踊る。文楽の人形は、引き込まれると人間より色気は艶かしく、
怖さの凄みも人間を増すと言う。玉三郎は文楽の人形そっくり。人間を超える人形に扮した生
身の人間玉三郎が演じる娘・お三輪の嫉妬の凄まじさ、健気さ、切なさ、哀れが涙を誘う。
無酒日
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12月16日(日)晴れ
朝 うずみ豆腐もどき、筑前煮、味噌汁
うずみ豆腐もどき
一度だけうずみ豆腐を食べたことがある。でもどんな料理だったかはっきり思い出せない。で
は自己流に「もどき」を作ってみよう。小鍋に鰹節を入れ、白醤油少々で薄く味つけて豆腐を
適当にくずして入れる。そこにご飯軽く1杯を入れて弱火でことこと煮る。えのき茸が残って
いたのでそれも入れる。器に盛り、青葱、生姜、紅葉おろしなど適当に乗せる。好みでポン酢
をかけて。う〜うまい〜。ご飯1杯なのにお腹がいっぱいになるのもいいね〜。
おやつ 極熟みかん、たちばなのかりんとう、クッキー、千草28
和歌山・有田郡にある農園の極熟みかん。大変手間をかけたみかんで「コクのある美味しさ」。
夜 極吟豆腐の豆乳鍋、カレーソーセージと椎茸・おくらのグリル、筑前煮、ぐじの一夜干し、
うずみ豆腐もどき
朝のうずみ豆腐もどきをアンコール。週末の豆腐大特集もこれにて終わり。それにしてもよく
豆腐を食べたなぁ。金土日の3日間で、大きな豆腐7丁食べてしまった。豆腐姫? 無酒日
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【今週の振り返り】
クリスマス音楽に弱い。ムチャ弱い。弱いというのは極めて敏感ということである。流行り歌
ではない伝統的なクリスマス音楽。基本は賛美歌、聖歌である。幼稚園の時「日曜学校」にも
行っていたが、中学・高校とコーラス部に所属して練習した曲が身についている。
「♪ 諸人こぞりて 歌いませり ・・・・主は来ませり 主は主は来ませり ♪」
「♪ 牧人 羊を・・・・♪」
「♪ あぁベツレヘムよ などか歌わん・・・♪」
「♪ 神の御子は今宵しも ベツレヘムに生まれ給う・・・・♪」
数年前カテドラル教会にイブのミサに誘われて行き、数百人と一緒に賛美歌を歌ったが、1人
で低音部パートを歌って周囲とハモって楽しかった。
10代の始め、長兄が買って来たビーン・クロスビーの「ホワイトクリスマス」にすっかり魅
せられた。ロクに英語も知らない年齢だったが、絵に描いたようなクリスマスシーンの歌詞も
美しいメロディも甘い彼の歌声も素晴らしく、クリスチャンになってしまおうかとさえ思った。
街を歩いている時でもクリスマス音楽を少しでも耳にすると、カラダをささえている何かがぐ
ずぐずと崩れて行ってしまうような感覚に襲われる。何故なのだろう。そのクリスマス音楽を
あと数日聴くことが出来るのは嬉しい。
ワタシは無宗教で〜す