パクパク日記13年5月3週
九州から帰って木曜日からドイツのデュッセルドルフに行った
ドイツの
デュッセルドルフ
5月 13日(月) 大分も東京も晴れ
朝 由布院・亀の井別荘 「蛍火園」 和朝食膳
昨夜からA先生&マキコ夫婦と由布院の亀の井別荘に滞在している。昼間は大浴場に行く私だが、朝
は部屋の風呂に入る。2人でも悠に入れるたっぷりした檜風呂で温泉だから実に気持ちが良い。「あま
ちゃん」を観てゲラゲラ笑ってから1階の「蛍火園」で朝食。2人は既に座っていた。3人とも和朝食膳を
お願いしている。前の料理長だった時、焼き魚は甘鯛だったが、今の料理長は鮭も使う。自分に許して
いるご飯ちょっと(写真ご飯の半量)で、これだけのご飯が進むオカズが揃うとツライ。ご馳走様でした。
宇佐神宮・表参道・大鳥居
西大門
宇佐神宮上宮(本宮)
今日も一昨日、昨日に続いて素晴らしい晴天だ。宇佐神宮に向かっている。宇佐神宮とは全国に4万
4000社ある八幡宮の総本社であり、岩清水八幡宮、鶴岡八幡宮と共に日本三大八幡宮の一つでも
ある。2001年の2月に一人で来て以来、大S子さんと一緒に、次はオジョーと一緒に来たから、今日が
4回目の宇佐神宮である。境内は広々としてとても気持ちが良い。そして「気」が集まっている気がする。
平日とあって、見学&参拝しているのは韓国の人が圧倒的に多かった。上宮、下宮とも3つの神殿が
あるからお賽銭も参拝も6回することになる。他の社とは違って宇佐神宮は二拝四拍手一拝なのだよ。
昼 大分・宇佐 「ぽから」 サラダ 200円、辛いキーマカレー 600円、サモサ 500円、ラッシー
400円、持参のふすまパン、アイスコーヒー +300円
宇佐神宮でお参りしてからのランチは、カレーと決めていた。2006年1月30日だから、今から7年前
やはり宇佐神宮の帰りに大S子さんと立ち寄ったカレー屋に行きたいと思ったのだ。その名も「峠のカ
レー屋 ぽから」。こんな山深い場所に本格カレーの店があるのか?なかなか想像しずらい立地条件
だから既に無くなっていても不思議はない。しかし、「ぽから」は元気に営業中であった。7年前と同じテ
ーブルに座った。別の建物にあったトイレはしっかり店舗の中に新設されていた。いろんなものが付い
たぽからカレーセットが断然お得だが、単品でサラダとキーマカレー辛口、サモサそしてラッシーを注文
した。A夫婦はカレーセットとカレーナシゴレン。カレーナシゴレンを一口貰って食べたら旨かった。キー
マカレーの辛口は結構辛くていいね。大きなサモサ2つでは食べられないので半分食べて貰ったのさ。
夜 荒木町 「やくみや」 付き出し:若布ときゅうりのエノキ茸和え、トマトの塩糀マリネ 500円、ピータ
ン冷奴 600円、鰯の有馬煮 400円、ちくわの磯辺揚げ 600円、アスパラと帆立のグラタン
800円、生ビール 2杯、麦焼酎「知心剣」 2合 @6500円
大分空港から、A夫婦はJALで、私はANAで帰京。四谷三丁目に到着したのは午後7時半。とっぷ
り日は暮れた時間だ。昼食べたカレーもすっかり消化して空腹だし、こんな時は即飲みに行くに限る。
いつも日曜日の夜行くことが多い「やくみや」に行った。酒と料理の店なのに赤ちゃんを連れた女性が
いてビックリ。その人のかつての勤務先はMF?そこで私はまたビックリ。店の定休日火曜日である。
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5月 14日(火) 晴れ 各地で30度超え! 沖縄地方は梅雨入り
朝 家食 サラダ、大分の鶏飯握り、野菜と卵のスープ
遅い昼 四谷3丁目 「Coco壱番屋」 野菜サラダ 180円、ハンバーグハーフカレー 450円、野菜ト
ッピング +200円、3辛+60円、持参のふすまパン
大分にはとり天とかだんご汁とか美味しいものがたくさんあるが、鶏飯も旨いのよ。朝食に1個食べち
ゃった。アハハハ〜。イカンね。だから、お昼に行った「Coco壱番屋」では、ハンバーグハーフカレーの
ご飯はほんのちょっと食べただけ。ホントだよ。午後3時皮膚科へ。マルタ島に行く前から、右腕と頭皮
が痒くて痒くて堪らなかった。そうそうそれで思い出したが、マルタに一人参加されたM川さんは皮膚
科の女医さんだった。ついでに思い出したが、1日早く帰国されたY岡さんは眼科の女医さんだった。
夜 荒木町 「羅無櫓」 3点付き出しセット:小松菜と油揚げの煮浸し・かぼちゃ煮、冷奴、エイヒレ、ポ
テトサラダ グリーントマト添え、お茶椀カレー、生ビール 2杯、芋焼酎お湯わり 3杯
帰宅してからパクパク日記の作成に集中し、京都に行った4月4週分を完成してアップした。あれから
マルタと九州に行って帰って来たのに、パクパク日記では未だ京都なんだよね。3週間前のことを思い
出して書く作業はツライ。食べた料理の味とか飲んだワインの熟し具合とか店の人と交わした会話とか
頬に受けた風とか歌舞伎えを演じた役者の表情とか食べ過ぎて感じた罪悪感とか修学旅行の中学生
を見てふと思い出した子供時代のこととか・・・・思い出すの疲れるのよ。「羅無櫓」では軽い料理を注文
した。でも〆はやっぱりお茶椀カレー。あら、昼も食べた?カレー。あら、昨日の昼お食べた?カレー。
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5月 15日(水) 晴れ
朝 無し
昼 家食 チキンカツトースト、サラダ、スープ
海外出発日(前泊も含めてだが)当日恒例のふすまパン焼き。しかし、ドイツ旅は短いので1日分づつ
の真空パックはやめてラップに1回分づつ刳るんだだけなのでカンタンだった。まぁこれは行き先が寒
いドイツで冷蔵庫のあるホテルに4連泊出来るからで、移動の多い暑い国ではこうは行かないけどね。
夜 成田・ホテル日航成田 「サンセットラウンジ」 野菜スティック、「桃季」の三種前菜盛り合わせ(小
盆) 2100円、彩り野菜炒め(小盆) 1100円、麻婆豆腐(小盆) 1500円、生ビール 2杯、麦焼
酎「知心剣」 2杯 (ハーモニー会員で20%割引き) @4500円
スーツケースをABCに預けてから手荷物の準備。成田に前泊することが多いが、前泊用の荷物は必
要最低限にして行く。5時過ぎ家を出発して新宿西口からリムジンバスで成田空港に向かう。平日この
時間の下り車線は空いていて、72分で第二ターミナルに到着。ホテルの送迎バスが来た。第二から乗
った客は客は数人だったが、次の第一ターミナルでは次から次へと客が。ほぼ全員中国語を喋ってい
る。エアチャイナの客らしい。この国の人は大きな声で喋るね。今日もナゼか客室はグレードアップされ
ていた。何だか申し訳ないな。11階「サンセットラウンジ」もいつもはほど良い客の入りなのだが、今夜
は大入り満員。スタッフも忙しそうでお喋りの相手をしてくれそうにない。早めに部屋に帰りマッサージ。
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5月 16日(木) 成田は曇り ドイツは雨のち曇り 1ユーロ=約 132円
第1食 成田・ホテル日航成田 「セリーヌ」 朝食ヴュッフェ
第2食 成田空港 ANAビジネスラウンジ きつねうどん、お稲荷さん
第3食 ルフトハンザ 成田=フランクフルト ビジネスクラス機内食、持参のふすまパン
5時過ぎに起きてシャワーを浴び、軽く朝食。ホテルの送迎バスで第一ターミナル南ウィングに到着し
たのは午前7時過ぎだった。ABCの窓口にスーツケースを取りに行く時ヘッドコーチのO橋君に会う。
ドイツでは頑張ろうね。GMのN研は6時過ぎには成田にいたそうだ。無駄に早く来ても仕方ないね。
というのも、成田空港の安全検査&出国手続きが始まるのは午前7時半からなのだ。中東のドバイや
ドーハなんて真夜中でも5分置きに飛行機は離発着しているよ。近隣でも香港のテクラップコク空港や
韓国の仁川空港に大きく離されているし、成田空港のハブ化なんて夢のまた夢だ。ルフトハンザのフラ
ンクフルト行きの機材は、総2階建てのエアバス380−800。ビジネス席は2−2−2の配列で私はい
つもセンター席を確保する。以前は無かったスリッパがあっていいね。隣席は私がよく利用する旅行会
社のツァーに一人参加するお婆さん。私も婆さんだが(笑)。彼女に挨拶に来られた添乗員は何度もご
一緒したS井さんだった。あまり美味しくない機内食を赤ワイン数杯で飲み込み、映画「カルテット!人
生のオペラハウス」を観る。ダスティ・ホフマンの初監督作品で、音楽家の老人ホームを救うためにか
つてのオペラカルテットを再結成して・・・ってな話だ。苦難の末に実現した4人の演奏が始まるかと思っ
た途端にエンドロールに切り替わっちまった。このバックで流れているのが、あの4人の歌声ってことで
すか?それとも違う人達ですか?まさかとは思うが。映像が無いからわかんないじゃん。折角楽しい映
画だったのに隔靴掻痒感が否めない。次は邦画「のぼうの城」。狂言師の野村萬斎がのぼう様だった。
第4食 ルフトハンザ 成田=フランクフルト ビジネスクラス機内食、持参のふすまパン
午後2時半フランクフルト着。気温17度雨のフランクフルトであった。関空組と合流し、3台のバスが揃
って出発したのは午後4時半になっていた。1台目オフェンス、2台目ディフェンス、3台目キッキングチ
ームとその他。私はもちろん3台目のその他である。途中1回のトイレ休憩挟んでデュッセルドルフへ。
第5食 デュッセルドルフ・インマーマン通り 「串亭」(5人で) 枝豆、ホワイトアスパラガス、串焼き盛
り合わせ、ジャンボポテトサラダ、イカゲソ揚げ、若鶏の唐揚げなど、生ビール 5人で185ユーロ
デュッセルドルフのホテル日航に到着し、チェックインが終わったら既に午後8時過ぎていた。8時半か
らN研、Tナガ、タクヤ、W田の5人でホテル近くの「串亭」に行く。デュッセルドルフ在の夢子倶楽部
読者の方から教えて頂いたお店であり、「亀の井別荘」のタローさんの親しい友人が経営されていると
先日伺った。店のスタッフはほぼ日本人、客も日本人がいっぱい、料理も和食、会話も日本語、ビール
だけはドイツビールが主体であるが、暫くすると日本で飲んでいると錯覚する。つまり「ほぼ新橋」状態
であった。暫くすると他のコーチ陣が9名来て、両隣のテーブルに座った。見える風景は「ほぼアメフト
チーム」になった。デュッセルドルフの地ビールはアルトビール。黒ビールに近い味と色だ。飲むのはN
研と私だけ。スポーツマンはあまり飲まない。この時期の北ヨーロッパの楽しみはホワイトアスパラ!!
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5月 17日(金) デュッセルドルフは曇り 寒い!
朝 デュッセルドルフ・ホテル日航デュッセルドルフ 朝食ヴュッフェ、持参のふすまパン
↑ ↓
昨夜も寝不足のままベッドに入ったが、例によって1時間半おきに目が覚めるわ、早朝M子からメー
ルは来るわ、I村さんからは電話かかってくるわで疲労回復とは程遠い睡眠であった。ホテル日航デュ
ッセルドルフの朝食ヴュッフェは6時半から。シャワーを浴びてから行ってみると、多くのビジネスマン
風宿泊客に混じって、スポーツマン風ダラい選手達がワシワシと食事をしていた。白いご飯と漬物、味
噌汁も常備。後刻聞いたのだが、DLのフランクはここで1時間半朝食を食べ続けたそうだ。恐ろしい。
昼 ホテル客室にて 鮭のおにぎり、お茶
体育館には日本人学校の校歌の歌詞が
小・中全校生徒と選手達とご対面 フランク対生徒数人の力相撲
キッカーM田君の模範キック
6時限は中学生にタッチフット教室 小学生に大人気の選手とコーチ
午前中その辺をグルリと散歩したのだが、かなり寒い。ぶ厚い雲に覆われた空は薄暗いし、吹く風の
冷たいこと!日本はもう30度ぉ!!!なんて暑がっていたのにねぇ。客室で昨日ルフトハンザから貰
って来た鮭のおにぎり1個でチョーカンタンな昼食を済ませ、正午に日本人学校に出発。2台来るハズ
だったバスはナゼか1台キリ。2階建てだから?ギューギュー詰めだ。小学生と中学生合わせて520名
の生徒達が校庭に集合して選手達を待っていてくれた。5時限は#35Y崎君の司会で「アメフットとは
どんなスポーツか」の解説と実技でデモンストレーション。パスはノッチ、ロングスナップはN口君、ロン
グパスはH君、キックはM田君、筋肉自慢はY本君、力相撲はアメリカ人フランクとKJ・・・。Y崎君
の達者な喋くりもあるが、とにかく生徒達が素直で食いつきが良い。笑いと歓声の多い1時間だった。
全員で記念撮影。6時限はパパがドイツ人というルイ君が中心になって中学生全員を対象にタッチフッ
ト教室を開催。みんなぐんぐん上達するねぇ。巧い、巧い!選手達も楽しそうだ。下校時刻となった小
学生は、コーチ陣やちょっとヒマそうな選手達に群がってサインをねだっている。人生一番モテタ日か。
夕方のおやつ ホテル日航デュッセルドルフ 「Tarin Bar」 ポットティー 4.9ユーロ、苺ムース
2,9ユーロ
日本人学校の2時間はとても楽しく充実した時間だったが、とにかく寒くて寒くて。運動している生徒や
選手達はいいが、ただ座ったり立ったりしている身にはね。最後の方は手の指先が痺れて来た。「痺
れ」はちょっと「危なくないかぁ?」って感じがして、これから練習に向かうチームとは分かれてタクシー
で帰ることにした。ホテルでポットに入ったお茶をたっぷり飲んでいるうちに痺れも収まって来て安堵。
遅い夜 デュッセルドルフ・クロスター通り 「そば亭」(9人で) 枝豆、ホワイトアスパラガスの天ぷら、
天ぷら盛り合わせ、納豆とニラ入り特製厚焼き、卵とじ蕎麦、生ビール 2杯 9人で380ユーロ
(チップ込み)
練習が終わってからは、明日の試合会場の下見、対戦相手チームと打ち合わせ、予行練習などがあっ
たそうで、彼らがホテルに帰って来たのは何と夜9時半。N研と日本蕎麦屋の「そば亭」に行くと、あと
からどんどん選手達が入って来て、9人になった。「お腹空いたねぇ。たくさん食べよう!たくさん注文し
よう!」。アルバイトかと思われる日本語が達者なドイツ人女性が注文を取りに来る。昨夜も食べたホ
ワイトアスパラガスはこの店では天ぷら。旨いねぇ。最高齢選手W君(39歳!)やキャプテンK庄君、
QBのノッチはそれほど食べないが、OLのT田君やLBのS田君達はよく食べるねぇ。彼らの食べっ
ぷりを見ているのは楽しい。この店もデュッセルドルフ在住のYSさんが教えてくれた。ホントに旨いね。
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5月 18日(土) デュッセルドルフは曇り 午後からピーカン
朝 デュッセルドルフ・ホテル日航デュッセルドルフ 朝食ヴュッフェ、持参のふすまパン
昼 デュッセルドルフ・クロスター通り 「そば亭」 イベリコ豚勝つ丼 13,9ユーロ、持参のふすまパン、
ウーロン茶 2ユーロ
ホワイトアスパラ買いたい! イベリコ豚の勝つ丼!
インターンナショナルチャレンジボウルUポスター
ホテル日航デュッセルドルフでは日本語テレビJSテレビを入れている。日本とは時差7時間あるのに、
ナゼか朝8時には「あまちゃん」が始まる。嬉しい。今月初めに行ったマルタ共和国でもそうだったけど
ね。試合当日だが、試合は夜。練習会場に行くのも3時過ぎだから時間はたっぷりある。大昔来たこと
を思い出せるだろうかとあちこち歩いてみたがサッパリ・・・。ドイツにいても、親善試合であっても、試合
の前には勝つモノを食べねば。昨夜行った「そば亭」にイベリコ豚の勝つ丼を食べに行こう。店に入って
行くと、あらら〜。既に多くの選手やトレーナー達が座っているではないか。昨夜に続けて食べている
選手も3人いた。好きだねぇ。え?私も?アハハ。今日もバスが1台しか来ず、ピストン輸送で出発だ。
試合会場の隣でミッチリ練習。多くの観客が見学していた
観客席には赤い衣装の和太鼓チームも
デュッセルドルフパンサーのチア 試合は午後7時キックオフ 試合後の表彰式
一昨日からどんよりした肌寒い天気が続いていたが、練習が始まって暫くするとあれだけ厚かった雲
が見事に消えて素晴らしい青空が広がった。わぁ〜気持ちいいねぇ、空きれいだねぇ。こんなお天気で
試合が出来るっていいねぇ。試合会場は練習場の隣にあるパウル・ヤネス・スタジアム。続々と観客が
やって来る。昨日訪問した日本人学校の生徒達も応援席に。午後7時両国の国歌はそれぞれ歌い手
が登場しての独唱となった。午後7時過ぎインターンナショナルチャレンジボウルU開始。相手は大男
のドイツ人だが、前半は一方的な試合展開で22対0で折り返し。スコアボードが無いので、必死に得
点を覚えていなくてはならない。後半QBはお兄ちゃん#13に交代し、セイフティ含め12点追加。完封
したかったがFGを許し、34対3で試合終了。12分Qなのに午後10時になっていた。TV中継されて
いてCMタイムに試合が中断したりして・・・。その上ホテルまでの送迎バスが来たのは午前0時だよ!
真夜中の夕食 ホテル客室にて 「助六」寿司、ビール 2本
やっぱりバスは1台しか来ず、私は前半のバスに乗せて貰った。午前1時半から相手チームとの懇親
パーティがあると言うが、選手は疲労困憊状態。誰が行くのか。今夜私は何も食べていない。既に12
時半過ぎだからレストランも開いていないだろう。チームから貰って来た助六とミニバーのビール2本で
夕食だ。細巻の中身のきゅうり・かんぴょう・タクアンだけとお稲荷さんの油揚げだけ食べるって悲しい。
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5月 19日(日) 快晴!
朝 デュッセルドルフ・ホテル日航デュッセルドルフ 朝食ヴュッフェ、持参のふすまパン
来週日曜日は「日本デー」だそうで ケーニヒスアレー間の運河 旧市街の建物
ライン川のほとりにはたくさんのカフェがあり、晴天の日曜日は家族で憩う人々でいっぱい
今日は一日フリー。中には休暇が取れなかったりスケジュールが詰まっている選手やコーチもいて、彼
らは今日帰国する。昨日の午後から好転した天候は今日も素晴らしい晴天の休日となった。N研やO
橋HCはケルンの街に行くという。あそこの大聖堂は凄いからねぇ。でも私ケルンには1年半程前行っ
たばかりだから行かない。デュッセルドルフで過ごすことにしよう。大昔の記憶を探して。旧市街、ライン
川辺りをずっと歩く。白と紫の藤の花が美しい。ヨーロッパは日曜日というとホントお店はぜ〜んぶお休
みなのである。デュッセルドルフ=ビジネスの街のイメージだが観光客もたくさんいるじゃないですか。
昼 デュッセルドルフ旧市街 「バーガーキング」 Wバーガーセット 7,44ユーロ、オニオンフライ 2,2
ユーロ
午後のお茶 デュッセルドルフ・オスト通り「Ten Ten」 アイスコーヒー(大) 2,9ユーロ
歩き疲れてお腹も空く。どこかのカフェでソーセージとビールでもと思ったが、マックの斜め前に「バーガ
ーキング」が見えた。そこでいいか。Wバーガーの1枚はそのまま食べ、もう1枚は持参したふすまパン
で挟んで食べる。ポテトは残す。別に注文したオニオンフライの不味さに慄く。コーラゼロが一番旨い。
夜 デュッセルドルフ・インマーマン通り 「Vamp‘s」 オニオンスープ、ポークメダリオン サラダ付き、
生ビール 2杯、赤ワインボトル 2本 11人で280ユーロ
広場でバンジョー十数台を中心としたバンドのコンサートを楽しんだ。和カフェで本を読みながらお茶を
飲んだりして、デュッセルドルフの休日を楽しんだ。ケルンから帰って来たN研達とホテルの前のイタリ
アンに行く。選手やコーチがどんどん増えて11人になった。屋外の席は気持ち良いがちと寒い。そう言
えば昨夜の試合で太陽が沈んだ途端寒くなり、念のため持っていたカイロを腰に貼った。この店、何の
予備知識も無く入ったのだが、メインに注文したポークメダリオンが素晴らしい旨さ!すっかり気分が世
良くなって、赤ワインのボトルもう1本ね。えイッ、面倒だ。全員分ご馳走しちゃいましょう。お疲れ様!
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【今週の振り返り】
私が顧問をしているアメフットチームは、昨年初の単独遠征(単独チームで独遠征の意)を敢行し、強
豪ドレスデンモナークスと闘った。私は同じ時期に隣国フランスに行っていて観てはいないのだが、重
量級大男達との闘いは壁に向かうような緊張があったようだ。6千人も集まったドイツ人観客も当然地
元のドレスデンモナークスの勝利を疑わなかったようだし。しかし、結果は29対17でわれ等チームが
勝利した。やったね。
今年はデュッセルドルフパンサーと闘うことになった。ドイツのリーグでこれまで何度も優勝経験がある
チームではある。試合前に会場のトイレに行くと若い女性に話し掛けられた。ご心配なく。日本語で、で
す。ドイツ語どころか英語も覚束無い私ですし。ふん!
「ドイツのどこからあんなにたくさんのアメフット選手集めて来たんですかぁ?」
「・・・・・えぇ???」
「まさかわざわざ日本から来たんじゃないですよね」
「そのまさかの日本からわざわざ来ました!」
「じぇじぇじぇ〜!(ウソだよ、これは)。ホント?? 信じらんない! で、ドイツ人のチームとやっても勝
てないでしょうに。負けるために来たの?」
「まさか。勝つに決まってんでしょうが、こっちが。ビンビンに勝つから」
「へぇ〜〜。そうなんですかぁ〜。信じられない〜」
「あなた、どうしてそんなに日本語上手なの?」
「私、ハーフですから」。
結果は34対3だから、昨年よりずっと楽に勝ったことになる。彼女ナットクしたかなぁ。
ドイツ人のイメージ、ドイツ人気質って何か。几帳面、律儀、質素、吝嗇、粗食、計画的、正確、硬派、
旅好き、高品質モノ作り、能率的、ビール好き、ソーセージ好き、論理的、勤勉、規則遵守、家好き、環
境問題好き・・・。まだまだありそうだが、おおよそこんなものであろう。
確かに、短い期間であったにも関わらず、対戦したクラブチームであるデュッセルドルフパンサーの皆
さんのインターンナショナルチャレンジボウルUの準備ぶりにはカンシンした。デュッセルドルフの「こ
こ!」という場所には試合のポスターが貼ってあった。立派なプログラムパンフレットが出来ていた。私
などのチーム関係者用の通行パスもとても立派だった。有料チケットの売れ行きも順調のようだった。
選手達が前日試合会場の下見に行ったところ、対戦チームもいて、試合終了後の握手儀式の練習を
延々とやらされたそうだ。さすがドイツ!って感じね。試合前の日本とドイツの国家はテープ演奏でなく
それぞれの歌い手が斉唱した。両チームの選手入場には花火が迎えた。スタンドには真っ赤なコスチ
ュームの和太鼓チームが演奏。バックスタンドにはソーセージやビールを売る車がズラリ。テレビ中継
スタッフもスタンバイ。試合後の表彰式で全選手の首に掲げられるメダルの準備も怠らない。表彰式終
了直後に打ち上げようと花火師が手ぐすねを引いている・・・・。
ことほどさように「ドイツでの試合らしく」準備万端と思われたインターンナショナルチャレンジボウルU
であったが。あら?試合をするフィールド、いつもよりちょっと狭くない?いつもサッカーやっている会場
だから仕方ないんですってさ。スコアボード(得点板)がどこにも無いんですけど。ということで、得点経
過はそれぞれの頭の中に記憶するしか無いのだった。6−0、12−0、19−0・・・34−3って感じで。
初めて試合を観る子供達はどっちが勝っているかわからなかったかもなぁ。ゲ、ゲ、ゲームクロックが
無い!「時間のスポーツ」と呼ばれる程アメフットの試合にとって時計は必需品。残り何分あるから・・・
何秒あれば何をして・・・とゲームプランを考える。それが無いのだ。トーゼンのように40/ 25秒プレー
クロックだってありません!で、チームはどうしたかと言うと、ヘッドコーチがどうしても知りたい時、審判
に聞くのです。「いま時間どのくらいっすか」。テレビ中継は良いのだが、試合の迫力ある場面でも、「コ
マーシャル入るのでちょっと中断!」・・・・。試合後打ち上げられた花火が長かったが、もう観客は殆ん
ど帰った後だった。
試合後ホテルまで送ってくれるバスは午後11時出発の予定だった。しかしバスは来ない。試合で疲労
した選手やスタッフ達は凍える程寒い戸外で来ないバスを待った・・・1時間半近く・・・。大遅刻の理由。
その日地元デュッセルドルフのサッカーチームの試合があったのでバスの運転手は仕事前にその試
合を観に行った。仕事用のバスで。地元チームは0−3で負けた。ファンが騒いで暴れて、駐車場から
バスを出すのに手間取ったのだそうで。バス床下のトランクにはそのファン達が投げ込んだと思われる
ビールの空き缶が山のように入っていたし、いっしょにいた彼女も連れて来た・・・。
ま、ドイツ人にだっていろいろなタイプがいるのだ。アタリマエだろ!
ホテル日航デュッセルドルフに宿泊したお陰でドイツ料理は一度も食べなかった。ホテルがあるインマ
ーマン通りと1本先のクロスター通りには、日本食材屋、居酒屋、鮨屋、ラーメン屋、日本蕎麦屋、和カ
フェなどがズラリ。あるからって食べる必要は無いのだが、誘蛾灯のように毎食「和」に引きつけられち
ゃってね。美味しかったし。食生活に関しては、日本の延長であった。
猫だっていろんな猫がおるんニャ