パクパク日記13年6月4週
都議選の自公の圧勝を見て、週半ばは博多に週末は早稲田に行った
フランスの薔薇
博多・黒部官兵衛
6月 24日(月) 薄曇り
朝 無し
昼 家食 スンドウブチゲ、サラダ、シナモンふすまパン、アーモンド
昨日はうっかりして都議選の投票を忘れてしまった。よって選挙結果も今朝になって「あぁそうか」って
な調子でイカン、イカン。自分も行かないで何ではあるが、投票率は過去2番目に低い43.5%だった
そうだ。ごめんちゃい。結果はだいたい想像した通り。でも自民党と公明党は候補者全員が当選すると
はなぁ。共産党とみんなの党も伸びて民主党は43議席が15席と激減し第4党になっちゃった。維新の
会も2議席のみ。トーゼンだろうなぁ。富士山世界遺産決定でお祭り騒ぎの地元がずっと映っている。
夜 荒木町 「よつやこくている」 ポテトサラダ 480円、コーンバター 480円、オイルサーディン 750
円、ミックツピッツァ 850円、生ビール 500円、麦焼酎 @3770円
明日博多に行く前にパクパク日記をアップして行こうと午後は作成に励む。ほぼ出来たので、「よつや
こくている」に行く。ふと思い出した。今夜は東京ドームでパールボウルの決勝戦が行われる日だった。
4年連続で出場(うち3回優勝!)したから、トーゼン今年も出場&優勝のつもりであった。ところが準決
勝で負けちゃったのよ。3年間一度も負けてなかったのにな。出場しないとなると、試合に行く気持ちは
すっかり失せて手帖から予定を消してしまったわけ。もう8時近いから、試合の真っ最中だろう。ま、が
んばってくれたまえ。この店で食べるものが決まってしまっていたので、ちょっと変化つけよう。野菜炒
め止めて、コーンバターとオイルサーディン。なのに最後にミックスピッツァ注文したりして。ダメじゃん。
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6月 25日(火) 東京は曇り 博多は小雨 夜半から大雨
朝 家食 「よつやこくている」のピッツァ、低糖ヨーグルト
昼 浜松町 「PALATIN」 贅沢ランチ 1230円、持参のふすまパン
今日から博多に行く。たった2泊3日だけど。ふすまパンをオーブントースターで水分飛ばして1食分
づつ包む。昨日ほぼ作っておいたパクパク日記を完成させアップ。そうそう荷造りまだしていないじゃな
いの。国内旅なら、5,6分あれば準備は出来る。さて出発。浜松町の駅ビルに入っている「PALATIN」
でランチ。よく寄る店だが、バカ旨の激辛ジャワカレーを別にすれば、美味しいわけではない。駅構内
にあって便利なのと、空いているから・・・。贅沢ランチの海老フライとコロッケはまずますだが、ハンバ
ーグは旨くない。羽田空港のANAラウンジに行くとダイヤモンド会員向けのスゥートラウウンジがある
ではないか。ふ〜ん、最近出来たのね。「いえ、昨年でしたでしょうか」って。全然気がつかなかったよ。
遅い夜 博多・須崎問屋町 「博多一梅」 付き出し盛り合わせ、おいしいとうもろこし 800円、手造り
汲み上げ豆腐 500円、軟骨トロトロ煮 700円、穴子山椒焼き 1000円、鶏雑炊 500円、生ビ
ール500円×2杯、麦焼酎Wロック 600円×2杯 @6200円×1,65(カード払い)=6510円
福岡空港から地下鉄でホテルオークラに行く。毎年に2度来るのに、やっぱり迷う。困ったお人である。
チェックインしてから博多座に向かう。すぐそこだから、ここは迷いようが無い。今月の博多座は澤潟屋
襲名披露公演である。昨年6月新橋演舞場での2ヶ月連続公演から始まって、大阪松竹座、名古屋御
園座、四国金毘羅金丸座に続いての襲名披露興行。猿翁は初日から休演し、團子の襲名披露は含ま
れていない。夜の部は「小栗栖の長兵衛」、口上、「楼門五三桐」、「義経千本桜 川連法眼館の場」つ
まり通称「四の切」である。「小栗栖の長兵衛」の長兵衛を演じた市川中車。つまり香川照之だ。生涯初
の歌舞伎を演じた昨年6月時点では力が入り過ぎて観る方も肩が凝ってしまったが、今回は随分手馴
れた感じ。ま、もともと役者としては演技派だし、「小栗栖の長兵衛」は新歌舞伎の演目だから。「楼門
五三桐」はその中車と父親の猿翁の共演となる筈だったが、猿翁休演のため右近が代役を務めた。こ
うゆう様式美が凝縮された芝居では、石川五右衛門役の中車、キツイわなぁ。努力して何とかなるって
もんでもないし。それに較べて「四の切」の猿之助。既に上演回数は100回を超えて、益々自分の演技
にしつつある。よっ!四代目!芝居が終ったのは8時45分。雨がシトシト降る中、須崎問屋町の「博多
一梅」に行く。「ひとばい」と読むのだそうだ。入口で靴を脱いでカウンターの奥に座る。カウンターの向
こうで挨拶するのはご主人らしい。初めて行った店だが、料理は旨いし、居心地良いし、値段もリーズ
ナブルですっかり気に入ってしまった。特に汲み上げ豆腐と軟骨トロトロ煮は旨かぁ。また来るとよ!!
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6月 26日(水) 博多は降ったり止んだり
朝 博多・ホテルオークラ福岡 「カフェテラス カメリア」 朝食ヴュッフェ、持参のふすまパン 2600円
1階の「カフェテラス カメリア」で朝食。あんれ、夢子さーん、いくらなんでも、ちっと量が多いんでない
の?あーら、わかったかぁ。それはほれ、今日博多座の昼の部に行くから、朝食べられない分はちょっ
こし持って行こうかと。いろいろ挟むふすまドッグパンもちゃんと準備されているし。博多という土地柄だ
けあって、ヴュッフェの料理にはからしめんたいこもたっぷり。豆腐にはおろし生姜や胡麻を乗せてね。
昼 博多座客席にて 持参のふすまパンドッグ
昼の部はスーパー歌舞伎「ヤマトタケル」である。昨年の新橋演舞場公演でもそうだったが、スーパー
歌舞伎と普通の歌舞伎を一日興行で交互にやるのはムッチャ大変らしい。舞台の作り方が全く違うん
ですってさ。だから昼の部が終了したら、舞台を造る大道具さん達は必死の思いで歌舞伎用の舞台に
直さねばならない。夜の部が終わったら翌日のスーパー歌舞伎のためにまた大騒ぎということなのだ。
それを繰り返すこと二十数回。そして今日がいよいよ千秋楽だ。ご苦様でしたね、裏方の皆さん!スー
パー歌舞伎の演目はすべて観ているが、「ヤマトタケル」を観るのはたぶん7回目だと思う。猿翁の三
代目猿之助時代に2回、彼が倒れてからは右近と段治郎(現・月乃助)で1回ずつ、そして四代目猿之
助で3回。よく出来たお芝居である。今日も泣いちゃったよ。芝居が終わっても満席の客は誰も帰らな
い。澤潟屋は必ずカーテンコールがあるから。ほらね。あらら〜舞台の中央には車椅子に座られた 猿
翁丈がおられるではないか。翌日知ったのだが、ずっと休演していた猿翁だったが、一昨日からカーテ
ンコールにだけは出られたとか。随分痩せられたなぁ。不自由なカラダでも客に挨拶する姿は立派。
夜―1 中洲川端 「稲垣」 1万1千円の花コース(付き出し:2色アワビ、胡麻豆腐の茶巾とジュンサ
イの吸い物、お造り:鱧湯引き・平目とカツオたたき、鴨の香草焼きと加茂茄子、穴子飯蒸しの飛
竜頭包み、鮎の南蛮漬け、新じゃがの摺り流し、天ぷら:平目の紫蘇巻き・しし唐・さつま芋、若布
蕎麦としじみの赤出汁、マンゴー水無月まんじゅう仕立)、ビール、「いいちこロック 4杯 (シノち
ゃんにご馳走になりました!)
結局博多座のカーテンコールは20分間続いた。1階から3階まで満席の客は全員スタンディングオベ
ーションだ。テレビ局や新聞社も多数詰め掛けていた。あぁ、面白かった。夕方はいつものように、シノ
ちゃんと会って飲みに行く。「いつも西中洲ね」と私に言われないよう、今日は中洲川端入口にある「稲
垣」 を予約してくれていた。花というコースを頂く。旨いねぇ、この店。シノちゃんの新しい仕事の話が
面白かった。タイヘンな仕事らしいが、彼女にかかると「なんちゃない!なんちゃない!」。流石である。
シノちゃんが長年乗り回している車が最近雨漏りして困ると言う。修理に出してもどこから漏れているか
わからないのだとか。床に水溜まる?買い替えなさいよ。ご馳走になった代わりに買い替えの手付金。
夜―2 博多・ホテルオークラ福岡 「バロンオークラバー」 カルバドス、生ビール @3800円
川端商店会をぶらぶら歩いてホテルオークラに戻って来た。面倒だからホテルのメインバーで飲もう。
疲れが溜まっているのかシノちゃんはかなり酔っ払った。明日車で四国に行くそうだが気をつけてね。
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6月 27日(木) 福岡も東京も快晴!
朝 博多・ホテルオークラ福岡 「和食堂 山里」 和朝食膳 2600円
今日の朝食は「山里」で和朝食膳を頂く。鮭、焼き海苔、煮物、焼きめんたいこ、その上常備菜の梅干、
昆布佃煮、そしてちりめん山椒などをご飯100g足らずで食べるって結構難しいんだよ。塩分過多だ。
昼 羽田空港 「ART ブラッスリー」 タイグリーンカレー 1250円、サラダとドリンクセット +250円、
持参のふすまパン
千秋楽翌日の朝便飛行機なら、澤潟屋一座の誰かと会えるかもしれないとタクシーで空港に行く。ここ
福岡空港は、日本でいや世界でも中心市街地から至近距離の便利な空港として有名である。しかし、
こんなに町に近くては地元住民の苦情や反対もさぞや・・・と思うのだが、タクシーの運転手さんによれ
ば、「それがそうでないのよ」ということらしい。ホントかなぁ。同じ便には澤潟屋一座らしき方も乗っては
いらしたが、帰宅して知ったことには昨日20分のカーテンコールに応えていた猿翁はその足で東京に
帰り、本日の表彰式に出席されていた。しかも市川右近以下澤潟屋一座も既に帰京してお祝いに駆け
つけていた。ビックリ。それはともかく羽田空港に到着して「アカシア」のロールキャベツでも食べるかと
エレベータに向かった時、片目にちらっと「カレー」の文字が。よくよく見ると「カレー祭」を開催中とのこ
とだ。カレーに弱い私はついフラフラとカレー祭の文字に引きつかれて行く。味はフツーだったけどね。
夜―1 舟町 「山灯」 4200円の山灯コース(前菜5品盛り、きすと夏野菜の岩石みたての吸い物、お
造り:めばるといさき、鱸のずんだ焼き、米沢牛ローストビーフと茄子、冬瓜と鴨そぼろかけ、鯵と
新生姜の炊き込みご飯、漬物、なめこ椀、ヨーグルトマンゴーシャーベットと佐藤錦)、生ビール 2
杯、麦焼酎 @5600円
今夜は随分前から約束していた女子会である。今夜も「あまちゃん」で始まった話題は、やはり過去の
朝ドラ「カーネーション」に展開し、そのドラマで大ブレークした綾野剛バナシでいきなり最高潮に。ナゼ
なら大の綾野剛ファンY美ちゃんの誕生日プレゼントに、A森が彼のサインを貰いに奔走したんですっ
てさ。本人宛にサイン貰いに行ったと聞いてビックリ!そのY美ちゃんが今週末北海道で100`マラソ
ンに出場すると聞いてまたビックリ!前回「あまちゃん」を一度も見たこと無いと言って軽蔑(笑)された
Sブーがこの1ヶ月で第1回からすべての「あまちゃん」を見終わっていたと聞いてチョービックリ!しか
し、一番ビックリしたのは、A森とY美ちゃんとSブーが約5合の炊き込みご飯をぜーんぶ食べてしまっ
たことだ。私なんか一口二口食べただけなのに(涙)。A森とY美ちゃんはアスリートだからともかく、S
ブーは運動のうの字もしてないのになぁ・・・。なんであんなにたくさん食べられるんだろう。羨ましいぞ。
夜―2 舟町 「Twenty Ground」 山崎ロック
Sブーと話があり「Twenty Ground」にちょっと寄る。ここはほど良い大きさの音楽が流れ心地良い。
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6月 28日(金) 晴れ
朝 無し
昼 六本木・東京ミッドタウン 「デリー」 コルマカレー 950円、ミッドタウンサラダ 400円、ラッシー
300円、持参のふすまパン
プラズマ治療の後のランチは東京ミッドタウンの「デリー」で。この春の改装で「デリー」は以前の店舗の
5分の1程度の面積になってしまった。通りすがりにちょっと寄るスタンドみたいな店になってしまって。
これがカレー名店のデリーかい、って哀しくなる。メニューも変わってしまった。でもお気に入りのコルマ
カレーがあるから許す。壁際の席に座って、持参したふすまパンをつけて食べる。これやっぱり旨い!
夜 恵比寿 「なすび亭」 9450円コース(カジキとスナップエンドウの山かけ、クエとジュンサイの吸い
物、お造り:鯛・平目・ノドグロ、まなカツオとなすびの利休煮、時鮭の炭火焼き、達磨イカの酒盗
和え、アワビと鰯のツミレの小鍋仕立て、穴子の炊き込みご飯、漬け物、赤出汁、梅酒のブランマ
ンジェ)、生ビール 2杯、麦焼酎「麦酔神」 3人で7合 @4人で5万5750円
今月の「イケナイ会」は恵比寿の「なすび亭」。いつものようにマキコが予約を取ってくれた。2009年か
らミシュラン☆でテレビでもお馴染みの吉岡シェフのお店だ。恵比寿駅東口から7分位ならと歩いて行
ったのだが、道に迷ってしまい、結局タクシーに連れて行って貰った。それくらいわかりずらい場所にあ
る。カウンター席から丸見えの板場には調理にあたる吉岡シェフが見える。他は全員女性スタッフだ。
9450円のコースを頂く。出てくる料理はオーソドックスなものばかりなのにそれが何とも言えず美味し
い。いつの間にか豊かな気分になって来る不思議な力を持っている。コースの途中で誰かが「この店、
また来ましょうよ」と言うと、全員「賛成!」。旨さの極めつけは最後の穴子の炊き込みご飯。ふっくら穴
子と生姜にたっぷりの九条ネギが乗っかって。何とも美味しくて、「炭水化物カットなんてクソ喰らえ!」
って気分に(まっ、何てお下劣なお言葉!)なって、お替りしちゃったさ。吉岡シェフと記念写真パチリ!
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6月 29日(土) 晴れ
朝 家食 キャベツのゴタゴタスープ、「なすび亭」の穴子の炊き込みご飯、ヨーグルト
昨夜、「なすび亭」の穴子の炊き込みご飯の残りまで貰って来てしまった。うひひ。これだけ食べるのも
ツマンナイなぁとキャベツ、人参、ソーセージ、豆腐など冷蔵庫にあるものを大鍋にドカドカ入れて、ゴタ
ゴタスープを作った。温め直した穴子の炊き込みご飯は昨夜の半分の旨さ。ゴタゴタスープ結構旨い。
昼 家食 キャベツのゴタゴタスープ、ふすまパン
夜 荒木町 「おく谷」 お通し:昆布巻・挽肉玉葱ポテト、冷製熱野菜洋風煮込み 750円、枝豆・天豆
盛り合わせ 600円、カレー大根 500円、豆鯵の南蛮漬け 750円、ビーフコロッケ 800円、塩
辛チャーハン(小)、生ビール 2杯、麦焼酎「吉四六」ボトル @1万1390円
パクパク日記の6月2週を作っている。フランスのブルターニュとノルマンディ地方を旅した週だからや
たらと時間がかかる。たいしたご馳走を食べたわけではないのだが、フランスとなると、ほれ、「シェル
ブールの雨傘」の映画でドヌーブ役の歌声は誰の声だったっけ(答え:ダニエル・カーリ)とか「フランス
の最も美しい村」協会に入っている村は何箇所あるんだっけ、とか調べごとも多くてね。3分の2位出来
たから、今夜はそろそろ飲みに、いや食事に行こうかな。「おく谷」に行く。ご夫婦が切り盛りする家庭的
なお店だが、お通しと漬物だけはご主人のお母さまが作られるそうだ。今日のお通しは昆布巻と挽肉
玉葱ポテト。夜遅くなってお店に来られるお母さんにとても美味しかったとお伝えすると、モゴモゴと意
味不明のことを呟いて照れるのだ。人生の大先輩だが、可愛らしいお母さんだ。パリっと揚がった豆鯵
の南蛮漬けがとても美味しい。この店に来たら〆は必ず塩辛チャーハン。これを食べずに帰られない。
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6月 30日(日) 晴れ
朝 無し
昼 家食 「おく谷」の牛肉コロッケふすまバーガー、キャベツのゴタゴタスープ、ヨーグルト
ホテル椿山荘東京も見える
今日から早稲田のリーガロイヤルホテル東京に2泊する。ナンで?う〜ん、オラわかんね。予定では午
前中パクパク日記をアップ、ゆっくり荷造りして3時にはチェックインというイメージだったのだが、朝か
らナンだカンだとヤボ用が入って作業が遅れ、夕方5時半にやっとチェックインという慌しさだった。部
屋は新目白通り側だった。一般的には早稲田大学のあるガーデン側の方が人気があるようだが、私は
新目白通り側が好き。だって早稲田にある私のマンションが見えるのはこっち側だから(笑)。疲れた。
夜―1 早稲田・リーガロイヤルホテル東京 「なにわ 鉄板焼コーナー」 1万1500円の東京野菜と
黒毛和牛コース(アミューズ、前菜:スモークサーモンのタルタル、帆立貝とアスパラガス ウニの
クリームソース、野菜焼きとガーリックチップ、サラダ、黒毛和牛ヒレ(70g)、ガーリックライス・漬
物・赤出汁、内藤唐辛子のアイスクリーム、茶)+ファアグラ 4389円、生ビール1100円 2杯、麦
焼酎「佐藤」ロック 866円 3杯 3人で4万9999円
5時半ホテルのロビーでM里ちゃんと彼女のお友達R香ちゃんと待ち合わせ。M里ちゃんは今私のマ
ンションの店子で某KO大学に通っている。M里ちゃんはずっと海外暮らし(あっ、M里ちゃんもそうだ
よ)で4月に某W大に入学した。遅ればせながら入学祝いも今夜ホテルの鉄板焼きをご馳走しましょう
ということだ。2人ともフォアグラを食べたことがないという話だったので、東京野菜と黒毛和牛コースに
フォアグラを追加して貰う。ピチピチの女子大生だけあって、食べっぷりもいいねぇ。2人とも未成年だ
からお酒の付き合いが出来ないのは残念だが、若い人の話を聞いているのは楽しい。M里ちゃんは、
帆立貝とアスパラガスウニクリームソースが一番気に入ったそうだ。また美味しいモノ食べに行こうね。
夜―2 早稲田・リーガロイヤルホテル東京 「コルベーユ」 ジントニック 1000円
酒は飲めなくても社会科見学のために「セラーバー」に一緒に行こうねと話は纏まったのに、ナンと隣
の「セラーバー」は日曜日定休日になっていた。長年このバーに通っていたから、ホテルのバーに定休
日が設定されたなんて考えもしなかったのだが・・・。仕方なく、カフェの「コルベーユ」に行った。残念!
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【今週の振り返り】
最近私までナマッている。カラダが?うん、カラダはナマリまくり。鉛のように硬い。あら?鉛って柔らか
いんだったかしら。アタマが?もちろんアタマもナマリまくりだ。いやいや、それはそうなのだが、この場
合のナマリは言葉のナマリ。つまり訛り。じゃ「私まで」とはどういう意味?誰が訛っているの?アキちゃ
ん。朝ドラ「あまちゃん」の主人公天野秋ちゃん。東京生まれの東京育ちなのに、母親の故郷・北三陸
に行った途端にナマリ始めた少女。自分流のナマリだけどね。能年玲奈(のうねんれいな)が演じてい
るアキちゃん。捨てられたことに気づかない子犬のようなウルウルした目を持った玲奈ちゃんだ。毎朝
訛ったそのアキちゃんを見ていると、こっちまでつい訛ってくるわけ。
近頃の飲み会では、まるで天気の話のようにこの「あまちゃん」話から始まる。誰かが「ねぇ、見た?」と
言えば、「見た、見た」と返ってくる。私の子供の頃は、「オメ、見たが?」「見だ、見だ、月光仮面だべ」
だったり、「見だ、見だ、ローハイドずら」だったりしたものだ。あの頃の地方はチャンネルというか局数
はNHKと教育テレビと民放1局しか無かったから、人気番組はクラスの生徒全員が見るほどに集中し
ていたのだ。しかし、今は局数も増えたし、BSもあるし、そんなことよりテレビを観る人まで減っている
時代だ。だから、これだけ大勢の大人達が見て楽しんでいるなんて極めてレアなことだよなぁ。じゃ視
聴率は100%かと思ったら(まさかぁ)、20%台だった。でも断トツ1位。前作の「純と愛」とは天国と地
獄のような違いだね。
80年代のアイドル全盛時代とAKB48と見紛うようなアイドル・ダンス&ボーカルグループに主人公母
娘がそれぞれに関わるドラマだから歌はヒンパンに登場する。1曲目の挿入歌「潮騒のメモリー」は昔
風の歌謡曲スタイルだから、私だって歌える。
♪ 来〜てよそーの火を飛びこえて〜 砂に書いたー アイ ミス ユー
だけど東京編になって歌われている2曲目の挿入歌「暦の上ではディセンバー」は、アメ女(アメ横女子
学園芸能コース)の大ヒット曲という設定だから、私にはとても無理だ。アイドルのように踊りながら歌う
なんて無理だ!ゼッタイ無理だって!!モシモシ、誰も歌えなんて言っておらんぞ。そりゃまた失礼しま
した。「潮騒」の歌詞には「ジョニーに伝えて 千円返して」とか「三途の川のマーメイド」とかふざけるの
もイイ加減にしろっていうフレーズもあるが、「暦」の方には「上野から御徒町に棲息 絶滅危惧種」とか
「会いたい でも会えない 脳内自由 恋愛集団」とか「連絡しないで 喪中なんだから」とかこっちも暴
れまくり。潮騒を5分、暦を3分で作詞した宮藤官九郎もムッチャ楽しんで書いたなぁって感じだし、作
曲した大友良英さんも負けずに乗りがいい。それにしても、あの頃のホンモノアイドルだった小泉今日
子に薬師丸ひろ子まで出演しているんだからゼータクだよねぇ。
ところで、このドラマの最大のヒットといえば、じぇじぇじぇ〜だろう。びっくりした時には「じぇ〜」、もっと
びっくりした時は「じぇじぇ〜」、もっともっとびっくりした時は「じぇじぇじぇ〜」。ドラマを一度も見ていない
人でも、じぇじぇは知っている。北三陸では皆さんがじぇじぇと驚いていると思ったら、じぇんじぇん違うら
しい。夏ばっぱ(宮本信子)達が海に潜っている小袖地区だけで使っている方言なんだと。小袖地区は
700人位が住む漁村ということだ。じゃ、ロケに使われている久慈地区は驚く時ナンと言う?それがね
ぇ、盛岡と一緒で「じゃじゃじゃ」。ナンデモ室町時代に京都からやって来た言葉が「じゃじゃじゃ」なんで
すって。となれば、「じゃじゃじゃ」にはちっと「やんごとなき感」もあるってことだわな。
同じ岩手県の三陸海岸でも、少し南に下った山田町では、「ざー」っと驚くと聞いた。一度も行ったこと
はないが、山田町町民は「ざーざーざー!」っと驚いているらしい。先日NHKの歌番組で中学・高校
生の合唱団と一緒に新沼謙治さんが歌っていた。彼が作詞作曲した「ふるさとは今もかわらず」。深い
歌だった。感動した。その新沼謙治さんを輩出した大船渡のビックリ語は「ばー」。大びっくりの時は、
「ばばばばば!」ってなるらしいよ。
友人のSイチローの故郷、新潟県小千谷辺りでは男の年寄りが驚く時発する言葉は「おっぎょ」。「おっ
ぎょぎょ〜!」と驚くんだと。それで思い出した。そこからはちょっと離れてはいるが、同じく新潟の母方
の祖母ハナは「おこここ」がびっくり語だった。夏休みに両親に連れられて三条市近くの下田村字飯田
にあった母の実家に着くと、「おこここ〜!よう来た、よう来た!おこここ〜、みんな大きくなったすけ、
誰が誰かわからんのう。やぁ、おこここ〜」と、深く折れ曲った腰をムリヤリ起して目を細めた。私達兄
妹は「おここの婆ちゃん」と呼んでいた。みんな自分の言葉で驚くって、いいなあ。
7月30日までNHKスタジオパークスタジオギャラリーで「あまちゃん」じぇじぇじぇ〜展Part2をやって
いるそうですよ〜。
オラのビックリ語はニャニャニャ〜(想定内)